映画THE GUILTY/ギルティのあらすじネタバレ!手がかりは電話の音声だけ?

2018年製作のデンマーク映画「THE GUILTY/ギルティ」は、ある日掛かってきた電話が誘拐事件へと発展し、オペレーターと電話を掛けてきた女性とのやり取りの音声のみで事件解決に挑む異色のサスペンス映画です。第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞したことをきっかけに様々な映画祭でも注目されました。そんな話題性の高い映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじの展開が気になります。映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじをネタバレし、映画の感想や評価をまとめてご紹介していきます。

映画THE GUILTY/ギルティのあらすじネタバレ!手がかりは電話の音声だけ?のイメージ

目次

  1. 映画THE GUILTY/ギルティとは?
  2. 映画THE GUILTY/ギルティのあらすじネタバレ
  3. 映画THE GUILTY/ギルティの結末ネタバレ
  4. 映画THE GUILTY/ギルティの登場人物・キャスト
  5. 映画THE GUILTY/ギルティに関する感想や評価は?
  6. 映画THE GUILTY/ギルティのネタバレまとめ

映画THE GUILTY/ギルティとは?

「THE GUILTY/ギルティ」は、電話の音声のみで誘拐事件を解決していくというシンプルでありながら予測不可能な物語の展開に、観客は耳に神経を集中させて想像力を働かせ、まるでオペレーターになったかのように錯覚する体験型の映画です。第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、各映画祭でも話題となって評価が高く、ハリウッドではカメレオン俳優で有名なジェイク・ギレンホールを主演にリメイク化が決定しています。

そんな話題性たっぷりの映画「THE GUILTY/ギルティ」とはどんなあらすじの作品なのでしょうか?「ギルティ」のあらすじをネタバレし、映画の感想・評価も詳しくご紹介していきます。

映画『THE GUILTY ギルティ』公式サイト|大ヒット上映中

映画THE GUILTY/ギルティの作品情報

≪映画「THE GUILTY/ギルティ」作品詳細≫

  • 原題:Den skyldige
  • 監督:グスタフ・モーラー
  • 脚本:グスタフ・モーラー/エミール・ナイガード・アルベルトセン
  • 出演:ヤコブ・セーダーグレン/イェシカ・ディナウエ/ヨハン・オルセン/オマール・シャガウィー
  • 製作年:2018年
  • 製作国:デンマーク
  • 上映時間:88分

映画THE GUILTY/ギルティの予告編動画

映画「THE GUILTY/ギルティ」の予告編をご紹介します。ほとんど音声のみで展開していくストーリーで、予告編だけでもオペレーターと電話の向こうの相手とのリアルな息遣いと間合いが感じられて緊張感が溢れているのが分かります。本編が観たくなるような予告編です。

映画THE GUILTY/ギルティのグスタフ・モーラー監督

映画「THE GUILTY/ギルティ」のメガホンを取ったのはグスタフ・モーラー監督です。1988年スウェーデン・ヨーテボリに生まれ、2015年にデンマーク国立映画学校を卒業し、モーラー監督が演出をした卒業制作『In Darkness』は、ノルウェー国際映画祭のネクスト・ジェネレーション賞を受賞しています。

長編映画デビュー作となる映画「THE GUILTY/ギルティ」の誘拐された女性役のキャスティングでは、写真や実像などは観ずに音声ファイルのみで決めるという徹底ぶりを見せています。音声だけの情報で観客にそれぞれの人物像を想像させることで、よりサスペンス感を演出し、映画と観客をより近づけたリアルなものになるようにと狙っていたようです。

映画THE GUILTY/ギルティのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:通報

映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじをネタバレ紹介していきます。主人公のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)が取った一本の電話が事の始まりでした。早速、映画のあらすじを見ていきましょう!

過去のある事件をきっかけに警察官として現場を退いたアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、現在は緊急通報指令室のオペレーターとして112に繋げられた事故や犯罪に巻き込まれた人の電話越しに応対する業務をこなす日々を送っています。彼は周囲とのコミュニケーションをまともに取ることもありません。そんなある日、アスガーはある一本の電話通報を受けます。電話の向こうの相手は女性で声が震えていました。

子供に話しかけるように話す女性にはじめは酔っ払いかと思っていたアスガーですが、どうやら誘拐された女性自身からの助けを求める電話のようでした。アスガーは発信者録で氏名や住所、犯罪記録などの表示を確認し、電話の女性がイーベンという名前であると判明します。

近くに誘拐犯がいるのを考慮して「はい」「いいえ」で応える質問を繰り返し、子供を自宅に残したまま女性が白いバンに乗せられ連れ去れたことを突き止めると、電話がそこで切れてしまいます。アスガーはすぐに司令塔に連絡し、電話基地局から割り出された場所をその近辺にいたパトカーに向かうように伝えます。そしてアスガーはパトカーに直接連絡し指示を出します。

しかし、怪しいと思われた車にイーベンは乗ったおらず、通報のあった携帯電話に連絡するも受話することはありませんでした。アスガーの本来の仕事はここまでですが、どうしても気になって居ても立っても居られないアスガーは、今度はイーベンの自宅に電話するのです。

あらすじネタバレ:少女との約束

電話に出たのは6歳の少女マチルドでした。マチルドは父親が来て弟のオリバーの部屋に母親と入るとマチルドは入ってはいけないと言われたといいます。しばらくして父親と母親が喧嘩しているのが分かり、父親が母親の髪を掴み、ナイフを持ったまま出て行ったと話します。マチルドはアスガーに泣きながら母親を助けてと訴えます。

アスガーは必ず助けることを約束し、警察官が家に向かうまでオリバーと一緒に待つように伝え電話を切ります。アスガーは再び通信司令室に連絡し、マチルドが残されたイーベン宅に警察官を向かわせるように荒々しく伝えます。通信司令室からは互いの業務を全うするように諭されますが、苛立ったアスガーは乱暴に電話を切ります。アスガーは別れた元夫が誘拐犯であるとして、元夫の捜索を元相棒ラシッドに捜査を願い出ます。

あらすじネタバレ:弟の死

アスガーは明日、アスガーが過去の起こした事件のことでの裁判を控えていました。妻のパトリシアは家を出て行き、頼みになるのは元相棒ラシッド(オマール・シャガウィー)ただ1人です。ラシッドは裁判で虚偽の証言をしなければならず、上手くいばアスガーは現場復帰が可能でした。捜査を依頼されたラシッドは明日の緊張を緩和させるためにお酒を飲んでいましたが、アスガーに捜査協力します。

その後、再びイーベンと連絡が取れたアスガーは、イーベンにシートベルトを着けてサイドブレーキを引き、車を止めるように指示しますが計画は失敗します。そして、イーベンはトランクに入れられてしまうのです。しばらくして、イーベン宅に到着したと警察官から連絡が入りました。マチルドを無事に保護することが出来ましたが、弟のオリバーは死んでいるとの報告がされます。

アスガーは状況が呑み込めず、息をしているかの確認をするよう怒鳴りますが、オリバーの腹はズタズタに引き裂かれ死んでいるのは明らかでした。そのことをアスガーに静かに伝える警察官に、アスガーは怒りをぶつけ電話を切ります。そして、イーベンを誘拐した張本人の元夫ミケル(ヨハン・オルセン)に電話します。怒り任せに怒鳴り付けたアスガーは、ミケルに電話を切られてしまいます。

映画THE GUILTY/ギルティの結末ネタバレ

結末ネタバレ:イーベンとの電話

弟のオリバーは無残にも殺害され、イーベンもトランクに閉じ込められてしまい、このピンチをどのようにしてアスガーは切り抜けていくのでしょうか?映画「THE GUILTY/ギルティ」の気になるあらすじの結末をネタバレしていきます。

アスガーはトランクに入れられたイーベンに電話し、周囲に武器となるようなものがないか確認するように指示します。すると、レンガがあるのを発見したイーベンにトランクが空いたらそれで反撃して逃げろと言います。しかし、イーベンと会話をしている内におかしなことに気づきます。

イーベンは息子のオリバーの夜泣きが酷く、お腹の中にいる蛇を退治するためにナイフで刺したというのです。それから、イーベンとは通話されたまま連絡が取れなくなってしまいます。オリバーを殺したのはミケルではなく、イーベンだったことに呆然とするアスガーです。その時、元相棒のラシットからアスガーにミケルの家族の知らせが入ります。

結末ネタバレ:知らせ

アスガーはラシットからミケルの家族の誰かが精神病院に入院していたと思われる記録が見つかったと知らせを受けます。イーベンは精神を病み、自分が息子を殺した自覚がありませんでしたが、時間が経つにつれて正気を取り戻したイーベンは、最後に電話口でアスガーに事実を語ったのです。アスガーの見立てではミケルが息子を殺してイーベンを誘拐したと考えていました。

しかし、ミケルはただイーベンを精神病院に連れていこうとしていただけでした。過去に警察に何度も助けを求めましたが相手にされなかったことで警察を信用していなかったミケルは、自分で何とかしなければならない状況だったと分かり、ショックを受けます。アスガーは誤認捜査をさせ、現場を混乱させてしまったことをラシットに詫び、明日の裁判では虚偽の証言をしなくてもいいと伝えます。

しかし、ラシットは既に嘘の供述をしているのに今更覆せないとして怒りを露にします。そんなやり取りをしていると、電話口でトランクが開く音が聞こえ、同時にレンガで叩いた鈍い音がしました。ミケルを殴って逃げ出したイーベンは、自分のしたことの罪悪感から橋から身を投げて自殺しようとしていました。

このイーベンの姿に過去の自分を重ねたアスガーは、自分も人殺しであること、自分はわざと殺害したが、イーベンは違うということを訴えて説得します。アスガーは過去に撃たなくてもいい状況で19歳の少年を敢えて射殺し、そのことで明日裁判を控えている話をイーベンに聞かせます。

電話の向こうでは、パトカーのサイレンの音が聞こえてきます。そして、電話は切れてしまいます。自分には何も出来ない無力感に襲われるアスガーの元に、イーベンが無事に保護されたと連絡が入ります。アスガーは胸を撫でおろすと緊急通報指令室を後にし、携帯で誰かに電話を掛ける場面で幕を下ろします。

映画THE GUILTY/ギルティの登場人物・キャスト

アスガー・ホルム/ヤコブ・セーダーグレン

映画「THE GUILTY/ギルティ」の登場人物・キャストをご紹介します。緊急通報指令室のオペレーターのアスガーと誘拐犯のミケルを演じたキャストを見ていきましょう!

緊急通報指令室のオペレーターのアスガー・ホルムを電話の向こうの相手と繰り広げるやり取りが緊迫感のあるリアルな演技で好演していたのは、主に北欧ドラマに出演しているヤコブ・セーダーグレンです。1973年1月10日スウェーデン出身の俳優で、過去の主な出演作品には、2010年「光のほうへ」やジャン・レノ主演「ザ・スクワッド」などが上げられます。デンマークの数々の賞を受賞・ノミネートされた経歴があります。

映画「THE GUILTY/ギルティ」の撮影では一切リハーサルは行わずに、誘拐された女性と初めてセリフを合わせたのは本番の時だけだったとヤコブ・セーダーグレンの演技の新鮮さを大切にして演じていたエピソードが語られています。緊迫感をとにかく大切にし、よりリアル感を追求していたことが伺えます。

ミケル/ヨハン・オルセン

イーベンの元夫ミケルを演じたのは、1969年3月25日生まれで、デンマークのコペンハーゲン出身の歌手のヨハン・オルセンです。現在50歳となるヨハン・オルセンは、数々のシングル・アルバムを発表しています。

映画THE GUILTY/ギルティに関する感想や評価は?

映画「THE GUILTY/ギルティ」の感想や評価にはどのようなものが上げられているのでしょうか?映画「THE GUILTY/ギルティ」に関する感想や評価をご紹介していきます。

映画「THE GUILTY/ギルティ」は、主に音声だけで物語が展開していく構成が異色で真新しく、モーラー監督の着眼点が好評で二転三転するあらすじが面白いと感想や評価に上がっています。

映画の撮影秘話にも注目がされている映画「THE GUILTY/ギルティ」のその撮影方法は、カメラ3台をしようして30分間カメラを長回しして撮影されているようです。一つ間違えばまた初めからやり直しという緊張感が映像の緊迫感へと繋がっているようです。ストイックな撮影方法ですごいと評価され、映画の色使いが独特で印象的だったという感想も上がっていました。

映画「THE GUILTY/ギルティ」は映画館で観客がよりリアル感を体感できるようにイヤホンを装着しての鑑賞で、臨場感がありハラハラドキドキが止まらず、終始スクリーンから目が離せなかったとの感想が上げられています。物語のあらすじの結末も度肝を抜くようなもので秀逸と高い評価を得ています。

映画THE GUILTY/ギルティのネタバレまとめ

電話の音声だけを手掛かりに誘拐事件に迫って真実に辿り着く、映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじをネタバレし、映画の感想と評価をまとめてご紹介してきました。異色な新感覚の体験型の映画であらすじの展開が二転三転し、結末も予想できない驚きの展開を見せて面白いと多くの感想や評価を得て、数々の映画祭でも注目を浴びる作品となっています。

映画のあらすじのみならず、独独の撮影方法でリアルな緊迫感を演出し、それが見事に活かされていると高評価を得ています。鑑賞者の感想にはドキドキハラハラの緊張感が良かったという声が多く、また、映像の色使いが好ましいとの感想も上がっています。どれをとっても好印象の感想が多く、観て損はない映画と言えるようです。是非、映画「THE GUILTY/ギルティ」をご覧になってみてはいかがでしょうか?

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