映画パラドクスの感想とネタバレあらすじ!無限ループする世界の結末は?

2つの無限ループに閉じ込められた若者と中年男性3人と幼い少年を含めた家族4人の姿や、非常階段と一本道をつなぐ無限ループの真実、衝撃的な結末を描いた映画「パラドクス」は、2014年に公開されたメキシコのSF映画作品です。本文では、映画「パラドクス」のネタバレを交えたあらすじ・結末、登場人物とキャスト、映画に登場した謎のネタバレ考察、映画に関する感想や評価を紹介します。

映画パラドクスの感想とネタバレあらすじ!無限ループする世界の結末は?のイメージ

目次

  1. 映画パラドクスとは?
  2. 映画パラドクスのあらすじネタバレ
  3. 映画パラドクスの結末ネタバレ
  4. 映画パラドクスの登場人物・キャスト
  5. 映画パラドクスの謎をネタバレ考察
  6. 映画パラドクスに関する感想や評価は?
  7. 映画パラドクスの映画ネタバレまとめ

映画パラドクスとは?

矛盾を意味する映画「パラドクス」は、突然現れたループ世界に閉じ込められた登場人物たちの35年間と、その結末を描いたSF作品です。以下では、映画「パラドクス」のネタバレを交えたあらすじ・結末、登場人物・キャスト、映画の謎のネタバレ考察、映画に関する感想や評価を紹介します。

映画パラドクスの作品情報

映画「パラドクス」の作品情報・イメージ画像

出口のないループ世界が舞台のSF映画「パラドクス」は、アイザック・エスバン監督によって製作された2014年公開のメキシコ映画です。映画「パラドクス」では、2017年の非常階段に閉じ込められたカルロス・オリバー兄弟とマルコ刑事、1980年のとある一本道に閉じ込められたダニエル・ロベルト一家4人に訪れる老いと死という2つの世界を舞台に映画が進行されます。

映画パラドクスの予告編動画

SF映画でありながら、予想を裏切る結末からホラー映画のような怖さを感じるとの感想が多く寄せられている映画「パラドクス」の予告編動画です。

映画パラドクスのあらすじネタバレ

2017年のある建物の非常階段と1980年の一本道の2つの時代を舞台に、ループ世界に閉じ込められた男3人と、家族4人を描いた映画「パラドクス」のあらすじをネタバレを含めて紹介します。

あらすじネタバレ:無限のループ

ホテルで、ウエディングドレス姿の老婆が倒れた状態でエスカレーターに乗せられ、新郎新婦がエレベーターに乗り込みました。そして、映画の舞台は2017年に移り、カルロス・オリバー兄弟は、マルコ・A・モリナー刑事(以下マルコ刑事)に追われていました。マルコ刑事から、必死に逃げまどう中、兄・カルロスは、マルコ刑事が発砲した銃を受けて、足に重傷を負います。

エレベーターで逃げようと考えるも、もどかしさを覚えた兄弟は、急きょ非常階段に向かい始め、マルコ刑事も彼らを追いかけます。すると、非常階段の上部から爆発音がとどろき、3人は驚きます。その後、非常階段で兄弟・刑事の逃走劇が再び繰り広げられるも、一向に一階フロアにたどり着けず、まるで同じ場所を繰り返し回っているような感覚を覚えます。

また、異常事態は終わりのない非常階段だけでなく、客室の扉が開かない状況も確認されました。そして、階段を下りて行ったはずのマルコ刑事が上の階から降りてくる異様な光景を目撃します。また、鍵を下に落とすと何故か上から降ってくる不可解な現象が起きます。実は、3人が閉じ込めれた空間の正体は、1階から9階が繋がれた無限ループの世界でした。

あらすじネタバレ:変わらない現状

非常階段の1階から2階の間には、自動販売機が備え付けらえており、3人は食料や水に困ることがありませんでした。しかし、無限ループに閉じ込められて4時間が経過した頃、マルコ刑事に足を撃たれた兄・カルロスは、出血が止まらず弱り切っていました。自動販売機で購入した水で消毒を行い、マルコ刑事は、財布からモルヒネを差し出し、痛み止めとしてカルロスに飲ませます。

マルコ刑事の財布には、家族写真とハートのキングが描かれた小さなトランプが入っていました。マルコ刑事は、妻・ファオビラとの間に3人の娘がおり、今日は、15回目の結婚記念日で家族と食事の約束をしていた日だったことを話します。

あらすじネタバレ:26時間後

非常階段の無限ループに閉じ込められて26時間が経過しても、一向にループから抜け出せずにいました。一方で、自動販売機の中身が減らない不思議な現象が見られ、3人は食料に困る心配がなく、日を追うごとに兄弟のバックが1つずつ増え続けていました。そして、兄・カルロスは出血多量により命を落とします。

無限ループの世界について、中年のマルコ刑事は、モルヒネによる禁断症状だと思い、若者のオリバーは、夢の中の出来事だと信じようとするも、現実は変わることはありませんでした。

あらすじネタバレ:一本道でのループ

映画の次の舞台は1980年までさかのぼり、とある一本道での出来事が映し出されます。ダニエルは、母・サンドラと妹・カミ―ラと共に、母親の再婚相手・ロベルトの車に乗り込んでいました。兄妹は、これから2人の実父の元に旅行へ行く予定で、7歳くらいの兄・ダニエルは、ミニトランプとハムスターを携えて、5歳くらいの妹・カミーラは、ぬいぐるみと吸引器を持ちました。

車に乗り込んだ4人が一本道を入る途中、ダニエルが急にトイレに行きたいと言い出します。車は、ガソリンスタンドに止まり、ダニエルが戻るまでの間に、義父・ダニエルは、カミーラにグアバジュースを与えてしまいます。母・サンドラが気が付いた頃には、カミーラは、アレルギー反応によってアナフィラキシーショックを起こしかけていました。

カミーラの様子に慌てたロベルトは、誤って吸引器を落としてしまいます。そして予備の吸引器を持っていると思われたダニエルは、この日は自宅に忘れてきていました。自宅に戻ろうと、車を走らせたその時、遠くの方で爆発音が聞こえました。そして、しばらく車を走らせると、先ほど立ち寄ったガソリンスタンドや、同じ看板を何度も見かけた4人は、違和感を覚えます。

あらすじネタバレ:取り残された家族

母・サンドラが代わりにハンドルを握っても、まるで同じ道を回り続けているようで、まるで時が止まったかのような感覚を覚え始めます。やがて、アナフィラキシーショックを発症したカミ―ラは、意識不明となり、サンドラは、絶叫しながら車を何度も走らせました。しかし、一向に抜け出せる様子もありませんでした。

そして、移動中に何度も目撃した看板から荒野に向かって進んだ義父・ロベルトは、この空間から出られないことを悟り、一本道の無限ループに閉じ込められてしまいます。

あらすじネタバレ:無限に増える物

映画の舞台は、無限ループに閉じ込められてから35年後の世界に移ります。非常階段で暮らすマルコ刑事・オリバーは、共に老人・中年へと年を重ねていました。2人は、中身が減らない自動販売機を頼りに、食料と水分を得ながら生活していました。また、排せつは、空になったペットボトルを活用し、白骨化したカルロスの遺体は、弟・オリバーによって階段の壁に留められ、2人で毎日拝んでいました。

日を追うごとに増え続ける物は、階段ごとに整理され、本で作った寝床で眠りに就いていました。オリバーは、体力を落とさないように、毎日階段を上り下りする運動を続ける傍ら、壁に無限の落書きを施して発狂しないように努めていました。一方、2005年の一本道の世界でも、同じ物が無限に増え続ける現象が起きていました。

あらすじネタバレ:一本道の家族

一本道の無限ループ世界も、35年の時が流れていました。年老いた義父・ロベルトは、痴呆になったサンドラを抱きながら車で生活していました。一方、中年になったダニエルは、ハムスターに餌を与えながら、トランプゲームをして時間を潰し、外の緑の中で生活していました。ある日、久しぶりに母親に会いに来たダニエルは、サンドラが自分の事を覚えていないことにショックを受けます。

しかし、老人・ロベルトは「それが老人だ、ダニエル」と言い、同時に、2052年の世界を生きるマルコ刑事も同じセリフを無意識に発します。そして、何か重大なことに気がついたマルコは、慌ててオリバーを呼び出し、自分の本名はダニエルだと言い、かつて一本道の閉ざされた世界で35年間も生きていたことを話しました。

映画パラドクスの結末ネタバレ

35年間も閉ざされたループ世界で生き延びてきたオリバーとダニエル。死期が迫る中で過去のループ世界の記憶を思い出したマルコ刑事とロベルト老人の動向と、それぞれの結末までを描いた映画「パラドクス」の結末を以下に紹介します。

結末ネタバレ:真実

マルコ刑事は、過去に一本道で発生した無限ループに35年間閉じ込められていたダニエル少年でした。そして、同時に、妻・ファビオラや3人の娘がいることは全くのでたらめであり、思い込みだったことを明かします。そして、マルコ刑事とダニエル少年が同一人物である証拠に、2人が持っていたミニトランプカードが物語っていました。

そして、2005年の一本道にいるロベルト老人も、本当の名前がルーベンであることを思い出していました。そして、ダニエルくらいの年に一度、ループの世界に35年間も閉じ込められていたことを、ダニエルに明かしました。

結末ネタバレ:無限ループの世界

オリバーとマルコ・ダ二エル少年とロベルト(ルーベン)のそれぞれが、ループ世界に閉じ込められた原因は、人を死なせたことによる現実世界の自分への代償でした。非常階段に閉じ込められたオリバーとマルコはカルロスを、ダニエル少年とロベルトはカミ―ラを、自身の過失によって命を奪う結果を招いていました。

そして、2度目の経験となったロベルト老人が、始めてループ世界に閉じ込められたのは、1949年でした。当時、ルーベン少年は、学校の遠足で友達と水遊びをしていた時に、ループ世界に入ってしまったこと、そして、その3日後に友達が亡くなり、指導員と共に脱出方法を探っていたことを明かしました。そして、ようやく脱出方法が分かった時には、老人となった指導員の死が間近に迫っていた時でした。

亡くなる直前に、ルーベン(ロベルト)は、指導員が過去に列車の中に35年間閉じ込められていたことを聞かされていました。そして、ループへの脱出方法として、自分の名前を忘れないことや次のループ世界に繋がる物へ近づかないことをきつく言い渡されるも、アドバイスを無視したことで、2度目のループ世界に突入してしまった後悔の念を語りました。

結末ネタバレ:老人の死

ロベルトとマルコの死・イメージ画像

マルコ刑事(ダニエル)及び、ロベルト(ルーベン)は、自分の死によって、閉ざされた空間が開放されることを知っていました。そこで、マルコ刑事とロベルト老人は、オリバー・ダニエルに必ず自分の名前をメモして、外の世界に出ることをアドバイスします。そして、2人の老人の死によって、空間は開放され、オリバーとダ二エルは先の世界に進めるようになります。

しかし、無限ループを脱出するためには、自分の名前を忘れないこと、次のループ世界の入り口、オリバーのエスカレーターとダニエルのパトカーに絶対近づかないことが、絶対条件でした。

結末ネタバレ:再びループの中へ

再び起こる無限ループでの35年間・イメージ画像

しかし、2人は、老人2人のアドバイスをまんまと忘れてしまい、一本道に登場したパトカーに近づいたダニエルは、車内に用意されていた制服に着替え、映画前半で登場したマルコ刑事として活動を開始します。一方、エレベーターに入ったオリバーも、用意されていたベルマンの服装に着替え、カールとして活動し始めます。

オリバーとしての記憶を忘れたカールは、ベルマンとして新郎新婦をエレベーターに乗せて上昇し、降りたフロアで荷物を落としてしまい、中に入っていた注射を割ってしまいます。さらに胸に入ったケースからハチが出て、刺された新郎は、アナフィラキシー症状を起こします。しかし、注射器を割ってしまい、なすすべのない新婦とカールは、そのままエスカレーターに急ぐも、再び無限ループに閉じ込められてしまいます。

映画パラドクスの登場人物・キャスト

登場人物・キャストの紹介・イメージ画像

映画「パラドクス」では、非常階段のループに閉じ込められたマルコ刑事と、中年へと成長した一本道のダニエル役を、俳優ラウル・メンデスが1人2役演じ、映画で登場したループ世界が永遠に続いていることを暗示させてました。以下では、映画「パラドクス」の登場人物及びキャストを紹介します。

マルコ刑事/ラウル・メンデス

2017年に起こったループ世界によって35年間も閉じ込められた映画「パラドクス」のマルコ刑事と、映画結末で登場した一本道のダニエルの1人2役を演じたラウル・メンデスは、メキシコ出身の俳優で、映画・テレビドラマ・演劇で活躍しています。主な出演作品に、2004年公開の映画「マタンドカボス」、テレビドラマ「エル・セニョール・デ・ロス・シエロス」があります。

サンドラ/ナイレア・ノルビンド

映画「パラドクス」の結末にて、娘を失い痴呆となったまま最後を迎えたサンドラを演じたナイレア・ノルビンドは、メキシコ・メキシコシティ出身の女優です。映画「パラドクス」のDVDパッケージに掲載された絶叫する女性は、ナイレア・ノルビンド演じるサンドラの姿です。また、主な出演作品に、2015年公開の映画「或る終焉」があります。

ロベルト/エルナン・メンドーサ

映画「パラドクス」結末あらすじから、自身の過去やループ世界の脱出方法をアドバイスするなど、映画後半にて、重要な役割を担ったロベルトを演じたエルナン・メンドーサは、メキシコ・メキシコシティ出身の俳優です。主な出演作品に、2013年公開の映画「父の秘密」、2018年公開の映画「母という名の女」があります。

映画パラドクスの謎をネタバレ考察

ここまで、映画「パラドクス」のあらすじと結末を辿ってきましたが、やや複雑なループ物映画のため、映画を鑑賞中に疑問を感じる箇所もあるでしょう。以下では、映画「パラドクス」の謎をネタバレ考察しました。

ネタバレ考察①ラストの意味

映画「パラドクス」ラストでは、無音映像が映し出されており、これらの映画演出には以下のような意味合いが込められていたと考察されます。まず、映画で登場したループ世界の35年間では、少年時代から中年を迎えたオリバーとダニエルは、精力的に生きていたことに比例し、近づく死を静かに待つマルコ刑事とロベルト・サンドラは、絶望の淵に立たされ、次第に生きることに無気力となっていく姿が描かれました。

また、映画「パラドクス」のループ世界は、現実世界で起こした罪を償うために表れたパラレルワールドと解釈され、ループ(パラレル)世界での行動が、現実世界での幸福・絶望を生み出すエネルギーだとも考察されています。そして、映画で流れた幸福と絶望を対比させた音楽も、人生の切なさを感じさせます。

ネタバレ考察②名前を書く理由

名前を書く・イメージ画像

映画のラストで、ダニエルとオリバーが、自分の名前を書くことを指示された理由は、ループ世界から脱出するための手段の1つだと考察されます。自身の死によってループ世界を脱出できたマルコ・ロベルト老人は、亡くなる直前に自分の本当の名前や、幼少期に一度ループ世界に閉じ込められていたことを思い出すと同時に、次のループ世界に繋がるきっかけに触れてしまったことで、2度目を経験したことを映画後半で明かします。

そして、映画では、各登場人物たちが過去35年間の記憶を忘れている描写が見られます。まず、ダ二エル少年が持っていたトランプカードを、映画前半にてマルコ刑事が破り捨ててしまうシーンや、少年・ルーベンが乗ってた筏の端を、ロベルトがゴミだと思い込み捨ててしまうシーンから、過去の記憶が完全に失われていたことを映画ラストにて思い起こさせます。

捨て去られた記憶・イメージ画像

そして、映画終盤にて、次のループ世界に入ってしまったダニエル少年とオリバーも、名前だけでなく35年間の記憶も同時に捨て去りました。マルコ刑事に瓜二つの容姿となったダニエルは、パトカーに触れると同時にハムスターや荷物を捨て去っていました。そして、映画結末を迎えたオリバーも、警告を受けていたエレベーターに乗り、カールという別人になり、再びループ世界に閉じ込められる準備段階に突入してしまいます。

ネタバレ考察③ラストのカールの行動の意味

カールが勤務するホテル・イメージ画像

映画終盤にて、ホテル従業員・カールとなったオリバーは、新郎新婦を乗せたエレベーター内部で、意図的に蜂を開放しバックを落とす、そして発作に苦しむ花婿を置い花嫁と一緒にエスカレーターに向かった一連の行動は、不可解にも捉えられます。これは、カールが見ていた赤い手帳に記されていた未来を行動に移した結果であり、これらが次のループ世界に入るためのきっかけになります。

映画内で見られた次のループ世界が発動されるきっかけは、中年から老人となったマルコやロベルトにも見られ、カールを含めた3人は、無意識に行動を行なっていたことが伺えます。映画序盤でカルロスを撃ったマルコ刑事は、自分が銃を放った覚えがなく、ロベルトも吸引機を落としてしまったことに対して、身に覚えのない事故に不思議そうな顔を見せていました。

ネタバレ考察④その他の疑問

無限ループの元凶と考察されるハムスター・イメージ画像

映画「パラドクス」では、1980年・一本道の世界でダニエル少年のハムスターが至るところで姿を見せており、このハムスターが映画のループ世界を生み出した元凶と考察されています。ハムスターの寿命は、平均で2年ほどと言われる中、映画内ではダニエル少年が中年になった35年後も生き続ける不可解な現象を見せており、映画ラストシーンでも、さりげなく姿をちらつかせていました。

また、映画後半の場面にて、亡くなる直前のロベルト老人が放った「それから奴を...」から、奴の正体が35年間も生き続けるハムスターを指し、ハムスターとループを関連付けているとも考察されています。そして、映画のワンシーンにて、ハムスターが滑車を回すシーンが登場しており、映画の世界で描かれた出口のないループ世界を回り続けるマルコ・オリバー、ダニエル・ロベルトを表しているでしょう。

映画パラドクスに関する感想や評価は?

映画「パラドクス」に関する感想や評価・イメージ画像

ループものを題材にした作品は、映画やアニメを問わず多くの作品設定に起用される中、今回あらすじ・ネタバレを紹介した映画「パラドクス」の世界観は、これまでにない新しいSF映画のループ物だと感じるでしょう。以下では、映画「パラドクス」に関する感想や評価について紹介します。

感想1:結末に近づくにつれて恐怖が倍増する

映画「パラドクス」を始めて鑑賞した感想として、序盤は意味が分からずつまらなかったが、ループ世界の真実が明かされた後半から、恐怖を感じたとの声が聞かれます。しかし、映画の大まかなストーリーを知ってから再度鑑賞したことで、ループ世界に閉じ込められた人物たちの本当の恐怖を感じられたとの感想も多く見られます。

感想2:新感覚のループ物の映画

近年、アニメ作品でも多く見られるループ物が絡んだ作中設定は、作品によって視聴者の理解に苦しむような複雑な設定も多く見られます。今回紹介した映画「パラドクス」も、2つの平行世界を舞台にストーリー展開がなされますが、複雑なループ設定だったとの感想が多く見られました。一方で、これまでにない新感覚のループ物の映画に賞賛の声が挙げられています。

感想3:映画の非常階段と一本道世界の対比が良い

従来のループ物映画には見られない斬新な映画設定に、ループ世界に閉じ込められた2組のグループの対比も、映画「パラドクス」を観ていて恐怖を感じたとの感想も見られます。初めて、映画「パラドクス」を鑑賞した時には、非常階段と一本道の対比が滑稽に見えるでしょうが、2度目の映画鑑賞で彼らの姿をみれば、異なる感じ方をするでしょう。

感想4:美術にも凝った映画作品

映画「パラドクス」は、独特のループ設定を用いた世界観だけでなく、映画に使用された小道具にもこだわりが表れています。例えば、非常階段側の光景にて、各階ごとに積み上げられた空の容器や、排せつ処理用に用いたペットボトルのように、一見目を背けたくなるような汚い場面も映し出される一方、それらがループ世界での35年間を表しているとの感想も見られます。

映画パラドクスの映画ネタバレまとめ

映画「パラドクス」のあらすじと結末、登場人物・キャスト、映画の謎のネタバレ考察や感想・評価について紹介しました。映画に登場した2つのループ世界の思わぬ接点や、外の世界に開放された若者たちの恐ろしい結末のように、これまでにないループ物映画の世界観を体感してみませんか?

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