ダーク・プレイスのネタバレあらすじと感想!原作小説と映画のラスト・結末は?

2015年に公開されたイギリス・フランス・アメリカ3国による、共同製作映画「ダーク・プレイス」。今回はこのミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」の、あらすじを結末・ラストまでネタバレでご紹介いたします。また映画を見た感想や、「ダーク・プレイス」の原作となった小説「冥闇」と映画との違いについても迫っていきます。映画「ダーク・プレイス」はどのような結末・ラストを迎えるのでしょうか…その気になる内容をネタバレしていきます!

ダーク・プレイスのネタバレあらすじと感想!原作小説と映画のラスト・結末は?のイメージ

目次

  1. ダーク・プレイスとは?
  2. ダーク・プレイスの映画あらすじネタバレ
  3. ダーク・プレイスの映画結末・ラストネタバレ
  4. ダーク・プレイスの原作小説
  5. ダーク・プレイスに関する感想や評価は?
  6. ダーク・プレイスの映画ネタバレまとめ

ダーク・プレイスとは?

海外では2015年に公開され、日本国内では2016年に公開となったミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」。今回はこの映画「ダーク・プレイス」の、結末・ラストまでのあらすじをネタバレでご紹介いたします。また映画を見た感想や、原作小説と映画の違いにも迫っていきます!それではまずはじめに、「ダーク・プレイス」の作品情報とキャストをまとめてご紹介いたします。

ダーク・プレイスの映画作品情報

映画「ダーク・プレイス」はジル・パケ=ブランネール監督による、イギリス・フランス・アメリカ3国で共同製作されたミステリースリラー映画です。シャーリーズ・セロン主演、そして「ゴーン・ガール」の原作者ギリアン・フリンによる小説「冥闇」を原作としたことでも話題となった作品のようです。一家殺人事件で唯一の生存者となった少女・リビー。心に傷を抱えた彼女が、28年前に起きた事件の真相に迫っていくという内容です。

ダーク・プレイスの予告編動画

「ゴーン・ガール」原作者が描く新たな事件…という文字からはじまり、「殺人クラブ」や主人公・リビーが幼い頃に起こった「一家殺人事件」など続きが気になるような内容がたっぷりと盛り込まれた予告編動画となっています。そしてラストには「あの夜、私は何を見なかったのか?」という謎に包まれた言葉が残されています。「ダーク・プレイス」の世界観を知りたい方は、是非視聴してみてはいかがでしょうか?

ダーク・プレイスのキャスト

  • リビー・デイ:シャーリーズ・セロン
  • 若き日のリビー:スターリング・ジェリンズ
  • ライル・ワース:ニコラス・ホルト
  • パティ・デイ:クリスティーナ・ヘンドリックス
  • ベン・デイ:コリー・ストール
  • 若き日のベン:タイ・シェリダン
  • ディオンドラ・ワーツナー:アンドレア・ロス
  • 若き日のディオンドラ:クロエ・グレース・モレッツ
  • ラナー・デイ:ショーン・ブリジャース

映画『ダーク・プレイス』公式サイト

ダーク・プレイスの映画あらすじネタバレ

ここまでミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」の作品情報と予告動画、そしてキャストをまとめてご紹介いたしました。“ハラハラドキドキ”系や“どんでん返し”系の映画が好きな方には、特におすすめと言える作品のようです。ここからは「ダーク・プレイス」の、あらすじを結末・ラスト手前までネタバレでご紹介していきます。ここからはネタバレを含んだあらすじの紹介となりますので、ネタバレを見たくないという方はご注意下さい。

あらすじネタバレ:一家殺人事件

1985年、アメリカのカンザス州で一家殺人事件が起き、そこに住む母・パティ、長女・ミシェル、次女・デビー3人が亡くなりました。その中、末っ子である8歳の少女リビー・デイが唯一の生き残りとして発見されましたが、真夜中だったこともあり彼女は事件のことについてあまり記憶がありませんでした。夫婦は離婚していたため父・ラナーは別の場所に住んでいましたが、リビーは事件当夜兄・ベンがいたことを覚えていました。

「家族を殺したのはベンだね?」と質問されたリビーは頷き、10代半ばの長男・ベンが逮捕されました。ベン本人も否定せず、そのまま有罪判決が下ったのでした。惨劇から28年後…リビーは36歳になりました。僅か8歳で家族を失ったリビーに世間は同情し、多額の寄付金があった為リビーは今まで働いたことがなく自堕落な生活を送っていました。しかしその寄付金も、残り482ドル12セント(約5万5000円)となってしまいました。

自叙伝を書いてみたもののあまり売れず、金銭面で思い悩むリビー。そんなある日、彼女の元に「500ドル出します。ぜひ会合へ。ライル・ワース」と書かれた1通の手紙が届きました。500ドル(約5万7000円)は良い臨時収入だと思ったリビーは、会合に出席することにしました。そこで出会ったライル・ワースに「“殺人クラブ”というパーティーに出席しないか」とリビーは誘われ、「出席すると700ドル(約8万円)出す」と言われたのでした。

“殺人クラブ”は解決した事件を検証し直したり、過去に行なわれた未解決の殺人事件を調査する団体だといいます。パーティに出席したリビーは殺人クラブメンバーに「ミズーリ州やカンザス州で自殺を助ける仕事をしていた人物がいた」という話を聞いた後、「1985年の一家殺人事件の実行犯はベンではない」と言われました。また「3週間以内に冤罪だと立証しなければ、ベンは永遠に無実の罪をきせられる」と聞いたのでした。

兄・ベンが罪を認めて投獄していることからも、ずっとベンが家族を殺害したと思っていたリビー。「あなたの証言でベンは有罪になったのだ」と殺人クラブのメンバーに言われ、リビーは気分を害してその場を立ち去りました。しかし金銭的に困り果てていたリビーは「事件を調べたら金をくれるか」とライリーに聞き、3週間殺人クラブに協力する決意を固め、28年前の忌まわしい事件をリビー自身も向き合うことになったのでした。

あらすじネタバレ:面会

兄・ベンがいる刑務所に面会へ行ったリビー。兄を警戒していたリビーは、死刑囚用のついたてを介した面会部屋で会ったもののベンは大喜びしました。リビーの発言によって実刑判決が下った事に対し、ベンは「全く恨んでいない」と言いました。法廷でも無罪を主張しないで罪を認めたかと思われたベンでしたが、「兄さんが犯人ね?」とリビーが問いかけると「いいや」とはじめて否定したのでした。

「本当は結婚するつもりだった」と言うベンにリビーは混乱し、兄が本当に殺人犯か分からなくなりました。しかしベンが犯人だと思わせる状況が多かったのも事実でした。当時ベンは悪魔崇拝に凝っていた為、生贄のために家族を捧げたのではないかとも報道されていました。またベンが近くで飼育されていた牛を殺したという話もありましたが、これは当時交際していたディオンドラとトレイの影響でベンは関与していませんでした。

当時さらに、ベンが幼い少女に性的ないたずらをしたという問題もありました。しかしそれらの話は全て、当時幼かったリビーが“人づてに聞いた話”でした。これまで自身の記憶に残っている情報が全て、報道や新聞記事で聞かされた情報だと知ったリビーは金銭の為だけではなく、ライル・ワースの協力を得ながら自発的に事件当時の関係者と会うようになりました。

そしてリビーには28年間、気がかりだったことがありました。それは事件当日に母・パティが、「愛してるわ。愛してる、リビー。絶対に忘れないで」と言ったことでした。当時夢遊病だったというリビーは、いつもパティが添い寝してくれていました。普段はそのようなことを言わない母の言葉に、リビーはずっと違和感を覚えていたのでした。しかし事件の関係者に会って話を聞いて回ると、ある意外な真実が見えてきたのでした。

時は遡り28年前…交際していた女性・ディオンドラが悪魔崇拝に凝っていた影響で、ベンが髪を黒く染めた事に対し母と長女は驚きました。内気で優等生タイプのベンが、ディオンドラと交際していることは長女・ミシェルだけが知っていました。その一方で母・パティは離婚後、牧場経営に金銭面で困っていました。そんな中離婚した酒呑みの父・ラナーは、時々金を求めにやってきていました。

「このままだと差し押さえる」と住宅局のジョセフに言われた母・パティは、機械や家畜を売って何とかしようとしていました。パティの姉である伯母・ダイアンが「牧場経営をやめて、家の近くへ越して来い」と提案するも、パティは手放そうとしませんでした。そんな中パティにはもう一つ、ベンが少女にいたずらをしたという知らせが入り頭を悩ませました。優秀な弁護士を雇う金も必要だと考えたパティは、さらに金銭面で悩むのでした。

あらすじネタバレ:28年後

そして時は現在へ。ベンがいたずらをしたという被害者女性・クリシーに会ったリビーは、ベンが何もしていないという事を知ります。当時勉強を教えてくれるベンに対し、幼な心に恋心を抱いていたクリシー。告白するも恋人のいるベンに断られ、その事実を認めたくない気持ちから同級生にある事ない事を話し、それが父親に知られて大騒ぎになってしまったという事実が明らかになりました。

ベンが当時真剣な交際をしていたディオンドラは、家が金持ちでわがままな性格の女性でした。ディオンドラのわがままに振り回されていたベンを知る長女・ミシェルは、彼女の日記にディオンドラの悪口を綴り嫌っていたのでした。そしてリビーは次に父・ラナーと10歳の時に会って以来の再会を果たして、事件当夜のアリバイを聞きました。そこでリビーは、父も事件当夜近くにいた事を知ったのでした。

しかし父は事件当夜、ベンに「金持ちの娘がなぜお前と付き合っている?」と嫌味を言って直ぐに立ち去ったといいます。そしてリビーに対して父は、「ディオンドラを見つけたか」と言いました。「(ディオンドラが)あの晩いたぞ」「(ベンが)悪魔崇拝者なら、妊婦やその娘も殺すのでは」という父親の言葉で、リビーはディオンドラが妊娠していて事件当日に家にいたことを知りました。しかしディオンドラは、事件直後から行方不明だったのです。

そして場面は、再び事件当夜へ。母・パティはベンの部屋から、幼いワンピースを見つけて暖炉で燃やしました。“被害者女児のワンピース”だと考えた母でしたが、実際には“生まれてくるディオンドラとの子”の為にベンが用意したものだったのでした。ベンが有罪だと思い絶望したパティは住宅局のジョセフから、「事件に見せかけてパティのみが死に、その保険金で子どもたちを助ける」というプランがあることを教わったのでした。

殺人クラブのパーティで語られた「自殺を助ける仕事」と同様の、依頼殺人で保険金がおりるように契約を交わしたパティ。そして場面は現在へ。ディオンドラと仲間だった男・トレイに聞くと、彼女の本名がポリー・パームだと明らかに。リビーはポリーと会い、「事件の夜ベンは、金を借りるために家に帰ってそれ以降戻ってこなかった」と証言。真相が分からなくなったリビーは、洗面所で母の形見のネックレスを付けたのでした。

ダーク・プレイスの映画結末・ラストネタバレ

これまでミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」の、結末・ラスト手前までのあらすじをネタバレでご紹介いたしました!リビーの母親と姉妹を殺害した真犯人とは、一体誰だったのでしょうか?ここからは気になる映画「ダーク・プレイス」の、結末・ラストまでのあらすじをネタバレでご紹介いたします。衝撃の結末・ラストの内容を含みますので、ネタバレあらすじを見たくないという方はご注意ください!

結末・ラストネタバレ:事件当日

事件当夜…資金繰りに困った母・パティは、殺し屋・ディールとの契約を交わしました。28年間リビーが不思議に思っていた「愛している。忘れないで」という母の言葉は、パティの決心が込められた言葉だったのでした。しかしパティは殺し屋に家族構成を言い忘れるというミスをしていて、さらに妊娠が判明したことで駆け落ちしようとしたベンとディオンドラ(ポリー)が家に戻ってきてしまったのでした。

ディオンドラを嫌っていた長女・ミシェルが気配を感じて起きた際、ジョセフによって母が刺された瞬間を目撃。驚いたミシェルは逃げるも、続いて起きて来た次女・デビーに見つかったジョセフは銃殺します。子供がいることを知らなかった為「計算が狂った」と怒り、母のことも撃ち殺したジョセフはそのまま立ち去りました。その時ベンは「隠れていろよ」と言い残し、末娘・リビーをクローゼットに入れたのでした。

そんな中、さらに事件が発生。ミシェル同様に彼女を憎んでいたディオンドラは、ミシェルの首を絞めて殺していたのでした。一家殺害事件の真犯人は、殺し屋・ディールとディオンドラ(ポリー)だったのでした。ベンは嘆きましたが、妊娠しているディオンドラを逃がすために自ら罪を被ったのでした。真相が明らかになったその時…母の形見のネックレスを見つけたリビーが、ベンとディオンドラの娘・クリスタルに殴られたのでした。

結末・ラストネタバレ:事件の新展開

罪を隠すためディオンドラとクリスタルが気絶したリビーを銃殺しようとした所、リビーは地下室に逃げ込んで窓から脱出しました。そしてリビーは迎えに来たライル・ワースに保護してもらい、一家殺害事件の新たな展開を見届ける事ができたのでした。逮捕されているディールは、50件以上の請負殺人をしているとして捜査。そしてミシェル殺人容疑でポリーが逮捕され、殺人未遂罪の娘・クリスタルは逃亡を続けているのでした。

28年の年月を経て無罪となり、釈放が決まったベン。リビーはベンに会い「兄さんも私も嘘つきだった。おあいこね」と言い、2人は和解したのでした。その後、昔住んでいた農場を訪れたリビー。家は昔のままでしたが、そこには新たな家族が住んでいました。「自分が死ぬ事で、子供達に有益な人生を送ってほしい」という母の考えを思い出したリビーは、「普通の人生でいい」と自身の人生と向き合って生きていく覚悟を決めたのでした。

ダーク・プレイスの原作小説

これまでミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」の、結末・ラストまでのあらすじをネタバレでご紹介いたしました。28年の年月を経て、一家殺害事件の真犯人が明らかとなる結末となりました。それではここから映画「ダーク・プレイス」の原作である小説「冥闇」に関する情報と、原作小説と映画の違いなどに迫っていきます!原作小説と映画の内容は、どのような点が異なっているのでしょうか?

ダーク・プレイスの原作小説は「冥闇」

「ダーク・プレイス」の原作小説は「ゴーン・ガール」がベストセラーとなった、ギリアン・フリンの2作目となる小説「冥闇」が原作となっています。デビュー小説「Sharp Objects」(邦題「KIZU-傷-」)で、高い評価を受けた女性推理作家ギリアン・フリン。彼女の小説が原作ということもあり、また2015年に映画化された「ゴーン・ガール」が成功を収めたことから、本作にも期待しているという声が多く上がっていたようです。

ダーク・プレイスの原作小説と映画の違い

映画「ダーク・プレイス」のストーリーは、ほぼ原作小説に忠実のようです。また小説と映画両方楽しんだという方の多くは、原作で描かれている“リビーのやさぐれている生活風景”や“ドライな空気感”も映画で完全に表現されていたという感想を述べているようです。ただしリビーの年齢が映画では“8歳”だったのに対して“7歳”であることや、事件発生が“28年前”だったのに対して小説では“24年間”など細かな設定の違いはあるようです。

ダーク・プレイスに関する感想や評価は?

感想①真実が明らかになる様は見応えるけど切ない!

「現在と過去が紡ぎ真実が明らかになる様は見応えあるけど切ない!」という感想や、「次々と明らかになる切ない真実と、嘘と愛が絡み合った事件の真相に驚いた」という感想、そして「母親の愚かしくとも悲しく、そして子供達に対する切ない愛情がやるせない映画だった」という感想など、ダーク・プレイスは切ないという感想が多く寄せられていました。

感想②シャーリーズ・セロンの淡々とした演技が切ない!

「シャーリーズ・セロンの淡々とした演技が非常に切なく物悲しい話だったが、ラストは僅かな希望が見えて良かった」という感想や、「シャーリーズ・セロンの抑えた演技がとてもよかった」など、シャーリーズ・セロンの演技を称賛する声が多く上がっていました。また悪女役を演じたクロエ・モリッツの演技も「存在感がすごいし、豹変に驚いた」など驚きの声が多く上がっていました。

感想③ダーク・プレイスはハラハラしながら楽しめた!

「面白かった。真犯人が誰なのか、どういう結末になるのかハラハラしながら楽しめた」という感想や、「終始ハラハラしたしオチもあって面白かった」という感想、そして「謎がどんどん明かされて行く度にどんどん惹き込まれて、ラストで事件の真相が明かされる時ハラハラが止まらなかった」など、「ダーク・プレイスはハラハラして面白い映画」という感想が多く上がっていました。

ダーク・プレイスの映画ネタバレまとめ

今回はミステリースリラー映画「ダーク・プレイス」の、あらすじを結末・ラストまでネタバレでご紹介いたしました!また映画を見た感想や、原作小説との違いなどにも迫っていきました。手に汗握るようなハラハラ感や、どんでん返しによる衝撃を味わいたいという方に特におすすめとされている映画のようです。あらすじや感想を見て映画「ダーク・プレイス」が気になったと言う方は、是非一度視聴してみてはいかがでしょうか?

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