映画モンスターのあらすじをネタバレ解説!シャーリーズ・セロンの演技がすごい

アメリカを震撼させた娼婦による連続殺人事件の犯人アイリーンを描いた映画「モンスター(洋画)」をご存知でしょうか?今回紹介している映画「モンスター」は実話映画として話題になりました。まとめでは、伝記映画「モンスター」について、あらすじをネタバレしていきます。アイリーンを演じたアメリカ女優シャーリーズ・セロンの役作りや演技についても解説し、また、キャストも紹介していますので、気になった方はぜひ参考にしてみてください

映画モンスターのあらすじをネタバレ解説!シャーリーズ・セロンの演技がすごいのイメージ

目次

  1. モンスター(洋画)とは?
  2. モンスター(洋画)のあらすじネタバレ
  3. モンスター(洋画)のシャーリーズ・セロンがすごい!
  4. モンスター(洋画)は実話映画?
  5. モンスター(洋画)のキャスト  
  6. モンスター(洋画)に関する感想や評価
  7. モンスター(洋画)のあらすじネタバレや実話まとめ

モンスター(洋画)とは?

モンスターの映画情報

映画「モンスター(洋画)」は、2003年に公開されたアメリカの映画です。内容は実際に起きた元娼婦の連続殺人犯の実話となっています。第54回「ベルリン国際映画祭銀熊賞」を受賞した作品です。監督・脚本は、映画「ワンダーウーマン」で知られるパティ・ジェンキンスが務めました。アイリーンをシャーリーズ・セロンが演じ、それまで綺麗な女性役が多かった彼女が売春婦で連続殺人犯を演じたということでも話題となりました。

監督:パティ・ジェンキンス

映画監督・脚本家として活動するパティ・ジェンキンスは、1971年7月24日生まれのアメリカ合衆国 カリフォルニア州ヴィクターヴィル出身です。クーパー・ユニオン大学を卒業後、アメリカン・フィルム・インスティチュートで映像に関して学びました。映画「モンスター」は、パティ・ジェンキンスにとって初の長編映画作品でした。

パティ・ジェンキンスの他の監督作品は、映画「ワンダーウーマン1984」、テレビ映画「ファイブ ある勇敢な女性たちの物語」、テレビドラマ「ブル~ス一家は大暴走!」、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」、「キリング/26日間」、「裏切りの二重奏」があります。

モンスターの予告動画

実話映画「モンスター」の予告映像になります。シャーリーズ・セロンとは思えない風貌にびっくりした方もいるのではないでしょうか?次項からは、実話映画「モンスター」のあらすじやアイリーンの生涯、また、キャスト等もネタバレしていますのでご注意ください。

モンスター(洋画)のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:セルビーとの出会い

自殺願望があったアイリーンは、自死する前に売春婦として5ドルを稼ぎました。その5ドルで最後の晩餐をしようとあるバーへ行きます。行った先のバーは、同性愛者同士が知り合う場所でした。アイリーンはそのバーで同性愛者だというセルビーと出会い恋に落ちます。アイリーンとセルビーは惹かれ合いその日のうちに恋人になったのです。

あらすじネタバレ:危機感から殺害

アイリーンはセルビーと一夜を共にするためのホテル代を稼ごうと再び売春婦となったのですが、お客に暴行をされ身を守ろうとしているうちに争いへ発展、アイリーンはお客を銃で殺してしまったのでした。アイリーンは、すぐさまセルビーの元へ行き事の経緯を話します。ですが、少しでも一緒に居たいがため、2人は警察には自首せず一緒に暮らすことにしました。

あらすじネタバレ:ホテルでの生活

セルビーは怪我をしているため働けなかったので、アイリーンが変わりに彼女の分も働こうと売春婦ではなく普通の仕事に就きますが、常識もないアイリーンは社会的になじめず安定した仕事にありつけませんでした。アイリーンの幼少は目を背けけたくなるものばかり…。まともな教育を受けてきませんでした。

あらすじネタバレ:荒んでいく心

祖父からの性的虐待は長く続き、13歳で妊娠・出産を経験したことがあります。娼婦としてしか商売をしたことのなかったアイリーンは、普通と言われる環境とは無縁の場所で育ってきたため、一度は足を洗った売春婦に出戻ることになってしまいました。ですが、ある日衝動でお客を殺してしまい、しまいには金銭を要求し奪うようにっていきました。アイリーンは、セルビーと暮らすことだけを目標にしていました。

あらすじネタバレ:指名手配犯

2人で住む一軒家を借りるという目標のため、ひたすら売春婦として働きますが、そんなアイリーンに対してセルビーは傲慢で横柄な態度をとるようになってしまいます。そんなある日、金銭目的で殺害したお客から車を盗んだアイリーンは、その車で事故を起こしてしまいました。そのことから、アイリーンがずっと人を殺しながらお金を得ていたことがセルビーにバレてしまいます。

あらすじネタバレ:待ち構えていた逮捕

ですが、殺害したお客の中に現役警察官がいました。そのことから次々にアイリーンが起こした殺人の証拠等が出てきてしまい、アイリーンとセルビーは似顔絵が公開され指名手配犯となりました。アイリーンは殺人等で稼いだお金をセルビーに渡し、逃げるように言います。やがてアイリーンは逮捕されることになりました。

あらすじネタバレ:罪を背負ったアイリーン

アイリーンは拘留中にセルビーから電話がありました。ですが、電話越しのセルビーはどこかおかしいのです。セルビーは警察に協力し余罪を引き出そうとしていることに気が付きます。アイリーンは自分がしてきた全ての罪を認め、白状したのです。その後、アイリーンの裁判が開かれ、セルビーは証言台でアイリーンの犯罪を証明、やがてアイリーンは死刑判決となりました。

モンスター(洋画)のシャーリーズ・セロンがすごい!

シャーリーズ・セロンの体当たり演技

シャーリーズ・セロンは、「モンスター」でアイリーンを演じるまでは綺麗な女性の役が多く、またそれが彼女の売りでもありました。ですが、今回「モンスター」で連続殺人犯アイリーンを演じるにあたり、汚い言葉遣い、ガサツで品のない行動を意識し、見事アイリーンになりきり演技をしました。この演技は高く評価され「アカデミー主演女優賞」や「ゴールデングローブ賞」で主演女優賞を受賞しました。

シャーリーズ・セロンの役作りがすごい

シャーリーズ・セロンはスタイルの良い整った女性として有名ですが、アイリーンを演じるにあたりその役作りも話題になりました。少しでもアイリーンに近づけるため体重は13キロも増量し、眉毛は全て抜きました。また、撮影ではおよそ2時間に渡るメイクを施し、シャーリーズ・セロンの要素を消し演技に挑みました。

モンスター(洋画)は実話映画?

実話:アイリーン・ウォーノス

実話映画「モンスター」の主人公で連続殺人犯のアイリーン・ウォーノスは、1956年2月29日にアメリカ合衆国ミシガン州ロチェスターに生まれました。

実話:アイリーンの生い立ち

アイリーンの両親は、アイリーンが幼少のころ母親のアルコール中毒とネグレクトが原因で離婚しています。アイリーンと兄は父親に引き取られましたが、父親はやがて精神疾患を患い虐待をすることに…。しまいには父親が少女を強姦したことで有罪判決となり、拘留中に自殺を図り死去します。アイリーンと兄は祖父母に引き取られましたが、祖母はアルコール依存症、祖父からは日常的に性的虐待を受けていました。

14歳で祖父との間に子どもが生まれますが、子どもは養子にだされます。アイリーンは高校を中退し、娼婦として生計を立てることになったのです。

実話:ティリアと出会う

ティリアとは、作中でセルビーに当たる女性です。ティリアとゲイバーで知り合ったアイリーンは、ティリアと出会う以前に結婚歴、前科がありました。ティリアとは出会ってまもなく打ち解け、意気投合した2人は恋人同士になります。それまでホテルに勤めていたティリアでしたが、アイリーンと交際後はアイリーンの売春を手伝います。その後、2人は友人関係に戻り行動を共にしていました。

実話:数々の殺人

アイリーンは、1989年から1990年の間にフロリダ州で連続殺人を起こしました。被害者は計6人、全て男性でした。逃走車で事故を起こしたことにより、その事故を目撃していた住人の証言で指名手配をされ、やがてアイリーンは捕まりました。

実話:死刑判決となる

裁判当初は正当防衛を主張していましたが、信頼していたティリアが証言台にたつことになり、また、アイリーンから殺人をした証言を引き出す手引きをしていることに気が付いたアイリーンは、裏切りを感じ真実を話しだします。裁判が終わり死刑判決がだされると「臨んだこと」と話し、また「世の中ふざけている!警察、社会、システム。レイプされた私が処刑され、本や映画で金儲けに使われた。このクソが!」と話しました。

実話:死刑が執行される

死刑執行に関しては早く執行してほしいなどと語り、2002年10月9日死刑執行がされ、アイリーンはアメリカで10番目に死刑執行された女性となりました。アメリカでは、1976年に行われた最高裁によって”死刑解禁判決”となっています。アイリーンの遺体は火葬され、遺骨はミシガン州にある故郷の木の元に撒かれたといいます。

また、「モンスター」以外にも、アイリーン事件をモデルにした映画「テルマ&ルイーズ」やドキュメンタリー映画「シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女」が制作され、アメリカでは問題提起として注目されました。

モンスター(洋画)のキャスト  

シャーリーズ・セロン

映画「モンスター」でアイリーンを演じたシャーリーズ・セロンは、 1975年8月7日生まれの南アフリカ共和国出身です。ハリウッド女優として活動しています。16歳のころからモデルとしてパリやミラノで活動し、その後は女優を目指しニューヨークへ移住します。ニューヨークでスカウトされ、映画「アーバン・ハーベスト3 ザ・スケアクロウ」にエキストラとして女優デビューし、その後アカデミー主演女優賞を受賞するなど実績を残しています。

シャーリーズ・セロンの主な出演作は、映画「ミニミニ大作戦」、「イーオン・フラックス」、「ハンコック」、「あの日、欲望の大地で」、「スノーホワイト」、「プロメテウス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「アトミック・ブロンド」、「タリーと私の秘密の時間」、「ヤング≒アダルト」、「ダーク・プレイス」、「荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜」があります。

クリスティーナ・リッチ

映画「モンスター」でセルビーを演じたクリスティーナ・リッチは、1980年2月12日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカ出身です。女優の他、プロデューサーとしても活動しています。幼少のころ、スカウトをきっかけにCMに出演したことがあります。その後、映画「恋する人魚たち」に出演し女優デビューをしました。プロデューサーとしては、製作会社「Blaspheme Films」を設立しプロデュースの仕事もしています。

クリスティーナ・リッチの主な出演作は、映画「アダムス・ファミリー」、「キャスパー」、「バッファロー'66」、「スリーピー・ホロウ」、「スピード・レーサー」、「私は「うつ依存症」の女」、「僕のニューヨークライフ」、「ブラック・スネーク・モーン」、「ニューヨーク、アイラブユー」、「ポルノ☆スターへの道」、「ベラミ 愛を弄ぶ男」、「スマーフ2 アイドル救出大作戦」などがあります。

ブルース・ダーン

映画「モンスター」でトーマスを演じたブルース・ダーンは、1936年6月4日生まれのアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身です。祖父は政治家ジョージ・ヘンリー・ダーン、娘にアメリカ女優のローラ・ダーンがいます。「ベルリン国際映画祭」では男優賞、「カンヌ国際映画祭」では男優賞を受賞しています。主演ではなく、悪役、名脇役として評価される俳優です。

ブルース・ダーンの他の主演作は、映画「ファミリー・プロット」、「帰郷」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、「白昼の幻想」、「華麗なるギャツビー 」、「ホーンティング」、「すべての美しい馬」、「グラスハウス」、「ダウン・イン・ザ・バレー 」、「コクリコ坂から 」、「ジャンゴ 繋がれざる者」、「ヘイトフル・エイト」、「夜が明けるまで」などがあります。

プルイット・テイラー・ヴィンス

映画「モンスター」でジーンを演じたプルイット・テイラー・ヴィンスは、1960年7月5日生まれのアメリカ合衆国ルイジアナ州バトンルージュ出身です。主な出演作は、映画「ビューティフル・ガールズ」、「海の上のピアニスト」、「マムフォード先生」、「アイデンティティー」、「ギャング・イン・ニューヨーク」、「バード・ボックス」、ドラマ「ウォーキング・デッド」、「BONES」、「メンタリスト」などがあります。

リー・ターゲセン

映画「モンスター」でヴィンセントを演じたリー・ターゲセンは、1965年7月8日生まれのアメリカ合衆国コネチカット州出身です。主な出演作は、映画「シャフト」、「フォーガットン」、「テキサス・チェーンソー ビギニング」、「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」、ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」、「私はラブ・リーガル」、「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」などがあります。

モンスター(洋画)に関する感想や評価

モンスター(洋画)に関する感想や評価①

シャーリーズ・セロン主演の「モンスター」は、シャーリーズ・セロンがアカデミー賞を受賞した作品として話題になりました。当初アイリーンは狂気の殺人犯として騒がれましたが、彼女の生い立ちや境遇を知るとたちまち同情の声があがりました。アイリーンは決して許さることはありませんが、アイリーンを襲った男性には非があるといった意見や評価が多く見られました。

モンスター(洋画)に関する感想や評価②

こちらもアイリーンの境遇に同情を寄せる感想です。人殺しは決して許されませんが、娼婦になるしかなかった彼女の境遇を知ると、すごく重い気分になると言う方が多く見られました。

モンスター(洋画)に関する感想や評価③

事件の概要と併せてアイリーン自身の生い立ちや殺人をするまでの過程などは、衝撃的なものだと言えるでしょう。また、長いブロンドの髪と整った美貌で有名なシャーリーズ・セロンが死刑囚の役をするというのも衝撃的でしたが、アイリーンになりきった姿のシャーリーズ・セロンはアイリーンそのもので衝撃的だという感想や意見が多くあります。

モンスター(洋画)のあらすじネタバレや実話まとめ

以上、映画「モンスター」についてのあらすじをネタバレしてきました。アイリーンを演じたシャーリーズ・セロンの役柄に驚いた方もいるのではないでしょうか?サイト内には、洋画映画に関する他のまとめのありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

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