グリーン・デスティニーのネタバレあらすじとラストを考察!感想や評価も紹介

今回の記事では、映画「グリーン・デスティニー」のあらすじをラストの結末までネタバレ込みで紹介していきます!また、映画「グリーン・デスティニー」の魅力や主要キャストの情報、映画「グリーン・デスティニー」を鑑賞した方々の感想や評価なども紹介していきます!色鮮やかな映像と華麗なワイヤーアクションで第73回アカデミー賞外国語賞を受賞した映画「グリーン・デスティニー」に描かれたストーリーとは?

グリーン・デスティニーのネタバレあらすじとラストを考察!感想や評価も紹介のイメージ

目次

  1. グリーン・デスティニーとは?
  2. グリーン・デスティニーのあらすじ
  3. グリーン・デスティニーのラスト・結末ネタバレ
  4. グリーン・デスティニーの魅力とは?
  5. グリーン・デスティニーの主要キャスト
  6. グリーン・デスティニーの感想や評価
  7. グリーン・デスティニーのあらすじやラストまとめ

グリーン・デスティニーとは?

グリーン・デスティニーの映画情報

今回の記事で紹介する映画「グリーン・デスティニー」は、中国・香港・台湾・アメリカの4か国の合作として2000年に公開された映画です。映画「グリーン・デスティニー」は、4か国の合作と言うこともあり、アメリカでのアカデミー賞外国語賞受賞などをはじめ各国の映画賞を総なめにしている評価の高い映画です。尚、全世界で公開された映画「グリーン・デスティニー」の興行収入は2億ドルを超えていると言われています。

グリーン・デスティニーの予告動画

上の動画は、映画「グリーン・デスティニー」の予告編動画になります。わずか2分の予告動画ですが、映画「グリーン・デスティニー」の最大の魅力と言われている色彩豊かな映像と華麗なワイヤーアクションが凝縮されています。映画「グリーン・デスティニー」を未鑑賞な方は、まずこちらの予告編動画を視聴してみましょう!

グリーン・デスティニーの監督情報

映画「グリーン・デスティニー」は、台湾人映画監督・アン・リー氏によって撮られた作品です。アン・リー氏は、2005年公開の映画「ブロークバック・マウンテン」と、2012年公開の映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」の2作品でアカデミー賞監督賞を獲得している名実共に世界を代表する映画監督です。

ドラマ版が存在する?

映画「グリーン・デスティニー」は、世界的な大ヒットを受けて続編の制作が決定します。しかし、「ソード・オブ・デスティニー」というタイトルで制作された続編は、オンライン映像配信サービスを行なうネットフリックスが映画公開日と同時にネット配信を行うと発表した事からアメリカ国内ではわずか15館のみでの映画公開となっています。※上の動画は、「ソード・オブ・デスティニー」の予告動画になります。

こうした事から、映画「グリーン・デスティニー」の続編はドラマ版として制作されたと勘違いしている方が非常に多いようです。尚、続編ではなく完全版と言う形で映画「グリーン・デスティニー」は、台湾国内でドラマ化が行なわれています。こちらのドラマ版「グリーン・デスティニー」は、キャスト・監督などが映画版とは全く異なりますので要注意です。

グリーン・デスティニーのあらすじ

あらすじネタバレ:青冥剣の使い手・リー

400年前に作られた名剣・青冥剣「グリーン・デスティニー」の使い手であるリーは、武侠の世界に身を置く武人でしたが、戦いに虚しさを感じるようになり、剣を置いて武侠の世界からの引退を決意します。引退を決意したリーは、「グリーン・デスティニー」をティエ氏に寄贈するよう弟子のユーに託します。この時、ユーは悲しそうな表情を見せます。

あらすじネタバレ:阻まれる恋愛関係

実は、リーとユーは互いを想い合う相思相愛の関係だったのです。しかし、ユーはリーの親友と結婚していた過去があり、また、リーとユーは師と弟子という関係であった事から、2人の想いは先へと進む事が叶わずにいます。そんな中でのリーの引退はユーに少なからずの動揺を与えますが、剣を託されたユーは直ちにティエ氏の元へと向います。

あらすじネタバレ:盗まれた剣

ティエ氏の元へと名剣「グリーン・デスティニー」を届けたユーでしたが、その日の夜に名剣「グリーン・デスティニー」は賊の手によって盗まれてしまいます。異変に気づいたユーは、直ちに賊を追い、賊と剣を交えます。しかし、後一歩という所で賊を取り逃がしてしまいます。

あらすじネタバレ:賊のジェイド

一連の事態を聞き及んだリーは、かつて自身の師を毒殺した女盗賊・ジェイドの仕業では無いかと疑います。一方のユーは、自身の妹弟子であるイェンに疑いの目を向けます。

あらすじネタバレ:疑いの目

権力者の娘であるイェンは、女剣士になる事へ強い憧れを抱いており、リー以外にもジェイドを師と仰ぎ剣を習っていたのです。それほどまでに女剣士への憧れを抱くイェンでしたが、ユーに賊である事を看破され、ユーの剣技の前に敗北してしまいます。こうして取り戻された名剣「グリーン・デスティニー」は、再びティエ氏の元へと寄贈される事になります。

あらすじネタバレ:イェンの恋

名剣「グリーン・デスティニー」を取り返されてしまったイェンでしたが、女剣士になりたいという思いだけは捨てきれずにいます。しかし、イェンには親が決めた結婚の日が迫っています。親に従い結婚するのか、女剣士になるという思いを貫くのか、という人生の岐路に悩むイェン。

そんなイェンの前に一人の男が現れます。その男は、かつてイェン一家を襲いイェンをさらっていった盗賊の頭・ローです。実は、イェンとローは、イェンをさらった後に恋仲となっており、ローはイェンに対して「盗賊を辞め立派になったらお前を迎えにいく!その時結婚しよう!」とプロポーズまでしています。こうして結婚を誓い合ったローは、イェンを開放し盗賊から足を洗ったのです。

そんなローが目の前に現れた事で、イェンの気持ちはますます悩み深いものとなりますが、イェンはローに親が決めた相手との結婚が迫っている事などを話し別れを告げます。一方、名剣「グリーン・デスティニー」を再び寄贈し一息ついていたリーとユーは、暗躍するジェイドの存在を危惧すると共に、イェンの剣の才能について語り合います。

こうして、イェンに「正しい剣」を伝えたいと願うリーと、結婚して女性としての幸せを手に入れるべきだと考えるユー、そしてイェンへの思いを捨てきれないロー、三者三様の思いがある中でイェンの結婚式の日が訪れます。

あらすじネタバレ:婚儀に乱入

イェンの結婚式が厳かに始まると、一人の男が式に乱入してきます。その男は、もちろんローです。イェンへの思いを捨て切れなかったローは、式を滅茶苦茶にすると遠方の山へ向い身を隠します。一方のイェンも、ローへの思いを捨てきれず、すぐにローを追いかけます。この時、イェンは再び名剣「グリーン・デスティニー」を奪い去っています。

あらすじネタバレ:正しい剣

イェンが名剣「グリーン・デスティニー」を再び持ち去った事から、リーとユーはイェンを追う事になります。そして、イェンに追いついたリーは、「正しい剣」を学ぶよう説得を試みます。すると、イェンのもう一人の師であり、リーにとっては師の仇であるジェイドが現れます。

グリーン・デスティニーのラスト・結末ネタバレ

ラスト結末ネタバレ:フォックスの企み

突如現れたジェイドは、リーとの戦いで疲弊しているイェンを介抱します。その様子を見ていたリーは、かつて自身の師がジェイドに毒を盛られて殺された事を思い出すと、ジェイドがイェンに飲ませようとしていた物を破棄させます。ジェイドは、剣の才能に目覚めつつあったイェンを恐れ、殺そうとしていたのです。

ラスト結末ネタバレ:猛毒の矢

ジェイドの本意を知ったイェンは、リーに名剣「グリーン・デスティニー」を渡します。名剣「グリーン・デスティニー」を受け取ったリーは、巧みな剣技でジェイドを圧倒し、ついにはジェイドを斬り伏せます。しかし、死ぬ間際となったジェイドは最後の力を振り絞り猛毒の塗られた吹き矢をリーに打ち込みます。

ラスト結末ネタバレ:リーの最後

ジェイドの毒吹き矢を受けてしまったリーは、瀕死の状態となります。そして、死を悟ったリーはユーに思いのたけを伝えます。その言葉は一つ一つがユーを思った言葉であり、純粋な愛に満ちた言葉です。ユーへの思いを口にしたリーは、そのまま息を引き取ります。

大きな悲しみに打ちひしがれていたユーでしたが、リーが望んでいた事を叶えようと考え、名剣「グリーン・デスティニー」を再度ティエ氏に寄贈し、都を後にします。一方のイェンは、リーの死を悲しむと共に自責の念を強く抱きます。そして、イェンはローの元を訪れた後に、「飛び降りた者の願いを叶えてくれる」という言い伝えがある断崖絶壁から身を投げ出します。(完)

グリーン・デスティニーの魅力とは?

曲と映画がマッチしている

映画「グリーン・デスティニー」は、音楽と映像が非常にマッチしています。派手な音色を廃し、情緒と物悲しさを漂わせた静かで力強い音楽は、劇中で描かれていく詩的で幻想的なストーリーをより一層色鮮やかなものにしています。そして、この素敵な音楽は世界的なチェロ奏者であるヨーヨー・マ氏の演奏によって、より一層素晴らしいものになっていると言われています。

大人が紡ぐ愛の物語

映画「グリーン・デスティニー」には、リーとユーの純愛が描かれています。亡き親友の妻だった女性であるが故に、そして師弟関係であるが故に結ばれない2人の関係。しかし、リーが死を悟った瞬間、様々なものから開放されたわずかな瞬間に、リーはユーに愛を告白します。そして、これまで隠し通してきた想いの全てをユーに伝えます。メールで告白する現代とは、まるで違う魂の告白は多くの鑑賞者を感動させています。

映画のロケ地が美しい

映画「グリーン・デスティニー」の最大の魅力ともいわれる色鮮やかな映像美は、中国各地の美しいロケ地によって生まれています。竹林の鮮やかな緑や、砂塵舞う橙の荒野、夕日を浴びて真紅に染まる渓谷など、本当に色鮮やかな風景が劇中を彩っています。

優雅なワイヤーアクション

映画「グリーン・デスティニー」の魅力であり特徴とも言えるのが、アクションシーンでふんだんに使用されているワイヤーアクションです。遥か上空までジャンプする姿や、竹の穂先に立ちながら繰り広げられる戦闘などは、本作に優雅さとスピード感を与えていると言われています。尚、映画「グリーン・デスティニー」の成功によって、このワイヤーアクションは多くの映画撮影に用いられるようになったと言われています。

舞台は19世紀の初め

映画「グリーン・デスティニー」の舞台は、19世紀の初めだと考えられています。この時代の中国では「道教」が尊重されており、武術家たちが尊敬と畏怖の念を抱かれていた時代だと言われています。

原題「臥虎蔵龍」の意味

映画「グリーン・デスティニー」の原題「臥虎蔵龍」は、日本語に訳すと「伏せる虎、隠れる龍」となります。つまり、最強の猛獣である虎や龍が隠れて機を伺っているという意味になり、これが転じて「何か危険な事がひそんでいる様子」という意味に解釈されています。

グリーン・デスティニーの主要キャスト

リー・ムーバイ/チョウ・ユンファ

映画「グリーン・デスティニー」でリー・ムーバイ役にキャストされているチョウ・ユンファさんは、1955年5月18日生まれの香港出身です。チョウ・ユンファさんは、映画「グリーン・デスティニー」以外にも2010年公開の映画「シャンハイ」や、2007年公開の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」などの人気作品に出演しています。

イェン/チャン・ツィイー

映画「グリーン・デスティニー」でイェン役にキャストされているチャン・ツィイーさんは、1979年2月9日生まれの中国・北京出身です。チャン・ツィイーさんは、映画「グリーン・デスティニー」以外にも2001年公開の映画「ラッシュアワー2」や、2005年公開の映画「SAYURI」などの人気作品に出演しています。

ユー・シューリン/ミシェール・ヨー

映画「グリーン・デスティニー」でユー・シューリン役にキャストされているミシェール・ヨーさんは、1962年8月6日生まれのマレーシア出身です。ミシェール・ヨーさんは、映画「グリーン・デスティニー」以外にも2008年公開の映画「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」や、2017年放送のドラマ「スタートレック・ディスカバリー」などの人気作品に出演しています。

ティエ氏/ラン・シャン

映画「グリーン・デスティニー」でティエ氏役にキャストされているラン・シャンさんは、1930年(詳細不明)生まれの中国出身です。ラン・シャンさんは、映画「グリーン・デスティニー」以外にも1998年公開の映画「不夜城」や、1981年公開の映画「レジェンド・オブ・ドラゴン」などの人気作品に出演しています。尚、ラン・シャンさんは2002年5月に他界しています。

ロー/チャン・チェン

映画「グリーン・デスティニー」でロー役にキャストされているチャン・チェンさんは、1976年10月14日生まれの台湾出身です。チャン・チェンさんは、映画「グリーン・デスティニー」以外にも2008年公開の映画「レッドクリフ」や、2014年公開の映画「ブレイド・マスター」などの人気作品に出演しています。

グリーン・デスティニーの感想や評価

映画「グリーン・デスティニー」の感想や評価を簡単に紹介します。最も多く目につくのは「映像が綺麗」「音楽が素晴らしい」「チャン・ツイィーが綺麗」という感想や評価です。尚、作品全体を評価する感想や評価は完全に二分されており、個人の主観によって評価が大きく変わる作品と言えそうです。また、映画「グリーン・デスティニー」を撮った監督についての感想も多く見られ、こちらも評価が完全に二分されているようです。

特に映画「グリーン・デスティニー」のラストや結末については、「意味が分からない」や「結局イェンは死んだのか?」といった感想が多く見受けられ、映画「グリーン・デスティニー」のラストシーンや結末の受け取り方によって作品自体の評価が分かれてもいるようです。

また、上記ツイッターのように映画「グリーン・デスティニー」のラストシーンや結末から映画「グリーン・デスティニー」を女性の人生と捉えて鑑賞している方が比較的多いようです。とにもかくにも、映画「グリーン・デスティニー」はラストシーンや結末の受け取り方で評価が大きく変わる作品のようですので、じっくりとラストや結末を見届けられる時間的余裕がある際に鑑賞すべき作品といえそうです。

グリーン・デスティニーのあらすじやラストまとめ

今回の記事では、映画「グリーン・デスティニー」のあらすじをラストの結末までネタバレ込みで紹介してきましたが如何でしたか?映画「グリーン・デスティニー」は、ツッコミどころ満載な映画とも言われていますが、それすらも圧倒するほどの映像美と華麗なワイヤーアクションによって大人の純愛ストーリーが描かれた作品ですので一見の価値がある映画です。未鑑賞な方はラストシーンや結末に注目して鑑賞してみましょう!

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