2019年04月03日公開
2019年04月03日更新
愛と哀しみの果てのあらすじと感想!心に響く名言も紹介【アカデミー賞作品賞】
映画「愛と哀しみの果て」のあらすじ・感想をネタバレで紹介!アフリカを舞台にした物語が描かれている映画「愛と哀しみの果て」のあらすじを結末までネタバレで紹介していきます。またあらすじネタバレだけでなく、映画「愛と哀しみの果て」を視聴した方の感想も載せていきます。その他には、映画「愛と哀しみの果て」がアフリカの実話だと言われている理由も紹介していきますので是非ご覧下さい!
目次
愛と哀しみの果てのあらすじネタバレ
本記事では映画「愛と哀しみの果て」のあらすじを結末までネタバレで紹介していきます!またあらすじネタバレだけでなく、映画「愛と哀しみの果て」を視聴した方の感想も載せていきます。その他には、映画「愛と哀しみの果て」が実話だという言われている理由なども載せていきますので是非ご覧下さい!
あらすじネタバレ:アフリカの地
映画「愛と哀しみの果て」は老婦人になったカレンが語り始める所から始まります。カレンはかつてアフリカの大地でデニスという男性と出会い愛を分かち合っていたのでした。
あらすじネタバレ:デニスとの出会い
カレンはデンマークの貴族の娘として誕生しました。ですがカレンは外の世界を見たいという強い願望を持っていたため、形式上の結婚を果たしアフリカのケニアに渡りました。そしてナイロビに向かう列車でデニスと運命の出会いを果たしたのでした。
農園に到着したカレンは貴族との結婚式を行いました。ですがデンマークの貴族出身という理由で、カレンは他の貴族から見下された態度を取られてしまいます。
あらすじネタバレ:再会する2人
不遜な態度を取られた事でカレンは上流階級に嫌気が差し、召使いや農園の従業員との交流を深めていくようになりました。そして時を同じくしてカレンはデニスと再会を果たしたのでした。
デニスと再会したカレンは、夫を愛する気持ちの狭間で揺れていました。ですがデニスの自由で逞しい姿に惹かれ、カレンはデニスの子供を望むようになったのでした。
あらすじネタバレ:梅毒にかかる
第一次世界大戦が勃発し、デニスとカレンの夫は徴兵される事となりました。この頃からカレンは2人の帰りを待つ寂しい時を過ごしています。そして帰ってきた夫は農園は辞めると言い出し、カレンは大きなショックを受けてしまいます。
夫が農園を辞めると言い出した頃に、カレンは謎の体調不良に襲われていました。そしてカレンは夫が原因の梅毒に感染している事が判明します。またカレンは故郷であるデンマークへと帰り静養する道を選んだのでした。
あらすじネタバレ:アフリカへ戻る
梅毒が完治したカレンは再びアフリカに戻る事を決めました。ですがカレンは子供が産めない体になっており、夫だけでなくデニスに対してもよそよそしい態度を取ってしまうのでした。
あらすじネタバレ:笑顔になるカレン
農園の経営が順調に進む中、カレンはアフリカの子供たちに教育を施そうとしました。ですが夫がこれに反対し2人の仲はだんだんと冷めていくのでした。そしてカレンは夫への想いを忘れるようにデニスと何度も口づけを交わしたのでした。
あらすじネタバレ:デニスとの関係
農園の経営が思わしくない時には、デニスがカレンは連れ出しアフリカの美しい風景を見せました。風景を見たカレンはあまりの美しさに言葉を失い、次第に笑顔を取り戻していくのでした。
あらすじネタバレ:コーヒー農園の火事
不遇の時を耐え抜いた農園は経営が軌道に乗り始めていました。ですが突然の火事で農園は焼き払われてしまい、カレンは一瞬にして全てを失ってしまうのでした。
あらすじネタバレ:帰国する準備
農園を失ったカレンはケニア総督夫人のもとを訪れ移住の支援を申し込みました。カレンの想いを知った夫人は快く支援を受けました。そしてカレンは帰国するだけとなり、1人で寂しくアフリカ最後の夕食を取る事となったのでした。
食事をしていたカレンのもとにデニスが訪れ、2人はアフリカ最後の夜を楽しみました。そしてデニスは別れ際に飛行場まで見送りに行きたいと申し出たのでした。
あらすじネタバレ:デニスの死
約束の日になり、カレンは飛行場でデニスを待っていました。ですがカレンの目の前に現れたのは夫で、デニスは飛行機事故で亡くなった事が判明してしまうのでした。
あらすじネタバレ:アフリカからの手紙
カレンが故郷に帰国すると、アフリカから友人の手紙が届きました。手紙には「デニスの墓の周りにライオンが住み着いている」と書かれており、デニスが喜びそうな内容を見たカレンは微笑みました。そしてカレンはアフリカで過ごした日々を忘れないと胸に誓ったのでした。
愛と哀しみの果ての名言集
あらすじネタバレを知った後は、映画「愛と哀しみの果て」の作中で誕生した名言を紹介していきます!映画「愛と哀しみの果て」では多くの名言が誕生しています。
デニスの名言:「僕が決めた・・・」
この名言の全文は「僕が決めたから、君と一緒にいるんだ」です。デニスは世間の生き方に反した自分らしい生き方を追求しています。そしてカレンと一緒にいる事も自分が選んだ事だと言っています。
デニスの名言:「動かないで」
この名言の全文は「動かないで」「動きたいの」「動くな」です。このような言葉を重ねながら、デニスとカレンは愛を深めています。
デニスの名言:「ただの紙切れ・・・」
この名言の全文は「ただの紙切れ一枚なんかで君に近づいたり、もっと愛したりなんかしないよ」です。作中でデニスは、カレンとの結婚届を拒んでいます。デニスにとって結婚届とはただの形式であり、真の愛の形ではないと語っています。
デニスの名言:「何が君の・・・」
この名言の全文は「何が君のものだって言うんだ?僕たちはこの地の所有者じゃないんだよ、カレン、ただ過ぎ去っていくだけなんだ」です。作中でカレンは、犠牲を払ってでも手に入れるべきものがあると言っています。ですがデニスは何よりも自由を愛するべきと言っています。
デニスの名言:「見るべき・・・」
この名言の全文は「見るべき土地があるんだ…長く続かないだろうからね」です。デニスはアフリカを旅していますが、だんだんと開拓され自然を失っていく姿に落胆しています。
デニスの名言:「君がだめに・・・」
この名言の全文は「君がだめにしたんだ」「何を?」「僕の孤独を」です。デニスは1人でアフリカを旅する事を楽しんでいました。ですがカレンと出会って愛を知り、それと引き換えに孤独を失ったと言っています。
カレンの名言:「それは奇妙・・・」
この名言の全文は「それは奇妙な感情だった、別れ、そこには嫉妬というものが存在する」です。作中でブロアは自由に生きている姿が描かれています。そのためカレンは男の自由さに嫉妬していたと言われています。
カレンの名言:「私はかつて・・・」
この名言の全文は「私はかつてアフリカに農場を持っていた」です。作中で、カレンはブロアに振り回される日々を送っています。ですが年を重ねて思い出すのはアフリカの事ばかりで、本当に楽しい日々を送っていた事が分かる名言です。
カレンの名言:「私たちがその・・・」
この名言の全文は「私たちがその道を遠すぎるものと見なさないように、地球は丸く作られたのだ」です。映画「愛と哀しみの果て」はアフリカを舞台にしており、作中では広大な荒野が描かれています。そして先が見えないから人間は先を目指せるという意味を含んだ名言が誕生しています。
カレンの名言:「『こんにちわ』の・・・」
この名言の全文は「『こんにちは』の方が得意なのに」です。作中で、ブロアは度々外に出掛けており、カレンは寂しい日々を送っています。そのためこの名言では「さよなら」よりも「こんにちは」の方が好きという事を表しています。
カレンの名言:「もし私がアフリカ・・・」
この名言の全文は「もし私がアフリカの歌、キリンやその背後に横たわるアフリカの新月、農場のすきやコーヒーを摘む人々の汗ばんだ顔の歌というものを知っているとしたら、アフリカは私の歌を知っているかしら?」です。この名言ではカレンが、「私がアフリカを愛していたように、アフリカも自分を愛していたか」という追想に浸っています。
カレンの名言:「もしあなたが・・・」
この名言の全文は「もしあなたが今何か言ったら…それを信じるわ」です。この名言はカレンとデニスが口づけを交わした際に誕生しました。愛する人の事なら何でも信じられるという意味を含んでいます。
カレンの名言:「心の旅人なの」
この名言の全文は「心の旅人なの」です。カレンは創作能力に自信がある人物で、デニスはカレンの作り話を楽しそうに聞いています。その際にカレンが「心の旅人なの」という名言を誕生させています。
愛と哀しみの果ては実話映画?
ここからは映画「愛と哀しみの果て」が実話だと言われている理由を紹介していきます!また実話の情報だけでなく、映画「愛と哀しみの果て」の原作情報も載せていきます。
原作者カレン・ブリクセンの実話
映画「愛と哀しみの果て」の原作はカレン・ブリクセンの「アフリカの日々」です。カレン・ブリクセンは1885年に誕生した人物で、1962年に亡くなっています。カレン・ブリクセンは1913年頃にスウェーデンの貴族と結婚してアフリカに移り住んでいます。この体験談が「アフリカの日々」に記されている実話だと言われています。
自身の実話を「アフリカの日々」として記したカレン・ブリクセンは生前に「エーレンガード」「運命譚」「七つのゴシック論」などの作品も発表しています。
愛と哀しみの果ての映画情報
愛と哀しみの果ては1985年に公開されたアメリカの映画です。日本では1986年に公開されています。また愛と哀しみの果ては「アカデミー賞作品賞」「ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞」などの賞を受賞しています。
愛と哀しみの果ての予告
動画は映画「愛と哀しみの果て」の予告映像です。動画を見て分かるように、映画「愛と哀しみの果て」はアフリカを舞台にしている作品で、愛と切なさが全編に渡って描かれています。
舞台はアフリカのケニア
映画「愛と哀しみの果て」はアフリカのケニアを舞台している作品です。原作者のカレン・ブリクセンもスウェーデンの貴族と結婚した後にケニアに移り住んでおり、映画「愛と哀しみの果て」では実話が描かれています。またコーヒー農園の経営や梅毒なども実話だと言われています。
愛と哀しみの果てのキャスト
実話の情報を知った後は、映画「愛と哀しみの果て」に出演しているキャストを一覧化して紹介していきます!
カレン・ディネーセン/メリル・ストリープ
映画「愛と哀しみの果て」でカレン・ディネーセンを演じたのは女優のメリル・ストリープです。メリル・ストリープは1977年より女優活動を行っている人物で、これまでに「プラダを着た悪魔」「ハリウッドにくちづけ」「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」「未来を花束にして」「幸せをつかむ歌」「レンディション」「マンマ・ミーア!」などの作品にも出演しています。
デラメア男爵/マイケル・ガフ
映画「愛と哀しみの果て」でデラメア男爵を演じたのは俳優のマイケル・ガフです。マイケル・ガフは1940年代より俳優活動を行っている人物で、これまでに「トップ・シークレット」「クリスマス・キャロル」「ヴィトゲンシュタイン」「バットマンシリーズ」「ティム・バートンのコープスブライド」「アリス・イン・ワンダーランド」などの作品にも出演しています。
デニス/ロバート・レッドフォード
映画「愛と哀しみの果て」でデニスを演じたのは俳優のロバート・レッドフォードです。ロバート・レッドフォードは1959年より俳優活動を行っている人物で、これまでに「シャーロットのおくりもの」「ザ・ディスカバリー」「ラスト・キャッスル」「スパイ・ゲーム」「アンカーウーマン」「リバー・ランズ・スルー・イット」「華麗なるギャツビー」などの作品にも出演しています。
コール/マイケル・キッチン
映画「愛と哀しみの果て」でコールを演じたのは俳優のマイケル・キッチンです。マイケル・キッチンはこれまでに「刑事フォイル」「魅せられて七月」「プルーフ・オブ・ライフ」「トライアル審判」「ダロウェイ夫人」「暗殺の瞬間」などの作品にも出演しています。
ブロア男爵/クラウス・マリア・ブランダウアー
映画「愛と哀しみの果て」でブロア男爵を演じたのは俳優のクラウス・マリア・ブランダウアーです。クラウス・マリア・ブランダウアーは1970年代より俳優活動を行っている人物で、これまでに「テトロ過去を殺した男 」「ホワイト・ファング」「アカデミー栄光と悲劇」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」「ザルツブルク・コネクション」などの作品にも出演しています。
ベルフィールド伯爵夫人/レイチェル・ケンプソン
映画「愛と哀しみの果て」でベルフィールド伯爵夫人を演じたのは女優のレイチェル・ケンプソンです。レイチェル・ケンプソンはこれまでに「椿姫」「遥かなる戦場」「愛のふれあい」「トム・ジョーンズの華麗な冒険」「グラン・プリ」などの作品にも出演しています。
ジョセフ・バイン卿/レスリー・フィリップス
映画「愛と哀しみの果て」でジョセフ・バイン卿を演じたのは俳優のレスリー・フィリップスです。レスリー・フィリップスはこれまでに「トゥームレイダー」「ラルフ一世はアメリカン」「スキャンダル」「史上最大の作戦」「最高の人生をあなたと」などの作品にも出演しています。
愛と哀しみの果ての音楽
あらすじやキャストを知った後は、映画「愛と哀しみの果て」に使用された音楽の情報を紹介していきます!
愛と哀しみの果てのサントラ
画像は映画「愛と哀しみの果て」のサウンドトラックです。映画「愛と哀しみの果て」では、作曲家のジョン・バリーが音楽を担当しています。
愛と哀しみの果ての感想や評価
ここからは映画「愛と哀しみの果て」を視聴した方の感想を紹介していきます!感想と共にTwitterの口コミ画像なども載せていきますので是非ご覧下さい。
感想:感動した!
Out of Africa
— 本藤稟子 (@rinko_motofuji) February 1, 2019
何度観ても感動。
日本語タイトルが
愛と哀しみの果て
なのは、なぜだろ?#愛と哀しみの果て #映画鑑賞 #素朴な疑問 https://t.co/BqXniUMHUG
映画「愛と哀しみの果て」の作中では、儚い愛の物語が描かれています。そのため感動したという感想がとても多いようです。
感想:自然が美しい!
映画「愛と哀しみの果て」を観て〜壮大な自然美と愛しいまでのメロディーとのシンクロ感は…すばらしすぎ。それは、儚いまでの人間物語をいっそうと引き立てる…。改めて作曲家ジョン・バリーに感銘を受ける。なぜか「イングリッシュ・ペイシェント」を思い出したな〜
— Shinichi Akita (@akitaid) February 9, 2011
映画「愛と哀しみの果て」はアフリカが舞台となっているため、自然がとても美しいという感想を抱いている方も多いようです。
感想:衣装が可愛い!
映画『愛と哀しみの果て』観たよ。
— ©︎KOBANOID製作委員会 (@KOBANOID) March 21, 2019
原題がout of africaなので邦題が悪い。
「メリル・ストリープのアフリカ一代記」みたいな感じ。メリル・ストリープが梅毒になったり、ライオンと闘います。けっこう良い映画。衣装が可愛い。 https://t.co/yD44w5YwHy
映画『愛と哀しみの果て』「衣装が可愛い」といった口コミもありました。主人公のカレンは結婚式での華やか衣装から、農園でのラフな格好まで、様々な服装を着こなします。その様変わりする衣装は必見です。
愛と哀しみの果てのあらすじネタバレや感想まとめ
本記事では映画「愛と哀しみの果て」のあらすじや感想を紹介していきましたがいかがだったでしょうか?映画「愛と哀しみの果て」は実話だと知って驚く方がとても多いようです。また儚い愛の物語で涙したという感想を持っている方もとても多いようです。そんな映画「愛と哀しみの果て」をまだ視聴した事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい!