2019年03月31日公開
2019年03月31日更新
ロング・キス・グッドナイトの評価と感想は?映画のあらすじと結末をネタバレ
ロング・キス・グッドナイトは、1996年にアメリカで公開された女性が主人公のスパイアクション映画です。主人公のサマンサは8年前から記憶喪失となっていました。一人娘を育てる母親で普段は学校の教師をしていましたが、事故をきっかけに記憶を取り戻していきます。サマンサの正体は一体何者なのか、この記事ではロング・キス・グッドナイトのあらすじのネタバレや、映画の評価や感想を紹介します。
目次
ロング・キス・グッドナイトとは?
ロング・キス・グッドナイトの映画作品情報
ロング・キス・グッドナイトは、1996年に公開されたアメリカのスパイアクション映画です。公開当初は、週末までにリリースされた映画のランキング3位に食い込むなど、高い人気を誇りました。
アメリカの有名な映画の評価・評論サイトのRotten Tomatoesでは、ロング・キス・グッドナイトに69%の人が満足するという評価をしています。また、アメリカの映画評論家のロジャー・エバートは星3つのうち2つ半の高評価を与えています。
ロング・キス・グッドナイトの予告編動画
ロング・キス・グッドナイトの予告動画では男女が銃を持って建物に侵入し、爆発に巻き込まれるところから始まります。教員をしていた女性が記憶を取り戻し、政府に狙われてしまうというシーンが描かれています。
ロング・キス・グッドナイトの監督
ロング・キス・グッドナイトの監督は、アクション映画監督としても有名なレニー・ハーリンです。レニー・ハーリンは「ダイ・ハード2」や「スキップ・トレース」、「ディープブルー」、「クリフハンガー」など数々のヒット映画を生み出しています。現在は離婚していますが、ロング・キス・グッドナイトの撮影時は主演を務めるジーナ・デイヴィスと結婚していました。
ロング・キス・グッドナイトの映画あらすじネタバレ
ロング・キス・グッドナイトは、アクション映画監督として有名なレニー・ハーリンが監督を務めているだけあり、現在もなお人気の高い映画です。一体どんなアクション映画なのか、ここではロング・キス・グッドナイトのあらすじのネタバレをまとめています。
あらすじネタバレ:記憶喪失
ロング・キス・グッドナイトの主人公であるサマンサがどういう人物なのか、まずは物語冒頭のあらすじのネタバレを紹介します。サマンサは8年前に浜辺で倒れていました。発見された時サマンサは記憶喪失になっており、自分の名前も分からない状態でした。唯一、ポケットには何かのカギが入っていましたが、それが何のカギかは分かりません。
サマンサという名前も保護された時につけられた名前です。さらにサマンサは妊娠2ヶ月の状態でしたが、記憶をなくしていたので子供の父親が誰なのか見当もつきませんでした。現在は娘も無事に生まれ、ハルという男性と結婚して幸せな生活を送っていました。そんなサマンサは、普段は小学校の教員として働いていました。
しかし8年経った今でも、サマンサは失くした記憶のことが気になっていました。そこでサマンサは、探偵のミッチ・ヘネシーに自分の過去を調査するように依頼をします。ミッチは女性が失踪したという部屋を調査することにしました。するとその部屋の大家の孫から、サマンサの過去を掴む手がかりを見つけることができました。
あらすじネタバレ:過去
記憶喪失になって8年が経ち、幸せな家庭を築いていたサマンサでしたが、いよいよミッチによって過去について知る手がかりを見つけることができました。サマンサには一体どのような過去があるのか、あらすじのネタバレを紹介します。
街中はクリスマスムードになっており、サマンサもクリスマスパレードに参加しました。楽しげなクリスマスパレードの様子はテレビで放送されました。刑務所でも、クリスマスパレードの様子がテレビで映し出されていました。そこにはサマンサの姿が映っています。刑務所に入っていた片目のジャックはサマンサを見て驚きました。
ジャックは8年前にサマンサを殺したはずでした。その時にジャックはサマンサによって片目を失っています。ジャックはサマンサがまだ生きていることを、クリスマスパレードの放送で知りました。一方でサマンサはとある日、接触事故を起こしてしまいました。この事故でサマンサは頭を強く強打しました。
意識を失ったサマンサは、夢の中で自分そっくりのチャーリーと呼ばれた女と出会いました。意識を取り戻したサマンサはこの事故をきっかけに記憶を取り戻していきます。ある日サマンサが料理をしていると、見事な包丁さばきを見せます。そしてサマンサは狙いを定めて包丁を投げました。その包丁は綺麗に的に刺さり、ハルを驚かせます。
サマンサは記憶を戻していくうちに、凶暴性が垣間見えてきている自分に恐れていました。そんな時、自宅に刑務所から脱獄したジャックがサマンサを殺しに侵入してきます。ジャックはサマンサのことをチャーリーと呼び、「片目を返せ」と言いました。見に覚えのないサマンサでしたが、ジャックが攻撃を仕掛けると無意識に身体が反応し、ジャックを殺してしまうのでした。
このままでは危険だと思ったサマンサは、情報を提供してくれたミッチと共に自分の過去を調べるために家を出ました。ミッチはサマンサの過去について調べていた時に、サマンサ宛にルークという人物からハガキが届いていたと言います。そこで過去にサマンサが借りていた家に向かうことにしました。サマンサの私物には、ネイサン・ウォルドマン博士から送られた本がありました。
二人は、ネイサンと会う約束を取り付けて駅で待ち合わせることにしました。ホテルでサマンサが持ってきていた旅行バッグを開くと、見覚えのない部品が入っていました。部品を手にとったサマンサは無意識にそれを組み立てます。それはライフル銃だったのです。
後日、ミッチとサマンサは待ち合わせの駅へと向かいます。しかし、待ち合わせの電話が何者かに傍受されており、サマンサ達は銃を持って武装した男達に襲われました。銃で乱射され、爆弾で吹き飛ばされそうになりましたが、窓を割って脱出することに成功しました。脱出したところでちょうどネイサンと出会う事ができ、二人はネイサンの車で逃亡します。
サマンサはネイサンに自分の正体を聞きます。なんとサマンサの本名はチャーリーと言い、ネイサンが鍛え上げたCIAのスパイだったのです。サマンサは1988年に武器商人デダラスとティモシーの暗殺に失敗し、ジャックに狙われたところで消息が分からなくなっていたと言います。サマンサはネイサンのことを信用することができず、車を奪って逃走します。
あらすじネタバレ:ルークの正体
サマンサの過去を知る人物であるネイサンと無事に出会う事ができましたが、自分の正体がCIAだったという事実を信じることができず、サマンサはネイサンから逃げ出します。そして二人は、サマンサの婚約者であるルークから来たハガキに書いてあった住所に向かいます。
ルークはサマンサとの再会を喜ぶように抱きしめます。ミッチは気を使って二人っきりにしました。二人から離れたところで、ミッチは追いかけてきたネイサンに銃を突きつけられてしまいます。ミッチが説明をすると、ネイサンはルークの正体はかつてサマンサが暗殺に失敗をした武器商人のデダラスだと言いました。「婚約者」というのは標的を表す隠語だったのです。
罠だと気づいたミッチは急いで二人の元に戻りましたが、サマンサはすでに捕まっていました。サマンサは水責めの拷問にあいます。水の中にあったネイサンの死体を見て、サマンサは自分がチャーリーであることを思い出しました。記憶を取り戻したチャーリーはデダラスを殺害して逃亡します。その後、CIAに連絡して任務を終えたことを報告しました。
ロング・キス・グッドナイトの映画結末ネタバレ
結末ネタバレ:ハネムーン計画
記憶を取り戻すことに成功したチャーリー(サマンサ)は髪の色を金髪に変えてショートヘアにし、性格や話し方まで変わってしまいます。チャーリーは自分は暗殺者だと切り替え、主婦である自分を捨てて家族を忘れようとしていました。そんなチャーリーは今度はCIAから命を狙われることになります。
なぜチャーリーが仲間のCIAから狙われることになるのか、ロング・キス・グッドナイトの結末までのネタバレを紹介します。チャーリーが連絡をとった上司の諜報局長であるパーキンスは、あることを企てていました。サマンサがかつて暗殺を命じられていた人物・ティモシーとパーキンスは、実は裏で繋がっていたのです。
パーキンスは大統領からCIAの予算をカットすることを告げられていました。パーキンスはそれを阻止するために、テロ活動を行うティモシーと手を組んでいたのです。パーキンスはチャーリーによって企てていた「ハネムーン計画」を邪魔されるのではないかと思っていました。
「ハネムーン計画」とは、クリスマスムードの街中に爆弾を積んだタンクローリーを爆破させて市民を大量に殺害し、イスラム過激派によるテロ行為だと偽装するものでした。
結末ネタバレ:ケイトリンの父
再びCIAとして活動をしようとしているチャーリーは、パーキンスの「ハネムーン計画」のために狙われることになります。チャーリーは生き残ることができるのか、結末のネタバレを紹介します。記憶を取り戻したチャーリーは、娘のケイトリンが暗殺対象のティモシーとの子供だということも思い出しました。
チャーリーは、ティモシーに近づくために親密な仲になっていたのです。そんな中、ティモシーにケイトリンを人質にとられてしまいます。サマンサは家族を捨てたつもりでしたが、やはり家族を捨てることができず、サマンサであった時間も自分だと受け入れることにしました。
チャーリーは人質を取ったと知らせてきた電話を逆探知し、ティモシーがナイアガラにいることを知ります。チャーリーはミッチに別れを告げ、一人でアジトに乗り込んでいきました。チャーリーはティモシーに、ケイトリンはあの時にできた子供だということを伝えます。ティモシーは動揺したものの、二人を殺そうと冷凍室に閉じ込めてしまいました。
チャーリーは建物を爆発させて冷凍室から脱出し、ミッチと合流します。しかし、ティモシーはしつこく追いかけてきます。ティモシーはヘリで上空から3人をめがけて銃を乱射します。命の危機にさらされる中、チャーリーは銃で狙いを定めてティモシーを殺害しました。その後パーキンスの悪事も曝され、チャーリーとミッチは大統領に感謝されました。
再び政府で働かないかと大統領に誘われましたがチャーリーはそれを断り、主婦に戻ってハルやケイトリンと一緒に平和に過ごすことを選びました。
ロング・キス・グッドナイトの登場人物・キャスト
サマンサ・ケイン(チャーリー・ボルチモア)/ジーナ・デイヴィス
ロング・キス・グッドナイトのあらすじでは、8年間記憶喪失でサマンサ・ケインとして生き、CIAのスパイで暗殺者だと判明したチャーリー・ボルチモア役を演じたのは、ジーナ・デイヴィスでした。
ジーナ・デイヴィスはアメリカの女優で、過去にはアカデミー助演女優賞やゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞するなど、幅広い役柄をこなす実力のある演技派女優です。出演作品には「テルマ&ルイーズ」や「スチュアート・リトル」などがあります。
ミッチ・ヘネシー/サミュエル・L・ジャクソン
ロング・キス・グッドナイトの主人公、サマンサの相棒で探偵のミッチ・ヘネシー役を演じたのはサミュエル・L・ジャクソンでした。サミュエル・L・ジャクソンはアメリカの俳優で、名脇役としても人気があります。また、日本の俳優の千葉真一の熱狂的なファンとしても知られています。出演作品には「S.W.A.T」や「アベンジャーズ」、「キャプテン・マーベル」などがあります。
ケイトリン・ケイン/イヴォンヌ・ジーマ
ロング・キス・グッドナイトのあらすじでもあったように、実は敵のティモシーが父親だったサマンサの一人娘のケイトリン・ケイン役を務めたのはイヴォンヌ・ジーマでした。イヴォンヌ・ジーマは現在でも女優として活躍しており、「モンスター・プロジェクト」や「ER緊急救命室」などに出演しています。姉のマデリーン・ジーマとヴァネッサ・ジーマも女優として活躍しています。
ティモシー/クレイグ・ビアーコ
ケイトリンの実の父親で、サマンサ達の敵として現れたティモシー役を演じたのは、クレイグ・ビアーコです。クレイグ・ビアーコはアメリカの俳優で、映画やテレビドラマ、ミュージカルなどで活躍しています。出演作品には、「ラスベガスをやっつけろ」や「13F」、「シンデレラマン」などがあります。
ロング・キス・グッドナイトに関する感想や評価は?
ここでは、ロング・キス・グッドナイトを実際に鑑賞した方の感想や評価をまとめています。どんな感想を持っている方が多いのか、アクションシーンの迫力やストーリーなどに関する気になる感想や評価を紹介します。
ちなみに「失った過去の記憶を探るめちゃ強い女性が主人公でサミュエルLジャクソンがバディの90年代を舞台にしたサスペンスアクション」はロング・キス・グッドナイトという名作があるのでキャプテン・マーベル気に入った人はぜひ。女性アクション物で絶対に再評価されるべきと思ってます pic.twitter.com/LxK9iNbZww
— Sお (@clarissabloom) March 15, 2019
ロング・キス・グッドナイトは、強い女性が主人公の映画としてよく紹介されています。特にキャプテン・マーベルが公開された時は、あわせて見てほしいといったコメントがたくさんありました。昔の映画ですが、今でも女性主人公ものの映画として高評価を得ています。
8年前から記憶がなくて徐々に蘇るCIAの暗殺マシンだった過去。
— デッドプー太郎 (@deadpootarou) February 6, 2018
無意識で出る殺人術。そんな人生を生きてきたおかんだからこそ出るこの説得力。NHKは「おかあさんといっしょ」の時間に「ロング・キス・グッドナイト」を流そう。#あたしおかあさんだから pic.twitter.com/tO9eT8yNs6
ロング・キス・グッドナイトの感想の中には、「生きることは痛みに耐えることよ」というサマンサだからこその説得力のある言葉が名台詞だと書いている方もいました。
午後ローで録画した『ロング・キス・グッドナイト』観てた。日本語吹替えはソフト版でした。面白かった・・・。この映画、見所しかない。レニー・ハーリン最高。 pic.twitter.com/169n8xzpTc
— JUNICHI@是空®LLC. (@piedpiperagogo) March 9, 2017
ロング・キス・グッドナイトのストーリーの感想では、面白かったと評価されている方がたくさんいました。アクションも迫力がありますが、ストーリーも楽しめると高評価の映画です。
「ロング・キス・グッドナイト」子育てでお悩みのママにマジでお勧める一本でごんす。化学爆弾を積んだタンクローリーが爆発する寸前に幼い娘を一人立ちさせる母。その後の超火薬異常の爆発シーンの爽快感はもう悩み無用にさせられる素晴らしさでごんす pic.twitter.com/FiLxuaenGr
— ハタッチ (@metorico) August 29, 2014
ロング・キス・グッドナイトの注目のアクションシーンの感想では、特に最後の爆破シーンは爽快感を覚えるほどの迫力だったという感想を寄せている方がいました。中には、ロング・キス・グッドナイトのようにもっと女性が活躍する映画があればいいのに、という感想を書かれている方もいました。
ロング・キス・グッドナイトの評価やあらすじまとめ
ロング・キス・グッドナイトのあらすじは、記憶を失くした母親が実はCIAのスパイで、子供を守るために戦うというアクション映画でした。映画の感想や評価では、アクションシーンが大迫力でストーリーも面白かったという感想を書かれていた方がたくさんいました。今でも多くの人に支持され続けている映画なので、まだ観ていないという方は是非一度観てみてください。