オーバー・ザ・トップのタイトルの意味を考察!映画の名言やあらすじをネタバレ

映画オーバー・ザ・トップのあらすじをラストまでネタバレ解説!オーバー・ザ・トップの名言や、タイトルの意味、感想や評価も合わせてご紹介する。オーバー・ザ・トップは1987年公開のシルヴェスター・スタローン主演映画。トラック運転手をしながらアームレスリング選手として闘う父親が、10年ぶりに再会した息子のため世界選手権に出場する。父子の絆が描かれる感動のラストは必見。

オーバー・ザ・トップのタイトルの意味を考察!映画の名言やあらすじをネタバレのイメージ

目次

  1. オーバー・ザ・トップとは?
  2. オーバー・ザ・トップのタイトルの意味
  3. オーバー・ザ・トップの名言集
  4. オーバー・ザ・トップの映画あらすじネタバレ
  5. オーバー・ザ・トップに関する感想や評価は?
  6. オーバー・ザ・トップの映画ネタバレまとめ

オーバー・ザ・トップとは?

オーバー・ザ・トップの映画作品情報

『オーバー・ザ・トップ』は1987年公開のアメリカ映画である。主演は『ロッキー』『ランボー』シリーズなどで知られるシルヴェスター・スタローン。監督は『サンダーボルト救出作戦』『デルタ・フォース』のメナヘム・ゴーラン。脚本はスタローンとスターリング・シリファントの共同執筆。息子のため、全てを賭けてアームレスリング(腕相撲)で闘う男の姿を描く。

映画『オーバー・ザ・トップ』の簡単なあらすじ。主人公リンカーン・ホークは、義父との確執から10年前に妻子を置いて家を出た。離婚後はトラック運転手として働きつつ、アームレスリングで日銭を稼いでいたが、妻と子のことを忘れたことはなかった。ある日、元妻クリスティーナが重い病気になり、10年ぶりに息子マイケルと再会する。

マイケルは自分を捨てた父を拒絶するが、旅の中で次第に打ち解けていく。しかしクリスティーナの死により、二人は義父ジェイソンによって引き離されてしまう。マイケルを取り戻すため、そして人生の再起を果たすために、ホークはラスベガスで開催されるアームレスリング世界選手権に挑む。

本記事では『オーバー・ザ・トップ』の結末までのあらすじネタバレや、タイトルに込められた意味、名言などを解説する。観た人々の感想なども取り上げているので、是非最後までお読み頂きたい。

アームレスリングという競技

「アームレスリング」は腕相撲に似た実際の競技で、世界共通の厳しいルールが定められている。アームレスリングは毎年各国で世界大会が開催されており、「卓上の格闘技」とも呼ばれている。『オーバー・ザ・トップ』は実在するアームレスラーのジョン・ブラーズンクがモデルになっている。彼はトラック運転手で、かつて世界選手権で優勝している。

オーバー・ザ・トップのキャスト

  • リンカーン・ホーク/シルヴェスター・スタローン
  • マイケル・カトラー/デヴィッド・メンデンホール
  • ジェイソン・カトラー/ロバート・ロッジア
  • クリスティーナ・カトラー/スーザン・ブレイクリー
  • ブル・ハーリー/リック・ザムウォルト

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オーバー・ザ・トップのタイトルの意味

タイトルの意味①直訳

映画『オーバー・ザ・トップ』のタイトルは、直訳で「限界を超えて、目標を超えて」を意味する。『オーバー・ザ・トップ』作中では、相手に圧され負けそうになるホークに観客たちが”Over the top! Over the top!(限界を超えろ!逆転しろ!)”と叫ぶシーンがあり、その掛け声がタイトルに付けられている。

タイトルの意味②考察

映画『オーバー・ザ・トップ』のタイトルは、主人公ホークの生き方そのものを意味しているとも言える。ホークはボロボロのトラック一台が商売道具の貧しい男だ。義父との確執により妻子と引き離され、人生の瀬戸際に立たされた。そんなホークが自分より何倍も体格の良い男たちに、自身の"限界を超えて"アームレスリング世界選手権に挑む。そういった作品のテーマも込められたタイトルとなっている。

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オーバー・ザ・トップの名言集

オーバー・ザ・トップの名言①「笑うことがさ...」

『オーバー・ザ・トップ』で父子が交わす名言といえば、「簡単だろ?」「何が?」「笑うことがさ」だろう。トラック運転手は精神年齢が低いと言うマイケルに、ホークは運転を替わらせる。最初は不安そうに運転していたマイケルだが、次第にトラックを動かしている喜びに興奮し、顔をほころばせる。その際にホークがかける台詞だ。

マイケルが父ホークを否定するのは、かつて置き去りにされた寂しさがあったから。マイケルは頑なに心を閉ざし、表情も凍ばっていた。そんな息子の心情を見抜き、トラックを運転させることで緊張をほぐしたホーク。笑顔で生きることの大切さを教える、心にしみる名言だ。

オーバー・ザ・トップの名言②「今負けたのは…」


「今負けたのは、自分から負けたからだ」年長の少年にアームレスリングで負け、涙を流すマイケルにホークがかける名言。マイケルは戦う前から相手におびえ、尻込みをしていた。それは自分から負けることと同じ意味。たとえ勝ち目の低い時も、心だけは負けずに闘う重要さを説く名言だ。その言葉をかけられたマイケルは勇気を取り戻し、再戦で勝利した。

オーバー・ザ・トップの名言③「心にあるものを…」

「心にあるものを、お前に与えたい。多くのものではなく、わずかかも知れん。だがおれの心にあるものだ。」留置所に入れられたホークが、マイケルにこれまでのことを謝罪して言う言葉。ホークの不器用さと無骨さが伝わってくる。古びたトラックと腕力以外に持つものがないホークだが、だからこそ愛情を与えたいという誠意がストレートに伝わってくる名言となっている。

オーバー・ザ・トップの名言④「人生は向こうからは…」

「人生は向こうからは来ない。自分で最上の道を探して勝ち取るんだ」安定のために祖父との暮らしを選んだマイケルにホークが言う台詞。将来のことばかり考えて、自分の意志を持っていないマイケル。そんな彼に父親として「自分で自分の道を勝ち取れ」とホークは語りかける。この台詞は、ホークの生き方を表している。厳しくも優しい父の名言だ。

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オーバー・ザ・トップの映画あらすじネタバレ

あらすじネタバレ:入院中の母

アメリカ陸軍幼年学校の卒業式。卒業生の少年マイケルが校長室に呼ばれて向かうと、父であるリンカーン・ホークが待ち受けていた。ホークの元妻クリスティーナは病気を患い入院中で、マイケルをホークに迎えに行かせたのだ。ホークは10年前に二人と別れていた。クリスティーナの父であるジェイソンはホークを嫌い、二人の結婚を認めなかったのだ。

ジェイソンはホークにマイケルと関わる権利はないと考えていた。マイケルはホークに身元を証明してほしいと迫り、ホークはクリスティーナとの結婚式の写真を見せる。マイケルはホークを父だと信じるが、10年間音沙汰のなかった彼に対して強い嫌悪と不信感を持ち、軽蔑する。

あらすじネタバレ:手紙

親子の気まずい旅路が始まる。目的地はカリフォルニアにあるクリスティーナの入院先。マイケルはトラックの天井に貼られた、自分が映った写真を見つける。それはクリスティーナが手紙で送ったものだった。母と文通していて、なぜ自分には手紙をくれなかったのかとマイケルは怒る。ホークはマイケルにも沢山の手紙を書いたと説明するが、彼は信じない。

途中で立ち寄ったドライブインで、ホークは屈強な男に試合を申し込まれる。ホークは有名なアームレスリングの選手だった。彼はトラック運転手をしながら、人生を立て直すために賭け試合で資金を貯めていた。苦戦するホークに観客たちは「オーバー・ザ・トップ!(限界を超えろ!)」と叫び、ホークは勝利する。

あらすじネタバレ:初めての勝利

旅の中で、親子は次第に距離を縮めていく。マイケルがトラック運転手を蔑む発言をしたので、ホークは彼を運転席に座らせる。マイケルは最初は不安がるも、初めて運転する大きなトラックに興奮し笑顔を見せる。ホークは彼をいい腕だと褒める。

ホークはドライブインで長身の少年に声をかけ、マイケルと賭けアームレスリングをさせる。惨敗して泣き崩れるマイケルだったが、ホークは彼を励まし再戦させる。マイケルは少年に勝利。母クリスティーナに喜びの電話をかける。クリスティーナは電話で、ホークにマイケルを託す。

あらすじネタバレ:ジェイソンの刺客

その時、ジェイソンが雇った男たちが車でマイケルをさらう。ホークはトラックで追いかけマイケルを連れ戻す。二人の信頼関係は強くなっていった。しかし病院に到着した時には既に、クリスティーナは亡くなっていた。葬儀のあと、マイケルは祖父の元へと去る。

マイケルに会うため、ホークはカトラーの大邸宅を訪問。しかし冷たく追い返される。ホークはカトラー邸の門を突き破って破壊し、逮捕される。弁護士は告訴を取り下げる代わりに、マイケルを手放して州を去るよう迫る。マイケルは面会に訪れ、父との将来のない暮らしより、祖父と暮らすことを選ぶ。

あらすじネタバレ:ラスベガスへ

釈放後、ホークはアームレスリング世界選手権に参加するため、ラスベガスへと出発する。ホークの望みは、10万ドルの賞金と副賞のコンボイ・トラックを手に入れ、自身のトラック会社を設立することだった。ホークは他の選手たちに比べて体格が劣り、明らかに不利。宿敵たちの中には、彼の過去のライバルであるブル・ハーリーもいた。ハーリーは5年間無敗の王者だ。

ホークは7,000ドルで彼のトラックを売り、自分に全財産を賭ける。ホークの賭け率は20倍。その頃マイケルは、ホークが長年に渡り送り続けた手紙を見つける。マイケルはホークが自分を愛し続けたこと、祖父がホークの手紙を隠していたことを知る。マイケルはホークに会うため祖父の車を盗み、ラスベガスへと向かう。

あらすじネタバレ:アームレスリング決勝戦

ホークはトーナメントの最後の8人に残るが、1敗してしまう。もう負けることはできない。ジェイソンはホークを自身のスイートルームに呼び、大金と高級トラックを与える代わりに条件を呑めと言う。その条件とは、ホークが今後一切マイケルに近づかないというものだった。だが、ホークは断る。

マイケルは大会に現れてホークに再会し、親子で一緒に暮らしたいと告げる。決勝戦はブル・ハーリーが相手だと弱気になるホークだが、マイケルは「人生は向こうからはやってこない」という言葉を引用して励ます。それはホークに大きな勇気を与えた。

ついに最終試合。ブル・ハーリーとの体重の差は100キロ。ホークは自分にスイッチを入れるため、帽子のツバを後ろに回す。激闘の末、ホークはハーリーに打ち勝ち優勝する。マイケルはホークに抱き上げられ、優勝トロフィーを高く掲げる。ジェイソンはホークとマイケルの愛に心動かされる。ホークは賞金と新しいトラックを受け取り、マイケルと共に新しい人生へと出発する。

オーバー・ザ・トップに関する感想や評価は?

ここまで映画『オーバー・ザ・トップ』の名言やネタバレあらすじを解説してきた。ここからは『オーバー・ザ・トップ』に関する感想や評価をご紹介する。公開から30年以上経った現在も、根強い人気を誇る本作。ここでは『オーバー・ザ・トップ』のTwitter上の感想を中心にご紹介する。

感想や評価:名作すぎる

『オーバー・ザ・トップ』には「名作」「感動する」という感想が多く見られた。Twitter上には「子どもの頃に見て衝撃を受け、今も好き」という声が多く、時代を経ても色褪せない魅力を持つ作品であることが分かる。

感想や評価:理想の父親像

『オーバー・ザ・トップ』は父子の愛に心打たれるという感想が多かった。Twitter上には「挫折した男の復活ってやはり心揺さぶられる」「父と子の絆がとにかく泣ける」などの声が上がっていた。息子のために腕力だけで勝ち上がっていくホーク。シンプルでストレートな親子愛が人々の胸に響いたようだ。

感想や評価:名言ばかり

『オーバー・ザ・トップ』は名言が多いという声が多く、「人生は向こうからは来ない」などの台詞を引用する感想も多かった。また「キャップを前後逆に被ったら本気、という設定をマネしたい」「キャップを前後に被りなおしたい」など、主人公ホークの行動に影響を受けた人も多々見られた。

感想や評価:音楽も最高

壮大で爽やかなロックミュージックも『オーバー・ザ・トップ』の魅力の一つだ。Twitter上には音楽を評価する声も多かった。『オーバー・ザ・トップ』の音楽は、『トップガン』で1986年のアカデミー賞歌曲賞を受賞した作曲家ジョルジオ・モロダーが務めている。他にもヴァン・ヘイレンの元ボーカリストであるサミー・ヘイガーなど実力派アーティストが参加している。

オーバー・ザ・トップの映画ネタバレまとめ

本記事では映画『オーバー・ザ・トップ』のタイトルの意味や、ネタバレあらすじを解説した。また、映画『オーバー・ザ・トップ』の名言や、観た人々の感想もご紹介したが、いかがだっただろうか。映画『オーバー・ザ・トップ』のあらすじは、トラック運転手でアームレスリング選手のリンカーン・ホークが、10年ぶりに息子マイケルと再会。マイケルは自分を捨てた父に心を閉ざすが、旅の中で二人の距離は縮まっていく。

しかし元妻クリスティーナが亡くなり、義父ジェイソンによって二人は引き離されてしまう。ラストネタバレは、ホークが全財産を賭けてアームレスリング世界選手権に出場。無敵の王者相手に勝利をおさめ、マイケルと新しい生活を始めるハッピーエンドとなった。

『オーバー・ザ・トップ』のタイトルは直訳で「限界を超えて、目標を超えて」という意味。作中の「オーバ・ザ・トップ!(逆転しろ!)」というかけ声と、主人公が自身の"限界を超えていく"という二重の意味が込められていた。

『オーバー・ザ・トップ』を観た人たちからは、「色褪せない名作」「理想の父親像」「音楽も最高」など、絶賛の声が寄せられていた。本記事を読んで『オーバー・ザ・トップ』に興味を持たれた方は、この機会に是非鑑賞されてみてはいかがだろうか。

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