ブラックフットは実話が元のパニック映画！あらすじ結末や感想をネタバレ

実話を基にしたとされる映画は多いものですが、「ブラックフット」という映画もまた実際に起こった出来事を基にして製作された映画となっています。今回は熊の登場する恐ろしい映画ブラックフットについて、ネタバレを含めたあらすじから結末までを詳しくご紹介します。これまで熊が可愛いと感じていた人も、ブラックフットという映画が実話であると知った前提で鑑賞すると同じ感想を抱く事はできなくなるかもしれません。

ブラックフットは2014年に製作された映画で、とある樹海の中で起こった人食い熊の実話を基にして生まれた映画となっています。アウトドアを楽しんでいたカップルが広い森の中で目的地を見失って遭難してしまい、道中で飢えた熊に遭遇してしまうというパニック映画です。日常生活の中で熊に遭遇する機会が多いという人はあまりいない筈ですが、ブラックフットの結末を知った後には二度と熊には会いたくないと感じる筈です。

ブラックフットの予告編動画の冒頭では、幸せそうなカップルの姿を目にする事ができます。しかしアウトドアに慣れている彼氏は店主に地図は不要だと告げて、森の奥へと進んでいきます。熊に遭遇する事など無いと自信たっぷりの様子ですが、その判断が仇となり恐怖の時間を過ごす事となります。実話であると考えながら鑑賞すると、熊に襲われるという恐ろしさをより味わう事ができる映画となっている筈です。

名前：ミッシー・ペリグリム
生年月日：1982年6月16日(現在37歳)
出身：カナダ ケベック州モントリオール
職業：女優
出演作品：「スティック・イット！」「REAPER デビルバスター」「ルーキーブルー ～新米警官 奮闘記～」
 

名前：ジェフ・ループ
生年月日：1973年8月21日(現在46歳)
出身：カナダ ケベック州モントリオール
職業：俳優
出演作品：「アトミック・ハザード」「リ・ジェネシス4 バイオ犯罪捜査班」「CSI:ニューヨーク7」
 

名前：ニコラス・キャンベル
生年月日：1952年3月24日(現在67歳)
出身：カナダ オンタリオ州トロント
職業：俳優
出演作品：「遠すぎた橋」「デッドゾーン」「シンデレラマン」

名前：エリック・バルフォー
生年月日：1977年4月24日(現在41歳)
出身：カリフォルニア州ロサンゼルス
職業：俳優
出演作品：「テキサス・チェーンソー」「ホースメン」「スカイライン -征服-」

助けも求められない状況の中で人食い熊に襲われるという内容だけでも恐ろしい映画ですが、そんなブラックフットは実話を基にして製作された映画であるとされています。実際にブラックフットの様に実話を基として製作されたパニック映画もありますが、どの様な映画であっても実話であると考えると、鑑賞後の感想が変わってくる場合がある筈です。映画ブラックフットもまた、リアルな恐怖を体感できる作品となっています。

映画ブラックフットはそのパッケージを見てもわかる様に、実話であるという事が強調されています。現実に樹海で起こった恐ろしい出来事が映画となっている作品なので、軽い気持ちで鑑賞する事のできるフィクションの映画と比較しても、感想に滲む恐怖には圧倒的な差がある筈です。もしも映画ブラックフットと同じ事が自分の身に起きたらと考えると、ブラックフットは決して他人事として鑑賞できる映画ではないのかもしれません。

それでは早速ブラックフットという映画について、ネタバレを含めたあらすじを詳しくご紹介します。まだブラックフットを観た事がないという人や、ネタバレは知りたくないという人は閲覧にはくれぐれもご注意ください。あらすじを読むだけでも恐ろしくなってしまう人食い熊の映画ですが、自然の中に潜む脅威にブラックフットを観た後には、アウトドアやキャンプを楽しむ事ができなくなってしまうかもしれません。

アレックスは恋人であるジェンと共に、カナダにあるブラックフット自然公園を訪れていました。アウトドアが好きで二人で休暇を楽しむ事にしていたアレックスは、公園の中にある「ブラックフットの小道」と呼ばれる場所を気に入っており、そこでジェンへのプロポーズを密かに計画していました。一方のジェンはあまりアウトドアが好きではなく、渋っていた所をアレックスに説得されて同行してきた形となっていました。

公園の管理事務所に着いた二人ですが、肝心のブラックフットの小道はマナー違反の客が多かった為に立ち入り禁止となっている事を知らされます。しかしアレックスは内緒で行ってしまおうと考えていました。地図が必要かと問いかけられたアレックスは、アウトドアには慣れているからと地図を受け取らないまま出発をする判断をしたのです。医療キットを受け取った二人は、車を停めて目的地へ向かう事となります。

仕事が気になり道中で携帯ばかり確認していたジェンに不満を抱いていたアレックスは、お互いの携帯を車に置いていってしまいます。カヌーに乗って川を移動していく二人は、大自然の中で圧倒されていました。しかし都会では見られない森の中は感動できるものばかりではなく、恐ろしい危険と隣り合わせの場所でもあったのです。キャンプ場に到着した時、アレックスはカヌーを地面に置く際に足をぶつけて怪我を負ってしまいました。

護身用に熊のスプレーを持ってきたというジェンを笑いながら、夜になる頃にはテントを設置してアレックスが薪集めを担当していました。戻ってくると、ジェンが見知らぬ男に話しかけられているのを目撃します。観光客相手にツアーガイドをしているというブラッドですが、何を考えているのか読めないブラッドに対し、アレックスは警戒しながらその事をジェンに伝えていました。三人はそこで一晩を過ごします。

翌日になりブラッドを置いて山の方へと進んでいく二人ですが、アレックスは徐々に山道を外れていきます。ジェンはそんなアレックスを不思議に思いながらも後をついていきますが、アレックスは密かにブラックフットの小道を目指そうとしていたのです。その道中で、アレックスは足元に熊のものと思われる大きな動物の足跡を発見しました。しかしそれをジェンに伝える事はせず、二人は黙々と山道を進んでいきました。

その晩再びテントを設置して体を休めていた二人は、怪しい物音がしたのを耳にします。熊なのではないかと問うジェンに対して、アレックスは適当に誤魔化しました。翌朝になって二人が外に出ると、テントの近くにあった木が折れているのを見つけます。異変を感じたジェンは帰りたいと言いますが、アレックスはプロポーズの為にどうしても引き返す事を良しとしませんでした。二人は再び小道を目指して移動を始めます。

険しい山道を抜けてどうにか山頂まで辿り着く事ができた二人ですが、実は道を間違えて歩いていた為に、到着したのはアレックスが目指していたブラックフットの小道ではありませんでした。二人は口論となりながらもテントへ戻り一夜を明かします。翌朝ジェンが熊の寝床であると思われる大きな穴を見つけると、命の危険もある事から遂にアレックスは小道を目指す事を諦めて帰る事を決意しました。

しかし帰る為の方角がわからなくなってしまい、地図も持たずに来た事から二人は遭難してしまう事となりました。途中でジェンが携帯電話を使おうとしますが、確かに持ってきた筈の携帯がどこにも無い事に気が付きます。アレックスの仕業であると知ったジェンは怒りますが、アレックスはジェンにプロポーズをする計画があった事を伝えました。それを聞きエンゲージリングを受け取ったジェンは機嫌を直してくれました。

トラブルに見舞われながらも幸せを感じさせていた二人ですが、大自然の中で襲い来る恐怖は容赦をしてはくれません。続いてはブラックフットの結末についても一気にご紹介します。実話を基にしていてもその基となった話を知らなければ、二人がどうなるのかは当然わかりません。その結末が実話であると考えた時、ブラックフットという映画に対してどの様な感想を抱く事となるのでしょうか？恐怖の展開に最後まで目が離せません。

その翌朝、テントを出たアレックスは10メートルほど先に熊の姿を目撃する事となります。熊はアレックス達がテントの外にある木に吊るしていた食糧を全て食べ尽くしていました。二人の元へと近づいてきた熊に襲われたジェンは左腕に怪我を負わされてしまいます。一方のアレックスもまた膝下に噛み付かれてしまい、骨が剥き出しになってしまう程の大怪我を負ってしまう事となり、あっという間にピンチに陥ります。

その時ジェンは持っていたスプレーを咄嗟に熊に向けて噴射しました。驚いた熊は二人の傍を離れていきますが、それで逃げ出す事はなく再びアレックス達に襲い掛かります。テントの中から引きずり出されてしまったアレックスは、熊に襲われながらもジェンに向かって逃げろと叫びます。一度は逃げたジェンでしたが、再びテントへ戻ってみるとそこには熊に内臓を食いつくされ原型を留めていないアレックスの姿がありました。

アレックスが持っていたエンゲージリングを取って再び逃げたジェンは、熊から逃れる為に木の上で仮眠を取っていました。その時上空でヘリの音がしている事に気付き、必死に助けを求めます。しかし気付いて貰う事ができなかったジェンは、アレックスと共にカヌーを置いたあの湖を探して森の中を歩き回っていました。その途中で熊に見つかってしまい、ジェンは必死に逃げて滝の横にある崖を下りていきました。

しかし途中で足を滑らせて落下してしまったジェンは、足の骨を折ってしまいました。どうにかその晩を生き延びる事はできたものの、木の実などで食い繋いでいたジェンにはまともな食糧もなく徐々に限界が近づいていきます。しかしそんな中で、ジェンはやっと湖を見つける事ができたのです。カヌーに乗って湖を渡る事に成功したジェンは、どうにか事務所の傍まで戻るとブラッドに見つけてもらい生還する事ができたのでした。

人食い熊に襲われる恐ろしい映画ブラックフットは、決してハッピーエンドで終わる事は叶いませんでした。続いてはそんなブラックフットを実際に鑑賞した人の感想についても少しだけご紹介します。フィクションであれば幸せな結末でない事に対して文句を言う事もできますが、実際に起こった出来事であり被害者もいるのだと考えた時に、よりリアルな恐ろしさを感じる事ができる映画となっている筈です。

ブラックフットは実話を基にしている為に、フィクションの映画の様に派手なシーンが無いというのが逆にリアルな空気感を出しているという感想もありました。熊の登場する映画の中には、奇跡が起こったり非現実的な方法で熊を倒す場合もあります。しかしブラックフットの場合には人の味を知った熊は恐ろしく、リアルに熊と対峙した際には武器を持たない人間には成す術がないのだと教えてくれる映画となっています。

ブラックフットはジャケットが既にネタバレとなっているとの感想もありました。しかしアレックスが犠牲になるのだと予想できていたとしても、熊に襲われるシーンの描写はとてもリアルで、熊の恐ろしさを感じさせてくれます。更にアレックスの行動が全て裏目に出ている為に、わざとやっているのではないかと思いたくなるといった感想も見受けられました。プロポーズという目的が無ければ二人は引き返していたのかもしれません。

人食い熊が登場する実話を基にした映画ブラックフットについて、あらすじから結末までをネタバレ満載でご紹介しましたが、フィクションだと思いたくなる映画が実話であると知った時、ブラックフットという映画にどの様な感想を持ったでしょうか？アウトドアとは本来とても楽しいものでありますが、ルールを破ったり一歩間違えれば恐怖を味わう事になる場合もあるのだと覚えておく必要がありそうです。

自分が体験したとすれば間違いなくトラウマとなってしまいそうなブラックフットですが、今後森の中でキャンプをする際には映画の事を思い出して恐ろしくなってしまうかもしれません。自然の中で過ごす際には、しっかりと装備を整えた上で楽しむ様にするのが良いかもしれません。禁止とされている場所に立ち入ったり、慣れているからと慢心してしまうのは思わぬトラブルを招く結果に繋がりかねません。