ケース39の少女は何者?あらすじや感想・結末ネタバレ【レネー・ゼルウィガー】

ケース39は両親に殺されかけた少女を救った事から始まる恐怖を描いた映画ですが、まだ観た事がない人もいる筈です。今回はそんなケース39という映画について、あらすじから結末までをネタバレ込みでご紹介します。更にケース39に出演しているキャストについてや、ケース39を観た人の感想もまとめています。ケース39の鑑賞後には、これまで意識していなかった悪魔という存在が恐ろしくなるかもしれません。

ケース39の少女は何者?あらすじや感想・結末ネタバレ【レネー・ゼルウィガー】のイメージ

目次

  1. ケース39とは?
  2. ケース39の映画あらすじをネタバレ
  3. ケース39の映画結末をネタバレ
  4. ケース39で登場した謎の鳥居
  5. ケース39の登場人物・キャスト
  6. ケース39に関する感想や評価は?
  7. ケース39の映画ネタバレまとめ

ケース39とは?

サスペンス系の映画が好きだという人であれば、チェックしておきたいタイトルが「ケース39」ではないでしょうか?ケース39というタイトルからはその内容が想像できない映画ですが、今回はそんなケース39という映画について、あらすじから結末までをネタバレ込みでご紹介します。ケース39に登場するキャストについてや、ケース39を観た人の感想もまとめているのでまだケース39を観た事が無いという人は要チェックです。

ケース39の作品情報

ケース39は2009年に製作されたホラーサスペンス映画で、社会福祉士をしている主人公のエミリーが両親に殺されそうになっていた少女を救い、共に暮らし始めた事から始まる恐怖体験を描いた作品となっています。日本においては劇場で公開される事のなかった作品ですが、2010年7月23日にDVDが発売される事となりました。クリスチャン・アルバートがケース39の監督を務めています。

ケース39の予告編動画

ケース39の予告編動画では、主人公と少女の穏やかな生活の始まりを目にする事ができます。しかし徐々に不穏な空気が漂い始め、恐ろしい存在に襲われ始める二人の姿が映し出されています。果たしてその正体は一体何者なのか、驚きの結末から目を離せません。

ケース39の映画あらすじをネタバレ

それでは早速ケース39という映画について、ネタバレを含めたあらすじを詳しくご紹介します。まだケース39を観た事が無いという人は、ネタバレをされたくないという場合には閲覧にはくれぐれもご注意ください。できれば先に結末を知らずに鑑賞する方がより楽しめる映画でもありますが、ホラー要素のある映画は苦手だという場合には、ネタバレを知った上で鑑賞した方が心構えをしながら観る事ができるかもしれません。

あらすじネタバレ:エミリー

社会福祉士として多忙な日々を過ごすエミリーは、暴力的な父親を持つディエゴという10歳の少年の両親と話し合いをしていました。既に多くの案件を抱えて手一杯となっているエミリーですが、ある日39件目となる案件を担当する事となってしまいます。担当するのはリリーという名前の少女で、育児放棄の気配があるという少女は食欲が無いだけではなく、学校に通う間も何時間も眠ってしまっている状態だとの事でした。

あらすじネタバレ:両親

エミリーはまずリリーの自宅であるサリバン家を訪問しました。不気味な雰囲気を纏う両親ですが、何故か父親のエドワードはエミリーと直接言葉を交わそうとせず、妻のマーガレットに耳打ちをして言葉を伝えさせてきました。上司のウェインに任せると判断したエミリーは、後日社会福祉局で話を聞く為に一家を呼び出します。すると自宅で話していた時とは異なり、その日のエドワードはごく普通に会話をしていました。

自宅での様子を知らないウェインの目には特に問題の無い両親として映ります。しかしあまりにも違いすぎる態度に違和感を覚えたエミリーは、両親の目を盗んでリリーに声を掛けます。するとリリーは両親から「地獄に落とす」と地下室で言われていた事を打ち明けてくれました。その発言を証拠として録音する為にリリーを部屋へ入れますが、外で見ている両親の姿に怯えているのかリリーは話そうとしませんでした。

あらすじネタバレ:オーブン

刑事のマイクに頼もうとすると、証拠があれば動くと返されます。エミリーは単独で行動し、下校途中のリリーを見つけると自分の電話番号のメモを渡しました。するとその晩にリリーから電話が入り、命の危機に瀕していると判断したエミリーはマイクにも連絡を入れてサリバン家に向かいます。するとサリバン家では、眠っているリリーをオーブンの中に入れて焼き殺そうとしている両親の姿があったのです。

間一髪でリリーは救い出され、両親は逮捕される事となりました。二人は精神鑑定を受ける事となり、リリーは里親が決まるまでの間施設に預けられる事になります。しかしリリーの要望でエミリーと一緒に暮らしたいと言われ、一度は断ったものの里親が見つかるまでの間は、エミリーがリリーを預かる事となりました。サリバン家に荷物を取りに行くと、エミリーは地下に掘られた穴や床の不自然な傷、鍵のついた部屋を見つけます。

あらすじネタバレ:惨殺

エミリーの恋人であるダグはセラピストをしており、リリーに関しては学校に通う事は良いものの心の傷が深い事を指摘します。翌日出勤したエミリーは、担当していたディエゴが両親を惨殺した事を知らされます。大人が三人がかりで押さえつけたというディエゴは、エミリーに会うと泣きながらも何かを隠している事が窺えました。捜査が進むと、ディエゴの家にエミリーの家からの着信があった事が判明します。

エミリーは電話をかけた覚えがなく、ディエゴと同じグループセラピーを受けていたリリーに疑いの目が向けられますが、リリーは否定します。ディエゴもまた電話について否定していましたが呼吸困難に陥り、やがて電話をかけてきた相手は男の声であった事を伝えます。

あらすじネタバレ:ダグの死

リリーはダグのセラピーを受けていました。しかしダグからの質問に対して、全て「ノー」と答えるリリーに対して、ダグは恐怖を克服する必要があるとアドバイスします。するとリリーは、ダグにとっての恐怖について質問を返します。過去の経験から蜂が怖いと答えたダグに、リリーは自分が特定の人間に対して悪い考えを持つ自分が怖いと言い、リリーと言葉を交わすうちにダグは恐怖を感じ始めました。

その晩ダグは自宅で電話を受けますが、妙な音がするのみで相手の声は聞こえません。電話を切ったダグは耳の中から妙な音がする事に気付き、洗面所で綿棒を使い耳の中を探ります。すると耳の中から出てきたのは蜂で、気付けば室内には複数の蜂が飛び回っています。必死に蜂を殺すダグですが、背中にびっしりと蜂の大群が張り付いている事に気付くと発狂し、最後には風呂場で滑り事故死してしまいました。

あらすじネタバレ:鍵の意味

ダグの葬儀の後、エミリーはリリーの両親が事情聴取を受けているビデオを観ます。すると両親は、リリーは自分達の子どもではなく悪魔の娘であると発言していました。二人の兄弟達が次々と死亡していった為です。面会に向かったエミリーですが、マーガレットはとても会話ができる状態にはありません。エミリーは窓越しにマーガレットが悪魔となった姿の幻を目撃しました。

一方のエドワードは会話が可能で、リリーは善人であるエミリーを選んだのだと言います。破壊的な悪魔の魂を持ったリリーは死ぬ事がなく、人間に地獄を見せる事を目的としていると説明され、エミリーはようやくサリバン家の中の不自然な傷や鍵の意味を理解する事となります。エミリーは悪魔の化身であるリリーを倒す為には、炎を使い燃やすしか方法が無い事を知りました。

あらすじネタバレ:悪魔の力

自宅に戻ったエミリーは、護身用の一本を除いて凶器となり得る物を電話機と共に押入れの中へ隠す事にします。更に寝室には鍵をつけ、リリーの里親が早く見つかるよう優先順位を上げる依頼をします。グループセラピーで少女に何かを囁きかけているリリーの姿を見て、エミリーはもうグループセラピーを受けさせない事を宣言します。しかし納得しないリリーは、乗っていたエレベーターの中で理由を問い続けます。

エミリーは突然エレベーターが落下する幻覚を見ます。それが悪魔の力であると悟ったエミリーは両親が正常であった事を訴えますが、マイクは当然信じてくれません。リリーと過ごす事を恐れたエミリーは職場で粘っていましたが、リリーの悪魔の力によって次々と不可思議な体験をする事となっていきます。エミリーの新たな里親が決まったと連絡が入ったのはそんな時でした。

あらすじネタバレ:続く不審死

里親が見つかった事を報告に来たエミリーに、エドワードは同じ悲劇が繰り返されるだけだと反対します。両親がリリーを燃やそうとしていたあの日は、実は三か月もの間見張り続けたリリーがやっと眠りについたタイミングだったのです。眠ったタイミングで行動するよう助言を受けたエミリーですが、やがて両親は刑務所の中で不可解な死を遂げる事となります。

それまでエミリーの言葉を信じていなかったマイクですが、ダグの死の直前にもリリーからの電話があった事を突き止めて、エミリーに協力してくれる事となります。しかしリリーの悪魔の力によって、マイクは自殺させられてしまいます。一方のエミリーは睡眠薬を入手して自宅へ戻りますが、マイクが自殺したとの知らせを聞いてリリーに対して怒りを露にします。

ケース39の映画結末をネタバレ

抗う事のできない悪魔の力に恐怖させられる映画ケース39ですが、次々と人が死んでいく状況の中で、エミリーはどの様にしてリリーに対抗していくのか、その結末が気になる筈です。続いてはケース39の結末についてを、こちらもたっぷりとネタバレを含めてご紹介します。

結末ネタバレ:悪魔の顔

マイクの自殺を責められたリリーは、エミリーから出ていくよう言われて怒り本性を現して遂に悪魔の顔を見せました。その恐ろしさに自分の部屋へと逃げ込んだエミリーですが、家具を使ったバリケードも意味を成さず部屋の中にエミリーが入り込んできます。すぐ傍まで迫るリリーに一体何をしてほしいのかと尋ねると、リリーはエミリーと同じくただ母に愛してほしいのだと返してきました。

実はエミリーの母親は、過去に事故死をしていました。リリーの要求を受け入れたかの様に行動するエミリーは、すり潰した睡眠薬を使い就寝前のカモミールティーを準備しました。それを飲んだリリーはやがて眠りに就き、リリーを置き去りにしたエミリーは部屋を出る事ができないようドアにロープを巻き付けます。そして家中にガソリンを撒き終えると、エミリーはそこに火を放ちました。

結末ネタバレ:母親

燃えていく自宅を外で眺めていると徐々に人だかりが出来ていき、エミリーは消防士に声を掛けられます。するとその傍にリリーの姿を見つけました。眠っていた筈のリリーは生き延びていたのです。警察によって宿を手配された二人は、パトカーの後に続く形で車を走らせていました。しかしエミリーは走っていた高速道路を途中で降りていき、徐々にアクセルを踏み込んでいきます。

危険を察知したリリーはエミリーに対して幻覚を見せました。それはエミリーの母親が交通事故を起こした時のもので、運転する母親を後部座席からエミリーが見ている懐かしい構図です。気付けば運転していた母はエミリーと入れ替わっていましたが、それらは全てリリーによる幻覚であると気付いたエミリーは自らの意思で現実へと戻る事に成功します。

結末ネタバレ:少女の正体

速度を上げ続けたエミリーは、直前でリリーの着けていたシートベルトを外すとそのまま海へと突っ込んでいきます。シートベルトを失ったリリーは頭を強く打ち付けますが、すぐに意識を取り戻します。車内に流れ込んでくる海水を利用してリリーを溺死させる事に成功したエミリーは、扉を開けてその場を逃げ出そうとします。けれど悪魔と化したリリーにそれを阻まれてしまいます。

結末ネタバレ:解放

しかしそんなリリーの手を必死に蹴り飛ばして逃げ出す事に成功したエミリーは、無事に陸地まで辿り着きました。車の沈む海の中からは泡が出てきますが、やがてそれも無くなりリリーが海から上がってくる事はありませんでした。朝日に照らされたエミリーは、ようやくリリーの悪魔から解放される事ができました。

ケース39で登場した謎の鳥居

悪魔に日常を乗っ取られていき、次々と周囲の人間が死んでいく恐怖を体感させてくれるケース39ですが、映画の中で背景の中に謎の鳥居が映り込んでいた事が話題となっています。続いてはそんな謎の鳥居についてもご紹介します。

ケース39で登場した謎の鳥居が話題に

ケース39で謎の鳥居が出現したのは物語もクライマックスという場面で、悪魔となったリリーを海の中に沈めて解放されたエミリーの背後に、鳥居が映り込んでいたのです。これは一般的な明神鳥居である様ですが、日本でもないのに鳥居があるという点が話題となった様です。しかしハワイにも出雲大社の分社があり、エミリーの住む町に偶然神社があっても特に不思議なものではなく特別な意図があるわけではないとされています。

ケース39の登場人物・キャスト

ケース39の結末は決してハッピーエンドであるとは言い難いものであったかもしれませんが、出演するキャストの演技により緊迫感を味わう事ができたのではないでしょうか?続いてはケース39の登場人物やキャストについてもご紹介します。気になるキャストがいたという場合には、そのキャストの出演する違った作品を観てみる事で、また違ったキャストの一面を見る事ができるかもしれません。

エミリー・ジェンキンス/レネー・ゼルウィガー

生年月日:1969年4月25日(現在49歳)
出身:アメリカ合衆国テキサス州ベイトン
身長:163cm
職業:女優
出演作品:「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」「シンデレラマン」
吹き替え声優:石塚理恵

社会福祉士として働く女性で、既に多くの案件を抱える中で上司から半ば強制的に任されたのがリリーの案件でした。愛情を持ってリリーに接するものの、異常であったのが両親ではなくリリーであった事に気付き恐ろしい体験をする事となります。

リリー・サリバン/ジョデル・フェルランド

生年月日:1994年10月9日(現在24歳)
出身:ブリティッシュ・コロンビア州ナナイモ
身長:157cm
職業:女優
出演作品:「キャリー」「サイレントヒル」「アイス・クエイク」
吹き替え声優:宇山玲加

両親から育児放棄状態であるとされていた10歳の少女で、オーブンで焼き殺されかけていた所をエミリーによって救われます。しかしその正体は恐ろしい悪魔であり、次なる獲物として選んだエミリーの周囲から次々と命を奪っていきます。

マイク・バーノン刑事/イアン・マクシェーン

生年月日:1942年9月29日(現在76歳)
出身:イングランド・ブラックバーン
身長:175cm
職業:俳優
出演作品:「カンフー・パンダ」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」「ジョン・ウィック」
吹き替え声優:斎藤志郎

始めはエミリーの言う事を信じずにいた刑事ですが、やがて恐ろしい事件が全てリリーに繋がっている事を知りエミリーに協力してくれる事となりました。しかしリリーの力によって幻覚を見せられ、リリーを倒す前に自らが命を落とす事となってしまいます。

ケース39に関する感想や評価は?

魅力的なキャストも登場し、善意が恐怖へと繋がっていく体験をさせてくれるケース39ですが、実際にケース39を観たという人の感想についてもご紹介します。単なるサスペンス映画かと思っていたら悪魔という要素も加わってくる映画である為に、感想は賛否両論かもしれません。

日頃ホラー映画は観る習慣が無いという人であっても、比較的鑑賞しやすいのがケース39だとの感想もありました。ケース39はホラー要素のある映画でありながら洋画ホラーにありがちな残酷な描写も少なく、ホラー初心者でも楽しめたという感想が見られます。

同じく異様な雰囲気を纏う少女が登場する「エスター」という映画を思い出した、という感想も多いのがケース39です。どちらもキャストの少女の怪演も話題となるポイントで、幼いながら恐怖を感じさせるキャストの演技に対する感想も多い映画と言えそうです。

本来守るべき存在である少女が恐怖の元凶である、という恐ろしい展開こそが、ケース39の評価ポイントかもしれません。やはりリリーを演じるキャストの演技に注目する感想も多く、ケース39を機に少女のキャストを知ったという人も多かった様です。

ケース39の映画ネタバレまとめ

ケース39という映画について、ネタバレを含めたあらすじから結末までをご紹介しましたが、まだケース39を鑑賞した事がなかったという人でも興味を持つ事ができたのではないでしょうか?ネタバレを知ったから鑑賞しなくてもいいと考えている人も、実際にリリーを演じるキャストの演技を目にしたらまた違った感想を持つ事となる映画かもしれません。

ケース39は悪魔絡みの映画であると知らずに観ると意表を突かれる映画かもしれませんが、異常だと思っていた両親が実は正常な人達であった事など、目に見えているものが全てではない事を教えてくれる映画でもあるのかもしれません。リリーが悪魔であるという事や結末を知った上で、もう一度鑑賞してみるとまた違った視点でケース39を楽しむ事ができるのではないでしょうか?

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