映画リミットのネタバレあらすじ・結末と感想!棺の中に閉じ込められた男の運命は?

映画リミットは狭い棺の中に閉じ込められてしまった男性の脱出劇を描いた映画ですが、今回はそんなリミットについて、あらすじや結末までをネタバレも含めてご紹介します。更に実際にリミットを観た人の感想もまとめているので、まだリミットという映画を観た事がないという人は要チェックです。絶望的な状況を描く映画リミットの驚愕の結末を目にした後、果たしてどの様な感想を持つでしょうか?

映画リミットのネタバレあらすじ・結末と感想!棺の中に閉じ込められた男の運命は?のイメージ

目次

  1. リミットとは?
  2. リミットのあらすじネタバレ
  3. リミットの結末ネタバレ
  4. リミットの見どころとは?
  5. リミットの主演キャストと吹き替え声優
  6. リミットに関する感想や評価
  7. リミットのあらすじ・結末や感想まとめ

リミットとは?

目覚めたら棺の中に閉じ込められているという恐ろしい映画「リミット」ですが、まだ観た事が無いという人もいる筈です。今回はそんなリミットという映画の恐怖について、あらすじから結末までネタバレをたっぷり含めてご紹介します。更に実際に映画を観た人の感想もまとめているので、リミットという映画に興味があるという人や、ワンシチュエーション・スリラー系の映画が好きだという人は要チェックです。

リミットの映画情報

映画リミットは2010年に公開された作品で、ほぼ全編が主人公の脱出劇と電話の向こうの相手との会話のみで構成されている映画となっています。主人公であるポールは意識を失っており、目を覚ますとそこは暗闇に包まれた棺の中でした。タイムリミットは酸素が持つであろう90分間で、自力で抜け出すのは不可能な棺の中で使える道具は限られています。果たしてポールは脱出する事ができるのか、その結末に注目です。

リミットの監督情報

名前:ロドリゴ・コルテス
生年月日:1973年5月31日(現在45歳)
出身:スペイン オウレンセ県センジェ
職業:映画監督、脚本家、俳優、作曲家
代表作:「アパートメント:143」「レッド・ライト」「グランドピアノ 狙われた黒鍵」

リミットの予告動画

映画リミットの予告編動画を観てみると、既に予告の時点で息苦しさ満点の映画である事がわかります。目覚めたら見知らぬ場所にいたという恐怖映画は数多く製作されていますが、その中でも身動きも取れずじわじわと迫る死の恐怖に耐えなければならないリミットという映画は、間違いなく体験したくないシチュエーションの筆頭となりそうです。暗所や閉所恐怖症だという人は鑑賞できない映画かもしれません。

リミットのあらすじネタバレ

棺の中で減り続ける酸素の事を考えながら脱出方法を探すという映画リミットですが、早速リミットという映画のあらすじをご紹介します。できればネタバレを知らずに楽しみたい映画ではありますが、自分で観るのは恐ろしいという人はネタバレだらけのあらすじで映画のシチュエーションを想像してみてください。ほぼリアルタイムに進行していく映画リミットは、映画でありながらリアルな息苦しさを体感できる筈です。

あらすじネタバレ:棺桶の中

アメリカ人のポールは、暗闇の中で目を覚まします。両手の拘束と猿ぐつわに明らかに普通ではない事態だと察したポールは、手探りに見つけたライターをつけて周囲を照らします。するとそこは木製の棺桶の中である事がわかりました。猿ぐつわを外したポールは声を上げて助けを求めたり、暴れて棺を破壊しようと試みますが無駄に終わります。板から飛び出す釘を見つけたポールは、それを使い手首に巻かれた布を切り裂きました。

あらすじネタバレ:頼みの綱は携帯電話

一度ライターの火を消したポールは、暗闇の中に光る物を見つけます。それは自分の物ではない携帯電話で、画面に表示されていたのはアラビア文字でした。ポールは救急センターへ電話をかけて事情を説明します。ポールがいるのは恐らくイラクのどこかで、CRT社のトラック運転手をしているポールはバクーバでの仕事の最中に襲撃に遭った事を覚えていました。しかし通話先にはポールの焦りが伝わりません。

怒ったポールは電話を切ってしまうと、携帯電話の電池の残量が半分以下である事に気付きます。次に妻へと電話をかけますが、留守番電話となってしまった為、州軍か国防総省へ救援要請をするよう伝言を残します。

あらすじネタバレ:酸素が減少する棺桶内

電話を切って休憩をしているポールは、息苦しさを感じます。密閉された棺は地中に埋められている事がわかり、新たな酸素を取り込む術がありません。落ち着きを取り戻したポールは再び携帯電話をとり、番号案内へ電話をかけます。FBIに繋ぎたいというポールに対し、通話口の女性はのんびりとした対応をし、ポールは苛立ちながらもどうにかFBIに電話をかける事に成功します。

あらすじネタバレ:FBIに電話

電話を取ったのはハリスという男性でした。ポールは再び事情を説明しますが、襲撃に遭った際にポールと一緒にいた仲間は撃たれているにも関わらず、ポールだけがまだ生きているという事実からハリスはポールを信用してくれません。一刻を争う状況にも関わらず社会保障番号を要求してくるハリスに対して懸命の訴えを続けるものの、電波が悪く会話の最中に電話が切れてしまう事となりました。

あらすじネタバレ:CRT社の対応

次にポールは自分の勤める会社であるCRT社の窓口へ電話をかけます。しかし対応した窓口の人間は社員なら知る筈の緊急回線へ電話をするよう返します。けれど襲撃者によって私物は全て奪われていたポールが事情を説明すると、人事部長のダベンポートに電話を繋がれてしまいます。CRT社のCMが流れた後にようやく電話が通じたかと思うと、ダベンポートは不在で留守番電話へと切り替わってしまいました。

あらすじネタバレ:犯人との会話

絶望的な状況の中で再度電話をしようとしたポールは、発信履歴の中に自分がかけた覚えのない番号を見つけます。その番号に電話をすると、その通話先はポールを埋めた犯人だったのです。犯人はポールが運転手ではなく兵士だと誤解をしており、事情を説明するものの犯人は信じようとしません。助かりたいなら500万ドル用意しろと要求する犯人にそんな大金を支払う事はできないと告げると、大使館に連絡をすればいいと言われます。

しかしこれまで連絡をした先の誰一人として自分の状況を信じて理解してくれなかった事から、大使館に電話をしても信じて貰う事ができるとは思えませんでした。次にポールは国防総省へ電話をかける事にします。対応したのはブラウニングで、事情を理解してはくれたものの身代金を払ってほしいとの頼みには、テロリストとは取引をしないという返答で最善を尽くすと言われてしまいます。

あらすじネタバレ:ダンとのやり取り

続けてブラウニングはテロ人質対策責任者であるダンという人物の番号を教えてくれます。電話をするとダンは、ポール救出の為に動き始めている事を伝えます。携帯の電波を追跡する必要がある事から、残り少ない電池を消費しないよう指示されると同時に、棺の中からその製造元を割り出す手がかりを見つけるよう言われます。ポールは棺の中を照らしながら必死に手がかりを探しました。

あらすじネタバレ:犯人からの要求

ダンとの電話の最中に、犯人から電話が入ります。政府が金を払う事を拒んでいると伝えると、犯人はポールの足元にあるメモを読み上げて動画を撮るよう要求してきます。更に身代金の額を100万ドルまで減額するというのです。要求を飲めば解放してくれるのかというポールの問いに対して、犯人が答える事はありませんでした。メモを探す途中で、ポールはバタフライナイフと懐中電灯、サイリウムを見つけます。

再びダンに電話をかけたポールは、犯人からの要求を伝えます。しかしダンは政治的トラブルを回避しようと、動画を撮る事を良しとしません。自分を救う気がないと疑うポールに対し、ダンはこれまでに自分が助けてきた人達の話をします。信じようとしないポールが救った人間の名前を言えと要求すると、ダンはマーク・ホワイトという人物の名前を挙げました。ポールは徐々に落ち着きを取り戻し次なる連絡を待つ事とします。

あらすじネタバレ:人質の女性

動画を撮らないポールに苛立った犯人から再度の要求が入り、更に棺の中を照らしていたサイリウムも尽きてしまいます。そんな中で犯人から画像が送られてきました。その中には銃を向けられた女性の姿があり、犯人に電話をしたポールは女性を解放するよう訴えます。動画を撮れという犯人に応じる事にするポールですが、次に送られてきたのは政府が要求を断った為に女性が撃ち殺される動画だったのです。

あらすじネタバレ:非情な解雇

ダンに電話をかけたポールは女性を見殺しにした事を責め立てますが、ダンは女性の件は知らなかったと返します。その時爆発音と共に棺の一部が壊れ、棺の中に砂が侵入してしまいます。その時ダベンポートからの着信が入りました。先程撃ち殺された女性とポールが不適切な関係を持っていた記録が見つかり、ポールを即時解雇するというのです。それにより今回の件は会社に無関係であるとダベンポートは言いました。
 

リミットの結末ネタバレ

救いの要素が見つからない映画リミットですが、一体どの様な結末を迎えるのか想像がつかない映画となっています。続いてはそんな映画リミットの結末までをネタバレ込みでご紹介します。電話の向こうの相手を徐々に信用できなくなってしまう映画ですが、生き埋めとなったポールは果たして生きて棺を出る事ができるのでしょうか?驚愕の結末を見逃せません。

結末ネタバレ:棺桶に砂が侵入

絶望を上塗りする様に棺の中へ次々と砂が流れ込んできます。道具も無く身動きも取れない状況ではそれを防ぐ手立ても無く、ポールは自らの死を悟ってダンに別れを告げて電話を切ります。酸素も少なく携帯電話の電池の残量すらも無くなりかけている中で、ポールはせめてもと遺言動画の撮影を始めます。動画を撮り終えたポールは、ライターの火を眺めながらゆっくりと暗闇に包まれていきました。

結末ネタバレ:犯人からの電話

その時犯人から再び着信がありました。身代金を支払わないのであれば、今度はポールの家族の命が危ない事を告げられます。犯人はポールから奪った私物の中にあった免許証を使い、そこに書かれた住所を読み上げます。ポールが自らの指を切った動画を送ればそれを免れる事ができると言われ、家族を守って貰おうとポールはダンに電話をかけますが繋がった先は留守番電話となっていました。

結末ネタバレ:救助

残された時間が無い事からポールはバタフライナイフを使い、自らの小指を切り落とした動画を撮影します。その動画を犯人に送信した直後、今度はダンからの電話がかかってきました。ダンによればアメリカ軍によってテロリストが捕まり、そのテロリストが生き埋めにされたアメリカ人の居場所を知っていると話していたのです。更に電話の向こうからは地面を掘り起こしている音が聞こえていました。

結末ネタバレ:裏切られた絶望

しかし棺を見つけたというダンの声も、地面を掘る音も一向に近付く様子がありません。通話口で必死にポールを励まし続けていたダンですが、突然謝罪を口にしました。彼らが見つけたのはポールの入った棺ではなく、マーク・ホワイトが埋められていた棺だったのです。その瞬間自分が助からない事を知ったポールは、自分自身に落ち着くよう言い聞かせながら砂の中へと埋もれていきました。

リミットの見どころとは?

映画リミットの結末に、どの様な感想を抱いたでしょうか?圧倒的な絶望感の中で迎えた結末に思わず息を止めてしまった人も多い筈ですが、続いては映画リミットの押さえておきたい数々の見どころについてもご紹介します。

犯人捜索は主題ではない

この手の映画では一体犯人は誰なのか、といった点に注目が集まりやすいものです。しかしリミットという映画においては犯人が誰であるかを明かす事を目的としておらず、武装集団による身代金目的の誘拐なのだろうという事が序盤で判明してきます。映画リミットは、絶望的な状況の中で主人公がどの様にして脱出をするのかといった点や、電話の向こう側の人々とのやり取りが主題となっている映画なのです。

棺の中という絶望的状況

見知らぬ場所で目覚めるというシチュエーションの映画は、恐ろしさはあっても脱出の為の希望が残されていないわけではありません。しかしリミットという映画は棺の中という狭い空間の中で、地中に埋められている為に自力での脱出はまず不可能であると言い切れる状況となっています。唯一の希望は携帯電話であり、じわじわと増していく絶望感を味わう映画となっています。

鍵となる人物マーク・ホワイト

映画の中でも鍵となるのがマーク・ホワイトという人物で、ポールはこのマーク・ホワイトが救われた事実があるという事が、絶望の中での支えとなっていました。マーク・ホワイトが一体どの様な人物であったのかは明かされていませんが、映画の結末でダン達が行き当たったのがマーク・ホワイトの棺であった事から、ポールを励まし続けていたダンの言葉が嘘であった事がわかります。救われた人質などいなかったのです。

顔さえ分からない登場人物達

映画リミットは登場人物達が声のみでの出演となっている点も見どころとなっています。携帯電話を通じて外の世界と繋がる事ができているポールですが、危機的状況であるにも関わらずポールを疑ってかかる人物や、必死に救おうとしている様子が感じ取れない人物など、徐々に疑心暗鬼になっていくポールに感情移入しやすい映画となっています。

リミットの主演キャストと吹き替え声優

映画の鑑賞後には絶望的な感想しか浮かんでこなくなりそうなリミットですが、続いてはリミットで主演を務めたキャストと、吹き替えを担当した声優についてもご紹介します。映画リミットはこの二人の役者の名演技あってこそのリアルさと言えます。

主演キャスト:ライアン・レイノルズ

生年月日:1976年10月23日(現在42歳)
出身:カナダ ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
身長:188cm
職業:俳優
出演作品:「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「グリーン・ランタン」「デッドプール」

吹き替え声優:東地宏樹

生年月日:1966年5月26日(現在52歳)
出身:東京都
身長:173cm
職業:声優、ナレーター、俳優
所属:大沢事務所
吹き替え作品:「スーパーマン」「オーメン」「プリズン・ブレイク」

リミットに関する感想や評価

一度観たら暫くは狭い所が恐ろしくなってしまいそうな映画リミットですが、続いてはそんなリミットを鑑賞した人の感想も少しだけご紹介します。結末は賛否両論の評価である様ですが、主人公にどれほど感情移入できるかによって感想も変わってくる映画かもしれません。

あの結末を知っていれば、後味の悪い映画を観たいという時には、まず候補に挙がりそうな映画である事は間違いありません。楽しい気持ちにはならない映画でもありますが、テロリストの恐ろしさや理不尽さを味わう事のできる映画でもありそうです。

現在公開中の映画「ギルティ」は、リミットとは関係の無い映画ではありますが、題材としては正反対の視点から描かれた映画となっています。生き埋めとなった立場から観ていると電話の向こうの人物に苛立ちを感じる感想も多いですが、救助する側の視点から観てみるとまた違った感想を持つかもしれません。正反対の視点で描かれる映画を見比べてみるのも面白いのではないでしょうか?

派手な動きのある映画でも脚本が残念だとつまらない映画になってしまう、という事は少なくありません。リミットは棺の中という狭い空間の中でのみ展開されていく映画ですが、オチまでしっかりと作り込まれた映画でもある為に飽きずに結末まで鑑賞する事ができたという感想もありました。

リミットのあらすじ・結末や感想まとめ

棺の中でじわじわと絶望に蝕まれていく恐ろしい映画リミットについて、あらすじから結末まで、更には鑑賞した人の感想をまとめてご紹介しましたが、文字から想像するだけでも呼吸が苦しくなってしまう映画だったのではないでしょうか?生き埋めになるというのは、できれば一生したくない経験である事は間違いありません。

リミットの様な映画が好きだという人であれば、リミット以外にもワンシチュエーション・スリラー系の映画は複数存在しているので、そういった映画をまとめてチェックしてみるというのもオススメです。今後もリミットの様な映画が新たに製作される機会もある事が予想されますし、これまでこういったジャンルの映画には手を出して来なかったという人も、是非チェックしてみてください。

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