ホーンティングのストーリー・あらすじをネタバレ!映画の登場人物と結末は?

映画ホーンティングは1999年にアメリカで公開されたホラー映画です。映画ホーンティングは1963年に公開された映画「たたり」のリメイク作品であり、3人の男女がマロー教授に騙されて訪れた幽霊屋敷で様々な恐怖を体験するといったあらすじのストーリーとなっています。本記事ではそんな映画ホーンティングについて結末までのあらすじネタバレや映画に登場するキャラクターのネタバレなどを映画に関する感想を交えてご紹介していきます。

ホーンティングのストーリー・あらすじをネタバレ!映画の登場人物と結末は?のイメージ

目次

  1. ホーンティングとは?
  2. ホーンティングのストーリー・あらすじネタバレ
  3. ホーンティングの結末ネタバレ
  4. ホーンティングの登場人物・キャスト
  5. ホーンティングに登場した屋敷(ヒル・ハウス)とは?
  6. ホーンティングに関する感想や評価
  7. ホーンティングあらすじ・結末や感想まとめ

ホーンティングとは?

ホーンティングの映画情報

映画ホーンティングは1963年にロバート・ワイズが監督を務めた映画「たたり」のリメイク版として1999年にアメリカで制作・公開されたホラー映画です。元々はシャーリィ・ジャクスンが手掛けた怪奇小説「山荘奇談」を映画化した作品であり、本作の映画ホーンティングは小説「山荘奇談」の2作目にあたる映画となっています。映画ホーンティングは映画「たたり」のリメイク版という理由から注目を集めました。

映画ホーンティングの内容もオリジナル版である「たたり」に似たストーリーとなっており、霊を研究しているマロー教授という人物に睡眠障害の実験という嘘で騙された男女3人を中心にストーリーが展開され、幽霊屋敷を訪れた男女3人がそこで様々な恐怖に遭遇するといったあらすじとなっています。そんなあらすじのストーリーとなる映画ホーンティングは全世界で1億7千万を超える興行収入を記録しました。

また映画ホーンティングを観たアメリカの映画評論家であるロジャー・イーバートは映画のプロダクトやデザインが非常に優れているという好評な感想を述べ、称賛しました。しかし映画ホーンティングを観た一般人からはあまり良い感想を得ることが出来ず、数多くの批評コメントが寄せられることになりました。そのことでゴールデンラズベリー賞5部門でノミネートされるだけで終わり、最終的に良い結果を残すことが出来ませんでした。

映画ホーンティングがノミネートされたゴールデンラズベリー賞はあまり良くない映画に贈られる賞であり、映画ホーンティングは最低女優賞・最低脚本賞・最低監督賞などあまり喜ぶことが出来ない賞を総なめにすることになった作品です。本記事ではそんな批評が集まる映画ホーンティングについてストーリーの結末までのあらすじネタバレや登場人物のネタバレ情報、映画に関する感想などをまとめてご紹介していきます。

ホーンティングの予告動画

映画「たたり」のリメイク版である映画ホーンティングの予告動画ではマロー教授に騙された男女3人が奇妙な屋敷に訪れる姿が描かれています。ここからは映画ホーンティングの結末までのあらすじネタバレをご紹介する前に簡単なストーリーのあらすじをネタバレ紹介致します。ある日幽霊を研究しているマロー教授という人物は睡眠障害の実験を行うという嘘をついて、男女3人を幽霊屋敷に招待します。

この幽霊屋敷の名前はヒル・ハウスという名前であり、マロー教授に騙された男女3人はこのヒル・ハウスと呼ばれる幽霊屋敷を訪れます。実はこの屋敷は生まれながらに呪われた宿命を背負った家であり、幽霊屋敷を訪れた男女3人とマロー教授はそこで不可解な出来事に巻き込まれていくのでした。

ホーンティングのストーリー・あらすじネタバレ

ストーリーあらすじネタバレ:行き場を失ったネル

映画ホーンティングにおいてネルというあだ名で呼ばれる主人公エレノアはこれまで母親の介護を続けながら生活を送っており、ネルには住んでいるアパートのみしか財産と呼べるものが残っていませんでした。そんな中、ネルの姉夫婦がネルが住んでいるアパートを売り飛ばそうとしてしまいます。最後の財産であるアパートを手放すことになったネルに姉夫婦は家政婦兼ベビーシッターとして姉夫婦の家に住まないかと提案します。

この姉夫婦の身勝手な提案にネルは腹を立て、大喧嘩をしてしまいます。そしてネルは身勝手な姉夫婦を追い出してしまいます。するとネルの元にマロー教授という人物からある一本の電話がかかってくることになるのでした。

ストーリーあらすじネタバレ:不眠症の治療

ネルに電話をしたマロー教授と呼ばれる人物は幽霊を研究する学者であり、不眠症を治療するという嘘をついて被験者を集め、人間が不安に陥った時に起きる反応について実験を行おうとしていました。ネルはこのマロー教授からの電話を受け、マロー教授が行おうとする不眠症治療のプログラムに参加することにします。そしてマロー教授のプログラムに応募したネルはヒル・ハウスという屋敷を訪れるのでした。

屋敷に着いたネルはダドリー夫人という屋敷のお手伝いに出会います。ダドリー夫人はどこか不気味な雰囲気を発している人物であり、ネルに「誰も助けてくれませんよ。この家は」という謎めいた発言をしてネルを部屋へ案内します。そしてダドリー夫人は夕方になると帰ってしまい、ネルは奇妙な屋敷に残されてしまうのでした。

ストーリーあらすじネタバレ:奇妙な屋敷

ネルはヒル・ハウスという奇妙な屋敷で同じ被験者として屋敷を訪れたセオに出会います。ネルとセオの二人は自然と打ち解け、仲良くなります。ネル達が訪れたヒル・ハウスという屋敷には隠し部屋が設けられており、ネルとセオはメリーゴーランドによく似た回転し続ける鏡の部屋や積まれている本を歩いていく地下部屋などの存在を発見します。数々の謎めいた部屋を発見した二人は秘密基地を探検する子供のようにはしゃぎます。

するとネルとセオが屋敷を探検している途中にルークとトッドという二人の被験者と出会い、マロー教授とマロー教授の助手をしているメアリーと呼ばれる人物に遭遇します。そしてネル達はマロー教授と共に夕ご飯を食べることになります。そこでマロー教授はネルたちにヒル・ハウスと呼ばれる屋敷の歴史について語り始めます。

ストーリーあらすじネタバレ:ヒュー・クレイン

マロー教授は織物工場の社長だったヒュー・クレインという人物がヒル・ハウスという屋敷を建てたと語ります。しかしこのヒュー・クレインにはルネという妻がいたのですが子供に恵まれることなくヒュー・クレインは死亡してしまったようです。そしてヒュー・クレインが死亡した後、ヒル・ハウスという屋敷に子供の声が聞こえるようになったとマロー教授は明かします。

すると突然助手のメアリーが何者かに顔を傷つけられ、怪我をしてしまいます。メアリーが怪我をしたことで被験者であるトッドはメアリーを病院へ連れていこうとします。するとマロー教授はトッドにルネは自殺して死んだという真実を打ち明け、他の被験者には秘密にしてほしいとお願いします。

ストーリーあらすじネタバレ:夜に響く物音

一方屋敷にいたネルとセオはその夜鳴り響く不可解な音で目が覚めます。この不可解な音を聞いたネルがセオの部屋を訪れるとこれまでにない悪寒を感じます。そしてネルは心配するルークとマロー教授に不可解な音について打ち明けます。しかしこれは水道管の窓が開いていたという理由で解決することになります。その中でルークはマロー教授が何か隠し事をしていると睨み、密かにマロー教授の秘密を暴こうと企みます。

ストーリーあらすじネタバレ:肖像画の悪戯書き

不可解な音が聞こえた日の翌日、ネルは暖炉の中で幽霊を発見し、恐怖します。さらにヒル・ハウスという屋敷を建てたヒュー・クレインの肖像画に「お帰りネル」という落書きがされており、騒ぎになってしまいます。不可解な体験をしたネルはその夜自分の名前を呼ぶ声を耳にし、目を覚まします。目を覚ましたネルはその声と血の足跡に導かれるかのようにヒュー・クレインの書斎を訪れます。

ネルはヒュー・クレインの書斎で彼が所有していた工場の台帳を見つけ、中身を見ることにします。するとその台帳には多くの子供たちが死亡していたことが記録されており、ネルは部屋に戻ることにします。部屋に戻ったネルは髪の毛を櫛でときながら子供の幽霊から話を聞こうとすると、ネルの髪型が肖像画に描かれていた女性と同じ髪型になってしまいます。

実は建物を建てたヒュー・クレインは多くの子供達に虐待を加えており、多くの命を奪っていたのです。ネルの前に現れた幽霊たちはヒュー・クレインの真実を知ってほしいという気持ちから成仏できず、ネルにこのことを訴えていたのでした。さらに実はネルはヒュー・クレインの子孫であり、母から貰ったペンダントを身に着けていました。肖像画に描かれた女性もまたネルと同じペンダントを身に着けていました。

ストーリーあらすじネタバレ:発見された頭蓋骨

一方被験者であるルークはマロー教授の本当の目的は不眠症の治療ではないとセオに語ります。ネルもまたマロー教授のレコーダーを聞いており、その内容を話そうとします。すると突然ネルたちは天井にぶら下がる首吊り死体の幻を見てしまいます。恐怖したネルはその部屋から飛び出し、そこでヒュー・クレインの写真を発見します。そしてネルはヒュー・クレインの2人目の妻にあたるキャロリンの存在を発見します。

その後キャロリンはネルに暖炉の下を見せようとします。するとネルは暖炉の下で人間の頭蓋骨を発見します。キャロリンの夫であるヒュー・クレインは子供の声で満ち溢れる屋敷を求めていたサイコパスであり、工場で働く子供たちに最後まで屋敷で暮らすことを強要していたのです。そしてキャロリンはヒュー・クレインの裏の顔を見てしまったことで殺害されていました。

ストーリーあらすじネタバレ:ネルを頼る子供達の霊

ネルは屋敷で体験した不可解な出来事を被験者とマロー教授に明かします。しかしセオやルークはネルの言うことを信じようとせず、妄想に憑りつかれたのではないかと心配します。一方マロー教授もネルのことを心配し、実験の目的を話した後に実験中止を決意します。その後セオはネルを部屋で休ませようとするのですが、再度ネルは幽霊と遭遇してしまいます。

今回ネルの前に現れた幽霊はヒル・ハウスの不可解な現象の原因であるヒュー・クレインでした。ネルはヒュー・クレインの幽霊に怯え、逃げ出します。すると子供の幽霊たちはネルに扉を開けて欲しいと懇願するのでした。

ホーンティングの結末ネタバレ

映画ホーンティングについてストーリーの結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介させて頂きました。次は映画ホーンティングのストーリーで結末にあたる場面のあらすじをまとめてネタバレ紹介していきます。

結末ネタバレ:ネルを襲うクレインの霊

ネルを心配した被験者とマロー教授は交代してネルに付き添うことにします。しかしネルの付き添いをしていたルークは誤って寝てしまい、ネルは再度ヒュー・クレインの幽霊に襲撃されてしまいます。ネルはセオやルーク、マロー教授の協力でヒュー・クレインの幽霊から逃げることに成功し、ヒル・ハウスから脱出しようとします。

結末ネタバレ:屋敷へ戻るネル

しかし屋敷の門は固い鎖で繋がれており、ネルたちは屋敷から脱出することを断念します。その後ネルはマロー教授になぜ自分に電話をしたのか問うと、マロー教授はネルに電話をしていないと打ち明けます。その話を聞いたネルは屋敷に戻ることにします。実はネルはヒュー・クレインとキャロリンの子孫にあたる人物であり、自分が身に着けていたネックレスはかつてキャロリンが身に着けていたものと同じものでした。

結末ネタバレ:救われたネル

一方被験者のルークは屋敷から脱出しようとし、死亡してしまいます。ネルはセオとマロー教授が止める中、煉獄の門を開いてヒュー・クレインを呼び出そうとします。そしてネルはヒュー・クレインの魂と共に地獄へ落ちようとします。すると地獄に落ちようとするネルを子供たちの幽霊が救出し、ネルは助かります。一方地獄に落ちたヒュー・クレインの魂はキャロリンが天へ運んでいきました。

その後屋敷の管理人とダドリー夫人が生き残ったネルとセオとマロー教授を保護するために訪れます。こうしてヒル・ハウスで起こった不可解な事件は解決することになり、映画ホーンティングは結末を迎えるのでした。

ホーンティングの登場人物・キャスト

ネル/リリ・テイラー

ネルは映画ホーンティングにおいて主人公にあたる人物です。ネルは物語序盤で姉夫婦からアパートを追い出されそうになり、マロー教授が募集している不眠症治療の実験に応募します。そしてネルはヒル・ハウスという奇妙な屋敷に辿り着くことになり、自分の隠された出生の秘密を知ることになります。

映画ホーンティングにおいてネルを演じたキャストはアメリカの女優であるリリ・テイラーです。リリ・テイラーは1988年の映画「ミスティック・ピザ」で映画デビューを果たし、個性的な演技力で注目を集めます。その後「死霊館」や「レザーフェイス悪魔のいけにえ」など数多くの作品に出演して活躍するのですが、映画ホーンティングに出演した際に最低スクリーンカップル賞を受賞することになり、批評が集まりました。

テオ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

テオは映画ホーンティングにおいてネルと同じく被験者としてヒル・ハウスにやってきた人物です。テオはアーティストをしていると自称し、彼氏と彼女がいるバイセクシャルです。物語の中で主人公ネルと一番親交を深めていく人物です。

映画ホーンティングにおいてテオを演じたキャストはイギリスの女優であるキャサリン・ゼタ=ジョーンズです。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは1992年にハリウッドでデビューし、2002年の映画「シカゴ」でゴールデングローブ賞主演女優賞とアカデミー賞主演女優賞を獲得している演技派女優です。映画ホーンティングでテオのキャストを務めた際、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは最低女優賞を獲得してしまう結果となりました。

マロー教授/リーアム・ニーソン

マロー教授は映画ホーンティングにおいてネル達をヒル・ハウスに招待した張本人です。マロー教授は幽霊の研究を行っている人物であり、不眠症の治療と称してネル達を集団恐怖心理実験の実験台にします。しかしストーリーの途中でネルと協力し、幽霊に立ち向かっていきます。

映画ホーンティングでマロー教授を演じたキャストは1981年にデビューしたアイルランドの俳優のリーアム・ニーソンです。リーアム・ニーソンは1993年に映画「シンドラーのリスト」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされることなり、1996年の映画「マイケル・コリンズ」でヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞しています。その後も数々の賞を受賞し、2015年にガイズ・チョイス・アワードで最もタフな男に選ばれました。

ダドリー氏ブルース・ダーン

ダドリー氏は映画ホーンティングにおいてヒル・ハウスのお手伝いをしている男性です。ヒル・ハウスを訪れたネルにダドリーは部屋を案内し、謎めいたセリフを残して去ってしまいます。映画ホーンティングの結末でダドリーは幽霊を撃退したネル達を保護します。

映画ホーンティングでダドリーを演じたキャストはアメリカの俳優であるブルース・ダーンです。ブルース・ダーンは1960年に映画デビューし、映画「11人のカウボーイ」で一躍注目を集めます。その後数々の作品に出演することになったブルース・ダーンは映画監督のエリア・カザンから主役を演じることが出来ないけど誰よりも役になりきることができる俳優だと評価されることになりました。

ルーク/オーウェン・ウィルソン

ルークは映画ホーンティングにおいてネルやテオと同じく不眠症の治療実験でヒル・ハウスを訪れた被験者の一人です。ルークは物語の途中でマロー教授が何か隠し事をしているのではないかと猜疑心を持ち、マロー教授の本当の目的を探ります。

映画ホーンティングでルークを演じたキャストはアメリカの俳優であるオーウェン・ウィルソンです。オーウェン・ウィルソンは当初脚本家として活動をしており、アカデミー脚本賞を受賞した経歴を持つ人物です。その後俳優として「シャンハイ・ヌーン」や「ウェディング・クラッシャーズ」などの有名作品に出演することになり、ハリウッドで人気スターとしての地位を確立しました。

ホーンティングに登場した屋敷(ヒル・ハウス)とは?

統一性を感じられない屋敷

映画ホーンティングの舞台となるヒル・ハウスと呼ばれる屋敷は非常に統一性が感じられない内装をしており、趣味が悪いと感じるデザインが多々施されています。ヒル・ハウスの中にはギリシャ彫刻やエジプト彫刻など時代背景が分からないインテリアが置かれており、まるで見世物小屋を見ているかのような気分になります。

また屋敷の外に置かれた彫刻やネルが発見する肖像画のデザインは特に悪く、多くの辛辣な感想が寄せられることになりました。映画ホーンティングを見るとCGデザイナーなどの重要性が改めて感じることが出来ます。

ホーンティングに関する感想や評価

映画ホーンティングに関する感想では面白い映画だったという感想が少数ながら寄せられました。映画ホーンティングは辛辣な感想を多く集めている作品ですが、出演する豪華キャスト陣や作り込まれた屋敷を見ると非常に力を入れて制作されたことがうかがえる映画となっています。上記の感想でもある通り、ホラー映画と思わずに観れば非常に楽しめる映画作品となっています。

映画ホーンティングで多く寄せられた感想はひどいといった辛辣な感想でした。映画ホーンティングは豪華キャスト陣を起用したのにも関わらず、ホラー映画作品の中でもストーリー展開が非常に残念な映画となっています。このことで上記の感想にもある通り、映画ホーンティングは最低賞を輩出するゴールデンラズベリー賞の5部門を受賞することになりました。

ホーンティングあらすじ・結末や感想まとめ

本記事では映画ホーンティングについて結末までのあらすじや映画に関する感想などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。映画ホーンティングは残念ながら非常にひどい映画となってしまっており、辛辣な感想が多数寄せられている作品です。しかしホラー映画と思わずに観れば楽しめる作品となっていますので、これから観ようと考えている方は軽い気持ちでご覧頂くことをおすすめします。

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