2019年04月03日公開
2019年04月03日更新
スピーシーズ2は人気お色気エイリアン映画の続編!あらすじや結末・感想ネタバレ!
「スピーシーズ2」は、お色気もあるエイリアン映画として人気を博した「スピーシーズ 種の起源」の待望の続編です。魅惑のシーンが盛りだくさんの「スピーシーズ2」のあらすじや結末のネタバレなど、その中身をご紹介していきます。その他、出演するキャストや日本語版の吹き替えを担当する声優についてもまとめて紹介します。さらに「スピシーズ2」へどんな感想が集まっているのかもまとめています。
スピーシーズ2とは?
この記事ではスピーシーズ2のあらすじや結末、そして映画の感想をネタバレ全開で取り扱ってまいります。お色気エイリアン映画とも呼ばれるスピーシーズ2、あらすじや感想などからその所以を紐解きます。また、スピーシーズ2に出演するキャストに関しても併せてご紹介いたします。
スピーシーズ2の映画情報
スピーシーズ2(原題はSpeciesⅡ)は1998年に公開された、アメリカのSFホラー映画となります。前作であり、1995年に公開となった「スピーシーズ 種の起源(原題はSpecies)」から繋がる続編の作品です。
「スピーシーズ 種の起源」では、宇宙から送られてきた未知のDNA情報と人間のDNAとを掛け合わせて、新たな生命体が誕生しました。その生命体は美しい女性へと急成長を遂げますが、やがてとある目的のために研究所を脱走し…というのが簡単なあらすじです。未知の生命体の美しさ、そこから異形となって人類に襲い掛かるホラー、そして時折挟まれるお色気シーンが絶妙のバランスで混在する映画作品でした。
スピーシーズ2の映画予告
スピーシーズ2は映画の予告編がYouTubeに公開されています。どのような内容なのか、以下にご紹介いたします。
何やら宇宙の壮大な描写から始まり、徐々に物々しい雰囲気に移行します。中盤からはエイリアンのようなものが現れるシーンも増えます。そして、あまり過激な描写はありませんでしたが、お色気シーンに繋がりそうな場面もちらほら見え隠れしています。果たしてスピーシーズ2はどのような展開となるのでしょうか。物語の詳細は、この後のあらすじや結末でご紹介いたします。
スピーシーズ2の映画監督
スピーシーズ2の映画監督はピーター・メダックが担当しています。ハンガリー出身で、スピーシーズ2以外には、1980年公開の「チェンジリング」や、1993年公開の「蜘蛛女」で監督を務めています。
また、製作はフランク・マンキューソ・ジュニアが担当しており、彼の父親はパラマウント映画の元社長で知られるフランク・マンキューソ・シニアです。フランク・マンキューソ・ジュニアは「13日の金曜日」シリーズをプロデュースするなど、両者ともホラー系作品に携わることが多くなっています。
スピーシーズ2のあらすじネタバレ
それでは、さっそくスピーシーズ2のあらすじをネタバレでご紹介していきます。どのあたりがお色気エイリアン映画と呼ばれる所以なのか気になるところです。
あらすじネタバレ:火星の土
アメリカの宇宙探査プロジェクトの一環で、火星に降り立つことに成功する宇宙飛行士のパトリック・ロス。火星の土を採取した後、宇宙船に戻りヒューストンと無線で連絡を取り合いながら帰還準備を進めます。しかし、採取してきた火星の土が突如粘液化、パトリックと残りのクルーであるギャンブル、アンに襲い掛かります。
宇宙船との通信が途切れたことを不審に思うヒューストンだったのですが、通信は数分後に問題なく復旧し、パトリックたちも何事もなかったかのように通信に応じます。プロジェクトは大成功と皆が思う中、宇宙船は地球へと帰還するのでした。
あらすじネタバレ:美しいクローン「イヴ」
その頃、軍のとある研究施設ではエイリアンの実験が極秘に行われていました。研究者の中には、前作「スピーシーズ 種の起源」で事件に巻き込まれたローラ・ベイカー博士の姿もありました。前作で生み出されて事件の元凶となった人工エイリアン「シル」、そのクローンである「イヴ」こそが、研究所で行われている実験の対象だったのです。
イブが生み出された目的は、エイリアンに対して人類が有効な対策を見つけるためのものでした。実験と称してイヴの体は何度も傷つけられますが、瞬く間に再生してしまい全くもって致命傷とはなり得ません。エイリアンに対して、どのような手段が有効打となるのか、人類にとってその糸口は未だ見つけられないままとなっています。
あらすじネタバレ:エイリアンの種子
無事に地球へと帰還したパトリックは上院議員である父親のパーティーに出席し、スピーチを披露します。その後、軍の言いつけを破って美女2人と性交をしてしまいます。しかし直後、1人の女性の腹部が急激に膨れ上がり、お腹から謎の生命体が飛び出してきます。
パトリック自身はその夜のことを覚えておりませんが、自分の様子が地球に戻ってきてからおかしいことには気づき始めています。父親であるロス議員にはそのことを打ち明けますが、あまり真剣には聞き入れてもらえず、女遊びに釘を刺すだけに留まります。このあたりから、物語に不穏な空気が漂い始めます。
あらすじネタバレ:不自然な血液
パトリックが参加していた宇宙探査プロジェクト、その責任者であるオリンスキー博士は火星から持ち帰られた土の調査をしていました。土から何かを発見しますが、その時、保管されていたパトリックの血液がフラスコごと床に飛び散ってしまい、その血液は不自然な流れ方をし始めます。オリンスキー博士がそれを不審に思ったのも束の間、壁を突き破ってきたエイリアンのような触手に腹部を貫かれてしまいます。
あらすじネタバレ:招集されるプレス
殺害されたオリンスキー博士の遺体からは、イヴとは異なる地球外生命体のDNAが発見されました。事態を重く見た軍によって、ローラ同様前作の生き残りである元殺し屋のプレスが招集され、エイリアンの殲滅に向けた作戦が展開されます。火星の土からエイリアンのDNAが発見されたことが分かり、実際に火星へと降り立ったパトリックの血液を改めて検査する必要が出てきました。
あらすじネタバレ:混乱するパトリック
一方その頃パトリックは、一緒に寝ていたはずの女性が、目覚めると隣で酷い有様の死体となっているのを目撃します。そして、その傍にはどこからやってきたのか、得体の知れない少年も佇んでいます。自分が違う何かに変わっていく様を自覚し、正気を保っていられないパトリック。遂にはショットガンを手に取り、自殺を試みようとします。
軍に確保されるも、血液検査の結果が陰性で解放されたギャンブルは、パトリックのいるであろう別荘へと向かい、彼がショットガンで自らの頭を打ち抜く瞬間を目撃してしまいます。しかしパトリックの頭は、ものの数秒で何事もなかったかのように再生をします。もはや人間ですらなくなってしまったパトリック、ギャンブルはその場から逃げるように離脱するのでした。
あらすじネタバレ:パトリックの捜索
逃亡を続けながら幾度も女性と性交をするパトリック。そして次々に異常なペースで子供たちも増えていきます。そこで、同じ地球外生命体であるイヴがテレパシーを使ってパトリックを捜索する作戦を展開します。捜索が進み出し始めますが、逆にパトリックもイヴの存在を感知します。
パトリックはイヴのいる研究所を襲撃しようとし、イヴもまたパトリックとの距離が近付くことで発情の兆しが見え始めます。研究所でガラス張りの部屋に押し込められているイブを、パトリックは解放しようとしますが、プレスから攻撃を受けてパトリックはその場から撤退することになりました。
スピーシーズ2の結末ネタバレ
パトリックを野放しにすればするほどエイリアンの危機が増していくものの、どのように倒すかの有効打もない現在の状況です。何が武器となるのか、そしてパトリックとイヴはどのような結末を迎えるのでしょうか。ここからは結末をネタバレでご紹介します。
結末ネタバレ:対エイリアン薬
エイリアンへの有効打を考えるにあたり、ギャンブルの血液検査がなぜ陰性だったのかにローラは着目します。その結果、彼の遺伝子にある先天的な欠陥が要因なのでは、という推測に辿り着きます。優秀な遺伝子を求めるエイリアンにとって、ギャンブルの血液は危険は危険なものである、という仮定を元に対エイリアン薬を作り上げます。実際に効くかどうかは不明の状態ですが、他に有効な手立てがないのも事実です。
結末ネタバレ:イヴの脱走
そんな中、一度パトリックと出会って魅力を感じてしまったイヴが、研究所のガラスをつき破って脱走を図ろうとします。兵士から銃撃を受けてしまいますが、すぐ回復してしまい致命傷に至りません。車を奪ってパトリックのいる所にやってきたイブ、すぐさま2人は肌を重ね合わせ始めます。
結末ネタバレ:ローラを守るイヴ
プレス、ギャンブル、ローラも現場へと駆け付け、対エイリアン用に生成した薬を散布し始めます。すると、薬には一定の効果があった模様ですが、パトリックの怒りを買い反撃を受けることになります。イヴに対して助けを求めるローラ。するとイヴにはローラへの信頼がまだ残っていたのか、かばうようにパトリックを止めに入ります。しかし、パトリックはそのままイヴを攻撃して、彼女のは命を落としてしまいます。
ローラはイヴを殺されたことでパトリックに怒りを向け、積極的に薬を散布しにかかります。自身の血が強力な武器であるギャンブルも、自傷により自らの血液をパトリックに浴びせかけます。その結果、パトリックは徐々に力を失い、最終的に体が溶解してしまいます。
結末ネタバレ:終わらない繁殖
エイリアンの子供たちの処理も完了し、物語は一件落着かと思われました。しかし、イヴの遺体が載せられた車の中には子供が1人息をひそめており、イヴのお腹が異常なまでに膨れ上がります。これからどうなってしまうのか、という場面でスピーシーズ2は物語の幕を閉じることになります。
スピーシーズ2のキャスト(日本語声優)
スピーシーズ2のあらずじ、結末をネタバレでご紹介しましたが、皆さんはどのような感想を抱いたでしょうか?ここからは、スピーシーズ2のキャストと日本語版吹き替えを担当している声優をご紹介します。
キャスト(日本語声優):マイケル・マドセン(大塚明夫)
マイケル・マドセンは前作から続投でスピーシーズ2にも出演しているキャストになります。そして、大塚明夫が声優を務めています。大塚明夫と言えば、スティーブン・セガールやニコラス・ケイジなど、大物俳優の吹き替えを数多く担当するベテラン声優です。
キャスト(日本語声優):マージ・ヘルゲンバーガー(佐藤しのぶ)
マージ・ヘルゲンバーガーもマイケル・マドセン同様、前作から続投組のキャストです。声優の佐藤しのぶは、女優としても活躍をしています。007やハリーポッターなど、映画のシリーズ作品にて吹き替えを担当するケースが多くなっています。
キャスト(日本語声優):ナターシャ・ヘンストリッジ(湯屋敦子)
ナターシャ・ヘンストリッジは前作でシルを演じ、本作ではクローンであるイヴを演じました。声優を務めた湯屋敦子は、洋画吹き替えにおいてはアンジェリーナ・ジョリーを大半の作品で演じることが多くなっています。
キャスト(日本語声優):ジョージ・ズンザ(辻親八)
俳優のジョージ・ズンザは、自身も声優を務めており、テレビアニメの「バットマン」や「スーパーマン」に出演をしています。吹き替え担当の辻親八は、ゲイリー・オールドマンやコルム・ミーニイの役柄を多く担当しています。
キャスト(日本語声優):ミケルティ・ウィリアムソン(後藤哲夫)
ミケルティ・ウィリアムソンは後藤哲夫が担当しています。洋画や海外ドラマだけでなく、日本のアニメでも多くの役柄をもっている声優でしたが、残念ながら2018年に食道がんでこの世を去っています。
スピーシーズ2に関する感想や評価
スピーシーズ2はどのような感想、評価をされているのでしょうか?Twitterの投稿を元に、視聴者の感想をピックアップしてみました。
#今夜の映画 「スピーシーズ2」
— セニョール小林 (@SenorKobayashi) December 4, 2018
決して上品な映画ではなかった一作目を遥かに超えるエログロ馬鹿SF。「追い詰められて」のロジャー・ドナルドソン監督より、「チェンジリング」のピーター・目立っく監督の本作の方がパワフルで面白かったゾ! pic.twitter.com/YkBsIAXxsg
エロいしグロいしお馬鹿だし、というのはこの類の映画にとっては最高の誉め言葉です。何を観点に1作目と比較するかになりますが、スピシーズ2におけるエロさやグロさは、前作以上の評価となっている感想です。
どんなに面白くて素晴らしくても、家族と一緒に観るのは避けた方がいい映画はある。スピーシーズ2とか。
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) February 22, 2019
エロさが評価ポイントの1つであるスピーシーズ2。エロいということは、やはり家族で見るには憚られてしまいます。そんな感想を抱く意見もありました。
しかしはやぶさ帰還の件、私としてはどうしてもスピーシーズ2が連想されてしまいます。
— jinmensou (@jinmensou) June 13, 2010
宇宙から何かを採取して地球へ帰還する。この物語の導入が、はやぶさが帰還する流れを連想する、といった日本ならではの感想があるのも面白いポイントです。
スピーシーズ2のあらすじ・結末や感想まとめ
本記事では、スピーシーズ2のあらすじや結末をネタバレでご紹介しました。その他、吹き替え声優を含めたキャストの説明、twiterを元にどのような感想があるかをまとめてまいりました。前作「スピーシーズ 種の起源」では女性エイリアンだったため、相手選びも含めて子供が産まれるまでに時間がかかりました。
それがスピーシーズ2では男性エイリアンが中心となることで、手当たり次第に子種をばらまくという、全く逆の展開になるところがポイントでした。逆になるだけで、こうも子供がたくさん産まれてしまうのか、という展開です。結末は続編を匂わせるような描写でしたが、「スピーシーズ3」という続編も存在するくらい根強いファンのいるシリーズであることも確かです。気になる方は、その後の展開も追ってみては如何でしょうか。
しかしながら、twitterでの感想にもあったようにお色気シーンが多いのが、スピーシーズ2を語るうえで外せない大きな特徴となっています。誰と一緒にスピーシーズ2を観るかは、十分注意していく必要がありそうな映画です。