ボディ・ハントのネタバレあらすじと結末!ジェニファー・ローレンス主演のホラー映画

2012年にアメリカで制作されたサスペンス・ホラー映画『ボディ・ハント』。今をときめく女優ジェニファー・ローレンス演じる高校生エリッサが母サラと田舎の新居に引越して来るところから映画は始まります。その新居は4年前隣家で猟奇殺人事件が起こったことから借り手のつかない物件でした…。これから『ボディ・ハント』のネタバレあらすじからおすすめポイントの解説、さらには映画を観た方の評価までまとめてお届けします。ぜひご覧ください!

ボディ・ハントのネタバレあらすじと結末!ジェニファー・ローレンス主演のホラー映画のイメージ

目次

  1. ボディ・ハントとは?
  2. ボディ・ハントの映画あらすじをネタバレ
  3. ボディ・ハントの映画結末をネタバレ
  4. ボディ・ハントの主な登場人物・キャスト
  5. ボディ・ハントのおすすめポイントを解説
  6. ボディ・ハントを観た人の感想や評価は?
  7. ボディ・ハントの映画ネタバレまとめ

ボディ・ハントとは?

ボディ・ハントの作品情報

『ボディ・ハント』は2012年にアメリカで制作されたサスペンス・ホラー映画。主演は「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンスです。

高校生のエリッサは、母親と2人で田舎の格安家賃の家に引越して来ます。家賃が安いのには理由がありました。実は4年前、隣家で猟奇殺人事件が起こったことから周辺の家の資産価値が低下していたのです。問題の隣家には事件で1人だけ生き残ったライアンがひっそりと暮らしていました。エリッサは孤独な青年ライアンと親しくなり次第に惹かれていくのですが…。共演はエリザベス・シュー、マックス・シエリオットほか。

ボディ・ハントの予告動画

続いて映画『ボディ・ハント』予告編をご覧いただきましょう。幕開けのジェニファー・ローレンス登場シーンやフラッシュバックする映像から映画の雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。

ボディ・ハントの映画あらすじをネタバレ

あらすじネタバレ①出会い

映画『ボディ・ハント』最初のネタバレあらすじはエリッサとライアンの出会いです。嵐の夜、静かな田舎町に惨劇が起こります。異様に鋭い目つきをした少女キャリーが家から飛び出してきます。彼女は、両親を刃物でメッタ刺しにして殺害するという凶行に及んでいました。

事件から4年が経過したある日、新居に2人の女性が引っ越してきます。それは町の病院に勤める医師のサラと17歳になる高校生の娘、エリッサでした。そこは州立公園にほど近く、自然豊かな美しい土地でしたが、彼女たちの新居は格安家賃の物件でした。なぜ格安なのかと言うと、隣家で4年前に殺人事件が起きたため一帯の不動産価値が急落したためでした。

深夜になって窓から外を眺めていたサラは、事件のあった隣の家に明かりが灯っているのを目撃します。翌日、近所のダンに聞いてみると事件で唯ひとり生き残った息子のライアンが住んでいると教えてくれました。さらに両親を殺害した娘のキャリーは、死体は見つからなかったもののダムで溺れて死んだとされているとも。

エリッサは母サラと映画にいく予定を立てていましたが、緊急オペが入りサラが来れなくなります。そこで高校の生徒会長タイラーとチャリティ・パーティーに出掛けます。静かな部屋で休んでいたサラを酒に酔ったタイラーが押し倒し抱きついてきました。

サラはタイラーを突き放すとパーティ会場を後にします。歩いて帰るサラの横に1台の車が止まりました。窓から顔を出した若い男は、彼女に乗っていかないかと声をかけます。その若い男は、隣家に1人で住む大学生のライアンでした。一旦は断ったサラでしたが、雨が降り始めたためその車に乗り込み送ってもらうことに。

あらすじネタバレ②キャリーの生存

サラを無事送り届け、自宅に戻ったライアン。食事を持って地下に向かいます。そしてドアの鍵を開け部屋に入った瞬間、若い女性が襲いかかってきました。ライアンは襲ってきた女性を「キャリー」と呼びます。実はダムで溺れ死んだとされていたキャリーは生きており、地下の小部屋に幽閉されていたのです。

数日後、エリッサは隣のライアン宅を尋ねます。ライアンは妹キャリーの話をしました。 小さい頃にブランコから落ちて命に別状はなかったものの、脳に障害が残ってしまったと打ち明けます。それからと言うもの、目を離すと森の奥まで行ってしまったとのこと。

エリッサが帰ったあと、ライアンは地下室に降りてキャリーの様子を見に行きます。そこから小さい頃の回想シーンになります。物思いに耽った後ライアンは部屋を出ますが、その時鍵をかけ忘れてしまいます。キャリーは部屋から出ると自宅を飛び出していきます。ライアンはそれに気づいてキャリーの後を追いかけます。キャリーはエリッサの家に向かって行きましたが、ライアンが追いつきキャリーを取り押さえます。

あらすじネタバレ③エリッサ家での食事会

ある夜、ライアンはエリッサ宅に食事に招待されます。最初は和やかなムードで会話が進んでいましたが、突然母親のサラが流れを変えてしまいます。ライアンに向かってエリッサとの付き合いを禁止するのです。2人きりで会うのはまかりならないと。ライアンは黙って席を立つと食事のお礼を言って家を出ていきました。エリッサは母サラの言動を非難し食ってかかりました。

母親のやり方に反発するエリッサは、自宅に掛かってきた電話を携帯に転送するよう設定した上で、母親が仕事でいない時間を利用してライアンに会うようになります。

ある日、エリッサは1人でライアンの家に行きます。同じ頃、地下室のキャリーは部屋を抜け出し森に向かって走り出します。それに気づいたライアンは、玄関に来ていたエリッサに激しい口調で帰るよう言い、キャリーの後を追いかけます。エリッサはライアンの違う一面を目にしてショックを受けます。ライアンは再びキャリーを取り押さえますが「どうしてこんなことになるんだ」と考え込んでしまいます。

高校でエリッサがボーカルを担当するバンド演奏会が開催されます。ライアンはエリッサに会いに出掛けます。ところが、エリッサがライアンと付き合っていることに嫉妬したタイラーは、仲間と共にライアンの車を破壊、ライアンにも暴行を加えます。ライアンは反撃し、タイラーの足を骨折させてしまいます。興奮したタイラーの仲間たちがライアンの自宅に放火します。

あらすじネタバレ④不審なもの

エリッサはライアンの自宅に急行。何とか火を消しますが、その時ゴミ箱の中に生理用品やコンタクトレンズを発見します。不審に思ったエリッサは家の中に侵入、そして地下に続く侵入口を発見すると階段を降りていきます。そしてキャリーが監禁されている部屋へ入っていきます。すると、突然背後からキャリーが襲ってきました。ちょうどその時自宅に戻ってきたライアンがキャリーを取り押えます。

ライアンはエリッサに逃げるよう伝えると、キャリーに鎮静剤を打ちます。一方、エリッサの手にはコンタクトレンズが付着し、床には女性の学生証が落ちていました。エリッサのところに戻ってきたライアンは、妹キャリーの事は内緒にして欲しいと懇願します。エリッサは頷いて彼に拾った学生証を手渡します。そして踵を返して帰ろうとした時、突然ライアンに襲われ床に倒れました。その時、携帯を落としてしまいます。

ボディ・ハントの映画結末をネタバレ

結末ネタバレあらすじ:キャリー

いよいよ『ボディ・ハント』結末のネタバレあらすじです。実はキャリーの死を受け入れられなかったライアンは、別の女性を監禁しキャリーの代わりにしていたのです。そしてエリッサを拘束した後、キャリーは2人もいらないと言って今までの”キャリー”を別の場所に連れていきました。今度はエリッサをキャリーとして地下室に監禁しようとしていました。

母のサラはエリッサの携帯に電話しても彼女が出ないことを不審に思い、警察官のビルにライアン宅を調べるよう頼みます。玄関に姿を見せたライアンに異変を感じたビルは、サラの自宅に電話してみます。するとガレージに落ちていたエリッサの携帯が鳴り出しました。エリッサが家の中にいることを確信したビルは家に入っていきますが、ライアンに不意打ちを受け刺し殺されてしまいます。

その後、サラもライアン宅に到着しエリッサを捜して中に入ります。しかし彼女もまたライアンにナイフで刺されてしまいます。エリッサの方は椅子の肘掛けに手首をテープで固定されていましたが、テープを照明の電球の熱で焼き切り部屋から脱出します。何とか外に出ようとするエリッサでしたが、窓には鉄の格子が取り付けてあり外に出ることができません。すぐにライアンに見つかってしまいました。

エリッサは拳銃を手にして応戦しますが、ライアンがブレーカーを落としたため部屋は真っ暗に。エリッサは懐中電灯を拾い明かりを付けますがライアンが襲ってきます。彼女はすかさず銃を発砲、ライアンは床に倒れます。恐る恐る近づいたエリッサがライアンのポケットから鍵を取ろうとした瞬間、ライアンに再び襲われます。しかしそこに刺されて傷を負ったサラが!彼女はハンマーでライアンを一撃。ついにライアンは倒れました。

結末ネタバレあらすじ:ライアンの正体

事件の後、エリッサ母娘は再び引越して行きました。刑務所に入ったライアンは昔のことを思い出していました。まだ幼いころ一緒にブランコで遊んでいた妹のキャリーはブランコから落ちて死にました。その事を両親から責められ虐待された彼は、ライアンではなくキャリーとして育てられていたのです。そして4年前の殺人事件で両親を殺したのは、キャリーではなくライアンでした。

ボディ・ハントの主な登場人物・キャスト

エリッサ・キャシディ/ジェニファー・ローレンス

映画『ボディ・ハント』の主人公エリッサは、母と共にシカゴから引っ越して来た17歳の高校生。弱いものを見ると放っておけない性格で、そのことから1人で住むライアンに近づいていきます。

『ボディ・ハント』で主人公エリッサを演じたのは、1990年アメリカ/ケンタッキー州出身の女優ジェニファー・ローレンスです。2004年14歳の時、芸能事務所のオーディションを受けショービジネスの世界に。2008年映画「早熟のアイオワ」では主演を務め、「あの日、欲望の大地で」でベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。2010年「ウィンターズ・ボーン」でアカデミー主演女優賞にノミネートされます。

2012年「ハンガー・ゲーム」で主人公を演じ人気者に。同年「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞受賞と華々しい経歴を誇ります。その後も2013年ラッセル監督の映画「アメリカン・ハッスル」でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞、アカデミー助演女優賞にノミネート。また、2015年映画「JOY」では、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞するとともに、3度目のアカデミー主演女優賞候補となりました。

ライアン・ジェイコブソン/マックス・シエリオット

映画『ボディ・ハント』でエリッサの隣家に1人さびしく住む青年ライアン。エリッサが夜道を歩いて家路を急いでいた時、車で通りかかり彼女を家まで送っていったのが縁でエリッサと親しくなります。

映画『ボディ・ハント』でライアンを演じたのは、1988年アメリカ/カリフォルニア州出身の俳優マックス・シエリオットです。2004年「ミッションX」で映画デビュー。2009年アトム・エゴヤン監督『CHLOE/クロエ』に、2012年にはヘンリー=アレックス・ルビン監督の映画『ディス/コネクト』に相次いで出演。

また、テレビシリーズ「ベイツ・モーテル」(2013年 - 2017年)でベイツ家の息子ノーマンの異父兄ディラン・マセットを演じ、シーズン5第4話では監督も務めました。

サラ・キャシディ/エリザベス・シュー

映画『ボディ・ハント』主人公エリッサの母親で町の病院に勤務する医師、サラ・キャシディ。娘エリッサのしつけには厳しく、彼女のことを案じてライアンとの交際を禁じますが、そのことで娘との関係が悪化してしまいます。

『ボディ・ハント』でサラを演じたのは、1963年アメリカ/デラウェア州出身の女優エリザベス・シューです。彼女は名門ハーバード大学を卒業。大学在学中の1983年「Somewhere, Tomorrow」で映画デビューし、翌1984年には「ベスト・キッド」に出演。その後、彼女の名前を有名にした「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(1989年)で主人公の恋人役を演じます。

1995年「リービング・ラスベガス」でニコラス・ケイジと共演、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされました。その後も1997年の「セイント」や「地球は女で回ってる」、2000年「インビジブル」など話題作に出演しています。

ボディ・ハントのおすすめポイントを解説

おすすめポイント解説①殺人狂気の妹

最初に解説する『ボディ・ハント』おすすめポイントは「狂気の妹」です。映画冒頭から不気味に禍々しく登場する陰の主役とも言うべきキャリー・アン。白いワンピースとブロンドヘア、狂気に満ちた青い瞳が観る者の脳裏に刻み込まれます。間髪を容れず寝室にいた両親に襲い掛かり刺し殺します。そして狂ったように森に向けてに走って行きます。ホラーとしてのこの映画の印象を決定づけるポイントです。

おすすめポイント解説②ジェニファー・ローレンス主演

次に解説する『ボディ・ハント』おすすめポイントは、映画「ハンガーゲーム」などで人気急上昇の女優ジェニファー・ローレンスです。男性ファンを虜にする素晴らしいスタイルと美しい歌声、そして何より自然な演技が魅力という声が多いです。

母親が忙しく幼少期に一人ぼっちの時間が多かったこともあり、孤独に暮らすライアンに心が動いていきます。そんな女心をごく自然に表現した彼女の演技力も見どころの1つではないでしょうか。

おすすめポイント解説③キャリーの兄ライアン

殺人事件で家族を失い誰もいなくなった家でひっそりと暮らすライアン。町内では一人暮らしのまじめな青年と思われていますが、実は密かに家の地下に妹キャリーを閉じ込め世話を続けていました。

ライアンの一つ一つの言動や表情がこの映画『ボディ・ハント』のポイントとなっているという評価もあります。

おすすめポイント解説④数々の伏線

突然現れてはライアンに押さえこまれる狂気の妹キャリー・アン。彼女の登場シーンはとても短いです。そんなストーリーの流れに消化不良を感じる視聴者も多いのではないでしょうか。

ところが物語は、後半急展開をします。映画『ボディ・ハント』前半の数々のシーンは、真相を明かす結末の伏線となっていたのです。

おすすめポイント解説⑤映画ラスト1コマまで注目

映画『ボディ・ハント』では結末に真相が明らかにされます。しかし実際には、さらにその後、エンドロールで映るキャリー・アンとライアンの家のカットに衝撃の事実が!『ボディ・ハント』はラスト1コマまで目が離せない映画なのです。

おすすめポイント解説⑥いじめる側の誤解

『ボディ・ハント』に出てくるイジメ役、それはエリッサの高校の生徒会長、タイラーです。しかしこのタイラー、生徒会長とは名ばかりであまり賢くはありません。また親の前ではいい子でも陰に隠れてはする卑劣な行為の数々、いわゆる”嫌な奴”です。自分を振ったエリッサとライアンが恋仲になっているのが気に入らず、仲間とライアンの車を壊しライアンに暴行を加えます。

ライアンは一見気弱でおとなしそうに見えます。タイラーはこのライアンを見誤っていました。ライアンが何故おとなしくしているのか、なぜ他人と距離をとっているのかを。他人と関わらないようにしているのは、気が弱いからではないという事実を。結局タイラーはライアンに最後の一撃、蹴りを入れようとして逆に足を取られへし折られてしまいました。

おすすめポイント解説⑦恋や愛の最後は恐怖

エリッサの恋のはじまりは「私が側にいて何とかしてあげたい」という純粋な想いからでした。母親のサラが言っていたように弱い立場の人を見ると放っておけないエリッサの気質によるのかも知れません。

しかしライアンの抱えている闇の部分が見えた時、その恋心ははかなく消え代わって恐怖が湧き起こってきました。「恋や愛の最後は恐怖」というのがこの映画『ボディ・ハント』のポイントの1つです。

ボディ・ハントを観た人の感想や評価は?

感想・評価①ヒッチコックの「サイコ」を連想!

最後に映画『ボディ・ハント』を観た方の感想や評価を紹介します。最初は巨匠ヒッチコックの「サイコ」を想い起こす予想外の結末だったというものです。

この記事でも解説してきましたが、いくつもの伏線が結末に収斂し観る者の想像を裏切りアッと言わせる手法は見事だという評価が多く見られました。

感想・評価②思いもよらない展開と結末!

こちらの感想・評価も予想外の展開や結末に関するものです。そこに歪んだ家族愛が絡んで見ごたえある人間ドラマになっていたという評価でした。

感想・評価③かなり良くできたサスペンス!

こちらも最後の最後に真実が明らかになる映画の構成を評価するコメントでした。単純な映画かと思ったら、かなりよくできたサスペンスだったという評価は多く寄せられていました。

感想・評価④ジェニファーの演技が新鮮!

何といっても主演のジェニファー・ローレンスの新鮮な演技が魅力と評価する意見です。また、後半の驚きの展開や映画を貫くスピード感からおすすめの映画だと結んでいます。

ボディ・ハントの映画ネタバレまとめ

ここまで『ボディ・ハント』のネタバレあらすじやおすすめポイント解説をお届けしてきました。主演ジェニファー・ローレンスの魅力はもちろんのこと、映画自体もよくできたサスペンスという評価があることは上で紹介したとおりです。映画配信サイトでも見ることができる『ボディ・ハント』。まだ観ていない方はこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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