キングダム・オブ・ヘブンのあらすじや感想をネタバレ解説!映画の評価まとめ

中世エルサレムを舞台にした映画「キングダム・オブ・ヘブン」のあらすじや結末をネタバレでご紹介していきます。映画「キングダム・オブ・ヘブン」は、クライマックスの戦闘シーンが特に好評の歴史スペクタクル映画で、主演はオーランド・ブルーム、他にエヴァ・グリーンやリーアム・ニーソンといった、豪華キャストが勢揃いしていることで話題となった映画です。今回は映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作中に登場する名言や感想・評価についてもみていきます。

キングダム・オブ・ヘブンのあらすじや感想をネタバレ解説!映画の評価まとめのイメージ

目次

  1. キングダム・オブ・ヘブンとは?
  2. キングダム・オブ・ヘブンの映画あらすじをネタバレ
  3. キングダム・オブ・ヘブンの映画結末をネタバレ
  4. キングダム・オブ・ヘブンの登場人物・キャスト
  5. キングダム・オブ・ヘブンの名言集
  6. キングダム・オブ・ヘブンに関する感想や評価は?
  7. キングダム・オブ・ヘブンの映画ネタバレまとめ

キングダム・オブ・ヘブンとは?

キングダム・オブ・ヘブンの映画作品情報

「キング・オブ・ヘブン」は2005年にアメリカで製作されたスペクタクル映画です。監督は「ハンニバル」などで有名なリドリー・スコット氏で、オーランド・ブルーム主演でリーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズら豪華キャストが出演しています。

物語の舞台は中世の十字軍に支配されていたエルサレム。今回は映画「キング・オブ・ヘブン」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、キャストや感想・評価についてもみていきます。

キングダム・オブ・ヘブンの映画あらすじをネタバレ

ここまで、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作品情報をご紹介してきました。次に、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の結末までのあらすじをネタバレでみていきます。

キングダム・オブ・ヘブンのあらすじネタバレ:失意のなかで

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教の3宗教の聖地である「エルサレム」。そんな聖地をヨーロッパのキリスト教を主体とする国家が十字軍を遣わし、聖地を支配してから100年が経った頃、ヨーロッパのキリスト教徒たちは苛政や貧困に苦しめられており、救いを求める多くの民が、聖地エルサレムを目指す旅に出るのでした。

そんな1184年のフランスの小さな村に、鍛冶屋を営むバリアンという男がいました。彼は妻子を亡くし、生きる気力もなく、人生に悲観していました。そんな彼の元を、帰国途中の十字軍が訪ねてきます。進軍のために腕利きの武具師を探していた十字軍は、その条件を満たすバリアンを見つけたのでした。

絶望の淵にありながら、なんとか悲しみを乗り越えようと仕事に取りかかり始めたバリアンに、十字軍の指揮官である騎士・ゴッドフリーが声をかけます。実はゴッドフリーは、イベリンの領主にしてバリアンの父親であることを打ち明けます。そして、息子であるバリアンに一緒に来てほしいと言うのでした。しかし、バリアンはその誘いを断り、ゴッドフリーはメッシーナ経由で帰国すると言い残し、バリアンのもとを後にするのでした。

その後、バリアンは僧侶をしている妻の弟の言動に激昂し、彼を殺してしまいます。人殺しの罪を犯したバリアンは、逃亡のため師匠から受け継いだ鍛冶屋に火をつけ、ゴッドフリーの後を追います。そして、ゴッドフリーと合流したバリアンは、ゴッドフリーと共にエルサレムを目指すこととなるのでした。

その翌日、ゴッドフリーはバリトンに剣の稽古をつけていました。そこへ追っ手がやって来ます。それはバリアンの住んていた村の領主であり、ゴッドフリーの兄でした。彼を追い返そうとするも、ゴッドフリーたちは襲撃されてします。実はこれは、王にも近い権力を持つゴッドフリーを亡き者とし、その地位を掠め取ろうとする兄の謀略でした。

ゴッドフリーの兄による襲撃により、十字軍の半数が息絶え、ゴッドフリーも矢によって負傷してしまうのでした。その後もバリアンはゴッドフリーと兵士2人と共に旅を続けます。バリトンは道すがら、ゴッドフリーの夢は、キリスト教もイスラム教も共存できる世界を作ること、だと聞きます。そんな中、矢傷がもとでゴッドフリーは、息子バリアンに地位や名誉、自分の剣を託して亡くなってしまいます。

キングダム・オブ・ヘブンのあらすじネタバレ:聖地エルサレムで

エルサレムを目指すバリアンと兵士2人は船で地中海を越えようとします。しかし、嵐に巻き込まれてしまい、バリトンだけが生き残ります。バリトンは地元民からの襲撃をかわしながら一人で砂漠を横断し、ようやく亡き父ゴッドフリーと共に目指したエルサレムにたどり着きます。

そこで出会ったゴッドフリーの親友ディべリウス卿に案内され、王宮を訪れたバリアンはエルサレムの王ボードゥアン4世と、その姉の王女シビラに目通りを許されます。ボードゥアン4世は不治の病に侵されながら、キリスト教とイスラム教の共存する世界を作りたいという志を持った王で、バリアンの聡明さや誠実さを見込み、イベリン領の統治を任せるのでした。

バリアンは、身分の上下に関係なく領民と接し、水道の整備など国の発展に尽力しました。そんなバリアンのもとを、王の姉シビラが訪ねてきて、2人は愛し合うようになります。しかし、エルサレムでは、ティべリウス卿らイスラム王サラディンとの和平継続を望む穏便派と、騎士ギー・ド・リュジニャンとルノー・ド・シャティヨンらイスラム教徒との徹底抗戦を望む過激派が、意見の対立を深めていました。

そんな中、ギーとルノーが率いる軍によるイスラムの隊商襲撃事件が起きます。バリアンも自衛のため、戦闘に参加しましたが、全く歯がたたず大敗してしまうのでした。

キングダム・オブ・ヘブンのあらすじネタバレ:父の夢を

大敗を喫し、敵方に捕まったバリアンをサラディン将軍が助け出し、ボードゥアン4世がサラディンと直接の交渉を行ったことで、なんとか事態は収拾となりました。ボードゥアン4世は事件の発端となったルノーの領地を召し上げ幽閉します。しかし、ボードゥアンの病状が急激に悪化し、余命わずかとなったボードゥアン4世はバリアンを呼び出し、シビラと結婚して王位を継承して欲しいと頼みます。

しかし、バリアンは自分がシビラと結婚すれば新たな争いの火種になりかねないと考え、亡き父の夢、キリスト教もイスラム教も共存できる平和な世界の実現を目指すため、シビラとの結婚と王位継承を丁重に辞退するのでした。その後まもなく、ボードゥアン4世が崩御し、シビラの前夫との息子、ボードゥアン5世が王位を継承することとなりました。

しかし、そのボードゥアン5世も不治の病を抱えている身なのでした。すべてを絶望したシビラは、息子であるボードゥアン5世に毒殺。ギーと再婚し、ギーが王位を継承することとなったのでした。

キングダム・オブ・ヘブンの映画結末をネタバレ

ここまで、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作品情報や結末までのあらすじをネタバレでみてきました。次に、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の結末をネタバレでご紹介していきます。

キングダム・オブ・ヘブンの結末ネタバレ:戦を仕掛ける過激派

過激派と結託したギーは、サラディンが寄越した使者を殺害し、戦争を一方的に仕掛けます。ギーの行いを諌めるバリアンとティべリウス卿の言葉を無視して挙兵し、幽閉を解かれたルノーが人質にされていたサラディンの妹を殺害。事態は急激に悪化していきます。サラディン軍に負けたエルサレム軍の兵士は、ギーに捕虜にされ、ルノーの手で処刑されてしまいます。

キングダム・オブ・ヘブンの結末ネタバレ:エルサレム撤退

よもやイスラム教徒との和平の余地などないと絶望したティべリウス卿はエルサレムの地を去ってしまいます。しかし、バリアンは国と民を守るため、エルサレムの地に残ることを決意します。バリアンはできる限りの兵士を集め、城壁を突破して激しく攻め立ててくるサラディンの大軍を迎え撃ちます。

そして、エルサレム包囲から5日が経った後、バリアンの勇気を称えたサラディンが、すべてのキリスト教徒がエルサレムから退くことを条件に和平を提案してきます。バリアンは、シビラや国民と一緒にエルサレム撤退に応じるのでした。

故郷の村に帰ってきたバリアンのもとを、エルサレムを取り戻そうと新たな十字軍を従えたイングランドの王が訪ねてきます。イングランドの王はバリアンに協力を仰ぎますが、バリアンは自分はただの鍛冶屋だとして、協力を断り、シビラを連れてどこかへ旅に出るのでした。

キングダム・オブ・ヘブンの登場人物・キャスト

ここまで、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作品情報やあらすじ・結末をネタバレでご紹介してきました。次に、映画「キングダム・オブ・ヘブン」のキャストと登場人物を紹介していきます。

バリアン・オブ・イベリン/オーランド・ブルーム

バリアン・オブ・イベリンは、小さな村で鍛冶屋を営む男で、妻子を亡くし、絶望の淵にいた中で父親と初対面します。父親はイベリン領主ゴッドフリーで、父亡き後、バリアンは身分の上下や奴隷階級の人々とも分け隔てなく接し、聡明で誠実な領主となります。エルサレムでは、王女シビラとは恋仲になります。

バリアン・オブ・イベリンを演じたオーランド・ブルームのプロフィール

  • 本名:Orlando Jonathan Blanchard Bloom(オーランド・ジョナサン・ブランチャード・ブルーム)
  • 生年月日:1977年1月13日
  • 出身地:イングランド地方のケント州カンタベリー
  • 身長:180cm
  • 職業:俳優(映画・舞台)
  • 活動期間:1994年~
  • 代表作:次の通りです

  • 2001~2003年映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのレゴラス役
  • 2003~2017年映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのウィル・ターナー役
  • 2004年映画「トロイ」パリス役
  • 2004年映画「ヘイヴン 堕ちた楽園」シャイ役
  • 2005年映画「エリザベスタウン」主演のドリュー役
  • 2009年映画「ニューヨーク、アイラブユー」デイヴィッド役

  • 2010年映画「ストレンジャー」ハリス・パーカー役
  • 2011年映画「グッド・ドクター 禁断のカルテ」マーティン・E・ブレイク医師役
  • 2011年映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」バッキンガム公爵役
  • 2013年映画「ケープタウン」主演のブライアン・エプキン役
  • 2012~2014年映画「ホビット」シリーズのレゴラス役
  • 2017年映画「アンロック/陰謀のコード」ジャック・ オルコット役
  • 2017年映画「スマート・チェイス」主演のダニー・ストラットン役

シビラ/エヴァ・グリーン

シビラはエルサレムの王ボードゥアン4世の妹で、美しいエルサレムの王女です。前夫とは病で死別、前夫との間にできた息子がボードゥアン4世亡き後、ボードゥアン5世として即位するも不治の病を抱えていることが判明。絶望したシビラは自ら息子を毒殺してしまいます。バリアンと恋仲になりますが、バリアンに結婚話を断られ、ギーと結婚します。

シビラを演じたエヴァ・グリーンのプロフィール

  • 本名:Eva Gaëlle Green(エヴァ・ガエル・グレーン)
  • 生年月日:1980年7月5日
  • 出身地:フランス パリ
  • 身長:168cm
  • 職業:女優やモデル
  • 活動期間:2003年~
  • 代表作:次の通りです

  • 2003年映画「ドリーマーズ」イザベル役
  • 2006年映画「007 カジノ・ロワイヤル」ヴェスパー・リンド役
  • 2007年映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」セラフィナ・ペカーラ役
  • 2008年映画「サブリミナル」エミリア / サリー役
  • 2009年映画「汚れなき情事」主演のミス・G役
  • 2011年映画「パーフェクト・センス」スーザン役
  • 2011年ドラマ「CAMELOT 〜禁断の王城〜」モーガン・ペンドラゴン役

  • 2012年映画「ダーク・シャドウ」アンジェリーク・ブシャール役
  • 2014年映画「ブリザード 凍える秘密」イブ・コナーズ役
  • 2014年映画「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」アルテミシア役
  • 2014~2016年ドラマ「ナイトメア〜血塗られた秘密〜」ヴァネッサ・アイヴス役
  • 2014年映画「悪党に粛清を」マデリン役
  • 2014年映画「シン・シティ 復讐の女神」エヴァ・ロード役
  • 2016年映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」主演のミス・ペレグリン役
  • 2017年映画「告白小説、その結末」エル役

ゴッドフリー・オブ・イベリン/リーアム・ニーソン

ゴッドフリー・オブ・イベリンは、イベリン領主にして王からの信頼の篤い十字軍を率いた騎士です。自分の跡取りとするべく平民の女性との間にもうけた息子バリアンを探しだし、共にエルサレムを目指します。しかし、その道中でゴッドフリーは兄からの襲撃を受け、矢傷がもとで亡くなってしまいます。亡くなる間際、地位と名誉をバリアンに継がせます。

ゴッドフリー・オブ・イベリンを演じたリーアム・ニーソンのプロフィール

  • 表記:Liam Neeson
  • 生年月日:1952年6月7日
  • 出身地:北アイルランド
  • 身長:191.8cm
  • 職業:俳優
  • 活動期間:1978年~
  • 代表作:次の通り

  • 1993年映画「シンドラーのリスト」主演のオスカー・シンドラー役
  • 1996年映画「マイケル・コリンズ」主演のマイケル・コリンズ役
  • 1998年映画「レ・ミゼラブル」主演のジャン・バルジャン役
  • 1999年映画「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」主演のクワイ=ガン・ジン役
  • 2005年映画「バットマン ビギンズ」ヘンリー・デュカード / ラーズ・アル・グール役
  • 「愛についてのキンゼイ・レポート」
  • 2005~2010年映画「ナルニア国物語」シリーズのアスラン役
  • 2008年「アザーマン-もう一人の男-」主演のピーター役
  • 2010年・2012年映画「タイタンの戦い」「タイタンの逆襲」ゼウス役

  • 2008~2012年映画「96時間」シリーズのブライアン・ミルズ役
  • 2009年「レクイエム」主演のアリスター・リトル役
  • 2014年映画「フライト・ゲーム」主演のビル・マークス
  • 2016年映画「沈黙 -サイレンス-」クリストヴァン・フェレイラ役
  • 2017年映画「ザ・シークレットマン」主演の
    マーク・フェルト役
  • 2018年映画「トレイン・ミッション」主演のマイケル・マコーリー役
  • 2019年映画「スノー・ロワイヤル」主演のネルソン・コックスマン役
  • 2019年映画「メン・イン・ブラック:インターナショナル」ハイT役

キングダム・オブ・ヘブンの名言集

ここまで、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作品情報やあらすじ・結末をネタバレでご紹介し、キャスト・登場人物についてもみてきました。次に、映画「キングダム・オブ・ヘブン」に登場する名言をご紹介していきます。

キングダム・オブ・ヘブンの名言①「You see, none of us choose...」

キングダム・オブ・ヘブンの名言1つ目はこちらです。人間の尊厳について説かれている名言だと言われており、日本語訳も以下の通りです。

You see, none of us choose our end, really.

A king may move a man. A father may claim a son.

But remember that, even when those who move you be kings or men of power,

your soul is in your keeping alone.

人は誰も自分の定めを選ぶことはできない。

王は臣下を動かし、父親は息子を承認できるかもしれない。

だが、これだけは覚えておくのだ。

そなたを動かすものが王であれ権力者であれ、そなたの魂はそなたのものだ。

キングダム・オブ・ヘブンの名言②「Nothing but Everything...」

主人公であるバリアンがサラディンに対して、エルサレムの価値について尋ねます。そこで、サラディンから帰ってきた言葉がこちらです。日本語の意味は「何もないが、それがすべてだ」です。

Nothing but Everything

キングダム・オブ・ヘブンに関する感想や評価は?

ここまで、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の作品情報やあらすじ・結末をネタバレでご紹介し、キャスト・登場人物や名言についてもみてきました。ここでは、映画「キングダム・オブ・ヘブン」の感想・評価をご紹介していきます。

こちらは映画「キングダム・オブ・ヘブン」に関する感想・評価です。「キングダム・オブ・ヘブン」は何度みてもおもしろく、主演のオーランド・ブルームの演技や監督のリドリー・スコットの仕上げを高く評価しているそうです。また「キングダム・オブ・ヘブン」のように良い映画は2時間超えでも長く感じないという感想を抱いたそうです。

こちらも「キングダム・オブ・ヘブン」に関する感想・評価です。主人公のバリアンがRPGの主人公並みに出世街道を歩いていくところや、物語全編を通しておもしろいところが多くあったと、この映画を評価しているようです。また「キングダム・オブ・ヘブン」のクライマックスの熱戦が特に面白かったそうで、誰かに勧めたいくらい良い映画だったという感想を抱いたそうです。

こちらも「キングダム・オブ・ヘブン」に関する感想・評価です。戦闘シーンや中世の雰囲気をうまく出せているところが良かったと評価しているそうです。しかし、ストーリー中の主人公の凄さを誇張しているところが、映画としてエンターテイメントを目指しているのか、戦争のむなしさを描きたいのか、中途半端だったという感想も抱いたそうです。

キングダム・オブ・ヘブンの映画ネタバレまとめ

いかがでしたか?オーランド・ブルーム主演で中世のエルサレムを舞台にした映画「キングダム・オブ・ヘブン」のあらすじや結末をネタバレでご紹介し、登場人物や豪華キャストについてもみてきました。また、作中で登場する名言や感想・評価についてもご紹介し、好評なツイートと少し不満だというツイートがあることがわかりました。賛否両論ありますが、興味のあるかたはぜひ、映画「キングダム・オブ・ヘブン」をご覧ください!

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