エンドオブトンネルのあらすじ!伏線や映画のラスト・結末もネタバレまとめ

映画「エンドオブトンネル」は、家族を失い車いす生活を送る男性が、自宅の地下の隣で銀行強盗を企てる悪人たちと対峙するサスペンスストーリーです。彼は、悪人たちから大切な人を守ることができるのでしょうか。物語中盤まで所々出てくる伏線と、予想外な真実、意外なラストに驚いた視聴者も多くいました。この記事では、そんな映画「エンドオブトンネル」のネタバレありのあらすじや、視聴者の評価を紹介していきます。

エンドオブトンネルのあらすじ!伏線や映画のラスト・結末もネタバレまとめのイメージ

目次

  1. エンドオブトンネルとは?
  2. エンドオブトンネルのあらすじネタバレ
  3. エンドオブトンネルのラスト・結末ネタバレ
  4. エンドオブトンネルの伏線解説
  5. エンドオブトンネルの主要キャスト
  6. エンドオブトンネルに関する感想や評価
  7. エンドオブトンネルのあらすじ・ラストや評価まとめ

エンドオブトンネルとは?

エンドオブトンネルの映画情報

映画「エンドオブトンネル」は、2016年にロドリゴ・グランデ監督によって制作された本格サスペンス映画です。車いすで生活する孤独な男性が、ギャングたちの目論みに気づき、とある計画を画策、実行します。彼らを操り、倒す頭脳戦も見どころの一つです。

エンドオブトンネルの予告動画

こちらが、映画「エンドオブトンネル」の予告動画になります。恐怖をにおわせる、ホラー風のミステリー映画のような印象を受けたという人が多くいました。

エンドオブトンネルのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:人生に絶望するホアキン

ここから、映画「エンドオブトンネル」のあらすじを解説していきます。主人公・ホアキンは、交通事故で妻と子どもを亡くしており、その事故で重傷を負ったためか足が不自由になり、車いすで生活しています。

人とあまり深く関わろうとせず、どこか人生に絶望しているような言動をとります。1人暮らしでそうじにまで手が回らないためか、棚や机には物が乱雑に積み上げられています。物語序盤では、老いた愛犬・カシミールを安楽死させるため、毒入りのクッキーを作っています。

あらすじネタバレ:ベルタとベティ

彼は、自宅の2階を貸家として出していました。ある日、突然入居希望者の母親のベルタと娘のベティが連絡も無しに突然やってきます。ベルタはダンサーで、ストリッパーとして働いているといいます。ベティは、何故か笑顔がなく、母親のベルタにも言葉を発そうとはしません。

ベルタは、見学してすぐに入居を希望し、荷物を持って越してきました。ベルタは、大家のホアキンを気にかけ、身の周りを掃除したり食事に誘ったりします。ホアキンは、当初迷惑そうでしたが、次第にその親子に心を開くようになります。

あらすじネタバレ:涙を見せるホアキン

ホアキンは、ベルタとベティのにぎやかな様子を見て、かつてともに暮らしていた妻と娘のことを思い出し、地下室へ行って一人涙します。そんな中、隣から数人の話し声が聞こえてきます。ホアキンは、中の様子を探るべく、盗聴器と隠しカメラをバレないように仕掛けます。そして、話している人物たちの名前や単語をメモしていきます。彼らは、どうやら銀行強盗を企てているようでした。

あらすじネタバレ:ベルタの正体

ベルタとベティの身を按じたホアキンは、家をいったん出ていくように促しますが、ベティは猛反発します。ベルタは、ホアキンに人と接することを恐れていると指摘します。ホアキンは考えた末、親子を追い出すことを取りやめます。そして、地下室で聞いた出来事をベルタに話すことにします。そんな時、隣にしかけた盗撮のカメラにベルタが映ったのでした。

ベルタは、ホアキンから家を出ていくよう言われたことをリーダー格のガレリトに報告しに来たのでした。彼女は、ガレリトの恋人のようで、何度もキスを交わしています。そして、ホアキンは、ベルタがホアキンを見張るために送り出された一味だったことを知るのでした。ホアキンは、その場では彼女の正体を指摘することは避け、穏便に今まで通りに接することにしますが、内心彼女を警戒するようになります。

あらすじネタバレ:犬と話すベティ

ある晩、ベティはホアキンの部屋に下着姿でやってきて、彼を眺めた後、部屋を出ていくという奇妙な行動を取ります。ホアキンは、寝たフリをして、その場をやり過ごしましたが、ベティの行動に疑念を抱きます。そして、犬のカシミールの耳元に何かしきりに話しかけているのでした。気になったホアキンは、犬のカシミールに盗聴器をしかけ、彼女の声を聞こうとします。

あらすじネタバレ:ベルタとの約束

ある晩、ホアキンとベルタは一緒に酒を飲んでいました。ホアキンは、倒れたベルタに注射を刺し、自室のベットに縛り付けて閉じ込めます。そして、彼女の正体や一味の目論みもわかっているといいます。ベルタは、娘のベティには手を出さないでほしいと懇願します。ホアキンは、それを承諾します。彼は、昔実娘が使っていた子供部屋を使うようベティに言います。

ホアキンは、銀行強盗からお金を奪う計画をします。ベルタは止めますが、彼は聞く耳を持ちません。彼は、地下の下へ降りて様子を見に行きます。その時、一味のリーダー格であるガレリトと、古い仲間であるカナリオが会話をしているのを盗み聞きします。カナリオは、仲間のレフティをあまり信用していないようでした。

あらすじネタバレ:腕時計を盗んだベティ

自宅に戻ってくると、ベティの姿がどこにもありません。ホアキンは、盗撮の映像にベティの姿を見つけます。彼女は、一味の基地に隠れていたのです。そんな中、レフティは時計が見当たらないといいますが、みんな耳を貸しません。ベティは、彼らにバレずにホアキンのもとへ戻ってくることができました。戻ってきたベティのポケットからは、レフティの腕時計が入っていました。

ホアキンはベルタのもとに戻り、協力を要請します。ベルタは断りますが、そんな彼女にカシミールに付けた盗聴器の音声を聞かせます。そこには、カシミールに話しかけるベティの声がありました。ベティは、ガレリトに性暴力を振われていたのでした。ベルタは、ガリレトへの憎しみを露わにします。彼女はホアキンに協力することにします。

あらすじネタバレ:作戦の決行

銀行強盗たちの犯行当日に、ホアキンは地下にあるトンネルを通って貸金庫からお金を盗み、それをリュックに詰め込みます。何も知らない犯人たちは、計画通り貸金庫に盗みに入ります。

あらすじネタバレ:浸水の恐怖

そんな中、ホアキンは、水道管を壊します。そして、トンネルと貸金庫を浸水させてしまいました。トンネルに取り残されたグループの一人を一度は助けようとしたホアキンでしたが、相手が仲間に彼の存在を知らせるような発言をしたため、手を放して水死させてしまいました。

エンドオブトンネルのラスト・結末ネタバレ

ラスト結末ネタバレ:偽りの警察

ここでは、映画「エンドオブトンネル」のラストを解説します。ホアキンの元に最初に来たのは、本当の警官でした。しかし、そこには、彼らの犯行に加担していたグッドマンの姿もありました。彼は、警官だったのです。グッドマンは、ホアキンに携帯の番号を教え、去っていきます。ホアキンのことを怪しんだガレリト、カナリオ、レフティは、警察と偽ってホアキンの自宅に上がり込みます。

ホアキンは、盗撮により、最初から彼らのことはわかっていました。ガリレトは、ここに住む親子はどこにいるか聞きますが、ホアキンはもう引っ越してしまっていないといいます。しかし、ベティが下着姿で部屋の外に出てしまいました。ガリレトは、寝室で気絶するベルタを発見します。ガリレトたちは、ホアキンを拷問して話しを聞きだそうとしますが、ホアキンは知らないと言い続けました。

ラスト結末ネタバレ:誤解により助かる

ホアキンは、先ほど教えられたグッドマンの携帯にこっそり連絡し、彼を自宅に呼び寄せます。何が何だかわからないガレリトたちは、グッドマンも縛り上げます。ガレリトは、まずホアキンに銃を向けて殺そうとしますが、ホアキンはレフティの名前を呼び、自分とグルだったという嘘をつきます。レフティの名前をホアキンが知るわけもないと思い込んでいるガレリトとカナリオは、ホアキンの話に耳を貸します。

盗聴、盗撮していたホアキンは、次々と彼らの情報を話して信頼を得ます。決定的にホアキンの嘘を2人が信じたのは、ベティが持ってきたレフティの腕時計でした。ホアキンは、棚の中にレフティの腕時計を忍ばせておいたのです。殺されると思ったレフティは、ガレリトを撃ち、カナリオはとっさにレフティを撃ちます。信頼していた仲間のカナリオを撃たれたガレリトは、強いショックを受けながら、ホアキンに銃を向けます。

しかし、弾はもう残っていませんでした。そんな時、ベルタが目を覚まし、落ちていた拳銃でガレリトを撃ち殺します。ベルタは、その場にいた震えて怖がるベティを抱きしめて必死に謝るのでした。さらに2人をホアキンが抱きしめるのでした。起き上がったグッドマンは、ホアキンに銀行から盗んだ金の半分を渡すよう要求しました。

ホアキンは盗撮の録画データを見せて最初は断りますが、ベルタとベティに銃を向けられたことで渡すことにしました。グッドマンは、棚の中に入っていた犬に食べさせようと思っていた毒入りのクッキーを、知らずに口に放り込み、お金を持って去っていきます。彼は、運転中に毒が回ってしまい、大事故を起こしてから亡くなってしまいました。

ラスト結末ネタバレ:幸せを掴んだ3人

映画「エンドオブトンネル」のラストは、ホアキン、ベルタ、ベティ、カシミールたちが荷物をまとめ、家から出ていく描写があります。心臓の音がBGMでなり、ホアキンとベティが手を繫ぐところで、エンドロールが流れます。3人は、幸せを掴んだのでした。

エンドオブトンネルの伏線解説

盗聴器で犯人像と計画を知る

ここでは、映画「エンドオブトンネル」の伏線を紹介していきます。ホアキンは、盗聴器や盗撮によって、犯人の計画や名前、関係性を知ります。このことが、銀行へ先に盗みに入れたほか、ラストで彼のついた嘘を信じてもらえるきっかけとなったのでした。

時計を盗まれた犯人

かくれんぼが好きなベティによって、レフティは腕時計を盗まれてしまいます。レフティの忘れ物と偽って棚に隠しておいたからこそ、これが徹底的な証拠と映り、ガレリトとカナリオは、ホアキンの嘘を信じたのでした。ホアキンは、レフティの時計を手に入れてから、すでにこの計画を考えていたのでしょう。

犬の首輪にマイクをつける

ホアキンは、ベティが犬のカシミールを抱きしめて耳元に何かしきりにささやいているのを目にします。母親のベルタにすら言葉を発しないので、何を言っているのか気になったのでしょう。そして、カシミールの首に盗聴器をしかけて、ガレリトのベティへの性暴力がわかります。ベティは、ガレリトのせいで心を閉ざし、言葉を発さなくなったのでした。このことが発覚したことで、ホアキンはベルタの協力を得ることができたのです。

犬にあげるはずだった安楽死クッキー

ホアキンは、老犬のカシミールを物語序盤で安楽死させてあげようと考え、クッキーに毒を混ぜます。幸い、カシミールは元気を取り戻したため、毒入りクッキーは食べさせられずに済みました。ホアキンは、クッキーを処分せず、棚の中にしまっていました。グッドマンは、何も知らずに棚に入っていた毒入りクッキーを食べてしまうのでした。

誰がベティに手を出していたのか?

これは、「エンドオブトンネル」の憶測の話しになります。ベティに性暴力を振っていたのはガレリトだけではなく、ホアキンもだったのではないかという見解もあります。ホアキンの部屋に夜中ベティが下着姿で訪れる描写、犬に盗聴器を仕掛けてまで何を言っているのか探ろうとするところなど、不可解な点は多くあります。

また、最後ホアキンがベティと手をつなぐシーンで流れるBGMも、幸福なものではなく奇妙なものです。その後、幸せな親子としてやっていけるのか、怪しいという「エンドオブトンネル」を鑑賞した人の意見もみられました

エンドオブトンネルの主要キャスト

レオナルド・スバラーリャ

ホアキンを演じたキャスト、レオナルド・スバラーリャは、アルゼンチンの俳優です。「エンドオブトンネル」の他、代表的な出演作に「逃走のレクイエム」「10億分の1の男」「セカンド・ハウス」などがあります。

クララ・ラゴ

ベルタ役を演じたクララ・ラゴは、スペイン出身の女優です。デビュー当初から演技力の高さを評価されていました。「エンドオブトンネル」の他、「キャロルの初恋」「ヒドゥン・フェイス」などの代表的な出演作があります。

エンドオブトンネルに関する感想や評価

ここから、映画「エンドオブトンネル」の評価について紹介していきます。ご都合主義と感じてしまう視聴者も数多くいました。ラストでたまたま弾切れで命が助かったところや、毒入りクッキーを知らずに口に入れてしまったところなど、出来過ぎていると感じてしまうと「エンドオブトンネル」を見た鑑賞者の評価もあります。

「エンドオブトンネル」は面白かったけれど、主人公のホアキンが車いすという設定の意味が、最後までわからなかったという評価もあります。また、腕力だけでトンネルを徘徊するレオナルド・スバラーリャがすごいとの評価も見られました。

映画「エンドオブトンネル」の作中、伏線が数多く登場し、ラストではきちんとそれらをすべて回収しています。「エンドオブトンネル」の物語の作り方、ラストの持って行き方が上手いとの評価があります。

映画「エンドオブトンネル」では、暴力的なシーンもあります。それらは少し抵抗があったという評価も見られました。苦手な人は、注意した方がよいでしょう。しかし、そこだけ目をそらしていても「エンドオブトンネル」のストーリーはわかります。

エンドオブトンネルのあらすじ・ラストや評価まとめ

映画「エンドオブトンネル」の作品情報や、視聴者の評価について解説してきました。伏線の見事な回収や、意外なラストなど高い評価が数多く見られる作品です。車いすの孤独な男性が、事件を通して再び幸福を掴む再生の物語でもあります。

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