鬼龍院花子の生涯のあらすじと感想をネタバレ!映画キャストや裏話も紹介【岩下志麻】

1982年に公開された映画「鬼龍院花子の生涯」という作品を知っているだろうか。人気女優であった夏目雅子の「なめたらいかんぜよ!」という名台詞が生まれた映画なのだが、今回はそんな「鬼龍院花子の生涯」についてのネタバレ含むあらすじやキャスト、そしてどのような結末になっているのかも全て公開していく。また濡れ場も見事演じきった夏目雅子と同じくらい注目を集めた、岩下志麻という実力派女優についての詳細も合わせてご紹介。

鬼龍院花子の生涯のあらすじと感想をネタバレ!映画キャストや裏話も紹介【岩下志麻】のイメージ

目次

  1. 映画『鬼龍院花子の生涯』とは?
  2. 映画『鬼龍院花子の生涯』のあらすじネタバレ
  3. 映画『鬼龍院花子の生涯』の結末ネタバレ
  4. 映画『鬼龍院花子の生涯』のキャスト
  5. 映画『鬼龍院花子の生涯』の裏話
  6. 映画『鬼龍院花子の生涯』に関する感想や評価
  7. 映画『鬼龍院花子の生涯』についてまとめ

映画『鬼龍院花子の生涯』とは?

映画『鬼龍院花子の生涯』の基本情報

「鬼龍院花子の生涯」という映画は、1982年に公開されたのだが、監督は吉原炎上や極道な妻たちという作品も手がけた「五社英雄」だ。いろんな愛憎という形を表現した映画であり、女優たちの濡れ場などの体当たり演技もあれば、男同士の熱い斬り合いがあったり、迫力満点の作品だ。「鬼龍院花子の生涯」という映画の原作は、宮尾登美子が手がけた小説なのだが、実話を元に描かれた内容になっているが、フィクションとされている。

映画『鬼龍院花子の生涯』の予告編

映画「鬼龍院花子の生涯」の作品は、東映から予告編でも見ることができる。予告編を見てもわかる通り、多くの女優や俳優が体当たりの演技をしており、人間の生々しい愛憎が描かれている。この作品は、鬼龍院花子の生涯を、松江という女性からの目線で描かれたものであるのだが、その結末はなんとも悲しい内容になっている。この記事ではあらすじから結末までネタバレ込みで紹介していくので、気になる方はこのままご覧あれ。

監督は五社英雄

「鬼龍院花子の生涯」の映画監督に選ばれたのは、五社英雄だ。五社英雄は1929年2月26日に誕生し、1992年8月30日にこの世を去っている。彼は映画界に就職したかったのだが、ことごとく落ちてしまい、ニッポン放送プロデューサーとしてテレビ業界に就職。その後キャリアを積んでいき、五社プロダクション社長に就任し、テレビ業界出身者で初めての映画監督になった人物。五社英雄の手がける作品は常に人気を博し話題となった。

五社英雄が手がけたテレビドラマの代表作

  • ゼロの焦点(1961年 )
  • 季節のない街(1963年)
  • 三匹の侍(1963年)
  • 眠狂四郎(1967年 )
  • 雪之丞変化(1970年)
  • 新三匹の侍(1970年)
  • 岡っ引どぶ(1972年)
  • ジキルとハイド(1973年)

五社英雄が手がけた映画の代表作

  • 陽暉楼(1983年9月)
  • 北の螢(1984年9月)
  • 櫂(1985年1月)
  • 薄化粧(1985年10月)
  • 十手舞(1986年9月)
  • 極道の妻たち(1986年11月)
  • 吉原炎上(1987年6月)
  • 肉体の門(1988年4月)

映画『鬼龍院花子の生涯』のあらすじネタバレ

あらすじ①松恵、鬼龍院家に入る

あらすじのネタバレになるが、ヒロインである松恵は、鬼龍院政五郎の養女として孤児院を出ることとなる。鬼龍院家はいわゆるヤクザの家庭なのだが、松恵は養父である政五郎の身の回りの世話をすることを命じられる。松恵の他にも一人男の子を養息子として迎えていたのだが、その子は鬼龍院家が嫌でたまらず、家を飛び出し逃げてしまう。結果として松恵はその子の分まで賢く言うことを聞いていい子に過ごさないといけなくなった。

鬼龍院家には、歌という政五郎の妻と、政五郎の妾である牡丹と笑若が住んでいた。牡丹は松恵のこともとても可愛がってくれており、松恵は姉さんと呼んでいた。政五郎の妻である歌は松恵に対しても厳しい態度を取っており、政五郎に返事をしなければ、平手打ちをするなど容赦はない。しかし、松恵にとっての居場所はこの家しかなく、あらゆる葛藤を抱えながらも、政五郎を父さんと呼び、歌のことを母さんと呼んでいたのだった。

あらすじ②兼松と赤岡の揉め事

あらすじネタバレになるが、松恵は政五郎に連れられて、土佐犬の闘犬を見に行くこととなる。しかしその場で漁師の兼松の犬が、赤岡というヤクザの犬に勝ってしまったことがきっかけで、乱闘が起こってしまう。政五郎はその場を沈めるべく、負けを認めろと赤岡に言い放ちその場は収まった。しかし、赤岡の怒りは静まっておらず、兼松の土佐犬を嬲り殺してしまうのだ。兼松は政五郎に復讐をしたいと頼み込み、その希望を受け入れた。

政五郎は赤岡の屋敷に乗り込むのだが、赤岡は姿をくらましていた。赤岡の妻である秋尾は自分の身体を使ってその場を収めようとするのだが、政五郎はそんな秋尾のことを気にもとめず、その場にいたつるという女性を人質として連れて帰ることにした。つるはそのまま政五郎の妾となり、なんと政五郎の子供をお腹に宿すことになる。政五郎とうたの間には子供はおらず、政五郎にとって初めての子供を授かることになったのだ。

あらすじ③花子誕生

初めての自分の血が繋がった子供に大喜びする政五郎は、花子のことを溺愛する。松恵に関してはは幼少期からずっと勉学に励んでおり、教師になりたいと思っていた。政五郎には女性が勉学に育んではいけないと言われていたのだが、なんとか反対を押し切って女学校に行くことができる。花子が誕生したことで、歌は少しずつ体調不良になっていってしまう。あくまでも妻は歌なのだが、妾の子を大事にする政五郎に不満も持っていた。

あらすじ④土佐電鉄のストライキ

あらすじネタバレになるのだが、昭和九年、土佐電鉄がストライキを起こしており、政五郎は世話になっている大株主である須田の命を受けて、ストライキを収める為にその場に出向くことになった。しかし、そこで出会った田辺という人物の思想に共感してしまい、結果として大株主の須田の信用を失ってしまい、須田と絶縁状態に陥ってしまう。田辺は刑務所に入ることになるのだが、政五郎は花子と田辺を結婚させよと考えていた。

政五郎は田辺の頭の良さを買っており、楽しく話ができるであろう松恵に刑務所への面会に行くように言いつけられ、田辺に鬼龍院家のイメージをよくしてもらおうと頻繁に会いに行くようになる。すると、2人はどんどん意気投合していき、結果として田辺は松恵と結婚したいと政五郎に発言する。しかし政五郎はその言葉に怒りをあらわにし、田辺の指を詰めてしまう。そして誰かに取られるくらいならと松恵を犯そうとしてしまうのだ。

ネタバレになるが松恵は養父に暴行されるくらいなら死ぬと言い、自殺を図ろうとする。そこで政五郎は正気に戻り松恵に謝ってなんとか事態は収まった。しばらくすると歌が伝染病にかかってしまい、松恵の看病も虚しく帰らぬ人となってしまった。そして花子の新しい結婚相手もヤクザ同士の奮闘で命を落としてしまい、帰らぬ人となってしまう。悲しみにくれる花子だが、外を出歩いている時に、赤岡のメンバーに拉致されてしまうのだ。

偶然その場に居合わせた田辺は、政五郎にそのことを伝えようとするのだが、赤岡の人物に殺されてしまう。悲しみにくれる松恵だが、政五郎は花子を助けるために命がけで赤岡に乗り込むことを決意する。政五郎は、自分の一番の自慢は松恵だと言い、幸せになってくれと感謝の気持ちを伝える。泣きじゃくる松恵を振り切って、政五郎は花子の元へと足を運ぶのだった。

映画『鬼龍院花子の生涯』の結末ネタバレ

結末ネタバレ①政五郎の獄中死

政五郎の結末のネタバレになるが、政五郎は赤岡のメンバーを斬りつつ、自分もボロボロになりながら花子の元へたどり着くが、なんと花子は政五郎を拒否したのだ。花子は拉致した人物に恋をしていたのだ。絶望の表情をしその場を去った政五郎は警察に行き自首した。そして刑務所に入ることになった政五郎だったが、捕まって2年後に獄中で死亡してしまった。

結末ネタバレ②花子の最後

続いて花子の結末のネタバレになるが、花子はずっと消息不明になっていた。しかしある日、鬼龍院家に花子から手紙が届く。そこには「父さん、たすけて」という内容が書かれていたのだが、すでに政五郎は亡くなっていた。松恵は花子の元を訪れたのだが、花子はすでに亡くなっていた。また自分の身体を売っていたようで、流産のあとなどがあり、鬼龍院家を出たあとは、かなり悲惨な人生を送っていたことがわかったのだった。

映画『鬼龍院花子の生涯』のキャスト

キャスト①鬼龍院政五郎/仲代達矢

鬼龍院花子の生涯で、主人公キャストに選ばれたのは、仲代達矢だ。鬼龍院政五郎という人物は、鬼龍院というヤクザの親玉。岩下志麻が演じている歌の夫であり、ヒロインの松恵の養父だ。あらすじで一番重要な人物になってくるのだが、政五郎には悲しい結末が待っている。欲しいものをなんとしてでも手に入れるある意味に純粋な気持ちを持っているが、それが歪んだ愛情となって出てくるのも政五郎の特徴である。

キャスト②松恵/夏目雅子

鬼龍院花子の生涯で、ヒロインキャストに選ばれたのは、夏目雅子だ。夏目雅子はこの映画をきっかけに人気女優としての階段を駆け上がった。松恵という人物は、小さい頃に鬼龍院家に養子として迎えられているのだが、あらすじでは岩下志麻演じる歌に辛い仕打ちを受けたりなどもしつつ、強く育っていく。最終的には大事なものを全て失うという悲しい結末になってしまうのだが、松恵という女性の強さを見事演じきっている。

キャスト③幼い頃の松恵/仙道敦子

鬼龍院花子の生涯で、幼い頃の松恵のキャストに選ばれたのは、仙道敦子だ。ヒロインの夏目雅子が抜擢されるまで、長い間彼女が映画に登場しているのだが、岩下志麻に平手打ちをされたり、かなり身体を張った演技をしている。あらすじの中で、幼い頃の松恵はとにかく勉学に励む賢い少女だった。鬼龍院家に対して少し恐怖を覚えつつも、なんとかうまくやっていこうという絶妙な演技が高く評価されている。

キャスト④歌/岩下志麻

鬼龍院花子の生涯で、政五郎の妻のキャストに選ばれたのは、有名女優である岩下志麻だ。政五郎の妻として見事歌を演じきっている岩下志麻だが、若くて可愛らしい妾の存在などを疎ましく思いつつもぐっとこらえている演技などはさすがという声も多い。あらすじの結末では、不治の病にかかってしまい、命を落としてしまうのだが、松恵に対して初めて感謝の気持ちを述べるシーンは感動の声があがっていた。

キャスト⑤花子/高杉かおり

鬼龍院花子の生涯で、政五郎の娘である花子のキャストに選ばれたのは、高杉かおりという女優だ。映画のタイトルになっているが、あらすじではあくまでもサブキャラとなっている。溺愛されて育ってきた花子だが、ことごとく縁談がうまく進まず、悲しい人生を歩んで行くことになってしまう。また結末では、一人寂しく命を引き取ることになってしまうなど、虚しい生涯を歩んたことがわかる描写になっている。

キャスト⑥牡丹/中村晃子

鬼龍院花子の生涯で、政五郎の妾である牡丹のキャストに選ばれたのは、中村晃子だ。牡丹という人物は、松恵のことを本当の妹のように可愛がっていた人物。結末では彼女の姿が出てこないので、鬼龍院家を去ってしまったことがわかるのだが、岩下志麻が演じる歌からは、常に冷たい目線を向けられていた。政五郎の妾として鬼龍院家に居座っている彼女だが、松恵がつるに嫌がらせを受けた時には、自分の身体を張って松恵を守った。

キャスト⑦つる/佳那晃子

鬼龍院花子の生涯で、政五郎の妾であり、花子の実母であるつるのキャストに選ばれたのは、佳那晃子だ。つるは元々赤岡の家で働いていた女性なのだが、政五郎に無理やり鬼龍院に連れてこられ、そこで岩下志麻演じる歌に嫌がらせを受ける。しかし歌はそんなことは気にも止めず、政五郎との子供を作り、花子を産んだのだ。嫌味を言われても無視し続け、また松恵を嘘つき呼ばわりしながらも政五郎の懐に入り込んだ女性だ。

キャスト⑧相良/室田日出男

鬼龍院花子の生涯で、政五郎の部下である相良のキャストに選ばれたのは、室田日出男だ。相良は忠誠心が非常に強く、また政五郎からの信頼も厚い人物。最初に養子を選びに行った時にも同行していた人物で、松恵のことも非常によく可愛がっている。松恵からは、「おんちゃん」などと呼ばれるほど慕われており、一度松恵が政五郎にひどいことをされそうになった時も、家から離れるように諭したり優しい性格をしている。

キャスト⑨兼松/夏八木勲

鬼龍院花子の生涯で、漁師をしながら闘犬にも出場していた兼松のキャストに選ばれたのは、夏八木勲だ。彼は闘犬場で自分の犬を出場させ、見事勝利したのだが、いちゃもんをつけられてしまい、挙げ句の果てに自分が大事に育ててきた犬を殺されてしまう。兼松は殺された犬の仕返しをするべく、政五郎に助けを求め、そして赤岡に乗り込む決意を固めた。そのお礼として、鬼龍院に生涯身を預けることを約束している。

キャスト⑩田辺恭介/山本圭

鬼龍院花子の生涯で、ストライキの主犯として活躍する田辺恭介のキャストに選ばれたのは、山本圭だ。田辺はストライキを収めようとやってきた政五郎に対しても強気な態度を見せ、政五郎に見初められる人物。花子との縁談を持ちかけられるものの、松恵に恋をしてしまい、松恵と一緒になりたいと申し出る。結果として松恵と一緒になることはできたのだが、ヤクザ同士の乱闘に巻き込まれてしまい、命を落としてしまうのだった。

キャスト⑪秋尾/夏木マリ

鬼龍院家との確執が絶えない赤岡の親分の妻である秋尾を演じたのは、夏木マリだ。夏木マリは今でも活躍している人気女優だが、「鬼龍院花子の生涯」でも体を張った演技を見せている。誰よりも強気な妻を演じており、闘犬場では一目散に土俵に上がって相手に罵声を浴びせたりもする。また、政五郎に自分の身体を売って物事を収めようとしたりするなど、女の武器を最大限に使う役所だ。

キャスト⑫須田宇一/丹波哲郎

鬼龍院家の大株主である須田宇一を演じたのは、丹波哲郎だ。須田からの援助によって鬼龍院家は懐も潤っていたのだが、ストライキで田辺と意気投合したことで、須田は政五郎と絶縁することとなる。須田はその界隈では一番の財閥で、立派なお屋敷に住んでいる人物だ。

映画『鬼龍院花子の生涯』の裏話

裏話①幼い松恵は何故鬼龍院家に?

この頃の日本では、普通に人身売買などが横行していた。今となっては養子縁組などの法律も厳しくなっているのだが、この頃は養子縁組なども簡単にすることができ、特に松恵は美人になるだろうと目をつけらててしまったことで、鬼龍院家に行く養子として行くことになった。養子と言っても雑用をさせられたり、子供ながらに仕事を与えられるなど非道徳的な扱いを受けることも覚悟の上で松恵は鬼龍院家に行ったのだった。

裏話②やくざの構想と電鉄のストライキの関係は?

戦争によって日本の情勢というのは、金持ちと貧乏人という格差がどんどん広がっていってしまっていた。ストライキを起こす貧しい人たちと、お金を持っているヤクザたちの抗争を描くことで、よりその時代の闇の部分に踏み込んでいるのだ。政五郎は今まで貧乏人からお金を巻き上げていたのだが、本当にそれでいいのか?と考えるようになり、大株主からはよく思われず、絶縁されてしまう。これこそこの時代の闇と言える。

裏話③ヒロインは夏目雅子ではなかった?

もともと「鬼龍院花子の生涯」のヒロイン選抜は、かなり激戦だった。有名女優たちにも声をかけつつ、ヒロインにぴったりの人物を探していたのだが、五社英雄の目に止まる人物は現れない。ヒロイン不在のまま制作が進んでいくことになってしまったのだが、そんな時に、まだ新人で無名だった夏目雅子を見つける。五社英雄は有名女優ではなく、無名の夏目雅子をヒロインに抜擢し、夏目雅子は人気女優としての道を歩み始めた。

裏話④映画誕生に欠かせなかった人物は?

この作品を作る時の五社英雄は、とにかく荒れに荒れていた時代だった。妻との離婚や、自分の軽犯罪が明らかになったこと、家族が事故を起こしたことや、癌になったことで闘病生活をすることになってしまったことなど、精神的にも肉体的にもボロボロで、もはや自殺を測るほどになっていた。そんな五社英雄を見て、監督に抜擢したのは東映の岡田茂社長だった。周囲も驚いたようだが、結果として傑作と呼ばれる映画が仕上がった。

映画『鬼龍院花子の生涯』に関する感想や評価

鬼龍院花子の生涯という映画は、かなり昔の作品ではあるのだが、予告編を見ただけで面白そうだと思い本編を見たという人も多くいるようだ。約2時間半という長編映画なのだが、あっという間に時間がすぎたという人も多くおり、とにかく映画が面白かったという感想が多く寄せられている。鬼龍院花子の生涯に関しては、岩下志麻など人気女優たちの体当たり演技も迫力があると好評な意見が多く飛び交っている。

鬼龍院花子のの生涯という映画は、以前見たことがある人も、もう一度見たくなって見始めたという人も多い。今でいうヤクザの親分と、それをとりまく環境をかなりリアルに描写した映画なのだが、いつも強面の親分が、自分の子供ができた時には布団の上でよさこい節を歌いながら嬉しそうに踊る姿が印象的だったという人も多い。岩下志麻などの名演技にも注目が集まった。

鬼龍院花子の生涯という映画タイトルを見ると、「鬼龍院花子」が主人公であると思う人も多いと思うのだが、実は鬼龍院花子は脇役の扱いなのだ。そんな鬼龍院花子を演じた女優は、少ししか登場はなかったものの、かなりのインパクトを残しており、その後の活躍を期待されていた。しかしテレビ業界から早くも姿を消してしまったことで、岩下志麻らと同じくもっと活躍してほしかったという声も多く上がっていた。

「鬼龍院花子の生涯」というタイトルを見て映画を見始めると、途中であれ?と違和感を覚える人も多いようだ。ネタバレになってしまうが、鬼龍院花子の生涯というタイトルでありながら、花子はあくまでもサブ扱いで、主人公は松江という岩下志麻の義理の娘なのだ。鬼龍院花子の生涯を松江の目線で描かれた内容になっており、ある意味「鬼龍院松江の生涯」という方がぴったりくるのではという感想も寄せられていた。

「鬼龍院花子の生涯」という映画のタイトルに対して、「鬼龍院松恵の生涯」ではないのか?という疑問を持つ人も多くいる。ヒロインは、鬼龍院松江であり、歌(岩下志麻)と松恵(夏目雅子)の出演が多い。ただ、ストーリーの内容を見ても、花子が常に中心ではないのは一目瞭然だ。ネタバレになるが、結末では花子の行動によって鬼龍院家が壊れてしまうので、鬼龍院家の生涯という意味も含まれているようだ。

映画『鬼龍院花子の生涯』についてまとめ

映画「鬼龍院花子の生涯」についてのまとめはいかがだっただろうか。今回の記事では、あらすじや結末などネタバレも含めて全て紹介してきたが、その結末が悲しいという声も多く上がっていた。また、岩下志麻などの豪華キャストの演技力も高く評価されている作品なので、昔の作品ではあるものの、現在見ても凄いという声があがるほどの仕上がりになっている。まだこの映画を見たことがない人も、興味があればぜひ一度ご覧あれ。

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