2019年03月11日公開
2019年03月11日更新
ブラッド・ワークのあらすじ・結末をネタバレ!イーストウッド主演のサスペンス映画
映画ブラッド・ワークはアメリカ映画界の名匠クリントイーストウッドが監督と主演を務めた2002年のミステリー映画です。映画ブラッド・ワークは日本でたった2週間しか上映されることがなかった作品ですが、イーストウッドが監督と主演を演じたことから多くの注目を浴びた作品です。本記事ではそんなイーストウッドが監督主演を務めるミステリー映画ブラッド・ワークについて結末までのあらすじのネタバレや登場人物を演じたキャストのネタバレを、映画に関する評価を交えてまとめてご紹介していきます。
目次
ブラッド・ワークとは?
ブラッド・ワークの映画作品情報
映画ブラッド・ワークは2002年にアメリカで制作・公開された映画であり、監督と主演を世界中から人気を集めるクリントイーストウッドが務めました。イーストウッドが監督と主演を務めた映画ブラッド・ワークは元々アメリカの小説家であるマイクル・コナリーが手掛けた「わが心臓の痛み」という小説をモデルとして制作されたサスペンス映画となっています。
映画ブラッド・ワークの監督であるイーストウッドが主役である元FBI探偵のテリーを演じ、このテリーがとある殺人犯を追跡する中で、自分が追っていたある事件に結末で繋がっていくといったあらすじの物語となっています。日本において2002年の12月7日に2週間限定で上映されることになり、イーストウッドが監督と主演を務めたということから、わずか2週間の映画ながらも注目を浴び、大人気を博した作品です。
本記事ではそんなイーストウッドが監督と主演を務めたサスペンス映画ブラッド・ワークについて、物語の結末までのあらすじのネタバレやイーストウッド以外に出演したキャストのネタバレについてまとめました。また記事の後半では映画ブラッド・ワークに関する感想などもネタバレ紹介していきますので、是非最後まで本記事をご覧ください。
ブラッド・ワークの予告編動画
映画ブラッド・ワークでイーストウッドがキャストを務める主人公のテリーは元FBI捜査官としてある一つの連続殺人事件を追跡していました。しかし心臓の病を患ってしまい、倒れてしまいます。その後病院を無事退院したテリーは心臓病を治すために、自分に心臓を提供してくれた女性の姉が訪ねてきます。そしてテリーを訪ねた女性は、テリーに妹を殺害した犯人を見つけて欲しいという依頼をします。
病院を退院したばかりのテリーですが、この女性の依頼を断ることが出来ずに捜査をすることになります。そして殺害された女性の事件を追っていくテリーは、調査の途中でかつてテリー自身が追っていたある事件と繋がっていくことになっていくのでした。
ブラッド・ワークの映画あらすじをネタバレ
あらすじネタバレ:連続殺人事件
ある日FBI捜査官のテリーは、コードキラーと呼ばれている連続殺人事件の現場に呼び出されることになりました。テリーはそこで被害者の血液で書かれた警察を挑発する言葉と謎の数列を発見します。現場には大量のマスコミや野次馬が取り巻いており、その中でテリーは現場に残された靴跡と同じ靴を履いた人物を発見します。しかしテリーの視線に勘付いたその人物は、その場から逃げ出そうとします。
テリーは逃げる人物を追いかけようとするも突然心臓の鼓動が早まり倒れてしまいます。テリーが倒れたのを知ったその人物は足を止め、テリーに近づきます。そしてテリーは最後の力を振り絞って銃を放ちます。それからしばらくの時が経ち、心臓移植で手術をしたテリーはFBI捜査官を引退し、船で生活をしていました。するとテリーは隣の船に住んでいるバディという人物からある女性が訪ねてきていると告げられます。
その女性はグラシエラという名前であり、テリーに妹のグローリアを殺害した犯人の捜索を依頼してきました。テリーは最初嫌がるものの、その妹が自分に心臓を提供した人物であることを知り、グラシエラの依頼を受けます。テリーは警察の調査状況を確認すると、ありふれた殺人強盗事件であり、まだ何の進展もないと知らされます。そこでテリーは現場の捜査資料である警備ビデオを見ることにします。
犯人はカメラにウインクをしており、テリーは犯人が事件を起こす前に下見を行っていたと睨みます。しかしテリーは犯行現場である雑貨店を調べても、何の成果も得ることが出来ませんでした。そんなテリーをある一つの黒い車が監視していました。その後テリーは古くから付き合いのあるウィンストン刑事を訪ね、テリーは今回の事件と似たコーデル事件を調査してみることにします。
出典: https://eiga.com
テリーはコーデル事件の担当であったウィンストンに現場の映像を見せてもらい、テリーは通報者に会いに行くことにします。するとその通報者は救急車が場所を間違えたことで被害者が死亡したことを非難します。その後テリーは帰宅して就寝するのですが、何者かに自分を撃たれる夢を見て、目を覚ましてしまいます。
あらすじネタバレ:逃走
テリーは次に病院に赴き、自分の担当医を務めた女性を問い詰めます。するとその女性はドナーの情報が漏れていることに腹を立て、テリーが捜査を止めないと担当医から外れると話します。しかしテリーは捜査を打ち切ることはせず、コーデル事件の容疑者であるボロトフという悪党に会いに行きます。するとボロトフは、アリバイを聞くテリーが警察でないと見抜き、その場から逃げ出してしまいます。
テリーはウィンストンに怒られてしまうものの、犯人が最後にハッピーバレンタインと口ずさんでいたことを教えてもらいます。その後船に戻ったテリーは再度グローリア殺害事件の映像を見て、犯人がコーデル事件の犯人と同じ言葉を喋っていることを気付きます。そしてテリーは妹の死でショックを受けているグラシエラを食事に誘い、そこでテリーはコーデルとグローリアに何か関係がないか尋ねます。
しかしグラシエラは心当たりがないと答え、テリーは特定の人物を狙って行った事件だと考えます。するとグラシエラは現場に十字架のネックレスが無かったことを思い出し、テリーは事件の記念に持ち帰ったのではないかと推測します。その後テリーはコーデルの家を訪ねることにし、その道中でバディからテリーの過去について質問されます。そこでテリーは犯人や情報は全て繋がって感じていたことを話します。
そしてテリーはコーデルの妻に、犯人は他にも事件を起こしていると告げ、コーデルの妻はグローリアと浮気をしていたのではないかと疑います。しかしテリーはそんなコーデルの妻の疑いを否定します。そしてテリーはコーデルの妻から遺留品でなかったものがないと聞かされ、コーデルの車を調べることにします。するとその車には献血カードが入っており、そこでコーデルの妻はブランド物のサングラスが無いことに気付きます。
コーデルの妻が放った言葉で、テリーは以前ATMを調査した時にサングラスをかけていた男がいたことを思い出します。その後テリーはウィンストンの元を訪ねると、コーデル事件の容疑者であるボロトフが殺害されたことを知るのでした。
あらすじネタバレ:通報者
テリーがボロトフ殺害の現場を訪れると、そこでウィンストンが担当刑事と揉めているところを発見します。ボロトフの死体には銃の弾とコーデル・グローリアの二人を殺害したと思われる銃が落ちてあり、刑事は事件が解決したと言い放ちます。しかしテリーはこの刑事たちの予想に強く反対します。その後船に戻ったテリーはバディに小切手を切るための宛名を聞きに行くことにします。
そこでバディはジャスパー・ヌーンという名義にしてほしいと依頼します。するとグラシエラが事件の調査進捗を聞きにテリーの元を訪ね、テリーは事件について調査が進んでいないことを明かします。そしてテリーはグラシエラに、グローリアが事件の前に何をしていたかと尋ね、グラシエラはグローリアが死ぬ直前に献血をしていたことを話します。それを聞いたテリーは献血が犯行の動機ではないかと考えます。
そしてテリーはコーデルの血液型も調べてみることにするのですが、コーデルの妻と連絡を取ることが出来ず、自分の検査と引き換えに病院の主治医に協力を求めることにします。そこで主治医はテリーの病気が悪化していることを嘆き、それを知ったグラシエラはテリーに捜査を中止するよう話します。すると主治医はコーデルとグローリアの血液を調べると、同じ血液型であることが判明します。
実はこの殺人事件はテリーに心臓を提供するために起こった事件だったのです。そしてテリーは犯行現場でグローリアを手当していた人物がいたことを思い出し、ウィンストンと共に現場で検証実験を行います。これによってグローリアを殺害したのは通報をした人物であることが判明し、コーデル事件の通報者も関係があるのではないかと疑います。
そこで以前見た黒い車が止まっていることに気付いたテリーは、ウィンストンの車からショットガンを取り出して狙撃します。しかし車はテリーの前から逃走してしまいました。その後テリーは通報者の家に行くことにすると、そこで何者かが殺害されていました。テリーはグローリアの子供と過ごす中で、その息子が現場に残された謎の数列に1が無いことに気付きます。
その夜テリーを何者かが襲撃し、テリーは反撃します。するとその者はグローリア事件の担当をする刑事であり、その刑事はコードキラーが現れたと言ってテリーを現場に連れていきます。その事件の被害者はコーデル事件の通報者であり、そこには謎の数列などが残されていました。それを見たテリーは自分自身を捜査に復帰させるために行われた事件だと睨み、数列に1が無いことを捜査陣に告げるのでした。
ブラッド・ワークの映画結末をネタバレ
映画ブラッド・ワークについて結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介させて頂きました。グローリア殺害事件を追うテリーは、1という数字の手がかりを発見し、ついに犯人を突きとめることに成功します。しかし結末で明らかになるその犯人は以外な人物でした。次は映画ブラッド・ワークについて物語の結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。
結末ネタバレ:宛名
テリーは誰もいない船に戻り、そこでバディへ渡す小切手を手に持ちます。するとテリーは小切手に書かれた宛名に違和感を感じます。そしてテリーはバディの元を訪ね、二人がいないかどうか尋ねます。するとバディは帰ったと話すものの、バディの部屋には無造作に置かれた十字架のネックレスがありました。十字架を発見したテリーは銃を構え、バディに立つよう命令します。
テリーが見た宛名には「NOONE」と書かれており、1の数字がありませんでした。自らの犯行がバレたバディは過去に起こした連続殺人事件のことを語り、グラシエラ達を人質に取ったとテリーに告げます。それを聞いたテリーは銃を構え、グラシエラ達人質がいる場所に案内させます。
結末ネタバレ:人質の居場所
出典: https://yomu.tv
バディはテリーに人質がいる居場所に案内し、子供はテリーの予備になる存在だから殺害しないと語ります。するとバディは人質がいる船に着いた時に逃亡し、テリーは人質となったグラシエラ達を救出します。一方逃げ出したバディは銃を隠していた場所へ向かっていました。その後テリーはバディが待ち伏せをしていると予測し、自らを囮にして人質の二人を逃がします。
そしてグラシエラ達は船に逃げ込むと、バディもグラシエラ達がいる船に乗り込みます。そこでグラシエラは座礁した船に船先をぶつけることで、バディを振り落とします。このことで怪我を負ったバディはテリーに命乞いをするものの、テリーはバディを許すはずが無く、撃ち殺してしまいます。そして事件が解決し、テリーの事情聴取をするためにウィンストンが訪れます。
出典: https://yomu.tv
そこでウィンストンは、テリーへ事件を解決して気持ちの整理をどうするかと尋ねます。するとテリーはグラシエラを見つめながら、今は亡きグローリアの心臓に従うと語ります。そして全ての事件は解決することになり、テリーはグラシエラとその息子と共に幸せな日々を過ごしていくのでした。こうして映画ブラッド・ワークはハッピーエンドで結末を迎えるのでした。
ブラッド・ワークの登場人物・キャスト
テリー・マッケイレブ/クリント・イーストウッド
テリーは映画ブラッド・ワークにおいて主人公にあたる人物です。映画ブラッド・ワークの主人公テリーは過去にFBI捜査官をしており、心臓の病気で引退することになりました。心臓の移植で回復したテリーはグラシエラという心臓を提供したグローリアの姉と出会います。そしてこのグラシエラとの出会いが、かつて自分が追いかけていた連続殺人事件の犯人と繋がっていくことになります。
映画ブラッド・ワークで主人公テリーを演じたキャストはアメリカを代表する俳優のクリントイーストウッドです。イーストウッドは「ダーティハリー」で高い評価を受け、アメリカ映画界で確固たる地位を築きました。その後イーストウッドは映画監督も務め、「許されざる者」などの作品で様々な賞を獲得するなど監督としても高い評価を集めています。またイーストウッドはブラッド・ワークの監督も務めあげました。
バディ・ノーワン/ジェフ・ダニエルズ
バディは映画ブラッド・ワークにおいて主人公テリーが住む船の隣で住んでいる人物です。バディは心優しい明るい人物ですが、テリーへ非常に強い執着心を持っています。この執着心がきっかけとなり、テリーが追いかける殺人事件を起こしてしまうことになります。
映画ブラッド・ワークでバディを演じたキャストはアメリカの俳優兼脚本家のジェフ・ダニエルズです。ジェフ・ダニエルズは悪役から正義の味方までこなすことが出来る演技力を持っており、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など様々な賞を受賞するなど高い評価を集めている俳優です。今現在もジェフ・ダニエルズは俳優として活動しており、映画やテレビドラマでたびたび出演を果たしています。
ボニー・フォックス医師/アンジェリカ・ヒューストン
出典: https://yomu.tv
ボニー・フォックス医師は映画ブラッド・ワークにおいて主人公テリーの担当医を務める人物です。テリーが捜査を続けることにボニーは強く反対し、物語のあらすじの中でテリーの調査を中止するよう説得します。しかしテリーの強い信念に感化されたボニーは、テリーの調査に協力することになります。
映画ブラッド・ワークにおいてボニーを演じたキャストはアメリカの女優であるアンジェリカ・ヒューストンです。アンジェリカ・ヒューストンは1969年に女優としてデビューを果たし、1985年にアカデミー助演女優賞を受賞するなど演技に高い評価を集めている人物です。また1996年に「冷たい一瞬を抱いて」で映画監督としても活動を始め、今現在も多数の方面で高い評価を獲得している人物です。
ブラッド・ワークに関する感想や評価は?
#映画好きと繋がりたい
— だっぴゃ星人 (@Mo7oEaDGoI7ufNf) March 5, 2019
2019年66本目
イーストウッド監督主演作品「ブラッド・ワーク」鑑賞
犯人の正体よりも、動機が面白かった。
イーストウッド作品としては他の作品と比べてイマイチ抜きん出るところはなかったですが、映画としては普通に腹ドキドキの面白い映画でした。 pic.twitter.com/jsxNRzYTTI
映画ブラッド・ワークに関する感想・評価で多く集めたのは物語の結末までハラハラドキドキする内容だったという感想・評価です。主人公テリーは心臓の病を背負いながら、殺人事件の犯人を見つけるために奔走します。さらにテリーは病気で体が蝕まわれていくことになり、途中で倒れてしまうのかという緊張感を与える作品となっています。
RT u4: ブラッド・ワーク観る。ストーリーはふむふむなるほどという展開で退屈することはなかった。クリントイーストウッドってのはどんな役でも様になる。なかなかああいう恰好良さってのはないもんだ。もちろんワシになんぞ露ほどもない。
— ふむふむ (@fmfm_collector) March 7, 2010
映画ブラッド・ワークに関する感想・評価で他に、物語の結末まで飽きることがない映画だという感想・評価も見受けられました。映画ブラッド・ワークの物語は、少しづつ手がかりを集めて犯人を突き止めるサスペンス映画となっており、イーストウッドの演技もあって作品の世界に入り込んでしまう映画となっています。このことからサスペンス映画が好きな方にお勧めできる一本といえるでしょう。
ブラッド・ワークの映画ネタバレまとめ
本記事では映画ブラッド・ワークについて物語の結末までのあらすじや映画に関する評価についてネタバレ紹介させて頂きました。映画ブラッド・ワークはイーストウッドが監督主演を務めたことで一躍大人気を博した作品です。また物語の結末までハラハラドキドキする展開が続き、視聴者を退屈させることが無い映画となっています。
このことから一度観ても後悔することが無い映画となっていますので、本記事を読んで映画ブラッド・ワークにご興味を頂けましたら、是非映画ブラッド・ワークをご覧ください。