スターシップ9の感想ネタバレ！映画のあらすじをラスト・結末まで紹介

映画スターシップ9は2016年にスペインとコロンビアが共同制作して公開したSFサスペンス映画です。映画スターシップ9は地球に住めなくなった未来の世界を舞台にしており、地球を捨てて宇宙船に乗る一人の女性とエンジニアの男性の甘酸っぱい恋愛模様を描いた作品です。またそれと同時に二人が地球から離れて乗っている宇宙船には物語のラストで驚くべき真実が明かされていくといったあらすじとなっています。

そんな映画スターシップ9の監督を務めたのは「注目すべきスペインの若手映画製作者の一人」と呼ばれているアテム・クライチェであり、アテム・クライチェが描く未来の世界観が話題を呼ぶことになり、日本でも2017年8月5日から上映されることになりました。またスターシップ9で作曲を務めたのは世界中の賞を総なめにしているフェデリコ・フシドであり、物語のラストまで世界に入りこんでしまうBGMを作りあげました。

他にも映画スターシップ9は撮影や制作、編集などにおいても映画界の大物を多数起用しており、スペイン・コロンビアを代表する名作映画作品となっています。本記事ではそんな世界的名作映画スターシップ9について物語のラストまでのあらすじのネタバレや映画の世界を彩るキャスト達のネタバレ、そして映画スターシップ9に関する感想などを一挙まとめてご紹介しますので、是非最後までご覧ください。

映画スターシップ9の世界では地球はすでに環境汚染によって住めない土地となってしまい、人類は新たな新天地を求めて旅立っていました。映画スターシップ9の主人公にあたるエレナも新天地を求めて宇宙船で旅をしている人物であり、両親がいないことから孤独な旅を続けていました。そんな中宇宙船の給気系統が故障する事態が発生し、エレナはこの出来事でエンジニアをしているアレックスという青年と出会うことになります。

この二人の出会いは運命の出会いであり、惹かれ合った二人は恋に落ちていきます。エレナは孤独であった宇宙船の旅で運命の出会いを果たし、幸せが訪れることになります。しかしエレナが搭乗する宇宙船にはある隠された秘密があり、それは人類の未来に関係する大きな計画の一つでした。そしてエレナはラストで驚愕の真実を知ることになっていくのでした。

地球が環境汚染で住めなくなってしまった未来の世界で、ある一つの宇宙船がエレナという女性を乗せて旅を続けていました。エレナを乗せている宇宙船は地球の代わりとなる新天地セレステを目指して広大な宇宙の海を進んでいました。この宇宙船に一人乗るエレナは宇宙船内で母が出産した女性であり、元々エレナが乗る宇宙船は父・母・娘の三人で航海していました。

しかし突然宇宙船の給気系統が故障してしまい、酸素不足に陥ってしまいます。この事態にエレナの母と父は娘であるエレナを助けるために、エレナ一人残して去ってしまいます。エレナは父と母が去ったことで孤独となり、救難信号を送り続けて生きながらえました。すると地球から宇宙船の修理を行うエンジニアのアレックスがようやく到着し、両親以外で初めての人間に出会ったエレナは驚きます。

そしてエレナはアレックスにセレステに着くまで後20年間の旅をしなければいけないと話し、宇宙船で孤独な生活を送ることに意味があるのかと問いかけます。するとアレックスは修理作業を中断し、眠りにつきます。エレナはそんなアレックスが眠るベッドに足を運びます。エレナはこの先20年間セレステを目指すために孤独な旅を続けなければいけないことが不安で仕方がなかったのです。

そしてアレックスはエレナの気持ちを汲み取り、二人は恋仲に発展します。後日修理を終えたアレックスは悲しそうな顔をするエレナを置いて帰還しようとします。するとアレックスが帰還用のカプセルの扉を開くと一面森の世界が広がってしました。実はエレナがいれるのは宇宙ではなく、地下に製造されたシミュレーター施設であり、エレナは人類惑星移住を成功させるオービター計画の実験体だったのです。

エレナが乗る宇宙船を修理したエンジニアのアレックスもオービター計画の科学者であり、エレナと同じような実験を行うシャトルは10機ありました。その中でエレナはシャトル9に配置された実験体でした。オービター計画の科学者であるアレックスは本気でエレナに恋をしており、エレナを忘れることが出来ないアレックスはエレナに真実を伝え、地球に導こうとします。真実を知ったエレナは当然のことながら驚愕してしまいます。

しかしエレナは好意を寄せるアレックスを信用し、アレックスと共に地上に上がります。そしてアレックスはエレナをアパートに住まし、女性セラピストであるシルビアの協力を得ることに成功します。次にアレックスはエレナ脱走を隠すために、上司であるウーゴに隠れてシミュレーターにハッキングを行います。一方エレナは自分と同じ実験体がいることを心配し、アレックスにそのことを問い詰めてしまいます。

その後数日が経ち、突然エレナに赤い斑点が浮かび上がります。エレナを心配したアレックスは親友の医者チャウに診断してもらうことにするも、チャウはすぐにエレナの正体を見破ってしまいます。一方アレックスの部屋で留守番をしていたエレナはアレックスが所持していたオービター計画のファイルを発見し、中身を見てしまいます。するとそこにはエレナには耐えることが出来ない驚くべき真実が記されていました。

オービター計画で10機のシミュレーターに閉じ込められていた実験体は、実は人間ではなくクローンと呼ばれる作られた存在であり、自身を人間だと思い込んでいたエレナは大きなショックを受けてしまいます。そしてエレナは両親だと信じていた科学者の住所を調べ上げ、アレックスの住むアパートから脱走してしまいます。

エレナの両親を演じていた科学者夫婦は目の前に現れたエレナの姿を見て驚きます。そこでエレナはクローンバンクで人工的に作られたクローンであったことが判明します。そして脱走したエレナを見た父親はシミュレーターに戻るよう冷たく言い放ちます。一方エレナの母親を演じていた科学者は冷たい態度を取る父親を制止し、本当の子供でないエレナを抱きしめます。

一方アレックスはエレナが偽の両親に会ったことにショックを受け、居場所がバレないようにモーテルへ隠れ家を移動します。しかしアレックスの上司であるウーゴがエレナが逃げ出したことを知り、兵士を率いて捜索を開始します。ウーゴが率いる監視の目から逃げたいアレックスは信頼しているセラピストのセルビアの元を訪ね、シルビアから両親が住んでいる故郷に逃げるよう提案します。

しかしそこにウーゴが突入し、シルビアは撃ち殺されてしまいます。さらにウーゴから逃げるエレナはアレックスを逃がすために囮となり、エレナはウーゴに捕縛されてしまうことになります。エレナのお陰で逃げ切ることが出来たアレックスは親友のチャウの元を訪ね、チャウからエレナが発症した赤い斑点についての検査報告を聞くことになります。

実はシミュレーターで生まれた人口クローンは菌がはびこる世界で生きることが出来ない存在であり、このことが理由で赤い斑点が出来ていたのです。一方捕らえられたエレナはウーゴに自分をシミュレーターに戻して欲しいと懇願するも、ウーゴは拒否します。そしてエレナはアレックスの安全を保障してほしいとウーゴに頼むのでした。

映画スターシップ9についてラストに至るまでのあらすじをネタバレ紹介させて頂きました。人類が惑星に移住するための計画であるオービター計画に、利用されるためだけに作られた存在であったことが判明したエレナは脱走するも捕縛されてしまいました。アレックスはエレナを救うためにラストである提案を持ち掛けることになります。では次は映画スターシップ9について映画のラストのあらすじをネタバレ紹介していきます。

エレナを救いたいアレックスはウーゴに直接電話をし、ある取引の提案を行います。ウーゴは実験体であるクローンに科学者が恋をしたことをバカにします。実はウーゴは上層部からエレナ殺害の命令を下されており、エレナの命は風前の灯火だったのです。すると自分のことをバカにするウーゴに、アレックスはウーゴの望みを叶えてやると話を持ち掛けます。

そしてアレックスはウーゴにエレナが自分の子供を妊娠している状態であり、もう妊娠6か月目であると告げます。映画スターシップ9の世界の法律としてシミュレーター艦内で出産し、出産した子供を観察することは厳しく禁じられていました。そしてアレックスはウーゴに、妊娠しているエレナと共にシミュレーターの中で暮らさして欲しいと取引を持ち掛けます。

そしてウーゴは部下であるアレックスの脅しともいえる取引に応じ、アレックスは想いを寄せるエレナとシミュレーターの中で暮らすことになります。そして二人はシミュレーターで長い歳月を過ごすことになり、映画スターシップ9の物語はいよいよラストを迎えます。

アレックスがウーゴとの取引でエレナと共にシミュレーターの中で暮らすことになって十数年の時が経ちました。するとエレナが暮らすシャトル9の扉が森の中で静かに開きます。この森の奥深くにあるシャトル9の周囲には大勢のオービター計画の科学者や、歳を取ったウーゴの姿がありました。すると開かれたシャトル9の入り口から一人の少女が姿を現します。

その少女は静かにシャトル9から出ていき、笑顔で後ろを振り返ります。するとその少女が笑顔で振り返る前にはかつて人間とクローンの禁断の恋に落ちたエレナとアレックスと思われる人影がありました。こうして映画スターシップ9はラストを迎え、物語の幕が下りていくのでした。

エレナは映画スターシップ9において主人公にあたる人物です。エレナは地球の代わりとなる新天地を求め、生まれてからいままで宇宙船で旅をし続けていました。ある日エレナが乗る宇宙船が故障してしまい、そこでアレックスという一人のエンジニアと出会います。この出会いがエレナの運命を大きく変えることになり、エレナは自分自身に隠された驚愕の真相を知ることになっていきます。

映画スターシップ9で主人公エレナを演じたキャストはスペインの女優であるクララ・ラゴです。元々9歳で子役として映画デビューを果たした彼女は2002年に出演した映画「キャロルの初恋」でゴヤ賞新人女優賞を獲得し、一躍注目を浴びます。その後2014年に出演した映画「Ocho apellidos vascos」で「アバター」に次ぐヒットを記録し、これによりスペインを代表する女優として大ブレイクを果たした人物です。

アレックスは映画スターシップ9において主人公の一人にあたる人物です。アレックスはオービター計画の科学者である正体を隠し、エレナにエンジニアとして近づきます。するとアレックスはエレナに恋をしてしまうことになり、エレナにオービター計画の実験体である真実を話します。そして脱走したエレナを、オービター計画の関係者から守るため奔走します。

映画スターシップ9でアレックスを演じたキャストはスペインの俳優であるアレックス・ゴンザレスです。アレックス・ゴンザレスは2005年にデビューした映画でゴヤ賞新人俳優賞を獲得したことから一躍若手俳優として頭角を現します。その後多数の作品で活動を続け、2011年に世界で大ヒットを記録した「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」に出演を果たしました。

ウーゴは映画スターシップ9の物語でアレックスの上司にあたる人物です。アレックスの上司であるウーゴは、オービター計画の実験体であるクローンを監視する任務に就いており、アレックスはウーゴにバレないようにエレナを逃がします。しかしウーゴはエレナが脱走したことに気付き、多数の兵士を率いてエレナとアレックスを追跡します。

映画スターシップ9でウーゴを演じたキャストはコロンビアの俳優であるアンドレス・パーラです。アンドレス・パーラは日本においてあまり知名度が高くない俳優ですが、現地では多数の映画作品に出演する人気俳優です。そんなアンドレス・パーラは出演する映画で主に悪役を演じており、本記事のスターシップ9においても悪役ウーゴを見事に演じきっています。

映画スターシップ9に関する感想で多く寄せられたのはラストまで面白く見れる作品だという感想でした。上記の感想でもある通り、映画スターシップ9は細かい設定やラブストーリー、アクションやスリラーなど様々なジャンルを詰め込んだことで、視聴者を最後まで飽きさせない工夫が盛り込まれた作品となっています。

映画スターシップ9に関する感想で、面白いといった感想以外には予想外な展開に驚いたといった感想も見受けられました。映画スターシップ9は序盤から驚くべき真実が明かされることになり、予想外な展開が常に行われます。これも映画スターシップ9を観た際に最後まで飽きさせない工夫の一つではないかと考えられます。

本記事では映画スターシップ9について物語のラストまでのあらすじや、映画に関する感想をまとめてご紹介しました。映画スターシップ9は上記の感想でもあったように、意表を突く展開や様々なジャンルを取り入れるなど視聴者を飽きさせない工夫が盛りだくさんの名作映画となっています。本記事を読んで映画スターシップ9にご興味頂けましたら、是非映画スターシップ9を一度チェックしてみてください。