2019年03月07日公開
2019年03月07日更新
フライボーイズのあらすじと結末ネタバレ!実話が基に?映画の感想や評価も紹介
映画「フライボーイズ」は、第一次世界大戦中に実在したフランス空軍の飛行隊に入隊したアメリカ人志願兵の、実話を基にした映画です。彼らは死と隣り合わせの生活の中で、友情や恋を育みます。ここでは実話映画「フライボーイズ」のあらすじを、結末までネタバレで紹介します。また、実話映画「フライボーイズ」の主演ジェイムズ・フランコや共演キャストの活動も見ていきます。さらに実話映画「フライボーイズ」を観た方の感想・評価も紹介します。
目次
フライボーイズは実話映画?
映画「フライボーイズ」は、第一次世界大戦中に実在したラファイエット戦闘機隊に入隊したアメリカ人志願兵の活躍と、友情、恋を描いた実話を基にした作品です。また、戦闘機が繰り広げる空戦の迫力ある映像も見どころとなっています。ここでは映画「フライボーイズ」のあらすじを結末までネタバレで紹介します。さらにキャスト紹介と、この映画「フライボーイズ」の感想・評価も見ていきます。
第一次世界大戦は、1914年から1918年にヨーロッパを舞台にした戦争です。連合国としてフランス、イギリス、ロシア、セルビア、ベルギー、イタリアなどの国々に対して、中央同盟国としてドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国、ブルガリアなどがヨーロッパ各地で戦いました。史上最も死亡者が多い戦争となりました。ライト兄弟が、1903年に有人飛行を成功させたわずか十数年後、新たな武器として航空機が使われた戦争でした。
フライボーイズの映画作品情報
実話を基にした映画「フライボーイズ」は、アメリカで2006年に公開されました。総製作費が70億円という大作で、監督はトニー・ビル、脚本はデヴィッド・S・ウォードで、主演はジェイムズ・フランコです。主人公が入隊するラファイエット戦闘機隊の司令官セノール大尉を演じるのが、フランスとアメリカで数々の映画で活躍中のジャン・レノです。
フライボーイズは実話に基づいた映画
映画「フライボーイズ」は、第一次世界大戦中に実在したフランス空軍の「ラファイエット戦闘飛行隊」(ラファイエット飛行中隊)に入隊したアメリカ人志願兵たちの戦闘の様子日常を描いた実話を基にした作品です。戦争によって混乱を極めるヨーロッパに対してアメリカは態度を決めかねていました。そんなアメリカ政府の態度に反発し、ドイツの脅威が迫るフランスを救うために立ち上がった男たちの実話です。
実在したラファイエット飛行中隊
2016年4月20日にアメリカ空軍が、フランス空軍と統合訓練を行いました。この日は第一次世界大戦中に活躍した「ラファイエット飛行中隊」の100周年記念として、パリ近郊を飛行したということです。
フライボーイズの映画あらすじをネタバレ
実話を映画化した「フライボーイズ」は、第一次世界大戦中にフランス空軍に志願したアメリカ人兵士たちの戦いを、デヴィッド・S・ウォードの脚色により、友情や恋を絡めて描かれています。生と死の狭間で男気を見せる兵士たちが、空を舞台に活躍する映画「フライボーイズ」のあらすじを、結末までネタバレで紹介していきます。
あらすじネタバレ:第一次世界大戦
1916年、第一次世界大戦の真っ只中、ドイツと激しい戦闘を続けるフランス軍は、宣伝映画を放送しました。その映画では飛行機が縦横無尽に飛び交っていました。1903年にライト兄弟が有人飛行に成功して以来、改良を重ねた戦闘機が飛び交う様子を見たアメリカ人のローリングスは、フランス空軍に入ろうと決意します。フランスに渡ったローリングを迎えたのは、同じように志願したアメリカ人達でした。
彼らはそれぞれが事情を抱えていました。ローリングス自身も牧場の借金のために故郷テキサスを出るしかなかったのでした。華々しい手柄を立てている軍人一家に育ったけれど気が優しすぎて家族から孤立しているジェンセン、黒人でも差別することなく認めてくれたフランスの恩に、報いたいと志願したプロボクサーのスキナー、親に言われて仕方なく志願した絵描きのロウリー。
アメリカに居られなくなったビーグルなど、複雑な事情を抱えています。しかし彼らは皆一様にやる気に溢れていました。ローリングスたちアメリカ人たちは、ラファイエット戦闘機隊に入隊することになりました。彼らの上官は、厳しい中にも父親の様な愛情で指導してくれる司令官セノール大尉です。訓練が始まりましたが、アメリカ人の彼らは、まずフランス語からマスターしなければなりませんでした。
訓練は戦闘機の装備や乗り方などから始まり、やがてローリングスたちは、操縦することができるようになっていきました。ある日、ローリングスはビーグルと共に訓練飛行に飛び立ちました。しかし燃料切れになり、基地まで帰れず途中で着陸しました。そこは売春宿が並んでいる土地で、ローリングスはルシエンヌという美女に心ときめきます。ローリングスは、言葉の代わりに花を彼女に贈りました。
あらすじネタバレ:激しい戦闘
それから7ヶ月が経ち、ローリングスたちはそれぞれ戦闘機が与えられました。自分の戦闘機に牧場のマークを入れたローリングス。いよいよ出撃が決まりました。ローリングスたちは、ドイツ軍のパリ侵攻を阻止するためにキャシディ中尉をリーダーに、出撃となりました。激しい戦闘によって、トッドマンとナンが戦死しました。仲間の死を目の当たりにしたローリングスは、ルシエンヌに会いに行きました。
ルシエンヌが売春婦ではないと知り、喜ぶローリングス。ルシエンヌは亡くなった兄の子たちの面倒を見ています。ローリングスは、子どものたちにカウボーイの真似を見せるなど、しばらく楽しく過ごしました。楽しい時もつかの間、ローリングスは出撃しました。機関銃の不具合でもたついていたローリングスは、敵に狙われます。死を覚悟したローリングスでしたが、なぜか何もせず去っていきました。
キャシディ中尉が、その敵機はフランツ・ウェルフェルトという名で、撃墜王という異名をとる凄腕の戦闘機乗りだと教えてくれました。キャシディ中尉は、撃墜王がローリングスを撃墜しなかったのは、通称「黒い鷹」が、戦闘機から脱出したナンを襲撃したお詫びのつもりだったのだろうと言いました。
「黒い鷹」とは情け容赦のない攻撃で地上に降りたパイロットまで攻撃をするという騎士道精神のかけらもないような男のことです。気の優しいジェンセンが、ヒギンズの戦死にショックを受け、混乱状態になりました。キャシディ中尉は、しばらく出撃を止めさせると言いました。
あらすじネタバレ:スパイ疑惑
ビーグルの様子を見ていたロウリーは、ドイツのスパイではないかと疑い始めました。それは、ビーグルがドイツ軍の戦闘機に非常に詳しいことや、銃を外してばかりだということも疑う理由でした。また、ビーグルは家族から手紙一つ届かないこともあり、ロウリーの疑いは強くなっていきました。ロウリーはとうとうセノール大尉に報告しました。セノールの調査によるとビーグルの本名は、ドイツ系でアーサー・ベッガ―でした。
ますます疑われるビーグルに、正直に話した方がいいとローリングスが言いました。ビーグルがアメリカを出たのは、ギャンブルで作った借金のために銀行強盗をしたからだったと言いました。しかも玩具の銃で脅し、奪った金は12ドル36セントだったと言いました。そのことはキャシディ中尉が報告を受けていて、ビーグルはスパイではないと証明されました。ドイツ軍がルシエンヌの住む所まで迫ってきました。
ローリングスは許可も取らず戦闘機に乗ってルシエンヌの元へ向かいました。先に子どもたちを乗せて基地に戻ってきたローリングスに、セノール大尉は出頭命令をだしますが、ローリングスはルシエンヌを助けるため、再び戦闘機に乗り込みました。すでにドイツ軍が侵攻、かろうじてルシエンヌを救い出しましたが、ドイツ軍の銃撃で、彼女は右の胸を撃たれてしまいました。次は、映画「フライボーイズ」の結末を紹介します。
フライボーイズの映画結末をネタバレ
ここまで実話を基にした映画「フライボーイズ」のあらすじをネタバレで紹介してきました。ドイツ軍との激しい戦闘に身を置くローリングスたちアメリカ人志願兵は死と隣り合わせの中、友情や恋を育んできました。ちなみに上の画像のように、戦闘機乗りの兵士たちの宿舎は非常に豪華だったそうです。ここからは映画「フライボーイズ」の結末のあらすじをネタバレで紹介していきます。
結末ネタバレ:出動命令
ローリングスは、撃たれたルシエンヌの側について離れません。翌朝ルシエンヌはランスにある病院に入院しました。ローリングスは、許可なく戦闘機を飛ばしたことで、規律違反に問われました。セノール大尉は、もう二度としないことを条件にローリングスは処分を免れました。敵の飛行船がパリに向かったという情報が入り、ラファイエット戦闘機隊が出撃することになりました。
キャシディ中尉は敵の飛行船に戦闘機ごと体当たりし、死亡しました。キャシディ中尉の葬儀でローリングスは彼が残した手紙を読みました。その手紙には親友たちへの想いが書かれていました。外出許可を取ったローリングスは、ランスの病院にいるルシエンヌを見舞いました。ルシエンヌは、イギリスへ行くことになりました。ローリングスとルシエンヌは、戦争が終わり平和になったらパリで会うことを約束し、キスを交わしました。
結末ネタバレ:「黒い鷹」と対決
アメリカが参戦することになりました。ローリングスたちは、武器庫を攻撃します。ロウリーが「黒い鷹」に撃墜され、落ちていくのをローリングスは目撃しました。武器庫襲撃は成功し、基地に戻ったラファイエット戦闘機隊。ローリングスは一人で飛び立ちました。強敵「黒い鷹」と決着をつけるためです。敵地に行くと「黒い鷹」が来て、ローリングスと戦闘が始まりました。
ローリングスが劣勢になると、ジェンセンたち仲間が助けてくれました。ローリングスは再び「黒い鷹」と対決し、壮絶な戦いの末ついに勝利しました。戦争が終わり、ローリングスはパリへルシエンヌを捜しに行きましたが、見つけることはできませんでした。アメリカに帰り、全米でも有数の牧場主となったローリングスは、もう二度と飛ぶことはなかったのでした。ここまで映画「フライボーイズ」の結末をネタバレで紹介しました。
フライボーイズの登場人物・キャスト
ここまで実話を基にした映画「フライボーイズ」のあらすじを、結末までネタバレで紹介してきました。フランス空軍に志願したアメリカ兵士たちが、生と死の狭間で友情や恋を育んでいきます。そんな映画「フライボーイズ」の主人公ローリングスを演じたジェイムズ・フランコを始め、共演のキャストを紹介します。
ブレイン・ローリングス/ジェイムズ・フランコ
映画「フライボーイズ」で主人公のローリングスを演じたジェイムズ・フランコは1978年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身です。映画デビューは「25年目のキス」(1999年)で、その後テレビシリーズの「フリークス学園」やテレビ映画「DEAN/ディーン」で人気を集めました。主な出演作を紹介します。
- 映画「スパイダーマン」(2002年~)
- 映画「狼たちの激闘」(2007年)
- 映画「チェリーについて」(2012年)
- 映画「パラノイド・シンドローム」(2012年)
- 映画「トゥルー・ストーリー」(2015年)
- 映画「パラノイド・シンドローム」(2012年)
リード・キャシディ中尉/マーティン・ヘンダーソン
映画「フライボーイズ」で、キャシディ中尉を演じたマーティン・ヘンダーソンは1974年生まれ、ニュージーランド出身です。13歳から地元のテレビで活躍を始めました。その後オーストラリアで多数の映画やテレビで活躍。やがてニューヨークに渡りました。主な出演作を紹介します。
- 映画「愛するカノジョを怒らせる10の法則」(2004年)
- 映画「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」(2007年)
- 映画「デビルス・ノット」(2013年)
- 映画「エベレスト 3D」(2015年)
- 映画「天国からの奇跡」(2016年)
- 映画「ストレンジャーズ 地獄からの訪問者」(2018年)
ジョルジュ・セノール大尉/ジャン・レノ
映画「フライボーイズ」でセノール大尉を演じたジャン・レノは、1948年生まれのフランス人俳優です。リュック・ベッソン監督作品「グラン・ブルー」と「レオン」で大フレイクを果たし、ハリウッドに進出しました。主な出演作を紹介します。
- 映画「ミッション:インポッシブル」(1996年)
- 映画「RONIN」(1998年)
- 映画「コルシカン・ファイル」(2004年)
- 映画「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)
- 映画「プロヴァンスの休日」(2014年)
- 映画「ザ・スクワッド」(2015年)
- 映画「グレート・アドベンチャー」(2017年)
フライボーイズに関する感想や評価は?
そういえば先週、「フライボーイズ」という映画を観ました。実在した航空隊・ラファイエット戦闘機隊の映画です。歴史考証とかはとにかくとして、第二次大戦期や現在とは違う第一次大戦中のパイロット達の雰囲気がよく描かれていてとても面白く、オススメです。 pic.twitter.com/OKVHJNjFte
— 空見ハル(siro大佐)@航空宇宙 (@siro1942) November 19, 2018
実話を基にした映画「フライボーイズ」の評価・感想を紹介します。この方は、映画「フライボーイズ」を観た感想として、1916年という第一次世界大戦中のパイロットたちが、時代の雰囲気が良く出ていて、良かったという感想・評価です。
『フライボーイズ』を観た。おもしろい・・・・・・・・!戦争を美化するつもりはないが松本零士の戦争漫画みたいなおもしろさがあった。複葉機の時代だからまだちょっと中世っぽいというか、一騎打ちみたいなのも残ってたのかな。トロトロおせえ飛行機だと思ってたけど空中戦は大迫力であった。
— CapitalGain@ (@ten_sin_ran_man) February 6, 2012
実話を基にした映画「フライボーイズ」の評価・感想です。映画「フライボーイズ」を観て、戦争を美化しているつもりはないけれど、松本零士さんの戦争漫画のような面白さがあったという感想です。戦闘機が戦う空中戦が、たいへん迫力があったという感想・評価です。
『フライボーイズ』面白かった!主役のフランコがあまりに美形すぎて感情移入はできないものの、年代や性別問わず楽しめるであろう映画は貴重だと思うな~。うん、これは良かったよ。あとフランス娘が可愛くて萌えた。★3
— ポリー (@galliass) May 12, 2010
実話を基にした映画「フライボーイズ」の感想・評価です。映画「フライボーイズ」は、年齢や性別など関係なく楽しめるのでは?という貴重な映画だという感想・評価です。
「フライボーイズ」見た。脚本、演出、映像とも非常に丁寧。これはいいものだ。
— ryochin (@ryochin) July 15, 2008
実話を基にした映画「フライボーイズ」の感想・評価です。映画「フライボーイズ」は、脚本や演出、映像などとても丁寧に作られていて、良い映画だったという感想・評価です。
フライボーイズの映画ネタバレまとめ
いかがでしたか?実話を基にした映画「フライボーイズ」のあらすじを結末までネタバレで見てきました。第一次世界大戦、アメリカ人志願兵たちが戦闘機に乗り戦いに明け暮れます。そんなアメリカ人兵士を演じた主演のジェイムズ・フランコや共演のキャストと、この作品を観た感想・評価も紹介しました。迫力ある戦闘シーンが見事だという感想・評価が多く寄せられた実話を基にした映画「フライボーイズ」を、どうぞご覧ください。