ホステージのあらすじや結末ネタバレ!映画の感想や評論は?【ブルース・ウィリス】

映画「ホステージ」はブルース・ウィリス主演のサスペンス映画です。ブルース・ウィリス演じるジェフ・タリーという男が立てこもり事件に挑む物語で、結末までのハラハラする展開が魅力敵な作品です。本記事では「ホステージ」について、結末までのあらすじネタバレをメインに紹介します。「ホステージ」のあらすじと結末のネタバレほか、映画を製作した監督や俳優情報、実際に視聴したユーザーの感想もまとめています。ネタバレ記事や感想には核心に迫る部分も含まれています。

ホステージのあらすじや結末ネタバレ!映画の感想や評論は?【ブルース・ウィリス】のイメージ

目次

  1. ホステージの映画とは?
  2. ホステージの映画あらすじをネタバレ
  3. ホステージの結末ネタバレ
  4. ホステージの登場人物・キャスト
  5. ホステージに関する感想や評価は?
  6. ホステージの映画ネタバレまとめ

ホステージの映画とは?

ホステージの映画作品情報

映画「ホステージ」はブルース・ウィリス主演のアクションサスペンス映画で2005年に公開されました。「ホステージ」の原作はロバート・クレイスの小説でフローラン・エミリオ・シリが監督を担当しています。ブルース・ウィリスのほか、天才子役と言われたジミー・ベネットやブルース・ウィリスの娘ルーマー・ウィリスも共演しています。

「ホステージ」の物語は元・敏腕交渉人だったブルース・ウィリス演じるジェフ・タリーが立てこもり事件の解決に挑む、というもので、派手なアクションは少なくサスペンスがメインの物語となっています。結末までハラハラする展開や、立てこもり事件の裏側などが見どころです。

ホステージの監督

「ホステージ」の監督を務めたのはフランスの映画監督フローラン・エミリオ・シリ、という人物で脚本家としても活躍しています。ラップバンドのミュージックビデオなどを手掛けた後、1998年に「Une minutede silence」という社会派作品で監督・脚本を担当して映画監督デビュー。

そのほか名曲「マイ・ウェイ」をテーマにした「最後のマイ・ウェイ」やアルジェリアの戦争に挑む若き将校を描いた「いのちの戦場 -アルジェリア1959-」で監督を務めています。2002年に制作されたサスペンス映画「スズメバチ」の際に来日して話題となりました。

「スズメバチ」は西部劇やパニックアクションに影響を受けた監督が独創性を交えて造り出した映画。来日した際のフローランは、劇中で使った銃を持ち「ジェームズ・ボンド」と言ってポーズを取るなどお茶目な一面を見せました。

今回紹介する「ホステージ」は「スズメバチ」に続く彼の2作品目のサスペンス・アクションであり、アメリカ進出の記念すべき1作品目となっています。

ホステージの映画あらすじをネタバレ

ここからは映画「ホステージ」のあらすじをご紹介。序盤から結末の直前までのあらすじを順番にご紹介していきますが、ネタバレ要素が多く含まれていますので閲覧にはご注意ください。

あらすじネタバレ:ジェフ・タリーの過去

ブルース・ウィリス演じるジェフ・タリーは小さな田舎町の警察署長です。彼にはロサンゼルス市警の交渉人として働いていた過去がありました。交渉人とは、人質を取った立てこもり犯などを説得して事件を解決に導くプロフェッショナルのことであり、以前のジェフは名の知れた交渉人でした。

ある時、ジェフはジョーという男の立てこもり事件の交渉を担当します。ジョーは自分の妻子を人質にして立てこもり、自分の妻の浮気相手を出すことを要求していました。警察は狙撃手を用意し、いつでもジョーを撃てるよう準備を進めていましたが、死人を出さないことに拘ったジェフは狙撃を待つように警察側を説得していました。

しかし、錯乱状態にあったジョーは人質にしていた自分の子供・ショーンを部屋から出し「俺と売女は地獄行き、子供は天国行き」という言葉を残して電話を切ってしまいます。響く銃声に駆け付けるも、ジェフが家の中へと押し入った時には妻と子供は殺害され、ジョーも自殺。ジェフは血まみれのショーンを抱きしめ、己の無力さを嘆きました。

あらすじネタバレ:3人の若者とスミス一家

ジェフ・タリーが交渉人の仕事で人質事件で死者を出してしまった事件から1年後。舞台はカリフォルニア州、ヴェンチュラ郡へと移ります。ジェフは過去の事件からのトラウマでネゴシエーターの仕事を辞め、ブリスト・カミーノという田舎町で警察署長として働いていました。

週末だけ会いに来る妻と娘と離れて暮らすジェフはブリスト・カミーノで静かに平和に暮らしていました。しかし、そんな田舎町で事件が起きます。そのきっかけは兄デニスと弟ケヴィンの兄弟とマースという3人の若者と、街のお金持ちスミス一家の偶然の遭遇でした。

スミス一家は父のウォルターに娘のジェニファーと息子のトミーの3人で、若者たちとスミス一家は買い物先で偶然顔を合わせました。マースがジェニファーに声を掛けると「ファックユー」と彼をあしらうジェニファー。腹を立てた若者たちは金持ちそうなスミス一家から車を奪おうと計画します。

あらすじネタバレ:立てこもり事件

若者3人はスミス一家の後をつけ、車を奪おうと屋敷に侵入。しかしスミスの屋敷は万全のセキュリティが施されていた上に、忍び込んだ先で息子のトミーに見つかってしまいます。トミーが無音警報で通報したため、3人はスミス一家に銃を向けて大人しくしているよう命じます。

警報を受けて駆け付けた女性黒人警官・キャロルは「家に入る前に不審な車両を見た」と応援を呼んでいました。家の中で脅されながら対応するスミスとそれを知らずに応援を呼ぶキャロル。そんなキャロルの耳に、庭にある不審な車は乗っ取り事件に使われていたものであると連絡が届きます。

キャロルの様子を屋敷の内側からこっそり見張っていたマースは、キャロルの元へと入った連絡を聞いてバレたと思ったのか、咄嗟にキャロルを銃殺。更に応援に駆け付けたパトカーに向けても発砲し、事件は大事へと発展。若者3人が家族を人質に取った立てこもり事件としてマスコミも駆けつけました。

そして、警察署長であるジェフが交渉係を任されるのですが、ジェフは過去へのトラウマから交渉を本部に任せて現場から離れようとしていました。しかし、立てこもり事件がニュースで発表された際、ジェフがインタビューに答えたため、彼は様々な方面の人々に責任者だと勘違いされます。そしてこの事実によってジェフに災難が降りかることに。

あらすじネタバレ:ウォルターの秘密

ジェフに降りかかった災難、それはウォルター・スミスが裏の顔を持っていたことが関係しています。スミスは実は裏社会の人間たちに隠し口座を提供していたのです。スミスは事件が起きる前、秘密の口座情報を焼いたDVDをとある映画のパッケージにしまっており、裏組織はそれを取引に使うはずでした。

その期限は9時間後。しかし、そんな折に立てこもり事件が起きてしまったため、組織はDVDを手に入れることができません。そこで彼らはジェフを利用することを思いつきます。ジェフは妻と娘を人質に取られ、DVDの回収に協力するように脅されました。

ジェフは家族救出のための準備を整えていると、警察経由でトミーという少年から電話が入っていると知らされます。トミーは立てこもり事件の最中、犯人の目を盗んでジェフに助けを求めてきたのです。こうしてジェフはスミス一家と家族の両方の救出のため現場へと復帰することに。

あらすじネタバレ:救出

ジェフはトミーと連絡を取りながら家の中の状況や犯人の情報を入手。交渉人としての手腕を発揮し、3人の若者の内の1人、デニスとコンタクトを取ることに成功。ウォルターが殴られて気絶していることを知ったジェフは彼を救出することをデニスに提案。説得に成功し、ウォルター1人だけを救出することに成功します。

ジェフはウォルターを救急車に乗せ、DVDを狙う組織に「ウォルターが亡くなった」と嘘をつき彼らから情報を引き出します。組織はジェフの勝手な行動を怒りますが、DVDのためにジェフと協力することに。一方、ジェフはトミーDVDの回収を依頼。なんとかしてDVDを手に入れようとします。

あらすじネタバレ:仲間割れ

ジェフがトミーへの協力を得た一方、立てこもり犯たちの方でも動きがありました。マースは娘のジェニファーに母の姿を見たのか、彼女へ執着し始め行動を共にするようになります。デニスは家で見つけた大金に目が眩み、ケヴィンは1人「こんなことはやめよう」と訴え続けて不安がっており、3人の思いはバラバラになっていました。

3人がそれぞれ行動する中、ジェフからデニスに連絡が入ります。そこで聞いたのはウォルターが死んだということ。ウォルターを殴ったのはデニスです。彼は自分が人を殺してしまったという事実に怯え始めました。ジェフは畳み掛けるようにデニスにヘリを用意するから出てこい、と説得を始めます。

デニスは迷いましたが、操縦士に金を渡せば大丈夫、というジェフの言葉を信じ3人で中庭に行くことに。そこで3人を捕まえるはずでしたが、マースがジェニファーを連れて出てきてしまったために作戦は失敗。3人は再び家の中へと立てこもってしまいます。

ホステージの結末ネタバレ

ここからの記事は「ホステージ」の結末に関するネタバレ記事になります。結末までを物語順にご紹介します。

結末ネタバレ:3人の若者の行く末

捕獲作戦が失敗し、家の中へと戻った若者たちでしたが、そこでマースがケヴィンを突き落として殺害するという事件が起きます。マースは続いてデニスも銃殺。こうして2人は死に、家の中はマースととジェニファー、トミーの3人になります。

マースはジェニファーを自分のものにするつもりでしたが、言う事を聞かないジェニファーに腹を立て、全てを壊してしまおうと家に火を放ちます。一方、作戦に失敗したことで業を煮やした裏社会の組織は繋がりのあったFBIに現場の指揮を取らせて強引に突入することに。

ジェフはパトカーに乗り強引に屋敷に突入。パニックルームに逃げ込んでいたジェニファーとトミーと合流し、屋敷を出ようとします。最後にマースと出くわしますが、彼はジェニファーを殺すことができず、自らが手にしていた火炎瓶によって自ら炎上。DVDもマースと共に燃えてしまいました。

結末ネタバレ:切り札

表向きはジェフによって死んだ、とされていたウォルターは無事に子供たちと再会。家族と再び出会えたことを喜びます。しかしDVDを失ったジェフは喜んでばかりもいられません。ジェフは自分の家族が人質になっていることをウォルターに告げ、彼の協力を得ることに。

こうしてDVDは焼失してしまったものの、ウォルター・スミスという協力者を切り札にジェフ。組織にウォルターが生きている事を伝え、彼を切り札に最後の戦いに挑みます。

結末ネタバレ:銃撃戦

組織のメンバーの集まる場所へと足を踏み入れるジェフ。彼はウォルターの首と自分の腕をテープで巻き付け、ウォルターの頭の後ろに銃口を突きつけた状態で自分の手を固定。その状態で組織の前に顔を出すと、そこには覆面をしたメンバーが数人。奥にはジェフの妻と娘がいました。

組織は帳簿を失ったことを嘆きますが、そこでウォルターが口座の情報を暗誦。彼は帳簿の内容を覚えているようです。組織はそれで納得し、家族とウォルターを交換することに。すると、組織の男の横に立ったウォルターが半狂乱になりながら組織の男を銃殺。

どうやら全ては2人の作戦だったようです。こうしてジェフの味方についたウォルターの一発で現場は銃撃戦に突入。ジェフが全員を撃ち殺したため、組織は壊滅状態に。ジェフは無事に妻と娘を取り戻すことができたのでした。

ホステージの登場人物・キャスト

ジェフ・タリー/ブルース・ウィリス

ジェフ・タリーは「ホステージ」の主人公です。元・敏腕交渉人であり、一人の警察官として立てこもり事件解決に挑みました。「ホステージ」でそんなジェフを演じたのはアクション俳優として知られるブルース・ウィリスです。

ブルース・ウィリスは1984年に「特捜刑事マイアミ・バイス」というテレビドラマから俳優業をスタートしており、1988年に出演した映画「ダイ・ハード」で大ヒット。派手なアクションシーンのこの映画で日本でも広く知られることとなりました。

「ダイ・ハード」は2,3と続き彼の代表作にもなっています。ほかにもクエンティン・タランティーノが監督を務めた「パルプフィクション」やSFアクション映画の「フィフスエレメント」、演技が高く評価された「シックスセンス」などが有名な作品です。

ウォルター・スミス/ケヴィン・ポラック

「ホステージ」のウォルター・スミスは豪邸に住む男で2人の子供を持つ父。実は裏社会の組織とも繋がっている人物でした。ウォルター・スミスを演じたのは俳優のケヴィン・ポラック、俳優やコメディアンとして知られる人物でコメディ映画に多数出演しています。

出演作には法廷サスペンス映画の「ア・フュー・グッドメン」や、謎多き事件をテーマとしたサスペンス映画「ユージュアル・サスペクツ」などがあり、近年ではシリアスな映画でも活躍。2000年に公開された「隣のヒットマン」というコメディ映画でブルース・ウィリスと共演しています。

トミー・スミス/ジミー・ベネット

「ホステージ」のトミー・スミスはウォルターの息子で、ジェフと連絡を取り合いながら事件解決に向けて活躍しました。トミー・スミスを演じたのは天才子役と言われたジミー・ベネットです。2003年に「チャーリーと14人のキッズ」というホームコメディ映画でエディ・マーフィーとの共演でデビューしています。

デビュー後はホラーやサスペンス、アクションなどハードな役どころが多くクライムサスペンス映画の「ファイヤーウォール」やホラー映画「悪魔の棲む家」などに出演しました。2018年になってから、彼が17歳の時に女優で映画監督のアーシア・アルジェントに性的暴行を受けていた事実が報道され、話題となりました。

アマンダ・タリー/ルーマー・ウィリス

人質に取られたジェフの娘アマンダです。アマンダはブルース・ウィリスと女優のデミ・ムーア娘、ルーマー・ウィリスが演じまており「ホステージ」は父と娘の共演となりました。

デミ・ムーアが出演した「Dearフレンズ」という映画。その後も映画、ドラマ、舞台などで活躍。父親のブルース・ウィリスに似ていると言われていたのですが、近年整形したのでは?との声もあり、デミ・ムーアに似てきたと噂になりました。

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ホステージに関する感想や評価は?

「ホステージ」はサスペンス要素が高く、この映画を高く評価する視聴者は「面白い」という感想を持ったようです。「ハラハラしていて最後まで目が離せない」「ストーリー展開のテンポが良くて面白い」という感想が見受けられました。

「ホステージ」のブルース・ウィリスの演技が良かったという感想もいくつかありました。主人公のジェフのほか、マースのサイコぶりが怖いという感想もあり「サスペンス映画の中にホラー要素あり」という感想もありました。

監督フローラン・エミリオ・シリといえばアクションというイメージという感想もありました。「スズメバチ」「ホステージ」の2作品が彼の独創的なアイデアが多く取り入れたサスペンスアクションだったため、サスペンス作品を手掛ける監督、というイメージがあったという感想を持つ人も多いようです。

ホステージの映画ネタバレまとめ

映画「ホステージ」のネタバレ、感想のまとめ記事いかがだったでしょうか。ブルース・ウィリスの演技に対する評価が高く、サスペンス映画としての魅力もある「ホステージ」。ブルース・ウィリスファンやサスペンス映画が好きな方にお勧めです。

因みに、ブルース・ウィリスといえば坊主のイメージが強い視聴者も多いようなのですが「ホステージ」の冒頭に出てくるブルース・ウィリスは髪がふさふさで髭もぼさぼさです。意外と見られない姿かもしれませんので、映画と一緒にそんな姿を楽しんだ視聴者もいたようです。

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