TAXi4のあらすじと結末ネタバレ！映画に登場する車は？【リュック・ベッソン】

映画｢TAXi4｣は、1998年に制作･公開されたフランス映画｢TAXi｣のシリーズ第4作目となる作品で、2007年に制作･公開されています。映画｢TAXiシリーズ｣は、ハイスピードな迫力あるカーアクションとコメディを融合させた大人気シリーズであり、フランス映画には珍しいハリウッドリメイク版が制作されている作品でもあります。

ちなみに、映画｢TAXiシリーズ｣は2018年に最新作｢TAXi ダイヤモンド･ミッション｣がフランスで制作･公開されており、2019年1月に日本でも公開されています。最新作｢TAXi ダイヤモンド･ミッション｣は、史上最速で7億人の観客動員数を記録するなど爆発的なヒットを記録しています。こうした大きな人気から前作｢TAXi4｣を含む｢TAXiシリーズ｣が再び注目されています。

映画｢TAXi4｣は、制作･脚本に世界的なヒットメーカーであるリュック･ベッソン氏が起用されています。リュック･ベッソン氏は、映画｢TAXiシリーズ｣の脚本を第1作から最新作まで担当しており、映画｢TAXiシリーズ｣が大ヒットした大きな要因の一つと言われています。

リュック･ベッソン氏は、1959年3月19日生まれのフランス人です。リュック･ベッソン氏は、｢TAXiシリーズ｣以外にも大ヒット映画｢ニキータ｣や大ヒット映画｢レオン｣、更には大ヒット映画｢フィフス･エレメント｣や大ヒット映画シリーズ｢ドランスポーターシリーズ｣など、数々のヒット作を世に出している映画人であり、現代フランス映画を牽引している映画人でもあります。

あらすじネタバレ…映画｢TAXiシリーズ｣を通じて友人関係を築いてきたタクシードライバーのダニエルとマルセイユ警察のエミリアンは、同い年の息子に恵まれます。過保護なまでに息子を溺愛するエミリアンは、息子のサッカーの試合中に警察署長からの呼び出しを受け、妻であり同僚でもあるペトラが極秘任務中だった為、親友のダニエルに息子を預けます。

署長の呼び出しを受けてマルセイユ警察署に戻ったエミリアンは、ヨーロッパ全域で殺人や強盗を繰り返す凶悪犯アルヴェール･ヴァンデンボッシュのコンゴへの移送に伴う身柄拘留が、マルセイユ警察署の受け持ちとなった事を聞かされます。署長からアルヴェールの引渡しを任されたエミリアンは、直ちに引き渡し場所へと向かい、厳重な檻に入れられたアルヴェールを引き取るとマルセイユ警察署に戻ります。

あらすじネタバレ…エミリアンがアルヴェールの身柄を連れてマルセイユ警察署に戻ると、その様子を観察していた謎の男3人組が動き出します。男達の1人は、マルセイユ警察署に潜入すると署長室に潜り込み、署長のパソコンをハッキングしようとします。しかし、署長のパソコンが最新型に変わったばかりだった事から男はハッキングに手間取ります。

あらすじネタバレ…そこへ、署長のパソコンで遊ぼうとするエミリアンたちの息子が入ってきます。男と鉢合わせしてしまったエミリアンたちの息子は、その男が凶悪犯アルヴェールの手下だとは知るよしも無く、署長のパソコンへのアクセス方法を男に教えてしまいます。署長のパソコンにアクセスする事が出来た男は、凶悪犯アルヴェールの顔写真を別人の物へとすり替えてしまいます。

あらすじネタバレ…一方、エミリアンは、マルセイユ警察署に移送した凶悪犯アルヴェールを一目見てみたいという興味に駆られアルヴェールの拘束スーツを解いてしまいます。拘束スーツを解かれた凶悪犯アルヴェールは、他人を装った上で｢アルヴェールと間違われて拘束された｣とエミリアンに訴えます。アルヴェールの迫真の演技を信じたエミリアンは、警察の情報サイトを使用しアルヴェールの顔写真を確認します。

あらすじネタバレ…しかし、この時点で警察の情報サイトにあるアルヴェールの顔写真は、署長室に潜入した男によって別の物にすり替えられており、まんまと騙されたエミリアンは誤認逮捕を恐れ凶悪犯アルヴェールを解放してしまいます。警察から解放された凶悪犯アルヴェールは、偶然にもダニエルのタクシーを拾い、潜伏先であるモナコのアジトへと向かいます。

あらすじネタバレ…エミリアンが凶悪犯アルヴェールを解放してしまった事はすぐに署長の知る所となり、世界的な指名手配犯を逃がしたエミリアンの愚行に激昂した署長はエミリアンにクビを宣告します。大失態を犯しエミリアンが激しく落ち込む中、アジトへと戻った凶悪犯アルヴェールは凄腕の金庫破りを雇っており、アルヴェールと瓜二つの兄が勤めるベルギー王立銀行を襲撃する計画を実行します。

あらすじネタバレ…この時、激しく落ち込むエミリアンを励ますダニエルは、どうやら自分が送迎した客が凶悪犯アルヴェールであるという事に気づきます。こうして、エミリアンの汚名を返上するべくエミリアンとダニエルは、凶悪犯アルヴェールのアジトを目指す事になります。一方、ベルギー王立銀行への襲撃計画を実行に移した凶悪犯アルヴェールは、大金をせしめてアジトへと帰還します。

あらすじネタバレ…凶悪犯アルヴェールを再び逮捕する事で汚名を返上しようと目論むエミリアンは、ダニエルの協力でアルヴェールのアジトを突き止める事に成功します。しかし、汚名返上を目論むエミリアンの作戦はあまりにもずさんなものであった為、エミリアンはあっけなくアルヴェールに捕らえられてしまいます。

あらすじネタバレ…アルヴェールらから銃口を向けられ絶体絶命の窮地に立たされたエミリアンでしたが、ここで意外な人物が登場します。なんと、エミリアンの妻･ペトラです。実は、ペトラが行なっていた極秘任務とは、凶悪犯アルヴェールの犯罪の証拠を集めるという任務であり、その為にペトラは凄腕の金庫破りを演じてアルヴェールのアジトに潜入していたのです。

あらすじネタバレ…極秘任務として凶悪犯アルヴェールと共に行動していたペトラは、夫であるエミリアンが窮地に立たされている事に気づくと、｢警察を殴ってみたい｣とアルヴェールに進言し、エミリアンに近づきます。ペトラが目の前までやってくると、エミリアンはようやく近づいてきた人物がペトラであると気づき、ペトラとアイコンタクトを交わします。

あらすじネタバレ…アイコンタクトによって意思疎通を図ったエミリアンとペトラは、一芝居打つ事でエミリアンがペトラを人質にし窮地を脱出します。その頃、ダニエルから連絡を受けたマルセイユ警察署の面々が現場に到着し、アルヴェール逮捕へ向かいます。果たして、エミリアンはアルヴェールを逮捕し汚名を返上する事が出来るのでしょうか?

結末ネタバレ…ダニエルからの連絡を受けて現着したマルセイユ警察署の面々は、署長を中心にアルヴェール逮捕へと行動を開始します。一方の凶悪犯アルヴェール陣営も銃火器を使用して激しく応戦します。マルセイユ警察署VS凶悪犯アルヴェール陣営の激しい銃撃戦が続く中、アルヴェール陣営の家屋内に突撃した署長は、麻薬保管庫で激しく交戦します。

結末ネタバレ…すると保管されていた麻薬に銃弾が当たり麻薬が粉塵となって舞い上がります。これを吸ってしまった署長は、いわゆるハイになってしまいます。ハイになってしまった署長は、マシンガンやミサイルランチャーを見境無く乱射し、偶発的に凶悪犯アルヴェールを追い込むことに成功します。

結末ネタバレ…そして、タクシーで突入したダニエルによって凶悪犯アルヴェールはタクシーのトランクに拘留される事になります。こうして、凶悪犯アルヴェールを巡る激しい銃撃戦はマルセイユ警察署の勝利で幕をおろし、アルヴェール逮捕に尽力したエミリアンは無事に復職を果たします。

結末ネタバレ…凶悪犯アルヴェールを無事にコンゴへと引き渡したエミリアンとダニエルは、その後子供達を連れてサッカー観戦に訪れます。その会場では激しくも拮抗した試合が展開されており、興奮した署長がグラウンドに降り立ち激しく応援をしています。署長の興奮した様子に苦笑いを浮かべるエミリアンとダニエル、そして彼らの子供達。

結末ネタバレ…しかし、苦笑いではすまないことが起こります。グランドに降り立ち激しく応援を続けていた署長は、更に興奮度が増すとついにはフィールド内へ乱入してしまいます。そして、ボールを奪い取った署長はこともあろうにゴールを決めてしまうのです。この署長のゴールにスタンドは大興奮に包まれ…本作はここでエンドロールを迎えます。

映画｢TAXi4｣でタクシードライバーのダニエル役(主人公)を演じているのは、サミー･ナセリさんです。サミー･ナセリさんが演じるダニエルは、ハイテクなカスタムを施したタクシーを操るドライバーであり、超人的なドライビングテクニックを持った極度のスピード狂です。そんなダニエルは、警察が大嫌いなのですが、TAXiシリーズを通してエミリアンだけは放っておけず、いつしか親友となっています。

また、映画｢TAXi4｣ではエミリアンと共に一児の父親となっており、自身の息子･レオとエミリアンの息子･マックスの面倒を見る良き父親としての姿が劇中にしばしば描かれています。尚、映画｢TAXi4｣でのダニエルは、クビの危機に直面するエミリアンに協力し、マルセイユやモナコを舞台に愛車･プジョー407を激走させています。

映画｢TAXi4｣でダニエル役を演じているサミー･ナセリさんは、1961年7月2日生まれのフランス人です。サミー･ナセリさんは、これまでに映画｢レオン｣や映画｢スズメバチ｣、映画｢デイズ･オブ･グローリー｣などに出演しており、映画｢TAXiシリーズ｣でもTAXi1からTAXi4まで主人公を演じ続けています。

映画｢TAXi4｣でエミリアン役を演じているのは、フレデリック･ディファンタールさんです。フレデリック･ディファンタールさんが演じるエミリアンは、ドジでお間抜けなマルセイユ警察署の警察官です。後述のペトラとTAXiシリーズを通じて愛を育み、TAXi4ではついに息子を授かっています。映画｢TAXi4｣では、凶悪犯を逃がすなどの大失態を演じてクビの危機に直面しています。

映画｢TAXi4｣でエミリアン役を演じているフレデリック･ディファンタールさんは、1968年7月26日生まれのフランス人です。フレデリック･ディファンタールさんは、これまでに映画｢ルーヴルの怪人｣や映画｢迷宮の女｣、映画｢猟犬たちの夜シリーズ｣などに出演しており、現在もフランスを拠点に俳優活動を続けています。

映画｢TAXi4｣でペトラ役を演じているのは、エマ･シェーベルイさんです。エマ･シェーベルイさんが演じるペトラは、エミリアンと同様にマルセイユ警察署に勤めている警察官であり、エミリアンの妻でもあります。ただし、ペトラはエミリアンとは対称的にとても優秀な警察官です。映画｢TAXi4｣では、その優秀さから潜入捜査という極秘任務を任されています。

映画｢TAXi4｣でペトラ役を演じているエマ･シェーベルイさんは、1968年9月13日生まれのスウェーデン人です。エマ･シェーベルイさんは、元々は世界を舞台に活躍するモデルであり、主な出演映画は｢TAXi4｣をはじめとするTAXiシリーズのみとなります。尚、エマ･シェーベルイさんは、母国スウェーデンのテレビ番組に多数出演しており、スウェーデンの芸能界で現在も活躍を続けています。

映画｢TAXi4｣でジベール署長役を演じているのは、ベルナール･ファルシーさんです。ベルナール･ファルシーさんが演じるジベール署長は、マルセイユ警察署の署長であり、エミリアンに輪を掛けたドジでお間抜けなキャラクターです。映画｢TAXi4｣でも、麻酔銃を誤射したり、麻薬を吸引してハイになりランチャーを乱射する等、そのお間抜けキャラは相変わらずなままとなっています。

映画｢TAXi4｣でジベール署長役を演じているベルナール･ファルシーさんは、1949年2月2日生まれのフランス人です。ベルナール･ファルシーさんは、これまでに数多くの映画作品に出演しており、フランスを代表する名バイプレイヤーとして評価されています。現在も、フランスを拠点に映画やドラマに出演しているようです。

映画｢TAXi4｣でアラン役を演じているのは、エドュアルド･モントートさんです。エドュアルド･モントートさんが演じるアランは、マルセイユ警察署に勤める警察官であり、エミリアンや署長のお間抜けにいつも振り回されている苦労人です。映画｢TAXi4｣でも結末へ向けて凶悪犯のアジトを襲撃する際、署長の突撃をサポートしています。

映画｢TAXi4｣でアラン役を演じているエドュアルド･モントートさんは、1970年12月20日生まれのフランス人です。エドュアルド･モントートさんは、これまでに映画｢ファム･ファタール｣や映画｢レッド･サイレン｣、映画｢猟犬たちの夜｣などに出演しており、現在もフランスを拠点に俳優活動を続けています。

映画｢TAXi4｣で凶悪犯･アルヴェール･ヴァンデンボッシュ役を演じているのは、ジャン＝リュック･クシャールさんです。ジャン＝リュック･クシャールさんが演じるアルヴェール･ヴァンデンボッシュは、映画｢TAXi4｣での悪の親玉であり、強盗53件、殺人関与122件を犯している極悪な凶悪犯です。また、劇中では極秘任務で紛れ込んだペトラに惚れてしまう様子が描かれています。

映画｢TAXi4｣で凶悪犯･アルヴェール･ヴァンデンボッシュ役を演じているジャン＝リュック･クシャールさんは、1969年7月14日生まれのベルギー人です。ジャン＝リュック･クシャールさんは、これまでに数多くの映画やドラマに出演している俳優であり、現在も数多くの作品に脇役として出演を重ねているようです。

この章では、映画｢TAXi4｣に登場するダニエルの愛車について紹介していきます。これまで、ダニエルが運転するハイテクタクシーの車両はプジョー･406が採用されていたのですが、今作でのダニエルの愛車はプジョー･407へとモデルチェンジされています。では、プジョー･407とはどの様な車なのでしょうか?

ダニエルの愛車として登場するプジョー･407は、プジョー･406の後継車として2004年から販売されているセダンタイプの車両です。プジョー･406から更に外観がシャープなものに変更されているほか、力強くも滑らかなハンドリング性能を向上させており、加速性と操作性に優れた名車となっています。

では、映画｢TAXi4｣に登場するダニエルの愛車･プジョー407はどのようなポテンシャルを披露しているのでしょうか?映画｢TAXi4｣でのプジョー407は、自動車メーカーであるプジョーの全面協力の下、レース仕様のパーツが多分に使用されており、劇中での最高速度は312.8km/hを記録しています。

また、ダニエルの愛車として数多くのアクションシーンに挑んだプジョー407は、停止状態から360度のターンを決めるなど高い操作性も披露しており、フランスを代表する名車として名実共に世界から大きな注目を集めています。尚、TAXiシリーズ最新作となる｢TAXi ダイヤモンド･ミッション｣でもプジョー407の車両が主人公の愛車として登場しています。

この章では、今回の記事で紹介してきた映画｢TAXi4｣に関する感想や評価を簡単にまとめて紹介します。映画｢TAXi4｣に関する感想や評価として多く見られるのは｢面白かった｣といった感想や｢結末まで楽しめた｣といった感想など、好意的な感想が多く見られます。また、最初から結末までのスピード感や、最初から結末まで描き続けられるコメディ要素を評価する感想が多く見られます。

また、映画｢TAXi4｣での悪の親玉･アルヴェールを演じたジャン=リュック･クシャールさんの演技を評価する感想や、ジベール署長を演じたベルナール･ファルシーさんのコミカルな演技を評価する感想など、キャストを評価する感想が比較的多く見られます。しかし、その一方で映画｢TAXi4｣に関する感想や評価には、否定的なものも少なくありません。

映画｢TAXi4｣への否定的な感想として多く見られるのが｢カーチェイスシーンが少なすぎる｣といった感想や、｢結末までとにかくコメディ。うるさすぎて面白くない｣といった感想などです。これらの感想は、これまでにTAXiシリーズが描いてきたカーアクションとコメディのバランスが、TAXi4ではコメディ重視へと変化している事への不満が原因のようです。

このように、面白いといった好意的な感想から、物足りなさを感じるという否定的な感想まで、様々な感想が聞こえてくる映画｢TAXi4｣ですが、1998年からスタートしたTAXiシリーズの節目となる作品であり、ど派手なカーアクションこそ控えめにはなっているものの、シリーズ物だからこそ描ける円熟味の有る掛け合いなど面白さは健在ですので、未鑑賞な方は一度鑑賞してみても良いかもしれません。

今回の記事では、あらすじを結末までネタバレ紹介すると共に、劇中に登場する車の情報や映画｢TAXi4｣を鑑賞した方の感想などを紹介してきましたが如何でしたか?映画｢TAXi4｣は、これまでに公開されてきたTAXiシリーズの集大成とも言われている作品ですので、未鑑賞な方は是非鑑賞を!また、2019年に公開されたTAXi5は、監督やキャストが一新され、新たなTAXiシリーズの幕開けを印象付けていますので、こちらも要チェックです!