王妃の紋章のネタバレあらすじと結末!華麗なる王宮内の物語の感想は?

今回の記事では、映画「王妃の紋章」のあらすじや視聴した感想などをネタバレ込みで紹介していきます!映画「王妃の紋章」は2006年に中国で制作・公開された映画作品であり、アクションシーンや色鮮やかな宮廷シーンなどが話題を呼んだ作品です。しかし、アクションや鮮やかな映像美とは裏腹に、映画「王妃の紋章」はドロドロした昼ドラテイストなストーリーが描かれています。中国映画が描く昼ドラテイストなストーリーとは?そして、その結末とは?

王妃の紋章のネタバレあらすじと結末!華麗なる王宮内の物語の感想は?のイメージ

目次

  1. 王妃の紋章とは?
  2. 王妃の紋章のあらすじネタバレ
  3. 王妃の紋章の結末ネタバレ
  4. 王妃の紋章に関する感想や評価
  5. 王妃の紋章の衣装がすごい?
  6. 王妃の紋章の主要キャスト
  7. 王妃の紋章の主題歌
  8. 王妃の紋章のあらすじや結末ネタバレまとめ

王妃の紋章とは?

王妃の紋章の映画情報

今回の記事で取り上げる映画「王妃の紋章」は、2006年に中国で制作・公開された作品になります。日本国内では2008年に公開されている映画「王妃の紋章」は、第79回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされているほど細部にまでこだわりを持って制作されています。また、2002年に公開され大きな話題を呼んだ映画「HERO英雄」でメガフォンをとったチャン・イーモウ氏が監督を務めています。

王妃の紋章の監督情報

映画「王妃の紋章」は、既に紹介している通り映画「HERO英雄」でメガフォンをとったチャン・イーモウ氏が監督を務めています。チャン・イーモウ監督は、1890年代から2000年代前半にかけて数多くの映画作品でメガフォンをとっている監督であり、その多くがヴェネチアやカンヌ、ベルリンなどで行われる世界的な映画祭で何らかの賞を受賞している中国を代表する映画監督です。

チャン・イーモウ氏は、1951年11月14日生まれの中国・陜西省の出身であり、中国映画界の「大五世代」の監督して知られている人物です。チャン・イーモウ氏の代表作には、1987年公開の映画「紅いコーリャン」や、1992年公開の映画「秋菊の物語」、1999年公開の映画「初恋のきた道」や、2016年公開の映画「グレートウォール」などがあり、超多忙な人気監督期は過ぎていますが現在も第一線で中国映画に携わっています。

王妃の紋章のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:愛情を失った国王と王妃

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:愛情を失った国王と王妃…時は西暦928年。中国は五代十国の時代を迎えます。後唐国は数ある国家の中でも戦争も無く、民は平和な生活を送っています。そんな後唐の国王と第2王子である傑は、長い遠征からようやくの帰国となり、王妃は2人を温かく迎えます。しかし、愛する夫と息子の帰国にも拘らず王妃に喜びや幸福の感情はありません。

なぜなら、王妃と国王の関係はとうの昔に冷え切っていた為です。その冷え切りっぷりは、形式的に国王と第2王子・傑を歓待した王妃が、そそくさと自室に戻ってしまう程です。そして、この冷え切った関係は王妃だけが抱いているものではなく、国王も同様で、双方が既に相手への愛情を完全に失っているのです。その原因は、互いの不義と、互いの立場にあります。

国王は、かつての王妃、つまり第1王妃との間に祥という息子を授かっています。しかし、第1王妃が祥を生んだ後、国王は第1王妃への愛情を失うと次第に距離を置くようになります。そして、身体の弱かった第1王妃が床に伏せるようになると、国王は第1王妃を見限り、第1王妃が病死するまでほったらかしにします。

そんな様子を見聞きしていた第2王妃は、後唐とは別の国の王の娘です。つまり、王妃は、政略結婚として国王の第2王妃となっていたわけであり、国王への愛情などそもそも希薄だったのです。しかし、第2王妃は王妃としての務めとして国王と身体をかさね、第2王子・傑を出産しています。国王の後継者を残すという王妃としての務めを果たした第2王妃は、それ以降国王と距離を置くようになります。

互いに距離を置く国王と王妃ですが、国王としては他国の王の娘でもある王妃を邪険にも扱えず、王妃の存在は国王の悩みの種となっていきます。そんな中で長い遠征から帰国した国王は、しばらくぶりの王妃があいも変わらず素っ気無い事に辟易とし、王妃を疎むようになります。そして、国王は目障りでもある王妃を病死に見せかけて殺害しようと思案を巡らせます。

国王はどの様な方法で王妃を病死に見せかけて殺すのでしょうか?また、国王の謀略に気づいた王妃はどの様な行動を取るのでしょうか?にわかに暗雲が漂い始めた後唐国の宮廷内には、国王と王妃の関係性に起因する問題以外にも、国王と王妃がそれぞれに抱える不義に起因する問題が隠されており、これらの問題が更に大きな問題へと発展していくのです。

あらすじネタバレ:重陽の節句前

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:重陽の節句前…国王と王妃の関係が冷え切る中、邪気を払い長寿を祈る「重陽の節句」が迫ります。王妃は、重陽の節句が迫る以前から菊の花を形どった刺繍の制作を始めており、徐々に王妃の作る刺繍が完成に迫っていきます。そんな折、国王は「王妃の健康を考え、王妃には定めた時間どおりに薬を飲んでもらう」といった内容の掟を定めます。

こうして決められた時間に薬を飲む事を強要される事となった王妃は、日に日に体調を崩していきます。健康を考えて薬を飲むようになったにも拘らずです。この矛盾する状況に、王妃は薬の中身が毒薬である事を察します。王妃のこの推察は正しいもので、王妃が定刻に飲む薬の中には極微量のトリカブトが混入されていたのです。もちろん、これは国王が宮廷医に指示して行わせているものです。

つまり、国王は王妃を病死に見せかけてトリカブトの毒で毒殺しようと企てていたのです。その為に国王は宮廷内の掟にまで手をつけ、王妃に服毒を拒否できない状況まで作っています。こうした国王の企ては、瞬く間に王妃の身体を蝕んでいき、王妃は日に日に衰弱していきます。こうして国王の企てが成功するかに思われたのですが、王妃には国王の企てである事が分かっており、国王への反撃の機会を伺っています。

服毒を強要される形で自身の身体が蝕まれていく中、国王の企てである事に気づいている王妃は、自身が飲まされている薬の出所や、薬に含まれている毒を直属の密偵に探らせます。この王妃直属の密偵は、死んだ事になっていた第1王妃です。国王に見限られ、病死に至るまで放置されるという酷いめにあった第1王妃は、病死寸前の所を宮廷医・チャンに救われていたのです。

あらすじネタバレ:王妃が抱える秘密

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:王妃が抱える秘密…国王から毒を盛られるほど疎まれている王妃ですが、なぜ国王は王妃をここまで疎むのでしょうか?それは、王妃が抱える不義にあります。王妃は、第2王子・傑を出産して以降、ある男性と頻繁に逢瀬を重ねているのです。そして、その王妃の相手に国王が王妃を疎む理由が隠されています。

なんと、王妃が逢瀬を重ねている男性とは、第1王子である祥なのです。つまり、国王の第1嫡子であり、後唐国の正当継承者が王妃の不倫相手なのです。王妃の目線から見てもこの関係性は異常なもので、王妃は夫である国王の息子、つまり王妃にとって義理の息子にあたる人物と不倫関係にあるのです。この王妃の秘密は既に国王の知る所となっており、この異常な関係性に気づいた国王は王妃毒殺を企てたのです。

あらすじネタバレ:王妃を心配する傑

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:王妃を心配する傑…王妃が第1王子・祥と不倫関係にあり、国王はその事実を把握しています。しかし、王妃が出産した第2王子・傑はこの事を知りません。王妃を母親として慕う何も知らない第2王子・傑は、日に日に衰弱していく王妃の姿に胸を痛めます。そんなある日、第2王子・傑は王妃である母親が国王から用意された薬を飲むと手が震えだすという事に気づきます。

第2王子・傑は、後唐国の継承者は第1王子の祥であると理解していた為、継承権などにはさして興味を持っていません。しかし、王妃である母親を母親として慕う健全な思考を有した人物であった為、衰弱していく母親と、薬を飲んだ直後から震えだす母親の手など、自身が知りえた情報から国王に疑念を抱き始めます。

あらすじネタバレ:祥が愛する女性

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:祥が愛する女性…一方、第1王子・祥は、義理の母親である王妃と不倫関係を続けながら、別の女性とも逢瀬を重ねています。その女性とは、宮廷医チャンの娘です。第1王子・祥は、後唐国の正当継承者であり、ゆくゆくは国王になるはずの人物なのですが、自由奔放な人物でもあり宮廷医チャンの娘との駆け落ちを考えはじめます。

しかし、宮廷医チャンは国王側の人間であり国王の王妃毒殺に関して毒の調合をしており、第1王子・祥が逢瀬を重ねる宮廷医チャンの娘は、父が用意した毒を王妃に飲ませている毒盛り役だったのです。つまり、第1王子・祥は、義理の母親と不倫関係を築きながら、その義理の母親である王妃の毒殺計画に深く関与している女性を愛しているのです。尚、王妃は第1王子・祥と宮廷医チャンの娘が逢瀬を重ねている事を知っています。

あらすじネタバレ:王妃と密偵

映画「王妃の紋章」あらすじネタバレ:王妃と密偵…第1王子・祥と不倫関係を築く王妃、不義をはたらく王妃を毒殺しようとする国王、国王の命令によって王妃毒殺に加担する宮廷医チャンとその娘、そして宮廷医チャンの娘を愛している第1王子・祥、なんとも複雑でドロドロした関係が築かれていく宮廷内ですが、この複雑怪奇な関係性に王妃直属の密偵が加わります。

王妃直属の密偵は、既に紹介している通りかつての第1王妃であり、国王の酷い裏切りにあい死亡した事になっている人物です。しかし、生きながらえたかつての第1王妃は、現在は王妃直属の密偵であり、宮廷医チャンの妻として生きています。国王への復讐を心に誓う王妃直属の密偵は、「王妃が国王の指示によって毒を盛られている」という事実を裏付ける証拠を見つけ出し、王妃に報告します。

王妃の紋章の結末ネタバレ

結末あらすじネタバレ:謀反の計画

映画「王妃の紋章」結末ネタバレ:謀反の計画…密偵からの報告によって国王の陰謀を確信した王妃は、自身の息子であり第2王子でもある傑にこの事実を伝えます。国王にこれまで忠義を尽くして来た第2王子・傑は大きなショックを受けますが、誰よりも王妃を母親として慕う第2王子・傑は王妃の為に行動する事を心に誓います。

結末ネタバレ…そして、王妃が第2王子・傑に自身の王妃直属兵を託す事を伝えると、第2王子・傑は「重陽の節句」に謀反を起こすことを決めます。一方、第1王子である祥は、王妃と第2王子・傑が何やら不穏な動きを見せ始めている事に気づき警戒を強めるようになります。宮廷内がいよいよ不穏な空気に包まれる中、国王は王妃毒殺に関与させていた宮廷医チャンを宮廷から遠ざけ自身の謀略を隠蔽しようと行動を起こします。

結末ネタバレ…そして、非道な国王は宮廷医チャンを宮廷から遠ざけると、そこへ一団を送り込み宮廷医チャンを惨殺します。この時、宮廷医チャンの妻は命からがら逃げ延びており、王妃が放った一団によって保護されます。また、宮廷医チャンの娘は、第1王子・祥の元へ向かっていた為難を逃れています。九死に一生を得た宮廷医チャンの妻は、急ぎ娘の後を追い無事に娘と合流します。

結末ネタバレ…一方、宮廷では国王、王妃、第1王子・祥、第3王子・成が「重陽の節句」を祝おうと食卓を囲んでいます。そこへ宮廷医チャンの妻と娘の2人が乱入します。そして、宮廷医チャンの妻は、宮廷医チャンが国王直属の兵によって惨殺された事や、自身の正体などを全て洗いざらいぶちまけます。その後、宮廷医チャンの妻と娘は、宮廷を守る兵士らによって取り押さえられ、直ちに処断されてしまいます。

結末あらすじネタバレ:祥の本当の生母

映画「王妃の紋章」結末ネタバレ:祥の本当の生母…怒涛のように全ての事柄が動き出す中、一番ショックを受けたのは第1王子・祥です。なぜなら、自身が愛した宮廷医チャンの娘が、実は宮廷から逃げ延びた自身の母親である元第1王妃の子供だった為です。つまり、第1王子・祥は、種違いの妹を駆け落ちを考えるほど女性として愛し、逢瀬を重ねていたのです。

結末ネタバレ…そして、そのそもそもの元凶は父親である国王が、母親である元第1王妃に酷い裏切りを行なった為だったのですから、第1王子・祥のショックは計り知れないものです。こうして多大なショックを受けた第1王子・祥が茫然自失となる中、突如第3王子・成は剣を握ると第1王子・祥を刺し殺します。

結末ネタバレ…第3王子・成は、最も王位継承権から遠い人物であった為、王妃と第1王子の不倫関係を利用して王位継承権を手に入れようと目論んでいたのですが、宮廷医チャンの妻や娘が第3王子・成の謀略の目論みを台無しにしてしまった為強硬手段にでたのです。しかし、第3王子・成の強硬手段は宮廷を守る兵士達によってあっけなく鎮圧され、激昂した国王の手によって第3王子・成は殺されてしまいます。

結末ネタバレ…こうして、邪気を払い長寿を祈る「重陽の節句」を祝う席は、王家の人間同士が殺しあうという悲惨な席へと変貌してしまいます。そして、この悲惨な事態は更に酷い状況へと事態を進めていきます。王妃を守ろうと決意した第2王子・傑が謀反を起こしたのです。第1王子・祥、第3王子・成が死亡し、国王の跡取り候補は第2王子・傑しか残されていないにも拘らず、その第2王子・傑が謀反を起こしたのです。

結末あらすじネタバレ:追い詰められた傑

映画「王妃の紋章」結末ネタバレ:追い詰められた傑…国王の謀略によって衰弱する母親を守る為に謀反を起こした第2王子・傑は、王妃直属兵と共に宮廷に攻め込みます。宮廷は、第1王子・祥と第3王子・成が死亡するという大事件が起こった直後と言う事もあり一時大混乱となりますが、第2王子・傑の謀反は第1王子・祥によって警戒すべきだと報告されていた事から徐々に鎮圧され、やがて国王軍によって完全に沈静化されてしまいます。

結末ネタバレ…謀反が失敗に終わった王妃と第2王子・傑は、国王の前に連れてこられ、3人で「重陽の節句」を祝う卓を囲みます。この時、国王は「重陽の節句後に、第2王子・傑に王位を譲るつもりだった」と語りだします。国王は、第1王子・祥と王妃が不倫関係にある事を知っていましたし、第3王子・成には力量不足を感じていた為、第2王子・傑を跡取りと考えていたのです。

結末ネタバレ…しかし、第2王子・傑は、王位に執着していない事や、母親である王妃を毒殺しようとした国王の言葉を信じられないという事を伝え、謀反の罪に対する罰は自身一人が受けると言い出します。そんな第2王子・傑に対して、国王は「お前に罰は下さない。その代わり今後はお前が王妃に毒を盛れ」と命令します。

結末ネタバレ…国王の命令に困惑し、絶望する第2王子・傑は、母親である王妃の前に跪き謀反失敗を詫びると、自らの剣で喉を切り裂き自害します。第1王子・祥と不倫するような王妃を最後まで母親として慕った第2王子・傑の自害は、王妃に大きなショックを与え、王妃は日々出される毒薬をその場で多量に飲もうとします。しかし、瞬間的に様々な思考を巡らせた王妃は、毒薬を床にぶちまけ生き続ける事を心に誓います…(完)

王妃の紋章に関する感想や評価

この章では、映画「王妃の紋章」に関する感想や評価について紹介していきます。映画「王妃の紋章」を鑑賞した方の感想や評価として多く見られるのは「面白い」というものです。この面白いという感想は、ストーリーを面白いと感じた方や、戦闘シーンを面白いと感じた方など様々なようです。ともあれ映画「王妃の紋章」は、「面白い」という感想を述べている方が比較的多く見られますので、一見の価値は有ると言えそうです。

しかし、面白いという感想を抱く部分については人それぞれなようで、例えば戦闘シーンについての感想に注目すると、面白いという感想を述べている方と、くどいという感想を述べている方が存在します。こうした感想の相違が映画「王妃の紋章」の感想には比較的多く見られます。つまり、映画「王妃の紋章」は全てが面白いという訳では無く、なんらかの演出が鑑賞者の心を掴み「面白い」という感想を引き出しているようです。

この点は、映画「王妃の紋章」最大の特徴でもある色彩についても同様で、豪華絢爛な宮廷の様子や煌びやかな衣装などに好意的な感想を抱く方が多い一方で、目がチカチカする、時代考証がガバガバ過ぎて見るに耐えないといった否定的な感想も少なくありません。こうした感想を整理していくと、映画「王妃の紋章」には大きく分けて3つに分類される鑑賞ポイントがある事に気づきます。

それは、煌びやかな衣装や豪華絢爛な宮廷の様子から描き出される「色鮮やかな色彩」、圧倒的なスケールと膨大な人数による集団戦から描き出される「壮大なアクションシーン」、そして、複雑怪奇な人間関係を軸に描かれる「昼ドラなみにドロドロしたストーリー」です。この3つのポイントに対する感想がとにかく多く、その感想も一方向だけの感想ではなく、好意的な感想と否定的な感想といった二方向の感想が存在するのです。

この様に、感想を述べるポイントが複数存在する映画「王妃の紋章」は、良く言えば「見所の多い映画作品」であり、悪く言えば「詰め込みすぎた映画作品」とも言えそうです。また、これら3つのポイント以外にも結末を巡る感想が多く見受けられ、結末の強引さや、結末が描き出すバッドエンド感、結末から本作が何をテーマにした映画作品なのかが分かりづらい点などを酷評する声が少なくないようです。

ここまで映画「王妃の紋章」に関する感想や評価についてまとめて紹介してきましたが、総じて言える事は鑑賞した人によって大きく感想や評価が異なる作品という事です。ともあれ、映画「王妃の紋章」は、ストーリーこそドロドロしたものですが、中国映画の魅力が存分に詰まった比較的見やすい中国映画とも言われていますので、中国映画に触れる機会が少ない方は一度鑑賞してみるのも良いかも知れません。

王妃の紋章の衣装がすごい?

中国の煌びやかな衣装

映画「王妃の紋章」には、数々の煌びやかな衣装が登場します。また、映画「王妃の紋章」には豪華絢爛な宮廷の様子や多数の装飾品が劇中に描かれています。衣装をはじめとするこれら全ての小道具や大道具は、第79回アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされるほど高く評価あれています。また、映画「王妃の紋章」を鑑賞した多くの人が、色彩豊かな画面に釘付けになった旨の感想を発信しています。

王妃の紋章の主要キャスト

キャスト:チョウ・ユンファ

映画「王妃の紋章」で国王役を演じているのは、チョウ・ユンファさんです。チョウ・ユンファさんは、1955年5月18日生まれの香港出身です。テレビ俳優として芸能活動を始めたチョウ・ユンファ氏は、その後活動の場を映画にシフトし、1984年に公開された映画「風の輝く朝に」で映画俳優としての地位を築くと、1986年に公開された映画「男たちの挽歌」の大ヒットをキッカケに絶大な人気を獲得します。

中国国内で映画俳優としての確固たる地位を築いたチョウ・ユンファ氏は、1990年代からハリウッド映画に進出し、1998年公開の映画「リプレイスメント・キラー」や、2000年公開の映画「グリーン・デスティニー」での演技が高く評価されています。また、近年では、2007年に公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビア/ワールド・エンド」への出演が大きな話題となっています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」で国王の声を担当したのは、声優・小山力也さんです。小山力也さんは、1963年12月18日生まれのO型で、京都府の出身です。声優・小山力也さんは、海外ドラマ「24-TWENTY FOUR-」でのジャック・バウアー役で広く知られている人気声優です。

キャスト:コン・リー

映画「王妃の紋章」で王妃役を演じているのは、コン・リーさんです。コン・リーさんは、1965年12月31日生まれの中国・遼寧省の出身です。尚、国籍はシンガポールです。コン・リーさんは、既に紹介しているチャン・イーモウ監督の作品に数多く出演している女優であり、チャン・イーモウ監督とのコンビで数多くの賞を受賞しています。

コン・リーは、2005年に公開された映画「SAYURI」でハリウッドデビューを果たしており、2006年にはコリン・ファレルとジェイミー・フォックスのW主演が大きな話題を呼んだ映画「マイアミ・バイス」にも出演しています。この他にも、2007年公開の映画「ハンニバル・ライジング」や、2010年公開の映画「シャンハイ」に出演するなど、中国を代表する女優として現在も活躍を続けています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」で王妃の声を担当したのは、声優・湯屋敦子さんです。湯屋敦子さんは、1968年9月1日生まれのB型で、長崎県の出身です。声優・湯屋敦子さんは、多くの洋画吹き替え版で大人気女優・アンジェリーナ・ジョリーの声を担当している人気声優です。

キャスト:ジェイ・チョウ

映画「王妃の紋章」で第2王子・傑役を演じているのは、ジェイ・チョウさんです。ジェイ・チョウさんは、1979年1月18日生まれのO型で、台湾出身です。ジェイ・チョウさんは、素人参加番組で披露したピアノ演奏が評価され芸能界入りした人物で、ミュージシャンとして中国・台湾を中心に絶大な人気を誇っている人物です。

ジェイ・チョウさんの本格的な俳優としての活動は、2005年に制作された香港映画「頭文字D THE MOVIE」と言われており、2011年公開の映画「グリーン・ホーネット」でハリウッドデビューを果たしています。尚、ジェイ・チョウさんは、中国系大物著名人(ジャッキー・チェン、ジェット・リー、アンドリュー・ラウなど)から才能を高く評価されています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」で第2王子・傑の声を担当したのは、声優・高橋研二さんです。高橋研二さんは、1981年1月16日生まれのA型で、群馬県の出身です。声優・高橋研二さんは、アニメ作品やゲームソフトなどで数多くの作品に参加している人気声優です。

キャスト:リウ・イエ

映画「王妃の紋章」で第1王子(皇太子)・祥役を演じているのは、リウ・イエさんです。リウ・イエさんは、1978年3月23日生まれの中国・吉林省出身です。公表されている身長は185cmです。リウ・イエさんは、演劇大学在学中に1998年に公開された映画「山の郵便配達」で映画デビューを果たしています。

また、演劇大学卒業直後に出演した2001年公開の映画「藍宇~情熱の嵐~」での演技が高く評価され、史上最年少で台湾・最優秀主演男優賞を受賞しています。リウ・イエさんは、その後も中国制作の映画に多数出演しており、現在も中国映画界の第一線で活躍を続けています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」で第1王子・祥の声を担当したのは、声優・遠藤大智さんです。遠藤大智さんは、1981年2月3日生まれで、東京都の出身です。声優・遠藤大智さんは、映画「ミッションインポッシブルシリーズ」や映画「トランスフォーマーシリーズ」など、世界的な大ヒット作品に参加している人気声優です。

キャスト:チン・ジュンジエ

映画「王妃の紋章」で第3王子・成役を演じているのは、チン・ジュンジエさんです。チン・ジュンジエさんは、1991年9月1日生まれの中国・福建省出身です。公表されている身長は178cmです。

チン・ジュンジエさんは、今回紹介している映画「王妃の紋章」が映画デビュー作となっています。また、日本の大人気漫画「テニスの王子様」の中国語版ドラマ「網王(網球王子)」で主人公・越前リョウマ役(中国語版での役名は不明)を演じています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」で第3王子・成の声を担当したのは、声優・野島健児さんです。野島健児さんは、1976年3月16日生まれのA型で、東京都の出身です。声優・野島健児さんは、代表作を挙げるのが難しいほど数多くのアニメ作品で主要な登場キャラクターの声を担当している人気声優です。

キャスト:リー・マン

映画「王妃の紋章」でジァン・チャン役を演じているのは、リー・マンさんです。リー・マンさんは、1988年6月4日生まれの中国・遼寧省出身です。リー・マンさんは、チン・ジュンジエさんと同様に映画「王妃の紋章」で映画デビューを果たしています。そして、同作で中国映画祭の最優秀新人賞にノミネートされています。リー・マンさんは、現在も中国芸能界で活躍を続けています。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」でジァン・チャンの声を担当したのは、木下菜穂子さんです。木下菜穂子さんは、1980年11月13日生まれで、大阪府の出身です。木下菜穂子さんは、舞台女優として数々の公演をこなしており、声優としての活動は余り行なっていないようです。

キャスト:ニー・ダーホン

映画「王妃の紋章」でチャン医師役を演じているのは、ニー・ダーホンさんです。ニー・ダーホンさんは、1960年生まれ(誕生日は不明)の中国・黒龍江省出身です。ニー・ダーホンさんは、中国のテレビドラマや中国制作の映画に多数出演している俳優で、名バイプレイヤーとして活躍しています。ちなみに、2018年には中国制作の連続テレビドラマで主演を演じる等、近年更なる活躍を見せているようです。

日本語吹き替え版「王妃の紋章」でチャン医師の声を担当したのは、声優・金子達さんです。金子達さんは、1943年9月7日生まれで、東京都の出身です。声優・金子達さんは、吹き替え版を中心に声優活動を行なっており、数多くのヒット作に声優として参加しています。

王妃の紋章の主題歌

王妃の紋章の主題歌「菊花台」

映画「王妃の紋章」の主題歌「菊花台」は、第2王子・傑を演じたジェイ・チョウさんが担当しています。また、もう1つの主題歌「黄金甲」もジェイ・チョウさんが担当しています。尚、「菊花台」はアルバム「依然氾特西」に、「黄金甲」はアルバム「黄金甲EP」にそれぞれ収録されています。

王妃の紋章のあらすじや結末ネタバレまとめ

今回の記事では、映画「王妃の紋章」のあらすじや結末、視聴した感想などをネタバレ込みで紹介してきましたが如何でしたか?映画「王妃の紋章」は、中国制作の映画にしては主要人物が少なく、昼ドラテイストなストーリーも派手なアクションシーンで緩和されている為、比較的見やすい中国映画となっています。中国映画に馴染みの無い方は是非中国映画の世界に触れてみましょう!

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