きみが心に棲みついたの主題歌はE-girls！歌詞の意味や挿入歌も紹介

ドラマ『きみが心に棲みついた』は2018年１月23日から3月20日までTBS系で放送されていた日本のテレビドラマです。原作は、天堂きりんさんによる日本の漫画作品になります。ドラマ『きみが心に棲みついた』の主演を飾ったのは吉岡里帆さんです。本作で連続テレビドラマ初主演を務めました。

さらに、ドラマの内容だけでなく、ドラマ『きみが心に棲みついた』に選ばれた主題歌や挿入歌もドラマの雰囲気にあっていてとても良いと話題です。ここではそんな大人気ドラマ『きみが心に棲みついた』でE-girlsが歌う主題歌やその歌詞にこめられた意味について、さらに挿入歌についてもピックアップしてご紹介していきます。

ドラマ『きみが心に棲みついた』は、もともと天堂きりんさんによる日本の漫画作品になります。それを吉岡里帆さんが主演をつとめ、ドラマ化しました。臆病で依存心が強いネガティブな主人公･今日子＝キョドコ(吉岡里帆)が、対照的な2人の男性の間で揺れ動く、三角関係のラブホラーストーリーになっています。そんな2人の男の1人目は、漫画編集者の吉崎幸次郎(桐谷健太)。

もう１人は、自信がもてないキョドコを初めて受け入れてくれた大学時代の先輩である星名漣(向井理)。キョドコは吉崎との新しい恋で前向きな自分に変わろうと努力しますが、引き戻そうとする星名の魔の手に抗えません。ドラマ『きみが心に棲みついた』は、そんな主人公の女性が二人の男性の間で行ったり来たりと揺れ動く三角関係にゾクッとキュンが連続するような、今までにない新感覚のラブストーリーです。

吉岡里帆さんが演じる主人公・小川今日子は、下着メーカー「ラプワール」材料課に勤務しています。妹と比較されて育ったため自己評価が極端に低く、挙動不審な様子からあだ名は「キョドコ」。笑ってやりすごす癖があり、口べただが時折あふれ出る言葉は唐突で強烈なため周囲からは「変な子」だと思われています。

大学時代、勧誘を断れなかったため入会したサークルで孤立していたところをイケメン先輩･星名(向井理)に優しくされたことがきっかけで依存的な恋にはまってしまいます。

吉岡里帆は1993年1月15日生まれ。2016年の朝ドラ「あさが来た」に出演したことで一躍注目を集めます。その後、宮藤官九郎の脚本作品「ゆとりですがなにか」に出演し、その後も結婚情報誌「ゼクシィ」の9代目CMガールに抜擢されるなどでブレイクし、2017年の夏ドラマ「ごめん、愛してる」ではヒロイン役を務めました。

桐谷健太さんが演じた吉崎幸次郎は、一ツ木出版に勤務している素直で明るい脳天気な男性です。実は繊細で優しく、小説家になりたいという夢をひそかにもっているが執筆はとまったままです。

桐谷健太は1980年2月4日生まれ。2002年にドラマ「九龍で会いましょう」に出演したことで俳優デビューを果たしました。2008年のドラマ「ROOKIES」で知名度を高め注目を集めました。また、歌手として「海の声」もヒットし活躍しています。

向井理さんが演じた星名漣は、今日子の大学時代の先輩であり忘れられない男。大学卒業後は商社に就職し、今日子の勤める下着メーカーを買収したことで今日子の上司となります。自分を慕う今日子をいたぶるように振り回して楽しみますが、今日子が離れようとすると彼女を冷酷に支配するような態度をとります。

向井理は1982年2月7日生まれ。雑誌に掲載のバーテンダー時代の写真からスカウトをされます。妻は女優の国仲涼子。朝ドラ「ゲゲゲの女房」「とと姉ちゃん」、主演ドラマでは「ハングリー!」「永遠のゼロ」、をはじめとしたドラマに多数出演しています。また2017年出演作は企画･出演映画であり、自身の祖母の半生を描いた「いつまた、君と～何日君再来～」や「アキラとあきら」なども手掛けています。

この人気ドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌に抜擢されたのはE-girlsが歌う「Pain,pain」!この主題歌「Pain,pain」は2018年2月28日にリリースされ、魅力的な曲だと一躍人気を集めました。新生E-girlsの新たな新境地ともささやかれている主題歌の「Pain,pain」。

このドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌「Pain,pain」の歌詞を書き下ろしたのは、同事務所のEXILEやその他小泉今日子、藤井フミヤなどの数々の大ヒット曲を生み出す作詞家･小竹正人さんです。新しい体制になってからリリースされたシングル曲も全て小竹さんが作詞を担当していました。

小竹さんが織りなす妖しくも美しい世界観が繰り広げられた歌詞。ドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌のために歌詞を書き下ろされたといっても過言ではないナンバーとなっています。ドラマ『きみが心に棲みついた』の世界観に合わせたミステリアスな雰囲気がある中で描かれている歌詞には心に負った傷やひりひりするような感情が表現されています。さらに、サビになると一気に雰囲気が変わる曲調にも注目です。

ドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌タイトルである「Pain,pain」。「Pain」には単純に痛いという意味ではなく、罰や苦しみ･償いなどの様々な感情が入り混じり、その感情を言い表すための語として用いられています。痛みを表す単語には「ache」もあるが、これは身体の痛みに主に使われます。それに対して、主題歌のタイトルとして使われた「Pain」には、身体的な痛みだけではなく精神的な痛みとしても使うことができます。

そのPainを繰り返すことで日本語でいう「痛いの痛いの飛んでいけ」に当たる言葉の英語版だと思う人も多いが、この歌詞には「Pain pain,don't go away」＝「痛いの、痛いの、飛んでいかないで」という言葉が入っています。

go awayではなくdon't go away。痛みであるPainそのものが彼の存在であるというように感じてしまう危うさが表現されています。また、心の痛みや恋愛に対する複雑な感情が描かれ、その奇妙な世界観に引き込まれてしまう曲名となっており『きみが心に棲みついた』にもぴったりです。

ドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌を担当したのはE-girls。E-girlsは2011年に結成されチーム活動とともに楽曲もツアーも大成功をおさめてきました。しかし、そんな彼女たちの集大成ともいえる「E-girls LIVE 2017 ~E.G. EVOLUTION~」をもってプロジェクトは終了しました。

E.G.familyという新体制の発表とともに、E-girlsは11人の新たなグループとして活動を開始しました。そんな新しい編成になってから3ヶ月連続でシングルをリリースする順調なE-girlsのニューシングルがドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌「Pain,pain」です。

E-girlsの曲は基本的に明るい曲が多いですが、このドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌「Pain,pain」はダークな空気感からときめきのきらきら感への変貌が一瞬にして繰り広げられ、その瞬間に世界が変わる恋の引力そのもので、ドラマチックな曲となっています。

そんなドラマチックな曲にマッチしている幻想的なMVも話題となっています。か弱さとは少し違うような女性のダークな部分の魅力がみごとに表現されています。また、独創的かつカラフルな衣装をまとったメンバーたちのソロパートと、モノクロで統一された空間でのアグレッシブなダンスをみせるメンバー全員のダンスパートが交互に登場し、妖しげな世界観が繰り広げられています。

ドラマ『きみが心に棲みついた』の主題歌「Pain,pain」のMVにはドアがしっかりと閉じられた禁断の花園が登場します。扉は一冊の本の中にあり、本を開けたことで吸い込まれるように別の世界に入っていきます。その世界には壊れたような表情をしている女性をはじめとする様々な女性の姿があります。

そして青い蝶が舞い、籠に入れられていた鳥たちが自由に羽ばたくと同時に彼女たちも踊り出します。このような「Pain,pain」の歌詞に基づいた演出がより一層楽曲の深みを出しています。

主題歌「Pain,pain」の歌詞である、“禁断の花園で咲いてしまった私　実りはしない　恋だって構わない”というサビのフレーズからもわかるように、「Pain,pain」はドラマ『きみが心に棲みついた』の内容にリンクして書き下ろされた楽曲であります。

主題歌「Pain,pain」の歌詞にはどんなに傷をつけられようと、人に馬鹿にされようとあなたが好きで、みんな優しさと痛みを感じながら生きているとは思うし、悲しみは我慢できるけど孤独はいやだから愛されたい女心が描かれています。

また、自分を傷つけてしまうかもしれない人と恋に落ちてしまったことを禁断の花園で咲いた花にたとえており、もしあなたとの恋を阻むものが棘の道であっても痛み飛んでいかないで、と唱え、その痛みさえも受け止めたいという禁断の恋におぼれていってしまう女性の心情を描いています。

恋におぼれる人はそれが禁断の恋であると自覚するまでは、どれほど痛いことも幸せなことだと思い込んでしまいます。それを禁断の花園にたとえ、表現しています。傷つくことが予想されていてもあえてその恋へ向かっていってしまうコントロールすることのできない気持ちや、誰がみても辛い結果が待っているとわかっているのにその魅力から離れられずにその人にはまっていく気持ちが絶妙に描かれています。

このように主題歌「Pain,pain」の歌詞はまさにドラマ『きみが心に棲みついた』のために書き下ろされたものです。ドラマの主人公である今日子は親からも幼い頃からいじめられてきました。そんな愛情を知らずに育った経験から、自ら困難な場所を望んでしまう主人公の感情や世界観を詰め込んだ曲になっています。

ドラマ『きみが心に棲みついた』は、過去の恋愛にトラウマがある主人公の女性が、心の中に抱き続けている切っても切れない過去の恋愛に縛られながらも、新しい恋をして自分が前向きになるきっかけを与えてくれた男性の間で揺れ動く三角関係を描いたラブストーリーです。

そんな簡単には進まない歪な大人の恋愛をE-girlsの持ち合わせる疾走感と大人の女性の力強い歌詞でさらに深い感情を表現しています。この曲を作り出す、ドキドキな恋心の中でどこか胸を焦がすような切なさも感じる独特な世界観の歌詞にも注目です。

ドラマ『きみが心に棲みついた』の放送をより一層盛り上げているのは、主題歌のE-girls「Pain,pain」だけではなく、挿入歌であるBiSHのアイナ･ジ･エンドをボーカルに加えたMONDO GROSSO「偽りのシンパシー」です。

この挿入歌「偽りのシンパシー」はドラマの中での絶妙なタイミングで流れることで視聴者の心を揺さぶりをかけ、ドラマの世界観により奇妙さと深みを生み出しています。この挿入歌を担当したMONDO GROSSOは、日本の元バンドで現在は大沢伸一のソロプロジェクトです。バンド名であるMONDO GROSSOはイタリア語で「大きな世界」という意味になります。

楽曲のジャンルはクラブ･ミュージックが中心で、ジャズやソウル、ヒップホップ、R&Bなど音楽性の幅がとても広いのが特徴です。また、対照的にハウスやブレイクビーツ、テクノといったデジタル系の音楽がベースとなっている楽曲も数多く手掛けています。

この挿入歌であるMONDO GROSSOの「偽りのシンパシー」でボーカルを務めたのがBiSHのアイナ･ジ･エンド。アイナ･ジ･エンドは1994年12月27日生まれで大阪府出身。彼女はBiSHの初期メンバーであり、BiSHの曲の振り付けもほとんど担当しています。彼女はもともと自分の声が嫌いでしたが、今ではその声でソロデビューを果たすなど、業界を震撼させるほどの影響をもたらしています。

また、メジャーデビューする前の苦労したエピソードには事欠かない彼女ですが、今ではその独特なハスキーボイスでファンを魅了し続けています。その独特な声に、湘南乃風の若旦那も『すばらしいハスキーボイスの持ち主』と絶賛しています。さらに彼女の歌声は,音楽業界の中でも話題となっています。そんな大注目のアイナ･ジ･エンドがボーカルを務めた挿入歌「偽りのシンパシー」も必見です!

今回はドラマ『きみが心に棲みついた』で抜擢された主題歌であるE-girls「Pain,pain」の歌詞の意味や、挿入歌についてご紹介しました。ドラマにぴったりの主題歌と挿入歌によってより一層ドラマに魅力を与えています。ドラマ『きみが心に棲みついた』を観た人も、まだ観てない人も今度は主題歌と挿入歌にも注目して是非ご覧ください!