2018年11月18日公開
2018年11月18日更新
ハゲタカのあらすじをネタバレ!ドラマ最終回の結末と原作との違いは?【綾野剛】
綾野剛さん主演の2018年ドラマ「ハゲタカ」のあらすじや最終回結末をネタバレでご紹介していきます。綾野剛さん主演「ハゲタカ」は2007年に大森南朋主演ドラマ「ハゲタカ」のリメイクとして、話題になりました。しかし、ただのリメイクではなく、前作までの実写化や原作で描かれなかったエピソードも描かれているそうです。今回は、そういったエピソードを中心にあらすじネタバレや最終回結末をご紹介していきます。さらに、原作とドラマとの違いについてもみていきます。
目次
ハゲタカのあらすじをネタバレ調査!
大森南朋主演ドラマ「ハゲタカ」のリメイクとして、話題になった綾野剛主演2018年ドラマ「ハゲタカ」のあらすじや最終回をネタバレでご紹介していきます。2018年版では前作までの実写化や原作で描かれていないエピソードも描かれているようです。今回は、そういったエピソードを中心にキャストやあらすじ、最終回をネタバレし、「ハゲタカ」の原作とドラマとの違いについてもご紹介していきます。
ハゲタカドラマ情報
今回、ご紹介する綾野剛さん主演のドラマ「ハゲタカ」は2018年夏ドラとして、テレ朝系列で放送されました。実は「ハゲタカ」の実写化は今回が初めてではなく、2007年にNHKで大森南朋さん主演ドラマ「ハゲタカ」が最初です。2009年にはその続編が映画化されました。そして約9年後の2018年、テレ朝系列でドラマ「ハゲタカ」が製作されました。
2018年ドラマ「ハゲタカ」は、既にドラマ化も映画化もされている作品のリメイクを綾野剛さん主演で作るということで、放送前から注目されていました。さらに、2018年 「ハゲタカ」では、2018年現在に鷲津がいたら?というエピソードも放送されました。これは、前回までの実写化でも原作でも描かれていないそうで、原作者が今回のドラマのために書き下ろしたストーリーとなっています。
ハゲタカの原作小説について
ドラマ化や映画化された「ハゲタカ」の原作は真山仁氏の小説です。真山仁氏は経済小説を多く手掛ける小説家さんで、代表作は「ハゲタカ」シリーズです。ハゲタカシリーズは「ハゲタカ 上」「ハゲタカ 下」「ハゲタカⅡ 上」「ハゲタカⅡ 下」などです。
「ハゲタカ」シリーズは、サラリーマンを中心に、爆発的な人気を博し、累計240万部以上を売り上げるベストセラーとなりました。小説「ハゲタカ」が出版されてから、15年近くたちますが、いまなお根強い「ハゲタカ」ファンがいるそうです。
ハゲタカの出演キャスト一覧
2018年ドラマ「ハゲタカ」のあらすじや最終回あらすじをネタバレで紹介する前に、2018年版ドラマ「ハゲタカ」のキャストを簡単に紹介していきます。
綾野剛(鷲津政彦役)
鷲津政彦を演じた綾野剛さんは1982年生まれ、岐阜県出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 2014年ドラマ「すべてがFになる」主演の犀川創平
- 2015・2017年映画「新宿スワン」主演の白鳥龍彦
- 2015・2017年ドラマ「コウノドリ」主演の鴻鳥サクラ
- 2017年ドラマ「フランケンシュタインの恋」主演の怪物
- 2017年映画「武曲 MUGOKU」主演の矢田部研吾
杉本哲太(佐伯宗徳役)
佐伯宗徳を演じた杉本哲太さんは1965年生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 1999年ドラマ「救命病棟24時」堺慎一
- 2008年~2017年ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」西城章
- 2010年映画「アウトレイジ」池元組若頭
- 2018年ドラマ「FINAL CUT」井出正弥
- 2018年~ドラマ「相棒」シリーズで衣笠藤治
光石研(中延五郎役)
中延五郎を演じた光石研さんは1961年生まれ、福岡県北九州市出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 1978年映画「博多っ子純情」主演の郷六平
- 2015年映画「天空の峰」佐久間福井県消防課長
- 2017年映画「アウトレイジ」シリーズで五味英二郎
- 2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」明智光秀
- 2017年朝ドラ「ひよっこ」福田五郎
渡部篤郎(芝野健夫役)
芝野健夫を演じた渡部篤郎さんは1968年生まれ、東京都新宿区出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 1999年ドラマ・2000年映画「ケイゾク」真山徹
- 2009年ドラマ・2012年映画「外事警察」主演の住本健司
- 2013年映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」橡脇孝一郎
- 2015年ドラマ「銭の戦争」赤松大介
- 2017年ドラマ「パパ活」主演の栗山航
池内博之(アラン・フジタ役)
アラン・フジタを演じた池内博之さんは1976年生まれ、茨木県勝田市(現・ひたちなか市)出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 1998年ドラマ「GTO」村井国雄
- 2013年大河ドラマ「八重の桜」梶原平馬
- 2013年日中合作映画「スイートハート・チョコレート(Sweetheart Chocolate)」でW主演の木場総一郎
- 2015年映画「S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」古橋誠二朗
- 2018年「イノセント・デイズ」井上敬介
小林薫(飯島亮介役)
飯島亮介を演じた小林薫さんは1951年生まれ、京都府出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 1996~2015年ドラマ「ナニワ金融道」シリーズで桑田澄男
- 2009~2014年ドラマ「深夜食堂」シリーズで主演のマスター
- 2013年映画「舟を編む」荒木公平
- 2015年ドラマ「天皇の料理番」芹沢寛利
- 2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」南渓和尚
沢尻エリカ(松平貴子役)
松平貴子を演じた沢尻エリカさんは1986年生まれ、東京都出身です。主な出演作品は次の通りです。
- 2012年映画「ヘルタースケルター」主演のりりこ
- 2015年映画「新宿スワン」アゲハ
- 2015年ドラマ「ようこそ、わが家へ」神取明日香
- 2014年ドラマ「ファースト・クラス」主演の吉成ちなみ
- 2018年「不能犯」W主演の多田友子
ハゲタカのあらすじをネタバレ解説!
ここまで、ドラマ「ハゲタカ」のキャストを簡単にみてきました。ここでは、ドラマ「ハゲタカ」の最終回の1つ前の7話までのあらすじをネタバレでご紹介していきます。
第1話のあらすじネタバレ
1990年代、バブル崩壊後の日本では、全国の銀行が多くの不良債権を抱え苦しんでいました。そんな中、メガバンクの三葉銀行も723億円もの不良債権を抱えていました。そこで、三葉銀行は回収が難しい不良債権をまとめて投資ファンドに買い取ってもらうバルクセールを日本で初めて行うことにしました。買い取る側として、外資系投資ファンドの「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表・鷲津政彦が現れました。
鷲津たちが調査した結果、回収が不可能な債権が多く含まれており、三葉銀行は手取り63億円を提示されました。これは、三葉銀行の買取希望額300億円を大きく下回る結果でした。もちろん、激怒する三葉銀行の幹部たちでしたが、膨大な額の不良債権が片付くのであればと契約にサインするのでした。三葉銀行では次のバルクセールを行うことになり、常務飯島は次はオークション形式でと考えますが、鷲津が裏で手をまわします。
結果、一発入札という形になり、鷲津の部下のアラン・フジタが鷲津の指示で、三葉銀行側の内通者に金を渡し、他社の金額を聞き出します。そして、それらを上回る金額を鷲津が提示し、ホライズンジャパン・パートナーズが入札できました。
第2話のあらすじネタバレ
4年後、鷲津は三葉銀行の常務の飯島と会い、三葉銀行保有の太陽ベッドの債権譲渡を求めます。太陽ベッドは、大手寝具メーカーで、浪費好きの経営者一族が幹部で会社経営は腐敗し、会社に負債があるのに驕奢な社宅で安穏としている社員たちの会社でした。三葉銀行から債権を買い取った鷲津は改革に乗り出します。鷲津は経営権の譲渡などの条件を呑めば債権を手放すといいますが、現在の地位にしがみつきたい社長に断られます。
そこで鷲津は幹部たちに、彼らの横領の証拠とゴールデンパラシュート(巨額の退職金)を示し、太陽ベッドを揺さぶります。焦った太陽ベッドは三葉銀行との相談の結果、スポンサーをオークションで決めることにしました。不正に金額をつり上げるアトムファンドとの競争を制し、ホライズンジャパン・パートナーズが入札に成功しました。
一方、経営に苦しむ老舗の「日光みやびホテル」の松平貴子が新社長になり、三葉銀行から新規の融資を受けます。しかし、鷲津の次のターゲットはホテルの再建を目指す「日光みやびホテル」でした。
第3話のあらすじネタバレ
日光の有数の老舗ホテルだった「日光みやびホテル」は、貴子の父の放漫経営のために落ちぶれ、ホテルを任される予定の貴子の妹の夫の寿も失踪。日光みやびホテルでは親族で株式の7割以上を保有しており、鷲津は寿の持ち株を譲り受け経営に口出し可能になっていました。一方で三葉銀行の常務の飯島が「三葉ふるさとファンド」という地元企業を支援するプロジェクトを進めていました。しかし、これの真の狙いは別にありました。
「三葉ふるさとファンド」の黒い狙いを聞いた新社長の貴子は、鷲津に買収の条件として自分たち経営陣を辞めさせないことを提示します。そして、貴子は自分たちの力でホテルを立て直すのだと言い張り、鷲津はその要求を認めます。一方で、鷲津は飯島ら三葉銀行が買収する前に太陽ベッドとつるんでマネーロンダリングしていた証拠を探しており、三葉銀行の芝野はそれを飯島に報告。飯島は鷲津に会い、隠し口座のリストを渡します。
さらに、鷲津にかつて飯島に陥れられて自殺した鷲津の父親の肉声テープを聞かせます。激怒する鷲津に飯島は、自分の行いは日本のために必要だったと言います。翌日、鷲津は三葉銀行の悪事を新聞で暴露します。「日本を潰す気か!」と憤慨する飯島に、鷲津は「ハゲタカ冥利に尽きる」と言い放つのでした。鷲津に協力した芝野は三葉銀行を辞め、鷲津の会社に誘われるも家族との時間を大切にしたいからと断るのでした。
第4話のあらすじネタバレ
9年後、芝野は経営再建を目指す日本大手電機メーカー「あけぼの」の執行役員になり、「あけぼの」の買収を狙っていた鷲津は、芝野の登場でとりあえず保留を決定しました。一方、PCメーカー「ファインTD」の社長の滝本(高嶋政伸)も同じく「あけぼの」の買収を画策。そこで、鷲津は「あけぼの」と「ファインTD」の買収を計画し始めます。しかし、鷲津はアメリカ本部との電話会議を何度も無視し、会長から睨まれていました。
滝本は「あけぼの」の株を手に入れるためにTOB(株式公開買い付け)を仕掛けます。それを聞き、燃える鷲津に芝野がファインTDの資金源を明らかにします。ファインTDのバックには、プラザグループというアメリカの軍事産業がついており、兵器開発のために「あけぼの」の技術を欲しがっていました。あからさまに日本企業の買収に動けないプラザグループがファインTDを使って「あけぼの」の技術を手に入れようとしていました。
ホライズンジャパン・パートナーズのアメリカ本部もプラザグループと裏で通じており、鷲津に「あけぼの」から手を引くように指示するのでした。しかし、鷲津は「あけぼの」救済のために友和的な買収に動きます。しかし、鷲津に反発するアラン・フジタが鷲津の行動を本部にチクり、鷲津はクビに。代表にはアラン・フジタが就任しました。それに反発する鷲津の部下の佐伯と中延は会社を辞職し、鷲津についていきます。
第5話のあらすじネタバレ
ホライズンジャパン・パートナーズを去った鷲津は、佐伯と中延らと共に新しく「サムライファンド」を立ち上げます。「あけぼの」は役員会議で、プラザグループが狙うレーダー開発部の売却先を話し合います。鷲津のファンドの名が挙がりますが、鷲津に不信感を抱く会長に却下されます。また、プラザグループと裏で繋がる滝本も会長に売らないと宣言されます。しかし、滝本はなんとか説得しようと会長を唆します。
そんな中、鷲津は「あけぼの」買収のための資金調達に奔走します。一方で、貴子のもとへアラン・フジタから日光みやびホテルの売却の連絡が入ります。アラン・フジタは鷲津が買収した企業を一気に売却の方向に動いていたのです。その頃、鷲津は滝本と会い「あけぼの」は決して譲らないと言い放ちます。しかし、滝本は不敵な笑みを浮かべていました。その直後、ニュースで「あけぼの」のコンピュータの不具合が報道されました。
それを受けて、株価が暴落するあけぼの。鷲津と滝本はあけぼのの株を買いまくります。しかし、滝本がやや優勢でした。そこでやってきたのが芝野です。芝野が「あけぼの」の社員たちの持ち株(全体の20%)を買い集め、鷲津に加勢してくれました。さらに、鷲津と芝野は政府機関である日本ルネサンス機構の特別顧問に転身していた飯島も鷲津に協力を仰ぎに行きます。
そして鷲津は突如、鷲津のサムライファンドが「あけぼの」にTOB(株式公開買い付け)をすることを緊急記者会見を開き、公表しました。さらに、その会見でファインTDの滝本に「あけぼの」を立て直すことはできないと喧嘩を売る発言をするのでした。
第6話のあらすじネタバレ
滝本はメディアを通じて、鷲津のネガティブキャンペーンを行い、勝負を挑んできます。一方の鷲津は、あけぼのとファインTDの合併を阻止するため、あけぼのの株式3分の1以上取得を目指します。そして、鷲津と芝野はそれが実現した時にクーデターを起こす算段をつけます。その頃、日光みやびホテルはアラン・フジタに売却され、クラウンセンチュリーホテルという外資の傘下に入ることになりました。
一方でアラン・フジタは本部の命令に背き、日光みやびホテルを売却したことを咎められ解雇されてしまいます。その頃、鷲津は滝川のネガキャンを逆に利用してメディアに出演し、アメリカの軍事産業のプラザグループがファインTDのバックにいることを暴露します。それを受け、プラザグループが大胆な動き出し、プラザグループがあけぼのに直接TOBを行う予定だと報じられます。
実現すれば、潤沢な資金を持つプラザグループが明らかに優勢です。資金面で劣るサムライファンドは、プラザグループの弱みを探り始め、不正の情報を手に入れます。情報元は弁護士グループ、その中にアラン・フジタの父親の名がありました。アラン・フジタは自分がかつて追い出した鷲津に罪悪感を抱いており、今回は鷲津に協力してくれるのでした。鷲津はアラン・フジタからプラザグループの不正の証拠を受け取ります。
さらに、鷲津は飯島に協力を頼みますが拒否されます。そこで、鷲津はメディアを通して、日本ルネッサンス機構はアメリカが怖いから協力してくれなかったと公表します。それでも協力を渋る飯島に鷲津は、飯島のツテで総理大臣の紹介を頼みます。鷲津は総理大臣を弱みで脅し、プラザグループのあけぼのへのTOBを批判する声明を発表させました。その後、プラザグループ会長が不正疑惑で逮捕されたというニュースが流れました。
これで、サムライファンドがファインTDの持つあけぼのの株式(全体の6%)を買い取れば、鷲津のあけぼの買収が果たされます。鷲津はあけぼのの株を売らないと、今度はファインTDにTOB(株式公開買い付け)を行うと滝本に迫り、あけぼの株の買取に成功しました。こうして、鷲津が買収したことで、あけぼのは新たなスタートを切りました。
第7話のあらすじネタバレ
2018年夏、日本有数の大手重工業メーカー「帝都重工」の「データ改ざん」が発覚し、日本は揺れていました。飯島は日本ルネッサンス機構の会長になり、首相官邸にまで影響力を持っていました。官僚たちは帝都重工が潰れれば、天下り先がなくなることを危惧し、飯島に助けを求めます。その頃、芝野は「芝野ビジネスパートナーズ」を興し、企業再生の専門家として有名になっていました。飯島は芝野に帝都重工の再建を頼みます。
しかし帝都重工は公にできない事情を抱えており、途方に暮れた芝野は鷲津を頼ります。2人に飯島は、政府機関の日本ルネッサンス機構では税金投入になるため、買収できないから民間に頼らざるを得ないと告げます。さらに、帝都重工買収と言っても厳密には株式の3分の1だけを買い取ってくれ、という頼みでした。即答できない2人はその場を後にしますが、飯島は2人が断れないように何か策を弄しているようです。
その頃、クラウンセンチュリーホテルの傘下に入った日光みやびホテルの貴子は、傘下からの独立を目指し奮闘していました。そこに、日本ルネッサンス機構から資金援助の話がもたらされます。一方、鷲津は帝都重工を調べ始めます。そこで、新たな帝都重工の不祥事「不正会計」が報じられます。それを見た鷲津は、不正会計の内部告発をした嶋田という女性に会いに行きます。鷲津は内部告発が彼女一人の判断ではないと睨みます。
そして、芝野は会社の上層部が嶋田に責任転嫁したことを認めました。さらに、飯島はサムライファンドを利用して帝都重工で権力を得ようと企んでいたのです。すべてを知った鷲津は帝都重工の買収を止め、鷲津は帝都重工の社長になりました。そして、サムライファンドを辞めます。サムライファンドの新社長は佐伯がなりました。一方、飯島に不信感が募る貴子は日本ルネッサンス機構からの申し出に返事ができずにいました。
そのうち、貴子は芝野から鷲津が帝都重工の社長になること、その就任会見を日光みやびホテルで開きたいと考えていることを聞きました。芝野ともに鷲津に会いにやってくる貴子。次の最終回で鷲津の帝都重工社長就任会見が始まります。
ハゲタカの最終回の結末をネタバレ解説!
ここまで、2018年版ドラマ「ハゲタカ」の最終回手前までのあらすじをネタバレでみてきました。いよいよ、2018年版ドラマ「ハゲタカ」の最終回あらすじをネタバレでご紹介していきます。
最終回あらすじ①鷲津の就任会見
日光みやびホテルで鷲津の帝都重工社長会見が開かれることになったお礼を言いに、貴子が鷲津のもとへやってきます。貴子は鷲津に、日本ルネッサンス機構に資金援助してもらい「日光みやびホテル」のクラウンセンチュリーホテルからの独立を目指していることを伝えます。鷲津にとっては、鷲津の行動を抑制するために日本ルネッサンス機構、つまり飯島が、貴子と日光みやびホテルを人質いしたという形になったということです。
そして、帝都重工の社長就任会見で鷲津は「30日以内に帝都重工に革命をもたらす」と公言するのでした。翌日から帝都重工では経営再建のための会議が開かれます。芝野の再建のための発言を重役たちは一切聞き入れず、鷲津は意見すら言わないままで会議が終了してしまいます。この状況に危機感を感じた芝野は社員個々の意見をヒアリングすることにしました。しかし、鷲津はそのヒアリングに参加しませんでした。
最終回あらすじ②それぞれ奔走する芝野
社員一人一人のヒアリングを始めた芝野は平社員から帝都重工の再建など今更無理だと弱気な発言を聞きます。それは今回報じられた「データ改ざん」も「不正会計」も代々の社長が続けてきた伝統のようなものだからだそうです。一方、鷲津は帝都重工の関連企業や子会社などを回っていました。鷲津は帝都重工の小会社の一つ「スペース・フロンティア・ジャパン」で、帝都重工との取引開始時からの帳簿をチェックします。
その頃、鷲津の古巣のサムライファンドでは、元鷲津の部下たちが帝都重工の株価チェックを行いました。そして、鷲津の帝都重工社長就任会見以降、株価が上昇していること。その株価上昇はアメリカの投資グループによるものだということが分かりました。そこに、貴子がサムライファンドを訪ねてきます。来た理由は、日本ルネッサンス機構が日光みやびホテルの周辺のホテルに融資している理由を探ってほしいという依頼でした。
そんな時、鷲津は飯島に呼び出され、日本ルネッサンス機構で飯島の後継者にならないかという打診をされました。さらに、そこのトップに立てば、日本企業を好きに操れるという甘い囁きもされるのでした。鷲津は「魅力的ですね」と答え、その場を後にします。
最終回あらすじ③アジア重工業会議
アジア重工業会議がもうすぐ日光みやびホテルで開かれます。しかし、その会議への鷲津の参加を阻止する動きがあります。その異変に気付いた芝野は鷲津のもとへ。しかし、鷲津は「もう終わった仕事」と言うだけでした。芝野は飯島の思い通りに事が運んでいると焦ります。一方で、貴子から鷲津に電話があり、貴子はアジア重工業会議に関する相談があると鷲津に告げます。そして逆に、鷲津も貴子に頼みごとをするのでした。
アジア重工業会議の当日、鷲津が会議に参加するのを阻止したい真壁(伊武雅刀)のもとに、鷲津が帝都重工にいないという連絡が入ります。何が何でも鷲津の参加を防ぎたい真壁は貴子に、部外者を入れないように念押しするのでした。会議が始まり、真壁が帝都重工の今回の2件の不祥事についての説明を始めます。それは帝都重工の本社は一切不正に関わっていないという、小会社や関連企業に責任転嫁する説明でした。
最終回あらすじ④鷲津登場!
真壁が説明を続ける中、突然会場が暗転しスクリーンが下りてきます。そして、そこに帝都重工のデータ改ざんに関する記録がスクリーン上に現れました。焦る真壁、そこで鷲津が姿を現します。会場はざわつき、真壁と帝都重工の悪行が会場に集まったアジア中の重工業メーカーから糾弾されます。そこで、芝野が帝都重工の不正には代々の社長が関わってきたと発言します。これは、帝都重工が潰れかねない規模の暴露でした。
「日本を潰す気か!」と鷲津を叱責する真壁に対して鷲津は、潰れるのは日本をダメにしてきたあなたたちだ、と発言するのでした。会議後、真壁は報道陣に囲まれ、激しく追及されました。さらに、帝都重工の株価が急落し、安くなったところをサムライファンドが買い集めました。そこに、アラン・フジタが電話を掛けてきて、協力したいと申し出るのでした。
最終回あらすじ⑤ラストどうなる?
会議後、アラン・フジタとサムライファンドの社員が手を組んで、帝都重工にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表。すべては鷲津の計画通りに事が進みました。一方、日光みやびホテルはサムライファンドがクラウンセンチュリーホテルから買い取ることになり、日光みやびホテルの独立が決まりました。
飯島は帝都重工の株を買い漁っていたアメリカの投資グループに損失を与えたという理由で、日本ルネッサンス機構の会長職をクビになりました。アラン・フジタとサムライファンドは帝都重工の株式を51%取得し、新しい帝都重工の社長に芝野を据えました。最後に、鷲津は「日本でやることはやった!」と満足げに、サムライファンドの社員に見送られて海外へ旅立っていきました。
ハゲタカの原作とドラマの違いを調査!
ここまで、2018年綾野剛さん主演ドラマ「ハゲタカ」の最終回までのあらすじと最終回あらすじをネタバレでご紹介してきました。ここでは「ハゲタカ」の原作小説とドラマ版との違いについて、みていきます。
原作では鷲津のキャラ設定が違う?
ドラマ版「ハゲタカ」の鷲津政彦は「できる男」という役作りがされていると言われています。一方で、原作小説「ハゲタカ」の鷲津は「冴えないおじさん」というイメージらしいです。また、ドラマ版「ハゲタカ」の鷲津は、元銀行員で行員時代に芝野の後輩だったという設定です。
一方で、原作小説「ハゲタカ」での鷲津は、ジャズピアニストを志し、渡米。そこで、ハゲタカファンドに勧誘され、企業買収の道へ、という設定だそうです。そのため、芝野とはバルクセールのときに初対面でした。
原作では鷲津に恋人が!?
原作小説「ハゲタカ」では、鷲津に恋人がいるそうです。ドラマ版「ハゲタカ」の鷲津は堅物で女性の影がありませんでしたが、原作小説「ハゲタカ」の鷲津は、相当なプレイボーイとして描かれているそうです。原作小説「ハゲタカ」で描かれている鷲津の恋人の名前は「リン」です。
ドラマ版でも、リンは登場しますが、鷲津の恋人ではなく、ただの部下です。一方で、原作でのリンの登場回数はかなり多く、仕事のパートナーとしても恋人としても、公私ともに鷲津を支えているそうです。
原作では登場しないキャラ
前述の恋人としてのリンとは逆に、原作には登場せず、ドラマ版「ハゲタカ」だけのオリジナルキャラもいるそうです。1人目は「三島由香」です。ドラマ版では鷲津が、銀行員時代に彼女の父親の会社に貸し渋りを行い、自殺に追い込んでしまうという話があります。しかし、原作小説「ハゲタカ」では、三島由香というキャラも出てこず、そのようなエピソードもないそうです。
ドラマ版「ハゲタカ」では登場するのに、原作で登場しないキャラ、2人目は「西野治」です。西野治の実家は老舗旅館を営んでいましたが、鷲津に買収&売却され、父親が死に追い込まれます。ドラマ版では重要人物として描かれていますが、実は原作には登場しないキャラだそうです。
原作ではアラン・フジタのキャラ設定も違う?
「ハゲタカ」の主要キャラ、アラン・フジタのキャラ設定もドラマ版と原作で少し異なっているそうです。ドラマ版では、"仕事ができる"ダンディなビジネスマンという雰囲気のアランですが、原作ではゲームオタクという設定もあるそうです。仕事ができるビジネスマンという点では、ドラマも原作も同じだそうですが、原作では仕事が終わり、帰宅すると寝食を忘れるほどゲームにのめり込むというオタクな一面も描かれているそうです。
このように、原作小説「ハゲタカ」とドラマ版「ハゲタカ」には数々の異なった設定があります。もっと細かい違いもあるようですが、これらの違いに着目して、原作小説「ハゲタカ」とドラマ版「ハゲタカ」の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ハゲタカのあらすじネタバレまとめ
いかがでしたか?綾野剛さん主演2018年ドラマ「ハゲタカ」のあらすじや最終回をネタバレで紹介し、原作とドラマとの違いについてもみてきました。原作だけの設定やドラマオリジナルの設定などがあり、どちらも「ハゲタカ」という作品を楽しめるようになっています。今回の記事をきっかけに、ドラマ「ハゲタカ」に興味を持って頂ければ幸いです。