2018年11月14日公開
2018年11月14日更新
ハゲタカの主題歌はミスチルのSINGLES!歌詞やタイトルの意味は?
ミスチルの待望の新曲「SINGLES」が、テレビ朝日系木曜9時の「ハゲタカ」の主題歌となりました。「ハゲタカ」は原作の人気小説をドラマ化したもので、バブル崩壊後の日本で綾野剛(あやの ごう)演じる企業買収のスペシャリスト鷲津(わしづ)が、次々と企業買収し再生させていく経済ドラマです。そんな話題作の主題歌に抜擢されたのが、「Mr.Children」こと「ミスチル」の「SINGLES」です。それでは、主題歌の「SINGLES」の歌詞やタイトルの意味を詳しくみていきましょう。
目次
ハゲタカの主題歌が気になる!
原作である人気小説の「ハゲタカ」が、今回テレビ朝日系でドラマ化されました。このドラマで使用される主題歌が、一体どのアーティストの曲を使用しているのか、気になっている人も多いのではないでしょうか?主題歌は、あの人気バンド「Mr.Children」こと「ミスチル」の「SINGLES」が使われています。前回の新作「here comes my love」が2018年1月19日に配信限定で発売されてから、約6ヶ月ぶりの待望の新曲です。
「ハゲタカ」は2007年にNHKで大森南朋(おおもり なお)さん主演でドラマ化されいます。その後、映画化にもなった人気ドラマ「ハゲタカ」の主人公鷲津(わしづ)を、今回のテレビ朝日系では連ドラ初主演となる綾野剛(あやの ごう)さんが演じました。2度目のテレビ化ですが、NHKの「ハゲタカ」を見た人は、内容がどう違うのか気になったことでしょう。
では、そんな「ハゲタカ」の主題歌「SINGLES」を作っている「ミスチル」とは、どんなアーティストなのか、主題歌「SINGLES」の歌詞に込められている意味とは?詳しくみていきたいと思います。まずは、テレビ朝日系でドラマ化された「ハゲタカ」の内容を、少しおさらいしてみましょう。主題歌「SINGLES」の歌詞の意味を考えるヒントになるかもしれません。
ハゲタカとは?
「ハゲタカ」は、2018年7月19日から9月6日までテレビ朝日系の木曜9時のドラマとして放送されました。原作は作家の真山 仁(まやま じん)さんが2004年に発表された、累計240万部を超える人気小説「ハゲタカ」「ハゲタカⅡ」をドラマ化したものです。
主演を綾野剛(あやの ごう)さん、ヒロイン役を沢尻エリカ(さわじり えりか)さんが演じています。その他、小林薫(こばやし かおる)さん、渡部篤朗(わたべ あつろう)さんなど豪華俳優陣が出演している話題作です。では、「ハゲタカ」の物語はどのように展開されているのでしょうか?簡単に内容をみてみましょう。
ドラマのあらすじ
「ハゲタカ」とは、企業買収のスペシャリストの主人公、鷲津雅彦(わしづ まさひこ)が、「ハゲタカ」と非難されながらも、次々と経営危機に陥っている大手有名企業を買収し、再生させていく物語です。
「ハゲタカ」は1話から3話までの第1章、4話から6話までの第2章、7話・8話の第3章から成り立っています。第1章の1997年から第2章の2010年を経て、第3章の2018年と時間がどんどん流れて行きます。約20年間の紆余曲折する人間模様が描かれていて、大変見応えのある作品です。
第1章は、1997年にバブル崩壊後に多くの不良債権を抱えていた大手銀行の1つである三葉銀行が、大量の回収することが難しい不良債権をまとめて投資会社に売る「バルクセール」を日本初として行うところから物語は始まります。
渡部篤郎さん演じる、三葉銀行の室長である芝野健夫(しばの たけお)は、この「バルクセール」で、綾野剛さん演じる主人公の鷲津雅彦(わしづ まさひこ)が代表の外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」と会います。
芝野は、最低希望買取価格を鷲津に伝えましたが、4週間後の査定結果の回答日に予想を下回る驚きの価格を伝えられました。この金額に三葉銀行の面々は憤りをあらわにしましたが、鷲津は、なぜその金額になったのか査定の詳細を話し始めます。不良債権を早く処理したい三葉銀行は、渋々、鷲津の査定結果を受け入れました。
小林薫さん演じる三葉銀行常務取締役の飯島亮介(いいじま りょうすけ)は、バルクセールが外資のハゲタカに上手くやられたことを知ります。その後に開かれた三葉銀行の役員会議で、2度目のバルクセールは自分が仕切ることを伝えました。
一方、鷲津はホテル暮らしをしている東京クラウンセンチュリーホテルのロビーにいました。そこに、バルクセールで買い取った会社の1つである、伝統ある料亭「金色庵」の社長が現れます。
会社の債権を勝手に売ったことを知った社長は腹を立て、その場にいた鷲津(わしづ)に大声で叫び詰め寄ります。それに気づいた、沢尻エリカさん演じるホテルのフロントマネージャー松平貴子(まつだいら たかこ)が止めに入り、社長を落ち着かせます。
その後、鷲津がイヌワシを見るために訪れた日光で、松平貴子に再び出会います。貴子は生前祖母が大切にしていた実家の「日光みやびホテル」を自分が捨ててしまうのではないかと悩んでいることを、鷲津に伝えます。その後、貴子は決心をし実家の日光みやびホテルへ戻り、経営悪化していた実家のホテルを立て直すために奮闘します。
しかし、そんな矢先に鷲津が代表のホライズンジャパン・パートナーズが日光みやびホテルへ訪れて、貴子にこのホテルを買い取る予定だということを伝えます。驚いた貴子は鷲津へ理由を聞きます。
こうして、ホライズンジャパン・パートナーズ代表の鷲津と三葉銀行常務取締役の飯島、室長の芝野、日光みやびホテルへ戻った貴子を中心に物語が展開していきます。次々と企業買収を成功させていくホライズンジャパン・パートナーズですが、第2章、第3章と物語が展開していくにつれて、鷲津が仲間の裏切り会ったり、手強い大手の有名企業社長が出現したり、敵対するファインドが現れたりと、息を呑む展開が待っています。
ハゲタカの主題歌SINGLESを歌うミスチルとは?
ミスチルを知っている人は多いと思いますが、バンドが出来た経緯やバンド名の由来は知らない人もいるのではないでしょうか。ミスチルは1989年結成し、2017年にデビュー25周年を迎えた人気の4人組みロックバンドです。数々の賞やドラマの主題歌などに曲が使用されています。
では、そんな「ハゲタカ」の主題歌「SINGLES」を作った「ミスチル」とはどんなアーティストなのでしょうか。バンドが出来た経緯や名前の由来を確認しながら、少し掘り下げておさらいをしてみましょう。
「ハゲタカ」の主題歌になっているミスチルの「SINGLES」は、2018年10月3日に発売された最新アルバム「重力と呼吸」の中に収録されています。発売日当日に、「SINGLES」のショートバージョンのミュージックビデオが、同じく「重力と呼吸」の中に収録されている「Your Song」と共に公開されました。
ミスチルのメンバー紹介
ミスチルのメンバーは、ボーカル・ギターの桜井和寿(さくらい かずとし)さん、ギターの田原健一(たはら けんいち)さん、ベースの中川敬輔(なかがわ けいすけ)、ドラムスの鈴木英哉(すずき ひでや)の4人で活動しています。
ボーカル・ギターの桜井和寿さんは東京都出身です。デビュー前からほとんどの楽曲を作詞・作曲をしています。ギターの田原健一さんは福岡県出身です。何度か転校をして、東京都に住むことになりました。曲によってはグロッケン、ピアニカ、マンドリンを担当することもあります。
ベースの中川敬輔さんは、長崎県出身です。ギターの田原さんと中学からの同級生で、バンドを組む時に田原さんがギターを選らんだので、自分はベースを選んだそうです。ドラムスの鈴木英哉さんは東京都出身です。ミスチルに一番最後に加入しています。ミスチルではムードメーカー的な存在です。
ミスチルの始まりは?
1985年に高校の軽音部でバンド名「Beatnik」に入っていました。「Beatnik」は桜井さん、田原さん、中川さんの3人を含む5人組みバンドでした。1987年にバンド名を「THE WALLS」へ変更して、翌年の1988年にコンクールのテープ審査へ応募しました。
そして、そのテープ審査に無事通過したのですが、ライブ審査が始まる前にドラムが脱退してしまいます。その時に、別のバンドのメンバーだった鈴木さんに代役をお願いしました。その後、鈴木さんが正式加入し、現在の4人になりました。
1989年にバンド名を「Mr.Children」に変更して、渋谷道玄坂にある老舗のライブハウス「渋谷La.mama」などでライブ活動を始めました。そして、1991年に後にミスチルのプロデューサーとなる小林武さんに出会っています。
バンド名Mr.Childrenの由来は?
現在のバンド名「Mr.Children」になるまで、何度かバンド名を変えているミスチルですが、そもそもどうして「Mr.Children」というバンド名を付けたのでしょうか?少し掘り下げてみましょう。
バンド名の「Mr.Children」の「Children」は、言葉の響き好きだからという理由でバンド名に入れましたが、大人になった時に「Children」はどうだろうということから、反対の意味となるMr.を付け加えました。しかし、メジャーデビュー後、事務所から「もっとプレゼンがうまくならないといけない」という理由から、「大人から子供まで幅広く聞いてもらいたい」と後から意味を追加しました。
ミスチルの受賞歴
知らない人はいないほど人気のあるロックバンドのミスチルは、主題歌に曲が使用されているだけでなく、数々の賞も受賞した経歴があります。1994年に「innocent world」で初の日本レコード大賞を受賞して、その後、日本有線大賞の最多リクエスト曲賞や有線音楽優秀賞(ポップス)を受賞しています。
2004年にはTBSドラマ「オレンジデイズ」の主題歌にもなった「Sign」で、2度目の日本レコード大賞を受賞しています。他にも、日本ゴールドディスク賞やゴールデン・アロー賞の受賞歴があります。
数々のドラマで主題歌になっているミスチルの曲
数々の受賞歴があるミスチルですが、過去にもドラマや映画で主題歌として曲が使用されていることを、知っている人は多いです。「ハゲタカ」は今年の夏に放送されたドラマですが、「ハゲタカ」以外の最近のドラマや映画で使用されているミスチルの主題歌を知っていますか?少しおさらいしてみましょう。
「足音~Be Strong」は、2014年11月19日に発売され、フジテレビ系ドラマ「信長協奏曲」の主題歌になりました。小栗旬(おぐり しゅん)さん主演のごく普通の高校生が、現代から戦国にタイムスリップして騒動を巻きおすという、斬新な戦国物語です。
その後、2017年1月11に発売された「ヒカリノアトリエ」は、NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌となりました。渡邉このみ(わたなべ このみ)さんが演じた手芸好きな主人公すみれが、戦争によって家や財産を失った後、手作りした子供服をきっかけに他の女性と共に会社を起こします。昭和初期の激動の時代を行きた主人公をすみれの人生が描かれています。
2017年には、7月26日に発売された「himawari」が、同年に公開された住野よるさん原作の人気小説を映画化した「君の膵臓をたべたい」の主題歌で使用されました。浜辺美波(はまべ みなみ)さんが演じた主人公のクライスメイトで、重い膵臓病を患っている山内桜が書いていた闘病日記を、たまたま主人公の僕が見つけます。
桜良の死後、ある事をきっかけに僕と桜良の親友の京子は、桜良が本当に伝えたかったことを知ることになります。そして、誰も想像していなかった結末へと物語が進んでいき、最後に主題歌の「himawari」が流れ、感動のラストシーンを包み込みます。
2018年1月19日に発売された配信限定の曲「here comes my love」は、フジテレビ系ドラマ「隣の家族は青く見える」の主題歌です。深田恭子(ふかだ きょうこ)さんが演じる主人公の五十嵐奈々は松山ケンイチ(まつやま けんいち)さんが演じる夫の大器と家を買うお金を貯めながら、小さなアパートで暮らしていました。
集合住宅の「コーポラティブハウス」を購入したことで、同じ住宅に住む他の家族と共同空間を共有することとなります。そこから奈々と大器は、親たちや住民たちが起こす大騒動に巻き込まれていくという物語です。
歴史の物語から学園ものまで、幅広くミスチルの曲が主題歌として使われていることが分かりました。今回の「ハゲタカ」は、ご紹介した最近のドラマや映画とは、また一味違った雰囲気の物語です。では、そんな「ハゲタカ」に使用されている主題歌「SINGLES」とは一体どんな曲なのでしょうか?
ハゲタカの主題歌の歌詞やタイトルの意味は?
SINGLESの言葉の意味と曲のイメージ
なぜ主題歌に使われている曲に「SINGLES」とタイトルをつけたのかは、まだ発表されていないため詳しくは分かりません。しかし、タイトルや歌詞に込められている意味を、英語の箇所を訳しながら少し考えてみたいと思います。
主題歌のタイトルにもなっている「SINGLES」は、日本語ではそれぞれの、別々の、個々のという意味があります。テニスや卓球などのスポーツで1対1で行われる試合はシングルスといいます。これは、1人1人が集まって行われるため、「SINGLE」に「S」が付いて「SINGLES」と複数形になります。
シナリオを読ませて頂いたときに感じたギラギラした何か、哀愁や孤独や激しさ、 そういった強いエネルギーに巻き込まれながら、この曲を録音しました。
ミスチルのボーカル・ギター桜井さんは上記の引用のように曲の収録とこの曲のイメージを発表しています。
主題歌SINGLESの歌詞
主題歌「SINGLES」の歌詞にはサビ部分で「I have to go」という言葉が出てきます。この言葉は日本語に訳すと「行かなければならない」という意味になります。この歌詞には、過去にとらわれず前に進まなければならないと、そんな強く前向きな思いが込められているのではないでしょうか。
ハゲタカの主題歌へのネットの反応とは?
さて、ハゲタカの主題歌「SINGLES」ですが、ネットの反応はどうなっているでしょうか?前作から約6ヶ月ぶりですから、聴ける日を楽しみに待ちわびてた人もいることでしょう。では少しみてみましょう。
ハゲタカの主題歌ミスチル♡
— Ayano🦅 (@amurochan_go) June 29, 2018
メッチャ楽しみ(๑ ˭̴̵̶᷄൧̑ ˭̴̵̶᷅๑)
早く動く綾野剛を堪能したいぞ⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ pic.twitter.com/81mvv4cCgi
「ハゲタカ」の主題歌がミスチルの「SINGLES」だと分かって、ドラマが始まることを楽しみに待っている人が沢山いました。毎回のドラマの最後にタイミング良く流れる「SINGLES」を聴いて鳥肌が立った人もいます。
綾野剛さん演じる鷲津政彦さんの気をひきしめた頬がキューになって主題歌が流れるとか……タイミングが良すぎてハゲタカなだけに鳥肌が立ったのは私だけでしょうか?#ハゲタカ #第1話 #綾野剛 #SINGLES pic.twitter.com/nMSAxIHkLt
— ハートマト (@heartomato1) July 21, 2018
爽やかでエネルギー溢れる主題歌「SINGLES」はミスチルしか作れない曲といっても良いのではないでしょうか。
ハゲタカの主題歌についてまとめ!
「ハゲタカ」の主題歌に使用された、ミスチルの待望の新曲「SINGLES」の歌詞やタイトルの意味を、ミスチルのメンバー紹介やバンド名の由来も交えてご紹介いたしました。「ハゲタカ」はバブル崩壊後の経営危機に陥っている大手有名企業を、主人公の鷲津が次々と買収し再生していく物語です。「SINGLES」は、タイトルの意味がまだ詳しくは分かりません。
しかし、歌詞のサビ部分で出てくる「I have to go」の言葉のように、過去にとらわれず前に進まなければならないと、強く前向きな思いが込められている歌詞ではないでしょうか。まるで「ハゲタカ」の主人公の鷲津の生き方と重なるのではないでしょうか。