ゼイラムは雨宮慶太監督の特撮SF映画!最強のヒロインやあらすじ・評価を紹介

「ゼイラム」は雨宮慶太監督の特撮SF映画。1991年12月21日に公開。高嶋政宏主演の特撮SF映画「ガンヘッド」でエフェクトアニメーションを担当した雨宮慶太が脚本と監督を担当。ネタバレあらすじは賞金稼ぎのイリアは古代の生物兵器ゼイラムを捕獲すべくゾーンという空間に閉じ込めるも、二人の地球人を巻き添えにしてしまう。作戦成功のため奮闘するイリアを描いた作品。「ゼイラム」はSFファンから絶賛された雨宮慶太監督の出世作です。

ゼイラムは雨宮慶太監督の特撮SF映画!最強のヒロインやあらすじ・評価を紹介のイメージ

目次

  1. ゼイラムのヒロインやあらすじが気になる!
  2. ゼイラムの映画作品情報
  3. ゼイラムの映画登場キャスト
  4. ゼイラム主人公のイリアは特撮最強のヒロイン?
  5. ゼイラムのあらすじネタバレ
  6. ゼイラムの結末ネタバレ
  7. ゼイラムを観た評価や感想は?
  8. ゼイラムのヒロインやあらすじまとめ

ゼイラムのヒロインやあらすじが気になる!

さて今回ご紹介するのは「牙狼」〈GARO〉シリーズで有名な雨宮慶太監督のデヴュー作で出世作である映画「ゼイラム」です。簡単なあらすじは凶悪な宇宙生物ゼイラムが逃亡し、それを追って地球にやってきた賞金稼ぎのイリアはトラブルから地球人の神谷、鉄平と共闘することになるというあらすじです。ネタバレしてしまうとこの陣笠被った野武士のような生物自体がゼイラムに寄生された宇宙人。

まずは映画「ゼイラム」についての簡単な作品情報。ヒロインのイリアを含めた登場人物キャスト。そして、イリアが特撮映画最強かの検証。そして、ゼイラムのネタバレあらすじをご紹介し、ネタバレあらすじの結末検証。続いてネタバレあらすじでのゼイラムの感想をご紹介し、雨宮慶太監督の現在などボリュームたっぷりのネタバレのまとめをお届けさせて頂きます。どうか皆様最後までお付き合いください。

ゼイラムの映画作品情報

「ゼイラム」は1991年12月21日に公開された日本の映画作品。上映時間97分。製作予算は3000万円程度という低予算。それというのも雨宮慶太監督自身がまだまだ駆け出しという時期であり、なかなか予算がつくような身分や知名度ではなかったため。髙嶋政宏(兄の方)主演の特撮映画「ガンヘッド」のスタッフとして参加後にゼイラムの監督となりました。ちなみにガンヘッドの評価は劣悪。

映画の劇場公開では上映館数もほとんど確保出来ず厳しい状況での公開となりながらも実績が評価に繋がった背景には当時から始まっていた「レンタルビデオ」の果たした役割が大きく、バンダイヴィジュアルから発売されたVHSのレンタルビデオで視聴者を獲得して雨宮慶太ファン層を開拓したことによります。

90年代は映画を観る場合、映画館に足を運ぶかテレビ放映されたものを観るか、レンタルビデオの三択しかなかったわけです。そうした事情もあってレンタルレンタルビデオ店が大繁盛して個人経営の店もかなり多かったのですが、現在は巨大チェーン二社の寡占状態にあります。なんとも寂しい話ですが、ネット配信でその経営すら危うくなりつつある状況です。

ゼイラムの映画登場キャスト

それでは映画「ゼイラム」の登場キャストをご紹介します。とはいえ、主要登場人物は3人。ゼイラムとボブを足しても5人です。

イリア/森山祐子

宇宙から来た賞金稼ぎ。やり口はかなり乱暴で違法スレスレの行為も多い。見ての通りの美少女だがとても毒舌。多額の借金(行き過ぎた破壊行為の代償)を抱え、ゼイラムに掛かった莫大な報奨金での返済を目論んでいます。ゾーンの使用で3割引になるのも嫌がるほどのドケチ。

森山祐子名義での出演は「ゼイラム」と「ゼイラム2」のみ。他は「森山ゆうこ」として出演。2004年頃までは活動していたようですが、現在は引退されてしまったようです。

神谷/ 螢雪次朗

俗物を画にしたようなオッサン。趣味は競馬。バツイチでかつて女房に逃げられた過去を持ちます。今は行きつけのスナックのママにぞっこん。ですが、センスが崩壊しており、花束として仏花を用意したり、プレゼントとして般若の面を贈るなどしているせいで気色悪がられています。いちいち文句の一言を言わずにはおれない性格です。

ちなみに螢雪次朗さんは縁あって「牙狼」シリーズにも倉橋ゴンザ役としてレギュラー出演しています。脇役メインですが長いキャリアを誇る俳優さんです。

鉄平/井田州彦

わりとイケメンな神谷の後輩。会社の経理の子と交際中。本人は隠しているつもりでしたが神谷との会話でどんどんバレていきます。彼女の写真を貼った時計が宝物で大事に身につけています。また、見た目以上に度胸があり、イリアの荷物にあった「食用ゴキブリ」も喰ったほか、爆撃されながらも原付で突っ込むという無茶もします。普段はわりと温厚でイヤとは断れない性格です。

井田 州彦さんも井田 弘樹から井田國彦と芸名を変えて現在も脇役メインで活動中です。残念ながら牙狼シリーズには声がかからなかったようです。

ゼイラム/ 吉田瑞穂

凶悪な宇宙生物。とにかく頑丈でしぶとい。下図は第1形態で第2形態、最終形態まで3段階に変化する。傘の額にあたる場所の小さな顔が生体部分でネタバレするとコイツがゼイラム本体。野武士みたいなのは寄生された宇宙人です。生体部分で生物を捕食し、種を生み出してコピーを作り出し、命令することも出来ます。

もっとも捕食した相手の能力にもよります。イリアならともかく地球人程度だとダメダメなようです。ちなみにゼイラムの発する音はお経などを混ぜています。

ボブ/半田雅和

沈着冷静かつ理路整然としたイリアの相棒である電子頭脳。おそらくは本体は別の処にあって現地調達出来る部品で再現されています。指示はわりと的確なのですが伝えるのが「少し遅い」。また完璧にはほど遠くミスも連発します。わりと諦めの良い方で、ゼイラム捕獲作戦に神谷と鉄平が巻き込まれた時点で資格剥奪もやむなしと考えたほどです。

密教で使われる独鈷杵(どっこしょ)に似ていますがクルクル回転します。こうした日本人的なセンスも雨宮慶太監督によるもの。

通行人/ 桂正和

いわゆる友情出演。「ウイングマン」「電影少女」「I's」「ゼットマン」などの代表作を持つ集英社ベースの人気漫画家。

ゼイラム主人公のイリアは特撮最強のヒロイン?

なにをもって「最強」と定義するかが微妙ですし、そもそも「ゼイラム」は特撮第二期(着ぐるみ時代からCGも使用)に入ったばかりの作品。それこそVFX全盛の現代特撮だったら「寄生獣」(2014年公開)の田宮良子(深津絵里)なんかは劇中で一切本気出して戦いませんが、一瞬で惨殺死体の山を築けます。「SPEC劇場版」(2012年、2013年公開)の当麻紗綾(戸田恵梨香)だってあらゆるSPECホルダーを召喚可能な化け物。

「ゼイラム」シリーズのイリアはその候補の一人という事ですし、特撮第二期に限ってということであればあるいは最強ではないかということです。この特撮第二期の扉を開いたという意味で雨宮慶太の果たした役割は非常に大きく、固定観念に縛られていた当時の特撮ヒーロー(ゴジラ、ガメラ、ウルトラマン、スーパー戦隊、仮面ライダー)たちに対してより自由な発想とより大胆な世界観での活躍が出来るようになりました。

雨宮慶太自身「昭和仮面ライダー」末期シリーズの製作に携わっており、彼らの縛り(正義の味方でないといけない。残虐な描写は出来ない。人間が変身するものではなくてはいけない)といった制約を十分すぎるほど理解していました。その上で、自主製作として「ゼイラム」を作ったことに意義があるわけです。これが異色の特撮ヒーロー魔界騎士牙狼〈GARO〉を産むに到る道筋となっていきます。

そして仮面ライダーも時代が平成に入るとなんでもアリに。悪の仮面ライダーだって登場しますし、仮面ライダー同士が戦うのも当たり前に。二人で一人に変身する仮面ライダーなど「縛り」は壊れていきます。そしてVFXの時代に突入するとこれまで映像化は無理だと考えられてきた作品が日の目を見ます。それが「寄生獣」であり「進撃の巨人」であり「ジョジョの奇妙な冒険」といった作品です。

ネタ元が不足しているハリウッドに対し、漫画、ライトノベル、アニメといった多彩なサブカルチャー文化を持つ日本は「なにがヒットするか?」だけが大問題です。実際のところ作って公開してみないと結果が分からない。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズは大ヒットの上で完結し、その後継作「DESTINY 鎌倉ものがたり」も興行収入32億円のヒット作に。西岸良平さんの漫画は特別根強い人気があるわけでもない。

それでも劇場版を作ったら大当たり。人気漫画「銀魂」実写劇場版は第2作もロングランヒットで35億円を稼ぎ出し、第3作目の製作もほぼ確定。なのにジョジョはハズレ、BLEACHもハズレ、逆に映画プロデューサーさんたちが頭を抱える状況がありありと見えます。「なんで?人気原作なのにこの差はなんなの」。まだ実写製作がされていない「ONE PIECE」や「NARUTO」はどうなる事やらです。

本題の史上最強特撮ヒロインですが、これから産まれるかも知れません。ハリウッド実写版の「攻殻機動隊」は作られましたが、邦画実写版「攻殻機動隊SAC」が作られると最強ヒロインに草薙素子が名乗りを上げる可能性があるわけですから。

ゼイラムのあらすじネタバレ

それではここから映画「ゼイラム」のネタバレあらすじを開始します。古い作品ですし、何処で区切るという区切りもないのでほぼノンストップでネタバレあらすじをご紹介します。ネタバレすると観る気が失せる方のためにいつもは配慮するのですが、これは特撮映画。読んだだけでは面白みが全然伝わりませんのでネタバレの限界にチャレンジしたあらすじに致します。

なんだか昔のファミコンソフトのタイトル画面のようですが、秋葉原での一幕が終わって登場する実際のタイトルです。あるいは意図的なのかも?

ゼイラム逃亡

遙か宇宙、凶悪な生物「ゼイラム」は護送中に乗組員達を悉く殲滅して逃亡を果たします。その連絡は賞金稼ぎ達に即座に伝達され、イリアと相棒のボブがこの件を引き受けると了承します。

神谷と鉄平の幸運と不幸。そして、長い一日。

秋葉原の電気街。喫茶店で電気工の神谷は競馬で大当たりして上機嫌。そのまま外に出ると謎の美少女がリンゴを落とします。神谷は声を掛けようとその後を追います。一方、神谷の後輩である鉄平は彼女との電話の最中。約束の時間が遅れることを説明し、なかなか現れない神谷を待っていると店主からあれは神谷じゃないのと指摘されます。神谷に追いついた鉄平は神谷がフラフラ歩いていた理由を尋ねます。

車に乗り込んだ神谷と鉄平は謎の美少女のことや、鉄平の彼女のことなどを話題にして盛り上がります。神谷は五時に遊びに行く約束をしていましたたからそれまでに仕事を片付けなければなりません。

一方、イリアは買い物を済ませてアジトに引き揚げ、相棒の電子頭脳ボブと打ち合わせします。「ゼイラム捕獲」のためにゾーンを使用する。イリアはその方法は避けたかったのですが、やむを得ません。今回はボブの立てた作戦プランに沿って行動するという約束でした。イリアはゾーンの名称を「ゼ・イラム」と呼称し設定を整えます。

一方、神谷と鉄平は予定時刻を過ぎて終業しようという矢先に緊急の連絡を受け、引き込み電線の撤去に向かいます。そこはなんとイリアのアジトでした。ついてないことに丁度ゼイラムが大気圏に落下突入する途中でした。鉄平はゾーンの発動に巻き込まれ神谷の前から消えてしまいます。神谷の前にイリアが現れますが完全に無視して作業を進めます。

ゾーンだとは気づかないゼイラムは地上に降り立ちます。一方、イリアに纏わり付いていた神谷もゾーン内に転送されてしまい、面倒になったイリアは神谷をセーブガンで拘束します。鉄平はゾーン内でウロウロしているうちにゼイラムに遭遇してしまい銃を突きつけられて慌てて逃げ出します。ゼイラムは鉄平追跡のためリリパットを召還。

イリアはゼイラムを発見するや挑発。罠を仕掛けた場所に誘導します。廃工場内にゼイラムを誘導したイリアはトラップの発動後、切り札である「セーブガン」(神谷に使ったアレ)でゼイラムの動きを封じて一件落着かと思いきや、そうは行きませんでした。額の生体部分で拘束を解除したゼイラムは罠を脱出し、セーブガンを弾き飛ばします。その頃、鉄平はセーブガンで拘束された神谷を発見します。

イリアとゼイラムは激しい銃撃戦になります。しかしゼイラムに銃弾は効果がありません。ボブの指示でシールドを貼っていることを教えられたイリアは攻撃手段を変えますがやはり効果無し。銃での撃ち合いに意味がないと悟ったゼイラムは折れた電柱をイリアに投げつけます。

電柱の直撃にも耐えるイリアはこのままでは埒が明かないと、アーマーを発動して接近戦に打って出ます。一方、廃工場での爆発音に気づいた鉄平は現場に向かいます。接近戦でもゼイラムは強力。イリアは追い詰められますがボブの助言でトラップユニットを使用してゼイラムを行動不能に陥れます。

ボブの助言でセーブガンの位置を教えられたイリアはどうにかセーブガンを回収しますが、ゼイラムは小型の魔獣リリパットを召還します。リリパットとの戦いの間にゼイラムは体制を立て直し、イリアに再び襲いかかります。肉弾戦で追い詰められたイリアはトドメを刺そうとするゼイラムの一瞬の隙をついてセーブガンを発射してゼイラムを拘束するのでした。

丁度そのとき鉄平がイリアに合流しようとしていました。一方、ゼイラムが残したリリパットの種が転がっていることにイリアは気づきませんでした。かなり乱暴な形でイリアは神谷と鉄平に事情を説明します。明らかに悪いのはイリアですが、そんなことなどお構いなしです。

ともあれゾーン内から転送脱出する手筈となりボブが装置を作動させたところ、残っていたリリパットがイリアに襲いかかり、神谷と鉄平がゾーン内に、イリアとリリパットがゾーン外に分断されてしまいました。イリアはリリパットを始末した後に転送装置の復旧を試みます。それを待つ間に鉄平はイリアの荷物を物色して武器などがないか確かめます。

案の定、鉄平を追跡していたリリパットが出現し、神谷と鉄平は武器を物色してどうにか倒します。しかし、流れ弾がゼイラムのセーブ装置に当たってしまいます。その頃、イリアは悪戦苦闘中。転送装置を修理しようとしますがシステムダウン。それどころかゼイラムのセーブ装置に異常が発生。イリアは鉄平達に戦い方を教えてゼイラムを迎撃させることを提案しますがボブは資格剥奪だと反対します。

そんな悠長なことなど言ってられませんでした神谷は軽トラックを直結で稼働させ、鉄平はゼイラムを轢いた後にバックでトドメをさそうとしますが無駄。ゼイラムは生体部分で神谷の皮膚を食いちぎります。どうにかその場は逃げ出す二人。

ゼイラムは捕食した生物の遺伝子から生物を作り出す機関をもっておりリリパットなどは正にソレだったわけです。そこで神谷の遺伝情報をもとに生物を作ったところ、これ以上ないほどの出来損ないが誕生。怒ったゼイラムは踏み潰します。正に時間と労力の無駄。

神谷行きつけのスナック(勿論、ゾーン内なので無人)で応急手当をした後、鉄平はイリアのパックにあった食用ゴキブリを取り出します。食ってみると意外と美味しい、神谷はげんなりです。神谷はママにぞっこんでしたが非常識すぎる神谷のセンスに呆れて嫌っていました。

イリアは通信装置を送って神谷と鉄平に提案します。急に殊勝な態度になったイリアは自分が指示を出すので二人でゼイラムと戦ってと言い出します。冗談じゃない話ですが、そうでもしないと先にやられてしまいそうです。自己紹介を済ませた神谷、鉄平、イリア、ボブですが早速、ゼイラム襲来。

神谷と鉄平はビール倉庫に隠れますがゼイラム相手に無謀というもの。神谷は手当たり次第に爆弾を投げますが鉄平とはぐれてしまいます。一方、イリアはなんとかできないものか思案していましたがボブは剥奪時の証拠作成と諦めモード。ゾーン内の「0ポイント」つまりイリアのアジトのある地点なら確実に転送が出来る。イリアは鉄平に連絡して「0ポイント」に向かうよう指示。イリアを信じた鉄平は原付で急ぎます。

先回りされてゼイラムの猛攻を浴びる鉄平ですが、怯まずに前に進みます。しかし落車してしまったピンチにショベルカーに乗った神谷が颯爽と登場しますが、敢えなく撃沈。二人のピンチを救ったのは駆けつけたイリアでした。ゼイラムをバズーカで吹き飛ばしますが、なんだか様子がヘンです。なんと分離した頭部から手足が生えてきます。

こうして第二形態と化したゼイラムとイリアたちの戦いが再スタート。切り札となるメティウス砲を鉄平が急いで取りに行きますが、ボブのミスで上下座標が狂っていました。ビルの上にあるメティウス砲を取りに一平は走りイリアは足止めに奮闘します。

ようやくメティウス砲を見つけたものの組み立て方が分からず神谷と鉄平が困っているとイリアがやってきます。素早く組み立てたイリアはメティウス砲を発射。第二形態のゼイラムは砕け散ります。まだ残った頭部をセーブガンで拘束するイリア。神谷と鉄平はほっと胸を撫で下ろします。

やっとイリアのアジトへ戻った神谷と鉄平はボブと対面します。神谷と鉄平に続いて、セーブガンで拘束されたゼイラムの頭が。どかしてくれと言われてもなかなか近づけない二人を文字通り嘲笑い、頭部だけのゼイラムは飛び回った後に最終形態へと変貌します。

幸い最終形態は移動速度が遅いので鉄平たちが力尽くで抑え込みます。一方、崩壊を始めたゾーン内にイリアは取り残され、神谷はボブから断線したコードを修理してイリアを呼び戻そうとします。鉄平は正に喰われそうなピンチ、直前のムチ攻撃でケーブルは断線。

神谷が切れたケーブルをどうにか繋いだことでイリアは無事に帰還。すぐさまゼイラムにトドメの銃撃を浴びせます。それにしても最期までしぶとく、何発浴びせれば死ぬのという強靱さですがイリアは何度でも殺すつもりで撃ち続けます。

遂に額から覗いていた生体部分が飛び出して断末魔をあげます。其処にイリアの銃弾が命中し、ゼイラムは完全に事切れます。気が付けば朝になっていました。鉄平のデートはおじゃんでしたが、大事な時計は神谷が拾っていました。さしものイリアもクタクタ。最後はこの勝利を祝っての記念撮影。こうして物語は終わります。

ゼイラムの結末ネタバレ

結末もなにもネタバレあらすじにある通り「ゼイラム」は記念撮影シーンでオシマイ。一仕事終えたイリアとボブは宇宙へ。神谷さんと鉄平君はいつものように電気工のお仕事。ついでに鉄平君は彼女にフォローしないといけませんし、神谷さんは万馬券交換するのを忘れないようにしないと。

そうではなくアニメ「イリア」やら「ゼイラム2」の話を持ち出すということであれぱ、設定等から説明しないといけません。かわりにネタバレあらすじ内ではご紹介出来なかったゼイラム第二形態をこの場でご紹介しましょう。骨ゼイラム。

ゼイラムを観た評価や感想は?

それではイリアが最強特撮ヒロインかの検証と称して邦画でなにがヒットするかの検証もしましたし、ネタバレあらすじのご紹介も済みましたので皆様の感想をご紹介。

全体的には制作費の問題もあり絵作りにおいてもチープさは出ているものの、俳優さんの演技が相まってしっかりと見れて良かった。しかし、イリヤの活躍がもっと見てみたかった。

バブル期に予算3000万円です。逆によく作れたなと感心してしまう人も多かったようです。1991年当時の番組(土ワイや火サスなどの再放送。雨宮慶太作品を一手に扱うCS「ファミリー劇場」で再放送してます)と比べると30年近く前ですから演技は上手い方だといわれています。

設定は秀逸、面白そう。ゼイラムのデザインも良い。小道具のデザインも良い。一瞬一瞬のシーンは、本当にカッコイイ。つまり、設定だけなら7-8点なんだけども、シナリオがねえ。

雨宮慶太作品に共通する問題点だといわれています。独特の癖というか、もう少しなんとかならないかとシナリオにこだわる方は思うところかもしれません。「ミカヅキ」でも「牙狼」でも、美少女とロボとか造形とかセンスとかは秀逸なのにシナリオがイマイチだという人も多いようです。誰か良い脚本家とタッグを組んでいればもっと良い作品が生み出せるのではないかとつい考える方も多いのではないでしょうか?

バウンティハンター イリアと神谷、鉄平の人間ドラマでもあります。最大の見所は物語中盤のアクションシーンです。おすすめです。 

映画「ゼイラム」よりもアニメ「イリア」の人気が高いようです。そして、国内サイトでは「ゼイラム2」の画像ばかりのようです。低予算作品ですので人気が後発作に集中してしまうのも無理もないといわれています。

ゼイラムのヒロインやあらすじまとめ

さて映画「ゼイラム」のご紹介も大詰め。映画の概要も、最強ヒロイン説の検証も、登場キャストのご紹介も、ネタバレあらすじも、結末の解説も感想のご紹介も終わりましたのでそろそろまとめに入るわけなのですが、実際はここからが本番だと思ってお付き合いください。「ゼイラム」の果たした役割や雨宮慶太監督の挑戦がもたらしたものなどを様々に検証していきます。

映画「ゼイラム」は扉を開いた記念碑的な作品

まずなにより映画「ゼイラム」はこれまで東映など大きな映画配給会社によって作られるものだと相場が決まっていた状況を大きく覆しました。正にこれは雨宮慶太監督がこじ開けた扉です。なにものにも囚われない独自の世界観。低予算でもこれだけの作品が作れるという実証。ネタバレあらすじでご紹介した通り、ストーリーこそそれほど見るべき物はないですが、娯楽特撮としての出来は秀逸です。

こうして地道に積み上げられたキャリアの先に「牙狼」が展開されることになりました。「魔界騎士」という独特の世界観と正義だ悪だではないストーリー。デザイナーとしての雨宮慶太監督のセンスはやはり秀逸で特撮ファンを虜にしたことによって「牙狼」は巨大シリーズとなったのでした。ついでにパチンコ台としても人気機種となったことでオッサン、おばさん層まで牙狼を知ることになりました。

同じようにアニメの世界においても「AKIRA」で世界に衝撃を与えた大友克洋監督や、実写とアニメとで様々な作品を映像化し、殊に「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」で世界中の度肝を抜いた押井守監督。独自解釈が強すぎて原作クラッシャーという悪評もつきまとい、「RE:サイボーグ009」では50歳のフランソワーズにこだわり過ぎて監督降板という憂き目にも遭いましたが世界的なアニメ監督。

高評価だった劇場版アニメ「機動警察パトレイバー」は無理だと言われていた実写版まで製作し劇場公開にまで漕ぎ着けました。また、世界的なアニメ作家である宮崎駿、高畑勲コンビは「ジブリアニメ」というブランドの確立に成功しました。こうして「オタク文化」は世界中を席巻することになり、世界の常識だった「アニメは子供が観るもの」という概念はジャパニメーションで突き崩されます。

また、様々な媒体で発信される日本のサブカルチャーはアイデアに枯渇したハリウッドにおいても重要な供給源です。アニメ、ラノベ、漫画、ドラマなどなど様々な媒体で作られた作品がハリウッドで見本市を開いていて、日本人の予測を裏切る作品に注目が集まっています。聞いたところによると日本テレビのドラマ「Mother」にハリウッドのプロデューサーが群がっていたということ。

先行した韓国ではヒットしたそうです。日本からのリメイクドラマは失敗する傾向が強い中で大健闘。なるほど、ハリウッドが映画化を本気で狙うわけです。カンヌ映画祭では「万引き家族」がパルムドールを受賞。常に「家族」をテーマとした作品作りを続けてきた是枝裕和監督。これで「世界の」という形容詞が付くことになりました。

そしてハリウッドでは絶対に作れない「シン・ゴジラ」。作品を重ねる毎に劣化の一途を辿っていたゴジラが社会現象化するほどの新作に生まれ変わった。「怪獣映画」ではなく「ディザスタームービー(災害映画)」として。庵野秀明はやはりただ者ではありませんでした。ハリウッドで同じネタバレあらすじのゴジラ映画作ろうとしたらキャストに支払うギャラだけで赤字決定になります。

技術が追いついてしまうと予算の問題だけ。その予算だって今では「クラウドファウンディング」という集金方法があり、それで作られた映画「この世界の片隅に」は異例のロングランヒット。国内だけで27億円を売り上げ、海外配信された国の数は60ヶ国以上。監督招聘にクラウドファウンディングしたら1日も経たずに1500万円を集め、最終的には3200万円。

そして超低予算映画の「カメラを止めるな!」は爆発的ヒット。アイデアがあれば世界を席巻出来る。放映館数が足りなくなり、劇場版「コードブルー」や劇場版「銀魂2」「検察側の罪人」などと奪い合いになる夏の陣になりました。酷暑もあって映画館は大盛況。皮肉にも空席があるのがハリウッドの大作という状況。ちなみに「カメラを止めるな!」のネタバレあらすじ書いたら怒られるどころでは済みません。

雨宮慶太監督の挑戦は正にのるかそるかだったわけですが、むしろ現在の方がハードルが下がっているようです。挑戦作、意欲作を作って「全世界の人々」を対象にして訴えかければ何処の誰が高評価するかわかりません。まずはアイデアを提示して「クラウドファウンディング」してみる。その反応をみて実際に製作する。その方が失敗しないのではないでしょうか?

雨宮慶太監督はここから何処に向かうのか?

さてその雨宮慶太監督ですが現在は牙狼のスピンオフシリーズの製作に当たっておられるようでジンガという牙狼シリーズのキャラクターを主人公とした作品製作に当たられているようです。既に雨宮慶太監督にとってライフワークと言えるほどに牙狼シリーズは巨大化しています。舞台化はされる、潤沢なスポンサーもつく、イケメン役者も使いたい放題だといわれています。

出来れば「ゼイラム」シリーズのリメイクもお願いしたいとファンからの声がありますがお忙しいでしょう。なんにせよ才能ある雨宮慶太監督が遊んでいる訳ではないというのは何よりの朗報です。「牙狼」のファンの方に限らず、「ゼイラム」は一度は観る価値のある面白い作品だといわれています。出来れば併せてアニメ「イリア」や「ゼイラム2」もご覧になって雨宮慶太ワールドにどっぷり浸ってみては如何でしょうか?

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