ワンダー 君は太陽は傑作映画!キャストやネタバレあらすじ・感想まとめ

『ワンダー 君は太陽』は2017年公開のアメリカ映画。主演はオスカー女優ジュリア・ロバーツ、原作はパラシオのベストセラー小説『ワンダー』です。トリーチャーコリンズ症候群による顔の変形で長く苦しんできた主人公オギーが、家族や周囲の人々に支えられ差別や偏見を克服し学校生活に適応していく過程が描かれています。クラスメートたちも彼との交流を通して「人間の価値は外見で推し量れない」ことを学び成長していきます。そうした『ワンダー 君は太陽』のネタバレあらすじからキャスト紹介・感想まとめまでをご紹介します。

ワンダー 君は太陽は傑作映画!キャストやネタバレあらすじ・感想まとめのイメージ

目次

  1. ワンダー 君は太陽のあらすじをネタバレ!キャストや感想も紹介
  2. ワンダー 君は太陽はどんな映画?監督や曲、吹き替え情報も
  3. ワンダー 君は太陽のあらすじをネタバレ!
  4. ワンダー 君は太陽のキャストを紹介!
  5. ワンダー 君は太陽の感想をネタバレ!映画を見た人の評価は?
  6. ワンダー 君は太陽の原作小説を紹介!
  7. ワンダー 君は太陽のネタバレ情報まとめ

ワンダー 君は太陽のあらすじをネタバレ!キャストや感想も紹介

2017年に公開されたアメリカ映画『ワンダー 君は太陽』。主役ジュリア・ロバーツ演じるイザベルは、息子のことで頭がいっぱいです。なぜなら彼女の息子オギーは、『トリーチャーコリンズ症候群』の影響で顔が変形し外にも出られずにひとり自宅に引きこもる生活を余儀なくされていたからです。しかし負けてはいられません。母子は手を取り合い、周囲の助けも借りながら殻を破り、やがて羽ばたいていきます。

その過程を原作に忠実に感動的な映像にまとめ上げた映画『ワンダー 君は太陽』、ネタバレあらすじからキャストや感想までご紹介してまいります。

ワンダー 君は太陽はどんな映画?監督や曲、吹き替え情報も

『ワンダー 君は太陽』(原題:Wonder)は、先に紹介したように2017年公開のアメリカ映画です。

トリーチャーコリンズ症候群という先天性疾患が原因で、顔の形が変形し入退院を繰り返していた主人公の少年オギー。学校に通うようになりますが、父親が心配していた通りクラスメートからいじめを受け、思い悩み一度は絶望してしまいます。しかし、両親の励ましと支えを受けて学校生活に適応しようと、懸命になって自分の殻を破り行動する姿を描いた感動作になっています。

監督はスティーブン・チョボスキー

映画『ワンダー 君は太陽』でメガホンを取っているのは、1970年アメリカ、ピッツバーグ生まれで、小説家、脚本家、映画監督と多彩な顔を持つスティーブン・チョボスキーです。彼はまず映像作家として活動を開始します。その後、映画監督に転じ、1995年の初作品『The Four Corners of Nowhere』がサンダンス映画祭でプレミア上映されました。

また、小説家としても処女作『ウォールフラワー』で10代の若者から熱い支持を受け、一躍人気作家になりました。こちらの作品も2012年に自ら監督を務め映画化しています。その他、2005年プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を題材としたミュージカル映画『RENT/レント 』や2017年ディズニーアニメの実写版『美女と野獣』で脚本を担当するなど注目のクリエイターです。

テーマ曲を歌うのはビー・ミラー

『ワンダー 君は太陽』のテーマ曲は、ビー・ミラー(Bea Miller)が歌う「brand new eyes」です。さわやかであると同時に、穏やかな中にも熱さを感じるハスキーな歌声は静かにこころに響いてくると人気です。

ビー・ミラーは1999年生まれのアメリカの歌手、ソングライターです。 2014年にデビューシングル「Young Blood」が、2015年にはデビューアルバム「Not an Apology」がリリースされました。「Young Blood」は、ネットへのアップ後1週間で15万回以上の視聴を記録しています。また2015年Radio Disney Music Awardsでベストソング賞を受賞しました。10代、20代の若者から絶大な支持を得ているアーティストです。

吹き替え版は上映未定

自分の力ではどうにもならない障害に絶望しながらも、持ち前の明るさで希望に向けて力強く羽ばたく少年の成長を描く『ワンダー 君は太陽』は、感受性の豊かな子供たちに是非とも観てもらいたい作品です。だからこそ日本語吹き替え版が熱望されるのですが、残念ながら吹き替え版での上映は未定です。

ところが、ツイッターで明るいニュースを見つけることができました。「2018年11月16日(金)Blu-ray&DVD発売&レンタル開始、待望のワンダー 君は太陽日本語吹替版収録」というものです。吹き替えを行ったご本人、声優の深見梨加さんのツイッターですので、心待ちにしていた方には朗報です。

ワンダー 君は太陽のあらすじをネタバレ!

いよいよ本題である、映画『ワンダー 君は太陽』のあらすじ紹介に移ってまいります。ネタバレもありますから、これから観ようとしている方はご注意ください。

ネタバレあらすじ① 主人公はトリーチャーコリンズ症候群

『ワンダー 君は太陽』主人公のオギーことオーガスト・プルマンは、ニューヨーク州マンハッタンに住む10歳の男の子。母イザベルと父ネート、姉のオリヴィア(愛称ヴィア)、そして愛犬のデイジーと暮らしていましたが、オギーはいわゆる普通の子ではありませんでした。オギーは「トリーチャーコリンズ症候群」という遺伝子疾患をかかえて生まれてきた子どもだったのです。

『ワンダー 君は太陽』主人公が患っているのは、トリーチャーコリンズ症候群という1万人に1人という割合で発症するといわれる難病で、頬骨の欠如により垂れ下がった目、下あごの短小症、難聴などの症状が特徴の疾患です。外見に関わる疾患だけに、多感な思春期にある子供に与える影響たるや想像に難くはありません。

27回にものぼる手術を繰り返してきたこともあり、一度も学校へ通わず自宅で勉強を続けてきたオギーでしたが、母イザベルは夫ネートの反対を押し切って、彼を5年生に上がる初日から登校させようと決意します。

ネタバレあらすじ② 学校に通うもいじめられてしまう

『ワンダー 君は太陽』のネタバレ感想、次は主人公が学校に出かける場面からです。夏休み期間を利用して、イザベルはオギーを連れ小学校の校長先生に会いに出かけます。校長先生は、「校長のトゥシュマンです。お尻先生といいます」とユーモアたっぷりに自己紹介してオギーの緊張をほぐします。ところが、校長先生の次の一言を聞くとオギーは一転動揺してしまいます。「君の仲間となる子たちに校内を案内させるよ」

トゥシュマン校長が紹介したのは、ジャック、ジュリアン、シャーロットの3人でした。お金持ちのお坊ちゃまという身なりのジュリアンは、オギーに向かって「その顔はどうしたんだ?」とズバリと聞きます。オギーはひるむことなく答えますが、その実、家に帰ってからも元気はありません。その様子を見た父ネートは、「嫌ならやめてもいいんだよ」と話しかけますが、オギーの答えは「大丈夫、僕は学校に行きたい」でした。

夏休みが終わって新学期が始まります。オギーにとって登校初日です。両親と姉に校門まで付き添ってもらうオギー。父ネートは息子オギーがかぶっている宇宙飛行士のヘルメットを頭から外すと、「教室で孤立したとしてもお前は一人じゃない」といって励まします。

はたして、生徒たちはオギーを珍しそうに遠くからジロジロと眺め、昼食時には誰もオギーのいるテーブルに座ろうとしません。オギーは、ジュリアンから食べ方がおかしいとからかわれ、『スター・ウォーズ』のパダワンに似せた三つ編みの髪型をバカにされてしまいます。また、昼休みにはモンスター呼ばわりされたり、ドッジボールで標的にされます。

学校から帰宅すると、すぐさま三つ編みの髪をはさみで切り落としてしまうオギーでした。晩ご飯の時もヘルメットをかぶってしまい、一言もしゃべろうとしません。声をかける母イザベルに対し、オギーは「なぜ僕は醜いの?」と泣きながら尋ねます。

イザベルは「顔は人の過去を示す地図だから」「私の顔のシミ、シワだって他人から見たら醜いと言う。そしてこの白髪も」「でも、あなたは絶対に醜くないわ」とキッパリと答えました。この母の言葉は、傷ついたオギーのこころに力強く響いたに違いありません。

ネタバレあらすじ⓷ 姉ヴィアの苦悩

映画『ワンダー 君は太陽』では、オギーの姉ヴィアの自己紹介ナレーションが流れます。オギーの登校初日は、ヴィアの高校の初日でもありました。彼女は、数週間前から幼なじみで大親友のミランダからの連絡が途絶えていることを気にかけていました。ようやく学校で顔を合わせたと思ったら、今までに見たこともないような派手な色に髪を染めて別人のよう。またヴィアの知らないうちに新しい友達を作っていました。

ヴィアがショックで涙ぐんでいると、演劇クラスの魅力的な男の子、ジャスティンが声をかけてきます。ジャスティンは演劇部に入るようヴィアを誘います。ヴィアは気乗りしなかったもののジャスティンに背中をおされて演劇部に入ります。ヴィアはしだいにジャスティンと仲良くなっていきますが、なぜか自分のこととを一人っ子だと嘘をつきます。

両親から「世界一手のかからない子」と言われるほどいい子で通しているヴィアは、両親を心配させるようなことは一切話さない子でもありました。本当は自分にも注目してほしいけれど、家ではどうしてもオギー中心に物事が回ります。といって、オギーのために絵本のイラストレーターや美術の先生になる夢を諦めた母を前にすると、わがままを言うことはできません。

そんなヴィアの心の支えになってくれたのは、おばあちゃんでした。でも、「お前は私の宝物なの」と言って可愛がってくれたおばあちゃんも、今では天国に行ってしまい、もう甘えたり悩みを打ち明けたりはできません。

ネタバレあらすじ⓸ オギーに初めての友達!

(ここからは特にネタバレ注意です)。オギーは、彼に触れるとペストがうつるとあらぬ噂をたてられ、クラスメイトからの孤立の度合いをいっそう深めていきます。一方で、宇宙飛行士になる夢を持ち科学に興味のあるオギーは、学校の勉強でも理科が好きでした。事実理科の授業では目覚ましい能力を発揮します。

ある日、理科のテストの時、答えをこっそり教えてあげたことをきっかけとして、ジャックと親しくなります。昼食時、ジャックはオギーの隣に腰掛けます。お弁当を食べずにいたオギーに向かって「どうして食べないの?」と話しかけます。それに対して「僕の食べ方カエルみたいだから(みんながからかう)」とオギーが返します。ジャックは「そうなの?僕だって同じだよ」と言ってサンドイッチに顔から突っ込み笑いを誘います。

オギーに初めてできた友達でした。オギーがジャックを自宅に招くと、息子にとって初めての友達を家族も大歓迎。スターウォーズごっこをしたり父親のネートも加わりゲームに興じたり、またたく間にうちとけていくのでした。

ネタバレあらすじ⑤ 喜びもつかの間

『ワンダー 君は太陽』ネタバレあらすじ、次はハロウィンに舞台を移します。衣装で顔を隠すことができるので、オギーにとって特に楽しみなハロウィンが近づいてきました。ジャックに約束していた『スター・ウォーズ』のボバ・フェットの衣装を愛犬デイジーがめちゃくちゃにしてしまったため、オギーは映画『スクリーム』のゴーストの格好で登校します。

仮装しているオギーは、顔を気にする必要がなく意気揚々と教室へ入ります。ところが、彼に気づかないジャックは、クラスの人気者ジュリアンに取り入ろうと信じられないことを口にします。「オギーと仲良くしてるのは校長先生に頼まれたからさ。僕がオギーなら自殺しちゃうね」。その残酷な言葉を耳にしたオギーは、吐き気を催すほど心に深い傷を負ってしまいます。

家に帰ったオギーは、大好きなはずのハロウィーンパーティに行きたくないと言い出します。ヴィアは不審に思いオギーに何があったのか尋ねます。さすがにジャックのことは言えませんでしたが、オギーは「病気がうつる」とクラスでいじめられていることを打ち明け泣き出します。ヴィアは弟を元気づけるため近所の家にお菓子をもらいに行こう、と誘います。しばらくして落ち着いたオギーは、ヴィアとお菓子を貰いに出かけるのでした。

ネタバレあらすじ⑥ ジャックの戸惑い

映画『ワンダー 君は太陽』では、ジャックが思いを語るナレーションが流れます。ジャックはオギーが初めて学校の下見に来た時、校長先生からオギーに校内を案内をするようにいわれます。ジャックは、オギーのことを理科が得意でおもしろい子だと感じ、彼のことが好きで友達になりたいと言います。でも、なぜかハロウィーン以降、オギーに避けられていることに戸惑っていました。

オギーがいつものように1人で昼食を取っていると、サマーという少女が近づいてきます。オギーは「校長先生から僕と仲良くするようにといわれたの?」と聞きますが、サマーは否定します。サマーは、オギーが「僕につかづくとペストがうつるよ」と言っても「OK」と気にもせずに、オギーに手を差し出し握手をします。オギーはサマーにだけはジャックを避けている理由を打ち明けます。「内緒だよ」と念を押して。

ネタバレあらすじ⑦ ヴィアの親友ミランダの想い

高校の演劇部では、ヴィアの親友だったミランダが主役の座を射止め、ヴィアは補欠にまわります。ヴィアはジャスティンと親交を深めていきました。ヴィアはジャスティンに、以前一人っ子だと言ったけどそうではないと真実を話し、彼を家に招きます。ジャスティンは、さっそくオギーと冗談を言い合い仲よくなります。ヴィアはジャスティンに嘘をついていたことを謝罪すると2人は抱き合います。

今度はミランダのナレーションが流れ、オギーとヴィアへの思いが語られます。実はミランダは両親との関係がうまく行かず、オギーの家庭に憧れを抱いていました。彼女は、姉弟のようにオギーを愛していて、宇宙飛行士のヘルメットを贈ったのもミランダでした。また、夏のキャンプでミランダは、周囲にオギーが弟だと嘘をつきます。ミランダは演劇部のオーディションでヴィアを見たとき、彼女を格好いいと思ったとも語ります。

他方、ジャックは、なぜオギーが自分を避けているのかわからず、オギーと最近仲のよいサマーに聞いてみます。絶対に口外しないとオギーと約束したこともあり、サマーは言明しませんでしたがヒントを与えます。ジャックは熟考します。そういえば思い当たることが。ハロウィーンのとき、クラスでオギーのことをからかっていたのを聞かれてしまったのでしょうか?

理科の研究発表でジャックはオギーとチームを作ります。ジャックはジュリアンから「なぜゾンビとチームを作るんだ」といわれると、怒ってジュリアンを殴ってしまいます。ジャックは校長先生に謝罪文を提出します。結局ジャックには2日間の停学処分が言い渡されます。校長先生はジャックにこう言いました。「どんな話にも2面ある。君がケンカをした理由はわかっている。人を殴るのはよくないが親友は守らなくてはならない」。

そして、この頃からオギーの内面の魅力、明るくユーモアある性格にようやくクラスメイトも気づきはじめ、オギーの周りには人が集まるようになってきます。

ネタバレあらすじ⑧ オギーはワンダー!そして太陽

『ワンダー 君は太陽』ネタバレあらすじも佳境に入ってまいります。ヴィアとミランダ、そしてジャスティンの演劇発表会当日です。主役のミランダは、ヴィアの家族が全員来ているのに自分の家族が誰もいないことにショックを受けます。そして突然、主役の座をおりてしまいます。急に主役を演じることになったヴィア。戸惑いを隠せません。家族は驚き、会場からは拍手が起こります。ヴィアは見事に代役を果たし、無事に終演を迎えます。イザベルはヴィアを抱きしめ喜びを分かちました。

ジャックは理科の研究発表に向けて、オギーに謝罪します。オギーはそれを受け入れます。そして2人は協力して研究発表に取り組み、見事優勝します。ところがコンペで負けたジュリアンは、オギーへの嫌がらせやいじめをエスカレートさせていきます。

校長先生は、ジュリアンの両親を呼びオギーへのいじめの証拠(オギーを消した集合写真)を突きつけ、停学処分を言い渡します。しかし、金持ちで学校にも多額の寄付をしているジュリアンの母親は納得しません。「オギーが学校へ来ることは他の生徒に悪影響を与える」と言って反省どころか開き直った態度をとります。

校長先生は言います。「彼の見た目は変わらない。変えられるのは我々の見る目だ」。その言葉も母親には届かず、彼女はジュリアンを無理やり他の小学校へ転校させてしまいました。

学校のサマーキャンプが始まりました。オギーは、他の学校の生徒たちに絡まれ乱暴を受けます。そこに駆けつけ助けてくれたのは、かつてオギーに嫌がらせをしていたジュリアンの取り巻きグループでした。いつの間にかオギーの周りには、彼をイジメる子どもはいなくなっていました。

家族とともにオギーは終業式に出席します。もはや顔を隠すヘルメットはかぶっていません。オギーは母イザベルに感謝の言葉をつたえます。式では何と校長先生より優秀賞がオギーに贈られるのです。盛大な拍手で迎えられるオギー。感激で涙が溢れるイザベル。表彰状を受け取りに向かうオギーに「あなたは奇跡の子よ」と声をかけます。

オギーはあいさつで家族への感謝の気持ちを率直に語ります。そして最後にこう締めくくりました。「心の中を覗けたらみんな普通じゃない」、「世界中の誰でも一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきです」。皆がスタンディングオベーションでオギーを祝福する中、映画は幕を下ろします。

ワンダー 君は太陽のキャストを紹介!

ここで、映画『ワンダー 君は太陽』のキャストをご紹介します。天才子役とアカデミー賞俳優が主役を務め、味のある演技で定評のベテランが脇を固める理想のキャストになっています。

キャスト① オギー役/ジェイコブ・トレンブレイ

最初のキャスト紹介は、もちろん主人公オギー。演じているのは映画『ルーム』で“天才子役”としてブレイクした、2006年カナダ生まれのジェイコブ・トレンブレイです。『ルーム』(2015年)では、その演技力が高く評価され、放送映画批評家協会賞の若手俳優賞などを受賞しました。その後は、2017年本作『ワンダー 君は太陽』、2018年には「ザ・プレデター」などに出演、世界中で注目の子役です。

キャスト② 母イザベル役/ ジュリア・ロバーツ

次のキャスト紹介は、オギーの母イザベル役ジュリア・ロバーツです。1967年生まれのアメリカの女優です。1988年に映画デビューすると、翌’89年には『マグノリアの花たち』でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞し注目されます。

1990年にリチャード・ギアと共演した『プリティ・ウーマン』で、コールガールを演じて大ブレイクしスターダムに上ります。2001年には『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。その他、1993年『ペリカン文書』、1999年『ノッティングヒルの恋人』、2010年『食べて、祈って、恋をして』、2012年『白雪姫と鏡の女王』、2013年『8月の家族たち』など数々の話題作に出演しています。

キャスト⓷ 父ネート/ オーウェン・ウィルソン

続いてキャスト紹介は、オギーの父ネート役のオーウェン・ウィルソンです。1968年生まれでアメリカの俳優・声優・脚本家のウイルソン。彼はまず脚本家としてデビューします。なかでもウェス・アンダーソンと脚本を共同執筆した映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』では、アカデミー脚本賞にノミネートされました。

俳優としてもジャッキー・チェンと共演した2000年『シャンハイ・ヌーン』、2003年『シャンハイ・ナイト』が彼の名を世界中に知らしめました。その後も2005年『ウェディング・クラッシャーズ』、2006年『トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合』など次々にヒット作に主演し人気スターとなりました。

キャスト⓸ トゥシュマン校長役/ マンディ・パティンキン

次のキャスト紹介です。要所要所で心に響く名言を残してくれるトゥシュマン校長役は、1952年アメリカ・イリノイ州生まれの俳優マンディ・パティンキンが演じました。

彼はまずテレビ・ラジオドラマに出演してキャリアをスタートさせます。その後、ブロードウェイデビューを果たし、ミュージカル『エビータ』ではトニー賞を受賞しました。1995年にテレビシリーズ『シカゴ・ホープ』でエミー賞を受賞。その後もテレビドラマ出演が多く、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』や『HOMELAND』など大ヒット作への出演で知られています。

キャスト⑤ 姉ヴィア役/イザベラ・ヴィドヴィッチ

最後のキャスト紹介は、オギーの姉ヴィア(オリヴィア)役です。2001年アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれの女優で歌手のイザベラ・ヴィドヴィッチが演じています。クロアチア人の両親を持つイザベラは、テレビドラマ『フォスター家の事情』のテイラーショー役や『スーパーガール』の少女時代の役で有名です。ちなみに母エリザベータは、映画監督、女優、作家と多彩な活躍をしています。

ワンダー 君は太陽の感想をネタバレ!映画を見た人の評価は?

ここまで映画『ワンダー 君は太陽』のあらすじや出演キャストの紹介をしてきました。ここで実際に映画をご覧になった方の感想や評価を紹介します。ネタバレの感想もありますのでご承知おきください。

どの登場人物にも共感できる

登場する人々皆んながそれぞれ主役で、それぞれ物語があって、感情があって、考えて、感じて、行動している。そんな彼ら彼女らの「強さ」がとても鮮明に伝わってきて素晴らしい作品でした。(中略)登場人物達の感情が痛いほど伝わってきたし、共感もできました。

感想として多かったのが、どの登場人物にも共感できるというものでした。どうしても見る側は主人公に感情移入しがちです。主人公に敵対する者には憎しみを、主人公に寄り添う人には親近感を持ってしまいます。しかし、この映画では登場人物それぞれの視点で描写することにより、主人公以外のキャラクターにも光をあてることに成功しています。

本当に本当に素敵な作品です。みんなに見に行って欲しい。(中略)すごいのは登場人物すべての気持ちに共感出来ること。どのシーンを切り取っても、面白い。

視点が切り替わる構成が斬新

映画の構成が斬新でよかったという感想もありました。主人公オギーの目線で描かれているかと思うと、途中から姉ヴィアのナレーションが入ったり、友人ジャックの独白が始まったりします。登場人物それぞれの抱えている悩みが彼らのことばで語られます。どんな人も皆悩みと戦っているのです。ラストシーンでのオギーの言葉が聞こえてきそうです。「世界中の誰でも一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきだ」。

物語中盤で、オギー主観の視点から姉主観の視点に変わるシーンがあります。それ以外にも姉の旧友や、クラスメイトを主観とした視点に変わり物語が展開されていきます。(中略)主観が変化する事により、オギーを取り巻く周囲の人たちの感情も表現しています。映画ではあまりない構成で斬新でした。

最後に、Twitter上での感想をお届けします。いい映画を皆に観てもらいたいという気持ちが伝わってきます。

ワンダー 君は太陽の原作小説を紹介!

最後に、これまで見てきました映画『ワンダー 君は太陽』の原作小説を紹介します。小説を書くことになったきっかけや続編についての情報も合わせてお知らせします。

タイトルはワンダー

原作は、元グラフィックデザイナーのR・J・パラシオの処女作『ワンダー』です。全世界で800万部を超えるベストセラー小説で、映画制作権をめぐっては一大争奪戦が繰り広げられたといいます。

小説が書かれたきっかけ

ある日、作者パラシオがアイスクリームを買うため息子と列に並んでいると、一人の少女が歩いて来ました。彼女の顔がひどく変形していたため、息子はその子を見ると泣き出してしまいます。少女は異骨症という病気で顔には多くの手術痕がありました。息子が泣きやまないため、パラシオは仕方なく彼を連れて列を離れました。この経験からパラシオは、息子に大切なことを教えるために『ワンダー』を書こうと考えたそうです。

ワンダーの続編は?

小説『ワンダー』には続編があります。タイトルは『もうひとつのワンダー』。この本の中ではオギーは脇役、主役はいじめっ子のジュリアン、オーガストの幼なじみクリストファー、優等生シャーロットです。

小説の冒頭で続編を書くに至った理由が記されています。それは、『ワンダー』刊行後に米国で起こった「ジュリアンになるな運動」でした。作者パラシオは、その現象に違和感を覚え「ジュリアンには彼が語るべき物語がある。ジュリアンをもっと理解してもらうたい」と続編を書いたということです。

ワンダー 君は太陽のネタバレ情報まとめ

ここまで映画『ワンダー 君は太陽』のあらすじからネタバレ感想、キャスト、そして原作本まで紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。悲しく暗い映画かな?と思ってしまいがちですが、実際に観ると明るくユーモアすら感じられる作品に仕上がっています。観た後に暖かいものを感じ、すこしだけでも優しい人になれそうな気がする映画『ワンダー 君は太陽』。さまざまな人に見てもらいたい記憶に残る映画でした。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ