少林少女が低評価の理由を考察!映画キャストとネタバレあらすじまとめ

「少林少女」は2008年4月26日公開の日本映画。監督は本広克行。主演キャストは柴崎コウ。他に仲村トオル、江口洋介、岡村隆史らがキャストされましたが評価は最悪を通り越して黒歴史扱い。あらすじは少林拳を極めたヒロインが帰国して広めるつもりが何故かラクロス部に入部。しかし、いきなりあらすじは唐突に本格カンフーアクション展開に。各映画評価サイトからボロカスに評価されたのが「少林少女」です。

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目次

  1. 少林少女が低評価の理由に迫る!
  2. 少林少女の映画キャストを紹介!
  3. 少林少女の映画あらすじをネタバレ!
  4. 少林少女の映画の評価は低い?感想を紹介!
  5. 少林少女が低評価の理由を考察!
  6. 少林少女の映画主題歌を紹介!
  7. 少林少女の低評価の理由まとめ!

少林少女が低評価の理由に迫る!

本広克行監督、柴崎コウと言えば泣く子も黙る映画界のヒットメーカー。今回ご紹介するのは映画「少林少女」。この組み合わせで失敗するというのはなかなか考えられない事態なのですが「少林少女」は正に大コケ。「少林少女」の脚本に問題があったかをあらすじでも検証し、多角的にヒットしなかった要因を分析してみようというのが今回の企画です。

「少林少女」では共演者も仲村トオルとナイナイの岡村隆史。江口洋介など名優が揃っていても映画はコケるときはコケるという例です。そうした観点からあらすじなどをみていきましょう。

少林少女の映画キャストを紹介!

それでは早速、映画「少林少女」のキャストのご紹介から。実はここが一番の見せ場ではないかという程にネタバレの要素が含まれています。駄作という評価とはいえ、「少林少女」を一度くらいは観てみたくなる要素がたっぷり。

桜沢凛/キャスト:柴崎コウ

少林拳を本場で極めて帰国した正に生粋の「少林少女」。何故かラクロスをやることになり戸惑います。運動神経はバツグンですがノーコン。また個人競技には向いていますが団体競技にはまるで向いていません。その実、あまり才気煥発だったため本場中国での修行をさせられたのでした。祖父の訃報に慟哭した際にはその場に居た全員を「気」で倒してしまった程の逸材という評価。

岩井拳児/キャスト:江口洋介

ミンミンのバイト先の中華料理店店長でかつての凜の師匠。凜の祖父の死後、なぜか少林拳をやめてしまいます。そして、突然国際星館大学ラクロス部のコーチに就任しますが、教える内容は少林拳の基本ばかり。しかし、選手達は着実に強くなっていきます。凜には黙っていましたが道場は大場の道場破りに敗北し、少林拳の教えを破った岩井は自らを「破門」したのでした。凜に与えられた評価に気づいていた人物です。

ミンミン(劉珉珉)/キャスト:キティ・チャン

国際星館大学の中国からの留学生。岩井の中華料理店でバイト中。少林拳は祖父から習って心得があります。少林拳の修行をするかわりに凜をラクロス部に引っ張り込みます。性格は真面目で親友となった凜のことを大事に思っていますが、それがために大場に拉致されて人質にされてしまいます。

ティン/キャスト:ティン・カイマン

岩井の中華料理店の店員。食い意地が異常に張っています。その実、日本に少林拳を普及させる目的で送り込まれたのですが、当初の目的は完全に見失っていました。凜が大場と対決する際には助太刀として参戦します。「少林サッカー」からのゲスト出演。

ラム/キャスト:ラム・ジーチョン

岩井の中華料理店の店員。ティンとは年がら年中いざこざが絶えません。その実、日本に少林拳を普及させる目的で送り込まれたのですが、当初の目的は完全に見失っていました。凜が大場と対決する際には助太刀として参戦します。「少林サッカー」からのゲスト出演。

田村龍司/キャスト:岡村隆史

国際星館大学教務課の大学職員でラクロス部の監督。岩井の中華料理店の常連客。非凡な運動神経を垣間見せることもありますが、普段は人畜無害な昼行灯を装っています。実態は大場に雇われた岩井と凜への監視役であり、武術の達人。終盤ではその正体を現して凜に立ち塞がることになります。

大場雄一郎/キャスト:仲村トオル

国際星館大学の学長。徹底した実績主義で学生達の教育方針を分析し、成果を挙げるのに有望な部活動への転部を強要するなど高圧的な独裁者として君臨。特に格闘技に精通する学生達は政府の要望に応じてレンタルしていまする。大学を取材し、不正を告発しようとしたジャーナリストを消すなど悪どいやり口も。かつては少林拳を志す少年でしたが「強さ」への傾倒が性格を歪め、道場破りを繰り返します。

高橋ひかり/キャスト:満島ひかり

ラクロス部のその多大勢に紛れてあの満島ひかりが出演しています。製作時期は本格的なブレイク前。フジテレビ系列のドラマや映画にはたまに無名時代のあの男優・女優がということがありますが正にそれです。

凜の祖父/キャスト:富野由悠季

完全にしてやられるのがコレ。凜の祖父の遺影ですが、よーく見ると「機動戦士ガンダム」の産みの親である「御大」こと富野由悠季ではありませんか。映画館でこのことに気づいた人は物凄い観察力です。

スポーツ用品店の店主/キャスト:トータス松本

カメオ出演はよくありますが比較的わかりやすいのはスポーツ用品店の店主として登場したウルフルズのボーカル・トータス松本。

サッカー部監督/キャスト:ムロツヨシ

凜がサッカー部に「チームプレイ」を学ぶために入った際に妙に声に独特の特徴のあるコーチが。その正体は現在ブレイク中のムロツヨシ。

一瞬だけ映る姿は現在よりも細身で見た目ではまったく分かりませんがあの甲高い声と妙に高いテンションはやっぱり健在。

少林少女の映画あらすじをネタバレ!

それでは映画「少林少女」のネタバレあらすじに入ります。しかし、脚本家は一体なにを考えているんだという滅茶苦茶なシナリオ。大ヒット映画「少林サッカー」ならぬ「少林ラクロス」かと思えば全然そうじゃない。どういうこと?と思うかも知れませんが、どうか最後まであらすじにお付き合いください。

晴れて凱旋帰国の筈が

本場中国の少林寺で修練を積んだ桜沢凛は少林拳を日本に普及させるべく帰国します。静岡県伊豆の国市にある実家の道場に戻ったものの、道場は荒ら屋と化していました。原因を探る凜は街中の人たちに聞いて回り、とある中華料理店へ、突然飛んで来た炒飯とスープを見事にキャッチしてみせる凜。

そこにはかつての師匠・岩井賢児が料理人として腕を振るっていました。道場のことを聞いても「少林拳はやめた」と言うばかり。

少林拳やる替わりにラクロス?

荒ら屋の道場を訪ねてきたのは留学生のミンミン。彼女は祖父から少林拳の基礎を叩き込まれており、凜からしても育て甲斐のある子。ですが、ミンミンとの交換条件で凜は何故かラクロス部に入ることになってしまいます。

ミンミンに付き合わされてラクロス部のメンバーと顔を合わせるのですが全く歓迎されていません。チームも所属していた部活から無理矢理ラクロス部に集められたという初心者集団でチームワークはなくバラバラの状態。凜は試しにボールをシュートしてみますが悉くあさっての方角に飛んでいきます。が、破壊力はバツグン。噴水を壊してしまい、たまたま通りかかった田村は大慌てします。

国際星館大学に編入した凜にミンミンは付き合って少林拳を教わります。そんなとき、岩井が何故かラクロス部のコーチに就任します。しかし、凜のことは徹底的に干します。

練習試合

練習試合においても凜を徹底的に干すという岩井の方針に変わりはありません。スタメンを外される凜。ハーフタイムで主将の負傷交代で出場することになった凜ですが空回りばかり。味方にパスを回さず一人で突っ込んでいく凜は味方まで怪我させてしまいます。

シュートは悉く外れたり不可解に外れる。挙げ句に自殺点までしてしまう。試合後はすっかり味方の士気を下げてしまい、凜は意気消沈してラクロス部を離れることになってしまいます。

チームプレイ

ラクロス部を干された凜は「チームプレイ」を学ぶため少年達のサッカーチームに助っ人として入ります。しかし、凜に共感するミンミンをはじめラクロス部のメンバーは少林拳の修行にも付き合います。次第に広まる少林拳の輪の中で凜は仲間たちとの絆を深めていき、やがて部員達の希望で部に復帰することを許されます。

岩井の指導の成果もあって次第に結果が伴うようになるラクロス部。凜も岩井の真意に気づきます。少林拳を教えるのではなく、少林拳の心を教える。そうすることでラクロス部のメンバーたちは着実に実力を付けていくのでした。

そんな凜に刺客が襲いかかります。岩井は事態を察していました。国際星館大学の学長・大場裕一郎は凜を少林拳の本来の姿である武闘に用いさせ、自分との対決を望んでいました。岩井はそれを防ごうと大場に立ち向かいますが一方的に叩きのめされます。

大場の策略

大場は凜の大切なものを全て破壊するよう命令。岩井の中華料理店も凜の道場も焼かれてしまいます。囚われたミンミンを助けるため、凜は祖父の遺品である道着を纏って大場に戦い挑むのでした。戦いの闇に呑まれぬための凜の戦いは激しさを増します。

中華料理店の二人組も助っ人として参戦。五重の塔さながらに用意された舞台で凜の戦いは続きます。そして現れたのはラクロス部監督で中華料理店の常連客でもあった田村。

田村は凜の動きを知り尽くしていました。意外な強敵に苦戦する凜でしたが田村をどうにか倒します。窓から投げ出された田村はそのまま中華料理店の二人組の居る階下に落下します。

強敵・田村を倒して進んだ先には鏡の間が、凜は先に待ち構える強敵との対決の予感を感じ取ります。

ミンミンの囚われた最上階でラスボス大場との一騎討ちが始まります。互いに一歩も譲らない戦い。部屋に用意されたプールに落ちては戻る死闘が繰り広げられます。

岩井の言葉を念頭にしていた凜は大場にある少林拳の心を呼び覚ますため組み合います。大場はかつて少林拳を志した少年時代を回想して、少女の姿となった凜に平伏し「心」を取り戻すのでした。

大場との戦いを終えた凜はラクロス部の仲間と共に念願の優勝を果たすのでした。スタンドでは岩井と並んで大場も見守っていました。こうして大団円となるのでした。

少林少女の映画の評価は低い?感想を紹介!

映画「少林少女」のあらすじを読んでぽかーんとなった方も多い筈ではないでしょうか?なにしろあらすじを極力忠実に書いてこの内容でして、正になんでそうなるの?と驚嘆を呼んだ色々な評価を集めてみました。画像は不幸にして駄作の舞台となった静岡県内のロケ地です。美しい風景に心を癒やしつつお楽しみください。

こんな映画を3日もエンドレスで見せられ続ければ、どんな重要機密でも吐いてしまうと思います。

「少林少女」に対する秀逸すぎる評価です。「金返せ」「時間の無駄」「ふて寝した」とかいう紹介するのも躊躇われる評価が多い中、この表現力には感服してしまいます。

画面上に映る全てのものがバカらしくて、作り手のやる気のなさが伝わってきて非常に大きな苦痛を感じる。

中盤以降の崩壊っぷりがとにかく酷く、悪ノリ(マジでダメなやつ)も加速度的にアップ。全編コミックリリーフなものだとすれば、途中に画面内に映る下らないネタはまだ許せるとしてもあのブルース・リーを馬鹿にしたような場面を入れたのは大きな間違いだ。この作品内容でよくコレでOKが出たなと思う。

ちなみに上の方の「少林少女」の評価は某有名映画評価サイトで☆0。逆に平均で2.5くらいの評価だったので高評価の方を探したら、単に柴崎コウのファンですというオチがつきました。

こういう愛嬌のないバカ映画は、煮ても焼いても食いようがない。珍作でもダメ映画でもなく、ただの駄作。こういう代物に限って作り手の自己満足が過剰に感じられ、大変うっとうしい。

こちらの方も「少林少女」の評価は100点満点中4点という評価。そこまで酷くないよと反論する気も失せます。かといって全面的に同意する気にもなれません。

誰得という言葉すら生ぬるい。

観た作品にカウントするのも惜しいです。

評価を紹介していてこんなに悲しくなった映画は「少林少女」が初めてです。好意的な意見は柴崎コウに寄せられたものだけでそれこそ紹介しても、映画自体の評価にはなんのフォローにもなりません。良いのはキャストだけということでしょうか?

チームメイトの名前を呼びながらひとり練習している主人公の姿を見てもう帰りたくなりました。我慢して座っていたら今度はラストの対決シーンで腰が抜けてしまい,立ち上がれなくなりました。

少林少女が低評価の理由を考察!

「少林少女」の低評価の理由を考察するよりは、まだどうにかマシだという評価や見所を探した方が建設的ではないかとの意見も散見されますが、キャストの配役にはこだわりが見られます。殊に隠れキャストを探す楽しみはこの駄作を一度は観てみようじゃないかという動機になるでしょう。

少林少女のあらすじに関しては「素人でも、いや素人の方がもう少しマシなあらすじの脚本に出来る」との評価もあります。興行収入は15億円だそうですが、制作費10億円に宣伝費が5億円で完全に失敗しています。逆によく10億円も稼げたと感心する声もあがっているのです。

コメディ映画なのかシリアス映画なのかコンセプトがわからない

最大の問題点がコレ。役者は揃っているのでコメディ映画というコンセプトで突き詰めていけば法律無視で相棒にパンダを連れて現れ、コイツがまた可愛いくせに異常に強いとかいう展開で笑いが取れたり、数々の暴力行為で退学になりそうなのを学長をシメて取り消させるなど破天荒な展開に持ち込んで笑いの方向性に持ち込んでしまうという荒技があり、中国人キャストも無茶に付き合うなど観客を「え゛ー」という驚きと笑いに。

少林拳で強くなったラクロス部も活躍はエンドロールなどになってしまいなんだか尻切れ蜻蛉。柴崎コウのアクションを生かす為の映画であればラクロス部の試合など意味のあるところで発揮してこそ。同じ大学の動員男子学生相手に奮ってもほぼ意味がないという意見ももっともだと言えます。

アゲマン女優ではあるけど主演には向かない柴崎コウ

柴崎コウといえば「バトル・ロワイアル」(主演は藤原竜也)「GO」(主演は窪塚洋介)「黄泉がえり」(主演は草彅剛)「世界の中心で愛を叫ぶ」(主演は大沢たかお)リメイク版「日本沈没」(主演は草彅剛)「舞妓Haaaan!!!」(主演は阿部サダヲ)「容疑者Xの献身」(主演は福山雅治)「信長協奏曲」(主演は小栗旬)とヒロイン役でも端役でも名前を伏せてもヒットさせてしまう名女優。

特に「黄泉がえり」では顔と名前が伏せられ「RUI」という劇中歌手役だったのに「あの物凄く歌の上手い人は誰?」と話題にしてしまい、結果的にバレたわけですがそうしたスーパー女優。ある意味、主演男優を立てるという意味ではメガヒットシリーズの「ガリレオ」で顕著。逆に言うと主演だと「普通の女優さん」。その意味で「少林少女」の起用は間違いだったと結論出来るのかもしれません。

良い相手役がいてこそ光る柴崎コウと同じタイプの女優だと思われていた綾瀬はるかはNHKドラマ「精霊の守人」のバルサ役でそうした評価を完全に払拭しました。一人でも観客の視線を釘付けに出来る女優という意味では「バトル・ロワイヤル」で共演した栗山千明の方が目力があってアクションも得意としており、タランティーノ監督に見出され「キル・ビル」に抜擢されました。

最大の戦犯は脚本家の十川誠志

あんまり聞いたことのない脚本家だと思ったらアニメの構成作家。アニメ界ではそれなりに実績があるようですが映画の脚本は「交渉人真下正義」「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜」。42億稼いだ真下はともかく、こちかめ劇場版は9億の惨敗。共著者の中里利香と共著の場合は「十川里香」となるとのこと、wikiに書いてませんが夫婦なのではという声もあります。

考えたくはないですが私生活に夢中で本業がおざなりになっていたのではないでしょうか?酷いあらすじでしたし、とってつけたようなご都合主義的な展開。物凄くモヤモヤするのは論理性が完全破綻したあらすじが原因との考察も出来ます。脚本が悪いせいで役者や監督に対する評価も辛口になっていた点もあるでしょう。最終決定権は本広克行監督にあるのですが、この当時は忙しかったのかもしれません。

勿体ぶっているとしか思えない中国語

そもそも中国語自体が耳慣れた外国語の一つになっていて、昔のカンフー映画の頃とは趣が違っています。敢えて笑いを取りに行くのであればタモリの持ちネタのようにわざとデタラメ中国語を使いつつ、テロップで本当の字幕と注意喚起するなどすると日本人も中国人も大爆笑だったのかもしれません。

大した笑いも取れない中国人キャストと岡村隆史

ジャッキー・チェンの若い頃の映画はカンフーと笑いが融合していました。ところがその再現を狙っての笑いという意味では失敗。まるで「ここ笑うところ」と指示されているようです。岡村隆史も笑いがとれておらず悉くスベりまくり、一応中ボス的に登場して凜と戦うという役所が用意されていますが小物っぷりが表現されているだけで可哀想なほどコメディアンとして死んでます。

「少林サッカー」からゲスト出演の中華料理店店員のこの二人も終盤に助っ人参加はしますがギャグはスベリまくり。なんかもうちょっと使い所があった気がしてなりません。

意味不明の怪人・大場雄一郎

「少林少女」で一番意味不明なのは国際星館大学の学長・大場雄一郎。ライバル大学の学長でラクロス部優勝のために相手のエースを潰しに行くという展開ならまだ理解出来ますが、「自分の大学の学生とコーチを潰しに行く」「自分のとこの学生を拉致監禁する」サッパリ意味がわからなかったという点が低評価を呼んでいます。

強くなると見込んでいた凜と真剣勝負で戦いたいのなら道場などでそうした場を設けるだけで十分。それが出来る立場だというのにわざわざ放火や暴行、拉致など犯罪行為を犯す意味がサッパリ。結局なにがしたかったんだか?そして「なんで逮捕されない」のかなど、様々な不満の声が募っています。

ミスター見かけ倒し江口洋介のポンコツぷり

「少林少女」でこれも悲しくなるのが師匠として散々偉そうなことを言ってた岩井。大場との再戦では「戦わない」。せめて「北斗の拳」のトキぐらいには柔の拳なりで受け流すとか、戦わないなりに相手の攻撃を受け流す修練の技でもって大場の猛攻を凌いで欲しかったとの意見もありましたが、一方的にひたすらボコられただけに終わりました。

しまいには土下座状態で踏まれるという屈辱。結局、ラスボス大場の強さを際立たせるための「当て馬」扱い。物語の展開的に負けるのはやむを得ないにせよ、凜に少林拳の極意を伝授するなどの展開が期待されましたが、実現には至らなかったようです。

少林少女の映画主題歌を紹介!

少林少女の主題歌はmihimaru GTの「ギリギリHERO」です。柳沢慎吾さんの小芝居が入ったロングバージョンもあるのですが曲に入るまでが長いのでコチラで。

少林少女の低評価の理由まとめ!

さて「少林少女」についてご紹介して参りましたが如何でしたでしょうか?実際のところ映画作りって難しいという印象で、あらすじ一つ、脚本一つで折角のキャストも台無しになる。また笑いを取るという意味でもジャッキー・チェンの若かりし頃の作品「ドランク・モンキー・酔拳」「クレイジー・モンキー・笑拳」ではカンフーと笑いとが一体化していて自然に笑えたものが演出一つで苦笑すら出来なくなる。

罵倒する前に1回は観てください。その後はレヴューサイトで悪し様に罵るなりなんなり「煮るなり焼くなり好きに」。

敢えて皆様の共感を得ようとは考えず、「どうだったらヒット作になったか?」を主軸に紹介させていただきました。カンフーパロディの路線にするにせよ、使い古されたジャッキー、ブルース路線ではなくバンダイナムコの格闘ゲーム「鉄拳」シリーズ等のパロディの方が新しい境地開拓になったのでは?多くの改善点の見られる映画について皆さんなりの答えも考えてみるのもいいかもしれません。

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