悪女AKUJO・韓国映画のあらすじネタバレ!血まみれヒロインの評価や感想は?

韓国映画『悪女AKUJO』は、女暗殺者の復讐劇を描いたスタイリッシュアクション映画です。幼い頃から殺し屋として育てられた主人公スクヒは、育ての親であるジュンサンに成長につれて恋心を抱き、やがて結婚します。しかしジュンサンを敵に殺され、国家組織に拘束されます。国家の暗殺命令に従い始め、また新たな運命の男性と出会いますが、彼女には過酷な運命が続くのです。この韓国映画『悪女AKUJO』の、ネタバレ込みのあらすじやキャスト、感想ついてご紹介します。是非最後までご覧ください。

悪女AKUJO・韓国映画のあらすじネタバレ!血まみれヒロインの評価や感想は?のイメージ

目次

  1. 話題の韓国映画!悪女AKUJOをネタバレ紹介!
  2. 韓国映画悪女AKUJOの作品情報
  3. 韓国映画悪女AKUJOのキャストを紹介
  4. 韓国映画悪女AKUJOのあらすじをネタバレ!
  5. 韓国映画悪女AKUJOの結末はどうなる?
  6. 韓国映画悪女AKUJOの魅力とは?
  7. 韓国映画悪女AKUJOの評価と感想
  8. 韓国映画の悪女AKUJOは壮絶なアクション映画!

話題の韓国映画!悪女AKUJOをネタバレ紹介!

韓国映画『悪女AKUJO』のあらすじや結末をネタバレを含みながらご紹介します。2017年のカンヌ国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」で上映され、世界から絶賛されました。 冒頭のノンストップアクション、次々と敵を倒していく超過激ヒロイン映画が新たに誕生しました。この韓国映画『悪女AKUJO』のあらすじや結末をネタバレを含みながらご紹介しますので、あらすじのネタバレを気にする方は、閲覧にご注意ください。

映画『悪女/AKUJO』公式サイト|2018年2月10日(土)公開

韓国映画悪女AKUJOの作品情報

著名人からの作品紹介

韓国映画『悪女AKUJO』は、2018年2月10日に公開されました。監督は、日本でもリメイクされた韓国映画『殺人の告白』のチョン・ビョンギルが務めます。映画『渇き』などに出演したキム・オクビンが主人公スクヒを演じます。殺陣や銃撃戦などのアクションシーンを、キム・オクビン本人がほぼ自分で演じました。その他のキャストに、映画『高地戦』に出演のシン・ハギュンや映画『私は公務員だ』のソンジュンらが共演しています。

この作品の面白さを紹介する著名人も数多く存在します。芸人であり、映画監督でもある品川ヒロシは「最高のエンターテインメント」と紹介しています。映画監督では園子温、松江哲明、山口雄大からも称賛の声が届けられています。また主演が女性であるので、アクションでも有名な女優の武田梨奈は「アジアからとんでもない映画が生まれた」と紹介し、水崎綾女からも作品を勧める声があがっています。

韓国映画悪女AKUJOのキャストを紹介

韓国映画悪女AKUJOキャスト:スクヒ役/キム・オクビン

韓国映画『悪女AKUJO』のキャストを紹介します。映画『渇き』のキム・オクビンを主演に迎え、シン・ハギュンやソンジュンなど、数々のドラマや映画で活躍する女優・俳優が集結したこの映画『悪女AKUJO』には、豪華キャストが揃っています。映画のキャスト紹介にはストーリーのあらすじやネタバレが含まれています。あらすじやネタバレを気にする方は、キャスト紹介の閲覧にご注意ください。

スクヒの父は仲間と泥棒をしていました。ある日仲間に裏切られ、スクヒがベッドの下に隠れている目の前で、父が殺されます。スクヒはその後、ギャングのジュンサンに殺し屋として育てられます。ジュンサンに育てられ、そして恋をして結婚をしますが、そのジュンサンも殺されます。仇を討った後は国家情報院の手先となり、任務を遂行しながらもヒョンスという新たな恋人もできますが、常に大事な人を失う運命にいるのです。

韓国映画『悪女AKUJO』でスクヒ役を演じたキム・オクビンは、1986年12月29日生まれの韓国人女優です。身長は167cm、体重は48kgのスレンダーな体型の持ち主です。特技はテコンドー・ムエタイ・合気道などの武術、ダンスも得意としています。映画やドラマで活躍しており、韓国映画『悪女AKUJO』以外に、カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得したパク・チャヌク監督の『渇き』に出演しています。

韓国映画悪女AKUJOキャスト:ジュンサン役/シン・ハギュン

ギャングの兄貴分であるジュンサンは、父を失ったスクヒを引き取り暗殺者として育てます。父の仇を討ちに行ったスクヒが罠にはまり捕らえられたとき、ジュンサンは彼女を救いに行きました。その後スクヒと結婚しますが、新婚旅行中に弟分チェンモが捕まり、彼を助けにスクヒを置いて出て行ってしまいます。そして敵の罠にはまり、スクヒと再会することなく、身元がわからないぐらい顔をぐちゃぐちゃにされ殺されてしまいます。

ジュンサン役を演じたシン・ハギュンは、1974年5月30日生まれです。中学時代に観た映画『ニュー・シネマ・パラダイス』と名優ジェームズ・ディーンの演技に感銘を受け、俳優を目指します。ソウル芸術専門大学の放送演芸科を卒業し、1998年公開の『あきれた男たち』で銀幕デビューします。2000年公開の映画『JSA』では、北朝鮮兵士チョン・ウジンを好演し、春史映画芸術賞男優助演賞、青龍賞男優助演賞を受賞しました。

韓国映画悪女AKUJOキャスト:ヒョンス役/ソンジュン

国家情報院の職員であるヒョンスは、クォンの命令によりスクヒを監視します。彼女の恋人となり、常に監視することが任務でした。任務遂行による昇進と、恋人ができることの両方に喜ぶヒョンスは軽い気持ちで最初任務に当たりますが、次第にスクヒの魅力に気づき、任務のことは忘れて本当に恋をしてしまいます。娘のウネにも好かれ、スクヒを心から愛することに喜びを感じ、本当の家族になりたいと願うようになるのです。

韓国映画『悪女AKUJO』でヒョンス役を演じたソンジュンは、1990年7月10日生まれです。韓国ソウル特別市出身で、モデル業と俳優業を両立しています。中学2年の頃からニュージーランドとイギリスへ留学し、海外経験を積みます。韓国で高校を卒業後、モデルの道に進みます。2011年にドラマデビューを果たし、数々の映像作品に出演します。親近感のある演技と容姿で視聴者の共感を得て、知名度を上げていきます。

韓国映画悪女AKUJOキャスト:クォン役/キム・ソヒョン

国家情報院の管理職であり、スクヒとヒョンスの上司であるのがクォンです。冷酷なように見えるが、時には相手のことを考慮して判断することもあります。スクヒの能力を見抜き、スクヒを国家の暗殺者として迎え入れます。スクヒの動向を探りながら、スクヒが壊滅させたアジトから不審な男がハードディスクドライブを盗んでいたことも捜査していきます。

韓国映画『悪女AKUJO』でクォン役を演じたキム・ソヒョンは、1973年10月28日生まれの韓国人女優です。1992年に「ミス江原」コンテストに出場し、見事「ミスサムスン電子」に選ばれました。その後芸能界入りし、端正な顔つきを活かし数々の映画やドラマでボーイッシュなイメージの役で出演し、知名度を上げます。ドラマ「妻の誘惑」では希代の悪女シン・エリを演じ、自身を代表するキャラクターとなりました。

韓国映画悪女AKUJO監督:チョン・ビョンギル

映画『悪女AKUJO』の監督を務めたチョン・ビョンギルは1980年8月7日生まれ。最初は映画のスタントマンとして映画業界に携わり、その時の経験を活かして、2008年に『俺たちはアクション俳優だ』で長編映画デビューします。日本で藤原竜也主演でリメイクされ大ヒットした『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の原作である2012年公開『殺人の告白』では監督と脚本を兼任し、その年の新人監督賞を多数受賞しました。

韓国映画悪女AKUJOのあらすじをネタバレ!

犯罪組織のアジトに挑む一人の女性

続いては映画『悪女AKUJO』のあらすじをネタバレ込みでご紹介します。アクション映画の新時代を作ったと呼ばれるこの映画『悪女AKUJO』は、いったいどのようなストーリー展開で映画ファン・アクション映画好きを虜にしたのでしょうか。韓国映画ならではのドロドロの愛憎劇にも注目です。あらすじにネタバレ内容を含みますので、未視聴の方やあらすじのネタバレを気にする方はこのあらすじの閲覧にご注意ください。

この物語の始まりは、私の目線から始まります。私は犯罪者が多く潜む犯罪組織のアジトに、たった一人乗り込みました。見えてる視界には自分の手と目の前の状況しか映っていません。突然現れた私に対し、怒りを露にして怒号を浴びせてくる男たちが一人、また一人とどんどん詰め寄ってきます。そんな男を私は何の躊躇もせずに殺していきます。相手の手に武器が握られていても構わず、返り討ちにして殺していきます。

時には刀で近接戦闘をし、時には銃に持ち替えて撃ちまくり、容赦なく男たちを殺していきます。ドラッグの密造をしているようですが、その研究員も容赦しません。無抵抗で丸腰でも殺していきます。彼らの殺意よりも、私の怒りと憎しみの方がはるかに上だからです。怒号、悲鳴、血しぶき、いろんなものが飛び交い、通った道には死体がどんどん倒れていきます。最後の扉を開けてみると、屈強な男たちがさらに待ち構えていました。

私は頭を鏡にたたきつけられ、血を吹き出します。鏡にようやく私の顔が映ります。それでも倒れず、男たちを全員殺していきます。最後のボスと最後取っ組み合い、一瞬の隙を突いて女はボスの首に紐を巻きつけ、そのまま窓ガラスに向かって紐を掴んだまま突撃しビルの外へ飛び出しました。ボスの死亡をしっかり確認し、無事に地面に着地をすると、ちょうどよくそこに大勢のパトカーが詰め寄り、多くの警官たちに取り囲まれました。

スクヒの悲劇の過去

捕まった女の名前はスクヒ。スクヒは幼い頃に父親を目の前で殺されました。ベットの下に隠れながら父親の最期を目の当たりにし、その時容疑者が口にした口笛は忘れることができません。父親の死後、マフィアの若頭ジュンサンに偶然拾われ、殺し屋として育てられました。念願の父の仇を討とうとしたところ、逆に敵の罠に陥りました。しかしジュンサンが突然現れ、父の仇を含めた敵を倒していき、そして彼女を救ってくれたのです。

スクヒはジュンサンを慕い続け、大人になってからは恋心が芽生えていました。スクヒはジュンサンに自分の想いを告げます。念願がついに叶い、スクヒとジュンサンは幸せな結婚式を挙げました。しかしある時、ジュンサンはスクヒに、スクヒの父を殺した本当の敵は実は別にいると考えていることを打ち明けました。新婚旅行中に、ジュンサンの弟分が敵に捕まったという情報が入り、ジュンサンはスクヒを置いて敵のもとに向かうのです。

新婚旅行での別れの後にスクヒがジュンサンと再会した時は、なんとジュンサンの顔はつぶされ、愛しき人が亡き人となって目の前に現れたのです。スクヒの父親の本当の仇討ちをするはずだったのですが、逆に敵に捕まってしまったと弟分に聞かされ、スクヒはその場で憤慨します。スクヒが犯罪組織のアジトに単身殴り込み、一人残らず殺して壊滅させたのは、愛するジュンサンを殺されたのでその復讐のための壊滅だったのです。

国家に捕まったスクヒ

怪我をしたスクヒは、ベッドの上で眠っていました。別屋で彼女の様子をスクリーン越しに複数の人間が眺めています。摘発する予定だった犯罪組織を壊滅させた彼女に、彼らは興味を持っていました。彼らの正体は国家情報院の職員で、密かに暗殺者養成施設を運営していました。国家情報院というのは、韓国政府直轄の暗殺集団でした。スクヒは国にとって使えそうと判断し、スクヒが眠っている間に彼女の顔の整形手術を施します。

目覚めたスクヒは脱走しようとしますが、この国家情報院では脱走など日常茶飯事なのです。脱走しようとしたスクヒは、バレエや厨房での料理、さらには舞台での芝居が行われているのを見ました。舞台の控室で出口の場所を聞いたスクヒに、案内するから一緒に逃げようとある女性が言いました。ところがその女性はクォンで、スクヒの直接の上司でした。脱走を手助けするように思わせて、スクヒの気持ちを挫くのが狙いでした。

捕まったスクヒに、クォンはお腹の超音波検査の結果を教えます。実は自分のお腹には死んだジュンサンとの間の子どもを宿しており、その子どもを母子ともに無事に育てたければ、国家の命令に服従することをスクヒは強いられます。暗殺者としての国家の訓練を受け、国家情報院で10年間任務を果たすことができれば、充分な生活資金を渡して平凡に毎日暮らせると聞かされたスクヒは、国家情報院での暗殺者としての任務を了承します。

暗殺者の教育係を務めるクォンの厳しい指導のもと、スクヒは子育てをしながら暗殺の訓練を受けました。周りの訓練生から最初憎まれてましたが、生まれた赤ちゃんの子育てを手伝ってもらううちに仲間意識が芽生えていきました。数年の施設内での特訓生活が続き、その中で施設を出た後の一般人として生きるための職業訓練も同時に行われていました。職業訓練の中でスクヒは女優を選び、舞台女優として頭角を現していきます。

そしていよいよスクヒに最初の任務が言い渡されます。その任務に成功すれば、無事出所に辿り着けるのです。「会長」と呼ばれる標的の家に闇に紛れて密かに潜入したスクヒは、問題なく標的の男を暗殺することができました。家から逃走するためにバイクを使ったスクヒは、会長の手下の追っ手たちのバイクに執拗な追跡を受けます。敵に追われながらもなぎ倒していき、計画通りバイクごと川へ飛び落ちることで、追跡から逃れます。

スクヒは任務を無事に完遂し、最愛の娘であるウネをしっかり腕に抱いて出所しました。何の変哲もないマンションの一室での生活を与えられます。スクヒという名前は使わず、新しく「チェ・ヨンス」という偽名で、施設内で培った能力をそのまま活かすべく舞台女優として暮らすことにもなりました。今までのスクヒとは全くの別人となって、第二のスクヒの人生を歩み始めたのです。

スクヒの新しい出逢い

娘と慎ましく暮らしているスクヒに、隣室に住む青年が接近してきました。彼はクォンの部下であり、スクヒの監視役でした。スクヒと恋仲になり、常にスクヒの側にいて監視ことが彼の任務なのです。恋愛と組織内での出世の両方を手に入れようする彼は、自分の名前をヒョンスと告げました。ヒョンスを不信に思ったスクヒは、身元照会をクォンに依頼しますが、もちろん彼に不審な点はないと回答が帰ってきました。

スクヒはヒョンス自身のことを尋ねました。ヒョンスは以前大手企業であるテソン社に務め、結婚もしていて愛する妻もいましたが、3年前に強盗犯に妊娠していた妻が殺されてしまい、傷ついた身を休めるために3年間会社から休暇をもらい、やっと仕事に復帰したところだと説明します。もちろんそれもクォンが用意した答えだったのです。スクヒはその話を鵜吞みにし、警戒心は次第に薄れていきます。

ヒョンスは娘のウネにも優しくしてくれるので、スクヒはより心を開いていきます。スクヒは自分の出る舞台にヒョンスを誘い、舞台の上で女優でいると別人になれて幸せであるという本音を彼に明かします。関係が近づき始めてた時、スクヒに任務が入ります。後輩のミンジュと一緒に行なう暗殺任務です。しかしスクヒは任務に失敗し、ミンジュを殺されてしまいす。スクヒはショックを受け、恋愛に現を抜かした自分を恥じたのです。

ヒョンスもまた、任務を忘れてスクヒに本当に恋をしていきます。ヒョンスはスクヒにプロポーズをし、スクヒはクォンに相談します。スクヒも実はヒョンスと結婚したいのです。なぜならその結婚は、実はウネを守るためでもありました。自分が死ねば、ウネは天涯孤独になり、自分と同じ境遇になってしまうからです。意外にもクォンはその結婚を許可し、さらに周囲に不審がられないように結婚式もあげるように伝えます。

スクヒの2度目の結婚

その頃、国家情報院はチェ・チェンモという一人の男に注目していました。スクヒが壊滅させたアジトから、ハードディスクを盗んだ男であり、凶悪犯罪組織の幹部でもありました。チェ・チェンモという名前は、実は死んだジュンサンの弟分の名前でもあり、彼はその盗んだハードディスクと使ってかなり儲けているようでした。チェンモのバックには大きな黒幕がいると国家情報院は考えていました。

スクヒとヒョンスの結婚式当日、ウエディングドレスを着たスクヒにクォンからの任務が入ります。式場のトイレ内に長距離ライフルがあり、瞬時に組み立てたスクヒはターゲットを狙います。換気扇からサングラスの男を狙った時、スクヒは違和感を覚えます。その一瞬の迷いで撃った弾は急所を外してしまい、ターゲットを始末し損ねます。実はそのターゲットは、死んだはずのジュンサン本人だったからです。

韓国映画悪女AKUJOの結末はどうなる?

ジュンサンとの再会

韓国画『悪女AKUJO』も、いよいよ物語のラストスパートです。なぜジュンサンは生きていたのか。そしてヒョンスと結婚したスクヒは娘と幸せに生きていけるのか。韓国画『悪女AKUJO』の結末のあらすじをネタバレを含めてご紹介します。未鑑賞の方や、ネタバレを含んだ結末のあらすじを気にする方はご注意ください。

スクヒが見たジュンサンの死体の顔は、本人なのかわからないほど潰されていました。でも実は、彼らはスクヒをだましていたのでした。式後、スクヒとヒョンスが食事をしていると、ヒョンスに電話がかかってきます。彼が電話のために席を外すと、突如ジュンサンが現れます。スクヒにジュンサンは挨拶をし、その場を去ります。そして数日後、スクヒに花束が届き、その中にはヒョンスがクォンの手下である証拠があったのです。

スクヒは、花束の送り主はジュンサンと考えます。ヒョンスが任務のために自分を利用したと思ったスクヒは怒り、花束の中のカードに書かれた電話番号にかけ、ジュンサンに刺客が来ることを言います。その刺客はスクヒの後輩のソンであり、ソンはジュンサンに捕まります。クォンからヒョンスに指令が下り、ヒョンスはソンを救出しに行きました。ヒョンスは心からスクヒを愛し、悲しい人生から早く解き放ちたいと考えていました。

ヒョンスが外出している間に、クォンはスクヒをジュンサンに情報を流した容疑で捕まえ、車の中に拉致します。さらにクォンは、ヒョンスにウネを守るよう命令します。何が起きているのかスクヒが困惑していたその時、クォンとスクヒがいる車にジュンサンの組織の車がいきなり衝突してきます。横転した車からスクヒはなんとか奪取し、そして逃げている途中でジュンサンが現れ、スクヒを救い出したのです。

2度目の家族の喪失

急いでウネを助けないと思い、焦るスクヒをジュンサンは車で送ります。家の近くに到着し、ウネのもとに走っていく彼女を不気味な笑顔でジュンサンは見送ります。スクヒが家に近づいた瞬間、突然自分の部屋が爆発しました。ヒョンスがウネを固く抱きながら、窓から落下するのがスクヒの目に映りました。急いで二人のもとに駆け寄り、愛する夫と娘の名前を叫びますが、二人はすでに息絶えていたのです。

クォンがスクヒに近づき、スクヒはクォンたちの計略だと疑います。しかしクォンがスクヒに見せた映像には、全ての事件はジュンサンの計略だったということが判明したのです。スクヒが家に帰る頃合いを見て爆弾のタイマーがセットされていたことも、彼の計画でした。スクヒが自分の父の仇を討とうとしたことが、ジュンサンの計画の原因だったのです。この物語の真相は、実の父を殺した犯人はジュンサンだったのです。

一度愛した男との戦い

自分の子どもまでも殺すよう命じていたジュンサンに対し、復讐することをスクヒは決めます。全ての事件の決着をつけるため、もうこれ以上失うものは何もないスクヒはたった一人でジュンサンの組織に乗り込みます。屋上駐車場から車に乗ったまま組織のアジトに突っ込み、降りてすぐにマシンガンを乱射して部下たちを次々と殺していきます。

ジュンサンのもとに到達したスクヒは、なぜこのようなことをしたのかジュンサンに問いただします。しかし、ジュンサンの口からは身勝手な答えしか返ってきません。こんな理由のために、自分の最愛の人の命が次々と奪われていったことに対し、スクヒは怒りを爆発させジュンサンに襲い掛かります。二人は暗殺術を駆使して、激しいナイフによる攻防を繰り広げます。

決着がつかない中、現れたチェ・チェンモに誘導され、ジュンサンはバスの中に逃げ込みます。それをスクヒは必死に追い、道路に飛び出したスクヒは走ってきた車にぶつかり転倒します。運転手が心配そうに車から飛び出してきたところを、無事であったスクヒはすかさず車を奪い、バスを追いました。フロントガラスを叩き割って、手に握った斧を車に突き刺して体の支えにし、後ろ手に運転しながらボンネットに乗ってバスを追います。

やっとバスに追いつき、斧で後部座席の窓ガラスを破って中に侵入します。手下を次々と倒していき、ついにジュンサンとスクヒの一騎打ちとなります。刀と斧の激しい攻防となり、スクヒは斧でバスの運転手の腕を切り、運転不能のバスは後続車と激突します。バスは激しく横転し、スクヒも地面に叩きつけられます。スクヒは顔中血まみれになりながらも、斧を握って立ち上がり、憎きジュンサンに向かってその斧を振り上げました。

スクヒを目の前にジュンサンは最期の言葉を残し、彼はどの殺人現場でも流れていた口笛をスクヒに向けて吹き始めました。そしてスクヒは斧を彼に向けて振り下ろし、殺しました。殺した途端に空から激しい雨がスクヒを濡らし始めました。遠くからサイレンが聞こえ始め、パトカーがかけつけます。その場に立ち尽くした彼女に銃を向けながら警官たちが近づいてきました。スクヒの顔は血と雨に塗れ、不敵な笑みを浮かべていました。

韓国映画悪女AKUJOの魅力とは?

冒頭7分の一人称ノンストップアクション

韓国映画『悪女AKUJO』の魅力とは何なのか、徹底解説します。鑑賞した人の多くがこの作品に魅力を評価し、絶賛しています。「新たなアクション映画の幕開け」とも言われているこの作品には、どんな魅力があるのでしょうか。解説にはストーリーのあらすじやネタバレが含まれています。あらすじやネタバレを気にする方は、解説の閲覧にご注意ください。

映画冒頭のスクヒが潜入するシーンに、まず誰もが驚愕したでしょう。アクション映画ファンなら知る人ぞ知る映画『ハードコア』と同様、自分自身が視点となり、ストーリーが進みます。向かってくる敵を銃とナイフを駆使して次々となぎ倒していくこのシーン、しかもワンカットなのです。まるで自分がアクションをしているかのように感じ、映画への興奮がより増長されていきます。この冒頭のシーンで心を掴まれた人は多いです。

日本刀で殺陣をしながらのバイクアクション

このシーンはいったいどのようにして撮影されたのでしょうか。スクヒが任務の標的を暗殺した後に、手下から追われるこのシーン、一歩間違えれば大事故に繋がりかねません。バイクを動かしながら、振りかざされる日本刀を鮮やかに回避し、両脇の敵を見事に切り刻んでいくスクヒの手さばきは見事なものです。もちろん安全に十分配慮しながら撮影されていますので、一般の方は絶対にマネをしないでください。

終盤のカーチェイスアクション

車のボンネットの上にに乗り、片手で斧を車に突き刺し、もう片方の手は車のハンドルを握って操縦する。こんなアクションをするのはジャッキー・チェンぐらいしかいないかもしれません。誤って車道に落ちてしまえば即死の可能性もあるこのカーチェイスは、映画の終盤スクヒがジュンサンを追い詰めるシーンで観られます。バスに乗り移ってもまだ危険な状態は続き、観客のハラハラドキドキが止まらなかったでしょう。

ほとんどのアクションを自らこなす主演キム・オクビン

このような激しいアクションが盛りだくさんな本作、実は主役のスクヒのアクションシーンはスタントマンをほとんど使わず、スクヒ役を務めたキム・オクビン自身が実際に行いました。アクションシーンの9割以上をキム・オクビン本人が自ら演じたらしく、それはキム・オクビンがハプキドーとテコンドーの黒帯を有するほどの腕前の持ち主だったのも、この作品の完成度を高めた要因なのでしょう。

韓国映画悪女AKUJOの評価と感想

韓国映画『悪女AKUJO』を見た人はどのような感想を抱いているのでしょうか?twitterなどからあらすじやネタバレを含めた感想や評価をご紹介します。あらすじやネタバレを含めた感想や評価を見て気になった方は、是非映画『悪女AKUJO』をご鑑賞ください。

作品自体に絶賛の声

この作品の凄さ・面白さに圧倒された人がかなり多かったです。アクションに期待して鑑賞した男性が多く、その期待を大きく上回るクオリティに度肝を抜かれた人も多く感想を寄せました。カンヌ映画祭で観客を沸かせたのも納得です。2018年2月に公開されながらも、すでに2018年公開映画でトップを位置付けている人もいるほど、この作品のインパクトは大きかったようです。このアクションの凄さは、実際に観なければわかりません。

見たことのないアクションに驚嘆の声

冒頭の一人称視点でのアクションシーンや、クライマックスのカースタントを含めたアクションシーンがこの作品の売りでもあり、どうやって撮影をしたらこんな映像が撮れるのかと、業界人でさえも目を疑ううような映像に仕上がっています。このアクションもスタントマンを使わずスクヒ役のキム・オクビンが実際にアクションをこなしているということにも驚愕です。

ヒロインアクション映画の代表作

近年公開された『ワンダーウーマン』や『アトミックブロンド』、そしてヒロインアクションの代表作と呼ばれる『キル・ビル』シリーズや『ニキータ』などに並ぶ映画と位置付けされるのが今作。アクション映画にも女性の台頭がどんどん進み、男性アクションにも引きを取らない、むしろこっちの方がかっこいいとさえ思えるような作品に仕上がっています。

韓国映画の悪女AKUJOは壮絶なアクション映画!

韓国映画『悪女AKUJO』のネタバレ・感想を含めたあらすじ、評価や結末はいかがでしたか?観た人すべてを虜にする驚愕の映像に、高い評価が多く集まりました。ハリウッドのアクション映画に胸を張って対抗できる超級アクション映画です。この韓国映画『悪女AKUJO』のネタバレを含んだあらすじや結末を読んで興味を持った方は、是非この映画をご鑑賞ください。

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