進撃の巨人のポルコ・ガリアードとは？顎（あぎと）の継承者について考察

進撃の巨人とは一大ブームを巻き起こしたほどの名作少年漫画です。テレビで進撃の巨人が紹介されたり、進撃の巨人特集が放送されたり、紅白歌合戦でOP曲が披露されたこともあり進撃の巨人知ってる！という方も多いと思います。

進撃の巨人のあらすじは突如として現れた謎の巨人により、人類は何もできず捕食され領土を失い、滅亡の危機に立たされます。生き残った人類は3つの壁を作りその中に逃れ一時の平和を手に入れました。しかし、突然現れた超大型巨人により1枚目の壁「ウォール・マリア」が破壊され再び人類に巨人の脅威が迫ります。

今回は進撃の巨人で登場する「顎（アギト）」について詳しく見ていきたいと思います。この「顎（アギト）」とは何なのか？また、進撃の巨人の作中で各巨人がどのような力を所持しているのか、進撃の巨人に登場するポルコやユミル、ガリアードはいったい誰なのか？等々、進撃の巨人を詳しく見ていきたいと思います。

進撃の巨人には大きく分けて2種類の巨人が存在します。１つは無垢の巨人、そしてもう一つが顎(アギト)も含めた九つの巨人です。顎(アギト)を解説する前に、進撃の巨人で重要な２つの巨人について詳しく見ていきたいと思います。

無垢の巨人とは、進撃の巨人の作中で大量に登場する巨人で、元は主人公エレンたちと同じ人間です。進撃の巨人の物語の最初はどこから来たのか、何が目的なのか、なぜ人間だけを捕食するのか等、すべてが謎に包まれた存在でした。九つの巨人は全ての巨人に知性がありますが、無垢の巨人は全ての巨人に知性が存在していません。

無垢の巨人の中にも２種類の個体が存在し、１つは人間を見つけたらそこへ向かっていくだけの巨人、そしてもう１つは少し変わった行動をする奇行種というものです。この奇行種というものは、人間を見つけてもすぐに襲おうとしない、個人より集団を狙って動くなど不規則な動きをします。そのため兵団が巨人を見つけた時に出すサインも、奇行種用のサインがあり兵団も危険視していることが分かります。

九つの巨人は、進撃の巨人の作中で重要な役割を持つ巨人です。九つの巨人それぞれが異なる能力を持っており、それを駆使して戦闘を繰り広げていきます。この巨人は無垢の巨人が九つの巨人を捕食することで、その力が捕食した継承者へと継承されていきます。巨人の力を授かったものは力を得てから１３年で必ず死亡します。継承がされなかった場合は、ユミルの民の新生児にランダムで継承者が決定します。

始祖の巨人はその名の通り、進撃の巨人の作中に登場する全巨人の起源となる存在で、その昔ユミル・フリッツが大地の悪魔により授かった力です。この巨人は座標と呼ばれる力を使い、この力でユミルの民や無垢の巨人を自由に操ることができます。この力で巨大な巨人を利用して３枚の壁を築き、壁内へ逃げたユミルの民の記憶から壁外の記憶を消しています。現在はエレンがこの力を継承者となり使用しています。

原作のタイトルにもなっているこの巨人は、いつの時代も自由のために戦ってきた巨人です。現在はエレンが継承していますが、前任者はエレンの父親のグリシャ・イェーガーです。グリシャは始祖の巨人奪還の為にこの力を継承し、始祖の巨人の力を奪った後息子のエレンにこの力を継承させました。なので主人公のエレンは現在２つの巨人の継承者となっています。

この巨人はその名の通りほかの巨人と比べて圧倒的に大きな体で、５０mを超える大きさを誇っており壁をも超える大きさです。この巨人が進撃の巨人の物語の初めに壁を破壊した張本人です。見た目通りの体なので、動きはほかの巨人と比べてかなり鈍いです。しかし体からは超高温の熱気を出し、近づくことも困難になりました。

この巨人は壁の破壊と同時に侵入した巨人で、その名の通り体が鎧のように固いことが特徴です。体のほぼすべての場所を硬質化させることができ、兵士の使うブレードでは全く歯が立ちませんでした。しかし、関節技や硬質化させたパンチ、脇や股、膝の裏側といった硬化をすると体が動かせなくなってしまう部分は硬化していないため、攻撃が通ってしまいます。

この巨人はアニ・レオンハートが継承した巨人で、アニ自身が対術に長けていたため近距離戦に強い巨人となっています。体の一部を硬質化させることや、始祖の巨人と似た能力「無垢の巨人を呼び寄せる」を使うことができます。また調査兵団に捕まった際、自身の周りを結晶化させるという詳細不明の能力も使うことができます。

この巨人は名前の通りほかの巨人とは違い獣のような体毛が生えています。遠距離からの投擲攻撃に長けており、一度にたくさんの岩を投げて兵士を壊滅させるほどです。また、声を上げることでエルディア人を無垢の巨人に変化させ操る能力も保持しています。進撃の巨人の作中では本来夜間は行動できませんが、この無垢の巨人は夜でも活動ができるという特別な部分があります。

この巨人は他の巨人と違い四足歩行をするのが特徴です。この状態からの素早い動き、運搬能力などに長けており、背中に機関銃を背負って戦うという独特な戦闘スタイルを見せることもあります。進撃の巨人の作中では主に後方支援などを行っている場面が多々見受けられます。

進撃の巨人の最新の話で登場した巨人です。見た目は無垢の巨人のようなこの巨人は、ものを硬質化させることで戦うというスタイルを持つ巨人です。その名の通り鎚を生成し進撃の巨人・エレンと戦闘を繰り広げます。見た目は男性ですが継承したキャラの性別は女性です。

進撃の巨人に登場する九つの巨人最後の１体が今回紹介する顎(アギト)の巨人です。この巨人の特徴として、その名の通り強靭な力を持った顎、そして軽い身のこなしをすることです。ジャンプ力も高く戦場をかき乱します。

ガリアード家はマーレ出身の家系で、この家系出身のマルセル・ガリアードが顎の巨人の継承者に選ばれました。

マルセル・ガリアードというキャラは、先の説明通り顎の巨人の継承者です。「始祖奪還作戦」実行のためパラディ島に上陸しますが、任務遂行中に無垢の巨人に襲われ、ライナーを庇い捕食されました。

このキャラはエレンと同じ１０４期生の入団者です。彼女の正体は顎の巨人の継承者です。巨人の能力を制御することができ、片言ですが会話をすることも可能になっています。クリスタのことを大切にしており、クリスタの用心棒をするという部分も見せるキャラです。

彼女は元々壁外で暮らしていたキャラですが、とある事をきっかけに無垢の巨人として彷徨っていました。そこへ「始祖奪還作戦」で上陸していたマルセル・ガリアードたちと遭遇し、彼を捕食して人間の姿に戻り顎の巨人の継承者として壁内へ侵入しました。

このキャラは、マルセル・ガリアードの弟で、ユミルより顎の巨人を継承した人物です。ユミルが自分の意志で彼に継承し、ユミルの記憶を通して兄の命を落とした瞬間などを見たことで、ライナーに対して嫌悪感を抱いています。兄はマルセルと呼ばれているのに対し、彼はファミリーネームのガリアードで呼ばれています。これはあだ名の「ポッコ」が嫌だったためです。

マーレでガリアード家の元に生まれました。兄マルセルと戦士候補生に選ばれ訓練をします。７人の候補生が選ばれましたが、唯一継承をさせてもらうことのできなかったキャラです。本来であればライナーではなくポルコ・ガリアードが選ばれるはずだったのですが、マルセルが彼が巨人にならないように印象操作したため、戦士として選ばれることはありませんでした。

始祖奪還に失敗し帰還した際、ジーク達が連れて帰ったユミルを捕食することで、九つの巨人を継承するキャラの１人となります。そしてポルコ・ガリアードはマーレの戦士となり、寿命が残り１３年となります。マーレは超大型巨人と女型の巨人を奪われたことにより、始祖、女型、超大型、進撃の巨人の力を失います。

この戦争はマーレと中東連合との戦争で、最終決戦地・スバラ要塞の戦いで彼は活躍します。先に説明した通り、進撃の巨人の作中で一番の顎の力を誇り、線路を破壊していくことで敵の走行列車を無効化するという活躍をします。

進撃の巨人最新話でもポルコ・ガリアードは登場しており、戦鎚の巨人と戦う進撃の巨人・エレンを背後から奇襲を仕掛けるという行動をします。ですが進撃の巨人によって建物にたたきつけられてしまいます。ポルコ・ガリアードはまだ継承をしてから日が浅いため対等に戦えてないのかなと思います。そののちリヴァイが登場したためポルコ・ガリアードは脱出を図ります。

車力の巨人や獣の巨人が駆け付けたことにより、獣、顎、車力の巨人VS進撃の巨人含む立体機動隊という構図が生まれています。今後進撃の巨人・エレンやポルコ・ガリアードたちがどのような展開を生んでいくのか期待が高まります。

ここまで進撃の巨人について解説してきましたがいかがだったでしょうか？進撃の巨人の作中では新規のキャラであるポルコ・ガリアードがどのような人物か、ポルコ・ガリアードがどのような立ち回りの人間なのかが少しでも分かれば幸いです。進撃の巨人のストーリーが今までどのように流れてきているのか、進撃の巨人に登場する巨人たちがどのような存在なのかが理解できたでしょう。

進撃の巨人の中でも顎の巨人を中心に説明をしてきましたが進撃の巨人の作中にはまだまだいろいろなキャラが登場します。進撃の巨人に興味を持った方はぜひ原作やアニメを見てください！進撃の巨人の今後の展開にも注目です！