サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)をネタバレ紹介!ヒットの理由やキャストを考察

韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」は、2011年に韓国で公開された映画です。40代の女性が離れ離れになった高校時代の仲間たちを探す過程で、青春時代の輝かしい日々を取り戻す様子を描いた青春ドラマ映画となっています。監督・脚本は「過速スキャンダル」に続いて長編映画2作目となったカン・ヒョンチョル監督。韓国で観客動員数740万人を超える大ヒットになりました。この記事では、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のあらすじやキャスト、観た人の感想などをネタバレありで紹介していきます。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)をネタバレ紹介!ヒットの理由やキャストを考察のイメージ

目次

  1. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のヒットの理由に迫る!
  2. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のキャストを紹介!
  3. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のあらすじをネタバレ!
  4. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のヒットの理由を考察!
  5. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)を観た人の感想とは?
  6. サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のネタバレまとめ!

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のヒットの理由に迫る!

韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」は、2011年に韓国で公開された映画です。監督・脚本は観客動員数800万人を超えた大ヒット作「過速スキャンダル」に続いて長編映画2作目となったカン・ヒョンチョル監督。この「サニー 永遠の仲間たち」も、韓国で観客動員数740万人を超える大ヒットになりました。

日本でも篠原涼子・広瀬すずのW主演キャストでリメイクされ、2018年8月に「SUNNY 強い気持ち・強い愛」として公開されました。さらにハリウッドでもリメイクが予定されているなど、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」は世界的にも注目を集めています。

1970年代から1980年代の数々のヒットナンバーにあわせて描く、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」。この記事では、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のネタバレのあらすじやキャスト、観た人の感想などをネタバレありで紹介し、そのヒットの理由を考察していきます。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のキャストを紹介!

以下は、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」の主要キャストを【現在】と【高校時代】に分けて紹介していきます。内容によっては一部ネタバレな部分もありますのでご了承ください。

キャスト:イム・ナミ/ユ・ホジョン(現在)シム・ウンギョン(高校時代)

地方からソウルの高校に転校してきて、「サニー」のリーダー的存在であるチュナにグループに招かれ、メンバーになった高校時代のナミを演じたのはシム・ウンギョンです。1994年5月31日生まれ。子役として、ドラマ「ファン・ジニ」や「太王四神記」「春のワルツ」でも主役級の子役を演じ、韓国で国民的人気子役となり、「怪しい彼女」の主演も演じています。

少し裕福な家庭の主婦として暮らしており、用事があってたまたま立ち寄った病院で高校時代の同級生・チュナと再会し、チュナの願いを叶えるために奔走する・現在のナミを演じたのはユ・ホジョンです。1969年1月24日生まれ。「酔画仙」で本格映画デビュー。カンヌ映画祭で監督賞を受賞するなど、作品が国内外で高い評価を受けました。「お隣さんは元ダンナ」でSBS演技大賞最優秀演技賞を受賞。

キャスト:ハ・チュナ/チン・ヒギョン(現在)カン・ソラ(高校時代)

「サニー」のリーダーで、ナミが転校したてでクラスメイトにいやがらせを受けていたところを「サニー」に誘った高校時代のチュナを演じたのは、カン・ソラです。1990年2月18日生まれ。この映画「サニー 永遠の仲間たち」で韓国のアカデミー賞と言われる釜日映画賞新人女子演技賞を受賞した2011年注目の新人女優です。その後、ドラマ「ドクター異邦人」「ミセン―未生―」などで活躍しています。

事業家として成功していましたが身寄りはなく、肺がんで余命2ヶ月しかない状態でナミに再会した・現在のチュナを演じたのはモデルでもあるチン・ヒギョンです。1968年9月7日生まれ。1994年に女優デビューし、1995年に大鐘賞新人賞を受賞。「銀杏のベッド」や「モーテル・カクタス」などで個性的な役を演じています。

キャスト:キム・チャンミ/コ・スヒ(現在)キム・ミニョン(高校時代)

きれいになりたくて、完璧な二重まぶたになることが一番の望みだった高校時代のチャンミを演じたのはキム・ミニョンです。韓国で大ヒットした映画「重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!」でデビュー、怪力の重量挙げ少女役を演じて注目を集めます。「ヘアスプレー」で主役をつとめるなどミュージカルでも活躍しています。

営業成績はあまり振るいませんが、保険会社に勤めている現在のチャンミを演じたのはコ・スヒです。1976年7月18日生まれ。演劇出身で、舞台を中心に活躍する実力派女優。日韓共同で制作され、東京・ソウルで公演された舞台「焼肉ドラゴン」で、韓国人として初めて日本の読売演劇大賞優秀女優賞を受賞しました。

キャスト:ファン・ジニ/ホン・ジニ(現在)パク・チンジュ(高校時代)

国文学者を父に持ち、幼い頃の夢が悪口辞典を編纂することだった高校時代のジニを演じたのはパク・チンジュです。1988年12月24日生まれ。この映画「サニー 永遠の仲間たち」でオーディションで選ばれデビュー。その後、「ハイキック3~短足の逆襲」「二つの月」などに出演しています。

映画「サニー 永遠の仲間たち」の中で教養ある奥様として生活していますが、夫には浮気をされてしまう現在のジニを演じたのはホン・ジニです。1962年7月6日生まれ。ドラマを中心に活躍し、しばらく芸能活動から遠ざかっていましたが、本作で10年ぶりに復帰しました。

キャスト:ソ・クムオク/イ・ヨンギョン(現在)ナム・ボラ(高校時代)

ベストセラー小説家になる日を夢見ている歯科医の一人娘・高校時代のクムオクを演じたのはナム・ボラです。1989年11月27日生まれ。2006年ドラマでデビュー。「太陽を抱く月」などで知られる女優です。ドラマや映画に注目の若手女優です。

結婚し、再開発地区の小さなアパートで、姑と日々の生活に追われている現在のクムオクを演じたのはイ・ヨンギョンです。1970年5月23日生まれ。歌手としてデビュー。1989年にMBC大学歌謡祭で銀賞受賞。以後、娯楽や教育番組で活躍しています。この映画「サニー 永遠の仲間たち」が映画初出演作品となっています。

キャスト:リュ・ポッキ/キム・ソンギョン(現在)キム・ボミ(高校時代)

人気スポットのミョンドンで大きな美容室を経営する母の影響で、ミスコリアを夢見る高校時代のポッキを演じたのはキム・ボミです。 1987年5月15日生まれ。ドラマ「風の絵師」で人気を集め、他「九家の書」などに多く出演しています。

母親が事業に失敗し、子供と離れて水商売で生計をたてている現在のポッキを演じたのはキム・ソンギョンです。1968年12月26日生まれ。1991年、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」でデビュー。ドラマと映画、ミュージカルなどで活躍しています。

キャスト:チョン・スジ/ユン・ジョン(現在)ミン・ヒョリン(高校時代)

ティーン雑誌の表紙モデルをつとめる、クールビューティ・高校時代のスジを演じたのはミン・ヒョリンです。1986年2月5日生まれ。2006年、アパレルブランドのメインモデルとしてデビュー。この映画「サニー 永遠の仲間たち」で映画デビューしました。歌手、MC,、モデルと多方面で活躍しています。

映画「サニー 永遠の仲間たち」の最後に少しだけ出演した現在のスジを演じたのはユン・ジョンです。1963年11月4日生まれ。主にCMモデルとして活躍していますが、カン・ヒョンチョル監督が、映画の最後のワンカットを飾るには華やかな彼女が必要だとキャスティングしたそうです。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のあらすじをネタバレ!

以下は、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のあらすじを、ネタバレを含めて紹介していきます。ネタバレを多く含む内容となりますのでご了承ください。

チュナとの再会

結婚し、高校生の娘に恵まれ、専業主婦としてそれなりに忙しい日々を送るイム・ナミ(ユ・ホジョン)。母親のお見舞いに行った病院で、偶然に懐かしい名前と顔に出会います。それは25年前の高校時代の友人、ハ・チュナ(チン・ヒギョン)でした。しかしチュナは肺がんで余命2ヶ月の闘病中。チュナはナミに、死ぬ前に『サニー』の皆に会いたいと頼みます。

高校時代に全羅道・筏橋からソウルに転校してきたナミ。方言のなまりのせいで転校初日から不良に絡まれてしまいますが、そこを救ってくれたのがチュナたち『サニー』のメンバーでした。ジンドク女子高で最も義理に厚いチュナ、二重瞼に命をかけるチャンミ、スラングばかり口にするジニ、武器を手にする文学少女クムオク、ミスコリアを夢見るポッキ、そしてクールビューティー・スジ。

ナミはチュナの願いを叶えるため、母校の元担任の先生を尋ね、25年もの間連絡を取っていなかった昔の友達を捜し始めます。

『サニー』のメンバー

ナミが最初に見つけたのは、元担任のところに名刺を置いて行っていた、保険会社に勤めるキム・チャンミ(コ・スヒ)でした。2人は少し怪しくても腕は確かだという探偵に、残りの4人の捜索を依頼することにします。

主婦業に追われる毎日を過ごしていたナミの心に、少しづつ昔の仲間と過ごした懐かしい思い出が蘇ってきます。他校のライバルグループ「少女時代」とのタイマン勝負で、祖母から伝授された方言スラングを使って大活躍したこと。ちょっと背伸びをした初めての恋。ラジオ番組に投稿して決めたもらったグループ名「サニー」。かつて眩しいほどに輝いていた友情…。

やがて、スラングばかり口にしていたのに優雅な奥様に化けていたファン・ジニ(ホン・ジニ)、再開発地区の小さなアパートで、姑と日々の生活に追われているクムオク(イ・ヨンギョン)、母親が事業に失敗しため大学を辞め、子供を施設に預けながら水商売をしているリュ・ポッキ(キム・ソンギョン)にも再会します。残りはチョン・スジ、1人だけ。

『サニーは永遠だ!』

実はサニーが皆バラバラになったのにはある理由がありました。高校時代の学園祭。サニーはダンスを披露しようと準備をしていましたが、シンナーを吸って正気ではなくなった同級生イ・サンミがナミに絡んできて、大騒ぎになります、そんな中、サンミが振り上げた割れた瓶の欠片がスジの右頬を大きく切り裂いてしまいました。

雑誌のモデルになるほど美しかったスジの顔。ショックを受けたスジは自殺未遂まで図ります。そしてその騒ぎが元でサニーの7人は退学になるのですが、「また絶対に皆で集まろう」と約束します。誰かが死ぬまで、いや死んでも、サニーは永遠だ、とチュナが言います。

チュナとの別れ

チャンミからチュナの死を知らせる電話を受け取るナミ。本葬儀の次の日に、サニーのメンバーで集まる段取りをします。集まったのはナミ、チャンミ、ジニ、クムオク、ポッキの5人。未だに連絡のつかないスジには、最後の手段で『ハ・チュナ引退公演 ゲスト・サニー』と新聞広告を出しました。

そこへチュナの弁護士が、チュナの遺言を持って現れます。チャンミにはメンバー全員分の保険加入を保証し、クムオクには小会社の出版社を紹介します。ポッキには子供と暮らせるマンションと美容室を開ける準備を遺していました。そしてサニーのリーダーはナミ、副リーダーはジニだと遺言を遺していました。でも遺言の執行には条件がありました。

それはチュナの祭壇の前で、あの学園祭で踊るはずだった『サニー』のダンス!音楽が流れ、皆昔に戻ったように楽しく軽やかに踊ります。そこへ、1人の喪服の女性が近づいてきました。静かに笑う顔、それは新聞広告を見たスジだったのです。そして物語はゆっくりと幕を下ろします。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のヒットの理由を考察!

以下は、大ヒットした韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」について、そのヒットの理由を考察していきます。内容によってはネタバレを含みますのでご了承ください。

懐かしの音楽

韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」の劇中には、ボニーMの「Sunny」、シンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」、リチャード・サンダーソン「愛のファンタジー」、Joyの「Touch by Touch」、韓国歌謡のナミ「くるくる」、チョ・ドッペの「夢に」などの80年代の楽曲がふんだんに使われています。

映画「サニー 永遠の仲間たち」の中でもデモが乱闘騒ぎになるシーンが描かれていましたが、ソウル五輪を控えて経済成長期だった80年代後半の韓国は、民主化を求める運動やデモが頻発した時代でもありました。政府は国民の不満をかわすために、映画や音楽の規制を緩め海外のカルチャーを取り入れたのがこの時期だったようです。流れる音楽に懐かしさと時代背景を感じることができるのも、この映画のヒットの理由かもしれません。

誰にでも当てはまる日常の風景

ナミの母親が入院している病院の大部屋のテレビで、毎日放送されてるドラマ。『私たちは兄妹なの』『不治の病なの』などのセリフに大げさに呆れたリアクションをする患者たち。これはちょっとした布石だったのこもしれません。映画「サニー 永遠の仲間たち」で描いたのはそういった非日常的なドラマではなく、ごく日常の誰にでも起こりうる出来事、青春をテーマにしています。

誰にでも心当たりがあるちょっとした幸せと、完璧ではない境遇。誰もがどこかしらに共感できる、そんな要素がこの映画「サニー 永遠の仲間たち」のヒットに繋がっているのかもしれません。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)を観た人の感想とは?

以下は、韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を実際に観た人の感想や評価を紹介します。内容によってはネタバレな場合もありますのでご了承ください。

懐かしく、素敵な友情映画という感想が多くみられました。国は違えどやっていることは同じ感じというのがおもろしい!という感想、泣けるし、笑えるし、懐かしいし、観ている間夢中になり国が違うのに全く違和感がなく自分の事のようにハマってしまった!という感想、ストレートに共感することの出来る作品という感想、韓国映画に有りがちな映画ではなく、笑いと心温まる爽やかな感動に包まれた良心作という感想などがありました。

映画全体に関する感想もあります。過去と現在の繋がりに無理がなかったという感想、繋がりが上手くて、引き込まれるという感想、シムウンギョンをはじめ役者さん達の演技もよかった!という感想、高校時代&42歳の現在が交互に描かれていますが、丁寧に分かり易く創られているため、混乱することもなく、またどちらの時代を演じる女優さんも、不思議なくらい違和感を感じませんという感想などがありました。

そして泣けるという感想も多いものでした。ラスト30分は号泣必至!という感想、相当なレベルの傑作青春映画ですという感想、自分が未来の自分に宛てたビデオレターは切なくて涙なくしては見れないという感想、共感できるところがたくさん会って、最後は号泣だったという感想、友達の大切さに気づかせられる、心が暖まる作品ですという感想、ストーリーは重いのにハッピーに泣かせる映画でしたという感想などがありました。

サニー 永遠の仲間たち(韓国映画)のネタバレまとめ!

韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」のあらすじやキャスト、観た人の感想などをネタバレありで紹介し、そのヒットの理由を考察しました。映画の中でナミがチュナにお礼を言う場面があります。長い間、『妻』・『母親』としてだけ生きてきた人生だったけど、昔の仲間を探し、思い出すことでもう一度人生の主役になれた、と。

機会がありましたら、この韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」の中で、人生の主役として輝く少女たちの姿を楽しんでみてください。

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