模倣犯の映画をネタバレ!あらすじ・結末や感想も紹介【宮部みゆき原作】

2002年に公開され観客動員数100万人を記録した大ヒット映画「模倣犯」のあらすじをネタバレを含みながら結末まで紹介し、視聴者による感想もまとめていきます。映画「模倣犯」は人気作家である宮部みゆきによるサスペンス小説を原作としており、天才を自称する犯罪者による殺人事件を描いています。しかし原作ファンからは映画版に対する酷評なども寄せられたという噂もあるので、そちらも検証してまとめていきます。

模倣犯の映画をネタバレ!あらすじ・結末や感想も紹介【宮部みゆき原作】のイメージ

目次

  1. 模倣犯の映画あらすじネタバレや結末が知りたい!
  2. 模倣犯の映画作品情報
  3. 模倣犯作者の宮部みゆきについて
  4. 模倣犯の映画出演キャスト一覧
  5. 模倣犯の映画あらすじネタバレ
  6. 模倣犯の映画のラスト結末は?ひどいと酷評の噂にも迫る!
  7. 模倣犯の映画を観た感想や評価は?
  8. 模倣犯の映画あらすじネタバレや結末まとめ

模倣犯の映画あらすじネタバレや結末が知りたい!

宮部みゆきによる長編サスペンス小説を原作とした映画「模倣犯」のあらすじをネタバレを含みながら結末まで紹介していきます。映画「模倣犯」は興行収入16億円を記録し、観客動員数100万人以上を突破した大ヒット映画となりましたが、原作との相違点が多く存在し、原作ファンからは様々な感想が寄せられましたため、今回は違いも検証しながら詳しくまとめていきます。また原作者である宮部みゆきについても紹介していきます。

模倣犯の映画作品情報

映画「模倣犯」は推理作家・小説家である宮部みゆきが2001年に発行した小説を原作としており、2002年6月8日から公開されました。監督・脚本を森田芳光が務め、キャスト陣はSMAPの中居正広をはじめとする人気役者が出演している事で話題になりました。観客動員数は100万人以上となり大ヒットを記録したため「毎日映画コンクール日本映画ファン賞受賞」を受賞し、栗橋浩美役を務めた津田寛治は「助演男優賞」を受賞しました。

模倣犯作者の宮部みゆきについて

宮部みゆきプロフィール

映画「模倣犯」の作者である宮部みゆきは東京都出身で1960年12月23日生まれの現在57歳で、OL・法律事務所・東京ガスの集金課での仕事を経て1987年に「我らが隣人の犯罪」で小説家としてデビューを果たしました。主に書いているものはミステリーや時代劇で、「理由」で「直木賞」、「本所深川ふしぎ草紙」で「吉川英治文学新人賞」を受賞するなどデビューから現在までで多くの作品が評価を得ており人気作家となっています。

宮部みゆきの作品は様々なジャンルでメディア化!

宮部みゆきはの小説は映画「模倣犯」以外にも多くの作品がドラマや映画などで映像化をしており、山口智子主演で「魔術はささやく」がドラマ化、加藤ローサ主演で「パーフェクト・ブルー」が映画化するなど、映像の業界にも多くの貢献をしているため、映像作品から宮部みゆきのファンになるという人も少なくありません。また代表作の1つであるファンタジー小説「ブレイブ・ストーリー」は漫画にもなり、シリーズ化されました。

宮部みゆきの趣味は?

宮部みゆきは無類のゲーム好きとしても知られており、時間があれば時間を忘れてプレイするほどだという事です。小説家としてデビューしたての頃はゲームに触った事も無かったとの事ですが、1994年に体調が悪くなってしまった時期があり、仕事が進まずに憂鬱になっていた時に、同じ小説家で親交のあった綾辻行人に「ファミリーコンピューター」を進められたことでプレイしてみるとハマってしまい、以来熱中しています。

宮部みゆきとFF8

インターネットで宮部みゆきについて調べていると関連するワードで「FF8」というものが多く出てきます。このFF8というのはプレイステーションのゲーム作品である「ファイナルファンタジー8」の事でありゲーマーである宮部みゆきはインタビューなどでたびたびFF8を酷評しているということでした。理由はFF8は従来のFF作品とは違って恋愛に重点を置いた作品であり、やりこみ要素が少なくRPG要素に欠けるからと語っていました。

模倣犯の映画出演キャスト一覧

中居正広/網川浩一(ピース)

映画「模倣犯」で、どんな時も冷静沈着で天才的な頭脳を持っているため完全犯罪を繰り返しているという網川浩一(ピース)を演じたキャストは中居正広です。神奈川県出身で1972年8月18日生まれの現在46歳で、2016年まで男性アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして活動していました。1986年にジャニーズ事務所に入所し、「スケートボーイズ」での活動を経て、SMAPのメンバーとなってから様々な分野で活躍します。

SMAPとしての歌手活動では「夜空ノムコウ」や「らいおんハート」などの数々のヒット曲を連発する人気アーティストとなっていき、俳優としてはドラマ「味いちもんめ」や映画「私は貝になりたい」などの多くの作品で主演を務めてきました。多くのバラエティ番組でもレギュラーとして出演しており、「笑っていいとも!」に20年もの間出演し続けたほか、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」などで司会を務めるなど活躍しています。

父は中居正志という一般人ですが、共にバラエティ番組などで共演するなど仲の良い親子で、父は中居正広が婚期を逃している事をいつも嘆いていました。しかし父は喉頭癌になってしまったため、中居正広は多忙な生活の傍ら2年間看病を続けましたが、2015年に亡くなってしまいました。中居正広自身も喉の腫瘍を摘出する手術を行っており、本人は遺伝によって父と同じ運命かと思いましたが、良性であったため事なきを得ました。

そんな中居正広は野球好きで知られており読売ジャイアンツのファンである事を公言しています。しかし1度だけ「月刊タイガース」で「湘南出身だけど阪神ファンです」と語っていた事があります。2017年には「ワールド・ベースボール・クラシック侍ジャパン」の公認サポートキャプテンに任命されました。また自宅でも特に理由も無く素振りをする事が好きで「特に意味は無いのにやってしまう」と自分でも不思議がっているそうです。

山崎努/有馬義男

映画「模倣犯」で、孫の古川鞠子が行方不明になったため犯人の徴発にも屈せずに事件に立ち向かっていったという有馬義男を演じたキャストは山崎努です。千葉県出身で1936年12月2日生まれの現在81歳で、1960年に映画「大学の山賊たち」で俳優としてデビューを果たしました。名監督である黒澤明監督の作品にも多く出演しており、1963年に「天国と地獄」の誘拐犯である竹内銀次郎役を演じたことで知名度と人気を上げました。

以降はドラマやテレビ番組などにも出演するようになり、様々な方面で活躍するようになりますが、自分が一番やりたい仕事である映画出演に関してはあまりファンにもインパクトを作品には出会えない時期が続きます。転機となったのは1973年に公開された映画「必殺仕事人」の念仏の鉄役で、シリーズの人気キャラクターになった事で山崎努も同時に人気になっていき、続編の「新・必殺仕事人」にも同役で続けて出演しました。

私生活では1963年に元宝塚歌劇団星組の黛ひかると結婚し結婚式では交際するきっかけを作ってくれた石原慎太郎が仲人を務めました。女優の山崎直子は実子でCMで親子共演を果たしたこともあります。また女優の樹木希林とは俳優としてデビューする以前から仲が良く、山崎努が主演を務め2018年5月19日から公開された映画「モリのいる場所」では夫婦役として初共演を果たしお互いの演技にそれぞれ胸が熱くなったと語っています。

伊東美咲/古川鞠子

映画「模倣犯」で、物語の序盤に謎の失踪を遂げ、事件の被害者になってしまった古川鞠子を演じたキャストは伊東美咲です。福島県出身で1977年5月26日生まれの現在41歳で、大阪の短大に通っている時に心斎橋でスカウトされた事がきっかけで芸能界入りし1999年からファッション雑誌「CanCam」の専属モデルに選ばれた事からモデルとして活動を始めます。同時期に資生堂「ピエヌ」をはじめ多くのCMに出演していきました。

2000年にドラマ「らぶ・ちゃっと」に奥泉ゆき役で出演した事で女優としての活動も始め、ドラマ「電車男」のヒロインである青山沙織(エルメス)や映画「黄泉がえり」の斉藤幸子役など多くの作品で主要人物を演じました。また2004年に公開された映画「海猫」では初のベッドシーンに挑んだことで話題となりました。私生活では2009年に大手パチンコメーカー社長である榎本善紀と結婚し、同年に第1子となる長女を出産しました。

出産後は芸能活動を一時休業すると発表し子育てに専念する事になります。2011年に東日本大震災があった際に所属事務所がチャリティーイベントを開催した時には2年ぶりにファンの前に姿を現していました。その後2014年5月13日にオフィシャルブログを開設し芸能活動を再開すると発表しました。近年では育児を中心に生活しながらもアサヒグループ食品「パーフェクトアスタコラーゲン」のCMに出演するなど活躍を見せています。

木村佳乃/前畑滋子

映画「模倣犯」で、ルポライターであり、事件を解決するためにピースの犯罪に立ち向かっていくという前畑滋子を演じたキャストは木村佳乃です。東京都出身で1976年4月10日生まれの現在42歳で、高校に通っていた時からモデルとして活動し、1996年にドラマ「元気をあげる〜救命救急医物語」にヒロインの田岡美祈役で出演した事で女優デビューを果たし、同年に多くのドラマでメインキャストに選ばれるという活躍を見せました。

1997年には大ヒット映画「失楽園」に出演した事で映画デビューも果たし「日本アカデミー賞新人俳優賞」も受賞するなど演技も評価されました。以降は女優業をメインに活動しながら「世界の果てまでイッテQ!」などのバラエティ番組にも多く出演するようになり世間での認知度が高くなっていきました。2015年には初の司会を務める番組となる「発見!なるほどレストラン」がスタートし全国各地の美味しい食材を紹介していました。

私生活では2010年10月23日に以前から交際していた俳優で歌手の東山紀之の結婚し、同年の11月4日には長女を出産しました。そんな木村佳乃の趣味は夜な夜なホラー映画を観る事で特にゾンビ系が大好きだとバラエティ番組内で語っていました。身体が腐敗しているため早く走れないはずのゾンビがいつの間にか人間を追い詰めるというところに魅力を感じるそうで、よくゾンビの真似をしながら娘と追いかけっこをしているとの事です。

津田寛治/栗橋浩美

映画「模倣犯」で、ピースこと網川浩一と組みながら共に犯罪を繰り返しており、自尊心が強く自分よりも下とみなした人物には見下した態度をとるという栗橋浩美を演じたキャストは津田寛治です。福井県出身で1965年8月27日生まれの現在53歳で、少年の頃から映画が好きだったために役者を目指して上京し、俳優養成所での勉強の毎日でしたが途中で辞め、その後はアルバイトをしながら小劇場の劇団員として活動していました。

そんな中アルバイト先であった喫茶店に北野武が来店した事で直接自分を売り込み、気に入られた事で1993年に北野武が監督を務めた映画「ソナチネ」に出演し、映画デビューを果たしました。デビューしてからは映画やドラマ問わず、アニメ作品の声優などでも活動し、ジャンルを問わずに幅広い活躍を見せ、2015年には初の主演作品となるドラマ「食の軍師」で食事に強いこだわりを持っているという主人公・本郷播役を演じました。

そんな津田寛治は既婚者で「あまり妻の事を話すと怒られてしまう」とバラエティ番組で語っているように、結婚の時期などは明らかになってはいませんが、2002年に第1子となる長男が生まれており、現在1児の父となっています。また津田寛治は女優の羽田美智子と波共演する事が多く、夫婦役や刑事ドラマでのコンビ役など、多くの共演作があります。羽田美智子も津田寛治の事を「芸能界夫婦」と公言していて、信頼を置いています。

藤井隆/高井和明

映画「模倣犯」で、網川浩一や栗橋浩美と学生時代の同級生であり気が弱いために現在でもいじめられているという高井和明を演じたキャストは藤井隆です。大阪府出身で1972年3月10日生まれの現在46歳で、化学薬品会社でサラリーマンとして勤務していましたが1992年に「吉本新喜劇プロジェクト」へ参加し、その後バラエティ番組「テレビのツボ」に出演した事をきっかけに会社を辞め、芸人として活動していくようになります。

天然パーマにゲジゲジ眉毛という個性的なルックスであったために「テレビのツボ」のファンから親しまれていましたが、現在の藤井隆のようなハイテンションなキャラクターではなく、当時は好青年といった印象を受ける普通のトークでした。藤井隆の人気を伸ばしたのは吉本新喜劇でオカマキャラクターを演じるようになってからで、ハマり役となったために観客に強烈なインパクトを与えた事で、その後から一気にブレイクしていきます。

その後全国区タレントになり、先輩芸人であるダウンタウンの番組などによく出演するようになるなど活躍を見せ、現在では俳優業や歌手活動など多くの分野で活動しています。私生活では2005年に元グラビアアイドルでタレントの乙葉と結婚し、2017年には長女が生まれた事で現在はパパさんタレントとして活動しています。非常に仲の良い夫婦として知られており、「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー 2015」を受賞しました。

田口淳之介/塚田真一

映画「模倣犯」で家族を惨殺されたという過去を持ち、それにより悩み続けている高校生である塚田真一を演じたキャストは田口淳之介です。愛知県出身で1985年11月15日生まれの現在32歳で、2001年からジャニーズ事務所のアイドルグループである「KAT-TUN」のメンバーとして活動を開始しタレント活動や歌手活動など様々なジャンルで活躍してきましたが2016年にKAT-TUNを脱退し同時にジャニーズ事務所も退所しました。

ジャニーズ事務所を退社してからの活動については当初明確なものは発表されていませんでしたが、同年に自身のサイトにて活動の再開を発表し、個人事務所「株式会社immortal」を設立してシングル「HERO」をインディーズからリリースしました。2017年からはユニバーサルミュージックと契約したことによりアーティストとしてメジャーデビューをすることになり現在は歌手としてライブツアーを行うなどの活動をしています。

藤田陽子/高井由美子

映画「模倣犯」で、後述のあらすじ見出しでネタバレしますがピースによって狙われることになる高井由美子を演じたキャストは藤田陽子です。奈良県出身で1980年6月10日生まれの現在38歳で、1999年に音楽ユニットである「Laugh and Peace」のボーカルとして、シングル「ちょっときいてな」をリリースして芸能界デビューを果たしました。その後ファッション雑誌「SEDA」でモデルとしても活動していくようになります。

その後CMなどでも活躍していくようになり、テレビ番組にも頻繁に出演していくようになっていき、音楽バラエティ番組「LOVELOVEあいしてる」にもコーラスメンバーとしてレギュラー出演していました。今作「模倣犯」は役者としての初出演作品で、以降は女優としても活動していくようになり、2004年に公開された映画「犬猫」では主人公であるスズ役に抜擢され、ヨーコ役を演じた榎本加奈子とダブル主演を果たしました。

私生活では2005年に「エッグ」などの作品で演出家として有名な野田秀樹と結婚し、当時藤田は25歳、野田は50歳であったため25歳の歳の差婚として話題になりました。馴れ初めについては詳しく公表されてはいませんが、2年弱の交際期間があったということです。昨年2017年には第3子となる子供も誕生したことで藤田は現在3人の子供を持つ母親となっています。現在は子育てが中心のようですがCM出演などの活動を続けています。

寺脇康文/前畑昭二

映画「模倣犯」で、前畑滋子の夫でありピースによって被害者となってしまう前畑昭二を演じたキャストは寺脇康文です。大阪府出身で1962年2月25日生まれの現在56歳で、高校卒業後に名古屋の俳優養成所に入所して演技の勉強をした後に上京し、1984年に舞台「超絶技巧殺人事件」で俳優としてデビューを果たしました。しばらくは舞台を中心に活動を続けた後1994年からは映画やドラマなどに活動の場を移していくようになります。

映画やドラマでは刑事ものに多く出演しており、有名な代表作に「相棒」があり、演技が評価された事で2008年5月10日には主演の水谷豊とともに「第16回橋田賞俳優部門」を受賞し、2009年には「第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞」を受賞しました。またドラマや映画で活動するようになってからはバラエティ番組にも出演するようになり、「王様のブランチ」では1996年から2006年まで10年間司会を務めていました。

俳優として尊敬する人物に「相棒」で共演した水谷豊を挙げており、寺脇は「相棒 season7」でドラマを卒業するまでの8年間は「夢のような時間だった」と語っていました。寺脇の卒業に対して水谷は、寺脇はまだ若く才能もあるため「相棒」を卒業してから様々な役を演じてほしいと発言したという事で、寺脇はこのことを「徹子の部屋」に出演したときに語っており、当時先輩俳優の言葉に心を打たれたとの事でした。

また漫画「ルパン3世」のファンで、俳優になる前は漫画家を目指していた時期があり、非常に絵がうまいという事で、バラエティ番組などに出演した際にたびたび得意のイラストを披露しています。そんな寺脇康文は現在父親となっており3人の子供がいるという事ですが、妻については詳しくは公表されていません。しかし妻とは過去に所属していた劇団で出会ったという事で、長い付き合いを経て結婚に至ったとの事でした。

模倣犯の映画あらすじネタバレ

テレビ局に犯人からの電話があったあらすじをネタバレ

1997年に、東京のとある場所で豆腐店を営む初老の男性・有馬義男の孫娘である古川鞠子が失踪するという事件があり、有馬は警察に行方不明届けを出していました。そして鞠子が行方不明になってから10ヵ月後、犬の散歩をしていた高校生・塚田真一は大川公園の花壇で、無残に切断された女性の片腕とショルダーバッグを発見します。その後、生放送中のテレビに自分が大川公園の事件の犯人だと名乗る人物から電話がありました。

警察による事件についての会議でのあらすじをネタバレ

犯人と名乗る人物はボイスチェンジャーによって声を変えており、大原公園の事件で発見されたショルダーバッグは古川鞠子の物であるが、片腕は違う人物のものだと告げてきました。電話が終わった後に警察は犯人と名乗る人物についての会議を開いて、電話は本庁のパソコンのシリアルナンバーと同じという事と、ボイスチェンジャーは市販の物ではなくデジタル操作によってリアルタイムで声を変えたものだったという事がわかりました。

犯人から有馬に電話がかかってきたあらすじをネタバレ

さらにその会議中に犯人からビデオが送られてきて、警察が確認してみると手錠をかけられて監禁されている映像が映っていました。そして警察が捜査を進めていく中、有馬の元に古川鞠子の事を知っているという人物から電話がかかってきて、ホテルに来れば古川鞠子の事が分かるという事を告げてきます。早速ホテルへ行ってみましたが何もなくがっかりした有馬でしたが、自宅へ戻るとポストに鞠子がつけていた時計が入っていました。

鞠子の死体が発見されたあらすじをネタバレ

有馬はその事を警察に相談すると警察は逆探知によって犯人の居場所を特定しようと試みます。しかしその事で犯人は怒ってしまい、電話にて「余計な事をするな」と自らの教養を見せつけるかのように流暢な英語で告げてきました。さらに後日またもやテレビの生放送中に犯人から電話があり古川鞠子の死体があるという場所を告げてきました。警察がすぐに確認に行ってみると電話の内容の通り古川鞠子が変わり果てた姿で発見されました。

犯人の正体についてのあらすじをネタバレ

それから物語の視点は犯人へと移り変わります。大川事件は通称「ピース」と呼ばれる綱川浩一という男と、栗橋浩美という男の、学生時代から友人であった2人組によって行われていました。リーダーはピースであり、天才的な頭脳を持っているため、警察でも解明出来ない完全犯罪を計画し、殺しの罪を相棒の栗橋と、学生時代の同級生である高井和明という男性に被せるというところまで計算して今回の犯行に及んでいました。

高井由美子についてのあらすじをネタバレ

そしてピースの画策によって、高井は警察に逮捕されてしまいます。高井には由美子という美人の妹がおり、兄が殺人などするはずが無いと信じて疑いませんでしたが、世間は高井を犯人だと決め付けており、由美子も周りの人々から蔑んだ目で見られるようになってしまったため、心身ともに疲労困憊してしまっていました。ピースはそんな由美子に近づき、親身になって相談に乗る事で由美子の心を手に入れようと考えていました。

ピースがヒーローとなったあらすじをネタバレ

ピースは作戦の最終段階に移ったことで大胆にもテレビの取材を受けて高井の無実を訴え始め、真犯人は栗橋であり、高井は無実の罪を被せられただけだと発言し、自らの推理を発表した事で高井は釈放されて今度は栗橋が逮捕されます。これによってピースは世間でヒーローと呼ばれるようになり、有名人となります。しかし過去にピースによって夫を殺されていたルポライターの前畑滋子だけはこの事に納得していませんでした。

前畑滋子による調査のあらすじをネタバレ

前畑滋子は今回の殺人事件もピースによる犯行ではないかと考えたことで独自に調査をするようになり、各地を周りながらピースについて調べ上げました。そして滋子は過去に夫が殺された事件と、今回の大川事件の犯人であるピースとの決着をつけるためにテレビ局に交渉し、事件はまだ解決していないと訴えた事で、ピースに関しての番組を放送してもらい、自身も出演することに成功します。

模倣犯の映画のラスト結末は?ひどいと酷評の噂にも迫る!

原作とラストが違う?

映画「模倣犯」のラストでは滋子が番組内で、アメリカの犯罪事件を元にしたノンフィクションの本を提示し、「犯人だと思われていた人物が死亡した後、犯人の無実を主張する人物が現れ、実はその人物が真犯人であった」という本の内容を説明しました。そして滋子は、今回の事件はこの本を真似た「模倣犯」だと発言します。するとピースはプライドを傷つけられた事で「この事件は模倣犯じゃない、僕のオリジナルだ」と自白します。

ピースは自分が犯人だと発表すると、カメラに向かってピースサインをしながら自分に仕掛けていた爆発物によって自爆し今回の事件に幕を降ろしました。しかし原作「模倣犯」でのピースは自爆せずに警察に捕まり事件について供述するというものだったため、違いすぎる結末に批判の声を上げるファンも少なくありませんでした。さらに映画「模倣犯」には続きがあり、有馬の家に生前のピースが書いたものと思われる手紙が届きます。

ピースからの手紙の内容をネタバレ

手紙の内容によると、ピースは番組内で自爆することも計算に入れており、大川公園に自分の子供を置いてきたから育ててほしいというもので、血よりも環境が大事ということを証明してほしいという、ピースから有馬に向けての挑戦状のようなものでした。この子供はピースと鞠子の子供であると考えられ、ピースは子供と血縁関係にある有馬に託したという事です。この事からも映画「模倣犯」は原作とはかなり違った内容となりました。

映画版に納得できない宮部みゆきファンが酷評?

映画「模倣犯」はラストシーンでの爆発や、ピースの子供の存在だけではなく、登場しない人物がいたり原作では子供じみた性格であったピースが冷静な大人の判断ができる性格に変えられていたことから、多くの原作ファンから酷評を受け、宮部みゆきの描いた物語に遠く及ばないという意見がありました。しかし一方で、原作とは違うものの、爆発シーンなどを高く評価し、1つの作品として成立しているという視聴者もいました。

模倣犯の映画を観た感想や評価は?

中居正広演じるピースがかっこいい!

映画「模倣犯」のメインキャラクターであるピースがかっこいいという視聴者の感想があります。ピースはあらすじでネタバレしたように物語のキーパーソンであり事件の真犯人です。そのピースを当時SMAPとして大ブレイクしていた中居正広が演じたという事で話題になり、原作を知らなくとも多くの中居ファンが映画館に佐殺到しました。ピースを演じた中居正広の出演は映画「模倣犯」が大ヒットした1つの理由にもなっています。

映画「模倣犯」は時を越えて愛されている

過去に映画「模倣犯」を観たという視聴者が数年後にもう1度観て作品の良さが改めて伝わったという感想があります。映画版では原作とは違ってピースに新たな設定が加えられており、悲しい生い立ちや、あらすじでネタバレしたように有馬の孫の子供を作っているなど、映画独自の味を出しています。それにより映画「模倣犯」のピースは数々の事件を起こした犯罪者であるにもかかわらず作品とともに人気となっています。

津田寛治も中居正広を絶賛!

映画「模倣犯」で栗橋浩美を演じた津田寛治が、バラエティ番組に出演した際に中居正広について、「当時こんなに美しい男性が居るんだって思った」と語っており、絶賛する内容の感想を述べていました。あらすじでネタバレしたように津田寛治が演じた栗橋浩美は中居正広演じるピースの相棒として劇中に登場していたため、津田寛治は中居正広と一緒に居る時間が長く、撮影を通じて仲良くなったとも語っていました。

模倣犯の映画あらすじネタバレや結末まとめ

宮部みゆきの小説を原作とした映画「模倣犯」に出演したキャスト陣や宮部みゆきについて、また物語のあらすじもネタバレを含みながら紹介してきましたが、魅力的な映画に仕上がっているいることが分かります。宮部みゆきの熱狂的なファンからは映画に対する酷評もありましたが、映画として面白い作品だと評価するファンも多くおり、今回のネタバレあらすじのまとめによって、様々な感想を持った視聴者がいることが分かります。

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