悪夢のエレベーターをネタバレ紹介!映画のあらすじ・ラストと感想は?

悪夢のエレベーターは、木下半太の小説「悪夢のエレベーター」を原作として制作されたコメディ・サスペンス映画です。題名が悪夢のエレベーターというだけあり、この映画ではマンションのエレベーター内に閉じ込められた男女4人の悪夢のような体験が描かれています。ワケあり男女が密室で共に過ごす様子はまさに悪夢で、悪夢のエレベーターという題名に見合った状況だと言えるでしょう。こちらでは、そんな予測不可能な悪夢のエレベーターのあらすじ、ラストのネタバレ、そして悪夢のエレベーターを観た人々の感想を紹介していきます。

悪夢のエレベーターをネタバレ紹介!映画のあらすじ・ラストと感想は?のイメージ

目次

  1. 悪夢のエレベーターの映画あらすじやラストが気になる!
  2. 悪夢のエレベーターの映画あらすじをネタバレ紹介!
  3. 悪夢のエレベーターのラストをネタバレ紹介!
  4. 悪夢のエレベーターの映画を観た人の感想とは?
  5. 悪夢のエレベーターのネタバレまとめ!

悪夢のエレベーターの映画あらすじやラストが気になる!

悪夢のエレベーターは、ワケありの男女4人が乗り込んだマンションのエレベーターが停止し、密室に閉じ込められるというユニークな内容の映画ですが、何故エレベーターが停止したのか、彼らは何がワケありなのか、気になる要素がふんだんに盛り込まれています。こちらでは、序盤から中盤のあらすじとネタバレはもちろん、ラストのネタバレや感想も含めて、悪夢のエレベーターを紹介していきます。

悪夢のエレベーターの映画あらすじをネタバレ紹介!

それぞれの登場人物の設定が濃く、コメディ描写も多い悪夢のエレベーターですが、サスペンス映画に分類されているだけあり、序盤から中盤のあらすじとネタバレは、悪夢のエレベーターの全体のストーリーを理解する上では欠かせません。後に紹介するラストの真意を理解するためにも、ここでは詳しく悪夢のエレベーターの全貌をネタバレ解説していきます。

悪夢のエレベーター序章:悪夢の一日の始まり

小川順(斎藤工)は、朦朧とした意識の中で男性2人のかけ声を聞きました。小川が目を覚まして体を起こそうとすると、2人の男性が自分を見下ろしていることに気が付きます。1人はチンピラ風のスーツを着た男性(内野聖陽)で、もう1人は緑色のジャージに身を包んだ気弱そうな男性(モト冬樹)でした。

悪夢のエレベーターに閉じ込められた不幸な4人

小川は2人の証言を聞き、自分が頭を打って気絶していたことを知りました。小川が気絶していた場所はマンションのエレベーター内で、声をかけてくれた男性達以外にも、ゴスロリ衣装を纏った少女(佐津川愛美)が暗い表情で床に座っていました。

悪夢のエレベーターからどうしても出たい小川

エレベーターのドアが空かないことに気が付いた小川は、急いで自分の携帯を開くものの、バッテリーが切れていて使い物にならず、他の3人にも携帯の有無を聞きましたが、誰も所持していませんでした。小川は産気づいた妻の元へ向かう途中だったため、何とかエレベーター内から脱出しようと密室で騒ぎ出しますが、ゴスロリ少女に「うるさい」と憤慨され、カッターナイフで襲われてしまいます。

悪夢のエレベーターに囚われたのはクセの強い人物達だった

何とか冷静さを取り戻した4人は、四隅に座り、自分達の身の上話をし始めます。身の上話が始まると、チンピラ風の男性は、刑務所から釈放されたばかりの空き巣で、このマンションにも空き巣に入る予定だったと語りました。マンションの住人であるジャージの男性は、自分は人の過去を読み取れる超能力者で、そのことで昔から酷い虐めにあっていたと、苦しそうに話しました。

ゴスロリ少女の暗い過去

一方、ゴスロリ少女は、中学生の頃から自分が引き籠りであることを明かします。引き籠りの彼女でしたが、姉との関係はとても良好でした。ある日、そんな彼女の元にカウンセラーの青年が訪れます。しかし、その青年の本当の目的は彼女の姉と交際することで、彼女は利用されているだけでした。彼女は憎悪の念から、彼が派遣されているボランティア施設を燃やしたと語ります。

自分語りを必死に拒否する小川

3人の身の上話が終わり、小川は3人からを「このマンションで何をしていた?」と問い詰められます。小川はどうしても自分の話をしようとしませんでしたが、超能力者の男性に記憶を読み取られ、ついに抱えている問題を明かされてしまいます。なんと、小川は妊娠している妻がいる身で不倫をしていたのです。

とある違和感に気付く小川

せめての罪滅ぼしということで、小川は妻への謝罪をレコーダーに録音しようとします。しかし、小川は録音の最中にあることに気が付きます。それはエレベーター内の人数が、乗り込んだ時の人数と合致しないことでした。小川が「元々エレベーター内には、自分を除く男性2名は乗っていたが、ゴスロリ少女はいなかったはずだ」と証言すると、3人の態度が豹変し、小川は睡眠薬を打たれ再び気絶してしまいました。

悪夢のエレベーター本題:グルだった3人

実は、小川と3人が出会う2週間前、小川の妻である麻奈美(本上まなみ)は探偵と自宅で落ち合っていました。麻奈美が依頼していたのは浮気調査で、その依頼を受けていたのが、エレベーター内で空き巣男を装っていた安井でした。ゴスロリ少女は、安井の探偵事務所でアルバイトとして働いている香で、超能力者を装っていたのは、安井の知り合いでオカマバーのママをしている牧原でした。

ゴスロリ少女に扮する香は頼もしい助っ人だった

安井は最初こそ浮気調査に戸惑っていたものの、麻奈美の剣幕と渡された大金から依頼を承諾します。そんな安井の探偵事務所の元に愛敬香という少女がやってきました。香はアルバイトとして働きたいと懇願し、安井は彼女を雇いました。ミステリー小説好きの香はアイディアを出す天才で、今回の調査を進める上での頭脳となります。

マンションの管理人を協力させ、小川の不倫自供を計画

安井と香が最初に目を付けたのは、小川の愛人が住むマンションの管理人(大堀こういち)でした。管理人の身なりを見た香は、彼はお金さえ出せば何でも従うだろうと推測し、マンションのエレベーターに小川を閉じ込め、不倫を自供させる作戦を思い付きます。安井はその提案を呑み、付き合いのある牧原に協力を依頼します。マンションの管理人の了承を得たことで、3人は作戦を実行しました。

小川の予期せぬ死によって3人は殺人隠蔽を計る羽目に

気絶していたはずの小川が死亡していることに気が付き、安井と牧原はひどく混乱します。しかし、香はそんな2人とは対照的に冷静で、この事実を知っているのは自分達だけなので、死体を上手く処理すれば良いと、殺人の隠蔽を2人に提案します。小川の死を、マンションの屋上からの飛び降り自殺と見せかけるために、安井は管理人の部屋から屋上の鍵を盗み出します。

重なった大きな不幸

無事に屋上の鍵を手に入れたものの、管理人室のモニターに自分達が乗っていたエレベーター内の映像が映っていることを知った安井は、管理人に犯行を見られていたことに気が付いてしまいます。モニターを見ないでくれと、管理人には予め金を払っていたのに、盗み見されていた事実に安井は当惑します。安井は管理人と押し問答となり、彼を不慮の事故で死なせてしまいました。

小川の愛人の自殺を止めたい安井とあくまで冷静な見方をする香

次はアリバイ工作のために、安井は小川の妻へ連絡し、小川がひどく落ち込んでいることをほのめかします。香達の元へ戻る途中で、安井は小川の愛人である陽子(芦名星)と出くわしてしまいます。陽子はエレベーターに乗り、裸足で上の階を目指していました。陽子が自殺することに感づいた安井は、彼女を止めに行こうとしますが、香は「陽子が死ねば、小川との心中に見せかけられて、自分達に都合が良い」と冷たく言い放ちます。

不必要な殺人を犯してしまう安井

香の制止を無視し、安井は陽子の元へ向かいました。小川にフラれ傷心していた陽子は、自殺の一歩手前でしたが、安井の説得で何とか自殺を思いとどまります。エレベーターに戻った安井は、牧原と共に小川の遺体を運び出しますが、その途中で先程死んだはずの管理人と出会います。管理人は頭から血を流し、恨めしそうに安井を見ていました。安井は驚きつつも管理人をスパナで殴り、今度こそ本当に殺してしまいました。

悪夢のエレベーターのラストをネタバレ紹介!

悪夢のエレベーター終章:絶望の先で始まる新たな絶望

管理人の殺害後、安井は管理人室に向かい、そこで驚きの事実を知ります。管理人がモニターで見ていたのは、ただのアダルトビデオだったのです。安井は絶望に打ちのめされ、マンションから出ました。すると、小川の妻である麻奈美から電話がかかってきました。麻奈美は「行方不明の妹から変なメールが来たのですが、この浮気調査と何か関係があるのでしょうか?」と安井に問いました。妹の名前は「愛敬香」でした。

香の話だけは嘘ではなかった

全てを悟った安井は、香の名前を叫びながら彼女を探します。依頼人の麻奈美の妹は、実はアルバイトの香だったのです。香がエレベーター内で話したことは全て事実で、安井の元へ訪れたのは、大好きな姉を悲しませる小川とその愛人の陽子を殺すためでした。香が常に冷静でいられたのは、この復讐劇を完遂させるためで、安井と牧原は最後まで彼女に利用されていたのでした。これが悪夢のエレベーターの真相です。

悪夢のエレベーターの映画を観た人の感想とは?

悪夢のエレベーターを観賞した人達は、2転3転するストーリーに対して一体どのような感想を抱いたのでしょうか?SNSで投稿された感想を集めて、特に多かった意見をまとめてみました。

悪夢のエレベーターは予測の出来ない展開が売りである

悪夢のエレベーターの感想は、展開の予測が不可能、どんでん返しの結末など、先の読めないストーリー性に惹かれたという感想が圧倒的に多いです。悪魔のエレベーターは、視聴者の誰もが予測出来なかった驚愕のラストを生み出し、ミステリー映画として大成功しています。

黒幕の香役を演じた佐津川愛美さんには称賛の声が

予測不能なストーリー展開を称賛する感想の次に多かったのは、香役の佐津川愛美さんへの感想でした。可愛らしい少女の中に潜む狂気の衝動を演じきった佐津川さんの演技力は非常に高く、多くの視聴者を驚かせました。悪夢のエレベーターを観て、佐津川さんの可愛らしさと魅力に気づき、好きになったと発言する人もいました。

悪夢のエレベーターのネタバレまとめ!

ここでは、悪夢のエレベーターのあらすじとラスト、そして視聴者の感想を紹介させてもらいました。小川が主人公だと思わせる前半はコメディ描写が多いのですが、真の主人公である安井が葛藤する中半からラストはシリアスなシーンも増え、視聴者を驚かせました。悪夢のエレベーターは、香が抱える闇の深さがポイントとなり、ラストを彩っています。気になる方は、悪夢のエレベーター本編をご覧になることをオススメします。

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