インシテミルの映画感想・あらすじをネタバレ！デスゲームの真相と結末は？

今回は藤原達也や綾瀬はるかなどの人気役者たちが多数出演している人気ミステリー映画であるインシテミルの気になるネタバレあらすじや出演しているキャスト、映画の題名である『インシテミル』の意味までを解説していきます。

タイトルである『インシテミル』とは淫してみるから来ており、淫するというのは一般的にみだらなでいやらしい行為などを指しますが、他の意味もあり物事に没頭したり何かに集中するといった意味もあります。

映画インシテミルには原作の小説があり、2007年8月30日に発行された米澤穂信による推理小説が原作となっています。いわゆるデスゲームを主題としたミステリー小説となっており、2007年度の本格ミステリ大賞の最終候補作にも残る大作になっています。さらに本格ミステリ・ベストでは4位を受賞しました。

映画インシテミルで結城理久彦を演じたキャストはホリプロ所属の俳優である藤原竜也です。舞台『身毒丸』の主役オーデションで見事グランプリを獲得し俳優デビューします。それからは舞台以外にも数々の映画やドラマに出演し2000年には映画『バトル・ロワイヤル』で主役に抜擢されました。

映画インシテミルの須和名祥子役を演じたキャストはホリプロ所属の女優である綾瀬はるかです。2000年のホリプロタレントキャラバンで審査員特別賞を受賞して芸能界デビューし、2004年には大ヒットドラマである世界の中心で、愛をさけぶでヒロインに抜擢されます。

映画インシテミルの関水美夜役を演じたキャストはホリプロ所属の女優である石原さとみです。2002年のホリプロタレントスカウトキャラバンで見事グランプリを受賞して芸能界デビューします。2015年には『5→9〜私に恋したお坊さん〜』でドラマ初主演に抜擢されます。

映画インシテミルの大迫雄大役を演じたキャストは中国系日本人俳優である阿部力です。中国人の父親と日中のハーフである母親の間に生まれ、俳優になると2005年に花より団子で美作あきら役に抜擢されました。

映画インシテミルの橘若菜役を演じたキャストはホリプロ所属のタレントである平山あやです。1998年に開催されたホリプロタレントスカウトキャラバンで見事グランプリを受賞し芸能界入りをします。2003年には映画『ラヴァーズ・キス』にて初主演に抜擢されます。

映画インシテミルの西野宗広役を演じたキャストはホリプロ所属の俳優である石井正則です。1994年に石塚義則とコンビを結成して芸人として活動をしていましたが、2016年にはコンビを解散して今では俳優やタレントとしての活動を主にしています。

映画インシテミルの真木雪人役を演じていたキャストはホリプロ所属の俳優である大野拓郎です。2010年のホリプロ創業50周年記念事業として開催されたコンテストで見事グランプリを受賞して同年の10月にインシテミルで俳優デビューを果たしました。

映画インシテミルの岩井荘助役を演じたキャストはホリプロ所属の俳優である武田真治です。1989年の高校生の時に、第2階ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞します。そして1990年にはドラマ『なかよし』で俳優デビューし1992年には映画『七人のおたく』で映画デビューを果たします。

映画インシテミルの渕佐和子役を演じたキャストはホリプロ所属の女優である片平なぎさです。1974年にオーデション番組であるスター誕生で合格し、始めはアイドル歌手としてデビューします。1978年には歌手活動を休止し、女優業に転向しました。

映画インシテミルの安東吉也役を演じたキャストはホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属の俳優である北大路欣也です。幼いころは俳優をする気はなかったのですが、出なさいと言われて出ていただけと言っており、その後は本格的に俳優業に本腰を入れて1963年には映画『海軍』で現代劇初主演を果たします。

ある日、勇希理久彦というフリーターの若者がコンビニエンスストアで求人情報誌を見ていると、須和名祥子という元OLの女性が携帯に表示しているバイトの情報について勇希に尋ねてきました。そのバイトとは時給が11万2千円というありえないほど高給のバイトでした。情報誌には1120百円と書かれており、初めはプリントのミスなのかと疑います。

そして肝心のバイト内容は7日間による心理学実験のバイトとなっており、勇希が悩んでいると祥子はすでに応募しておりバイトをすることになっていました。この実験は実務連絡機構という所が行うバイトであり、求人で集められた人間は10人であり大きなリムジンで皆は山に連れていかれることになりました。そして到着した先には円筒型の石でできた大きな建物があります。

この実験の内容については質問を一切受け付けず、持ってきている荷物はすべてロッカーに預けるように女性の声でアナウンスが聞こえてきます。そしてアナウンスは不穏な言葉を発しました。それはこの先で不穏当で非論理的なことが発生し得ます。それでも良いという方のみこの建物にお進みくださいと言いました。全員は帰ることなく先に進み、階段を下っていくと堅牢な扉がありました。

『1日目』建物の室内は広く作られており、中央にはラウンジがあり円形のテーブルがありました。そしてテーブルの上には10体のネイティブアメリカンの人形が置いてあります。皆はとりあえず自己紹介をしようと言うことになり皆は名乗り始めます。須和名祥子は若い女性であり自称OL、関水美夜という若い女性はWEBデザイナー、大迫雄大という若い男性は医者の研修医で興味があり応募しました。

橘若菜という若い女性はネイリストをしており大迫と交際をしています。西野宗広という中年の男性はデパートの野菜売り場やタクシーの運転手など数々の職を転々としている男性です。真木雪人という若い男性は一気に大金を手に入れたいと思い応募してきました。岩井荘助という若い男性は特に自身の事を語らず、渕佐和子という中年の女性は専業主婦をしています。

最後に安東吉也は自身で経営をしていた建築事務所が倒産してしまい、金が必要な為横暴してきました。皆は食事を済ませた後、突如人形がこの施設についての説明をし始めます。この館は暗鬼館と言い、ガードと呼ばれるものが雑用をこなすと言います。ガードとは天井からぶら下がっているロボットの事であり、天井に大量に張り巡らされているレールに沿って移動しています。

ガードには2本の腕があり、人間を拘束することもできるような腕でした。そして22時以降には自室にいなければならず、外に出るとガードに排除されてしまいます。この屋敷内で事件が起これば解決をしなければならず、解決する人を探偵と呼び犯人は多数決で決めることになります。そして犯人が決まると投獄されることになり、実験の終了は規定の7日目が来るか残りの生存者が2名になり実験が不可になるかのどちらかです。

人形が一通りルールを説明し終わると、皆は沈黙します。あたりを見回すとあちこちに監視カメラが仕掛けられており、部屋の隅には残り時間と思われる時間と共に、上昇している数字がカウントされています。安東は知らない人間同士が信頼しあう実験なのではないかと言うと、結城もそれに賛同します。しかし、西野が皆に噂を流していました。

西野が言うには、安東という男は奈良で起きた連続殺人の犯人であり、岩井は通り魔で渕は幼児虐待で噂になった保育園の園長に似ていると言います。安東は部屋の壁を見回してみると血痕を見つけます。屋敷内には遊戯室という娯楽施設もあり、本やゲームを楽しむことができます。さらに高級な酒なども置かれており、安藤はやめたいと思っているんだと言いながら手を伸ばそうとしています。

安東が酒を飲もうとしているのを見て、結城は酒を断つ秘訣を教えると言います。それは今日1日だけ酒をやめると思えばいいとのことで、目標をすぐ先に置くことで積み重ねて断酒が出来ると結城は言いました。結城は父親がアル中だった時の経験があるというと、安東は結城の言葉に感心して酒を飲むのをやめることにしました。

娯楽室には大きな箱があり、中には探偵グッズがたくさん入っています。本棚にはミステリー関連の本で埋め尽くされていました。そして就寝時間になり、アナウンスで個室に行くように施さます。結城と祥子の部屋は隣同士であり、結城は何かあれば声をかけてくれと祥子に言いました。個室の壁にも同様に監視カメラが埋め込まれており、ソファの横にはカードキーを差し込むと開く鉄の箱がありました。

中を確認すると「撲殺　火かき棒(まだらの紐)」というカードと火かき棒がありました。『2日目』結城が目を覚めると祥子の姿が目に入り、あまりに唐突なことに勇気が驚くと祥子はノックしたんだけど返事がないので入ったと言います。そして皆の個室には鍵がありませんでした。すると美夜の悲鳴が聞こえたため皆が駆けつけると、そこには西野の死体がありました。

西野の死体には胸と腹に計5発の弾を受けて射殺されていました。結城はこの事態に人が死んでるんだから実験は中止だろと叫びますが、真木はむしろこれからが始まりじゃないのかと冷静に言います。結城は西野の個室を調べると、箱の中には「毒殺　青酸カリ(緑のカプセルの謎)」というメモと一緒に、へこんだ緑色のカプセルがあります。個室にある箱の中にはそれぞれの武器や凶器となる物が入っているようでした。

ガードは西野の死体を片付け始め、結城はガードについて行くと棺桶がある部屋にたどり着きます。中には棺桶が8つあります。大迫はこれは殺人事件だと言うと、アナウンスで解決の時間です。探偵と犯人、死体にもボーナスが付きますと聞こえます。大迫は岩井を指さして、西野に通り魔事件の犯人かもしれないと言われていたからと言います。

結城は互いに信じあおうと言い、皆は箱の中の凶器を見せ合うように施しますが、皆は箱の中を見せたがりませんでした。美夜は人殺しがいる状況で凶器を見せたら弱い人物が狙われてしまうと呟き、結城はその言葉にハッとします。そして事件の犯人は岩井が犯人だという大迫の意見に、賛成が4人(真木、佐和子、若菜、大迫)反対3人(結城、安東、美夜)棄権1人(祥子)になり、岩井が投獄されてしまいます。

ガードの胸部にあるランプが緑から赤に変わると、投獄されそうになり抵抗している岩井の首に電流を流して気絶し、牢へ連行されてしまいます。結城は個室に戻りシャワーを浴びていると、その間に火かき棒と拳銃がすり替えられていました。結城は祥子に拳銃を見せて無実だと主張すると、祥子は信じてくれます。

佐和子はこっそり祥子の部屋に入ると、探偵ボックスの中に入っていた磁石を使い祥子の箱に当てます。拳銃なら反応があると思って実行をしたのでした。結城は入れ替わっていた拳銃を確認すると、何故か弾の数が減っていないことに気が付きます。そして夜になり、佐和子は呼んでいた本の下巻を取りに部屋から出ていた所を美夜はネイルガンというくぎ打ち機で殺します。

『3日目』皆は佐和子の死体を発見し、眉間を貫いているくぎを見て困惑し岩井が犯人だと思っていたのに違うのかと若菜が取り乱します。真木は佐和子が祥子を疑っていたという理由で祥子を疑い始め、互いに疑心暗鬼になっていきます。そしてこの館の名前である暗鬼館もこの疑心暗鬼から来ているようでした。

真木は逃げていく女の足を見たという証言に大迫は賛成し、大迫は自身の凶器であるナイフを取り出して潔白を証明するためには自身の凶器を見せろと祥子に詰め寄ります。結城は祥子をかばっていると安東も加わってくれますが、犯人の矛先が安東にむいてしまいます。安東は大迫に何故その年でこんなバイトに参加したんだと聞かれた安東は、息子がここで半年前に死んだと告白します。

皆は安東の言葉に息を飲み、息子が時給11万のバイトをすると言っていたのに、怪しまず仕事に暮れていたことを悔いてこの場所で何が行われていたかを確認したかったと言います。皆はこの実験が初めての事ではないということに驚き、結局犯人捜しは中断することになりました。夜中になるとガードの見回りは10分沖の周期で巡回しており、必ず時計周りに移動をしているということを安東が気づきます。

皆は夜間にチームを組み見回りをすることになります。そして夜になると見回りの目を盗んで大迫と若菜が棺桶でいちゃついており、若菜は一足先に自室に戻ることになりました。『4日目』棺桶がある部屋で大迫の死体が発見されます。室内の天井には血痕が残っており、この部屋の天井は吊り天井だと判明します。そして真木が天井のリモコンを拾っていたため疑われてしまいます。

真木は疑われると自室に戻りボウガンを持ってきて、自分の武器を見せて皆に狙いを定めます。そしてどうせ信じてくれないというと安東に向けてボウガンを発射しますがあたりはしませんでした。すると若菜が発狂をし、自身の武器である斧で真木を殺すと自身の首も切って自殺をします。真木が言っていた無罪は本当らしく、部屋の箱には射殺　ボウガンというカードがあったため大迫を殺したのは別にいることになります。

美夜は犯人が1人だけではないのかもしれないと言いつつ、皆が飲むお茶に薬を盛ります。そして消灯時間になると、結城は美夜に話しがあると言い部屋に訪問すると、美夜の手首にある傷について尋ねました。美夜の手首には多くのリストカットの傷があり、幼いころから親に暴力を受けてそのストレスでリストカットをしていました。しかし、今では子宝にも恵まれて生きたいと思うようになっています。

しかし、子供が病気にかかり海外での心臓移植を受けなければならず、このバイトに応募しました。結城はこの話を聞き、佐和子を殺害したのが美夜の仕業だと確信します。このゲームは生き残る意思が強いものが勝つんだと佐和子が言っていたからです。すると結城の身体の力が段々抜けてきます。それは麦茶に入れられた薬が効いていたからです。

美夜が何故佐和子を殺したのかは、最初に西野の発言で幼児虐待をしていた園長に似ているという言葉が怖かったからでした。美夜は廊下に出た所をガードに殺されてしまいます。『5日目』結城はガードに美夜が排除されたといい、最初の殺人の西野もガードの仕業だといいます。西野の毒薬のへこみは自殺ボーナスを狙ったのもだろうという結論になります。

それか実務連絡機構により派遣された死体役なのかもしれないと指摘します。するとアナウンスが入り、2件の推理を承認されましたと言われ、もう疑心暗鬼になるのはやめようと結城は言います。結城は銃を見せるとラウンジのテーブルに置いて去ると、安東もアイスピックを置いて去っていきました。『6日目』この日は誰の死体も発見されませんでした。

壁の数字がいつの間にか770万になっており、この数字はこの館のライブ映像を閲覧している総数のようであり、実務連絡機構はこの企画で得る金で動いているようです。『7日目』起床した結城はラウンジのテーブルに置いていた銃が無くなっていることに気づきます。そして祥子と安東の姿も見えませんでした。棺桶のある部屋に行ってみると安東が胸から血を流して棺桶の中に横たわっています。

すると監獄から脱出をしていた岩井がアイスピックを片手に結城を襲いに来ます。岩井の武器はリモコンで大迫を殺した犯人は岩井でした。大迫を殺した理由は自身を犯人扱いした復讐であり、その後にリモコンを監獄の外に投げ捨てていたのです。岩井は結城に近づいてくると、安東を殺した凶器である銃を出せと脅し結城の太ももをアイスピックで刺してきました。

しかし、結城に心当たりはありません。7日目の実験が終了まであと5分となっており、岩井は西野が言っていた通り青山通り魔事件の犯人でした。岩井は暗鬼館に潜んでいる間は警察に捕まらないと踏んで応募していたのでした。すると突如祥子が現れて手にした銃で岩井を制止するのですが、岩井は祥子の銃を奪い発砲しようとすると暴発してしまいます。

暴発は前日に安東が銃をいじっている時に弾を反対側にいれてしまっていたのでした。そして実験終了の時間となり、結城と祥子は無事館から出て1億2902万4000円の報酬を受け取りました。そして祥子は機関の人間であり、アクセス数を増やすために送り込まれた人間でした。すると安東が後ろから現れ、死んだふりを装っていたと話します。

そして結城は受け取った金を放り投げると安東と共に山道をかけていきます。

映画インシテミルを見た人の感想では映画ならでは臨場感がある演出がよかったという感想があります。ほかの感想では役者の演技力の高さに対しての感想が多く、藤原竜也の感情的な演技に対する感想や綾瀬はるか、石原さとみなどの緊迫感が迫る演技に感動したという感想があります。

映画インシテミルを見た人の感想では、原作ファンにはどうしても面白くないといった感想があり、その他の感想でも内容が薄いといった感想やミステリー感が全く出ていないといった感想があります。そしてインシテミルを見た人の多くが小説を読んでから映画を見るとよいという感想があります。

以上、映画インシテミルのネタバレあらすじや藤原竜也などのキャストの紹介、そして実際に視聴した人の感想などを紹介しました。あまり評判がよくないですが、映画ならではの臨場感や役者たちの圧倒的な演技力などは必見だと評判です。この記事を読んで気になった方は是非一度、インシテミルを視聴してみてはいかがでしょうか。