ハッピーエンドが書けるまでのあらすじをネタバレ!結末や感想なども紹介

2012年アメリカの恋愛映画。「ハッピーエンドが書けるまで」(映画・洋画)一つの家族が抱える様々な愛をテーマに父親ビル、娘サマンサ、息子ラスティの3人は未来へと踏み出していく。サマンサ役リリー・コリンズは知的な女子大生、母親エリカ役ジェニファー・コネリーは少し神経質な雰囲気。ストーリーがテンポ良く進みコメディっぽくもあり、ラブコメあり、家族愛あり。重たくなり過ぎず家族の微妙な距離を描いている。その他「ハッピーエンドが書けるまで」のキャスト、パトリック・シュワルツェネッガー、クリステン・ベル。

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目次

  1. ハッピーエンドが書けるまでのあらすじをネタバレ!結末や感想なども紹介
  2. ハッピーエンドが書けるまでのあらすじをネタバレ!
  3. ハッピーエンドが書けるまでの結末について
  4. ハッピーエンドが書けるまで主題歌が話題に?
  5. ハッピーエンドが書けるまでの感想や評価は?
  6. ハッピーエンドが書けるまでのあらすじや結末ネタバレまとめ

ハッピーエンドが書けるまでのあらすじをネタバレ!結末や感想なども紹介

ハッピーエンドが書けるまでという映画は、一つの家族が抱える様々な愛をテーマに父親ビル、娘サマンサ、息子ラスティの3人は未来へと踏み出していく物語。この記事では、そんなハッピーエンドが書けるまでという映画のあらすじから結末までをネタバレ紹介していく。さらに、キャストやこの映画を観た人の感想についても紹介する。

ハッピーエンドが書けるまでのあらすじをネタバレ!

映画(洋画)「ハッピーエンドが書けるまで」の原作、監督について

この「ハッピーエンドが書けるまで」(映画・洋画)を手掛けたのは、ジョシュ・ブーン監督。監督デビュー作となった。2012年に全米で公開、日本では2015年6月27日公開された。原作は「Stuck in Love」意味は、この愛にハマり込んで身動きがとれない。その後「きっと、星のせいじゃない」を全世界で3億ドル以上の興行収入を記録した。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ序盤(ネタバレ含む)

両親が離婚し2度目の感謝祭に大学生の娘サマンサ(リリー・コリンズ)は自宅に戻る。自宅では父親ビルと弟ラスティが感謝祭の食事を準備していた。食事が始まると父親ビルと弟ラスティに小説家デビューを報告する。

しかし、父親ビルは一流作家のプライドからか自身が構成に関わったにも限らず他のタイトルで出版が決まった事に難色を示すが、デビューについては喜んでくれる。弟ラスティも父の影響を受け小説家を夢見ている、姉の報告を心から喜んでいる。

離婚した母親エリカ(ジェニファー・コネリー)に大切な報告がしたかったサマンサ、感謝祭にも出席しない事に不満が募る。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ、サマンサとルイスの出会い(ネタバレ含む)

父親ビルは離婚した元妻エリカをまだ忘れられずにいた。新しいパートナーと暮らす部屋を窓からそっと覗き込むストーカー的行為をやめられない。父親ビルの行動に気付きはじめたサマンサは厳しく叱る。そんな両親の影響からか恋愛感情や他者を受け入れられず一夜限りの恋を繰り返していた。

まだ恋愛未経験の弟ラスティには「恋愛するタイプは2つある。1人はロマンチストで、もう1人はリアリストだ。」と話し、恋愛には積極的になるよう応援する。

そんなある日、バーでサマンサと同じ大学に通うルイスに声をかけられる。「アイツはやめておけ」と一夜限りの恋を止めるルイスだがサマンサは相手にしない、しかし、ルイスも簡単には引き下がらない。(「ハッピーエンドが書けるまで」のサマンサとルイス初対面シーン。)

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)のあらすじ、弟ラスティとケイトについて(ネタバレ含む)

作家の父親ビルに影響を受け作家志望を夢見る弟ラスティは、同級生のケイト(リアナ・リベラト)に片思い中、想いを伝えられずにいる。「彼女を見ると心が痛んだ、教室の奥には天使がいた」授業で詩を発表したことがきっかけとなりケイトから「素敵な詩だった」と声をかけられ舞い上がる。(「ハッピーエンドが書けるまで」距離が縮まったケイトとラスティ、校内シーン)

父親ビルから夢の実現の為、毎日日記をつけるよう言われており、日記や詩を書くなど真面目に取り組んでいた。ある日学校から帰ってくると父親ビルが日記を盗み読みしている場面に遭遇し大激怒するが、父親ビルは「お前には勇気がない、経験もない、もっと外に出て遊べ」とアドバイスする。このアドバイスを受けたラスティはケイトが参加するパーティーへ足を運ぶ。そこでラスティが見たのはケイトがコカインを吸っている姿だった。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ中盤、サマンサとルイス(ネタバレ含む)

ルイスとカフェで話をする事になったサマンサ、読書の好みの違いや自分に好意を抱いている事などを含め全く受け入れられないでいた。(「ハッピーエンドが書けるまで」ルイスとサマンサのカフェシーン)そんな中、ルイスが授業に出ていない事が気になりクリスマスの日に自宅へ訪問する。

玄関口から伺えたのはルイスの母親が脳腫瘍を患い、かなり重篤な様子、そのベットの脇で「不思議の国のアリス」を読み聞かせる姿。ルイスの母親はこう呟いた「玄関にかわいい天使がいるわ」。ルイスは今回のストーカー的行為を「デートしてくれたら許すよ」と交渉する、サマンサは自身の新作「ピンクの下」を渡しデートを承諾する。ここからルイスの優しい人柄にしだいと心惹かれていくのだった。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ中盤、ラスティとケイト(ネタバレ含む)

パーティーの夜、彼氏に突き飛ばされ足を怪我したケイトをラスティは助け出し車で送る、ケイティから今夜は泊めて欲しいと言われ自宅へ招く。リビングで傷の手当てをしていると、そこへ何も知らない父親ビルが入ってくる、ビルはケイトをとても温かく歓迎し傷の手当も心配する。気さくに話すビルは、ラスティの恋のあと押しまでした。

二人はラスティの部屋へ移り落ち着きを取り戻す。ケイトが訪ねた「詩に出てくる天使は私のこと?」2人は見つめ合いキスをした。(「ハッピーエンドが書けるまで」ケイトとラスティのキスシーンまであと2秒)息子ラスティの恋のお手伝いは出来るのに自分の事となると上手くいかないビル。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ・結末、ラスティに大きな転機が訪れる(ネタバレ含む)

サマンサの新作出版記念パーティー会場。ケイトにお酒を勧めて一緒に乾杯をするサマンサ。母親エリカがお祝いに駆け付けるが他人行儀で素っ気ない態度。(「ハッピーエンドが書けるまで」の出版記念パーティーシーン)

その後ケイトがパーティー会場に姿がない事を気付いたラスティは、ケイトが薬物中毒の可能性がありアルコールを飲酒すれば危険な状態になりかねないと知らせる。未成年のケイトにお酒を安易に勧めてしまった事を悔やみサマンサも一緒に辺りを探す。不安ばかりが先走るラスティ、両親に車の後部座席へ乗り込むよう促される。一家4人狭い車内でのやり取りは今までのギクシャク感が嘘のように家族そのものにする。

一軒のモーテルに到着する。「子供達は外に出るんじゃない」と父親ビルに言われ車内に残されるサマンサとラスティ、大丈夫きっと2人が助けてくれる。取り乱すラスティに言い聞かすサマンサもそう信じて待っている。ビルとエリカはケイトが居る部屋へ強行突破し、酷い状態のケイトを発見、すぐにその場から救い出す。

ラスティはケイトの酷い状態を目の当たりにし泣き崩れ、車内は重々しい空気に包まれた。この後ケイトは薬物依存の更生施設に入所する運びとなる。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ、父親ビルが前進(ネタバレ含む)

「ハッピーエンドが書けるまで」は、ここからストーリーが大きく進展しはじめる。父親ビルがサマンサに打ち明ける内容とは。父親ビルは離婚した元妻エリカを忘れられないでいた。彼女の家へ出向いては窓際から生活を覗くストーカー的行為をやめられない。エリカから「いい加減私の事は忘れて前に進んで欲しい」と告げられる。

そんな折、セックスフレンドのトリシアからも「新しい出会い」について提案され、前進するべく出会い系パーティーに参加し、そこで知り合った女性との出会いをきっかけに前へ進む決心を固める。何度も通った元妻エリカを眺める窓際に、これが最後と結婚指輪を置いて帰ろうとした。エリカはビルの作品「スーツモンキー」を熟読していた。その姿を見てまた、決意が鈍ってしまう。父親ビルはサマンサにある事を打ち明けるのだった。

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)あらすじ・結末、サマンサに大きな転機が訪れる(ネタバレ含む)

サマンサは父親ビルから夫婦二人のある過去を知らされる。ビルはサマンサが生まれて間もない頃、浮気をし半年ほど家に帰らなかった。それでも元妻エリカはビルを信じ帰りを待っていてくれた。そして許した。

「もし私が同じ過ちを犯したとき、あなたも私を信じて待っていて欲しい。」この約束を果たす時は今なんだ、ビルが抱えていたものは未練ではなく、信じて待つこそが愛だった。サマンサは一方的に避け続けた事を悔やみ母親の元へ訪れる。

ハッピーエンドが書けるまでの結末について

サマンサとルイスの関係が進展、結末・感想(ネタバレ含む)

サマンサにルイスから一本の電話が入る。ルイスの母親が闘病の末亡くなったと知らせを受けたサマンサはすぐにルイスの元へ駆け付ける。自分にとって大切な人が悲しみのどん底にいる、その最悪な状況を支えられるのは私しかいない、きっと彼も私を必要としている。人を愛することを受け入れたサマンサ。

悲しみに暮れるルイスの手を片時も離さず寄り添う。真っすぐに前を向き未来へと踏み出す一人の女性として、一気に成長する姿がそこにある。

ラスティの結末・感想(ネタバレ含む)

ケイトの事件後、ラスティは中々立ち直れずにいた。葉っぱで現実逃避し、ケイトとの思い出のクローゼットに引き込もる日々が続く。そんなある日、ラスティに一本の電話がかかってきた。

ラスティが最も尊敬する作家ティーブン・キング(本人出演)は、姉サマンサからの紹介でラスティの小説を読み素晴らしい才能があると認めた事、そして父親ビルの書いた小説「スーツモンキー」についても素晴らしい作品と話した。最高の知らせを受けたラスティは感謝祭の日みんなに報告をする。その姿はもうしっかり前を向き歩き始めていた。

ボーンズ家の結末・感想(ネタバレ含む)

あれから1年が経ち感謝祭を自宅で迎える。父親ビルと弟ラスティが料理にとりかかり、サマンサとルイスは食器を準備している。今年は自ら母親エリカの席を作ったが、父親ビルが何かを決意するようにそれを片付けた。

食事が始まり4人がテーブルを囲むと玄関のチャイムが鳴る。そこには元妻であり子供たちの母親エリカの姿があった。エリカはビルに謝罪をし、「まだ、私の居場所があれば受け入れて欲しい」と申し出る。ビルは笑顔で迎え入れテーブルに案内する。サマンサに「迷子になったの」と、一度は信じられなくなった愛だが、家族としての居場所がちゃんとここにあった事を伝えたのだ。再び家族として新しいスタートをするボーンズ家。

弟ラスティに祝福の乾杯、それぞれが掴んだ愛のハッピーエンドに乾杯をした。「ハッピーエンドが書けるまで」THE END。

ハッピーエンドが書けるまで主題歌が話題に?

ハッピーエンドが書けるまで(映画・洋画)の主題歌として使われたのが、エドワード・シャープ&ザ・マグネティック・ゼロスのアルバム「Up from Below」6曲目「Home」。アレックス・エバートにより2007年カリフォルニア州西ハリウッドで結成された総勢11人のバンド。2009年に初アルバムをリリースしたのがこの「Up from Below」だ。

他にもRio Bravo「 American man」やエリオット・スミス、ボン・イヴェール、ザ・ナショナル、アレックス・ウルフなど大御所が参加。洋楽好きにはたまらない特別な時間を演出してくれる。

ハッピーエンドが書けるまでの感想や評価は?

感想・評価

アメリカ映画らしい軽快なテンポでストーリーが進む「ハッピーエンドが書けるまで」は、最初から最後まで観ている側を飽きさせないという感想が多かった。序盤はコメディタッチで観に入りやすく、中盤からラブ・ロマンスに描かれ、それぞれが抱える愛の悩みに向き合い前進していく。終盤・結末はハートフルな家族愛を感じられるといわれている。それぞれが居場所を再確認し、受け入れ、元の家族の形に収まっていく。

「ハッピーエンドが書けるまで」の脚本はかなり自伝的な内容だと話すジョシュ・ブーン監督。物語の主な題材は離婚した両親と高校生の頃好きだった薬物中毒の女の子とか、思い出を脚色した作品になっている。「この脚本で離婚した両親に別の結末を与えたかった。」という。愛を信じているから。

この作品に多かった感想としては「リリー・コリンズがかわいい」、「小説家一家という設定が選曲までインテリジェンスで良かった」などの感想がある。

ハッピーエンドが書けるまでのあらすじや結末ネタバレまとめ

ハッピーエンドが書けるまでの結末・感想・まとめ(ネタバレ含む)

この記事では、ハッピーエンドが書けるまでのあらすじや結末についてのネタバレをまとめて紹介してきた。高校生であっても興味本位に手を伸ばせば簡単に薬物が手に入る。葉っぱ、コカインはアメリカ映画ではよく取り上げられる物だ。弟ラスティも薬物常習者で葉っぱを吸っている。

薬物が持つ中毒性が体をむしばみ、人生・未来までもが窮地に立たされる。本人の意思やきっかけが無ければ依存から脱する方法はないに等しいと言われている。薬物が身近にあるアメリカ社会独特の暗い影を感じたとファンの間ではいわれている。

また、登場人物のパターンとして、女性は肉食系、男性は草食系といった形ができているように思う。サマンサは一夜限りの恋をバーで探している。母親エリカは新しいパートナーと新しい生活を。弟ラスティの彼女は元カレから一晩でラスティにへと心変わり。その点、父親ビルは元妻エリカの新生活を覗く事が日課。

弟ラスティは父親からも姉からも恋に積極的になるよう促されるピュアな高校生。サマンサの彼氏ルイスは見た目が草系、しかしサマンサにアプローチのするには草食系男子など言ってられない設定に思われた。また、本編「ハッピーエンドが書けるまで」では、アメリカ社会において切り離せない問題「薬物中毒」について描かれている。そんなハッピーエンドが書けるまでという映画をまだ観ていない人は要チェックだ。

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