バタフライ・エフェクト2のネタバレあらすじ！出演キャストや結末の感想も

バタフライ・エフェクト2の前作は今までにない設定で公開から瞬く間に話題となりヒットした作品です。そのバタフライ・エフェクト2作目ということで期待されていた作品ですが、評価は果たしてどうなのでしょうか？まずはヒットした一作目のあらすじと簡単な結末を紹介し、どんな内容の作品かをお伝えします。そして本題であるバタフライ・エフェクト2との比較を交えつつ、様々な角度からご紹介していきます。

映画バタフライ・エフェクトは2004年にアメリカで公開され、日本では2005年に公開されました。この作品は簡単に説明すると主人公が過去に戻れる能力を有しており、過去を変えると未来にどう影響し結末を迎えるか？が鍵となっている作品です。もちろんこれから紹介するバタフライ・エフェクト2の設定も同じようなものとなっています。どの作品も一話完結となっていますので、単体でも楽しめる作品となっております。

主人公の少年エヴァンは時々起こる短期の記憶喪失に悩み、母に連れられ父が入院している精神科の医師に相談します。記憶を補うために医者から日記をつけることを勧められエヴァンは7歳の頃から日記をつけ始めました。またエヴァンには仲良くしている友人が三人います。一人は太った少年レニー、あと兄妹のトミーとケイリーです。

ある時エヴァンと彼らがダイナマイトをおもちゃに遊んでいるときに記憶が飛んでしまいます。意識を取り戻したときには友人のレ二―がパニックを起こしていました。記憶を取り戻すために医師から催眠療法を受けますが、その最中に鼻血と痙攣を起こし医者からはストップがかかります。この頃から4人の友情関係にひびが入り、兄のトミーがエヴァンの飼い犬を焼き殺すという事件を起こします。

エヴァンの母は引っ越すことを決意し、町から離れることになりました。その際エヴァンは意中の相手であるケイリーに必ず迎えにくると約束します。時は経ち20歳になったエヴァンは大学で記憶についての研究をしていました。ある時日記を見返すと文字が浮かんでくる感覚に襲われ、そのまま過去にタイムリープしていました。このことでエヴァンは日記を見返すことで過去に戻れることを知るのでした。

エヴァンは過去の記憶のことでケイリーに確かめたい事があり久しぶりに再会します。しかしケイリーは激怒し、ずっとエヴァンを待っていたことを言いました。そしてケイリーはその夜自殺してしまいます。ケイリーが自殺した理由を突き止めるべく、記憶が抜けている過去に戻ることを決意します。そこでエヴァンが見たものは父から虐待を受けているケイリーの姿でした。エヴァンは彼女を救うため父親に二度と触れないように脅します。

現在に戻ったエヴァンに新しい情報が一気に脳内に入り鼻血と激しい頭痛に襲われます。新しい現在ではケイリーと順調に愛を育み、同じ大学に通っている姿がありました。ケイリーに幸せが訪れたことに安堵したエヴァンでしたが、ある時兄のトミーに襲われてしまいます。過去を変えたことで、父の虐待は兄のトミーにいってしまったのです。エヴァンは全員が幸せになる方法で解決しなければいけないと、また過去に戻るのでした。

過去に戻った先は犬を焼き殺される直前でした。エヴァンはトニーに妹に近づかないことを約束します。それで解決できたかと思われた矢先、今度はレ二―に不幸が訪れます。全員の幸せを願って過去に戻るも全て不幸のシナリオになってしまうことで、エヴァンは自分の存在自体が不幸を招いているのでと気づきます。

これで過去に行くのは最後だと決意しエヴァンは初めて友人たちに会った日の場面に戻ります。仲良くなったきっかけのパーティーでエヴァンはケイリーたちに「近づいたら殺す」と脅します。そして泣きながらケイリーたちの背中を見送りました。現在に戻ったエヴァンは町で偶然ケイリーとすれ違いますが、ケイリーは何かに気づき振り返るもエヴァンを見つめるだけでお互い別々の道を歩むのでした。

以上がバタフライ・エフェクト一作目のあらすじ・結末です。キャストはェヴァン役にアシュトン・カッチャー、ケイリー役にエイミー・スマートとなっています。

本題であるバタフライ・エフェクト2についてまとめていますが、キャストも一新され一作目とは別の物語となっています。まずはバタフライ・エフェクト2あらすじと結末をネタバレ紹介していきます。

バタフライ・エフェクト2の主人公はニックという２０代のどこにでもいる普通のサラリーマン男性です。仕事もプライベートも順調で恋人ジュリーとは仲良く過ごしていました。しかしジュリーは今後の進路を悩んでおり、夢を追うことでニックと遠距離恋愛になってしまうことが二人にとって唯一の悩み事でした。

ある日、ニックはジュリーの誕生日を祝うため、友人カップルとダブルデートを楽しんでいました。この時ばかりは二人の悩み事も忘れて幸せな一時を過ごしていました。しかしせっかく恋人と過ごす素敵な休日に、嫌いな上司ブリストルから電話が入ります。急に仕事が入ってしまい帰らなければならなくなった為、四人は車に乗って帰る事にしました。

ニックの運転で帰る途中、話に夢中になっていたニックは車をパンクさせてしまいました。操作を誤ったニックの目の前には対向車のトレーラーが来ており、事故を起こしてしまいます。事故により大けがをしたニックは病院に入院してしまいます。そこでニックはジュリーと友人のトレバーとアマンダを亡くしたことを知るのでした。

事故から一年が経ったニックは未だ心の傷が癒えていない状態でした。そんなニックに体に異変が生じ始めます。ある時仕事の資料に写真が載っておりそれを見るとめまいに襲われてしまいます。めまいが収まると今度は鼻血を出していました。上司から注意され仕事を終え帰宅したニックはまた一年前の事故にあった日を思い出していました。

楽しかったあの頃の思い出を振り返るように、事故にあう直前に撮った写真を見ていたニックに再度異変が訪れます。気づくとそこは写真を見ていた一年前の景色でした。ここで初めて自分には過去にタイムリープする能力が備わっていることに気づくのでした。戸惑いながらもニックはこの後事故を起こすことを知っている為、過去とは別の行動を起こします。

ニックの機転により事故にあうことはなく、全員無事で済んだところで現在に戻ります。そして現在に戻ったニックは環境の変化に気づきます。まず一年前に死んだはずのジュリーが生きていること、まだ彼女と付き合っており同棲していることを知るのでした。

さらに一年前の事故に居合わせたトレバーとアマンダが生きていたこと、そして二人が近々結婚することを知り未来が変わっていることに戸惑いながらも喜びを実感するのでした。しかし全てが良い方向に向かったわけではありませんでした。会社に行くと嫌な上司ブリストルが出世し副社長になっていました。偉くなったブリストルはもっと嫌な人間になっており、トレバーとニックの二人は仕事の失敗を理由にクビにされてしまいます。

ニックはもう一度過去に戻り自分にとって都合の良い未来になるよう画策します。事故の時と同じように写真を見ることで過去に戻ることに成功します。そしてブリストルが部下の手柄を横取りした書類を、今度はニックが抜き取り自分の手柄にします。記憶が現在に戻ったニックは大都会のマンションに住み、高級車に乗る副社長へ昇格していました。ブリストルとの立場は完全に逆転し自分にヘコヘコするのを見てスカッとするのでした。

仕事が終わり自宅へと戻ったニックはジュリーがプロの写真家になっていることを知ります。今回はすべて良い方向に向かっていると思っていたニックでしたが、実はジュリーとは破局しており現在は社長の娘と付き合っていることになっていました。過去に戻るたびに少しづつほころびが出来ていくことにニックは不安を覚えるのでした。

トレバーが投資家のマルコムとトラブルになっていることを知ります。ニックは彼を助けるために手を焼きますがなかなかうまくいきません。

その夜クラブでマルコムに会ったニックとトレバーは銃で襲われてしまいます。トレバーは撃たれてしまい、たまたまそこにいた元恋人のジュリーにも弾が当たってしまいます。ニックは二人を助けるために過去に戻ろうとするも敵に襲われ気を失ってしまいます。

気が付いたニックは親友と、元恋人の二人を失ったことを知ります。しかし過去に戻ってもまた不幸が訪れるのでは考えたニックは自分の能力について母親に相談します。母はそこでニックの父も同じ悩みを持ち自殺したことを伝えるのでした。ニックは結局考えた末にもう一度過去に戻ることを決意します。そして最初の事故にあう前まで戻り、恋人ジェリーに別れを告げるのでした。

別れを告げられたジェリーは自分のお腹に子供がいることを伝え、泣きながら車に乗ってニックの元を去りました。このことを知らなかったニックはジェリーを止めるために、車を盗み追いかけます。この後の事故にあうことを知っているニックはジェリーを追いかけ、車を横につけて説得を試みます。

なんとかジェリーがスピードを落としたところで、事故を食い止めたと思った矢先にニックは対向車と衝突しそうになります。ハンドルを切り、避けたところで崖へと転落してしまいニックは死んでしまいます。

この一年後ジュリーは生まれた子供をニックと名づけました。少し悲しい結末でのハッピーエンドとなるかと思いきや、実はこの子にもニックと同じで過去に戻れる能力が備わっているのでした。

バタフライ・エフェクト2のあらすじと結末のネタバレはいかがでしたでしょうか？一作目と比べるとバタフライ・エフェクト2の方が主人公の私利私欲に左右されているシーンが多いです。そして最後の結末も一作目に合わせたのか同じような展開に持っていきましたが、結果的にはバッドエンドにして落ちをつけたみたいです。

1981年7月31日生まれ（年齢37歳）アメリカ人俳優のエリック・ライブリーは、国民的コメディのフルハウスや1999年公開アメリカン・パイなどの有名な作品に出演している俳優です。元々モデルとして活躍しており、様々な有名ブランドの広告モデルを務めています。ブレイク・ライブラリーという妹がいますがこちらのほうが名前は売れています。バタフライ・エフェクト2では主役を演じました。

1978年6月21日生まれ（年齢40歳）カナダ出身の女優エリカ・デュランスは2004年にヤング・スーパーマンに出演し、一躍人気女優の仲間入りを果たしています。バタフライ・エフェクト2ではヒロイン役を演じました。

1985年7月28日生まれ（33歳）カナダ人俳優ダスティン・ミリガンは様々な映画やドラマに出演しています。新・ビバリーヒルズ青春白書でレギュラー出演をきっかけにブレイクを果たしています。バタフライ・エフェクト2では主人公の親友役を演じています。

1975年3月17日生まれ（43歳）カナダ出身女優のジーナ・ホールデンはファンタスティック・フォーやファイナルデッドコースター３、ソウ・ザ・ファイナルなど様々な有名作品に出ている売れっこの女優さんです。主役を張ることは少ないのですが、脇役として支えることが多く、演技の評価も高いです。バタフライ・エフェクト2では親友の彼女役として出演しています。

キャストを見る限りではトップスターと言われるような有名な俳優さんは出演していませんでした。しかしバタフライ・エフェクト2だけでなくシリーズ全体を通して共通しているようです。その変わり設定が凝っているので十分楽しめる作品にはなっているようです。

いかがでしたでしょうか？バタフライ・エフェクト2のあらすじからネタバレ、キャストの紹介をしていきました。バタフライエフェクトシリーズではカオス理論のバタフライ効果というものをテーマに制作されています。バタフライ効果とはわずかな変化が加わった場合に、その後の状態に大きな変化を生み出す予測困難性のことを指します。この理論をうまく表現したことがシリーズがヒットした理由なようです。

しかし一作目の衝撃が強く、二作目は期待外れという声も聞かれます。なかなか大ヒット作の二作目がヒットするのは難しいと言われています。ただ三作目も割と高評価みたいですのでやはりシリーズ通して全て見るのが良いみたいです。この機会にぜひ皆さんもバタフライ・エフェクト2を観てみてはいかがでしょうか？