2018年03月25日公開
2018年08月29日更新
キングダムのアニメと原作漫画の違いはある?第3期放送の予定は?
キングダムのアニメと漫画の違いはどこにあるのか?キングダムは大人気作品で原作漫画のファンは多いですが、アニメ版の評判は?第3期が作られる気配のないキングダムアニメの行方は?キングダムのアニメと原作漫画の違いや第3期アニメの放送予定について徹底解説していきます。
目次
- キングダムとは
- キングダムのアニメの放送期間
- アニメキングダム放送時の主題歌について
- キングダムの原作漫画とアニメ放送の違い
- キングダムの原作漫画と第1期アニメの違い
- キングダムのアニメ放送と原作漫画はどっちが人気ある?
- キングダムのアニメ放送が良くないと言われる理由
- キングダムのアニメ第3期が放送される可能性は?
- キングダムのアニメ第3期を放送するNHK
- キングダムのアニメ第3期の製作会社
- キングダムのアニメ第3期がまだ放送されてない理由:過激な表現も理由のひとつ?
- キングダムのアニメ第3期がまだ放送されてない理由:その他の理由を考察
- キングダムはアニメの他に実写映画化が決定
- キングダムのアニメと漫画の違いを知り、両方を楽しもう
キングダムとは
キングダムとは原泰久さんが2006年より週間ヤングジャンプで連載している中国春秋戦国時代を背景にした青年漫画です。キングダムは第17回手塚治虫文化賞漫画大賞を受賞しており、コミックの発行部数は3300万部を超えています。
またキングダムはアメトークで芸人にネタとして使われるなど非常に人気のある漫画作品です。2012年にはキングダムのアニメがNHK BSプレミアムで放送開始しています。現在までキングダムのアニメは第1~2期まで放映されてきました。
そしてキングダム第3期のアニメ放送を多くのファンが待ち望んでいます。ここではキングダムのアニメと原作漫画の違い、キングダムのアニメ第3期の放送予定などを解説していきます。
キングダムのアニメの放送期間
キングダムのアニメと言えば第3期がいつ始まるかで話題になっています。現在キングダムのアニメは第1、2期までが放送されていますので、両番組の放送期間について書いていきます。キングダムのアニメ第1期は2012年6月~2013年2月後半にかけて放送されていました。キングダムのアニメ第2期の放送期間は2013年6月~2014年3月でした。どちらも6月から始まり、翌年の3月頃に終わっているという共通点があります。
キングダムのアニメは第1期につき原作漫画1~12巻分の内容を網羅しています。第2期のアニメはキングダムの原作漫画13~24巻分までの内容となっています。具体的にはキングダムのアニメ第1期は王騎将軍が滅びるまでの戦いが描かれました。
キングダムのアニメ第2期ではレンパ将軍との決闘までの内容が描かれています。漫画原作の流れでキングダムのアニメが進んでいけばアニメ第3期からは合従軍編に入る予定です。キングダムの合従軍編と言えば、壮大な戦いが描かれる作中でも見どころのエピソードです。
アニメ第3期で合従軍編に入れば秦国の情勢にも変化が現れ、信の動きにも注目が集まるでしょう。キングダムのアニメ放送第3期はファンからとても期待されている内容でもあるのです。キングダムのアニメ第1期から第2期放送時までの間に16カ月の期間が空いています。しかしキングダムのアニメ第3期は現時点においても放送される見込みが立っていないようです。
アニメキングダム放送時の主題歌について
ここではキングダムのアニメ第1期、第2期放送時に使用された主題歌やエンディングテーマ曲について解説していきます。アニメキングダムのエンディングテーマはシーズンごとに曲が変わっているという特徴があります。アニメキングダム第1期放送時のオープニングテーマは「Pride」でした。
エンディングテーマはキングダムアニメ第1話~第19話放送時にかけて「Voice of Soul」、第20話~第30話放送時にかけて「Destiny Sky」、第31話~第38話放送時にかけて「Never Ending」が流れていました。アニメキングダム第2期放送時のオープニングテーマとなったのが「GLORY DAYS」です。
アニメキングダム第2期のエンディングテーマとなった曲は第1話~第13話放送時にかけて「21」、第14話~第26話放送時にかけて「Exit」、第27話~第39話放送時にかけて「そこに君がいる」が流れていました。
キングダムの原作漫画とアニメ放送の違い
アニメ放送のキングダムは原作漫画の内容を基にして作られています。原作漫画の物語の概要は一緒なのですが、アニメ放送のキングダムは細部の微妙な点で違うところが存在します。キングダムをアニメ放送でしか知らない人は分かりませんが、原作漫画の内容を知っている人が見るとアニメと漫画の違いに気づくでしょう。
【キングダムの原作漫画とアニメ放送の違い:1】演出の仕方が違う
アニメ放送されたキングダムと原作漫画の違いとして主にバトルシーンなどにおける演出の仕方が挙げられます。例えばアニメ放送のキングダムでは戦いシーンで血が飛び散ったり、切られて首が落ちる表現が描かれずカットされているという特徴があります。原作漫画キングダムの面白さとしてリアルな戦闘シーンがありますが、これがカットされることで物足りない感じを受けるファンが多いようです。
しかし過激な戦闘シーンが好きでない人にとっては、抑制されたアニメ放送のキングダムは観やすいと言えるでしょう。またキングダムのアニメ放送ではキャラクターのセリフにも加工が入っています。過激なセリフを優しく包んだ表現に差し替えたセリフになっているという事です。原作漫画キングダムのウリの一つであるバトルシーンにおける迫力や過激さが抑えられているという所が、アニメ放送と原作漫画の違いと言えます。
【キングダムの原作漫画とアニメ放送の違い:2】カットされている部分がある
キングダムのアニメでは放送できる時間枠があるので、原作漫画の内容を全てそのまま再現する事は難しいです。そのためキングダムのアニメ放送では所々カットされた場面が存在します。物語上なくても問題のない小さなエピソードは、キングダムのアニメ放送では描かれていないという事です。
例えばキングダムの原作漫画における大王の暗殺編、羌瘣(キョウカイ)が現れるシーンの多くがアニメ放送では省かれています。このようにキングダムのアニメ放送は、細かい部分のシーンやエピソードがカットされているという原作漫画との違いがあります。
キングダムの原作漫画と第1期アニメの違い
ここではキングダムの第1期アニメ放送と原作漫画との違いについて解説していきます。一つ目の違いは第1期アニメ版キングダムは暗殺者の襲撃部分が省かれていることです。なので河了貂と羌瘣(キョウカイ)が遭遇するシーンに違いがあるので、物語の展開に微妙な変化があります。
アニメ放送版キングダムの2つ目の違いは、王騎将軍から譲りうけた矛の保存場所についてです。原作漫画では王騎将軍から受け渡された矛をどこに保存したかは描かれていません。しかしアニメ放送では政が王騎将軍の矛を保管していることが描かれています。
キングダムのアニメ放送と原作漫画はどっちが人気ある?
キングダムのアニメ放送と原作漫画はどちらの方が人気があるのでしょうか?キングダムのアニメだけを知っている人はアニメキングダムの評価は高いことが多いです。しかし漫画原作のキングダムを知っている人がアニメ放送を見るとがっかりする人も多いようです。
やはりアニメ放送では原作漫画の内容全部を描く事は時間的に厳しいので、必要のない部分をカットされていることが原因だと考えられます。またアニメ放送のキングダムは原作漫画の魅力を十分に生かし切れていないという原因もあります。キングダムの面白さを最大限味わいたいのであれば、省略されているアニメ放送よりも漫画原作の方が人気があると言えるでしょう。
キングダムのアニメ放送が良くないと言われる理由
キングダムのファンからするとアニメ放送版のキングダムは「ひどい」「がっかり」といった感想の声もあります。どうして原作漫画よりアニメ放送されたキングダムの評判が良くないのかについて解説していきます。
【アニメ放送版キングダムが不評の理由:1】NHKによる放送
アニメ放送版キングダム不評の理由第一に挙げられるのが、NHKがキングダムを放送しているためだと言えます。NHK側からするとキングダムの魅力である生々しい迫力の戦闘シーンをそのまま再現するのが難しいのです。
キングダムが深夜のアニメ放送だとしても、表現の制約は存在します。例えば血が流れだすような表現は規制され、体が切れるシーンは光で見えづらくするなどの処置がとられています。このため原作漫画が好きなファンからは不評を受ける原因となっています。
【アニメ放送版キングダムが不評の理由:2】CGアニメ
キングダムのアニメ放送不評の理由としてCGによるアニメ作りが挙げられます。現在CGアニメはとても綺麗な映像として作られていますが、多くの視聴者はまだCGアニメに慣れていないのではないでしょうか。これまでのアニメは手描きが主流だったので、それに慣れている視聴者からするとCGで作られたキングダムのアニメは違和感が抜けないのかもしれません。
【アニメ放送版キングダムが不評の理由:3】アニメへの過渡な期待
キングダムのアニメ放送に対して過渡な期待をしていた人は、意外なアニメ内容に困惑することが多いようです。上にも書いたようにアニメ放送版のキングダムは内容が薄められている事もあり、原作漫画のファンからは物足りないと思われることが多いです。
しかしキングダムの原作漫画を知らず、アニメ放送から入った人であれば高評価をする人が多いという特徴もあります。キングダムの原作漫画を知っているか知らないかによってアニメ版の面白さが変わるということが言えそうです。
キングダムのアニメ第3期が放送される可能性は?
ここではキングダムのアニメ放送第3期が放送される可能性について見ていきます。キングダムは発行部数が3300万部を超える大ヒット漫画なので、アニメ第3期が放送される可能性は高いです。しかもアニメ第3期を放送するとなれば、時期的にキングダムの盛り上がる場所「合従軍編」に入るので高視聴率も見込めるでしょう。
キングダムのアニメを放送しているのがNHKで表現の規制などが入るので、第3期アニメ放送の内容は危惧されるでしょう。合従軍編は特に激しい戦いが予想される展開になるからです。しかし人気のあるキングダムアニメ第3期は放送されれば高視聴率が望めるので、放送される可能性はとても高いと言えます。
キングダムのアニメ第3期を放送するNHK
NHKで放送されるアニメの多くは物語の完結まで放送されることが多いです。アニメを制作する時に重要な要素となるのがアニメ作品のDVDの売れ行きです。しかしNHKで放送されたアニメ作品はDVDが売れづらいという特徴があります。
それでもNHKがアニメをどんどん製作できるのには理由があります。それはNHKで放送されたアニメはDVDだけでなくグッズや動画の配信、色々なキャンペーンを絡めて収益化を図っていることが挙げられます。NHKでは民法放送のアニメと同じでDVDの売れ行き以上に視聴率を重視してアニメを放送しています。
また深夜番組以上に午前中や夕刻に放送されるアニメ作品は視聴率によって先行きが決まることが多いです。視聴率が高ければその分CMを見てくれる人も多くなるということ。キングダムもアニメを放送するには製作費を出してくれるスポンサーが必要であり、スポンサーはCMによる宣伝広告を目的としています。
しかしNHKは国営放送なのでCMは放送されません。NHKの収入を補うのが受信料です。NHKは受信料を徴収しているので、仮にキングダムのアニメDVDが売れなくても、高視聴率が望めるキングダム第3期アニメなら経済面をカバーできるというメリットもあるでしょう。
キングダムのアニメ第3期の製作会社
キングダムのアニメを作っているのは「ぴえろ」というアニメ製作会社です。ぴえろは1980年代に登場したアニメ製作会社で、業界の中では老舗の部類に入ります。キングダムのアニメ製作にはNHKとぴえろの名前が記されています。このことからNHKとぴえろはキングダムのアニメ製作に出資していることが分かります。
アニメ製作会社ぴえろも出資者だとすれば、DVDの売り上げも少しは第3期のアニメ放送に関わってくるでしょう。しかしNHKからの放送であるため、資金的にはキングダム第3期を放送するのは可能だと考えられます。
キングダムのアニメ第3期がまだ放送されてない理由:過激な表現も理由のひとつ?
高視聴率が望めるキングダムのアニメ第3期がいまだに放送されていない理由は一体何でしょうか?キングダムのアニメ放送第2期が終了してから長いこと第3期が放送されていない理由について解説していきます。
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:1】ストックが足りていない
キングダムのアニメ第3期の放送が始まらない理由として、第3期の内容をアニメで見せられる分の原作漫画のストックがないことが挙げられます。キングダムのアニメ放送第1期と第2期が放送される間は、他のアニメに比べて期間が短いという特徴がありました。キングダムのアニメは第1期放送が決定された時点で、第2期の放送も決まっていたと考えられます。
この流れからキングダムのアニメ放送は第3期と第4期がまとめて放送される可能性が考えられます。そうなるとアニメ第3期と第4期合わせて原作漫画のストックが必要となります。アニメ第3期、第4期分の原作漫画が追いついていないか、分量的にまだ足りなていないという可能性があります。
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:2】過激なバトルシーンが多い
キングダムのアニメ放送第3期が始まらない理由として、第3期は過激なバトルシーンが多いことが挙げられます。キングダムのアニメ第3期は合従軍編という白熱の戦いが描かれる場所です。例えばキングダムのアニメ第3期には蒙武対汗明の手に汗を握る名戦があります。
しかしキングダムアニメ第3期での蒙武対汗明戦は血が飛び散るなど過激な描写が描かれる回でもあります。大量の血や人の顔が切り裂かれたりという表現は、放送しているNHK側からすれば避けたいものです。またキングダムのアニメ第3期に当たる合従軍編では、バトルシーンで大量の兵隊が登場します。
キングダムの合従軍編では桓騎が函谷間から大勢の人を見る場面がありますが、第3期アニメではたくさんの兵隊や人間の群れを描かなければいけません。その分人手もかかるでしょう。キングダムのアニメ第3期を放送する為には制作側もそれなりの労力が必要だと考えられるのです。
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:3】18禁系キャラクター
キングダムのアニメ第3期が始まらない理由として18禁系キャラクターが登場するという事が挙げられます。例えば嫪毐は18禁系に属するキャラクターです。嫪毐とは秦の始皇帝の母親の新夫のことを指します。嫪毐が登場するシーンはNHKで放送するには際どい描写があるのです。
例えば馬にひき殺されるという嫪毐のラストシーンは、NHK側としては避けたい表現でしょう。またキングダムの第3期アニメに登場するであろうカレンの外見自体が18禁系キャラクターに属します。これらの理由からキングダムのアニメ第3期は中々放送されていないと考えられます。
キングダムのアニメ第3期がまだ放送されてない理由:その他の理由を考察
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:4】市民と少年の兵隊
キングダムのアニメ第3期が放送されない理由の一つに、第3期では一般市民や少年達が兵隊になって戦う点が挙げられます。キングダム合従軍編ラストのバトルといえば蕞(さい)の防衛戦です。
蕞(さい)の防衛戦で戦うのがキングダムに登場する一般市民であり、兵隊と化した子供達です。これら市民や少年が戦争の中で傷つき、過酷な戦場を体験する姿を放送するのはNHK的に避けたいということが考えられます。
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:5】声優
キングダムの第3期に当たる合従軍編では大量の兵隊や人間が登場する事は書きましたが、ここに一つ問題が浮上します。たくさん登場するキャラクターの声優の数についてです。登場キャラクターが多いからと言って、セリフやキャラの登場をカットしたら、キングダム第3期アニメの魅力が生きてこないでしょう。
キングダム第3期アニメ放送で登場するキャラクターの声優を全部用意するとすれば、製作費が大きくなることが考えられます。NHKはキングダムのアニメを放送していますが、アニメ製作はぴえろに任せています。この点でもキングダムアニメ放送第3期の制作費はかさむので、放送されづらい理由なのかもしれません。
【キングダムの第3期アニメが放送されない理由:6】汗明の太鼓部隊
キングダムアニメ放送第3期に当たる合従軍編では汗明率いる太鼓部隊が登場します。太鼓部隊の登場シーンは汗明の後ろにみっちりと兵体が描き込まれ、「ドン、ドドン、ドッドッド、ドン」というリズムが流れます。
キングダムのアニメ第3期で汗明率いる太鼓部隊の密集した兵隊や、特徴的なリズムをどうアニメで表現するかという難しさがあると考えられるのです。
キングダムはアニメの他に実写映画化が決定
キングダムはアニメ第3期が始まる前に実写映画化の話しが持ち上がりました。週間文春の2017年12月28日発売号にて、キングダムが実写映画化されることが書かれた記事が載っています。キングダムの実写映画撮影は2018年春からだとされています。
キングダムの実写映画でキャストされたのは主演の山崎賢人さんと長澤まさみさんなどがいます。キングダム10周年記念として特別実写化された時も、山崎賢人さんは関わっていました。
キングダムの実写映画の撮影が2018年春より始まる事から、これと並行してキングダムアニメ第3期の放送も一緒に企画されるという可能性も考えられるでしょう。
キングダムのアニメと漫画の違いを知り、両方を楽しもう
いかがでしたでしょうか?キングダムは大人気作品で原作漫画もアニメも存在します。しかしキングダムの原作漫画を知っている人は、アニメ版キングダムの表現規制に対して不評をあげる人もいるようです。また現時点でキングダムのアニメ第3期の放送時期は分かっていません。
しかし2018年にはキングダムの実写映画撮影も始まる事から、これと連動してのアニメ第3期の企画も考えられるかもしれません。キングダムのアニメ放送と漫画原作の両方を知る事で、よりキングダムの世界を楽しんでいきましょう。