キングダムの河了貂(かりょうてん)を史実から考察!信との関係は?

奇抜な格好でキングダムのマスコットとして愛される河了貂(かりょうてん)。料理上手な女性らしい面以外にも男前な部分もある彼女。春秋戦国時代を舞台にしたキングダムですが、河了貂(かりょうてん)は史実でも存在したのでしょうか?その真実を考察していきましょう。

キングダムの河了貂(かりょうてん)を史実から考察!信との関係は?のイメージ

目次

  1. キングダムの河了貂(かりょうてん)は実在する?
  2. キングダムでの河了貂(かりょうてん)の描かれ方と役割
  3. キングダムでも珍しい女性軍師となった河了貂(かりょうてん)
  4. キングダム本編では信と河了貂(かりょうてん)が遂にキス!?
  5. キングダムで一番料理上手な河了貂(かりょうてん)
  6. キングダムでは河了貂(かりょうてん)より羌瘣(きょうかい)が一歩リード?
  7. キングダムでの今後の信との関係は? 
  8. キングダムに河了貂(かりょうてん)は欠かせない存在!

キングダムの河了貂(かりょうてん)は実在する?

河了貂(かりょうてん)は当初実在するのか考察されましたが、最終的にキングダムのオリジナルキャラクターとされています。当初は「オレ」という一人称と鳥頭のかぶりものを脱がなかったため性別不明でしたが、巻が進むにつれて女性キャラクターと判明しました。

特にキングダムの舞台となっている春秋戦国時代は史実の情報を探ろうにも、歴史史料が少なく考察が難しいことでも有名です。名だたる将軍の名前は記載されていても、女性となるとめったに名前が登場しません。だからこそ登場するキャラクターはどれも歴史考証といった考察に縛られず、自由奔放に描かれています。

キングダムでの河了貂(かりょうてん)の描かれ方と役割

キングダムの物語序盤では金のために信や政と行動をともにしていましたが、成蟜(せいきょう)の反乱を通して、大将軍になるという確固たる夢を持つ信に惹かれていきます。ですが元々は単なる吹き矢が上手いだけだった河了貂(かりょうてん)。将軍としての道を突き進む信についていくためには、自分だけの武器が必要だと感じるようになります。

st_shunsukeさんの投稿
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史実に登場しない女性だからこそ、彼女はキングダムオリジナルキャラクターとして、独自の道を歩もうとします。そんな中現れたのが凄まじい剣術の使い手である羌瘣(きょうかい)でした。彼女は河了貂(かりょうてん)とは異なり史実の人物です。山の民、楊端和(ようたんわ)とともに将軍として他国を攻めたという考察があります。

自分も信のために武器を身につけたい。最初は羌瘣(きょうかい)に剣術を学びたいと申し出ますが、彼女の剣技は生半可な覚悟で習得できるものではありませんでした。それでもあきらめきれない河了貂(かりょうてん)の熱意に羌瘣(きょうかい)はほだされたのかもしれません。彼女を秦王政の敵である呂不韋(りょふい)の腹心、昌平君(しょうへいくん)のもとへ紹介します。

河了貂(かりょうてん)と昌平君(しょうへいくん)

昌平君は秦王政の後ろ盾でありながら、史実では生粋の商人でもある丞相、呂不韋(りょふい)が抱える食客の一人です。その知略はキングダムの中でも随一と評されています。もとは秦国の人間ではなく、楚国の人間のため複雑な思いを抱えているようですが、その真意はいまだ見えません。

秦国内では知略に優れた者たちを集めた軍師学問所を開いています。そこは貴賎に関わらず、能力に秀でた者であれば誰にでも門戸が開かれています。そこでで河了貂(かりょうてん)は一流の軍略を学んでいきます。

兄弟子蒙毅(もうき)と河了貂(かりょうてん)

昌平君(しょうへいくん)のもとで知略を学ぶ河了貂(かりょうてん)にとって、信や政とも異なる、新たな頼れる存在が現れます。それが蒙毅(もうき)です。彼は勇名を馳せる蒙武(もうぶ)将軍の息子ですが、父親や兄と違い知略の道を歩んでいます。

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昌平君(しょうへいくん)への忠義も厚く、彼の門下でもとびきりの才能を持った人物です。そんな彼は河了貂(かりょうてん)と出会ってすぐ、彼女を女だと見抜きます。追放するのかと思いきや、女性でありながら軍師を目指す河了貂(かりょうてん)を逆に受けれいます。

蒙毅(もうき)は史実にも存在する人物です。特に秦王政を最後まで良く助けた人物と考察されていることもあります。2代続く将軍の家の息子で、人柄も良いため、今後キングダムでも蒙毅(もうき)と急接近する可能性がまだ残されています。
 

キングダム本誌では、貴族然とした穏やかな好青年として描かれている蒙毅(もうき)ですが、キャラ原案の時には父である蒙武(もうぶ)寄りのデザインもあったようです。今のデザインになって良かった気もします。

河了貂(かりょうてん)のもう1人の師・介憶(かいおく)

昌平君(しょうへいくん)の他にもう一人、キングダムでは河了貂(かりょうてん)にとって師と呼べる存在がいます。それが介憶(かいおく)です。巻が進むにつれ昌平君(しょうへいくん)の腹心として、度々飛信隊を助けに来てくれます。特にキングダム合従軍襲来編では、いぶし銀の活躍ぶりを見せてくれます。
 

キングダムでも珍しい女性軍師となった河了貂(かりょうてん)

例え仲間の敵であったとしても昌平君(しょうへいくん)は、すでに秦の頭脳を支える一流の軍師です。信の力になりたいことを第一に考える河了貂(かりょうてん)にとって、彼のもとで学ぶことに敵味方は関係ありませんでした。めきめきと彼のもとで力をつけ、遂に河了貂(かりょうてん)は飛信隊の軍師として帰還します。

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その時初めて信が河了貂(かりょうてん)を女性だったと知ります。キングダムの中でも随一の鈍さですね。しかも再会した時に、男かどうかさわって確かめている辺り、河了貂(かりょうてん)をまったく女性として意識していません。むしろ飛信隊の隊員たちの方が河了貂(かりょうてん)を女性として意識している程です。

キングダム本編では信と河了貂(かりょうてん)が遂にキス!?

キングダムで気になる信との関係ですが、信にとってはやはり女性というより家族に近いポジションに河了貂(かりょうてん)は立っています。何を隠そう、秦国に合従軍が襲来するなか、信と河了貂は一度キスをしているのです。

しかしそのキスが色気もへったくれもない感じです。なにせ麃公(ひょうこう)将軍に信が蹴っ飛ばされて、落ちた先に河了貂(かりょうてん)がいた、まさに口をぶつけあっただけの、キスというよりもはやもらい事故です。しかも信には全く意識してもらえていませんでした。

キングダムで一番料理上手な河了貂(かりょうてん)

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信には女性として全く意識されていない河了貂(かりょうてん)ですが、キングダムでは何度も彼女が料理するシーンが登場します。信と同居していた頃や、進軍の途中にある村で炊き出しを手伝っているシーンなどなど。独りで生きてきた時間が長い女性だからこそ、かもしれません。

恋のライバルになりそうな羌瘣(きょうかい)も信の家を訪れた時、河了貂(かりょうてん)が置いていった料理を一口食べて、うまいと絶賛しています。その家庭的な一面に飛信隊の面々もメロメロになっています。

キングダムでは河了貂(かりょうてん)より羌瘣(きょうかい)が一歩リード?

姉の復讐を果たすため、飛信隊から一度は離れていた羌瘣ですが、戻ってそうそう二つの願いを披露します。一つは信のように大将軍になること。これはキングダムでもかつて秦国の威信を各国に示した六大将軍の一人、摎(きょう)が女性だったことで、現実味が沸く願いです。

しかも彼女は剣の腕だけではなく、飛信隊の副将として確かな戦術眼も兼ね備えています。飛信隊の仲間も彼女の方が先に信より大将軍になってしまうんじゃないかと軽口を叩くほどです。そしてもう一つが、信の子どもを産むこと。いろいろな段階をすっとばしてしまった発言のため、信本人も河了貂も飲んでたお茶を吹き出すほどの仰天ぶりでした。

今のところ信は羌瘣(きょうかい)の美貌に女性らしさを感じ取っているシーンがキングダムのところどこで見受けられますので、女性としては一歩リードしている状態でしょうか?ただ河了貂(かりょうてん)にも優位な部分があります。
 

nyasu_bon630さんの投稿
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それはキングダムの冒頭でまだ頼れる臣下がいなかった頃、政と信の3人で旅をしていた時期です。あの時期はキングダムで幾度も象徴的なシーンとして描かれています。単なる仲間ではなく、かけがえのない同志としての深い繋がりが彼らにはあります。今後もそれが揺らぐことはないでしょう。

キングダムでの今後の信との関係は? 

一見、女性として信に意識されていない河了貂(かりょうてん)ですが、転機が訪れます。それは魏火龍七師、凱孟(がいもう)の軍によって河了貂(かりょうてん)がさらわれた時です。信は彼女を取り戻そうと躍起になりますが、河了貂(かりょうてん)との付き合いが浅い我呂(がろ)から、なぜそこまでした河了貂(かりょうてん)を助けに行くのか? と問われます。

救出するには飛信隊の兵士の命がもちろん賭けられます。それを考えての問いかけでした。信はただ一人の身内である漂(ひょう)を失ってから、はじめて出会った仲間であり家族のような存在だと訴えます。女性として見られることはなくとも、彼女が信にとって大きな存在になっていることは間違いありません。信の言葉に飛信隊の仲間も納得し、彼女を救出するために策を練り始めます。

cat_patrolさんの投稿
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一方さらわれた河了貂(かりょうてん)もまた、凱孟(がいもう)から問答を受けていました。それは女の身でありながら、なぜ男とともに戦おうと考えているのか? それは強欲であると断じられます。しかし彼女はその断言にひるむこともなく、ただ信に寄り添い、戦場であっても幸せになりたいと宣言するのです。そこには黒卑村(こくひむら)で独り世を拗ねて見ていた河了貂(かりょうてん)はいませんでした。

まぶしすぎる答えに、新しいものを見たのか。翌日、凱孟(がいもう)は河了貂(かりょうてん)の代わりにつかまえられていた軍師、荀早(じゅんそう)との人質交換に応じます。無事に戻ってきた河了貂(かりょうてん)に飛信隊みなが喜び、沸きかえります。遠く離れていても、信と河了貂(かりょうてん)の心はまっすぐに繋がっていると感じられるエピソードでした。

キングダムに河了貂(かりょうてん)は欠かせない存在!

hirama_chanさんの投稿
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今回の考察はいかがでしたでしょうか?史実には河了貂(かりょうてん)の名は出てきません。ですが、出てこないからいなかったとも言い切れません。少なくともキングダムにおいてその存在は欠かせないものです。むしろ史実に出てこないキャラクターだからこそ、キングダムファンの想像力をくすぐるのかもしれません。どんな成長を見せるのか、これからの河了貂(かりょうてん)、キングダムに注目しましょう!

 

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