【キングダム】信と羌瘣（きょうかい）はキスした？ハグや恋人つなぎなど胸キュンシーン集

「キングダム」は古代中国を舞台にした作品で、主人公の1人に信がいます。その信と女性キャラの羌瘣（きょうかい）はともに戦うだけではなく、交流を深めていきます。この記事では、信と羌瘣の関係の中でも、キスやハグ、恋愛などの要素を中心に紹介していくのでチェックしてみてください。

キングダムは2006年から「週刊ヤングジャンプ」に連載されている作品で、2023年7月時点で累計部数は9900万部を突破している人気作品です。古代中国の春秋戦国時代を舞台にした作品で、主人公は後の始皇帝である嬴政と、嬴政の元で天下の大将軍を目指す信の2人です。2023年7月時点で累計部数は9900万部を突破しているほか、数々の賞を受賞しています。

「キングダム」はこれまで4シリーズまでアニメで放送されていて、2024年には5シリーズの放送が決定しています。このほか、実写映画版の評価が高く2023年にはシリーズ3作目の「キングダム 運命の炎」が公開され、さらにはシリーズ4作目の公開が決定しました。

紀元前245年の中国の西部にあった秦に信と漂という下僕の少年たちがいました。下僕として生活している彼らですが、天下の大将軍という目的のため2人で訓練を続けました。そんなとき、秦の大臣である昌文君に漂のみが見いだされ士官することになります。しかし1か月後、信のもとに大怪我をした状態の彼が戻ってきて信に大将軍の夢を託して亡くなりました。

「キングダム」の信は戦争孤児で、下僕という最底辺の身分でした。ですが、「天下の大将軍」になるという目標のもと、同じく下僕で親友の漂とともに空いた時間を訓練につぎ込みます。信の運命が大きく動き出すのは、先に下僕の身分から抜け出していた漂が大怪我を負って帰ってきて彼に夢と目的を託してからです。信は親友から託された地図を頼りに行動すると、漂と瓜二つの人物と出会います。

その相手こそが「キングダム」の主人公の1人で後の始皇帝である嬴政でした。嬴政相手であっても物おじせずに行動する信は、その後嬴政の元で大将軍になることを目標に行動します。「キングダム」は史実を元にした作品で、信のモデルとなった武将は李信だとされています。李信については後の項で詳しく紹介します。

「キングダム」に登場する羌瘣（きょうかい）は、魏との戦いで初登場した女性キャラクターです。彼女にも史実の武将がいますが、李信とともに後の項で詳しく紹介します。魏との戦いで初登場した羌瘣は、信の伍（五人組の部隊）に配属されました。彼女の正体は伝説的な刺客一族「蚩尤（しゆう）」の末裔で、政の暗殺を依頼されていました。

ですが政の暗殺へむかったとき、護衛に駆け付けた信と戦うことになります。そこで羌瘣は圧倒的な実力をみせるも、2人を殺さず去っていきました。その後も信の部隊で戦う羌瘣は、信が隊長を務める飛信隊で復調を務めます。その後も信とともに行動することが多い女性キャラクターです。

ここからは「キングダム」に登場する信と羌瘣（きょうかい）の詳しい情報や恋愛関係を考察していきます。信と羌瘣が出会ったのは信の初陣で魏との戦いである蛇甘平原の戦いでした。初陣である信はもちろん兵士の中でもっとも下っ端で、五人組の「伍」を組む伍長の元で戦うことになります。しかし小柄な信はどの伍長からも見向きもされませんでした。

その結果、信は余りものたちで伍長の蔡沢とともに戦うことになります。この伍に参加したのが羌瘣であり2人が初めてであうシーンです。蔡沢の伍に参加した尾平・尾到とは信が下僕時代からの知り合いでしたが、羌瘣と信は初対面でした。信は不愛想で近寄りがたい羌瘣とうまくやれていませんでした。ですが、信と羌瘣はこれから長いこと一緒に戦うことになります。

信と羌瘣（きょうかい）は恋愛関係にあるのではないかというような胸キュンシーンが描かれます。それでは、信と羌瘣は恋愛関係にあるのでしょうか？恋愛関係にあるかどうかを、キスシーンの有無から考察します。結論から言うと、本編で信と羌瘣のキスシーンは描かれていません。ですが、それだけで恋愛関係がないということや、キスしていないとは言い切れません。

その理由は、39巻最後のおまけマンガ「天幕（テント）つづき」です。このおまけマンガで信と羌瘣は天幕で寄り添うように寝ています。そこで羌瘣は、以前象姉から「男と口づけをすると胸がこうキュイーンって高鳴る」と言われたことを思い出し、思い切ってキスしようとしました。しかし、ここでは渕と楚水の部隊が帰ってきてしまい、慌てて信から離れてしまいました。

結果的に信と羌瘣はキスしてはいませんが、チャンスがあればどこかでキスをするのではないかという意見があるようです。また、明確な恋愛関係ではなくても、恋愛相手としておたがいに意識している可能性があるようです。

「キングダム」の信と羌瘣（きょうかい）は明確な恋愛関係にあると描かれていませんが、胸キュンのハグシーンが描かれています。信と羌瘣の一度目のハグシーンは山陽の戦い編で描かれました。山陽の戦いは原作漫画「キングダム」の22巻から23巻まで描かれたエピソードで、魏との戦いが描かれています。この山陽の戦いは史実の合従軍の契機となった東郡設置を元にしたものです。

羌瘣はこの戦いで、一人で精鋭部隊の足止めをしました。しかし、個人としての戦闘力が高い羌瘣でも、敵の精鋭部隊を足止めするのはかなり難しく、最後は力尽きて倒れそうになります。そこに駆け付けた信が、倒れそうな羌瘣を支えて抱きかかえるようにして「羌瘣！」と叫びました。このシーンでは、恋愛関係に起因するハグというよりは、力尽きそうな仲間を助けるという意味合いのハグだとされています。

この戦いで、魏軍の精鋭を一人で抑える判断をした羌瘣でしたが、これも信に対する恋愛感情からくるものではなく、この戦いで敗れてしまえば自分の目的である敵討ちが果たせなくなるという思いから来たものでした。ですが、ただ敵討ちのためというだけではなく、すでに飛信隊が自分の居場所であると感じて、帰る場所を守るための行動でもあるようです。

「キングダム」の信と羌瘣（きょうかい）が2度目にハグをしたシーンは、黒羊攻略編で描かれました。黒羊攻略編は原作漫画「キングダム」の41巻から45巻まで描かれたエピソードで、羌瘣だけではなく飛信隊副長である渕が活躍したり、信とともに行動を続けていたヒロインの1人である河了貂が飛信隊の軍師としての才能を見せ始めるなど、見どころが多い人気エピソードとされています。

黒羊攻略編では、山陽の戦いのときと同じか、それ以上の激しい戦いが繰り広げられました。羌瘣は趙の将軍である劉冬と戦い、彼を討ち取るという大戦果を挙げます。しかし、この戦いで羌瘣は満身創痍となってしまいました。1回目のハグのときと同様に、この場面でも駆け付けたのは信です。馬に乗ったまま羌瘣の元へたどり着き「逃げるくらいの力は残しておけよ、バカ」と声をかけながら抱きかかえました。

山陽の戦いのときと同じように、力尽きている羌瘣ですがあのときと違うのは、羌瘣が意識を残している点です。その証拠に、このシーンでは羌瘣が信の首に手をまわしている描写があります。さらに、山陽の戦いのときよりも信と羌瘣それぞれがお互いに遠慮が減っていて、関係性が進展しているとされています。

「キングダム」の信と羌瘣（きょうかい）が2度目にハグをしたシーンは、鄴攻略編で描かれました。鄴攻略編のシーンが描かれたのは原作漫画「キングダム」の46巻から48巻までです。2度目のハグシーンで紹介した黒羊攻略を成功させた秦に対抗するため、李牧は対抗策として防衛陣をつくりました。これに対して秦の昌平君が立案した作戦がこの鄴攻略です。

鄴攻略のなかで、信は天敵であり自らを武神と名乗る龐煖と死闘を繰り広げます。龐煖は信が尊敬する王騎とも因縁がある相手で、信は激戦の末なんとか討ち取ることに成功しました。しかし、この死闘で信もまた命を落としてしまいます。「キングダム」は史実を元に構成されている漫画ですが、完全に史実通りの事実を描いているものではありません。そのため、信はこのあと復活します。

羌瘣は亡くなった信を復活させるために、故郷の里に伝わる秘術をつかい死んだ信の魂を呼び戻しに行きました。ようやく死んだ信の魂にであえた羌瘣は、涙を流しながら大切そうに信をハグしました。これまでのように戦闘中のどさくさに紛れたハグシーンではなく、羌瘣から能動的にハグをしたシーンで、これまでのハグとは意味合いが違う2人の関係性を描いたものとして人気があります。

明確な恋愛関係にあるとは描かれていない信と羌瘣（きょうかい）ですが、胸キュンシーンが数多くあります。その1つであり、信と羌瘣の仲間を超えた信頼関係を証明するのがこの「帰る場所」です。羌瘣が信とはじめて出会った蛇甘平原の戦いのとき、彼女は戦いに参加することが目的ではありませんでした。羌瘣の目的は姉の羌象の敵討ちで、この戦いを仇である幽連の元へ行く手段とするつもりだったわけです。

羌象は伝説の刺客一族蚩尤族の女性で、羌瘣の実の姉ではなく姉同然の幼馴染でした。蚩尤族では、継承者を決めるため一族の面々で決闘をする伝統があります。羌象はこの戦いで最有力と目されるほどの実力者でしたが、ほかの士族と協力をした幽連の策略で謀殺されてしまいました。ちなみに、羌瘣は生還しています。それは仲がいい妹分の羌瘣と戦いたくないという羌象が特殊な香で眠らせたからです。

羌瘣にとって姉同然の羌象が実力ではなく、陥れられて謀殺されたことがきっかけで、生きる目的を幽連の暗殺になっていました。そのタイミングで彼女は信とはじめて出会ったため、この時点で羌瘣にとって信は目に入らない程度の存在だったとされています。ですが、初対面から初陣を戦っていくうちに伍の仲間たちとの戦いや助け合いで羌瘣の気持ちが変わっていったようです。

伝説の刺客一族蚩尤族として生まれた羌瘣にとって、すでに故郷は帰るべき場所ではありませんでした。そのため、敵討ちが終わったとしても羌瘣は帰る場所がありません。しかし羌瘣は信や伍のメンバーとの戦いをきっかけに、その後も一緒に戦うようになります。とくに飛信隊が結成されてからは、隊長の信に続くナンバー2の立場になりました。

飛信隊のメンバーにとって、羌瘣は戦闘力が高く頼りがいがある大切な副長であり、羌瘣としてもこの飛信隊が大切な場所になっていきました。また、隊長の信はこの飛信隊こそ羌瘣が帰る場所だとはっきり言いきっています。この2人の信頼関係がしっかり言葉に表されているシーンが胸キュンシーンの1つです。

馬陽の戦いで白熱した戦いが終わったあと、飛信隊のメンバーたちは和気あいあいとしただんらんの時間を楽しんでいました。しかし、羌瘣（きょうかい）はまだこのだんらんの雰囲気にはなじめておらず、そっと隊員たちの場所から離れようとしました。このとき、信が羌瘣のことに気が付いて彼女を引き留めます。このときに信が言ったのが「お前もここにいろよ、馴染みにくいんなら俺がいっしょにいてやっからよ」でした。

まだ出会ってから間もない2人ですが、信にとってすでに羌瘣は大切な仲間の1人という気持ちと、まだ隊員たちと打ち解けることができていない彼女を気遣う気持ちが表れているシーンとされています。しかし、羌瘣はこのとき飛信隊から距離を置こうとしたのではなく、ただトイレに行きたいだけだったというのが真相です。

信と羌瘣（きょうかい）が恋人つなぎをしたシーンは、原作漫画「キングダム」の51巻です。朱海平原の戦いを描いていて、かなり激しい戦いがくりひろげられています。朱海平原の戦いの3日目ですが、すでに飛信隊のメンバーはボロボロで、羌瘣もまたボロボロの状態です。彼女が天幕で寝ているときに、やはりボロボロの状態の信が這いつくばって羌瘣の天幕へやってきました。

その理由は、ボロボロになるまで戦ってくれた羌瘣へ礼を言うことと、死地へ送り込んでしまったことへの謝罪です。そのためだけに天幕へ来たことに呆れる羌瘣でしたが、信が笑いながら「どうせ同じ寝てるだけならお前と話しながらの方がいい」という言葉を発します。羌瘣はそこで突然手を握り信を動揺させますが、これはあくまでもまじないの一種でこの戦いの勝利を祈りました。

ここまで明確な恋愛関係にはない信と羌瘣（きょうかい）でしたが、とうとう羌瘣自身が信に対して思いを打ち明ける告白シーンが描かれました。そのシーンが掲載されているのは原作漫画「キングダム」の62巻で、羌瘣の妹分にあたる羌礼（きょうれい）が飛信隊へ加入したあとのことでした。羌瘣の切断された気道をつなげる手伝いを羌礼がしていたところ、信がやってきます。

信が来た理由は、羌瘣が命を削ってまで禁術を使ったことが許せなかったためでした。これに対して言葉を発したのは羌瘣ではなく、羌礼でした。しかも彼女は、羌瘣が信のことが好きだからだと口走ってしまいます。羌瘣は慌てますが、そこで開き直って冷静になり、信のことが好きだと認めました。自分から告白をしたというわけではありませんが、はっきりと思いを打ち明けることができました。

ここまで紹介してきた信と羌瘣（きょうかい）の胸キュンシーンとは違い、最後に紹介する胸キュンシーンはとくにこれといった事情があるわけではない場面です。原作漫画「キングダム」65巻の702話に収録されているエピソードで、前線で新年を迎える飛信隊の姿が描かれています。戦いに明け暮れる飛信隊ですが、この日はつかの間の休息でメンバーたちは酒を酌み交わして楽しんでいます。

信がのんびりと過ごしているところへ、羌瘣が通りかかりました。そこで信は「よっス」と声をかけると、羌瘣もまた「よっス」と声をかけました。ただそれだけのシーンですが、2人がこれまで培ってきた信頼関係が心地よく描かれているという感想がある胸キュンシーンです。

原作漫画「キングダム」で、思いを伝えるところまで進展している信と羌瘣（きょうかい）ですが、2人は結婚するのでしょうか？「キングダム」に登場するキャラクターには、史実があるキャラクターと史実がない架空のキャラクターがいます。信と羌瘣についてはどちらも史実の武将ですが、羌瘣のモデルは男性武将です。男性武将の羌瘣をわざわざ女性にしたのには理由があるという考察があります。

その考察とは、信の結婚相手にするために生み出されたキャラクターではないかというものです。実際に、「キングダム」の物語が進むにつれて信と羌瘣の関係は近づいていっています。また、羌瘣以外にも結婚相手候補がいます。その1人が、信と初期から行動を共にしている河了貂です。もう1人候補がいて、それは秦国の宮女である陽です。

信と羌瘣（きょうかい）が恋愛、結婚に発展すると確定しているわけではありませんが、結婚したとすれば子供が産まれるのではないかとされています。その子供は、信の史実武将である李信の子供で、漢の大将軍になる李超だと考察されています。また、羌瘣は「キングダム」の作中で「信の子供を産むのが目標」と語っていることからも、結婚・出産の展開があるのではないかという意見があります。

信の史実での名前は李信で、原作漫画「キングダム」でも途中から李信を名乗るようになります。李信は春秋戦国時代の秦の将軍で、司馬遷が編纂した「史記」にもその名を残しています。秦の始皇帝による統一事業において大きな役割を果たしたのは間違いないとされていますが、「史記」散文的な記述しか残っておらず、いつ亡くなったのかは不明です。

羌瘣は史実でも羌瘣という名前の武将ですが、性別は男性です。羌瘣もまた「史記」に名前を残している人物で、趙の首都邯鄲を攻めたという記載がありますがそのほかの記載があまりない武将です。羌瘣の「史記」での描写が無くなったのと入れ替わるように「史記」に登場するのが、信の史実武将である李信です。

羌瘣（きょうかい）と信のハグやキスシーンがとてもよかったというものや、2人の反応がかわいいという感想があります。

羌瘣（きょうかい）と信のハグシーンやキスシーンのあとに、2人がどんな心境だったのか気になるという感想があります。

信と羌瘣（きょうかい）の恋愛がうまくいってほしいという感想のほかに、羌瘣だけではなく、河了貂と結婚してほしいといった感想があります。

「キングダム」の信と羌瘣（きょうかい）の恋愛やキス、胸キュンシーンについて紹介しました。史実ではどちらも男性武将ですが、女性として描かれている羌瘣と信は順調に距離を縮めているとされています。これから2人が結婚するのかどうかに注目をして、「キングダム」を楽しんでみてはいかがでしょうか？