キングダムの刺客一覧！暗殺者キャラ・一族や実写で役を演じた俳優キャストは？

『キングダム』には朱凶、堅仙、号馬、赫力、蚩尤といったさまざまな暗殺一族が登場します。それぞれの暗殺一族は暗器の武器に長けていたり、集団での陣形による技に長けていたり、気を外に練ることで刃物をも通さぬ肉体を作りだしたりとさまざまな特徴がありました。そこで、ここからはキングダムの暗殺者キャラ・一族についてまとめていきます。それでまず、キングダムの作品情報から見ていきましょう。

• アニメタイトル：キングダム
• ジャンル：青年漫画、戦国時代 (中国)、伝奇・武侠・中国時代劇
• 原作：原泰久
• 監督：神谷純（第1シリーズ）、岩永彰（第2シリーズ）、今泉賢一（第3、第4シリーズ）
• シリーズ構成：荒川稔久（第1、第2シリーズ）、高木登（第3、第4シリーズ）
• アニメーション制作：ぴえろ、スタジオ サインポスト（第3、第4シリーズ）
• 放送期間：2012年6月4日～2013年2月25日（第1シリーズ）、2013年6月8日～2014年3月2日（第2シリーズ）、2020年4月6日～2021年10月18日（第3シリーズ）、2022年4月10日～10月2日（第4シリーズ）
• 話数：全38話（第1シリーズ）、全39話（第2シリーズ）、全26話（第3、第4シリーズ）

『キングダム』は漫画家の原泰久先生による伝奇漫画です。週刊ヤングジャンプにて2006年9号より連載されており、単行本は2023年7月時点で69巻が刊行されています。また、累計発行部数が9900万部を突破するほどの人気を受けて、4つのアニメシリーズが制作、放送されました。

ここではキングダムの王都奪還編（1巻～5巻）のあらすじを簡単に紹介します。中華最西の国・秦で暮らす下僕の信と漂は、「天下の大将軍」になるべく日々修行に励んでいました。ある日、漂は秦の大臣・昌文君に見出だされ仕官を果たします。しかし一ヶ月後、漂が致命傷を負った状態で信の元に戻ってきました。漂は信に大将軍の夢と地図を託して命を落とし…

キングダムの嬴政は13歳という若さで秦王に即位したために、秦王の座を狙う権力者たちから命を狙われさまざまな刺客が放たれました。では、嬴政を襲った秦国の暗殺者は誰なのか？ここからはキングダムの刺客、暗殺者キャラ・一族について一覧で詳しく紹介していきます。

キングダムの刺客一覧の1人目は、朱凶（しゅきょう）です。朱凶は全身赤の装束をした刺客一族であり、暗殺200年の歴史を持つといわれています。朱凶の暗殺者キャラは、燕程（えんてい）と徐完（じょかん）です。まず最初に登場したのは徐完で、王都奪還編で王弟派に雇われる形で登場します。徐完は漂に致命傷を負わせた張本人であり、信が最初に剣を持ち戦った強敵でした。

大王の影武者であった漂を仕留めるべく江戸村まで追った徐完。徐完は江戸村で嬴政が黒卑村にいることを突き止めました。その後嬴政に襲い掛かった徐完でしたが、信に斬られ、嬴政にとどめを刺され死亡しました。次に燕程は刺客急襲編で呂氏陣営に雇われる形で登場します。燕程は朱凶の族長です。号馬を倒して羌瘣の窮地を救ったものの、昌文君らに捕まってしまいます。しかし、その後脱走して姿を消しました。

キングダムの刺客一覧の2人目は、ベッサ族です。ベッサ族は南越の一族で、その暗殺者としてムタが登場しています。ムタは徐完の後任として王弟派に雇われた刺客です。ベッサ族は吹き矢を得意としており、ムタは一族の中でも特に足の速さや鼻の良さ、毒矢の強さに自信があるようで、実際に「蛮族の狩人」と呼ばれていました。

しかし、嬴政の居場所を突き止め信と対峙するも返り討ちにされてしまいます。また、のちの毐国動乱編では太后と嫪毐のもとに送り込まれた刺客としてベッサ族が登場していますが、顔が描かれていないため、誰なのかは分かりませんでした。ちなみにムタは信にやられた傷で「もうすぐ死ぬ」と言っていましたが、実際の生死は不明です。実写映画版では信に返り討ちにされて死亡しています。

キングダムの刺客一覧の3人目は、蚩尤族（しゆうぞく）です。蚩尤族は1000年に及ぶ歴史を有する闇世界の一族で、1000年前から「魔物」と恐れられてきました。一族を率いるのは19ある氏族の中から祭（さい）と呼ばれる過酷な儀式で生き残った1人です。その人物は最も強く優れた人物として「蚩尤」の名を継ぎます。

刺客急襲編では呂氏陣営に雇われた刺客として、蚩尤の後継者候補である羌瘣（きょうかい）が登場します。羌瘣は蛇甘平原の戦いで信と伍を組み、ともに戦場を駆け巡った仲間でした。しかし、刺客急襲編では信の敵として対峙します。ただ、その後は飛信隊にとって不可欠な存在になっていきました。

キングダムの刺客一覧の4人目は、堅仙（けんせん）です。堅仙は暗器の使用に長ける刺客集団で、肩にかかるくらいまで髪を伸ばした文官のような見た目をしています。信に返り討ちにされていました。

キングダムの刺客一覧の5人目は、赫力（かくりき）です。赫力はとてつもなく力が強い暗殺一族で、氣を外に練ることで、刃物をも通さぬ肉体を作り出す硬化術「赫力剛拳」を使います。肉体のみで攻守をこなす屈強な一族でしたが、羌瘣に殲滅させられてしまいました。

キングダムの刺客一覧の6人目は、号馬（ごうま）です。号馬はチームプレイを得意とした暗殺一族で、「黒鶴の陣」など陣形を組んで戦います。髪を後ろで束ね口元を隠しているのが特徴。手柄は我らにと朱凶の1人を討ち、政を狙いますが、信、嬴政、羌瘣、昌文君軍、燕呈によって討たれてしまいました。

キングダムの実写映画は2019年4月19日に公開されました。主演は山崎賢人さんが務めています。監督は佐藤信介氏、脚本は黒岩勉氏、佐藤信介氏、原泰久氏、制作会社はCREDEUSがそれぞれ務めました。主題歌はONE OK ROCKの「Wasted Nights」です。では、ここからキングダムの刺客・暗殺者の役を演じる実写映画の俳優キャストについて、プロフィールや主な出演作品などを交えて紹介していきます。

• 名前：深水元基（ふかみもとき）
• 生年月日：1980年1月20日
• 年齢：43歳
• 出身地：東京都
• 職業：俳優、モデル、デザイナー
• 所属事務所：Breath

実写映画『キングダム』の徐完役を演じた俳優キャストは、深水元基さんです。深水元基さんは芸能プロダクション「Breath」所属の俳優・モデル・デザイナーで、「MEN'S NON-NO」などファッション雑誌のモデルとして活躍したのち、俳優に転身しています。主な出演作品には『サラリーマンNEO』『みんな!エスパーだよ!』『クローズZERO』『新宿スワン』などがありました。

• 名前：橋本じゅん（はしもとじゅん）
• 生年月日：1964年2月25日
• 年齢：59歳
• 出生地：兵庫県神戸市東灘区
• 職業：俳優
• ジャンル：舞台、テレビドラマ、映画
• 活動期間：1985年～1995年、1997年～
• 所属事務所：劇団☆新感線

実写映画『キングダム』のムタ役を演じた俳優キャストは、橋本じゅんさんです。橋本じゅんさんは劇団「劇団☆新感線」所属の俳優で、舞台『銀河旋風児SUSANOH』より劇団☆新感線に参加して以降、同劇団の看板俳優として活躍していました。

1992年、NHK連続テレビ小説『ひらり』で医師・小林雅人を演じて、お茶の間での知名度があがっています。主な出演作品にはドラマ『MIU404』『おんな城主 直虎』『仮面ライダーリバイス』、映画『シン・ゴジラ』『罪の声』『図書館戦争』シリーズなどがありました。

キングダムの刺客が放たれたのは王都奪還編と刺客急襲編です。王都奪還編で刺客に襲われたのは、13歳という若さで秦王に即位した嬴政でした。嬴政は幼少期を人質として趙国で過ごしてきたため、王宮内で後ろ盾がなくとても弱い立場にあり、王宮内での反乱に対処できなかったのです。そこで、嬴政は大王派の計画に従い、信の親友・漂を自分の影武者にして黒卑村に潜伏することにしました。

その時に漂の遺言で駆け付けた信と出会っています。そして、その直後に漂に致命傷を負わせた刺客が襲い掛かりました。次に刺客急襲編で刺客に襲われたのは、またしても嬴政でした。王都奪還の数か月後、咸陽で王宮の門警備など王宮関連の任務を持つ大王陣営の要人たちが何人も暗殺される事態が発生してしまいます。その後数々の刺客が王宮に襲来してきたのです。では、王都奪還編と刺客急襲編で刺客を放った人物は誰なのでしょうか？

王都奪還編で刺客を放った人物は、王弟・成蟜（せいきょう）と秦左丞相・竭氏です。成蟜は政の義母弟で、王族は崇高な存在であるという考えを持っていました。そのため平民を見下しており、たとえ部下が有能であっても平民であるというだけで、優秀であることを許さず殺してしまいます。ところが平民の母を持つ政が、成蟜を差し置いて王に即位してしまいました。

成蟜はそのことに激しい憎悪を抱き、政から玉座を奪うべく王宮内で虎視眈々と協力者を集めることにします。そして、そのことに目を付けたのが竭氏です。竭氏は秦左丞相で、最大勢力を持った秦右丞相の呂不韋と権力争いをしていました。呂不韋は商人の出です。そのため成蟜にとって彼は面白くない存在でした。そして、「成蟜が王になった後、国政は竭氏に一任」という形で2人は結託し、刺客を使って政の命を付け狙ったのでした。

刺客急襲編で刺客を放った人物は、秦右丞相・呂不韋です。呂不韋は趙の人質になっていた子楚（荘襄王）を王位に就かせ、その功によって一介の商人から丞相に上り詰めて、権力をふるっていました。天才的な商才で巨万の富を蓄えている呂不韋は、荘襄王亡き後も秦国内で最大勢力を保有しており、成人していない嬴政に代わって政治を執りおこなっています。しかし、彼には野望がありました。

それは秦王の座に就くことです。そこで嬴政に刺客を放ったのですが、それはまだ様子見のようなもので、戯れ半分に放ったものに過ぎませんでした。結果的に暗殺に失敗していますが、圧倒的な力の差があったため、嬴政は呂不韋が刺客を放ったのを知っていながらも裁くことはできませんでした。ただ、この刺客急襲編から明確に政敵として対峙していくこととなります。

ここまでキングダムの暗殺者キャラ・一族について一覧で詳しく紹介し、暗殺者キャラの役を演じる実写映画の俳優キャストや刺客・暗殺者を放った人物をまとめてきました。では、最後にキングダムの刺客・暗殺者に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

キングダムの暗殺者一族・朱凶に関する声があがっています。こちらでは朱凶との戦闘シーンを「生々しさみたいなものがすごく感じられていい」と高評価されているようです。

キングダムの暗殺者・徐完に関する声があがっています。こちらではキングダムの実写映画での徐完について、「ここまで再現するとは思わなかった」と再現度の高さに驚かれているようです。

キングダムの暗殺者一族・蚩尤に関する声があがっています。こちらでは史実に記される蚩尤伝説に注目されているようです。

本記事では『キングダム』の刺客者キャラ・一族の詳細や実写で役を演じた俳優キャストを一覧でまとめてきました。キングダムの刺客は朱凶、ベッサ族、蚩尤族、堅仙、赫力、号馬の6つです。そして、その刺客を放ったのが、王弟・成蟜（せいきょう）、秦左丞相・竭氏、秦右丞相・呂不韋でした。キングダムの漫画やアニメを見る際は、本記事のまとめを参考にしつつ、暗殺者キャラや一族の活躍に注目していだければ幸いです。