【キングダム】桓騎の過去と砂鬼一家との関係をネタバレ!偲央・衣央との出会いとは?

以下では、桓騎の過去や砂鬼一家との関係をネタバレ紹介します。秦六大将軍の1人であり、秦軍の中でもっとも過激な武将で知られる桓騎。一方、彼の生い立ちや過去は謎とされ、砂鬼一家との関係も長らく伏せられていました。本文では、「キングダム」の桓騎の生い立ちや過去、砂鬼一家との関係をネタバレ考察しました。その他、偲央(しお)や衣央との関係や子供についてもまとめました。

【キングダム】桓騎の過去と砂鬼一家との関係をネタバレ!偲央・衣央との出会いとは?のイメージ

目次

  1. 桓騎とは?
  2. 桓騎の過去と砂鬼一家との関係
  3. 桓騎と関係の深い砂鬼一家を考察
  4. 桓騎の渇きや弱点
  5. 桓騎の死亡シーンや最期
  6. 桓騎の声優
  7. 桓騎に関する感想や評価
  8. 桓騎の過去と砂鬼一家との関係まとめ

桓騎とは?

「キングダム」の桓騎の過去をネタバレ紹介・イメージ画像

「キングダム」において、生い立ちや過去が謎だった桓騎。砂鬼一家が飛信隊に合流したことで、桓騎の知られざる過去が明かされました。果たして、桓騎はどのような人生を歩んできたのでしょうか。以下では、「キングダム」の桓騎の生い立ちや砂鬼一家との関係をネタバレ考察しました。その他、偲央(しお)との出会いや、砂鬼の長・衣央との関係や子供等も考察を交えながらまとめました。

キングダムの作品情報

アニメや実写映画シリーズが展開されている「キングダム」は、原泰久先生による古代中国を舞台にした中国時代劇です。原作漫画は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」で開始され、2023年7月時点で計69巻が刊行されています。

キングダムの概要

第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞にも選ばれ、漫画界からも高い評価を受ける「キングダム」の漫画。2023年11月17日に刊行予定の最新巻70巻をもって、累計発行部数が1億部を突破すると見込まれています。また、2024年1月には、アニメ第5シリーズが放送予定です。

キングダムのあらすじ

時は春秋戦国時代の末期、中国本土では戦国七雄による争乱が繰り返されてきました。中華の覇権を巡り、大国同士の争いが絶えない中、秦国ではわずか13歳の嬴政が秦王に即位しました。政治の実権を臣下に牛耳られ、不遇な境遇にあった秦王・政。下僕から大将軍を目指す信との出会いを機に、運命が変わっていきます。そして、秦王としての力を取り戻した嬴政は、史上初となる中華統一に向けて行動を開始しました。

桓騎のプロフィール

秦軍の将軍であり、新たに創設された六大将軍の第五将です。初登場は山陽攻略戦であり、蒙驁軍の副将として活躍しました。その後も、合従軍の戦いをはじめとする秦国の重要な戦で功績をあげ、六代将軍の1人に選ばれました。秦軍に加わる以前は、野盗団の首領として活動していた桓騎。一方で、生い立ちや家族構成など詳しい過去は語られていません。

桓騎の史実

今回紹介する桓騎も史実の人物をモデルとしています。「史記」では、秦王政10年の将軍就任から、肥下の戦いまでが記録されました。「史記」では肥下の戦いに敗れ、その後の消息は不明とされています。また、「戦国策」では李牧に討たれたと書かれ、歴史書によって桓騎の最期が異なっています。一方、史実でも桓騎の生い立ちに関する記述はなく、「キングダム」と同様に不明です。

桓騎の性格

勝つためなら非道な手段や民間人の虐殺も厭わない桓騎。まさに冷酷無比な性格であり、敵軍はもちろん、味方からも警戒されています。一方、桓騎の残虐性には、底辺にいる者を虐げる人々への怒りが根底にありました。桓騎自身も、蒙驁に拾われるまで壮絶な過去を経験しており、世の中の理不尽さを味わってきました。

下の者を見下す上の者はもちろん、その現実を知りながら現状を変えようとしない中間の者への怒りが、桓騎を残虐な人間に変貌させたでしょう。このように、人間とは思えない残虐ぶりを発揮してきた桓騎。一方で、仲間や部下を大切に思う優しさも兼ね備え、家族同然に思っています。また、自身の恩人である蒙驁には敬意を示しており、「白老」と呼んでいます。

桓騎の強さや能力

元盗賊という経歴から、勝つためなら手段を選ばない桓騎。柔軟な発想から編み出された合理的な戦術を駆使し、数々の戦で勝利を収めてきました。また、先見の明もあり、心理戦を取り入れた奇襲や奇策によって、敵軍を撃破してきました。しかし、桓騎のやり方は常識を逸脱した残虐非道なものであり、味方からも良く思われていません。作中では、残虐性のすさまじさから主君からおとがめを受けたこともありました。

一方、桓騎の残虐行為のおかげで、新たな戦を防ぐことが出来たことも事実です。桓騎のやり方は、人によっては受け入れがたいものでしょう。しかし、兵法に囚われない自由なやり方が味方の勝利につながったことも数多くありました。そのような点から、桓騎の強さは秦軍でも無視できないものだったでしょう。

Thumbキングダムに登場する武器で最強は?剣・矛・槍・弓の使い手を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎の過去と砂鬼一家との関係

桓騎の過去と砂鬼一家との関係を考察・イメージ画像

桓騎の過去は、当時の砂鬼を率いていた偲央(しお)との出会いから始まります。偲央に拾われたことで一命を取り留めた桓騎。しかし、それ以前のことは砂鬼一家も知らず、生い立ちすら一切分かっていません。一方で、複雑な生い立ちや壮絶な過去が、桓騎の残虐性を芽生えさせたでしょう。以下では、「キングダム」から、桓騎の生い立ちや偲央(しお)たち砂鬼一家との関係、衣央との子供の有無について考察しました。

桓騎の生い立ち

桓騎の過去は長らく謎とされていたものの、砂鬼一家が飛信隊に合流したことを機に判明しました。桓騎と砂鬼一家の関係は、彼が13歳の時にさかのぼります。怪我をして山道で倒れ込み、今にも死にそうな状況にあった桓騎。そんな彼の命を救ったのが、砂鬼一家の当時の長・偲央(しお)でした。しかし、偲央(しお)に拾われる以前の桓騎の動向は、砂鬼一家の長にも分かりません。

また、桓騎自身が話すシーンもなく、彼の生い立ちは史実と同様に不明とされています。偲央(しお)から「美しい子」と言われたことから、整った顔立ちだと分かる桓騎。身なりも粗末すぎないことから、日々の生活に困るような貧困層ではなかったと考えられます。家族と共に人並みの生活を送ってきたものの、戦か何かしらの出来事をきっかけに、住む場所を追われたでしょう。

住む家はもちろん、家族や友人など大切な人を次々と失い、天涯孤独だったことも考えられる桓騎。偲央(しお)に発見されるまでは、1人で生きてきたと推測されます。一方、桓騎が身に着けていた服から、身分の高い家の使用人だった可能性も否定できません。後に、理不尽な世の中に対する怒りを露わにした桓騎。使用人という理由で主君に虐げられてきたことへの怒りが、彼の残虐性を芽生えさせたでしょう。

桓騎と偲央(しお)の出会いや関係

何かしらの理由で孤児になった、または使用人として働いていた屋敷を抜け出したと推測される桓騎。わずか13歳の子供がたった1人で生きることは、生きるか死ぬかの過酷な環境だったでしょう。悪事に手を染めながら、何とか生きてきたものの、子供では限界があります。偲央(しお)との出会いも、大人たちに追われ、その過程で怪我を負ったと推測されます。

身よりのない子供たちを集め、彼らのリーダーを務める偲央(しお)。彼女たちもまた、大人たちから虐げられる過酷な日々を送っていました。桓騎を仲間に加えたのも、自分たちと同じ苦労をしていると感じたからでしょう。

桓騎と衣央の関係

衣央は、偲央(しお)の妹であり、姉の跡を継いで砂鬼一家の長を務める女性です。刀傷の跡が残る背中に大きな刺青を彫っています。桓騎とは逢瀬を重ねる仲であり、数々の修羅場をくぐった仲間と言えるでしょう。一方で、桓騎と砂鬼一家は意識的に距離を置いており、お互いにどのように思っているかは分かりません。しかし、砂鬼一家を戦地へ向かわせないことから、桓騎にとって衣央は大切な存在と言えるでしょう。

かつて偲央(しお)に思いを寄せていた桓騎でしたが、偲央を残酷な形で失った過去がありました。そのため、衣央に偲央の面影を求めていたでしょう。また、大切な人を失いたくない桓騎自身の思いも読み取ることができ、あえて距離をおいていると考察できます。

桓騎と衣央に子供ができる?

桓騎と衣央との間に生まれた子供・イメージ画像

桓騎と衣央の逢瀬から2人は夫婦のような関係とも推測でき、子供がいる可能性も予想されるでしょう。しかし、作中では桓騎の子供に関する情報は一切なく、子供が登場することはないと考えられます。

桓騎が砂鬼一家を作った?

「砂鬼に捕まることが中華一の不運」と噂されるほど、人々から恐れられている拷問集団・砂鬼一家。彼らがそのように噂されるきっかけを作ったのが桓騎でした。当時の砂鬼一家は、偲央(しお)を筆頭に身寄りのない子供たちの集まりでした。まだ子供の彼らは、敵と戦えるほどの力はありません。そのため、野党団・狼甫一家に虐げられ、大人たちの脅威に怯えるしかありませんでした。

しかし、桓騎が仲間に加わり、砂鬼一家の現状を知ったことで状況は一変します。自ら剣を握り、狼甫一家を返り討ちにした桓騎。何とかその場を収めることが出来たものの、狼甫一家から報復される危険がありました。そこで、報復を受ける前に狼甫一家を壊滅しようと行動に出ます。子供の力では限界があり、砂鬼一家は命からがら集落から逃げ延びます。

追っ手の脅威が迫る中、桓騎は狼甫一家の遺体を解体し、内臓を引きずり出すという残虐行為に出ました。敵に残虐な光景を見せつけることで、敵に恐怖を与えることを思いついた桓騎。力のない者が生きるための手段として、教え込みます。桓騎の作戦が功を奏し、砂鬼一家が大人たちに虐げられることは無くなりました。同時に、彼らの異常な行動は巷で噂となり、「砂鬼一家」として恐れられます。

桓騎が来たことで変わったと言われた砂鬼一家。しかし、桓騎から残虐行為を教わり、それらを武器に自分たちの安全を確保することが出来ました。このようないきさつから、砂鬼一家は桓騎に対して悪い印象は持っていないでしょう。また、現在の砂鬼一家は、桓騎によって作られたとも言えます。

桓騎一家の旗揚げ

砂鬼一家を拷問集団に変える・イメージ画像

砂鬼一家を拷問集団に変えることで、彼らの身の安全を確保した桓騎。やがて、一家のリーダーに抜擢され、かつて彼らに虐待を行った大人たちへの報復に出ました。一方で、子供たちのまとめ役だった偲央(しお)と相思相愛になります。しかし、幸せは長くは続かず、偲央が紀波城の城主に捕まりました。桓騎の女だと知られると、見せしめとして残酷な方法で命を奪われました。

桓騎が駆けつけた時には、手足を切断されて変わり果てた姿の偲央(しお)の遺体が横たわっていました。愛する人を失い、悲しみに暮れる桓騎。やがて、悲しみや怒りへと変わり、偲央の仇討ちに出ました。しかし、今の桓騎の力では紀巴城の守備には及びません。そこで、まずは軍隊並みの戦力を確保するため、桓騎は砂鬼一家から離れることを決断しました。

離脱後は野盗となり、後の桓騎一家となる野盗団を仲間に引き入れ、戦力を向上させていきます。そして、偲央(しお)の仇討ちを果たすべく、紀巴城を陥落させました。しかし、桓騎の怒りは収まることなく、さらなる残虐行為に走ります。城主だけでなく、城内に住む女子供を含めた全ての住民の首をはねる横暴に出ました。

城内は、桓騎の手で切り落とされた無数の首が転がる異様な光景が広がりました。また、この出来事は巷で噂となり、「首切り桓騎」の異名で恐れられました。

桓騎が蒙驁軍に入った経緯

紀巴城の陥落や、常識を逸脱した残虐行為から危険人物とみなされた桓騎。やがて討伐隊が組まれるも、桓騎一家はそれらを返り討ちにします。そんな中、秦の将軍・蒙驁を捕縛し、桓騎の運命が大きく変わりました。桓騎の才を見込み、自身の配下にならないかと誘う蒙驁。桓騎は誘いを受け入れ、野盗団の首領から蒙驁軍の副将となりました。やがて、秦の六大将軍にまで昇進し、秦軍の勝利に貢献しました。

Thumb【キングダム】太后が死亡する原因は?クーデター後の状況や最後がどうなるか考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎と関係の深い砂鬼一家を考察

砂鬼一家の正体を考察・イメージ画像

桓騎軍に所属し、捕虜の拷問や見せしめを行う砂鬼一家。戦場では中華一の不幸として恐れられるも、彼らの存在は桓騎の過去を語るうえで欠かせない存在です。また、砂鬼一家は桓騎のルーツであり、故郷でもありました。衣央が長を務める砂鬼一家とは何者なのか、彼らの不気味な武装も気になるでしょう。以下では、「キングダム」から、桓騎と関係の深い砂鬼一家の史実や強さ、仮面をしている理由をまとめました。

砂鬼一家は史実で実在する?

砂鬼一家の史実を考察・イメージ画像

中華で最も恐れられる拷問集団であり、桓騎が最古参と言われる砂鬼一家。史実では、砂鬼一家のモデルになった組織に関する記述がないため、オリジナル組織となっています。ゼノウ一家と共に桓騎軍のヤバい一家と評される砂鬼一家ですが、戦では最後列に位置します。外見は、お揃いの仮面と鎧を身に着け、得体の知れない雰囲気が恐怖を掻き立てるでしょう。

砂鬼一家の強さ

彼らに捕まることが中華一の不運と評され、味方の軍からも恐れられる砂鬼一家。戦では、桓騎軍として出陣するも、彼らが敵兵と戦うことはほとんどありません。その理由は、捕虜に拷問を繰り出すことが目的だからです。過酷な拷問によって敵国の情報を吐かせるだけでなく、見せしめとして遺体を解体することもあります。

一方、戦闘力に関しては、自分の身は自分で守れる程度と推測され、戦場で戦うにはまだまだ弱いでしょう。しかし、相手に恐怖を植え付けるという点では、砂鬼一家の右に出る者はいません。力のない者が生きるための手段として残虐行為に走る砂鬼一家。誰もやならないことをやれる点が、彼らの強さになっています。

砂鬼一家が仮面をしている理由

桓騎軍の中でもっとも謎めいた集団とされた砂鬼一家。お揃いの鎧と仮面をかぶり、人前で素顔を晒すことはありません。それは、あえて正体を隠すことで、得体の知れない恐怖を相手に与えるため、自身の正体を伏せるためと考えられます。また、砂鬼一家の長・衣央のように、性別を隠すためとも推測されます。

一方、砂鬼一家が身に着けている仮面は、布のようなものをつなぎ合わせたようなデザインとなっています。または、遺体を解体する過程で得た、人皮を縫い合わせたものの可能性も否定できないでしょう。このように、砂鬼一家の仮面は、正体を隠すことや相手に恐怖を与えるための装飾品と言えます。

Thumb【キングダム】呉鳳明(ごほうめい)の死亡を考察!最後は霊凰の部下に裏切られる? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎の渇きや弱点

桓騎の渇きや弱点を考察・イメージ画像

桓騎といえば「怒り」と「渇き」の言葉が浮かび上がるでしょう。「怒り」は、桓騎の原動力であり、過去の戦いにて凄まじい力を発揮しました。一方の「渇き」は、どのような意味が込められているでしょうか。以下では、「キングダム」の桓騎から「怒り」や「渇き」の意味について考察しました。その他、戦の天才である桓騎の弱点についてもまとめました。

桓騎の怒りや渇きとは?

「キングダム」屈指の残虐性の持ち主であり、秦軍からも危険視されている桓騎。その根底には、理不尽な世の中に対する怒りが秘められています。その怒りは、岩も溶かすほどと言われ、大切な人を失った時には凄まじい力を発揮しました。また、桓騎の怒りは、「渇き」とも関係しているとも考察できます。野盗から大将軍に出世し、過去には考えられなかった贅沢な生活ができるようになった桓騎。

しかし、高価な酒よりも、野盗時代に飲んでいた安酒の方がうまかったと評しています。上等な酒を口にできても、渇いてないから染みないと語る桓騎。彼の言う「渇き」とは、どのような意味があるでしょうか。それは、大切な人を失った悲しみや、満たされない心を表していると考えられます。桓騎の生い立ちや子供時代は謎ですが、偲央に助けられるまでに多くのものを失ったと推測されます。

その中には、家族や仲間、大切な人の命も含まれ、一度失ってしまえば取り返すことも出来ません。庶民が手にすることが出来ない富と名声を手にしても、それらは桓騎の渇きを満たせませんでした。そして、満たされない心はやり場のない怒りへと変わり、残虐な桓騎を生み出したでしょう。

桓騎の弱点とは?

桓騎の弱点を考察・イメージ画像

野盗という経歴から秦軍の大将軍にまで出世した桓騎。兵法こそ身に着けていなったものの、卓越した戦闘センスや先読み、心理戦を駆使して戦を勝ち抜いてきました。兵法に囚われず、柔軟な発想で戦を有利に進めてきたものの、全て奇襲や奇策という傾向があります。これこそが桓騎の弱点であり、正攻法を知らないことは致命傷にもつながります。

今まで正攻法で戦ってきた経験がなく、すべて自身の直感で軍を動かしてきた桓騎。正攻法でけし掛けられれば、戦の天才にも成す術がありません。そして、肥下の戦いでは李牧に自身の弱点を見抜かれ、桓騎軍が追い込まれる事態を招きました。

Thumb【キングダム】信と羌瘣(きょうかい)はキスした?ハグや恋人つなぎなど胸キュンシーン集 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎の死亡シーンや最期

桓騎の死亡シーンや最期を考察・イメージ画像

味方を震え上がらせるほどの残虐性を見せつつ、戦では柔軟な発想で奇襲や奇策を繰り出し、秦軍の勝利に貢献してきた桓騎。飛信隊と砂鬼一家の合流を機に、桓騎の謎が明かされると思われた矢先、肥下の戦いにて惜しくも戦死しました。その最期は、秦の六大将軍に相応しい死に様だったでしょう。以下では、「キングダム」から、桓騎の死亡シーンや最期、桓騎一家の最期をネタバレ紹介します。

桓騎の死亡シーンは何話?

一部の歴史書では生存説も浮上した桓騎でしたが、「キングダム」では肥下の戦いで討死にする展開となりました。最強の将軍の壮絶な死亡シーンは、原作漫画69巻752話「聖地へ」にて描かれました。

桓騎一家の最期

桓騎が討死にした肥下の戦いでは、野盗団時代から行動を共にしてきた桓騎一家のメンバーたちも戦死しました。砂鬼と並んでヤバい一家と評された組織の長で、戦いの最中で深手を負ったゼノウ。最期は上和龍と相打ちとなり、力尽きました。桓騎軍の「姐さん」こと黒桜も、背後から腹を貫かれ致命傷を負います。そして、最後の突撃を待たず、桓騎への感謝を胸に死亡しました。

一方、飛信隊に転属していた那貴も、家族である桓騎を助けるために彼の元へ向かいました。しかし、雲玄を討ち取った直後、背後を狙われて戦死しました。また、桓騎一家で最後まで生き残った厘玉も、後に命を落としています。部下であり、家族であったメンバーを次々と失った桓騎。李牧軍が迫る中、彼にはもう勝ち目がありません。そこで、李牧と刺し違える覚悟で敵陣に突っ込みました。

桓騎の最期

最後の力を振り絞って敵兵に挑みかかると同時に、桓騎の頭に走馬灯が走ります。残酷な形で失った偲央と雷土、戦死した那貴、黒桜、厘玉の姿を見た桓騎。部下を自身の聖地に連れていきたいと思ったその時、趙兵の槍が突き刺さりました。それでも、桓騎は怒りと執念を糧に李牧を目指します。しかし、桓騎の剣は折れており、使いものになりません。最期まで執念を見せた桓騎でしたが、あと一歩が及ばす力尽きました。

桓騎の死亡・イメージ画像

一方、桓騎の故郷、聖地であった砂鬼一家は、肥下の戦いの最終局面にて飛信隊へ送られました。その目的は、彼らを死なせないことと、飛信隊の衛生兵として組み込ませるためだと考えられます。過激すぎる拷問と見せしめを繰り出すことから、周囲から恐れられてきた砂鬼一家。しかし、彼らはただ残虐行為を繰り返していたわけでなく、その過程で高度な医療技術を獲得していました。

砂鬼一家が持つ技術は、軍にとっても欠かせない戦力であり、自国の兵の命を救うためにも重要なものです。これから大きな戦いが起き、重傷者も多く出てくることが予想される中、砂鬼一家は飛信隊の衛生兵として組み込まれると考えられます。また、飛信隊を率いる李信は、仲間を誰一人殺させないという信念の持ち主です。それは、桓騎にも通じ、自身の思いを受け継ぐ存在として砂鬼一家を信に託したと考えられます。

Thumb【キングダム】嫪毐(ろうあい)の死亡シーンは何話?最後は車裂きの刑にされた? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎の声優

桓騎の声優のイメージ画像

漫画はもちろん、アニメ版も高い人気を誇る「キングダム」。2024年1月には新シリーズが開始され、桓騎の過去や最期が描かれるのではと注目されています。以下では、「キングダム」から、桓騎のアニメ声優・伊藤健太郎さんのプロフィール等を紹介します。

伊藤健太郎のプロフィール

桓騎のアニメ声優・伊藤健太郎さんは、1974年生まれ、東京都出身の声優、舞台俳優です。大学卒業後の1995年に劇団21世紀FOXに入団、同年には声優デビューを果たしました。「イトケン」の愛称で親しまれ、二枚目から三枚目役まで幅広い役柄を演じています。

伊藤健太郎の主な出演作品や演じたキャラ

声優・伊藤健太郎さんの主な出演作品は、アニメ「BLEACH」阿散井恋次役、「NARUTO」秋道チョウジ役、「ゴールデンカムイ」白石由竹役、「弱虫ペダル」田所迅役等です。また、特撮作品への出演歴もあり、「機界戦隊ゼンカイジャー」トウメイワルドの声や、「宇宙戦隊キュウレンジャー」トゥーミーの声などを担当しました。

Thumb【キングダム】王賁(おうほん)の結婚相手は彩華?妻は史実に実在した人物? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎に関する感想や評価

桓騎に関する感想や評価・イメージ画像

作中での活躍から、冷酷無比というイメージが強かった桓騎。拷問集団である砂鬼一家を配下に持つことから、狂気的な人物と捉えられていました。しかし、桓騎の過去が明かされたことは、桓騎の残虐なイメージを払拭するきっかけになったでしょう。一方、生い立ちや衣央との関係は伏せられ、最後まで謎とされました。以下では、「キングダム」の桓騎に関する感想や評価を紹介します。

感想1:桓騎の死に涙

歴史書によっては、肥下の戦いで敗走後、他国へ亡命したとも記録されている桓騎。しかし、「キングダム」では李牧との戦いであと一歩が及ばず、壮絶な最期を迎えました。過激な性格から賛否両論が飛び交った桓騎でしたが、コアなファンから根強い人気を誇っていました。また、SNSでは、桓騎の死を受けて涙が止まらないと、推しキャラの死を惜しむ声が多く投稿されています。

感想2:最期がかっこいい

砂鬼一家を飛信隊に託し、桓騎一家と共に最後の戦いに挑んだ桓騎。家族として大切にしてきた部下が次々と討たれる中、桓騎は最後まで戦い抜く覚悟を決めました。最期は李牧を目の前にして力尽きてしまうも、その姿は誰よりも勇ましいものでした。SNSでも、桓騎の最期がかっこいいと賞賛の声が寄せられています。桓騎の勝利への執念がもっとも現れたシーンともいえるでしょう。

感想3:かっこいいキャラに昇格した

桓騎といえば、敵軍の捕虜に容赦ない拷問を繰り出すなど、人間とは思えない残虐性の強いキャラだったでしょう。また、生い立ちや過去が伏せられていたことも、桓騎の狂気を引き立てました。一方、衣央の登場をきっかけに桓騎に対する評価も改められています。これまでは桓騎のことを良く思っていなかったファンからも、過去が明かされたことを機に見直され、かっこいいキャラだったと評されています。

感想4:ワクワクさせられるキャラ

野盗団の首領から大将軍にまで上り詰めた桓騎は、秦軍の中でもっとも異色の経歴の持ち主であり、戦術面でも見ることができます。これまでの生活環境から兵法を学ぶ機会がなく、自己流で戦術を立てていた桓騎。柔軟な発想から生み出される奇策や奇襲が、読者を楽しませました。また、予想外の奇策にワクワクさせられたとの声も見られ、他にはない魅力を秘めたキャラクターだったでしょう。

感想5:生い立ちなどが不明でモヤモヤする

偲央(しお)に拾われたことで砂鬼一家の一員となった桓騎でしたが、彼自身の生い立ちや偲央に拾われるまでの経緯は、作中で語られることはありませんでした。断片的な情報から戦災孤児と考えられるも、それ以外の可能性も否定できません。桓騎はどのような生い立ちなのか、どのような幼少期を送っていたのでしょうか。桓騎の戦死によって今後明かされることは無くなり、謎のままとなりモヤモヤするとの声も見られます。

感想6:桓騎と砂鬼の過去回が良い

桓騎の過去を語るうえで砂鬼一家は、欠かすことが出来ない存在です。偲央(しお)に命を救われ、現在の砂鬼一家を礎を築いた桓騎。彼にとって砂鬼は自分が帰れ来られる居場所であり、砂鬼を大切にしていることが読み取れます。当初は身寄りのない子供たちだった砂鬼一家。桓騎から生き抜く方法を教えられ、今の彼らがあるでしょう。また、桓騎と砂鬼の過去が良いとの声も見られ、注目のエピソードとなっています。

感想7:桓騎のことを深く知ることができて好きになった

あまりにも冷酷無比な性格から、サイコパスとも評された桓騎。しかし、残虐行為にはきちんと意味があり、仲間を守るために行っていたと知ると、桓騎に対する見方も変わってくるでしょう。また、桓騎といえば「怒り」「渇き」が重要ワードとなっており、怒りの根底についても明かされました。SNSでは、桓騎の過去を知ることができ、ますます好きになったと好意的な感想が寄せられ、桓騎の人気が高まっています。

感想8:戦死した桓騎は影武者との意見も

肥下の戦いで壮絶な最期を迎えてファンの涙を誘った桓騎でしたが、SNSでは桓騎の生存を考察する意見が投稿されています。戦死した桓騎は影武者であり、本物は砂鬼一家に紛れていると、桓騎の生存を望む声も見られます。砂鬼一家といえば、衣央以外はフードを被ったままであり、その素顔は隠されています。そのような描写から、桓騎の影武者がいてもおかしくないと考えられています。

感想9:もっと桓騎について知りたい

「キングダム」で明かされた桓騎の過去は、砂鬼一家の衣央が知る範囲だけが明かされました。そのため、桓騎の過去について、多くの疑問点が残されました。桓騎の生い立ちや世の中を憎むようになった経緯だけでなく、偲央の妹・衣央との関係など、最後まで謎を残した桓騎。SNSでも、桓騎の過去を知ったことでもっと桓騎のことが知りたいとの感想が寄せられています。

感想10:桓騎と衣央の子供が登場する展開を期待

作中では桓騎と衣央が男女の仲であることを示すシーンが描かれ、一部では2人の間に子供が出来ているとも考察されています。しかし、子供の存在が示唆されていないため、現時点では憶測にすぎません。一方、SNSでは桓騎と衣央の子供が登場する展開を期待する感想も見られます。もし、桓騎に子供がいた場合、どのような人生を送っているのか、読者の想像を掻き立てるでしょう。

Thumb【キングダム】蒙恬は結婚してる?許嫁の存在や史実では子供がいたのか調査 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

桓騎の過去と砂鬼一家との関係まとめ

桓騎の過去と砂鬼一家との関係まとめ・イメージ画像

「キングダム」の桓騎の過去や生い立ち、砂鬼一家や偲央(しお)、衣央との関係などをネタバレ考察しました。生い立ちも含めて謎多き将軍として注目されていた桓騎。飛信隊に合流した砂鬼一家の長・衣央によって、知られざる過去が明かされました。理不尽な世の中に怒り、大切な人を残酷な方法で失った桓騎。壮絶すぎる過去が桓騎の残虐性を強め、やり場のない怒りを戦でぶちまけていたでしょう。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ