【キングダム】楽彰(がくしょう)は青歌軍の知略派!楽毅との関係や史実は?

キングダムで新たに登場したキャラクターで注目を集めているのが楽彰(がくしょう)です。その蒙恬に対して発揮した強さもさることながら、楽毅と名字が一緒ということもあり、どういった関係性なのか注目されています。この記事では、キングダムの楽彰(がくしょう)について、所属する青歌軍での立ち位置や、強さ、楽毅との関係性や、史実での活躍などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【キングダム】楽彰(がくしょう)は青歌軍の知略派!楽毅との関係や史実は?のイメージ

目次

  1. キングダムの楽彰(がくしょう)は青歌軍の知略派
  2. キングダムの楽彰と楽毅の関係
  3. キングダムの楽彰の戦略や史実
  4. キングダムの楽彰に関する感想や評価
  5. キングダムの楽彰まとめ

キングダムの楽彰(がくしょう)は青歌軍の知略派

キングダムで読者から注目を集めているキャラクターが青歌軍のメンバーとして登場した楽彰(がくしょう)です。この記事ではそのような楽彰(がくしょう)について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

キングダムの作品情報

キングダムの概要

楽彰(がくしょう)が活躍するキングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて連載されている漫画です。原作者は原泰久先生が1人で手掛けています。古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした作品で、史実で初めて中華を統一した始皇帝こと嬴政、そして将軍としてそれを支えた李信を主人公に据えた作品になっています。そのストーリー性やキャラクターなどが人気を集めた作品となっています。

キングダムは人気と共に評価も高い作品で、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した実績を持っていたりします。人気と高い評価を併せ持つキングダムはメディアミックス展開も積極的に行われ、50巻到達記念で発表された実写映画は独自の人気を獲得して3部作目まで作られた他、舞台化、ゲーム化なども行われる作品です。アニメ化も断続的な形ながらも続いており、2024年には第5シリーズが放送されるなどしています。

キングダムのあらすじ

六大将軍制度を復活させ、中華統一を果たすべくまずは趙の攻略を目指す、秦。対して趙も、李牧を筆頭に、対秦に万全の準備を整えていました。趙の王都、邯鄲の目前まで迫る秦軍でしたが、李牧は長城を築いていたのです。これに対し、秦軍は北上することになります。

しかし、それさえも李牧の狙いどおりでした。趙軍31万で迎え撃ちます。この中にあった青歌軍の一員として登場したのが、この記事で紹介する楽彰(がくしょう)です。

楽彰(がくしょう)のプロフィール

楽彰(がくしょう)は、青歌城の城主、司馬尚の配下の武将として登場したキャラクターです。上和龍(じょうかりゅう)に次ぐ、青歌軍のNo2であり、いかにも無骨者然とした上和龍と異なり、中性的で淡麗な顔つきをしています。その見た目から、知略タイプの将軍かと思われますが、自ら先陣を切る姿も描かれるなど、武力方面でもしっかりとした強さを持ったキャラクターです。

TVアニメ「キングダム」公式サイト

キングダムの楽彰と楽毅の関係

楽毅とは?

春秋戦国時代はおよそ500年以上にも及ぶ長さを誇る長きに渡る時代です。そのため、同じ春秋戦国時代の人間であっても、既に亡くなっている人物も多数存在し、その強さから伝説的な存在として名前が知れ渡っている人物もいます。そのような人物の1人が、楽毅です。楽毅は、当時弱小国だった燕において、強国だった斉を一気に滅亡寸前まで追い込むという奇跡的な偉業をなした人物なのです。

斉は楽毅率いる軍に実に70もの城を落とされてしまいました。そして斉に残った城は僅か2つになってしまったのです。救国の英雄田単の登場によって最終的に斉を滅ぼすことまではできませんでしたが、その強さは、キングダムの世界の登場人物も知っているほどの超有名人となっています。

史実でもその英雄譚は、その後の英雄に好まれ、三国志の時代の諸葛亮孔明が尊敬する人物として名前を挙げることもあったほどの人物になっています。

楽彰と楽毅の関係

キングダム作中において、楽毅と楽彰の繋がりを示すようなエピソードは描かれていません。ただ楽毅の史実の記録を紐解くと、面白い関係性が見えてきます。というのも、楽毅が趙に亡命したという記録が残っているのです。それも楽毅だけでなく、息子の楽間、一族の楽乗も趙に亡命していることが記録に残っているのです。

ちなみに、楽毅の息子楽間は、燕の将軍時代、キングダムの登場人物にもなっている廉頗に負けたという記録も残っています。この敗戦の責任から逃げるように趙に亡命したのです。これらの記録からある程度の人数楽毅の一族の人間が趙にいたのは明らかであり、世代的にもそこまで遠くないこととから楽彰も楽毅の一族の出身である可能性が非常に高いのではないか、と考察されています。

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キングダムの楽彰の戦略や史実

楽彰の戦略や強さ

楽彰は、戦略を用いて戦うタイプの将軍です。キングダム作中では、青歌軍を含む趙軍31万に包囲された飛信隊が、楽華隊と協力して、突破を図る場面があります。この時、相対したのが青歌軍であり、楽彰だったのです。突破力の高い錐型の陣で突破を図ろうとする飛信隊・楽華隊に対し、楽彰は、同じ錐型の陣で迎え撃つという戦術を取ります。

つまりこれは、突破力なら青歌軍が負けるはずはないと誇示しているようなものであり、後出しされた飛信隊・楽華隊にとっては『最も屈辱を与えられる陣形』となっています。このようなことが行えるだけの強さを青歌軍と楽彰は保持していたと言えるのです。その後、重傷を負うなど、していますが、死亡しておらず、引き続き活躍が続いています。

楽彰の史実

キングダムの舞台となっている春秋戦国時代は、2000年以上も前の出来事ということもあり、記録はかなり少なく、また残っている記録も出来事ベースで描かれることが多くなっています。呂不韋や蒙恬のように個人にスポットを当てた列伝も存在はしますが、列伝がある人物はかなり少数派です。そして残念ながら、楽彰は史実に記録の残っていないキングダムオリジナルの将軍となっています。

楽彰は史実に記録がない将軍ですが、彼が仕える司馬尚は、少ないながらも史実に記録を残している人物です。この司馬尚の記録と、楽毅の亡命エピソードなどから創作された可能性が高いキャラクターになっています。

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キングダムの楽彰に関する感想や評価

ここからは既にキングダムを読んだ人の、楽彰に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。楽彰は、長らく名前だけで登場していなかった青歌軍のメンバーということもあり、登場はかなり遅いものの、注目を集めるキャラクターになっています。特に、キングダム作中で描かれた飛信隊・楽華隊相手に正面から突撃をぶつけるという戦術には驚いたという声が多くなっています。

キングダムは、新たに登場したキャラクターであっても、比較的簡単に死亡してしまうことがある作品です。時代背景的にそういうものとして見ている読者も多くなっており、趙軍の中でも後発の登場である楽彰も死亡する可能性が高いと考察されていました。しかし、想定以上の強さを持っており、信を始め、秦軍を追い込む姿は凄いと言われることが多くなっています。

楽彰を含む青歌軍に関しては、まだまだ深堀りされていない部分も多くなっています。どうしても強さばかりにスポットが当たっているため、そのルーツやキャラクター性がどのように描かれるのか気になると言われることも多くなっているのです。特に、楽毅との関係性が気になるという声は多くなっており、キングダム作中で描いてほしいという声も見られるほどになっています。

どうしてもキングダム本編では、描きにくい部分であるのも事実です。そのため、キャラクターブックなどでもいいから、楽彰と楽毅の関係性には触れてほしいと言われる結果になっています。

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キングダムの楽彰まとめ

キングダムの楽彰は、青歌軍のNo2として登場したキャラクターです。イケメンな見た目をしながらも、戦闘では相手を屈辱するような大胆な戦略も取れるような武力と知略を併せ持ったキャラクターになっています。ファンからは、楽毅との関係性が気になると言われるなど、活躍はもちろん、キャラクター性やルーツなどにも注目が集まるキャラクターになっています。

登場は遅めだったキャラクターですが、その活躍は、趙軍の中でも確かなものになっており、キングダム作中での活躍も注目されているキャラクターです。史実に記録がないキャラクターだけに、どのような活躍が描かれるのか、どのような最期を迎えるのか分かりません。今後キングダムを読む際には、楽彰にも注目しながら読んでみましょう。

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