キングダムの桓騎（かんき）将軍の最後を予想！李牧が言う弱点とは？

キングダムに登場するちょっとニヒルなお兄さん将軍・桓騎(かんき)。桓騎は秦の国の将軍として現在趙の国で繰り広げられている戦いで活躍しています。そんな桓騎ですが秦の将軍になる前は一体何をしていたのでしょうか。桓騎は野盗として秦の国で暴れまわっていたそうです。現在の桓騎の部下達は元々桓騎と一緒に暴れまわっていた部下達が大勢います。

野盗として桓騎は秦国中を暴れまわって恐れられていたのですが、彼をある人物が自分の副将として登用します。その人物は、キングダムのイケメンお兄さん・蒙恬(もうてん)のおじいちゃん蒙驁(もうごう)です。こうして桓騎は野盗をやめて秦国の軍人として働く事になるのです。

桓騎(かんき)は趙(ちょう)の李牧に弱点を見破られますが、桓騎の弱点を紹介する前に李牧とは一体何者なのか少しご紹介しましょう。李牧は趙の将軍の中のトップクラスの三人の一人三大天で、頭脳派将軍として知られます。李牧は秦の六大将軍・王騎(おうき)を策略で嵌めて討ち死にさせ、鮮烈なデビュー戦を披露しました。また現在激戦が繰り広げられている趙での戦いの総大将として活躍中です。

さて李牧を簡単に紹介しましたが、李牧はどの戦いで桓騎の弱点を見つけたのでしょう。それは黒羊丘の戦いの時です。実際は李牧が桓騎の弱点を見つけたのではなく、彼の部下が見つけて李牧に伝えたのです。では桓騎の弱点とは一体どこなのでしょうか。

秦国最強の将軍・桓騎(かんき)は李牧に弱点を見つけられてしまいます。彼の弱点とは一体何なのでしょうか。それは部隊が守りに入った時が弱点です。桓騎の部隊は元々野盗や盗賊だった者たちを取り込んでいます。黒羊丘(こくようきゅう)の戦いの時、桓騎軍は敵の策略に引っかかり包囲され危険な状態に陥ります。しかし桓騎軍は包囲される前に一人一人バラバラになって逃亡し、なんとか危険な状況を回避します。

桓騎軍は敵の策略に引っかかってて全滅しなかったからすごい事じゃないと思う方も多いと思います。しかし上記の事柄をよく考えれば、危ない状況になったら部下達が命を落として戦いを行わないと言えませんか。このことは守る事が苦手とも言えるでしょう。攻めることにはめっぽう強いですが、陣地を守って死人が出るような戦や守らなくちゃいけない場所を包囲されるような戦には向いていないと言えるでしょう。

桓騎(かんき)将軍の弱点は他にもあります。それは彼しか桓騎軍を率いることができない事です。桓騎の部隊は荒くれ者であり、敵部隊には温情を見せるのではなく残虐性を持って接しています。例えばある戦いで桓騎は敵部隊を全員串刺しにして敵軍に恐怖感を植えつけたりしています。このように桓騎軍は残虐性のある部隊で、彼が中心となって桓騎軍をまとめあげています。

もし桓騎が誰かに討たれたりすれば、部隊のまとまりを失い軍としての機能を失う事になるでしょう。そして桓騎軍は二度と立ち直ることができずに崩壊することになります。この点は桓騎の弱点と言える最大の物かもしれません。

桓騎(かんき)は自分の部隊を一人でまとめあげています。最後の弱点はこの一人で部隊をまとめあげている所と言えるでしょう。飛信隊の信は信頼する部下がたくさんいます。例えば信は飛信隊の軍師・河了貂（かりょうてん）から提案される戦術を信頼して、彼女の提案した戦術通りに軍勢を動かしています。

しかし桓騎軍には軍師と呼ばれるような人はいません。摩論（まろん）や雷土(らいど)は桓騎の戦術を提案する人ではなく、現状を軍議で説明しているだけで、桓騎の戦術を理解している人ではありません。桓騎軍は桓騎一人で戦術を考えて部下達へ説明せずただ命令するだけです。そのため部下達が桓騎の戦術を理解できない物であれば部隊同士の連携もできずません。この弱点を突かれれば桓騎軍は不利な状況に陥ることでしょう。

上記で桓騎将軍の弱点を紹介しました。桓騎って意外に弱点あるけどキングダムだけの架空武将じゃないのって思っている読者も多いことでしょう。しかしそんなことありません。桓騎はちゃんと史実にも登場するのです。では史実に登場する桓騎はどのような最後を迎えるのでしょうか。

史実での桓騎はどのような最後を迎えるのでしょうか。桓騎は紀元前233年に起きた趙軍との戦いで登場します。桓騎は趙軍との戦いで秦軍の将軍として軍勢を率いて趙の平陽・武陽の二つの城を攻略する戦いに参加します。その後桓騎は宜安へ軍勢を進ませますが、趙の三大天の一人・李牧の軍勢にあっけなく敗北します。

桓騎は宜安での戦いで李牧に敗北した後、秦国へ帰ることなく逃亡してしまいます。桓騎は秦国へ帰らずにどこに行ったのでしょうか。もしかしたら桓騎はどこかで誰にも知られずに最後を迎えてしまうのでしょうか。いえいえそんなことありません。戦国策(せんごくさく)と史記(しき)に桓騎が秦国に帰らずにどうなったのかを記しています。

春秋戦国時代等の歴史を記した史記は桓騎が李牧に敗北した後、秦国へ帰ることなく逃亡し、そのまま中国北方にある燕(えん)の国に入ったと記しています。では戦国策では桓騎がどのようななったと記載されているのでしょうか。

春秋戦国時代の事が記されている戦国策。この書物によると桓騎は李牧に敗北した後、なんと捕虜になってしまうそうです。そして李牧に捕まった桓騎はそのまま最後を迎えジ・エンドになるそうです。李牧さすが名将と言われるだけありますね。

キングダムではまだ桓騎の死亡フラグはたっておりません。そのため桓騎は戦国策の戦で敗北して李牧に捕まり、死亡する最後を迎える説をキングダムが取ることはないでしょう。

キングダムは桓騎の最後を史記の燕に逃亡する説を取るだろうと思います。それはなぜか桓騎軍は逃亡することを恥だと思っていません。また逃げ方も部隊によって違いますが、逃亡のプロフェッショナルだと言えるでしょう。そして元野盗の桓騎も幾度も役人に追い詰められて危険な状況を迎えたことがあるはずです。そして桓騎は野盗時代で鍛えた逃亡術を駆使すれば、李牧に捕まることなく逃亡することなど簡単な事でしょう。

桓騎は逃亡して燕の国で落ち着くことになるでしょう。しかしそこから先は史記には記述がありません。桓騎は記述が無くなっただけで死亡したとはありません。では桓騎はどうなるのでしょうか。

秦に反旗を翻した樊於期は秦国から燕に逃亡します。桓騎と樊於期は逃亡時期が重なっています。勝手な妄想ですが、桓騎が燕へ逃亡している最中に自分の素性を知っている樊於期と出会います。そして桓騎は自らの素性を知る樊於期を殺害して、自ら樊於期を名乗るのではないでしょうか。その理由は桓騎が秦国のお尋ね者だからです。秦国は逃亡した将軍にたいして許さず処刑しています。

そのため桓騎は自らの素性を知っている樊於期を生せば、秦国に逃亡して桓騎が燕へ逃亡している事を秦王・政に話すかもしれません。もし秦王・政にバレれて捕まれば桓騎は必ず殺されることになり、最後を迎えるでしょう。さらに上記の他にも理由があります。

秦王が燕王へ桓騎を出せと脅迫するような事になれば、燕王が秦王の願いを断る可能性は極めて低いでしょう。なぜならば秦の国は協力で燕のような小国との差は歴然です。そのため燕は自分の国を守るために桓騎を秦へ追い払ってしまうかもしれません。これらの理由から自らの素性を知っている樊於期を殺害して燕に逃亡するのではないのでしょうか。

桓騎は樊於期を殺害して自ら樊於期となることになるでしょう。その後桓騎は燕で逃亡生活を終え、それなりの待遇で迎えることになります。そして桓騎は殺害した樊於期の首を荊軻(けいか)に与えて秦王に復習しようと企みます。しかし荊軻の秦王暗殺計画は史実で失敗している為、キングダムでも暗殺は失敗に終わります。秦王は暗殺を企んだ燕にブチギレて燕に攻め込むはずです。この時飛信隊も燕の攻撃軍に参加するでしょう。

桓騎は燕に攻め込んできた秦軍の中に飛信隊が居ることを知ると飛信隊を潰すべく戦いを挑むのではないのでしょうか。今まで散々信のやり方にイラついていた事のある桓騎ですがから信を倒すべく一騎打ちを仕掛けてくるはずです。桓騎は信と一騎打ちを繰り広げますが、信の一撃でやられてしまい桓騎は最後を迎えると考えられるのではないのでしょうか。