グレイテスト・ショーマンの曲、挿入歌一覧!This Is Meなど名曲紹介

大ヒットしたミュージカル映画である『グレイテスト・ショーマン』はご覧になったBiBi読者さんも多いのではないでしょうか。こちらの作品は有名な「This Is Me」をはじめ、全て名曲と言えるほど素敵な曲が多く映画鑑賞後、すぐにサウンドトラックを買ったという声も多くあります。今回はそんな『グレイテスト・ショーマン』の挿入歌一覧をご紹介します。メロディーや歌詞はもちろん、キャストの歌唱力も抜群ですので、未鑑賞の方も何度も鑑賞されている方も、ぜひご覧ください。

グレイテスト・ショーマンの曲、挿入歌一覧!This Is Meなど名曲紹介のイメージ

目次

  1. グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌を一覧で紹介!
  2. グレイテスト・ショーマンとは?
  3. グレイテスト・ショーマンのあらすじネタバレ!
  4. グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌一覧!
  5. グレイテスト・ショーマンの「This Is Me」を歌う歌手を紹介!
  6. グレイテスト・ショーマンの歌は口パクなのか?
  7. グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌まとめ!

グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌を一覧で紹介!

ミュージカル映画の「グレイテスト・ショーマン」は作品名を知らない人はいないほど大ヒットをしました。ストーリーはもちろん、挿入歌にぐっとくるという方も多くいます。ゴールデングローブ賞も受賞している「This Is Me」をはじめ、数々の曲があります。今回は挿入歌の歌詞やシーンも合わせて全て一覧でご紹介します。鑑賞済みの方もまだの方も、曲を聞いたら鑑賞したくなること間違いなしです。

グレイテスト・ショーマンとは?

実話をもとにしたミュージカル映画

グレイテスト・ショーマンは興行主であるフィニアス・テイラー・バーナムの成功を基にし、日本では2018年2月に公開されたミュージカル映画です。音楽は同じくミュージカル映画である、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー歌曲賞を受賞した、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが再タッグを組みました。また、配給会社である20世紀フォックスの前身である20税気ピクチャーズは同じくバーナムの伝記映画を製作しています。

フィニアス・テイラー・バーナムとは

モデルとなったP・T・バーナムは最初は商店を始めますが、宝くじブームにのり事業を失敗します。その後、週間新聞『ザ・ヘラルド・オブ・フリーダム』を刊行しますが名誉棄損などで訴えられてしまいます。ニューヨークに移り住んだバーナムはジョージ・ワシントンの乳母であった160歳を超えていると言われていた黒人奴隷を買い取り、見世物にすることで興行師として生き始めます。

1841年には、「スカダーのアメリカ博物館」を買い取り、「バーナムのアメリカ博物館」と名前を変えて拠点にし、アメリカでもっとも人気な興行の1つとします。その後、「親指トム将軍」で有名なチャールズ・ストラットンのショーでさらに評判になり、ヴィクトリア女王にも面会することとなります。1871年にはサーカス、フリークス、動物園、蝋人形を織り交ぜた「地球最大のショー」を設立しました。

その後、サーカス業界初の興業列車を立ち上げ全米を巡業します。1881年にはジェームズ・ベイリーによる「クーパー・アンド・ベイリー・サーカス」と合併し、「バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」を立ち上げ全世界を巡業しました。彼の死後、サーカスはリングリング兄弟に買い取られ、2017年まで「リング・リング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」として興行を続けました。

ゴールデングローブ賞受賞

グレイテスト・ショーマンの挿入歌の中でも最も有名な曲の1つ、「This Is Me」は第75回ゴールデン・グローブ賞、映画の部主題歌賞を受賞しています。こちらは髭が生えていることで奇異の目で見られていた女性、レティ・ルッツ扮するキアラ・セトルが歌っています。「This Is Me」の力強い歌詞に多くの人が励まされ、勇気をもらいました。後述の「This Is Me」のメイキング映像も感動しますので必見です。

他にも多くの名曲があり、グレイテスト・ショーマンのサウンドトラックは全米アルバムチャート6週連続で1位を獲得し、日本でも映画公開と合わせてオリコン週間デジタルアルバムランキング1位となっています。映画を見た直後にサウンドトラックのダウンロードする方が多くいました。ぜひ後述の曲一覧と合わせて聞いてください。

P・T・バーナム/ヒュー・ジャックマン

実在したP・T・バーナムを演じたのはヒュー・ジャックマンです。『X-メン』や『ウルヴァリン』など数々の有名な映画で主演を務める彼ですが、『レ・ミゼラブル』『美女と野獣』といったミュージカルやミュージカル映画にも多数出演し、演技だけでなく歌唱力にも定評があります。『レ・ミゼラブル』ではゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞しています。

フィリップ・カーライル/ザック・エフロン

俳優で後にバーナムのパートナーとなるフィリップ・カーライルはザック・エフロンが演じています。ディズニー・チャンネルの『ハイスクールミュージカル』への出演がきっかけで人気俳優への道を進み始めます。コメディ映画『ネイバーズ』への出演により、ディズニーの子役というイメージを払拭し、批評家からも評価されるようになります。

チャリティ・バーナム/ミシェル・ウィリアムズ

バーナムを支える妻である、チャリティと演じたのはミシェル・ウィリアムズです。14歳の時に『名犬ラッシー』で映画デビューをし、『ブロークバック・マウンテン』ではアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。その後も『ブルーバレンタイン』でアカデミー賞ノミネートや『マリリン7日間の恋』ではゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞するなどのキャリアの持ち主です。

ジェニー・リンド/レベッカ・ファーガソン(歌/ローレン・アレッド)

実在したスウェーデンのオペラ歌手、ジェニー・リンド(本名はヨハンナ・マリア・リンド)は同じくスウェーデン人である、レベッカ・ファーガソンが演じました。テレビドラマの『The White Queen』で主演を務め、ゴールデングローブ賞にノミネートされ、その後『ミッション:インポッシブル』シリーズに出演をしています。

また、実際の歌唱部分は実はレベッカではなく、ローレン・アレッドというアメリカの歌手が歌っています。ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが仮歌に参加した彼女の歌声を聴き、その良さのためにそのまま歌部分を起用したという秘話があります。彼女はジェニー・リンドの曲を歌うにあたって、レベッカからスウェーデンのアクセントを聞き、歌い方に反映したことでよりリアルに仕上がっています。

アン・ウィーラー/ゼンデイヤ

サーカスの空中ブランコ乗りで、フィリップに一目ぼれされるアン・ウィーラーを演じるのはゼンデイヤです。ザックと同じく、ディズニーチャンネルからデビューを果たした彼女はテレビ番組の数々の賞を受賞しています。『スパイダーマン』シリーズにも出演し、演技力はもちろん身体能力も高く評価されている女優です。

グレイテスト・ショーマンのあらすじネタバレ!

グレイテスト・ショーマンのあらすじ①チャリティとの出会い

まだ少年の頃、フィニアスは洋服の仕立てを行う父親についていました。そしてあるお屋敷でチャリティに出会います。仲良くなった2人は人の住んでいない廃れたお屋敷に探検に行くなど、親交を深めていきます。しかし、身分の差もあり、フィニアスをよく思わないチャリティの父親は彼女を花嫁の寄宿学校に入れてしまい、2人は離れ離れになってしまいます。

グレイテスト・ショーマンのあらすじ②仕事を転々とする日々

その後、フィニアスの父親がなくなりホームレスとなってしまいますがチャリティとの文通は続いていました。そんな中、鉄道の職を見つけそこで働きお金を貯め、ようやくチャリティを迎えに行くことができます。結婚し、2人の娘も生まれましたが、フィニアスは1つのところで働き続けることができず職を転々としていました。

グレイテスト・ショーマンのあらすじ③奇妙な博物館の完成

フィニアスは貿易会社に勤めますが、貿易船が沈没し倒産してしまいます。途方に暮れるフィニアスでしたが、娘への誕生日プレゼントがきっかけで、沈没船を担保にお金を借りて寂れた博物館を買い取ります。ギロチンや蝋人形など、奇妙なものを展示したその博物館を「バーナム博物館」としオープンさせますが人気は出ませんでした。

グレイテスト・ショーマンのあらすじ④サーカスとしての始動

そんな中、娘の「生きているものを置かないと」という言葉で方向性を変えることとなります。銀行で出会った小人症のトム、歌声に惹かれた髭のある女性であるレティをスカウトし、その後街中に求人広告を貼り多くのフリークスを募ります。そして迎えた初の上演日は満席、その後も大人気のショーとなります。その一方で批評家には酷評され、サーカスのメンバーをよく思わない市民の抗議なども受けることとなります。

グレイテスト・ショーマンのあらすじ⑤ジェニー・リンドのコンサートで巡業

批判を気にせず、上演し続け俳優のフィリップをパートナーとしますます話題を集めていったサーカスはとうとうイギリスのヴィクトリア女王に招かれることとなります。そこでバーナムはオペラ歌手のジェニー・リンドに出会います。一度は本物を見せたいというバーナムの提案を受け入れたリンドはコンサートに出演します。結果は大盛況でバーナムはサーカスはフィリップに任せ、リンドの巡業に力を入れ始めます。

グレイテスト・ショーマンのあらすじ⑥ザ・グレイテスト・ショー

リンドと巡業していく中で、彼女に思いを寄せられたバーナムですが、妻子のこともありその思いを受け取ることができません。傷ついたリンドはコンサートの最後にバーナムにキスをし去っていきます。その頃サーカスは暴徒と化した市民に乱入、放火され「バーナム博物館」は全焼してしまいます。そのことでバーナム一家の家は差し押さえられ、リンドとのスキャンダルもありチャリティは娘を連れて実家に帰ってしまいます。

1人になってしまい、バーで落ち込むところへサーカスメンバーが迎えにきます。バーナムは、人目kら離れるように暮らしていた自分たちに家をくれた、というメンバーたちに励まされ正気を取り戻したバーナムはチャリティを迎えに行きます。家族も戻り、サーカスの再建資金はずっと貯金をしてきたフィリップの資金を使い、改めて対等な関係となり、博物館ではなくテントで「世界一のショー」をスタートさせるのでした。

グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌一覧!

挿入曲一覧①The Greatest Show

挿入歌一覧の1曲目はメインの曲に使われている「The Greatest Show」です。映画はこの曲で始まっていきます。序盤客席の後ろにいるバーナムの後ろ姿からのソロ、そしてサビ部分にかけてきらびやかなサーカスが映し出されます。ライオンの火の輪くぐり、空中ブランコ、ナイフ投げが満員で大盛り上がりの中行われます。そして徐々に場面はゆっくりになり、バーナムのみ映し出されて過去に戻り、ストーリーが始まっていきます。

「Oh, this is the greatest show(ああ、なんて素晴らしい舞台なんだ)」という歌詞に見られるようにこちらは前向きな楽しい曲となります。今まで、人前になかなか出ることができなかった小人症やアルビノといった人たちが主役となり、その場所を先導していきます。そして観客もそんな彼らを嘲笑うのではなく、受け入れて同じ空間を楽しむのです。そんな明るく楽しい、一緒に踊りたくなる曲に仕上がっています。

また、この曲は物語のラストにも流れます。テントでの再始動は観客も待ち望んでいて満員でした。初めの頃のように、バーナム自身団長として前に出て盛り上げます。そしてショーの途中でバックで見ていたフィリップに自分のハットをステッキを渡し「これからは子育てをする」と、団長の座を譲るのでした。今までサーカスの表に出ていなかったフィリップも仲間と一緒にショーを盛り上げることになります。

ラストでは序盤で流れた時とは異なり、一度盛り上がったものが一気に崩れ落ち、また再建するというサクセスストリーにふさわしい曲です。また、一連の流れの後だと楽しさだけではなく、達成感やさらなる喜びも垣間見え、ぐっとくる曲となります。レティ、フィリップ、アンのソロパートもあり映画の集大成ともいえる曲と演出となっています。

挿入曲一覧②A Million Dreams

2曲目は「A Million Dreams」です。こちらはバーナムとチャリティの幼少時から大人なり結婚するまでに流れる曲となっています。曲名の通り、バーナムがチャリティに夢を歌う綺麗な曲です。この曲は廃れた屋敷に忍び込み探検をするところから流れますが、引き離される2人の思い出の場所となるその家は、のちに成功したバーナムが購入し、チャリティへのサプライズプレゼントとなるのです。

花嫁学校にいったチャリティとホームレスとなったバーナムですが、「I close my eyes and I can see.The world that's waiting up for me.That I call my own(目を閉じれば見える。私を待ってる世界が。私だけの世界が)」という歌詞のように、目をつぶれば辛い現実ではなく幸せな未来が見え、それを糧に文通もつづけお互いの支えとなるのでした。そしてとうとうバーナムはチャリティを迎えに行き結婚をします。

 

バーナムは仕事を転々としますが、そんな夫にチャリティはあきれることなく、「However big, however small.Let me be part of it all.Share your dreams with me(どんな大きな夢でも、または小さな夢でもその一部にさせて。私にあなたの夢を教えて。)」と返し、一緒に入れるだけで幸せだと伝えるのです。貧しいながらも幸せに暮らす2人にやがて可愛い娘も2人できます。

子供ができた後もバーナムの仕事は長続きせず、貿易会社も船の沈没により倒産しまいます。その日は奇しくも娘の誕生日でした。プレゼントを用意できないバーナムは、回転させるとキラキラと影が映し出されるランプをプレゼントします。そんな中、娘たちも「A Million Dreams」を歌いだし、100万の夢を思い出したバーナムは沈没船の登録書を担保に博物館をオープンさせるのでした。

挿入曲一覧③Come Alive

3曲目は「Come Alive」です。博物館をオープンさせるも、配ったチラシは捨てられ人気が出ない日々が続いていました。そんなある日、娘に「生きているものでないと面白くない」と言われます。そしてその後自分の書斎でリンゴを見てある出来事を思い出します。彼がホームレスの時、一人の少女にリンゴを差し出されます。その少女の顔は普通とは異なっていました。

その後バーナムは街中のフリークスを募ります。そんな中で流されるこちらの曲ですが、出だしの「You stumble through your days.Got your head hung low.Your skies are a shade of grey(毎日つまづいて頭を垂れて、君の上の空は灰色の影のようだね)」はなかなか人前に出れないフリークスたちと、ホームレスなども経験し現在も貧しいバーナムどちらにも当てはまる内容です。しかし、そんな彼らが周囲を見返すのです。

博物館の資金を借りる際に銀行で出会っていたトム、歌声に惹かれて探し出したところ出てきたのは髭の生えた女性であったレティ、その他にもアルビノや空中ブランコ乗り、入れ墨男など様々な種類の人々を迎え入れ、フリークスショーを始めるのでした。不安が消えないままに人前に出た彼らに対する観客の驚きも一瞬、トムやレティにより場は盛り上がり、メンバーも自信を持ってショーができるようになります。

こちらの曲は、隠れながら人目に映らないように生きてきた彼らに、恥ずかしがらなくていい、君たちにはたくさんの価値があるんだから自信を持って夢を見て生きていいという、レティたちに対するメッセージでもあります。彼らはこの曲の通りにファンタジーなショーの世界で、陰に隠れていた昔には戻らず自由な道を進んでいくことになるのです。

挿入曲一覧④The Other Side

4曲目の「The Other Side」はフィリップを引き入れたビジネスチックな曲です。家柄も良く、社交界にも認められているフィリップをバーに誘い、サーカスのパートナーに誘うバーナムですが、注目したいのはその歌詞です。夢を語るバーナムと現実を見るフィリップは対照的で、彼らの性格を表しています。またお酒を飲みながらの男性2人の曲ということでかっこいい曲調となっています。

夢を語るバーナムは「Stay in the cage, or you'll finally take the key.Oh, damn! Suddenly you're free to fly.It'll take you to the other side(檻の中に留まるのかい?それともやっと鍵を持ち出すかな。ああ、なんてことだ!急に君は自由に飛べるんだ。君を向こう側へ連れて行ってあげるよ)」とフィリップを誘います。

そんな提案にフィリップは惹かれながらも、「Well I hate to tell you, but it just won't happen.So thanks, but no.I think I'm good to go(悪いがそれは不可能だ。ありがとう、でも答えはノーだ。僕はこのままでいいと思っているんだ)」と返します。この時点でバーナムは成功はしていますが、評論家からの酷評などもあり社交界ではバカにされていたのです。フィリップはそこに落ちたくはないと考えていました。

しかし、思い直したフィリップは取り分交渉の末にパートナーとなることを承諾します。サーカスはどんどん有名になり、社交界で認められているフィリップのもとにイギリスのヴィクトリア女王から会いたいという手紙が届きます。不安も持ちながらメンバー全員で女王を訪れますが、女王からの評判も良く面会はうまくいくのでした。

挿入曲一覧⑤ Never Enough

5曲目は実在したオペラ歌手である、ジェニー・リンドの曲「Never Enough」です。ヴィクトリア女王面会の際に彼女に出会ったバーナムはアメリカでコンサートを開きたいと伝えます。なぜ自分を誘うのか聞いたリンドに、バーナムは「自分は楽しい夢を売っているから、一度は本物を見せたい」と答えました。その答えに納得したリンドは提案を受け、コンサートを開催します。

力強く美しい歌声は劇中の観客も、実際に映画を見ている観客も、どちらの心も揺さぶるものでした。「Never be enough(絶対満足できないわ)」という言葉は曲名だけでなく、歌詞にも何度も出てきます。歌手として成功している彼女から出てくるには少し、ネガティブな響きですが、それはバーナムに向けての言葉ととることもできます。

アメリカにとどまらず、世界巡業を始めた2人ですが、リンドはバーナムに惹かれていきますが、あくまでもバーナムが見ているのは彼女自身でなく彼女の歌声です。それを悟ったリンドはコンサートの最後にバーナムにキスをし、舞台を降りてしまいます。この曲はスポットライトや星では満足できないというのは、いくら成功しても好きな人の心が手に入らないなら満たされない、という意味にもとることができるのです。

挿入曲一覧⑥This Is Me

そして6曲目の「This Is Me」はゴールデングローブ賞を受賞しNo.1人気を誇る、多くの人に勇気を与えた曲となります。この曲は、リンドのコンサートのあとのパーティー会場に訪れたサーカスのメンバーをバーナムが追い出した際に歌われました。自分たちの居場所、活躍する場所を作ってくれたはずのバーナムに隠されてしまう、それでももう人々から逃げずに立ち向かっていくという曲です。

「This Is Me(これが私)」に歌詞には自分たちを蔑む人たちはもう気にしない、居場所があって自分たちだって栄誉ある人間なんだという思いが込められています。もう見られることも怖くない、悪いことをしているわけではないのだから謝らない、それがThis Is Meです。レティたちはこの「This Is Me」を歌いながらコンサート会場からサーカスへと戻り、批判する人々をもろともせずにショーを続けました。

挿入曲一覧⑦Rewrite the Stars

7曲目は「Rewrite the Stars」という、フィリップとアンの曲です。惹かれあう2人ですが、身分の差という壁があります。ある日、リンドのコンサートに招かれる2人ですが、そこでフィリップの両院に出くわします。彼らはアンのことを「メイド」だと侮辱します。そこでより身分の違いを思い知ったアンはサーカスに戻ります。追いかけたフィリップは君が欲しい、と訴えかけるのです。

「Rewrite the Stars」というのは運命を書き直すという意味です。運命を書き直して一緒にいたいというフィリップに対し、アンも彼を愛していると伝えます。しかし、そんな簡単にはいかない、自分たちは別れる運命なのだと返すのです。2人のお互いを思いながらもなかなか結ばれない、切ない曲になっています。

また、切ない素敵な曲の一方、その曲中ロープでのアクションが行われています。これはゼンデイヤ自身、スタントを使わず行うという、驚異的な運動申請を見せてくれています。曲と対照的な激しい芸にも注目しながらご覧ください。

挿入曲一覧⑧Tightrope

8曲目の「Tightrope」は、バーナム不在の中でチャリティが歌う曲です。曲中の「So I risk it all just to be with you.And I risk it all for this life we choose(だから私はリスクを賭けてあなたといることを選ぶわ。そしてリスクを賭けて私たちの選んだこの人生を生きることを)」という歌詞にもあるように、チャリティはバーナムのすることに反対をすることはなく、ただただ一緒にいることに幸せを感じていました。

この後、リンドとのスキャンダルも知り、家も抵当に入り実家に帰ってしまいますが、その時も彼の行動自体を否定するわけではなく、相談をしてもらえなかったことに失望するのです。チャリティは「相談してくれれば一緒に考えた」と訴えるのでした。お金の有無にかかわらず、彼を愛し支え、信じ続けたチャリティの愛の大きさが分かる曲となっています。

挿入曲一覧⑨From Now On

最後は「From Now On」という曲で、バーナムが初心に戻る転機となる曲です。サーカス、家族、全てを失ったバーナムは、昼間からバーでお酒を飲んでいました。そこにトム、レティをはじめとしたサーカスのメンバーがやってきて彼を励まします。酷い扱いをされたこともありましたが、サーカスという自分たちの家、居場所を作ってくれたバーナムにメンバーは感謝しているのでした。

サーカスの成功から女王との面会、リンドのコンサートによる社交界での称賛、などによりバーナムは目的を見失っていました。しかし、こういった成功は誰のためにしたかったのかとようやく思い出したのです。「From Now On These eyes will not be blinded by the lights(ここからはもう光に目が眩むことはないさ)」、そしてまた新しい約束をするために家族、チャリティを迎えに行き再出発を果たすのです。

グレイテスト・ショーマンの「This Is Me」を歌う歌手を紹介!

多くの人を感動させた「This Is Me」を歌うキアラ・セトルとは

曲一覧でご紹介した「This Is Me」を歌う髭女のレティ・ルッツを演じたのはキアラ・セトルです。彼女は劇中だけでなく現実の多くの人を励まし希望を与える存在となりました。そんなキアラはニュージーランドとイギリスのハーフで5人兄弟の長女として生まれました。SNSもやっており、劇中とは異なった素顔のキアラも魅力的です。共演者との写真も多く、チャーミングな一面も見ることができます。

「This Is Me」を歌うキアラの出演作品

そんなキアラはミュージカル『ヘアスプレー』の主演などを経て、2011年『プリシラ』でブロードウェイデビューを飾ります。その後もブロードウェイミュージカル『ハンズ・オン・ハードボディ』への出演、2014年~2015年の『レ・ミゼラブル』などにも出演します。「This Is Me」の素晴らしい歌唱力はミュージカルでの活躍の賜物です。その他テレビドラマや映画『幸せをつかむ歌』などにも出演しています。

「This Is Me」のメイキング映像は必見!

また、「This Is Me」は一覧での劇中の曲だけでなくメイキング映像も話題となりました。それはまだ映画の製作が決まっていない段階でのキアラの歌を披露するワークショップでの映像です。劇中のレティと同じく、キアラも自分に自信がなく歌うことが怖い状態でした。そんな中での歌の披露に途中でヒューの手をつかみます。そんな彼女とその歌声にヒューも涙を浮かべ、ワークショップとは思えない迫力に拍手喝采となるのでした。

グレイテスト・ショーマンの歌は口パクなのか?

多くのミュージカル映画が口パク

ミュージカル映画は基本的に前もって歌のレコーディングをしており、実際に演技をする際にその曲を流して口パクをします。口パクとはいえ、基本的にその歌自体は演じる俳優が歌っていることが多いのでご安心ください。しかし、その口パクが自然になるように意識をしすぎて演技に集中しにくくなってしまうという難点もありました。一方で口パクを気にしなくても不自然になり厳しい評価をされてしまうことも多々あります。

口パクを感じさせない演出

そんなミュージカル映画が多い中でグレイテスト・ショーマンは演出によって不自然さをカバーし、演技に集中できるようにしています。曲の場面では口元をアップで撮りすぎずに遠めの位置での撮影やシルエットなどの映像により気にならなくしています。アップの場面ではゆっくりした曲調の時など工夫も見られます。それにより、違和感もなく口パクとは思えない迫力の映像となっています。

グレイテスト・ショーマンの曲や挿入歌まとめ!

ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』の「This Is Me」をはじめとした曲一覧をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。今回の一覧に曲は載せていませんがバーナムとチャリティの2人の娘が歌う「A Million Dreams」はとても可愛らしく、リンドの最後のコンサートでの「Never Enough」はとても切なく感動的です。有名な「This Is Me」以外も名曲だらけですので、ぜひ映画や歌詞と合わせて聴いてみて下さい。

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