2018年09月06日公開
2018年09月06日更新
グレイテスト・ショーマンのキャスト一覧!ベテラン俳優・名優や歌手を紹介
グレイテスト・ショーマンとは、2017年にアメリカ合衆国で制作され、日本では2018年2月16日に公開された、過去に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画です。グレイテスト・ショーマンのキャストは、主演俳優を「X-MEN」のウルヴァリン役で人気のヒュー・ジャックマンとして、そのほかにも数々の俳優やミュージカル俳優に歌手までそろえての豪華キャストで制作されました。グレイテスト・ショーマン解説とあらすじを一覧で、出演したキャストの紹介を一覧形式で紹介します。
目次
グレイテスト・ショーマンのキャストを一覧で紹介!
グレイテスト・ショーマンとは、2017年にアメリカ合衆国で制作され、日本では2018年2月16日に公開された、過去にアメリカ合衆国で実際に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画です。主演俳優を「X-MEN」のウルヴァリン役で人気のヒュー・ジャックマンとして、そのほかにも数々の俳優やミュージカル俳優に歌手までそろえての豪華キャストで制作されました。
その制作費用は$84,000,000で作成されたミュージカル映画ですが、その物語や、数々の歌手や俳優が歌い上げる音楽が人気を博し、最終的な興行収入は世界中で$432,577,352にもなりました。そんなグレイテスト・ショーマンというミュージカル映画はいったいどういった映画なのか、その解説とあらすじをネタバレも含めて一覧で紹介します。
グレイテスト・ショーマンとは?
グレイテスト・ショーマンのもともとの物語は、19世紀のアメリカで実在した興行師P・T・バーナムの活躍と成功を元にした物語です。興行師P・T・バーナムはコネチカット州ベサルで生まれた。彼の父は、宿屋兼商店の主人でした。しかし事業に失敗してから、数々の試練を乗り越えて、当時「珍しい」の影で社会から排斥されていた人物たちを見出し、見世物小屋を披露することに至ったのです。
最初に見世物にしたのは、160歳を超える年齢だと評判があった黒人奴隷の女性ジョイス・ヘスでした。それらの噂を聞きつけた彼は彼女を買い上げ、さらにちょっとした文句を付け足して人々の興味を引いていきます。やがてその嘘か真かわからない評判が多くの人々の興味を引いて、次々に興行を成功させていきます。最終的には、ヨーロッパの巡業を行い、かのヴィクトリア女王にも面会を果たします。
そしてグレイテスト・ショーマンの本編でもあったようにニューヨーク市にあった「スカダーのアメリカ博物館」を買い取り、「バーナムのアメリカ博物館」を設立するのです。その後も彼は、人々の噂や好奇の目に晒されて、暗がりへと追いやられ、または自ら影に潜んでいる人々を呼び込み、当時のアメリカでは排斥されていた「インディアン」「ひげ女」「狼男」などのフリークスをサーカスの舞台の上に呼び込んでいくのです。
この辺りはグレイテスト・ショーマンでもえがかれたとおりの輝かしい経歴を治めます。後の興行師P・T・バーナムは「地上最大のショウ」現在の「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」を設立します。サーカス団の規模拡大に伴い、馬車での移動では全米中の興行が困難となり、その解決策としてサーカス業界初の興業列車発案します。このサーカス列車は、他のサーカス団で採用されています。
そんな奇想天外かつやり手の興行師P・T・バーナムの栄枯盛衰を描き、数々の俳優と歌手をキャストに起用して作成されたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」は数々の人々から賞賛されます。そんなグレイテスト・ショーマンのあらすじを、一覧形式でネタバレも含めて紹介します。
グレイテスト・ショーマンのあらすじをネタバレ!
あらすじ一覧:チャリティとの生活!
貧しい服屋の息子だったP・T・バーナムは、服の仕立てに入った上流階級の家で、令嬢のチャリティと出会います。時折秘密の逢瀬を重ねますが、彼女は寮生の女子学校で、P・T・バーナムは父親が死亡して身寄りのない子供のようにして暮らします。しかしそのなかでも夢を描くことを忘れず、必死に働いて大人になります。そして立派な服装を来て、当時は隠れて合うしかできなかった家に、堂々と入って行きます。
父親は彼女を同じような上流階級の家へ嫁がせようとしていましたが、本人のチャリティがそれを望み、そしてP・T・バーナムとともにカバン一つで家を出ていきます。そこからP・T・バーナムとチャリティの結婚生活が始まります。ニューヨークで生活を始めた二人の、P・T・バーナムの胸の中で揺れ動く迷いを、支えるようにして希望に奮い立たせるチャリティとのデュエットは実に素晴らしいものです。
チャリティに支えられ、そして二人の娘に恵まれて、P・T・バーナムは就職して働きます。自分の考えを実現できればと会社に売り込みに行こうとしますが、その貿易会社も会社の貿易船が沈没してしまい倒産、社員全員が解雇されてしまいます。しかしP・T・バーナムはあきらめません。なんと彼は沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から資金を借り、事業を開始するのです。
あらすじ一覧:奇妙な美術館!
ないはずの物を担保にして開始した事業は、「バーナム博物館」です。世界中のあらゆる珍品や希少動物の剥製などを集めた博物館です。しかしその事業は振るいませんでした。落胆するP・T・バーナムでしたが、彼は娘から「生きていない」といった言葉をヒントにして、「生きている博物館」を考え付くのです。
思いついたがはじめ、P・T・バーナムの行動は早かったです。まず彼は、町中をかけずりまわり、様々なうわさを集めます。それは実に奇妙なうわさ話です。科学により神秘にメスがかかり始めた19世紀にはいるはずのないとされていた、「小人」「狼男」「巨人」などといったまるで童話に登場するキャラクターを噂を頼りに探しはじめました。そして、そんな噂通りの人々をP・T・バーナムは見出していきます。
「小人」は小人症により大人になっても身長が腰ほどの高さしかない男性、「狼男」は現代ではホルモンバランスにより全身に毛が生えるようになった男性、「巨人」も同じように現代医学ではなんてことのない体内の分泌乙物の不具合によるただの症状だったのです。しかし彼らは醜いとされ、人々の好機の目から隠れて生きてきました。社会からあぶれた浮浪者もフリークスを排除していました。
そんな社会情勢のなかでP・T・バーナムは、彼ら一人ひとりを探し出し、彼らをスターにしていくのです。部屋にひきこもっていた小人症の男性を馬に乗せて立派な軍服を着せて、音の出る鉄砲を持たせてサーカス小屋のなかを歩かせるのです。もう誰も彼を小さいからと卑下せず、見上げるのです。
女性が集まる洗濯場のさらに奥、さらにはシーツで間仕切りをして女性からの視線も避けていたヒゲが濃い女性は、素晴らしい歌声を持ち合わせていました。その歌声につられてP・T・バーナムは彼女を舞台の中心に立たせます。見世物小屋を見に来た人々の目に最初は怯えていましたが、P・T・バーナムに肩を押されてその歌声を披露します。
あらすじ一覧:生きている美術館
こうしてP・T・バーナムが始めた「バーナム博物館」は、最初の閑古鳥が鳴いていた状況など見る影もなく、次々に成功させていきます。そのうわさを聞き付けた陰に隠れていたフリークスも次々にP・T・バーナムの元に集って来ます。その一人一人とP・T・バーナムは契約を交わし、人々の興味を引く宣伝文句を掲げて舞台にあげていきます。そのたびに多くの人々が彼らを見に博物館にやって来ました。
博物館に来た人々はみな、舞台の中央で歌うひげ女、馬に乗った男性、巨人のような男性を見上げて、遺憾なき喝さいを浴びせます。こうして博物館は社会から排除されていた人々が、顔をあげて生きていくことができる場所となったのです。
あらすじ一覧:批判を逆手に取る
しかし大盛況を治めるバーナム美術館でも、醜い人々を見世物小屋にするなど市民の中には「街の恥さらし」と激しい抗議活動をする者も現れます。新聞記者のなかには、P・T・バーナムをはじめ、バーナム美術館のことを名指しで批判する記事を書く者もいました。激しい批判の的にされたP・T・バーナムですが、彼はそれらすらも逆手に取ります。なんと、「批判記事を持って窓口に来れば料金を割引にする」といったようにしたのです。
新聞記事を取っている人と言えば、当時は比較的に生活に余裕がある人々です。多くの娯楽のなかでわざわざ歪んだものを見ることはありませんでしたが、その宣伝文句のおかげでさらに多くの客を呼び込むことに成功します。こうしてP・T・バーナムをはじめ、多くの団員は「バーナム美術館」を大成功させます。
あらすじ一覧:飛ぶ鳥落とす勢いで大成功
P・T・バーナムの野望はまだまだとどまることはありません。美術館の成功により、バーナム一家も裕福にはなったものの、上流社会からは単なる成り上がりの怪しいペテン師親子という扱いしかされませんでした。そこでP・T・バーナムは、上流社会で成功を収めている劇作家のフィリップ・カーライルと出会い、彼をショーの演出家にスカウトします。
はじめはP・T・バーナムのことを胡散臭いペテン師として見ていましたが、彼に野心や野望を刺激されます。P・T・バーナムとフィリップ・カーライルの一緒に活動をしようとするスカウトのシーンに流れる音楽は、軽快なやりとりと、俳優であるヒュー・ジャックマンとザック・エフロンの二人のキレッキレのダンスは実に軽快で交渉を織り交ぜつつも飽きさせないミュージカルになっています。
あらすじ一覧:上流階級のコネを使って更なる大躍進
フィリップは工場売り上げの10%を取り分として契約します。そしてフィリップの人脈から、P・T・バーナムのショーを講演する場所はさらに広がります。もうニューヨークの劇場一つだけでは収まりません。なんとヨーロッパの興業の末にショーの仲間を連れてヴィクトリア女王に拝謁する名誉まで賜ったのです。
こうして大躍進を重ねるP・T・バーナムは、さらに欧州随一のオペラ歌手とほまれ高いジェニー・リンドと出会います。彼女の歌唱力は本物であり、彼女をアメリカに読んで公演すればいままで自分達をペテン師と呼んでいた上流階級の人々にも通じることができます。P・T・バーナムはいままでと同じように、しかしかつて自分達をペテン師と呼んだ上流階級へ食らいつく野心を持ち、彼女に近寄ります。
あらすじ一覧:転落
P・T・バーナムが思い描いた通り、ジェニー・リンドの公演は大成功を治めます。しかしその傍らで、かつてのショーのキャストたちを軽んじるようになります。P・T・バーナムがもてはやされるディナーの席に、キャストたちの居場所などないと、P・T・バーナムは彼らを影に追いやろうとします。そのときのキャストたちの落胆は大きなものだったでしょう。キャストたちは劇場以外で生きていける場所など、19世紀にはありません。
しかし過去の影に追いやられる生活など考えられません。キャストたちは憤り、しかしこの輝かしい世界でしか自分たちは生きられません。本物の家族に疎まれて生きて来たかれらにとって、バーナム博物館の仲間達が本物の家族だったのです。キャストたちは懸命に劇場を盛り上げようとしますが、P・T・バーナムがいない劇場は次第に人気が落ちていきます。
さらにP・T・バーナムはジェニー・リンドとのアメリカ公園を重ねて、妻と娘二人を置いて講演に集中します。大盛況な公演でしたが、けれどジェニー・リンドには彼が自分をパートナーとしてではなく、自分が彼に望むパートナーとして見てくれることはないだろうと決別します。さらにその意趣返しに、舞台のうえでジェニー・リンドはP・T・バーナムにキスをします。現場に居合わせた新聞記者たちはスキャンダルだと取り上げます。
さらに不幸は重なります。なんとバーナム博物館として公演していた場所に、フリークスを排斥する者達が押し寄せ、彼らの居場所を焼き払ってしまったのです。P・T・バーナムや多くのキャストたちの居場所も消えてしまいます。失意のどん底に陥ったP・T・バーナムですが、そんな彼らに今までの仲間達が寄り添います。副団長のフィリップ・カーライルの申し出により、P・T・バーナムは再び立ち上がるチャンスを得るのです。
サーカスの仲間たちの懸命な説得と、彼らが自分を頼りにする眼差しに、P・T・バーナムは初心を思い出します。新聞のスキャンダルを読んで出て行った妻と娘を迎えに行くために、列車に乗りに行きます。その時のミュージカルソング「From Now On」は多くの人々に評価されています。
こうしてP・T・バーナムは家族を取り戻し、新たな工業を開始します。場所はなにもない広い場所を安く借り上げて、そこに巨大なテントをたてて、野外サーカスとして新たに蘇るのです。こうして、P・T・バーナムの物語を描いたグレイテスト・ショーマンはおわります。
グレイテスト・ショーマンのキャストをベテラン俳優から歌手まで一覧!
ヒュー・ジャックマン:P・T・バーナム役
グレイテスト・ショーマンの主人公であり、グレイテスト・ショーマンのメインキャストとして数々の歌をうたいあげ、その歌唱力を披露したのは俳優のヒュー・ジャックマンです。ヒュー・ジャックマンといえば、アメリカで人気のマーベル・コミック、超能力者が活躍するX-MENシリーズの主人公ウルヴァリンを演じたことで有名です。多くの人々は、彼がキャストを演じた主人公ウルヴァリン像を想像するでしょう。
その通り、当時のウルヴァリンの時の野性的かつ暴力的で、体に仕込まれた絶対に壊れない鉱物アダマンタイトで作られた刃が似合うような鋭さを持った俳優でした。ウルヴァリンの役を演じるために、ベンチプレス140kg、レッグプレス480kgを持ち上げられる程の筋力を身に着け、彼自身は禁煙家ですが葉巻を吸いう、野蛮な演出もされていました。しかし、グレイテスト・ショーマンをみた人々は彼のイメージを一新したことでしょう。
出典: https://ciatr.jp
雄たけびを上げていた喉から繰り出される歌手顔負けな見事なテノールボイスに加え、いままでのアクションシーンで披露していた周囲を圧倒する暴力的な動きをダンスして、グレイテスト・ショーマンをP・T・バーナムと共に成功させたのです。そんなヒュー・ジャックマンは、実に多彩な俳優です。ピアノやギター、バイオリンなどなど楽器をたしなみ、グレイテスト・ショーマンではそのリズム感や音程を披露していました。
また映画で俳優として成功する以前は。ミュージカルにも出演していた過去があり、ウォルトディズニーの映画で数々の歌で有名な「美女と野獣」にも出演しており、そこでも人気を博しています。また「ニューヨークの恋人」のレオポルド役、「ヴァン・ヘルシング」のガブリエル・ヴァン・ヘルシング役、さらに声優として「ハッピー フィート」のメンフィス役など、俳優として以外にも精力的に活動し数々の映画に出演しています。
ザック・エフロン:フィリップ役
出典: https://ciatr.jp
元々はオペラなどの演出家として人気を博し、貴族たちとやんごとなき付き合いをしていたフィリップ役を演じたのは、俳優のザック・エフロンです。フィリップは、グレイテスト・ショーマンにてP・T・バーナムによって貴族と付き合い安定した生活を送るために封印していた野心や冒険心を刺激されます。そして、運営するサーカスの副団長に就任し、彼の手腕を持ってしてサーカスを盛り上げていきます。
グレイテスト・ショーマンでも、団長のP・T・バーナムと共に、彼に負けない動きと歌唱力を披露しました。彼が初めてグレイテスト・ショーマンの映画中で共演する「The Other Side」は見ている観客のなかでくすぶっている火すらも燃え上がらせる盛り上がりを見せてくれます。フィリップ役を演じた俳優のザック・エフロンは、なぜそれほどまでの歌唱力を見せるのか?それもそのはず彼はミュージカル出身の俳優だからです。
ザック・エフロンのミュージカル俳優としての活躍は、2006年1月にディズニー・チャンネルで初上映された、青春ミュージカルテレビ映画「ハイスクールミュージカル」から始まります。トロイ・ボルトンのキャストを演じ、映画ハイスクールミュージカルのサウンドトラックを収録したCDはアメリカでベストセラーアルバムの一つになっています。さらにその後もミュージカコメディ映画「ヘアスプレー」にもキャストで出演しています。
こうしてミュージカル関連のドラマや映画にキャストとして出演を果たした彼は、後々に「セブンティーン・アゲイン」のマイク・オドネル役、「ニューイヤーズ・イブ」のポール役、「ネイバーズ」のテディ・サンダース役、「ベイウォッチ」のマット・ブロディ役などなど数々の映画に出演し、人気を博します。そしてグレイテスト・ショーマンにてそれらのミュージカル俳優としての才能を遺憾なく発揮したのです。
ミシェル・イングリッド・ウィリアムズ:チャリティ・バーナム役
洋服店の父親に連れられてやってきた屋敷にて、幼いP・T・バーナムが出会う良家の令嬢チャリティ役を演じたのは、俳優のミシェル・イングリッド・ウィリアムズです。彼女もまたグレイテスト・ショーマンの序盤から登場し、安定した生活よりもP・T・バーナムとの生活を選び、ニューヨークで新たな生活を気づきます。良家の令嬢としての生活から解放され、愛する夫と繰り広げる歌はまさにこれからの生活に希望を見出した歌でした。
出典: https://ciatr.jp
あらすじにもあったようにP・T・バーナムがサーカスの団長として成功をおさめ、数々の名誉を獲ていきます。いつしか冒険心が、社会の上位で安穏とした生活をしている人々への対抗心へと変化していくのを、チャリティ・バーナムは気づいていました。やがて決定的な事件が起こり、グレイテスト・ショーマンのなかで彼女は子供二人を連れて実家に帰ってしまいます。しかし苦境から本来の自分を取り戻した夫に再び人生を託します。
グレイテスト・ショーマンのメインキャストでありながら、グレイテスト・ショーマンのメインで描かれるサーカスの場面とは違い、夫や家庭を支える妻として夫の変化や葛藤を繰り返していきます。他のキャストがグレイテスト・ショーマンのミュージカルとしての部分を華々しく演出する歌手たちならば、彼女はミュージカル部分に合わせて映画としてのグレイテスト・ショーマンをも支える人物となる重要なキャストです。
重要なキャストを演じたミシェル・イングリッド・ウィリアムズは、アメリカでも有名な俳優で、映画やドラマでのキャストとしてのキャリアは14歳の子役時代からさかのぼることができます。「名犬ラッシー」のエイプリル・ポーター役でデビューを飾り、「スピーシーズ 種の起源」では少女時代のシルを演じました。その後も「Go!Go!チアーズ」のキンバリー役、「16歳の合衆国」のジュリー・ポラード役と経験を積みます。
やがて「ブロークバック・マウンテン」にてアルマ役のキャストを演じて、アカデミー助演女優賞ノミネート、英国アカデミー賞助演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートと多くの評価を獲得します。その後「マリリン 7日間の恋」のマリリン・モンロー役、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のランディ・チャンドラー役、「ヴェノム」のアン・ウェイング役など数々の映画に出演する人気俳優になります。
レベッカ・ファーガソン:ジェニー・リンド役
グレイテスト・ショーマンのあらすじ一覧にもあったように、いままでの隠されてきた人ボトを華々しく演出していたサーカスとは違い、上流階級の人々にその歌唱力を評価されていたジェニー・リンドは、その才能をP・T・バーナムに見初められ、彼が上流階級へ反旗を翻す役目として歌いました。そんなジェニー・リンドという人物は、過去に実在していた歌手のヨハンナ・マリア・リンドを元としています。
ヨハンナ・マリア・リンドはスウェーデンストックホル出身の19世紀において最も注目を集めたオペラ歌手です。ジェニー・リンドとしてよく知られており、しばしば「スウェーデンのナイチンゲール」とも呼ばれていました。そのジェニー・リンドを演じたのは二人の俳優と歌手でした。見た目を印象付ける役を演じたのは俳優のレベッカ・ファーガソンです。そして歌手としての彼女を構成したのは歌手のローレン・アレッドです。
俳優のレベッカ・ファーガソンは、グレイテスト・ショーマンで演じたジェニー・リンド役の元となったオペラ歌手ヨハンナ・マリア・リンドと同じスウェーデンストックホルム出身の俳優です。「ポゼッション」アマンダの役から映画デビューを飾り、その後も「ヘラクレス」のユージニア役、「ライフ」のミランダ・ノース役をこなして演技力を高めていきます。そしてグレイテスト・ショーマンにてそららの経験を遺憾なく発揮します。
2015年に上演されたアメリカ合衆国のスパイアクション映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」では、主人公のイーサンの命を助けて登場し、イーサンと敵対しているはずの「シンジケート」の構成員である謎の美女イルサを演じます。そして2018年のシリーズ第6作目「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」のキャストにも彼女の名前があり、同じイルサ・ファウストのキャストとして再登場を果たします。
グレイテスト・ショーマンのあらすじ一覧であったように、にてオペラ歌手として登場して、華々しく上流階級の人々にもてはやされ、P・T・バーナムによって自分が望んでいるパートナーとして見られていないことがわかり落胆する、しかしそれでも逆に彼に意趣返しをする強さを持つジェニー・リンドとミッション:インポッシブルの二作品で、彼女の俳優としてのアクションや演技を比較して楽しんでみてください。
そしてジェニー・リンドのオペラ歌手としてグレイテスト・ショーマンのなかで歌っていたのは歌手のローレン・アレッドです。歌手として活動される彼女は「Loren Allred(ローレン・オールレッド)」という名前でも呼ばれています。アメリカの新人歌手発掘番組「TheVoice」にてその歌唱力をアメリカ全土に知らしめました。まだ新人歌手として活動中の彼女ですが、グレイテスト・ショーマンで歌った通りの大型新人歌手です。
キアラ・セトル:レティ・ルッツ役
グレイテスト・ショーマンのあらすじ一覧ではそれまで、醜い、歪んでいる、異常だとされ、世界に隠されてきた人々がP・T・バーナムのサーカスという舞台ではじめて表舞台に立つ主役となりました。自分がこの世界の異物だと考え、周囲から排斥されてきた人々が、顔をあげて前を見ることを教えたのです。そのなかの一人が、レティ・ルッツでした。彼女は女性でありながら、濃いヒゲを生やしていたのです。
そんなレティ・ルッツ役ですが、彼女にも元になった人物がいます。グレイテスト・ショーマンに登場するレティ・ルッツの元になった名前はアニー・ジョーンズという名前の女性です。
映画でレティ・ルッツが登場したときは、その素晴らしい歌唱力を持ちながらも、洗濯場の奥、誰もが彼女の姿を見ないようにシーツで目隠しされた奥に隠されていました。自分が醜い異物だと思っていた彼女は、P・T・バーナムにその歌声を評価され、サーカスのスター歌手としての新たな人生を開始します。物陰の暗がりにかくれて歌っていたのとは違い、観客の喝さいの中で思いっきり歌うレティ・ルッツは実に嬉しく楽しそうでした。
それゆえに、グレイテスト・ショーマンのあらすじ一覧でもあったように、P・T・バーナムが徐々にサーカスをくらがりへと押し込めようとしていたときは、人一倍のショックと憤りをあらわにしています。そこからレティ・ルッツを含めた境遇を同じくする多くのサーカスの団員がメインで歌い上げる「This Is Me」は実に圧巻です。そんな歌唱力を見せたひげ女ことレティ・ルッツを演じたのは歌手のキアラ・セトルです。
彼女もグレイテスト・ショーマンにいるかずかずのミュージカル出身の歌手と同じく、ミュージカル畑で名をあげて来た歌手です。日本ではあまりなじみのない歌手ですがその実力はたしかなもので、ブロードウェイにて数々の演目のキャストとして選ばれています。さあにグレイテスト・ショーマンにて歌った「This Is Me」では第75回ゴールデングローブ賞の最優秀主題歌賞に輝きました。
グレイテスト・ショーマンの評価を紹介!
音楽が魅力的!
グレイテスト・ショーマンをいろどる演出のなかで、一番の注目されているのは豪華キャストによる数々のミュージカルソングです。そのどれもが高い評価を得ており、グレイテスト・ショーマンを見た人々のほとんどがその音楽について触れています。あらすじ一覧で書いた曲以外にも、素晴らしい曲がグレイテスト・ショーマンのなかでは華麗に演出されています。
グレイテスト・ショーマンの音楽の魅力に触れる人々はみな、グレイテスト・ショーマンの音楽を近所への音漏れしない場所や設備で、思う存分大音量で聞いて欲しいとコメントしています。是非ともその助言を心にとめて、グレイテスト・ショーマンをごらんください。
シンプルに楽しめる!
P・T・バーナムの数奇な人生を描いた物語ですが、そのストーリーは実に軽快なものです。ミュージカルの合間に、P・T・バーナムが次々とその思い付きを実現していき、成功していきます。
その様子は、ミュージカルとともに楽しむことができます。シナリオとミュージカル、どちらも高品質な作品なために、シンプルに称賛する声が多いです。
グレイテスト・ショーマンのキャストまとめ!
グレイテスト・ショーマンのあらすじを紹介してから、グレイテスト・ショーマンのキャストを一覧で紹介しました。グレイテスト・ショーマンの主人公P・T・バーナムを演じた俳優ヒュー・ジャックマンは歌手顔負けな素晴らしい歌唱力を発揮して、グレイテスト・ショーマンの世界観を見事に華やかに演出しました。その周囲を固めた数々の俳優や歌手のキャストたちも、人気映画に押し上げた要因だとお判りいただけたでしょう。
グレイテスト・ショーマンに登場するキャストたちがそれぞれの葛藤や心境を、ときに華やかに歌いあげ、その苦しみを涙が流れそうな切ない歌に歌いあげ、物語に深みや表現を最大限に活かしていました。そんなグレイテスト・ショーマンを今回の記事を読んで気になった方は、是非ともグレイテスト・ショーマンをごらんください。そのキャストたちが歌い上げる音楽も楽しめるように、防音室かヘッドフォンなどの着用をお勧めします。