ターミネーター2の子役・エドワード・ファーロングの現在!美少年が劣化して別人?

ターミネーター2のジョン・コナー役で爆発的な人気を博した美少年、エドワード・ファーロングが現在劣化著しいと大変話題です。ハリウッドで活躍した子役がその後転落するさまは今までも数多くみられていましたが、彼もその子役の一人としてカウントされてしまっています。何故ここまで劣化してしまったのか、ターミネーター2から現在までに至るまでいったい何があったのか、彼にまつわるトラブルや出来事とともに紹介していきます。

ターミネーター2の子役・エドワード・ファーロングの現在!美少年が劣化して別人?のイメージ

目次

  1. ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在を徹底調査!
  2. ターミネーター2とは?
  3. ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングとは?
  4. ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在は美少年が劣化して別人に?
  5. ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの映画の出演作品から劣化を考察!
  6. ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在まとめ!

ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在を徹底調査!

ハリウッドでは幼いころから大舞台で成功し、輝かしい世界に足を踏み入れた子役たちがたくさんいます。しかしそんな彼らがたどるのは、決して栄光の道だけではありません。子どものころから多大なる名声と巨額の富を手にしてしまったことによってかえって転落の人生を送ってしまった子役の一人、ターミネーター2のジョン・コナー役、エドワード・ファーロングについて紹介してまいります。

1991年爆発的なヒットを飛ばし、現在も非常に人気の高いターミネーター2にて、アーノルド・シュワルツェネッガーやリンダ・ハミルトンとともに主演を務めた子役エドワード・ファーロングは、当時少し不良っぽい美少年として一躍時の人となりました。しかしその後はアルコール依存や薬物依存に苦しみながら、リハビリ施設の出入りを繰り返していました。

映画『ターミネーター2 3D』公式サイト

ターミネーター2とは?

前作『ターミネーター』から7年の歳月を経て、続編の登場

ターミネーターは1984年、若干27歳ジェームズ・キャメロン監督がわずか650万ドルという低予算で制作したB級アクション映画でした。それが予想以上の大ヒットとなり、多くのファンから続編を望む声が上がっていました。しかし権利関係の問題で、しばらく続編が制作されることはなく、6年も経った1990年にやっと新たに制作されることが決まったのです。

ターミネーター2は、人類と機械の戦争が続く近未来からそれぞれ敵対している勢力が現代へアンドロイドを送り込み、未来においてキーマンとなるジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を巡る戦いを描いています。

興行成績や受賞歴など

監督はもちろん前作と同じくジェームズ・キャメロン。1991年7月公開で、製作費は約1億ドル。全世界での興行収入は5億6千万ドルを超えたとされています。また同年のアカデミー賞では「視覚効果賞」「メイクアップ賞」「音響効果賞」「録音賞」を受賞し、また他にも様々な賞を受賞しています。

ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングとは?

エドワード・ファーロングのプロフィール

本名はエドワード・ウォルター・ファーロング、カリフォルニア州グレンデール出身の俳優です。1991年ターミネーター2で子役としてデビュー。1977年8月の生まれですので、現在41歳です(2018年8月現在)。

エドワード・ファーロングは父親の顔を知らずに育ちました。またエドワードは母親ともうまくいっておらず、母親が再婚し、義理の父親や義理の兄弟とも一緒に暮らしたくなかったということもあり、家を出て、叔父と叔母と一緒に暮らしていました。

ちなみにそんなエドワード・ファーロングの母親は、家出した当時はエドワードを放置していたのですが、ターミネーター2で大成功を収めたことを知り叔父と叔母のところに来て、エドワード・ファーロングの養育権を主張する起訴を起こしています。どうであれ、あまり家族には恵まれていなかったことが分かります。

エドワード・ファーロングがターミネーター2に出演することになったきっかけ

そもそもエドワード・ファーロングは、ターミネーター2に出演する前は全く役者の経験はありませんでした。

ターミネーター2の製作が決まり、主役以外のキャスティングが進む中、ジョン・コナー役は当初多くの子役俳優のオーディションで決定する予定だったのです。しかし最終的にその役を射止めたのは、経験ゼロながらも『ほかの子役にはないリアリティがある』と評価された美少年エドワード・ファーロングでした。

そもそもターミネーター2のジョン・コナーは、小さなころから母親サラ・コナーから偏った教育を受けていた上、その彼女が精神病者として警察病院へ収容されている境遇で、非行に走る日常を送っていたという設定です。そしてプロフィールでも紹介したように、ただの美少年ではなく、そんな「不良」のリアルを持っているエドワード・ファーロングは、まさにジョン・コナー役にうってつけの人材だったのです。

当時ターミネーター2のキャスティング担当者マリ・フィンは、ジョン・コナーの父親役であるマイケル・ビーンと母親役のリンダ・ハミルトンに似た少年をさがっすべく、あちこちのボーイズクラブを訪問していました。その際にたまたま地元のボーイズクラブでバスケットをしていた美少年を偶然見つけ、その場でオファーしたというエピソードがあります。それがエドワード・ファーロングなのです。

エドワード・ファーロングの評価と役者としての人生

エドワード・ファーロングはターミネーター2に出演した翌年、ホラー映画『ペット・セミタリー2』、『アメリカン・ハート』に出演、その後も『母の贈りもの』『リトル・オデッサ』など大物俳優との共演が続きます。1998年には初のコメディー『I love ペッカー』も好評で、周囲からは「天性の役者」と絶賛されておりました。

また日本での人気は海外を凌ぐものがあり、様々な商品展開がありました。「Hold on Tight」というアルバムで歌手デビューを果たしていますが、それは日本のみでのデビューです。また1992年には「ホットヌードル」のテレビCMに学ラン姿で出演していました。当時この少し陰のある美少年に、日本の女性たちは大変熱狂していました。

映画に出演すれば「素晴らしい!」と方々から称賛されるエドワード・ファーロングでしたが調子が良いのはキャリアだけでプライベートはみるみる荒れていきます。

ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在は美少年が劣化して別人に?

当時栄華を誇っていたハリウッドスターの今が公開される度、その劣化ぶりに話題が集まりますが、奇跡の美少年エドワード・ファーロングのもその一人と言って間違いないでしょう。

これはターミネーター2に出演していたころの写真です。幼いながらも整った顔立ちと魅力的な演技で視聴者から人気を博していたエドワード・ファーロングです。

そしてこちらが、現在の写真です。見ての通り、でっぷりと腹が飛び出し、顔も三重あごでむくんでいる様子です。そのあまりの劣化ぶりに、実は背中にチャックがついているのでは?とまでいわれる始末です。

かつてターミネーター2で世界中の女性を虜にしたこの美少年が、何故現在このように劣化してしまったのでしょうか。そんなエドワード・ファーロングのこれまでの出来事を振り返ってまいります。

有名子役がアルコール依存、薬物依存に至るまで

エドワード・ファーロングは16際の時、映画『母の贈りもの』でセット・チューター(子役の過剰労働を撮影現場で見張る人)を務めていた13歳年上の女性ジャクリーン・ドマックと付き合い同棲を開始します。実はこの年は、今まで家出をしたエドワード・ファーロングを放置していた母親が法定後継人に名乗りを上げ、法定後継人が叔母から母親に移行した年でもあります。

エドワード・ファーロングはそんな母親から自分の稼いだギャラを守るために、彼女と同棲を開始したとも言われています。

しかしそんな二人も、エドワード・ファーロングが22歳になった頃に破局。当時『デトロイト・ロック・シティ』で共演した若い女優と交際を始めたことが理由でした。ジャクリーンは若い女に乗り換える形で捨てられたことに激怒し、事実婚であったと主張し慰謝料を請求する裁判を起こします。そしてその頃から、エドワード・ファーロングのアルコール依存や薬物依存が酷くなりました。劣化が始まったのもこの頃と言われています。

リハビリ施設入所と逮捕を繰り返すように

その後エドワード・ファーロングは2000年に薬物依存症とアルコール依存症でリハビリ更生施設に入所していましたが、1か月で逃げ出してしまいます。それ以後にも無免許や飲酒運転を繰り返し、何度も逮捕されています。

2001年には薬物過剰摂取で死にかけているところを病院に緊急搬送されました。退院したその日に麻薬パーティを行ったり、無免許運転で逮捕されたその4時間後に飲酒運転で事故を起こすなど、1日に2度逮捕されるようなこともあります。

またちょうどその頃は『ターミネーター2』の続編、『ターミネーター3』の企画が立ち上がっており、彼にも製作側から熱烈なオファーがあったのですが、製作寸前にまたも違法薬物の関連で問題を起こしてしまい、降板。起死回生をかけたせっかくのチャンスであったのですが、自らの愚行で棒に振ってしまうのです。

レイチェル・ベラとの結婚、そして離婚

2006年4月にはインディ映画『ジミー・アンド・ジュディ』の撮影で知り合った7歳年下の女優レイチェル・ベラと結婚。同年には一児の父親となりました。しかしそれでも長年のアルコール及び薬物の依存症は治らず、2009年に妻レイチェルを殴ったとして逮捕、彼女からは離婚を離婚を申請されてしまうのです。

離婚の協議中であったさなかも、エドワード・ファーロングは彼女の家の前を車で何度も通ったり、自殺してやると脅すなどストーカー行為を繰り返します。加えてエドワードと面会後の子どもの体内から薬物反応が検出されたという検査報告も出てきて、エドワードは子どもとの単独の面会、接近を禁じられ、3年間の保護観察処分となってしまうのでした。

エドワードは「息子の親権を取得するために、彼女は手段を選ばない」といった旨の発言をしてレイチェルの主張を否定していましたが、もはやエドワードの周囲にその言葉を信じる者は誰もいなかったのです。ちなみに離婚は既に成立しましたが、金銭的な問題は現在もまだ解決されていないと言われています。

続く女性関係のスキャンダル

結局離婚成立までには5年近くもかかり、結婚期間よりも離婚協議期間の方が長かったエドワード・ファーロングですが、その間にも女性問題が絶えませんでした。例えば2012年ロサンゼルス空港で一緒にいた恋人にDVを働き逮捕され、2013年にも交際中の恋人に暴力をふるってまたも逮捕。更に同年では接近禁止令を言い渡されていたその恋人にストーカー行為を働きまたも逮捕されることとなりました。

実は彼はその頃、新作映画『other plans(原題)』の主役に抜擢されておりましたが、度重なる逮捕を受けて、製作側からクビにされています。数々のトラブルによってまたもチャンスを逃してしまうのです。

ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの映画の出演作品から劣化を考察!

さて、これまでエドワード・ファーロングの劣化に至る過程を紹介しました。ここからはターミネーター2から現在まで、彼の作品を通して、彼の劣化ぶりを時系列で紹介いたします。

ターミネーター2(1991年/14歳)

『ターミネーター2』出演時の画像です。当時は「ちょっと影のある、不良の美少年」として世界中から人気を集めました。複雑な家庭環境や生い立ち、そして「ボーイズクラブでバスケットをしているところをスカウトされた」というサクセスストーリーも、彼の人気を形作る一因であったのでしょう。

アメリカン・ハート(1992年/15歳)

ターミネーター2にの次に主演した映画で、前科持ちの中年男と思春期の少年の心の交流を描いたヒューマンストーリーです。この作品でもやはり役どころは「不良に走る少年」でした。

母の贈りもの(1993年/16歳)

肝っ玉母さんとその子どもたちの交流を描く、心温まるストーリーです。反抗期の長男役を見事に演じて見せます。しかし皮肉にも、この頃彼は前述の通り、実の母親について大変頭を悩ませていた時期でもあるのです。

判決前夜/ビフォア・アンド・アフター(1995年/18歳)

意図せずして犯罪を犯してしまった少年とその家族の心の葛藤を描いたサスペンスで、エドワードはこの犯罪を犯してしまった少年役を演じています。この頃はまだまだ生活も落ち着いており、美少年として順調に育っている様子がうかがえます。

アメリカン・ヒストリーX(1998年/21歳)

白人至上主義に傾倒する二人の兄弟を通して、現代アメリカに未だ蔓延する差別意識や貧富の差などの問題を浮き彫りにした社会派映画です。役柄上丸坊主にしていますが、髪があるときと比べてもまったく見劣りしません。本当の美少年は髪型など関係ないと、改めて思い知らされる作品だと評判です。

アニマル・ファクトリー(2000年/23歳)

顔立ちは非常に整っておるのですが、ややしわが深くなってきており、多少劣化の影が見えてきています。16歳のころから6年近く同棲していたジャクリーン・ドマックと別れた時期であり、アルコールや薬物への依存が大きくなってきた時期もあります。また彼はこの年に、薬物過剰摂取で緊急搬送されています。

マーダー・ネット(2002年/25歳)

インターネット犯罪の恐怖を描いたサスペンススリラーです。少し画像では分かりにくいですが、2年前のアニマル・ファクトリーと比べてさらにやつれている印象です。さらに言えば、ターミネーター2からは10年が経過しています。

悪魔と天使(2006年/29歳)

神の使いの名を語る悪魔を、その正体に気づいた元牧師が追うストーリーです。映画のパッケージを見ると多少精悍さが復活しているような印象を受けます。しかし実際にフィルムの映像を見ると、もちろん年齢による劣化というものもあるでしょうが、薬やアルコールの影響もあるでしょう、やはりちょっと顔の様子が変だと話題になりました。この頃にはもうメディアに出るたびに、彼の劣化が騒がれるようにもなっていました。

グリーン・ホーネット(2011年/34歳)

ターミネーター2から10年近くも経ち、エドワード・ファーロングも34歳になりました。もうすっかりおじさんです。上の画像はまだ取材用にだいぶ整えていますが、同時期の下の画像を見ると、だいぶ荒み、劣化している印象を受けます。

離婚協議中のレイチェル・ベラを散々ストーカーし、接近禁止令がだされていたころでもあります。

ギャング・イン・L.A.(2012年/35歳)

35歳ということですが、さらに劣化しています。少なくとも、ターミネーター2の頃のかわいいエドワード・ファーロングはもうどこにもいなくなってしまいました。

ウォールストリート・ダウン(2013年/36歳)

むしろ「おじさん」というカテゴリーで見ると、そこまでひどくないという意見もあります。ただどうしても、当時のエドワード・ファーロングがこんなおじさんになるとは誰も思いもしなかったでしょう。ちょうど新しい恋人にストーカーをして何度か逮捕されていた時期でもあります。

ターミネーター2の子役のエドワード・ファーロングの現在まとめ!

以上、エドワード・ファーロングの劣化ぶりについて紹介してまいりました。振り返ってみると、過去にはホーム・アローンのマコーレ・カルキン、スタンドバイミーのリバーフェニックスなどやはり子役で成功したスターが落ちぶれていく様は誰もが覚えていることでしょう。

離婚、奇行、逮捕と様々なスキャンダルを経るごとに著しく劣化していったエドワードですが、ひとたび映画に出演すれば、その演技には毎回称賛が集まります。現在目立った活躍は聞こえてこないですが、ぜひともその生活を改めて、またかつての輝きを取り戻すことを願っています。

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