バットマンの相棒・ロビンとは？二人の関係や演じている俳優も紹介

DCコミックから生まれたスーパーヒーローの一人に、バットマンがいます。ほかのスーパーヒーローとバットマンの大きくことなるところは、スーパーヒーローであるバットマンを演じるブルース・ウェインというアメリカ人男性には、他のスーパーヒーローのように特殊な能力がないところです。

ブルース・ウェインはアメリカ人の大富豪で、子供のころに両親を亡くしています。両親との突然のわかれは、ウェインにとってはかなりのショックなできごとで、トラウマとなっています。それもそのはずで、彼の両親である父トーマスと母マーサは、彼の目の前で強盗により殺されてしまうのです。

両親亡き後、ウェインは執事にあたるアルフレッド・ペニワースによって育てられます。ウェインがバットマンになる理由はひとつ、両親を殺した強盗犯に復讐するということです。どうやって彼らに復讐するかを研究し続けた結果、彼は蝙蝠をモチーフにバットマンというスーパーヒーロをを創り出すことに成功しました。

そんなバットマンと一緒に、悪に立ち向かって戦うスーパーヒーローにロビンという少年が出てきます。子のロビンという少年は、どうやってバットマンと出会ったのでしょうか。ロビンは一人だけなのでしょうか。今回はロビンに焦点をあてて彼の生い立ちからどうやってバットマンと出会ったのか、など詳しくご紹介します。

DCコミックのバットマンをベースに、バットマンは映画化されたり、アニメ化されたりしています。映画化されたバットマンだけでもかなりの作品数があります。そんなバットマンですが、「バットマンシリーズ」と呼ばれているものは、一般的にワーナーブラザースが1980年代の後半から手掛けた一連物のことを呼びます。

そのバットマンシリーズですが、2018年現在までに7作品作られています。1989年の第一作品は、ティムバートンとジョエルシュマッカーによる作品です。彼らの共同の作品は、その後、1997年のバットマン＆ロビン　Mr.フリーズの逆襲までの4作品作られます。

その間にロビンがバットマンシリーズに顔を出すのは、3作品です。その後、監督がクリストファー・ノーランに代わり、ダークナイト・トリロジーとして三部作品が発表されます。

コミック、映画、テレビとバットマンシリーズに出てくるロビンですが、一体どのような人物なのか知らない人も多いでしょう。今回は、ロビンがどのような人物であるのか、詳しく紹介します。初代ロビンの生い立ちや、実名、どんな俳優がロビンを演じてきたのか。そしてバットマンとの関係などに迫ります。

バットマンの相棒として描かれていることが多いのがロビンです。実際にロビンを創り出したクリエイターの一人が、英国の探偵小説として知られるシャーロックホームズにでてくるホームズの相棒であるワトソン役のようなものだと表現しています。バットマンは、内にこもりがちで自分の中身を見せない傾向があります。そのためにワトソンのような役が必要となりロビンが生まれました。

バットマンがロビンに向かって様々なことを語ることにより、バットマンのキャラクターを多くの観客につたえることができると考えたからです。つまりロビンという存在は、バットマンにとって犯罪に立ち向かうときの相棒でもありますが、バットマンという人物を観客に伝える時ためにロビンという相棒が、クリエイターたちにも必要になったといえます。

初代ロビンがどのような人物であるのかをご紹介します。初代のロビンになった人物は、ディック・グレイソンという少年です。8歳という設定で、かれはフラインググレイソンというサーカス団の一家の末っ子として生まれています。彼は、バットマンことブルースに育てられます。

そしてロビンとして犯罪と戦うときの相棒となります。初代ロビンは、その後、少年たちでつくるティーンタイタンズというグループのリーダーになり、さらにそこからナイトウィングという人物にまでなります。

ティーンエイジャーたちのグループがティーンタイタンズです。日本でもアニメーションが放映されていますので、名前を聞いたことがある人もいるでしょう。このグループとロビンの関係性ですが、初代のロビンが作っています。

ニューティーンタイタンズ、あるいはタイタンズと略されることがあるこのグループは、初代ロビンが結成しました。ロビンは胸にRをつけたおなじみのコスチュームで登場しています。タイタンズの仲間として有名メンバーにキッドフラッシュ、レッドアローなどがいます。

ナイトウィングと初代ロビンの関係性は、同一人物だということです。初代ロビンは、ティーンタイタンズとしてもリーダーとして活躍をしました。そして彼はティーンタイタンズのリーダーもバットマンの相棒としてロビンも辞任します。ナイトウィングという人物になったあともバットマンとともに活躍をしています。

ロビンのころのコスチュームとは違い、ダークなコスチュームを身にまとっています。ナイトウィングになったあともアクロバティックなスタイルには変わりはありません。

ロビンがバットマンの相棒になるには、ある出来事がありました。バットマンの両親はバットマンの目の前で殺害されてしまったことはよく知られています。ロビンも実は、同じ過去をもつ少年です。ロビンの両親である父ジョンと母メアリはマフィアのボスにロビンの目の前で殺害されます。バットマンはロビンを養子に迎えています。親権を持った形でロビンを育てます。

ロビンがバットマンことブルースにとって初めての息子であると触れている作品があります。つまり、バットマンとロビンの関係は、養子に迎えた親子関係であるといえます。そして同じ境遇をシェアしている者同士という関係もあります。その境遇ゆえに、犯罪にたちむかうスーパーヒーローとしての関係性もあります。

初代ロビンは、ディックグレイクという名前でした。その後、ナイトウィングになった初代ロビンにかわって登場したのが別のロビンです。彼の名前は、「ジェイソントッド」と言います。このジェイソトッドという本名の持ち主が、二代目ロビンになります。ジェイソンは、ストリートチルドレン出身です。ジェイソンとバットマンの関係はとても面白いです。

バットマンとジェイソンの出会いは、ジェイソンがバットマンカーのタイヤを盗もうとしたときに出会っている辛です。しかし、ここで初代ロビンがジェイソンをみそめてバットマンに彼は有能な相棒ロビンになることを証明しし、はれて二代目ロビンとなります。そんな二代目ロビンのジェイソンは、のちに、レッドフットという人物になります。

驚くことに三代目ロビンとなるティム・ドレイクは、いまでいうロビンのストーカーです。正しく彼の名前をいうとなると「ティモシー・ジャクソン・ドレイク」となります。世の中ロビンが誰であるのかを知らないときに、ティムはロビンが何者であるかを探し出す人物です。アマチュアながらも素晴らしい探偵スキルを発揮したことにより、彼は三代目のロビンになります。

ロビンを探し出せたという理由に、ティムと初代ロビンのディックとの間にある以外な関係です。ティムは実はディック・グレイソンの両親の殺害現場を目撃していたからという伏線があります。

バットマンシリーズにはロビンのほかに気になるキャラクターがいろいろと出てきます。そのうちの一人が、ステファニー・ブラウンという名前の女の子です。そんな名前の女の子を知らないという人も多いでしょう。しかしながら、バットマンシリーズに出てくる女性で気になる人物といったら思い浮かぶ人がいるのではないでしょうか。もともとこのステファニーは、三代目ロビンであるティムのガールフレンドでした。

ティムがロビンをやめてしまったときに、女の子でありながら一度ロビンになったのです。しかしバットマンの怒りをかってしまったことで、すぐにロビンでなくなりました。そんなステファニーはのちにバットガールという役柄で登場します。

五代目のロビンとしてダミアン・ウェインがいます。彼はいわゆる試験管ベビーなのですが、バットマンの本当の血をひいています。実の子もロビンとして相棒にもなっています。このダミアンウェインは、ディックグレイソンが作ったティーンズ達でできているグループ、ティーンタイタンズにも参加しています。

アメリカのグラフィック・ノベリストであるフランク・ミラーが描いたバットマンのシリーズには、キャリー・ケリーなる女の子が出てきます。ケリーは、若干13歳という設定となっています。ダークナイトリターンズでは、その若干13歳とう少女のキャリー・ケリーがバットマンの命を助ける恩人として描かれています。このことがきっかけで、女の子ながらもキャリーはロビンとして抜擢されるのです。

この項目ではバットマンの相棒ロビンを演じている俳優にフォーカスします。どのようは俳優陣たちがロビンを演じてきたのでしょうか。バットマンシリーズでのロビンを今まで演じてきた俳優のプロフィールをご紹介していきます。

アメリカ人俳優のクリス・オドネルをご存知でしょうか。最近ではテレビドラマNCISに出演していて人気も高い俳優です。1970年生まれのクリスは、2018年現在48歳です。彼は、子供のころよりラジオやテレビにでていた俳優です。そんな彼が、バットマンシリーズの初代ロビン役を演じるのは、「バットマンフォーエバー」です。クリスオドネルは、初代ロビンであるディック・グレイソンを演じています。

ディックという本名のロビンをクリスが演じたのは、1995年。クリス・オドネルは25歳の青年でした。ロビンとして出演したバットマンの映画はヒットし、すぐにクリスオドネルをロビンに起用して二作目が作られます。それが、バットマン＆ロビンMr.フリーズの逆襲です。前回と同じディック・グレイソンであるなど役柄の設定は同じで、二度目の登場のときもバットマンの執事アルフレッドが製造した特性のスーツを着ています。

ロビンのコスチュームは、胸にRの文字が入っており、目元を隠しただけの軽装が特徴です。サーカス団であったということもあり、身のこなしも華麗です。クリスオドネルのロビンとして登場は、この二作品で終わります。その後の彼は俳優として、クッキー・フォーチュン、バーティカルリミット、プロポーズなど様々な映画に出演しています。先ほど述べたテレビシリーズNCISはGカレンの訳で、2009年より2012年まで演じています。

バットマンシリーズでは後期三部作ダークナイトを手掛けるのは英国の監督クリストファー・ノーランです。その彼がロビンを彼のダークナイトシリーズにも登場させています。こちらのロビンは、役名はジョンブレイクという名前になっております。

この役を演じた俳優は、ジョセフ・ゴードン・レヴィットです。アメリカ人の俳優で、1981年生まれの彼は、2018年現在では37歳です。子供時代から活躍していて、ダークナイトライジンのほかに、インセプションなどの映画に出演しています。

500日のサマーという映画では、ゴールデングローブ賞も撮ったほどの実力がある俳優です。そんなジョゼフが演じたジョンブレイクは、警察官として最初登場しています。映画の中では、ジョンブレイクの本当の名前がロビンジョンブレイクで、ロビンであるということを暴露しています。

ここまでスピンオフでロビンとなったキャリーケリーを除けば、五人のロビンがバットマンの相棒として描かれています。初代のロビンはサーカス団の末っ子という設定もありもともと機敏に動ける素質から、バットマンの相棒に適した人物です。でも、さらに興味深いのは、バットマンと同じく両親を殺害されたというトラウマがあります。

同じく、他のロビンにも様々な事情がついて回っています。泥棒であった二代目ロビンのジェイソンや初代ロビンが誰であったかを見破ったティム。そしてティム彼女からロビンそしてすぐロビン役を首にされてバットガールになるステファニーなどがいます。バットマンもそうですが、ロビン役を演じた誰もが特殊能力がない人間臭いヒーロであるというところが、バットマンもロビンも愛され続けている理由の一つではないでしょうか。