2018年08月03日公開
2018年08月03日更新
グッド・ウィル・ハンティングの名言まとめ!ネタバレ感想やあらすじも紹介
『グッド・ウィル・ハンティング』の名言・感想・ネタバレあらすじをまとめて紹介しています。マット・デイモンとベン・アフレックがあらすじを担当し、アカデミー脚本賞を受賞したことでも知られる『グッド・ウィル・ハンティング』は、多くの名言と感動的なあらすじから不朽の名作という感想も寄せられている映画です。この記事ではそんな『グッド・ウィル・ハンティング』のネタバレあらすじを紹介し、数々の名言や見た人の感想もまとめました。
目次
グッド・ウィル・ハンティングの名言を紹介!見た人の感想やあらすじもネタバレ!
『グッド・ウィル・ハンティング』は多くの名言と感動的なあらすじで映画ファンに知られる作品です。現在ではすっかり有名俳優となったマット・デイモンとベン・アフレックのふたりがあらすじを作り、アカデミー脚本賞を受賞した映画としても知られています。この記事ではそんな『グッド・ウィル・ハンティング』の名言やネタバレあらすじ、見た人のネタバレ感想をまとめました。
グッド・ウィル・ハンティングのあらすじをネタバレ!
まずは『グッド・ウィル・ハンティング』のネタバレあらすじを結末まで紹介します。あらすじを書いたマット・デイモンとベン・アフレックはそれぞれ、主人公とその親友役として出演しました。『グッド・ウィル・ハンティング』のあらすじは天才的頭脳を持ちながら心に傷を負った青年と、その理解者となるセラピストの交流が軸になっています。「感動的」という感想が多く寄せられるあらすじです。
ウィルは天才だがその一方で問題児
マサチューセッツ工科大学数学科教授のジェラルド・ランボーは学生たちへの課題として数学の難題を廊下の黒板に掲示しました。優秀な学生たちが苦戦する中、ひとりの青年がその難題を解きます。その青年、ウィル・ハンティングは大学の学生ではなく、アルバイトの清掃員です。天才的な頭脳を持ちつつ、将来の目標もないウィルは、悪友たちとケンカ騒ぎを起こして警察の厄介になるような暮らしを送っていました。
一方、ランボーは難題を解いた生徒の正体を自身の講義で確かめようとします。しかし、その場に名乗り出る生徒はいません。更なる難題を掲示することを宣言します。そして、その難題をまたしても解いているウィルを発見しました。ランボー教授はウィルの類まれな才能に気付きます。
そんなウィルは悪友たちと遊んで暮らす毎日を過ごしていました。ある日、悪友のチャッキーに誘われてハーバード大学の学生が集まるバーに出向いたウィル。そこで、チャッキーをからかうハーバードの男子学生と、ウィルは口論します。知識をひけらかす男子学生をウィルは論破しました。その後、バーにいたハーバードの女子学生スカイラーが、連絡先を書いた紙をウィルに渡します。
刑務所に入れられるウィル
それまでの素行の悪さが災いして、ウィルは刑務所に入れられます。そこへ尋ねてきたのがジェラルド・ランボー教授でした。判事に掛け合ってウィルの監督付きの保釈の同意を得るランボー。そして、保釈のための2つの条件をウィルに告げました。ひとつは毎週ランボーと会って数学の特別講義を受けること。もうひとつはセラピストによるカウンセリングを受けることでした。
「数学の勉強は構わないが、セラピーはごめんだ」とウイルは2つ目の条件を断ります。それでも刑務所を出るために、ウィルは条件を飲みました。しかしウィルと面会したセラピストたちは、ウィルとの信頼関係を築くことができず、次々に辞退していきます。
ショーンとの対面
5人のセラピストが辞退した後、ランボーは学生時代の知り合いのショーン・マグワイアを頼りました。ショーンとランボーは学生時代のわだかまりがあり、決して仲が良いわけではありません。ショーンは多忙を理由にランボーの依頼を断りました。しかし、最終的にはウィルの才能を熱心に訴えるランボーの依頼を受けます。
ウィルと面会したショーンでしたが、初回のカウンセリングは上手くいきません。ウィルはショーンの研究室に飾られた水彩画を見て、ショーンをからかいます。亡き妻を侮辱されたショーンは怒りを露わにしました。ランボーは「降りてもいい」と言いましたが、ショーンは来週も必ず来させるように言います。それまでの間、ウィルのことに頭を悩ませるショーンとは対称的に、ウィルはスカイラーと初めてのデートをしました。
ウィルと向き合うショーン
初回のカウンセリングから1週間後、再び研究室を訪れたウィルは、ショーンに誘われて公園へ行きます。ショーンは先週のカウンセリングのことを考えて、ひとつの結論が出たと言いました。それはウィルが自分の言葉を持たない子供だ、ということです。「ウィルの言葉は本で得た知識でしかない」とショーンは告げます。そして、自分の本当の言葉で話すようにウィルに促しました。
2回目のカウンセリングを受けた後、ウィルはチャッキーたちと一緒に工事現場を働く仕事をしていました。ある日の晩、スカイラーに連絡をしたウィルでしたが、スカイラーと会うことを恐れて電話口で言葉に詰まってしまいます。
3度目のカウンセリングの時、ウィルは1時間何も話しませんでした。ランボーはカウンセリングの進捗を心配しますが、ショーンは「目覚ましい進歩だ」と語ります。ショーンはウィルが自分の意思で話し始めるのを待っていました。一方、ランボーの研究室で数学の問題を解く時のウィルは、その頭脳を遺憾無く発揮します。並の数学者よりも優れた能力を示すウィルに、ランボーは満足しました。
本格的なカウンセリングの始まり
沈黙が続くカウンセリングの途中、ショーンが居眠りしそうになった時、ウィルは自ら話し始めました。ウィルがジョークを言い、ショーンは笑います。続いて、ウィルはスカイラーとのデートのことを話しました。「また会うのか?」とショーンが尋ねると、ウィルは「連絡していない」と答えます。それが「作戦」と言うのです。そして、スカイラーは完璧な女性であると言いました。
しかし、ウィルの言葉の裏には、スカイラーが平凡な女の子かもしれないという恐れが潜んでいました。ショーンは「完璧なのはウィル自身で、それを壊したくないんだろう」とウィルが一種の完全主義であると指摘します。そして「そんなことを言っていると一生誰とも恋なんてできない」と告げました。
ウィルの話がひと段落すると、ショーンは亡き妻のオナラの癖の話を始めます。「寝ている最中に大きなオナラをして犬や妻自身が目を覚ます」エピソードを笑って語りました。その話を聞いてウィルも爆笑します。ショーンは妻が死んで2年経ってもそんな些細なことが懐かしいと言いました。妻の変な癖は自分しか知らないこと、それがショーンにとっては愛おしいのです。
互いの欠点や癖を受け入れて共有できる相手を探さなくちゃいけない、とショーンは言います。そして、ウィルのこと、スカイラーのこと、それぞれ完璧じゃないと言いました。大事なのは「お互いにとって完璧と思えること」それが男女の結びつきの鍵なのだと諭します。
そのためには知識を身に付けるのではなく、相手にぶつかってみるしかないとショーンは言いました。また、コツを知っていたとしてもウィルに教えることはできないとも言います。自分で答えを見つけるしかない、そう言われたウィルは少し考えてからショーンに再婚しないのか、と尋ねました。ショーンはその気がないことを告げ、カウンセリングの時間は終了します。
本当の自分をさらけ出せないウィル
スカイラーと再び会う気になったウィルは彼女の部屋を訪ねます。しかし、彼女は勉強中でその日は遊びに出掛けられないと断りました。ウィルはスカイラーの課題を解き、強引にデートに誘い出します。ドッグレースを楽しむふたり。スカイラーはウィルの故郷や家族について興味を持ちます。しかし、家庭環境にトラウマを抱えるウィルは本当のこと(虐待)を話すことができません。
ショーンと妻の馴れ初め
カウンセリング中にウィルは「奥さんに出会ってなければどんな人生を?」とショーンに尋ねました。奥さんに会ったことを後悔していないかと尋ねるウィルに、ショーンは「色々と悔やむことはあっても、妻との日々は一日たりとも後悔してない」と語ります。そして、妻との馴れ初めの話を始めました。
ベースボールの歴史的一戦のチケットを手に入れた若い頃のショーンは、友達と一緒に試合を見に行く約束をします。試合開始前、球場の近くのバーで一人の女性を見つけました。試合の様子を熱く語るショーンにウィルも興奮します。しかし、ショーンは試合会場に行っておらず、バーで未来の妻と飲んでいたと明かしました。歴史的一戦よりも「ひとりの女性」を選んだショーンを、ウィルは信じられないといった様子です。
目の覚めるような美人だったと言うショーンに、友達が許さないだろうとウィルは言います。しかし、ショーンは「僕には彼女がいる」と言って友達を納得させていました。「もし、その時妻に話し掛けてなかったら今も後悔していただろう」。妻と過ごした期間になんの後悔もなく、試合を見逃したことなど、なんでもないと言うのでした。
親しくなっても嘘を吐き続けるウィル
ウィルとスカイラーの関係はより深くなっていきました。しかし、一向に家族に合わせようとしないウィルにスカイラーは不満を募らせます。友達に合わせて欲しいというスカイラーに、ウィルはチャッキーたちと一緒に飲む機会を設けました。その場でもスカイラーはウィルの兄達に会いたいと言いますが、ウィルは自分の部屋に招こうとはしません。
ショーンとランボーの意見の違い
プールバーで会ったショーンとランボー。ランボーはショーンにウィルの将来や才能をどう考えているのか問います。ショーンは未来よりも過去と向き合っている段階だと言いますが、ランボーはウィルの才能を活かせる場を用意して導く必要があると主張しました。ランボーは「ウィルが今、会社の面接を受けている」と言います。しかし、実際にその場にいたのは替え玉のチャッキーでした。ウィルはスカイラーとデートしていました。
スカイラーとのケンカ
デートの後、スカイラーはカリフォルニアで一緒に暮らすことをウィルに持ち掛けます。しかし、大きな環境の変化を恐れるウィルはスカイラーの誘いを受けられません。そんなウィルをスカイラーは小さな世界で閉じこもっていると非難しました。苛立ったウィルはスカイラーに心無い言葉を浴びせます。
ウィルの言葉に心を痛めたスカイラーは13歳の時に父親を亡くして遺産を引き継いだことを話します。そして、ウィルの恐れは、愛されなくなることへの恐れだと指摘しました。嘘の兄弟の話ではなく本当のことを知りたいと言われ、追い詰められたウィル。本当は孤児であり、虐待を受けていたことを明かして怒鳴ります。それでも「愛してる」と告げるスカイラーを拒絶し、部屋を出ていきました。
ウィルの才能を惜しむランボー
ランボーの研究室でウィルはいつも通り数学の問題を解いてランボーに渡しました。しかし、ウィルの解いた問題をランボーは解くことができません。会社の面接をすっぽかしたウィルを、ランボーは自分のもとで働くように誘いますが、ウィルは教授の仕事を馬鹿にして興味を示しません。自分の才能を活かそうとしないウィルにランボーは落胆するのでした。
葛藤するウィル
ショーンとのクライアント中、ウィルは国家安全保障局の仕事を断った時の話をします。そんなウィルにショーンは「親友はいるか?」と尋ねました。チャッキーの名前を挙げるウィルでしたが、「彼は家族のようなものだ」とショーンは否定します。魂に触れるのが本当の親友だ、とショーンは言います。そう言われてウィルが答えたのはシェイクスピア、ニーチェ、フロストといった偉人達でした。
ショーンはウィルが現実での会話をせず、先に進もうとしていないと指摘します。就職などどうでもよく、何をしたいか尋ねます。話題が「仕事」に関する内容になると、ウィルはレンガ積みの仕事は誇りある仕事だ、と主張しました。しかしショーンはウィルが清掃員の仕事中に、こっそり難題を解いていたことを指摘し、「どこでも清掃員はできるはずなのに、なぜわざわざMITを選んだのか」と問いました。
ショーンが改めて「本当は何をしたいのか」尋ねると、ウィルは羊飼いになりたいと答えました。真面目に答えないウィルに、研究室を出て行くよう、ショーンは言いました。怒ったウィルはショーンを非難します。しかし、ショーンは「簡単な質問に答えられないのは、答えを知らないからだ」と言い放ちました。
スカイラーとの別れ
カリフォルニアに発つ直前のスカイラーにウィルは電話しました。ウィルは会社の面接を受けていて工事現場にはいつまでもいない、と告げます。そんなウィルにスカイラーは「愛している」と伝えました。しかし、ウィルはその言葉には答えず、別れの言葉を口にして受話器を置きます。スカイラーは空港でウィルの姿を探しますが、ウィルはそこにいません。
チャッキーの本音
工事現場でチャッキーと仕事していたウィルは、休憩時間中にスカイラーと別れたことを報告しました。チャッキーが仕事の話を始めると、ウィルは「一生、工事現場で働いたって平気」と言います。その言葉を聞いたチャッキーはウィルに本音を打ち明けます。
チャッキーはウィルと遊ぶことを楽しく感じていた一方、ウィルがその暮らしを続けることが良いとは考えていませんでした。そのため、いつかウィルが突然いなくなって、本来いるべき場所に行くことを望んでいました。
ショーンに心を開くウィル
ショーンの研究室を訪ねてきたランボーはウィルのことで口論をしていました。ショーンはなぜウィルが人を遠ざける態度を取るのかをランボーに説きます。しかし、ふたりの口論は次第に互いの過去の傷を抉るような感情的なものになっていきました。そこへウィルが訪れます。入れ替わりにランボーは研究室を去って行きました。
ウィルの経歴が書かれた書類に目を通していたショーンに、ウィルは虐待の経験があるか尋ねました。ショーンは父親から暴行を受けていたことを明かします。ウィルも同じように自分の経験をショーンに語りました。そして、スカイラーと別れたことを話します。
ショーンはウィルの過去の経験を「君は悪くない」と何度も言って聞かせます。そして、閉ざしていた心を打ち明けたウィルは号泣しショーンに抱きつきました。抑圧していた感情が溢れ出し、何度も謝るウィルをショーンは優しく抱きしめます。
グッド・ウィル・ハンティングの結末のネタバレ
後日、ショーンとの最後のカウンセリングでウィルは就職を決めたことを報告しました。ウィルは今後もショーンと連絡を取りたいことを申し出て、ショーンは連絡先を書いてウィルに渡します。一方、ショーンはしばらく旅に出ることを伝えました。一方、ケンカ別れをしていたランボーがショーンの元を訪ねます。ふたりは仲直りをしました。
21歳の誕生日を迎えたウィルに、チャッキーたちは車をプレゼントしました。それはチャッキーたちが部品を集めて組み立てたオンボロの車です。その後、チャッキーがいつものようにウィルを迎えに行くと、ウィルはそこにはいませんでした。チャッキーはウィルが旅立ったことを察して満足そうにウィルの家を後にします。
旅支度をするショーンの家のポストに、ウィルは手紙を入れます。そして、チャッキーたちから貰った車を運転して去って行きました。手紙に目を通すショーン。そこには、ランボーから仕事の件で連絡が来たら「悪いけど彼女がいます」と伝えて欲しい、と書かれていました。かつての自分と同じセリフにほほ笑むショーン。ウィルの車がカリフォルニアに向かって走る中、『グッド・ウィル・ハンティング』は幕を閉じます。
グッド・ウィル・ハンティングのキャストを紹介!
マット・デイモン(ウィル・ハンティング役)
『グッド・ウィル・ハンティング』の主人公ウィル・ハンティングを演じたのはマット・デイモンです。『グッド・ウィル・ハンティング』では幼馴染でもあるベン・アフレックと共同で脚本を担当しました。俳優としては『ジェイソン・ボーン』シリーズなどへの出演が知られています。近年の活動にはリドリー・スコット監督の『オデッセイ』があります。日本語吹き替え版のキャストは宮本充です。
ロビン・ウィリアムズ(ショーン・マグワイア役)
『グッド・ウィル・ハンティング』のショーン・マグワイアを演じたのはロビン・ウィリアムズです。コメディアンとしても著名であり、『グッドモーニング, ベトナム』や『いまを生きる』といった主演作で知られます。しかし、うつ病を患い、2014年に自殺しました。日本語吹き替え版のキャストは樋浦勉です。
ベン・アフレック(チャッキー・サリヴァン役)
『グッド・ウィル・ハンティング』でチャッキー・サリヴァンを演じたのはベン・アフレックです。『アルマゲドン』のA・J・フロスト役や『デアデビル』の主役を務めたことで知られます。近年では『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でバットマン役を演じました。また、映画製作者としては『アルゴ』でアカデミー作品賞を受賞しています。日本語吹き替え版のキャストは堀内賢雄です。
ステラン・スカルスガルド(ジェラルド・ランボー役)
『グッド・ウィル・ハンティング』でジェラルド・ランボー教授を演じたのはステラン・スカルスガルドです。『宮廷画家ゴヤは見た』ではゴヤの役を演じた他、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ターナー役や、マーベル作品のエリック・セルヴィグ教授役で知られています。日本語吹き替え版のキャストは津嘉山正種です。
ミニー・ドライヴァー(スカイラー役)
『グッド・ウィル・ハンティング』でスカイラーを演じたのはミニー・ドライヴァーです。2004年の映画『オペラ座の怪人』などに出演しています。日本語吹き替え版のキャストは小林優子です。
グッド・ウィル・ハンティングのショーン・マグワイアの名言を紹介!
『グッド・ウィル・ハンティング』のショーン・マグワイアの名言をネタバレ紹介します。『グッド・ウィル・ハンティング』はウィルとショーンの交流が軸になっているあらすじなため、ショーンの名言は豊富です。また、ショーンの名言には好意的な感想が多く寄せられています。
自分への愛より強い愛で愛した誰かを失う、君はその悲しみと愛を知らない
ショーンは亡き妻への想いをウィルに語って聞かせます。ウィルは女性と付き合った経験はあるものの、深く愛した経験はありません。本を読んでもわからない愛情があることをショーンは静かに力強く言葉にしました。
君は美術に詳しいだろう。だが、システィナ礼拝堂の匂いは?あの美しい天井画を見上げたことが?ないだろう?
公園でのカウンセリングのシーンでショーンがウィルの言葉の意味を問うセリフです。ウィルは天才的な頭脳を持ち、多くの書物から知識を得ていますが、その行動範囲は狭く、経験に乏しい青年です。ショーンはそんなウィルの未熟さを指摘します。痛いところを突かれたウィルは黙ってショーンの言葉を聞きました。
君は孤児だろ。僕がこう言ったら?君のなめた苦しみはよく分かる。「オリバー・ツイスト」を読んだから。どういう気がする?
本から得た知識で他人を知ったような気になり、初対面の人間でも見下す態度を見せるウィルの耳には痛いセリフです。「オリバー・ツイスト」とは違う、と心の中で抗議すればなおさら、ショーンの言葉に対して言い返すことができなくなってしまいます。
君から学ぶことは何もない。本に書いてある
2回目のカウンセリングの時にウィルを公園へと連れ出した時のショーンのセリフです。初回のカウンセリングでウィルに自分で描いた絵をからかわれたショーンは激昂しました。2回目のカウンセリングで、ショーンはウィルの言葉が実体験を伴わず、本に書いてあることを言っているだけだと吐き捨てます。そして、引用ではなく、自分自身の言葉で話すようにウィルに促しました。
人々は変な癖を欠点と言うけど、違うんだ。いいことなんだよ
亡き妻のエピソードを語った時のショーンのセリフです。ショーンの妻は寝ている時にオナラをする癖がありました。妻の大きなオナラで犬が飛び起き、妻自身も目を覚ましたと言います。そして、「妻が死んで2年も経つのにそんなくだらないことを覚えている。自分だけが知っている妻の変な癖が愛おしい」と言いました。人はそれぞれ欠点を持っているが、それは悪いことではなく、いいことなのだとウィルに言って聞かせるのです。
君は完璧じゃないんだ。君が出会った女の子も完璧じゃないのさ。でも問題はお互いにとって完璧かどうかなのさ
オナラの話の後でショーンが口にする名言です。スカイラーを理想的な女性だと考えるウィルは、そのイメージが壊れるのを恐れて次のデートに誘えません。その話を聞いたショーンは誰も完璧な人間などいないと、ウィルの完璧主義を優しく否定します。スカイラーを深く知ることを恐るウィルにこの名言を贈りました。
後悔してない
ウィルに妻と出会ったことを聞かれたショーンは、妻との暮らしを少しも後悔していないと言い切ります。そして、ふたりの馴れ初めとなったベースボールの試合の話をしました。歴史的一戦をみすみす見逃したことを信じられないと感じるウィルでしたが、ショーンは試合を見逃したことよりも、妻に声を掛けたことが誇らしげです。
君は悪くないんだ
ウィルと同様に虐待を受けていたことを告白したショーンが、ウィルの心に寄り添う場面での名言です。ショーンのことを信頼していながらも、自分の一番弱い部分をさらけ出せなかったウィルが泣き崩れてショーンに縋ります。「何度見ても泣ける」という感想が寄せられるシーンでの名言とされています。
あいつ!おれのせりふだぞ!
ラストシーンでウィルからの手紙を読んだショーンの名言です。ショーンと妻の馴れ初めを聞いた時は、信じられないといった様子のウィルでしたが、最終的にはショーンの助言に従ってスカイラーのもとへ旅立ちました。
グッド・ウィル・ハンティングのチャッキーの名言を紹介!
『グッド・ウィル・ハンティング』のチャッキーの名言をネタバレ紹介していきます。ウィルとチャッキーのあらすじは遊んでいるシーンが多いですが、最後にウィルの背中を押したのは親友チャッキーの名言でした。そのため、「チャッキーのような友人がいてくれたら…」というネタバレ感想も多く挙がっています。
20年たってお前がここに住んでたら、俺はお前をぶっ殺してやる。脅しじゃない、本気だ
一生工事現場で働いていもいいというウィルの言葉に対してチャッキーが返した言葉です。チャッキーはウィルが自分達にはないものを持っていると言います。しかし、ウィルは宝くじの当たり券を持っているけれど、換金する勇気がないのだ、と言いました。みんなが欲しいものを持っているのに、それを無駄にすることが許せないのです。
一番のスリルは車を降りてお前んちの玄関に行く10秒間。ノックしてもお前は出て来ない。何の挨拶もなくお前は消えてる。そうなればいい
上のセリフに続くチャッキーの名言です。チャッキーはウィルと一緒に楽しむ毎日を最高だと言いつつ、ウィルに相応しい場所は他にあると感じていました。そのため、ウィルが旅立つことを望んでいます。このセリフの通り、ラストシーンでウィルは姿を消し、チャッキーは満足そうな顔を浮かべるのでした。屈指の名言であり、名シーンという感想がよく挙げられます。
グッド・ウィル・ハンティングのスカイラーの名言を紹介!
『グッド・ウィル・ハンティング』のスカイラーの名言をネタバレ紹介していきます。ウィルとスカイラーは急速に惹かれ合っていきました。しかし、自分をさらけ出せないウィルはスカイラーを拒絶してしまいます。ふたりが最終的にどうなるのかは映画のあらすじでは明確に描かれません。そんなスカイラーの名言を紹介します。
私を恐れてるわ。私に愛されなくなることを
カリフォルニアへの誘いを拒絶すウィルに、スカイラーは愛されなくなることを恐れているのだと指摘しました。スカイラーは自分もウィルから愛されなく恐れているといい、ウィルよりも自分のほうが正直なだけと言います。しかし、トラウマを暴露することになったウィルは激昂しました。そのままふたりが会うことはなく、スカイラーはひとりでカリフォルニアへ行きます。
ピクルスの味だわ
ウィルと初めてキスをした時のスカイラーのセリフです。初めてのデートを楽しむふたりは、夕食にハンバーガーを食べていました。スカイラーは「おやすみのキスが欲しいんでしょ」とウィルをからかいます。ウィルは「本当は寝たいけどキスで我慢する」とジョークを言いました。スカイラーが「今ここでキスしない?」と言い、ふたりはキスをします。初々しいカップルが印象に残るシーンという感想があります。
グッド・ウィル・ハンティングを見た人の感想を紹介!
『グッド・ウィル・ハンティング』を見た人のネタバレ感想を紹介します。感動的なあらすじや名言から多くの人たちから「名作」という感想が寄せられる『グッド・ウィル・ハンティング』。好意的なネタバレ感想が寄せられる理由は、登場人物の魅力と、主人公の成長過程が丁寧に描かれたあらすじにあるようです。
主人公の友人たちが素晴らしい!
『グッド・ウィル・ハンティング』に登場するチャッキーは始めとするウィルの友人たちの行動が感動的だ、というネタバレ感想が寄せられています。ウィルのトラウマの克服や、スカイラーに向かって一歩踏み出すきっかけとなったのは、ショーンとの対話が大きいです。しかし、最終的背中を押してくれたのはそれまで一緒に遊びまわっていた友人たちでした。
チャッキーはネタバレ名言のところでも紹介したように、新しい環境に飛び込めずにいるウィルを激励します。そいして、他の友人ふたりもウィルがカリフォルニアに行く足掛かりとなる車をプレゼントするために力を貸していました。そんな友人たちの行動が素晴らしいというネタバレ感想が挙げられています。
#グッドウィルハンティング#ドラマ#トラウマ
— 藤井美樹 (@youhp01) July 25, 2018
映画の感想書きました🎥✨https://t.co/zZNr2EAWG8
友だちのことを本気で想っているから出てくる言葉😙
こんなこと言ってくれる友だちが私にはいるだろうか⁉️
主人公の成長にグッときた
『グッド・ウィル・ハンティング』へのネタバレ感想にはウィルの成長が感動的というものがあります。ウィルは他の登場人物との関わりの仲で成長していきました。ショーンには本で得た知識を並べるだけの言葉を指摘され、スカイラーには愛されなくなることへの恐れを指摘され、チャッキーには仲間たちといる場所が本当の居場所ではないことを指摘されます。
深く関わった人たちに弱点を指摘されることでウィルは、人間として成長していきました。他人に対して閉ざしていた心を最後にはショーンにさらけ出します。そのようなウィルの変化・成長が映画を感動的なものにしているというネタバレ感想が挙げられています。
グッドウィルハンティングを見た
— ところてん Ψξζ (@TOKORO10TARO) January 8, 2018
学生時代に見た時は理解できず10年後の自分に託すみたいな感想文を書き残した
今見るとウィルの人を好きになる事、挑戦して失敗した自分を恐れ先に進む勇気が持てないことに対する気持ちがとても共感できる
サブタイトルの『旅立ち』ってのも良い
素晴らしい映画 pic.twitter.com/Qcrfgn80wg
グッド・ウィル・ハンティングには素晴らしい名言がたくさんあった!
『グッド・ウィル・ハンティング』は素晴らしい名言が多くある映画でした。公開から20年以上経った現在でも多くの映画ファンから支持を受け、何度見ても感動する名作と言われています。また、アカデミー脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング』は「三幕構成のお手本のようなあらすじ」という感想もあります。感動できる映画を探しているという方は、ぜひご覧ください。