2018年07月27日公開
2018年07月27日更新
セブンの映画の結末とあらすじは?ラストや犯人の謎などネタバレ解説
映画セブンのあらすじをラストまでネタバレで紹介!衝撃の映画と言われているセブンのあらすじをラストまでネタバレで詳細に記載します。また映画セブン作中で七つの大罪をモデルとして犯罪を繰り返していた凶悪な犯人やラストシーンの謎なども紹介します。その他には映画セブンの登場人物を演じた俳優・女優も紹介します。本記事を読めば後味の悪い映画であるセブンの事が丸わかりです!
目次
セブンの映画をネタバレ解説!あらすじからラストまでまとめて紹介
本記事では映画「セブン」のあらすじとラストをネタバレで紹介していきます!またセブンの登場人物を演じた俳優・女優の情報も記載していきます。その他には映画セブンの不可解なラストシーンや真犯人などについても追及していきますので是非ご覧下さい!まずはセブンの基本情報やあらすじを紹介していきます。
セブンとは?
セブンとは1995年に公開されたアメリカの映画です。キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにして殺人を繰り返す犯人を刑事たちが追いかけるストーリーが展開していきます。映画セブンはサスペンス特有の暗いイメージがある映像だけでなくノイズを上手く活用した事により話題になっています。また映画史上最も救えないラストで視聴者に衝撃を与えました。
セブンの監督はデヴィッド・フィンチャー
映画セブンの監督はデヴィッド・フィンチャーが務めました。デヴィッド・フィンチャーは1992年「エイリアン3」で始めてメガホンを取っておりその後「ゴーン・ガール」「ファイト・クラブ」「ドラゴンタトゥーの女」などの作品に監督して参加しています。また2008年「ベンジャミン・バトン数奇な人生」2010年「ソーシャル・ネットワーク」ではアカデミー賞監督賞にノミネートされています。
セブン監督のデヴィッド・フィンチャーは「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」でもブラッド・ピットと共演しています。セブンは共演一作目に当たる作品で全ての共演作品が大ヒットを収めています。また「セブン」「ファイト・クラブ」が成功を収めた事でヒットメーカーとして周知されるようになりました。
セブンの映画のあらすじをネタバレ解説!
ここからは早速映画セブンのあらすじをラストまでネタバレで紹介していきます。映画セブンはデヴィッド・フィンチャー監督らしく暗いイメージが終始続き次々と猟奇事件が起きていきます。また誰が本当の犯人か分からなくなるような描写がされておりとても魅力的なので是非ご覧下さい!
映画セブンあらすじネタバレ:雨が続く大都会の日曜日
映画セブンはまず雨が降り注ぐ大都会の映像から始まります。その町では退職を1週間前に控えたベテラン刑事のサマセットと血気盛んな新人刑事ミルズととある殺人現場に急行していました。現場に到着すると肥満体の男性が食べ物にうずまって死んでいる姿があり何者かによって手足を拘束されていました。また死因は「食べ物を摂取しすぎた内蔵破裂」でありここから不可解な事件が連続して起きていきます。
不可解な死を遂げていた男の家の冷蔵庫の裏には「暴食」と脂で書かれた文字が発見されます。また死体の胃の中にはプラスチック片が混入しており事件の詳細を書いたメモが入っていました。この事により男は銃で脅されながら食事を延々と続け死んでしまった事が判明し殺人事件として二人の刑事は捜査を開始します。
映画セブンあらすじネタバレ:血まみれのオフィス
肥満体の男の死体が見つかってからすぐに次の事件が発生します。次の被害者は強欲として知られる弁護士のグードルでオフィスが入っている高級ビルの一室で血まみれになって殺害されていました。現場には被害者の血で「強欲」という文字が書かれておりここで犯人は「七つの大罪」をモチーフにして犯罪を繰り返している事が判明します。
弁護士のグードルは贅肉の部分を丁度1ポンド切り落とされていました。後に犯人がグードルにどこの肉を切り落として欲しいか選ばせ贅肉を切った事が判明します。この事から犯人はモラルの欠如した猟奇殺人犯と断定され警察は警戒を強化しました。また殺害現場からは「HELPME」と書かれている文字が発見され前科持ちであるヴィクターが捜査線上に浮かびあがってきます。
映画セブンあらすじネタバレ:前科者ヴィクター
容疑者として浮かび上がったヴィクターの元に警察が踏み込むとヴィクターは左手首を切られ舌を噛み切って死んでいました。その部屋にはヴィクターが拘束され衰弱していく姿を1年前から撮影した写真が張り付けられていました。この事から犯人は1年前から警察の動きを読んでいた知能犯という事も判明します。またヴィクターの部屋には「怠惰」という文字も書かれており「七つの大罪」の殺人事件は3人目になりました。
映画セブンあらすじネタバレ:ジョン・ドゥという男
ヴィクターが死んでいた事から手がかりを失ってしまったサマセットはFBIと裏取引きをして図書館の貸し出し記録を違法に入手します。その図書館の「七つの大罪」に関する文献は明らかに偽名である「ジョン・ドゥ」という人物が借りていた事が判明します。そして「ジョン・ドゥ」の住んでいるアパートへサマセットとミルズが向かいましたが偶然帰宅してきた「ジョン・ドゥ」と鉢合わせしてしまいます。
2人の刑事と鉢合わせしてしまった「ジョン・ドゥ」はいきなり銃を発砲し逃亡を図りました。その後をミルズが追いかけましたが隠れていた「ジョン・ドゥ」に殴り倒され銃を頭に突き付けられて窮地に立たされてしまいます。ですが「ジョン・ドゥ」は何故か発砲せず再び逃走を開始しました。このような行動の真意は映画セブンのラストに判明します。
サマセットとミルズは「ジョン・ドゥ」を逃がしてしまい彼の住んでいたアパートの捜索を開始します。するとこれまでの被害者の写真が発見され「七つの大罪」をモチーフにした殺人事件の犯人と断定されます。またその部屋にはヴィクター事件を捜査していたサマセットの写真も存在しており報道カメラマンとして2人に接近していた事も発覚します。そして「ジョン・ドゥ」から挑発にも似た計画変更の連絡が警察に入ります。
映画セブンあらすじネタバレ:止まらない犯行
「ジョン・ドゥ」の犯行声明が届いてからしばらくして娼婦が殺害される事件が発生します。娼婦の傍には「肉欲」という文字が書かれていました。その事件のすぐ後に今度は美人モデルが殺害され「高慢」という文字が書かれており警察は立て続けに「ジョン・ドゥ」に犯行を許してしまいました。また美人モデルは商売道具の顔を引き裂かれた事で自害したという悲惨な状況が広がっていました。
「ジョン・ドゥ」の連続殺人が起こっている中、ミルズはサマセットを自宅に招いていました。ミルズはこの街に引っ越してきたばかりで妻トレーシーは知り合いがいなかったためミルズがこのように気を利かしています。ですがミルズが仕事の話に熱中しているのにトレーシーの顔はどこか浮かなくサマセットもそれを察してそうそうにミルズの自宅から帰宅しました。そしてセブンは衝撃のラストへと展開していきます。
セブンの映画のキャストをネタバレ紹介!
ここからは映画セブンの登場人物を演じたキャストを紹介します!映画セブンにはそうそうたる俳優・女優たちが出演しており高い演技を見せているので是非ご覧下さい。またあらすじとラストのネタバレに繋がる情報も記載していきます。監督のデヴィッド・フィンチャーは配役にもとてもこだわっており選りすぐりのキャストを選んでおり映画史上最高にショッキングなサスペンス映画が完成しました。
デイヴィッド・ミルズ刑事を演じたキャストはブラッド・ピット
セブンでデイビッド・ミルズを演じたのは俳優のブラッド・ピットです。ブラッド・ピットは1987年にスクリーンデビューを果たした人物で「ジャッキー・コーガン」「ベンジャミンバトン」「マネーボール」「ファイトクラブ」などに出演しています。ブラッド・ピットは3歳の頃にみた「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」で感動したと語っています。またセブンのラストでは絶望と狂気に満ち溢れた演技を披露しています。
ウィリアム・サマセット刑事を演じたキャストはモーガン・フリーマン
映画セブンでウィリアム・サマセットを演じたのは俳優のモーガン・フリーマンです。モーガン・フリーマンは1971年にスクリーンデビューを果たした人物で「ダークナイト」「最高の人生のはじめ方」「ショーシャンクの空に」などに出演しています。12歳の頃には州の演劇コンクールで優勝しており才能の片鱗を見せています。また映画セブンではあらすじから一連の事件の真犯人ではないかとファンの間で囁かれています。
トレーシー・ミルズを演じたキャストはグウィネス・パルトロー
映画セブンでトレーシー・ミルズを演じたのは女優のグウィネス・パルトローです。グウィネス・パルトローは1991年にスクリーンデビューを果たした人物で「インターン」「ムーンライト&バレンティノ」「ハッピー・フライト」「アイアンマン」などにも出演しています。映画セブンが1995年に公開された事で女優として注目を集めた人物です。またあらすじのラストでは悲惨な事件に巻き込まれてしまいます。
ジョン・ドゥを演じたキャストはケヴィン・スペイシー
映画セブンでジョン・ドゥを演じたのは俳優のケヴィン・スペンシーです。ケヴィン・スペンシーは1986年にスクリーンデビューを果たした人物で「ラスベガスをぶっつぶせ」「摩天楼を夢見て」「モンスター上司」「オースティン・パワーズ」などにも出演しています。映画セブンでジョン・ドゥ役を演じた事で注文を集め同年に公開された「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー助演男優賞を受賞しています。
映画セブンに登場したその他のキャスト
画像は警部役として出演した俳優のロナルド・リー・アーメイです。ロナルド・リー・アーメイは1978年にスクリーンデビューを果たした人物で「地獄の黙示録」「フルメタルジャケット」「スターシップ」などにも出演しています。17歳の頃に海兵隊に所属していましたがその後除隊し俳優へと転身しています。名作に多く登場した名優としてとても有名な方ですが2018年に惜しまれながら亡くなっています。
画像はマーティン・タルボットを演じた俳優のリチャード・ラウンドトゥリーです。リチャード・ラウンドトゥリーは1971年にスクリーンデビューを果たした人物で「悪魔の棲む家」「ファイター」「黒いジャガー」などにも出演しています。元々はファッション誌でモデルや舞台俳優として活動を行っていましたが「黒いジャガー」の監督ゴードン・パークスに見いだされスクリーンデビューしました。
画像はマーク・スワー役を演じた俳優のリチャード・シフです。リチャード・シフは1990年にスクリーンデビューを果たした人物で「マン・オブ・スティール」「パブリック・アイ」「アイ・アム・サム」「スピード」「メジャーリーグ」「ロストワールド/ジュラシックパーク」「ザ・ホワイトハウス」などにも出演しています。ニューヨーク州のシティカレッジに入学し卒業を機に俳優への道を進んでいます。
画像はカリフォルニア役を演じた俳優のジョン・C・マッギンリーです。ジョン・C・マッギンリーは1986年にスクリーンデビューを果たした人物で「団塊ボーイズ」「アイデンティティ」「気まぐれな狂気」「ナッシング・トゥ・ルーズ」などにも出演しています。高校時代はアメリカンフットボールに打ち込んでおり大学で演劇を学び卒業後に俳優の道を志しています。
画像はマッサージ店にいた被害者の男を演じた俳優のリーサンド・オーサーです。リーサンド・オーサーは1995年にセブンでスクリーンデビューを果たした人物で「96時間」「エイリアン4」「パールハーバー」「デアデビル」「ゴートゥーヘル」「インディペンデンス・デイ」「レザリクション」「ボーン・コレクター」などにも出演しています。2000年にはジーン・トリプルホーンと結婚しています。
画像はマッサージ店にいた受付の男を演じたマイケル・マッシーです。マイケル・マッシーは1994年にスクリーンデビューを果たした人物で「キャットウーマン」「ファットマン」「ロスト・ハイウェイ」「エンド・オブ・バイオレンス」などにも出演しています。1993年に「クロウ/飛翔伝説」でブルース・リーの息子ブランドンを誤射してしまい一時はトラウマを抱えて映画界から去っていましたが後に復帰しました。
セブンの映画の結末・ラストをネタバレ解説!
ここからは映画セブンのあらすじをラストまで一気に紹介します!セブンあらすじのラストは多くの視聴者が衝撃を受けて話題になりました。大どんでん返しと言ってもいいあらすじを是非ご覧下さい!
映画セブンのラスト:トレイシーの妊娠
ミルズに自宅に招かれたサマセットはトレーシーの様子がおかしいと感じてすぐに帰宅しました。すると翌朝トレーシーから連絡が入りレストランに呼び出されます。トレーシーは妊娠した事を打ち合け知り合いの街で子供を産む事に不安を感じているとサマセットに言います。そしてそれを聞いたサマセットは中絶する可能性がある内はミルズに黙っておいてほうがいいと助言します。
サマセットはかつて結婚しようとした人物が流産を経験しそれが原因となって破局してしまったとトレーシーに言いました。続けて「子供を産まないという選択肢も悪い事ではなく止めもしない、僕もミルズには黙っておくから安心して」と付け加えました。そして知り合いのいない街で味方ができたと感じたトレーシーはサマセットの言う通りに妊娠した事をミルズに隠していました。
映画セブンのラスト:自首するジョン・ドゥ
トレーシーがサマセットに妊娠を打ち明けてすぐ「ジョン・ドゥ」が血まみれの服を着て警察署に現れます。唐突もない行動だったので警察の署員たちはうろたえながらも「ジョン・ドゥ」を逮捕します。そんな中「ジョン・ドゥ」は取り調べを受ける事になりましたが本名・経歴などが一切不明で話そうとしませんでした。ですが弁護士を通じてサマセットとミルズに残りの死体の隠し場所を教えると言い出します。
映画セブンのラスト:荒野に向かう三人
「ジョン・ドゥ」が警察署に現れた時には「七つの大罪」の「嫉妬」と「憤怒」が残されており少なくとも後二人は殺害されると予想されていました。その隠し場所を教えると言われサマセットとミルズは手枷をした「ジョン・ドゥ」を連れてとある荒野へ赴きました。
映画セブンのラスト:七つの大罪(殺人)の完成
ミルズとサマセットが荒野を訪れた際にいきなり宅配便の車が現れ小さな荷物を置いていきました。サマセットがその荷物を確認するとそこにはミルズの妻トレーシーの生首が入っていました。そしてそれを知ったミルズは怒り狂い「ジョン・ドゥ」に銃を突き立てます。サマセットはミルズを制止しようとしましたがミルズはその言葉も聞かずに「ジョン・ドゥ」を射殺してしまいます。
映画セブンのラスト:事件の終結と救われない結末
ミルズが「ジョン・ドゥ」を射殺した事で「七つの大罪」をモチーフにした殺人が完成しました。怒りで我を忘れたミルズが「憤怒」そして理由は定かではありませんが「ジョン・ドゥ」が「嫉妬」と言われています。こうして自分の死をもって「ジョン・ドゥ」の目論見は成功し最悪のラストを迎えてセブンは完結します。ですがセブンのあらすじやラストには不可解な部分があると考察されています。
セブンの映画の犯人の謎とは?疑問をネタバレ考察!
「ジョン・ドゥ」が死んだ事によってセブンは完結しましたが謎に包まれている部分があるのでその点を紹介します。セブンには多くの不可解な部分がありジョン・ドゥは操つられていただけという声も上がっています。映画が完結してしまったため真相は明らかになっていませんが作中に登場したシーンから考察していきますので是非ご覧下さい!
真犯人はモーガン・フリーマン説
セブン作中でモーガン・フリーマンが演じるサマセットは不自然な行動を何度か起こしています。まずはミルズの妻トレーシーから妊娠を打ち明けられた時にミルズに秘密にしていた事です。ミルズを「憤怒」とするためには「ジョン・ドゥ」事件から手を引かせる訳にはいかないので子供という守るべき存在を隠していたのではないかと言われています。またサマセットが付き合っていた女性が妊娠したという話しも嘘と言われています。
また「ジョン・ドゥ」事件が始まると同時にサマセットは退職1週間前を迎えていました。ただの偶然のようにも感じますがセブンは無駄のない演出も特徴的なので何らかの意味を持っているとも考察されています。サマセットがミルズに何らかの恨みを持っていた場合は自分の退職祝いとしてミルズの苦しむ姿を堪能したという考察がされています。またこれにより映画としてはスッキリとした内容にまとまりました。
ミルズが「憤怒」でジョン・ドゥが「嫉妬」として物語は完結していますが実はサマセットが「嫉妬」を担う存在だったのではないかという考察がされています。若い刑事で美しい妻を持つミルズに対して、老いた独身の刑事であるサマセットが嫉妬心を抱いても不自然ではありません。そのためジョン・ドゥという犯罪者の陰に隠れてミルズを苦しめる計画を練っていたのではないかと言われています。
セブン作中で画像の太った男は「食べ物を食べ続け内蔵が破裂して死んだ」と言われています。一人で銃で突き付けていた場合そんな長時間脅す集中力が続くとも思えません。ですのでジョン・ドゥ以外に協力者がいて交代で男を脅していたのではないかと言われています。また一年がかりで殺害した廃人の男もいるので警察に見つからないようサマセットが裏工作していたとも言われています。
自分の銃を捨てて止めるモーガン・フリーマン
セブンのラストでトレーシーが死んだ事でミルズはジョン・ドゥに対して怒り狂っています。またサマセットは銃を捨ててミルズを制止しようとしました。ですが止める気があるのなら銃で脅しても良かったのではないかと言われています。結果ミルズはジョン・ドゥを撃ってしまい真相や動機は分からずじまいになってしまいます。これすらもサマセットの計画で口封じのためにジョン・ドゥに死んでもらったという考察がされています。
サマセットは事件の前半に正義感の強いミルズをそそのかして事件にのめり込ませるような行動を取っています。また作中でトレーシーが殺された理由をジョン・ドゥは語っていませんが、サマセットは妊娠状態で「憂鬱」状態だった事を知っています。この事からトレーシーを標的にしたのではないかと言われています。監督のデヴィッド・フィンチャーは完璧主義者なので何らかの謎が隠されていると考察されてします。
ジョン・ドゥの嫉妬
セブン作中で「七つの大罪」の「嫉妬」を担っているのはジョン・ドゥだと言われています。ジョン・ドゥがミルズに対して嫉妬していたのは謎に包まれています。美しい妻トレーシーと結婚しているミルズに対して嫉妬心を抱いていたのかもしれません。ですがそれすらも分からないままジョン・ドゥは死んでしまい憶測が飛び交っています。セブンは無駄のないストーリーが展開しているので物語に答えが隠されていると言われています。
セブンはジョン・ドゥが自ら出頭した事で収束しています。ですが出頭した時期がサマセットの退職寸前だった事が不可解だと言われています。サマセットの事も調べつくしていた場合相棒同士である二人を巻き込んでやろうとしたとも考えられます。ですがサマセットが真犯人だった場合はジョン・ドゥに出頭するよう指示して目の前でミルズの苦しむ姿を楽しんでいたとも考えられます。
セブン作中でジョン・ドゥによって捜査中のサマセットが撮影されています。サマセットがジョン・ドゥの協力者だった場合は撮影する事は容易なのでこの場面がストーリーに組み込まれたと言われています。ですがジョン・ドゥがミルズに殺された事で真相は謎に包まれたままです。また「怠惰」の男が弱っていく姿も一年分撮影されておりジョン・ドゥとサマセットが協力して撮影したとも言われています。
八つの大罪
「七つの大罪」は元々は「八つの大罪」であり6世紀にグレゴリウス1世によって改訂されました。この「八つの大罪」には「虚飾」という「嘘」の意味を持った言葉が存在しています。そのため「虚飾」にはサマセットが当てはまりミルズに対して嘘をついていたのではないかという考察がされています。そしてミルズが「憤怒」ジョン・ドゥが「嫉妬」という事になり合点がいくと言われています。
作中でミルズの妻トレーシーは殺害されてしまいますがジョン・ドゥが完璧犯罪を狙っていたならトレーシーが「七つの大罪」のどれにも当てはまっていないのは不可解だと言われています。上記で紹介した「八つの大罪」には「憂鬱」という言葉が含まれています。作中で妊娠したトレーシーは治安の街で出産していいのか分からないまま憂鬱な気分になっていました。そのためジョン・ドゥに殺されたのではないかと言われています。
出典: https://miima.jp
セブンのキャッチコピーは「七つの大罪は七つの死によって完成する」です。ですが作中では「太った男」「弁護士」「娼婦」「廃人」「ジョン・ドゥ」「トレーシー」「お腹の子供」「美人モデル」と八人死んでいます。ここで廃人が死んでいない場合は「怠惰」がトレーシーに当てはまります。「七つの大罪」の「怠惰」は「憂鬱」という意味も含んでいるのでこの説もありえると考察されています。
セブンの映画を見た人の評価・感想は?
ここからは映画セブンを視聴した方の感想をネタバレで紹介します。セブンは衝撃のラストを迎えただけに多くの映画ファンを驚かせています。またセブン制作の裏側には作中では登場しなかった裏話がありますのでその点も記載していきます。特にラストシーンについての感想がとても多いのでラストシーンについて気になる事がある方も是非ご覧下さい!
感想ネタバレ:自分の罪
【セブン】
— SOLove (@heartmanmovie) October 20, 2017
【星】★★★★★★
【あらすじ】七つの大罪に沿って行われる連続殺人。
【感想】映画好きな方の心にずしんと残っている映画の1つではないでしょうか(偏見)
考察した方も多いですよね。
この映画を初めて観た時、怖いと思いました。
『自分の罪はどれだろう。』って。 pic.twitter.com/ztV0ADfuGu
セブンは作中で「七つの大罪」をモチーフとた殺人事件が発生しているため視聴した方が自分が映画に登場した際にはどのような罪を持っているか考えているようです。人間は誰しも「七つの大罪」を抱えていきていると言われておりサイコパスなキャラクターであるジョン・ドゥはそれを見逃しませんでした。このように自分が殺される理由を考えてしまうほどセブンは衝撃のストーリーが展開しています。
感想ネタバレ:子供は見てはいけない
セブン 観終わった
— ショーン🦇 (@sean_movie_80s) May 23, 2017
正直、観終わった時に言葉が一切出なかった。親がこの歳になるまで観るなって言ってきた意味がわかった。
感想という感想は思いつかないが、フィンチャー監督は天才だってことだけは言える。
あと、真の不朽の名作といえる数少ない映画の一つであることには間違いないと思う… pic.twitter.com/P0MtWGTYsW
セブンはショッキングなシーンがとても多いため子供には見せられないという感想があります。実際に殺害シーンなどは大人が見てもグロテスクな部分がありました。この事から子供が見ようとしたら止める親御さんもいるようです。ラストのトレーシーが殺害された場面を見てしまったら何も信じられなくなってもおかしくない程にショッキングだという感想もあります。
感想ネタバレ:無駄のないストーリー
映画セブンは完璧主義のデヴィッド・フィンチャー監督が手掛けているだけあってストーリーに無駄がないという感想があります。その通りで一つ一つの物事に全て意味を込めて制作されています。それだけにジョン・ドゥが犯行を重ねた心理などが描写されていないのは不可解です。このようにセブンは全てのピースを繋げて謎を解明しない限り何度も見ても面白い映画と言われています。
感想ネタバレ:究極のバッドエンド
映画セブンはラストシーンに衝撃を受けたという感想が最も多いです。ジョン・ドゥが警察に出頭した事で事件が解決したように見せかけミルズが一番苦しむ出来事を描写したのはとてもショッキングです。またそのまま物語が幕を閉じた事で視聴者をもやもやさせています。このようにバッドエンドの映画を見たいならセブンは本当におすすめでの映画です。
映画セブンの裏話
映画セブンの原作はアンドリュー・ケビン・ウォーカーによって書かれています。アンドリュー・ケビン・ウォーカーは脚本家と活躍するまではレコード店でくすぶっており憂鬱を抱えていました。その時に生み出しのがセブンであり憂鬱な気持ちを「七つの大罪」を使った犯罪に落とし込んだと言われています。
ジョン・ドゥ役のケビン・スペイシーは作品のクレジットに名前が乗っていませんでした。これには理由がありジョン・ドゥという人間をより謎に包まれた存在にするためと言われています。そのため広告やオープニングクレジットにケビン・スペンシーの名前は流れませんでした。
「七つの大罪」の「怠惰」の配役を決める時監督のデヴィッド・フィンチャーは「長時間ベッドに横たわっていられて痩せている人間」という条件を出しています。そのため当時体重44kgだった俳優のマイケル・レイド・マッケイが「怠惰」の廃人役に選ばれています。
ラストシーンではミルズが怒りで我を忘れジョン・ドゥを殺害していますが、当初はサマセットと二人でジョン・ドゥを殺す展開も考えられていたそうです。ですが完成した作品ではミルズが実行しサマセットは真犯人という説が誕生しています。
セブン作中でブラットピットはギプスをはめている姿をしていますが当初はこのような撮影の予定はなかったそうです。撮影中に雨で足を滑らせてしまったブラッド・ピットはそのまま車のフロントガラスを突き破り骨に達するまでの怪我をしています。そのため作中で怪我をしたように見せかけギプスをはめて腕を隠し撮影が続行されました。
セブン作中で「強欲」の罪で殺された弁護士役のジーン・ボーカンは撮影現場に到着するまで裸の血まみれで殺害されるとは思っていませんでした。そのため役を演じる代わりにギャラアップを要求したと言われています。またセブンのオープニングは監督のデヴィッド・フィンチャーが日記を書いているシーンを繋げたものでカエル・クーパーという脚本家が思いついたと言われています。
セブンの映画についてまとめてみた!
本記事では映画セブンのあらすじや結末をメタバレで紹介していきましたがいかがだったでしょうか?セブンはラストシーンで強烈なインパクトを残しサスペンスファンにとても愛されている映画です。また続編が制作できるような映画ではないので多くの謎が残されたままです。そんなセブンは20年経った今でもとても面白いと評判なのでまだ見たことがない方は是非視聴してみて下さい!